JP2014186638A - 携帯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両との距離に依存することなく駐車した車両の方向を呈示することができる携帯機を提供する。
【解決手段】携帯機1は、図1(a)及び(b)に示すように、基準点1aが予め定められた本体10と、予め定められた測地系における、車両9が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む車両GPS情報d1を記憶する記憶部12と、予め定められた測地系における、本体10の基準点1aを示す第2の座標を含むGPS情報d2を生成するGPS部18と、記憶部12から取得した車両GPS情報d1、及びGPS部18から取得したGPS情報d2に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部22と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】携帯機1は、図1(a)及び(b)に示すように、基準点1aが予め定められた本体10と、予め定められた測地系における、車両9が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む車両GPS情報d1を記憶する記憶部12と、予め定められた測地系における、本体10の基準点1aを示す第2の座標を含むGPS情報d2を生成するGPS部18と、記憶部12から取得した車両GPS情報d1、及びGPS部18から取得したGPS情報d2に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部22と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯機に関する。
従来の技術として、車両に搭載され、設定された複数の方向にそれぞれ異なる方位識別信号を出力する車載器と、方位識別信号を受信する送受信部、受信した方位識別信号に基づいて車両の方向を検出する制御部、及び検出された車両の方向を表示する表示部、を有する始動キーと、を備えた車両検索システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両検索システムは、始動キーの制御部が、送受信部が受信した方位識別信号の強度分布及び強度に基づいて車両の方向を表示部に表示させるので、始動キーからみた車両の方向をユーザーに報知することができる。
しかし、従来の車両検索システムは、始動キーが、方位識別信号を受信できないほど車両と離れている場合では、車両の位置を報知することができない。
従って、本発明の目的は、車両との距離に依存することなく駐車した車両の方向を呈示することができる携帯機を提供することにある。
本発明の一態様は、基準点が予め定められた本体と、予め定められた測地系における、車両が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報を記憶する記憶部と、予め定められた測地系における、本体の基準点を示す第2の座標を含む位置情報を生成する位置情報生成部と、記憶部から取得した駐車位置情報、及び位置情報生成部から取得した位置情報に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部と、を備えた携帯機を提供する。
本発明によれば、車両との距離に依存することなく駐車した車両の方向を呈示することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る携帯機は、基準点が予め定められた本体と、予め定められた測地系における、車両が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報を記憶する記憶部と、予め定められた測地系における、本体の基準点を示す第2の座標を含む位置情報を生成する位置情報生成部と、記憶部から取得した駐車位置情報、及び位置情報生成部から取得した位置情報に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る携帯機は、基準点が予め定められた本体と、予め定められた測地系における、車両が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報を記憶する記憶部と、予め定められた測地系における、本体の基準点を示す第2の座標を含む位置情報を生成する位置情報生成部と、記憶部から取得した駐車位置情報、及び位置情報生成部から取得した位置情報に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部と、を備えて概略構成されている。
この携帯機は、駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報を記憶しているので、車両から出力される信号の強度等に基づいて車両の位置を判断する場合等と比べて、車両との距離に依存することなく駐車した車両の方向を算出することができると共に、車両の駐車位置の情報を呈示することができる。
[第1の実施の形態]
(携帯機1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機と車両の関係を示す概略図であり、(b)は、携帯機のブロック図である。なお、実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
(携帯機1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機と車両の関係を示す概略図であり、(b)は、携帯機のブロック図である。なお、実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
この携帯機1は、例えば、暗号化された認識信号の通信を車両9と行い、双方の認識番号(ID)が一致した場合、車両9のドアの施錠及び開錠等を行うことが可能となるように概略構成されている。またこの携帯機1を所持した操作者が、車両9のエンジンの始動及び停止を指示することが可能となっている。さらに携帯機1は、後述するガイド部115を指でなぞることにより、車両9の駐車位置の方向を、振動を用いて呈示するように概略構成されている。
携帯機1は、図1(a)及び(b)に示すように、基準点1aが予め定められた本体10と、後述する予め定められた測地系における、車両9が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報としての車両GPS(Global Positioning System)情報d1を記憶する記憶部12と、予め定められた測地系における、本体10の基準点1aを示す第2の座標を含む位置情報としてのGPS情報d2を生成する位置情報生成部としてのGPS部18と、記憶部12から取得した車両GPS情報d1、及びGPS部18から取得したGPS情報d2に基づいて駐車位置の情報を呈示する呈示部22と、を備えて概略構成されている。
本実施の形態では、駐車位置の情報として携帯機1からみた車両9の方向を呈示するが、後述するように、これに限定されない。
また携帯機1は、取得した車両GPS情報d1に含まれる第1の座標、及び取得したGPS情報d2に含まれる第2の座標に基づいて、本体10の基準点1aを基準とした車両9の駐車位置の方向を算出して駐車位置の方向を含む算出情報d5を生成する算出部20と、算出部20から取得した算出情報d5に基づいて、駐車位置の情報としての駐車位置の方向を呈示するように呈示部22を制御する制御部26と、を備えて概略構成されている。
また携帯機1は、地磁気を検出して後述する基準方位を設定し、本体10の先端部101及び基準点1aを通る基準軸10aと基準方位との後述する第1の角度を含む地磁気情報d3を生成する地磁気情報生成部としての地磁気センサ16を有している。
さらに携帯機1は、本体10になされた操作を検出して検出情報d4を生成する検出部としてのタッチセンサ14と、第1の座標及び第2の座標を結んだ直線3とタッチセンサ14とが交差する領域を含む呈示領域を設定し、タッチセンサ14から取得した検出情報d4に基づいて呈示領域内に操作がなされたと判定した場合、基準軸10aに対する駐車位置の方向を呈示するように呈示部22を制御する制御部26と、を備えて概略構成されている。なお、車両9の駐車位置の方向とは、図1(a)に矢印Aとして示すように、この直線3に沿って基準点1aから基準点9aに向かう方向である。
またさらに携帯機1は、例えば、図1(b)に示すように、通信部24と、施錠スイッチ110と、開錠スイッチ111と、を備えて概略構成されている。
(本体10の構成)
本体10は、例えば、細長い箱型を有している。本体10の表面100側には、図1(a)に示すように、施錠スイッチ110と、開錠スイッチ111と、ガイド部115と、が設けられている。
本体10は、例えば、細長い箱型を有している。本体10の表面100側には、図1(a)に示すように、施錠スイッチ110と、開錠スイッチ111と、ガイド部115と、が設けられている。
施錠スイッチ110及び開錠スイッチ111は、制御部26に電気的に接続され、押し下げられることにより、オン状態となるスイッチである。施錠スイッチ110は、オン状態となることにより、施錠信号S2を生成するように構成されている。この施錠信号S2は、例えば、制御部26及び通信部24を介して車両9に送信される。車両9は、受信した施錠信号S2に基づいて車両9のドアを施錠するように構成されている。
開錠スイッチ111は、オン状態となることにより、開錠信号S3を生成するように構成されている。この開錠信号S3は、例えば、制御部26及び通信部24を介して車両9に送信される。車両9は、受信した開錠信号S3に基づいて車両9のドアを開錠するように構成されている。
ガイド部115は、一例として、図1(a)に示すように、円形状を有し、表面100に印刷により設けられている。このガイド部115の下には、タッチセンサ14の後述する検出素子が設けられている。なお、ガイド部115は、円形状に限定されず、閉じた形状を有するものであれば良い。
本体10の基準点1aは、一例として、このガイド部115の中心の表面100上の点として設定されている。この基準点1aの座標は、後述するGPS部18の測地系の座標により表される。
本体10に設定された基準軸10aは、例えば、図1(a)に一点鎖線で示すように、基準点1aと、本体10の先端部101と、を通る直線として定義される。具体的には、基準軸10aは、表面100の先端部101の中央と、表面100上の点である基準点1aと、先端部101の反対側の端部である後端部102の中央と、を通る直線であり、表面100が作る平面内の直線である。
以下では、説明を簡単にするため、本体10は、一例として、その表面100が、携帯機1の基準点1aを地球上に投影した点における接平面に対して平行であるものとする。なお、本体10が当該平面に対して傾いている場合、その傾きを考慮して後述する呈示領域が設定される。
(記憶部12の構成)
記憶部12は、例えば、制御部26に電気的に接続された半導体素子によって構成された半導体メモリである。この記憶部12には、図1(b)に示すように、車両GPS情報d1が記憶されている。
記憶部12は、例えば、制御部26に電気的に接続された半導体素子によって構成された半導体メモリである。この記憶部12には、図1(b)に示すように、車両GPS情報d1が記憶されている。
この車両GPS情報d1は、車両9が駐車された駐車位置を、測地系の座標として表した情報を含んでいる。本実施の形態では、この車両GPS情報d1は、車両9側で生成されるが、後述するように、これに限定されない。
この車両9の座標は、衛星からの信号を受信するために車両9に設置されたアンテナの位置の座標である。従って、本体10の基準点1aと、車両9の基準点9aとは、地球表面からの高さ、すなわち標高が異なるが、車両9の方向は、基準点1aと基準点9aの測地系における緯度と経度とに基づいて示されるものとする。なお、変形例として、携帯機1は、基準点1a及び基準点9aの標高を考慮した、つまり車両9の方向と高さを呈示するように構成されても良い。携帯機1からみた車両9の高さは、一例として、振動の大きさにより呈示される。
(タッチセンサ14の構成)
図2(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機のタッチセンサの配置を示す概略図であり、(b)は、図2(a)のII(b)-II(b)線で切断した携帯機の断面を矢印方向からみた断面図であり、(c)は、携帯機の呈示領域を説明するための概略図である。
図2(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機のタッチセンサの配置を示す概略図であり、(b)は、図2(a)のII(b)-II(b)線で切断した携帯機の断面を矢印方向からみた断面図であり、(c)は、携帯機の呈示領域を説明するための概略図である。
タッチセンサ14は、例えば、図2(a)に示すように、ガイド部115に沿って並べられた複数の検出素子140を備えて概略構成されている。このタッチセンサ14は、ガイド部115をなぞるような操作、所謂なぞり操作の検出が可能となるように概略構成されている。
この検出素子140は、例えば、図2(b)に示すように、ガイド部115の下方に配置されている。検出素子140は、例えば、指がガイド部115に接触したことを検出することが可能な静電容量式センサである。なお、検出素子140は、静電容量式センサに限定されず、指がガイド部115に接触したことを検出することが可能なセンサであれば良い。従って、タッチセンサ14は、例えば、感圧式センサ、抵抗膜式センサ及び歪ゲージ等であっても良い。
タッチセンサ14は、図1(b)に示すように、制御部26に電気的に接続されている。タッチセンサ14は、例えば、周期的に検出した各検出素子140の静電容量を含む検出情報d4を生成し、生成した検出情報d4を制御部26に出力するように構成されている。
(地磁気センサ16の構成)
図3(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機の地磁気に対する向きを示した概略図であり、(b)は、携帯機と通信を行う車両のブロック図である。
図3(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機の地磁気に対する向きを示した概略図であり、(b)は、携帯機と通信を行う車両のブロック図である。
地磁気センサ16は、地球の磁場の向き、言い換えるなら地球の磁極を検出する2軸又は3軸の磁気センサである。地磁気とは、この検出された地球の磁場である。地磁気センサ16は、検出した磁極を基準とする、つまり東(E)、西(W)、南(S)及び北(N)を基準方位8とすることにより、地磁気に対する携帯機1の先端部101の向き、言い換えるなら基準軸10aと基準方位8のN極との第1の角度である角度θ1を算出することが可能となる。
地磁気センサ16は、例えば、図3(a)に示すように、上述の角度θ1を算出し、この角度θ1の情報を含む地磁気情報d3を生成するように概略構成されている。この地磁気情報d3は、電気的に接続された制御部26に出力される。
(GPS部18の構成)
GPS部18は、制御部26と電気的に接続されている。このGPS部18は、予め定められた測地系における携帯機1の位置を座標として検出するように概略構成されている。GPS部18は、検出した基準点1aの座標の情報を含むGPS情報d2を生成して、制御部26に出力するように概略構成されている。
GPS部18は、制御部26と電気的に接続されている。このGPS部18は、予め定められた測地系における携帯機1の位置を座標として検出するように概略構成されている。GPS部18は、検出した基準点1aの座標の情報を含むGPS情報d2を生成して、制御部26に出力するように概略構成されている。
このGPS情報d2は、一例として、操作者がガイド部115に接触した後、つまりタッチセンサ14によって指が検出されたことをトリガとして生成される。
この測地系は、例えば、世界測地系又は日本測地系が用いられるが、車両9に搭載された後述する車両GPS部と同じ測地系が用いられる。
なお、本実施の形態の携帯機1は、主に、測地系における緯度及び経度を利用して携帯機1からの車両9の方向を算出するが、これに限定されず、上述のように標高を用いて携帯機1からみた車両9の高さ方向を呈示するように構成されても良い。
GPS部18は、基準点1aの座標が検出可能な場所に配置されるのが好ましいが、得られた座標を補正することにより、基準点1aの座標が得られる場所に配置されても良い。
(算出部20の構成)
算出部20は、制御部26に電気的に接続されている。この算出部20は、算出した本体10の基準点1aを基準とした車両9の駐車位置の方向、及び取得した地磁気情報d3に基づいて基準方位8と駐車位置の方向との第2の角度としての角度θ2を算出して、基準軸10aに対する駐車位置の方向を算出するように概略構成されている。
算出部20は、制御部26に電気的に接続されている。この算出部20は、算出した本体10の基準点1aを基準とした車両9の駐車位置の方向、及び取得した地磁気情報d3に基づいて基準方位8と駐車位置の方向との第2の角度としての角度θ2を算出して、基準軸10aに対する駐車位置の方向を算出するように概略構成されている。
具体的には、算出部20は、図3(a)に示すように、本体10の基準点1aと、車両9の基準点9aと、を結んだ直線3に基づいて駐車位置の方向を算出すると共に、取得した地磁気情報d3に含まれる角度θ1と、基準方位8と直線3との角度θ2と、に基づいて基準軸10aに対する駐車位置の方向を算出する。
この基準軸10aに対する駐車位置の方向は、基準軸10aと、携帯機1の基準点1a、及び車両9の基準点9aを結んだ直線3と、の角度を求めることにより得られる。従って、一例として、図3(a)における当該角度は、θ1とθ2とを加算したものである。
ここで、基準方位8に対する基準軸10aの傾き、すなわち、本体10の向きを算出しない場合、基準点1aと基準点9aとを結んだ直線3と、ガイド部115と、の交差する領域は、先端部101側、後端部102側、左側面部103側及び右側面部104側のいずれの場合も考えられる。
しかし、基準方位8に対する本体10の向きを算出することにより、図3(a)に示すように、直線3とガイド部115との交差する領域が右側面部104側に一意的に決まるので、正確な車両9の駐車位置を呈示することが可能となる。
なお算出部20は、車両GPS情報d1及びGPS情報d2から得られる基準点1a及び基準点9aの緯度及び経度、又は緯度、経度及び高度に基づいて携帯機1と車両9との距離を算出することも可能である。後述するように、呈示部22は、例えば、この距離に基づいて呈示の方法を変化させても良い。
(呈示部22の構成)
呈示部22は、制御部26に電気的に接続されている。また、本実施の形態に係る呈示部22は、一例として、振動を生成するアクチュエータ等を用いて概略構成されている。この呈示部22は、例えば、図2(a)に示すように、基準点1aの下方に配置されている。この呈示部22は、制御部26から出力される呈示信号S1に基づいて本体10に振動を付加するように概略構成されている。
呈示部22は、制御部26に電気的に接続されている。また、本実施の形態に係る呈示部22は、一例として、振動を生成するアクチュエータ等を用いて概略構成されている。この呈示部22は、例えば、図2(a)に示すように、基準点1aの下方に配置されている。この呈示部22は、制御部26から出力される呈示信号S1に基づいて本体10に振動を付加するように概略構成されている。
(通信部24の構成)
通信部24は、制御部26と電気的に接続されている。この通信部24は、図1(b)及び図3(b)に示すように、車両9と無線による通信を行うように概略構成されている。
通信部24は、制御部26と電気的に接続されている。この通信部24は、図1(b)及び図3(b)に示すように、車両9と無線による通信を行うように概略構成されている。
通信部24は、主に、施錠信号S2及び開錠信号S3を車両9に送信し、車両9から車両GPS情報d1を受信するように概略構成されている。
(制御部26の構成)
制御部26は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部26が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。また制御部26は、その内部にクロック信号を生成する電子回路を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。制御部26は、タッチセンサ14が検出した静電容量と比較されるしきい値260が格納されている。
制御部26は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部26が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。また制御部26は、その内部にクロック信号を生成する電子回路を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。制御部26は、タッチセンサ14が検出した静電容量と比較されるしきい値260が格納されている。
この制御部26は、基準点1a及び基準点9aを結んだ直線3に基づいて呈示領域1eを設定し、タッチセンサ14から取得した検出情報d4に基づいて呈示領域1e内に操作がなされたと判定した場合、基準軸10aに対する駐車位置の方向を呈示するように呈示部22を制御するように概略構成されている。
具体的には、制御部26は、図2(c)に示すように、本体10の基準点1a、及び車両9の基準点9aを結んだ直線3と、タッチセンサ14と、の交差する領域1dを拡張するように呈示領域1eの設定を行う。ここで交差とは、図2(c)に示すように、上面からみて直線3とタッチセンサ14とが交差することを示している。またタッチセンサ14は、ガイド部115のように連続した円であるものとして交差する領域1dを定義している。
具体的には、制御部26は、例えば、図2(c)に示すように、基準点1aを通り、直線3からの角度がθ3となる直線1b及び直線1cを、直線3の両側に設定する。この直線1b及び直線1cは、図2(c)において、直線3の両側に点線で示した直線である。
制御部26は、一例として、この直線1b及び直線1cと、タッチセンサ14と、で作られる扇のタッチセンサ14の部分を呈示領域1eと設定する。この角度θ3は、一例として、±5°〜10°であるが、これに限定されない。
また制御部26は、クロック信号に基づいて、周期的にタッチセンサ14から検出情報d4を取得するように概略構成されている。制御部26は、例えば、検出情報d4に含まれる静電容量と、しきい値260と、を比較し、しきい値260よりも静電容量が大きい場合、指が検出されたと判定するように概略構成されている。
(施錠スイッチ110及び開錠スイッチ111の構成)
施錠スイッチ110は、一例として、図1(a)に示すように、本体10の後端部102の左側面部103側に配置されている。また、開錠スイッチ111は、一例として、図1(a)に示すように、本体10の後端部102の右側面部104側に配置されている。
施錠スイッチ110は、一例として、図1(a)に示すように、本体10の後端部102の左側面部103側に配置されている。また、開錠スイッチ111は、一例として、図1(a)に示すように、本体10の後端部102の右側面部104側に配置されている。
施錠スイッチ110は、押し下げられることによりオン状態となり、施錠信号S2を制御部26に出力するように概略構成されている。この施錠信号S2は、車両9のドアの施錠を指示することが可能な信号である。
開錠スイッチ111は、押し下げられることによりオン状態となり、開錠信号S3を制御部26に出力するように概略構成されている。この開錠信号S3は、車両9のドアの開錠を指示することが可能な信号である。
(車両9の構成)
車両9は、例えば、図3(b)に示すように、車両GPS部92と、エンジンスイッチ94と、車両通信部96と、車両制御部98と、を備えて概略構成されている。車両GPS部92、エンジンスイッチ94、及び車両通信部96は、車両制御部98に電気的に接続されている。
車両9は、例えば、図3(b)に示すように、車両GPS部92と、エンジンスイッチ94と、車両通信部96と、車両制御部98と、を備えて概略構成されている。車両GPS部92、エンジンスイッチ94、及び車両通信部96は、車両制御部98に電気的に接続されている。
車両GPS部92は、予め定められた測地系における、車両9が駐車された駐車位置を示す第1の座標(基準点9aの座標)を含む車両GPS情報d1を生成して、車両制御部98に出力するように概略構成されている。この測地系は、例えば、携帯機1のGPS部18と同じ測地系が用いられる。
エンジンスイッチ94は、例えば、携帯機1を携帯した操作者によって押し下げられることで、車両制御部98にスイッチ信号S11を出力するように概略構成されている。車両制御部98は、このスイッチ信号S11に基づいて車両9のエンジンの始動及び停止を行う。
車両通信部96は、例えば、携帯機1の通信部24と無線による通信を行うことができるように概略構成されている。
車両制御部98は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROM等から構成されるマイクロコンピュータである。
ここで、以下では、車両GPS情報d1の生成について説明する。
(車両GPS情報d1の生成について)
図4(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機が取得する車両GPS情報の生成に関するタイミングチャートであり、(b)は、車両GPS情報の生成に関する変形例を示すタイミングチャートである。まず、以下では、本実施の形態に係る車両GPS情報d1の生成と送信について説明する。
図4(a)は、第1の実施の形態に係る携帯機が取得する車両GPS情報の生成に関するタイミングチャートであり、(b)は、車両GPS情報の生成に関する変形例を示すタイミングチャートである。まず、以下では、本実施の形態に係る車両GPS情報d1の生成と送信について説明する。
本実施の形態の車両GPS情報d1は、車両9の車両GPS部92により生成され、車両制御部98及び車両通信部96を介して携帯機1に送信される。この車両GPS情報d1は、一例として、エンジンスイッチ94が押し下げられることで車両制御部98に出力されたスイッチ信号S11をトリガ信号として生成される。
図4(a)に示すタイミングチャートに従って説明すると、操作者は、車両9を停車させ、エンジンを停止させるために、エンジンスイッチ94を押し下げる。押し下げられたエンジンスイッチ94は、スイッチ信号S11を車両制御部98に出力する。
スイッチ信号S11を取得した車両制御部98は、このスイッチ信号S11をトリガ信号としてエンジンを停止させる(T1)と共に、車両GPS部92を制御して停車した位置における車両GPS情報d1を生成させる(T2)。
車両制御部98は、車両GPS部92が生成した車両GPS情報d1を取得すると、車両通信部96を介して携帯機1に取得した車両GPS情報d1を出力する(T3)。
携帯機1の通信部24は、車両9の車両通信部96から出力された車両GPS情報d1を受信する(T4)と、制御部26に出力する。制御部26は、取得した車両GPS情報d1を記憶部12に記憶させる(T5)。
この車両GPS情報d1は、車両9のエンジンが停止したタイミングで生成されるので、車両9の駐車位置を正確に示している。また、エンジンが停止したタイミングでは、操作者が車両9内に留まっている可能性が高いので、携帯機1と車両9とが、通信が不可能なほど離れることがないので、確実に車両GPS情報d1が記憶部12に記憶される。
一方、車両GPS情報d1は、図4(b)に変形例として示すように、携帯機1のGPS部18により生成されたGPS情報d2を利用することも可能である。
具体的には、まず、操作者が、車両9を停車させ、エンジンを停止させるために、エンジンスイッチ94を押し下げる。エンジンスイッチ94は、スイッチ信号S11を車両制御部98に出力する。車両制御部98は、取得したスイッチ信号S11に基づいてエンジンを停止させる(T10)と共に、エンジンが停止したことを示すエンジン停止信号S12を生成して、車両通信部96を介して携帯機1に送信する(T11)。
携帯機1の通信部24は、車両9の車両通信部96から出力されたエンジン停止信号S12を受信する(T12)と共に、受信したエンジン停止信号S12を制御部26に出力する。
制御部26は、取得したエンジン停止信号S12をトリガ信号としてGPS部18を制御して携帯機1の現在の位置を示すGPS情報d2を生成させる(T13)。エンジンが停止したタイミングでは、操作者が車両9内に留まっている可能性が高いので、携帯機1の位置が車両9の位置に実質的に等しい。
また携帯機1と車両9とが、通信が不可能なほど離れることがないので、確実にGPS情報d2が車両GPS情報d1として記憶部12に記憶される(T14)。従って、車両GPS情報d1は、車両9側で生成されるものに限定されず、携帯機1側のGPS部18で生成したGPS情報d2を利用することが可能である。
また他の変形例として、携帯機1のGPS部18は、施錠スイッチ110が押されることによって車両9から送信された車両GPS情報d1を、通信部24を介して取得して記憶部12に記憶させる構成であっても良い。
具体的には、操作者が、携帯機1の施錠スイッチ110を押し下げることで、施錠信号S2が、制御部26及び通信部24を介して車両9に出力される。車両9の車両制御部98は、車両通信部96を介して施錠信号S2を取得すると、この施錠信号S2をトリガ信号として車両GPS部92に車両GPS情報d1を生成するように制御を行い、生成された車両GPS情報d1を、車両通信部96を介して携帯機1に出力する。そして携帯機1の制御部26は、この車両GPS情報d1を、通信部24を介して取得すると、記憶部12に記憶させる。
施錠スイッチ110は、主に、車両9を離れる際に押されることが多いので、押されたタイミングで生成された車両GPS情報d1は、車両9の駐車位置と実質的に同じ位置か、車両9からほとんど離れない位置を示すものであり、車両9の駐車位置を正確に示すことが可能となる。
さらに他の変形例として、携帯機1のGPS部18は、施錠スイッチ110が押されることによってGPS情報d2を生成し、車両GPS情報d1として記憶部12に記憶させる構成であっても良い。
上述の変形例と同様に、施錠スイッチ110は、主に、車両9を離れる際に押されることが多いので、押されたタイミングで生成されたGPS情報d2は、携帯機1側で生成されたのもであっても、車両9の駐車位置と実質的に同じ位置か、車両9からほとんど離れない位置で生成されるので、車両9の駐車位置を正確に示すことが可能となる。
以上説明したように、車両9の駐車位置を示す駐車位置情報は、車両9の車両GPS部92で生成された車両GPS情報d1に限定されず、車両9の駐車位置に実質的に同じ位置で生成されたものであるなら、携帯機1のGPS部18で生成されたGPS情報d2を車両GPS情報d1としても良い。
以下では、本実施の形態に係る携帯機1の動作について、各図を参照しながら説明する。
(動作)
図5(a)及び(b)は、第1の実施の形態に係る携帯機の動作を説明するための概略図である。図6は、第1の実施の形態に係る携帯機の動作のフローチャートである。
図5(a)及び(b)は、第1の実施の形態に係る携帯機の動作を説明するための概略図である。図6は、第1の実施の形態に係る携帯機の動作のフローチャートである。
まず、操作者が車両9を駐車するためにエンジンスイッチ94を押し下げると、エンジンスイッチ94は、スイッチ信号S11を車両制御部98に出力する。車両制御部98は、取得したスイッチ信号S11をトリガ信号としてエンジンを停止させると共に、車両GPS部92を制御して停車した位置における車両GPS情報d1を生成させる。
車両制御部98は、車両GPS部92が生成した車両GPS情報d1を取得すると、車両通信部96を介して携帯機1に車両GPS情報d1を出力する。
携帯機1は、ステップ20において「Yes」が成立する、つまり車両9から送信された車両GPS情報d1を、通信部24を介して取得すると(S20:Yes)、車両GPS情報d1を記憶部12に記憶させる(S21)。
携帯機1の制御部26は、タッチセンサ14から取得した検出情報d4に基づいてガイド部115に操作が行われたか否かを判定する(S22)。制御部26は、周期的に検出情報d4を取得する。
ここで、操作者は、駐車しておいた車両9の位置を知るために、図5(a)に示すように、指4によって、携帯機1のガイド部115をなぞる、なぞり操作を行う。このなぞり操作は、一例として、図5(a)の紙面において矢印で示すように、ガイド部115に沿って時計回りに行われるものとする。なお、なぞり操作は、図5(a)の紙面において反時計回りであっても良いし、ガイド部115上を往復する操作であっても良い。
制御部26は、ステップ22において「Yes」が成立する、つまりタッチセンサ14から取得する検出情報d4に基づいて操作がなされたと判定すると(S22:Yes)、記憶部12から車両GPS情報d1を取得し、地磁気センサ16から地磁気情報d3を取得し、GPS部18からGPS情報d2を取得して算出部20に出力する(S23)。
算出部20は、車両GPS情報d1、GPS情報d2及び地磁気情報d3に基づいて、車両9の方向を算出する(S24)。算出部20は、車両9の方向の情報を含む算出情報d5を生成すると共に、制御部26に出力する。
制御部26は、取得した算出情報d5に基づいて呈示領域1eを設定する(S25)。
制御部26は、設定した呈示領域1e、及びタッチセンサ14から取得する検出情報d4に基づいて、なぞり操作の指4が呈示領域1e内に存在するか否かを判定する(S26)。
制御部26は、ステップ26において「Yes」が成立する、つまり図5(b)に示すように、指4が呈示領域1e内で検出されると(S26:Yes)、呈示信号S1を生成して呈示部22に出力する。呈示部22は、取得した呈示信号S1に基づいて本体10に振動を呈示する(S27)。この呈示は、例えば、指4が呈示領域1e内で検出されている間、継続して行われる。
操作者は、振動を指により感じることができるので、ガイド部115の中心、すなわち基準点1aと、振動が呈示された領域(呈示領域1e)と、を結んだ直線3の延長に車両9が位置すると、容易に認識することが可能となる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る携帯機1は、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。具体的には、携帯機1は、駐車位置を示す車両GPS情報d1を、車両9から離れる前に記憶しているので、車両から出力される信号の強度等に基づいて車両の位置を判断するような場合と比べて、車両9の正確な緯度と経度の情報、又は緯度、経度及び高度の情報を備えている。携帯機1は、正確な車両9の駐車位置と、現在の自身の位置と、に基づいて呈示領域1eを設定するので、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。従って、操作者は、携帯機1のガイド部115に沿ってなぞり操作を行うことにより、駐車した車両9の方向を容易に認識することができる。
本実施の形態に係る携帯機1は、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。具体的には、携帯機1は、駐車位置を示す車両GPS情報d1を、車両9から離れる前に記憶しているので、車両から出力される信号の強度等に基づいて車両の位置を判断するような場合と比べて、車両9の正確な緯度と経度の情報、又は緯度、経度及び高度の情報を備えている。携帯機1は、正確な車両9の駐車位置と、現在の自身の位置と、に基づいて呈示領域1eを設定するので、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。従って、操作者は、携帯機1のガイド部115に沿ってなぞり操作を行うことにより、駐車した車両9の方向を容易に認識することができる。
この携帯機1は、携帯機1と車両9との通信が確実に成立する状態で、車両9の駐車位置を示す車両GPS情報d1を記憶することができるので、車両9を探す際に車両9との通信を必要としない、つまり車両9との通信が遮断された(オフライン)状態で車両9の正確な方向を呈示することができる。従って、携帯機1は、通信ができないほど車両9と離れていたり、車両9との通信が建物により遮蔽されていたりするような場合であっても車両9の正確な駐車位置の方向を呈示することができる。
この携帯機1は、地磁気センサ16から地磁気情報d3を取得し、検出された基準方位8からの本体10の角度、つまり先端部101がどの方向を向いているのかが分かるので、先端部101の向いている方向を考慮しない場合と比べて、呈示領域1eを精度良く設定することができる。従って、携帯機1は、精度良く、駐車した車両9の方向を呈示することができる。
この携帯機1は、振動によって駐車位置の方向を呈示することができるので、建物等に隠れていたり、日差しが強かったりして認識し辛いことがあるライトの点滅や周囲に不快感を生じさせる可能性がある音で位置を示すものと比べて、駐車位置の方向が認識し易く、また周囲に不快感を生じさせることもない。
この携帯機1は、エンジンスイッチ94から出力されたスイッチ信号S11をトリガ信号として生成された車両GPS情報d1に基づいて車両9の方向を判定することから、車両9の駐車位置の精度が高いので、車両9の方向の精度が高い。
この携帯機1は、ガイド部115のなぞり操作に基づいて車両9の方向を呈示するので、操作が簡単で分かり易い。
ここで、変形例として、呈示部22は、振動を呈示する構成に限定されず、振動、光及び音の少なくとも1つを呈示する構成であっても良い。
他の変形例として、タッチセンサ14は、例えば、本体10の外周、つまり、先端部101、右側面部104、後端部102及び左側面部103に沿って配置されても良い。操作者は、本体10の外周をなぞることにより、車両9の方向を認識することができる。
また他の変形例として、呈示部22は、携帯機1と車両9との距離に応じて振動を変化させるように構成されても良い。具体的には、呈示部22は、例えば、距離が離れるにつれて、振動が大きくなったり小さくなったり、また振動の回数が増えたり減ったりしても良いし、これらを組み合わせて呈示する構成であっても良い。呈示部22は、一例として、指が検出された際に、車両9との距離Lが、0<L≦5mである場合、短い周期で連続的に振動を呈示し、5m<L≦10mである場合、3回振動を呈示し、10m<L≦30mである場合、2回振動を呈示し、30m<Lの場合、1回振動を呈示する。
また呈示部22は、直線3に近づくにつれて振動を変化させるように構成されても良い。具体的には、呈示部22は、例えば、直線3に近づくにつれて、振動が大きくなったり、振動の回数が増えたりしても良いし、これらを組み合わせて呈示する構成であっても良い。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、円を描くように配置された複数の発光素子の発光により車両9の方向を呈示する点で第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態は、円を描くように配置された複数の発光素子の発光により車両9の方向を呈示する点で第1の実施の形態と異なっている。
図7(a)は、第2の実施の形態に係る携帯機と車両の関係を示す概略図であり、(b)は、携帯機のブロック図である。図7(a)において斜線で示す発光素子220c及び発光素子220dは、発光していることを示している。なお、以下の各実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る携帯機1は、図7(a)及び(b)に示すように、複数の発光素子220a〜発光素子220mを有する呈示部22と、施錠スイッチ110及び開錠スイッチ111と共に表面100に設けられたサーチスイッチ112と、を備えて概略構成されている。
また携帯機1は、図7(b)に示すように、記憶部12と、地磁気センサ16と、GPS部18と、算出部20と、通信部24と、を備えて概略構成されている。
発光素子220a〜発光素子220mは、図7(a)の紙面において、本体10の表面100に、時計回りに円を描くように配置されている。発光素子220a〜発光素子220mは、例えば、発光ダイオードである。
サーチスイッチ112は、制御部26に電気的に接続され、押し下げられることによりサーチ信号S4を制御部26に出力するように概略構成されている。このサーチスイッチ112は、操作者が車両9の駐車位置を知りたい際に押されるスイッチである。
制御部26は、取得したサーチ信号S4に基づいて記憶部12から車両GPS情報d1、地磁気センサ16から地磁気情報d3、及びGPS部18からGPS情報d2を取得して、算出部20に出力する。
算出部20は、車両GPS情報d1、GPS情報d2及び地磁気情報d3に基づいて車両9の方向を算出して算出情報d5を生成して制御部26に出力する。
制御部26は、取得した算出情報d5に基づいて呈示領域1eを設定し、呈示領域1e内の発光素子を発光させる。図7(a)では、発光素子240cと発光素子240dが、呈示領域1e内の発光素子である。
操作者は、図7(a)に示すように、発光素子240c及び発光素子240dの発光を視認することにより、車両9の方向を認識することができる。
従って、本実施の形態の携帯機1は、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。
ここで、変形例として、呈示部22は、車両9との距離に応じて発光の方法を変化させるように構成されても良い。具体的には、呈示部22は、例えば、車両9との距離が近くなるほど強く発光したり、点滅の周期で車両9との距離を示したりしても良いし、これらを組み合わせて呈示する構成であっても良い。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、車両9の方向が、呈示部22の表示画面に呈示される点において上述の各実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態は、車両9の方向が、呈示部22の表示画面に呈示される点において上述の各実施の形態と異なっている。
図7(c)は、第3の実施の形態に係る携帯機の概略図である。本実施の形態に係る携帯機1は、図7(c)に示すように、呈示部22が、画像を表示することが可能な表示部として概略構成されている。
この呈示部22の表示画面220には、図7(c)に示すように、画像222と、矢印224と、が表示されている。この画像222は、例えば、GPS部18により取得したGPS情報d2に基づいて表示された携帯機1の周辺の地図画像である。
矢印224は、表示画面220に表示された地図における、携帯機1からみた車両9の方向を示した画像である。この矢印224は、本体10の基準点1aと、車両9の基準点9aと、の座標を、画像222の地図を含む平面上の座標に変換し、変換された基準点1fと基準点9bとを結ぶ直線3aに沿う方向として定義される。この矢印224は、例えば、図7(c)に示すように、変換された携帯機1の基準点1fから始まり、その先端は、変換された車両9の基準点9bの方向を向いている。
算出部20は、車両GPS情報d1、GPS情報d2及び地磁気情報d3に基づいて、基準点1aと、車両9の基準点9aと、の座標を、画像222の地図を含む平面上の座標に変換し、変換された基準点1fと基準点9bとを結ぶ直線3aに沿う方向、つまり、画像222における車両9の方向を算出して算出情報d5を生成し、生成した算出情報d5を制御部26に出力する。
制御部26は、算出部20から取得した算出情報d5、及びGPS部18から取得したGPS情報d2に基づいて、画像222と矢印224とを表示画面220に表示させる呈示信号S1を生成し、呈示部22に出力する。呈示部22は、取得した呈示信号S1に基づいて画像222と矢印224とを表示画面220に表示させる。
従って、本実施の携帯機1は、車両9との距離に依存することなく駐車した車両9の方向を呈示することができる。
ここで、変形例として、呈示部22は、車両9との距離を表示するように構成されても良い。
また他の変形例として、呈示部22が呈示する駐車位置の情報は、携帯機1の位置、及び車両9の駐車位置であっても良い。この場合、制御部26は、携帯機1の位置、及び車両9の駐車位置として変換した基準点1f及び基準点9bが、呈示部22に表示されるように、画像222の縮尺を調整するように概略構成される。従って、携帯機1の呈示部22には、携帯機1の位置と車両9の駐車位置とが表示画面220に表示されるので、操作者は、この二つの位置を見ることにより、車両9の駐車位置を認識することができる。
また、上述の各実施の形態における携帯機1は、車両用の携帯機であったが、これに限定されず、例えば、自身の位置情報、及び駐車位置情報に基づいた駐車位置の情報を呈示可能な携帯電話、多機能携帯電話、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ等の電子機器であっても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…携帯機、1a,1f…基準点、1b…直線、1c…直線、1d…領域、1e…呈示領域、3,3a…直線、4…指、8…基準方位、9…車両、9a,9b…基準点、10…本体、10a…基準軸、12…記憶部、14…タッチセンサ、16…地磁気センサ、18…GPS部、20…算出部、22…呈示部、24…通信部、26…制御部、92…車両GPS部、94…エンジンスイッチ、96…車両通信部、98…車両制御部、100…表面、101…先端部、102…後端部、103…左側面部、104…右側面部、110…施錠スイッチ、111…開錠スイッチ、112…サーチスイッチ、115…ガイド部、140…検出素子、220…表示画面、220a〜220m…発光素子、222…画像、224…矢印、260…しきい値
Claims (8)
- 基準点が予め定められた本体と、
予め定められた測地系における、車両が駐車された駐車位置を示す第1の座標を含む駐車位置情報を記憶する記憶部と、
前記予め定められた測地系における、前記本体の前記基準点を示す第2の座標を含む位置情報を生成する位置情報生成部と、
前記記憶部から取得した前記駐車位置情報、及び前記位置情報生成部から取得した前記位置情報に基づいて前記駐車位置の情報を呈示する呈示部と、
を備えた携帯機。 - 取得した前記駐車位置情報に含まれる前記第1の座標、及び取得した前記位置情報に含まれる前記第2の座標に基づいて、前記本体の前記基準点を基準とした前記車両の前記駐車位置の方向を算出して前記駐車位置の方向を含む算出情報を生成する算出部と、
前記算出部から取得した前記算出情報に基づいて、前記駐車位置の情報としての前記駐車位置の方向を呈示するように前記呈示部を制御する制御部と、
を備えた請求項1に記載の携帯機。 - 地磁気を検出して基準方位を設定し、前記本体の先端部及び前記基準点を通る基準軸と前記基準方位との第1の角度を含む地磁気情報を生成する地磁気情報生成部を備え、
前記算出部は、算出した前記本体の前記基準点を基準とした前記車両の前記駐車位置の方向、及び取得した前記地磁気情報に基づいて前記基準方位と前記駐車位置の方向との第2の角度を算出して、前記基準軸に対する前記駐車位置の方向を算出する、
請求項2に記載の携帯機。 - 前記本体になされた操作を検出して検出情報を生成する検出部を備え、
前記制御部は、前記第1の座標及び前記第2の座標を結んだ直線と前記検出部とが交差する領域を含む呈示領域を設定し、前記検出部から取得した前記検出情報に基づいて前記呈示領域内に操作がなされたと判定した場合、前記基準軸に対する前記駐車位置の方向を呈示するように前記呈示部を制御する、
を備えた請求項3に記載の携帯機。 - 前記車両と通信を行う通信部を備え、
前記記憶部は、前記通信部を介して前記車両から取得する前記駐車位置情報を記憶する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯機。 - 前記車両と通信を行う通信部を備え、
前記位置情報生成部は、前記通信部を介して前記車両から取得するトリガ信号に基づいて前記位置情報を生成し、生成した前記位置情報を前記駐車位置情報として前記記憶部に記憶させる、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯機。 - 前記車両と通信を行う通信部と、
前記車両のドアを施錠する施錠スイッチと、
を備え、
前記位置情報生成部は、前記施錠スイッチが押されることによって前記車両から送信された前記駐車位置情報を、前記通信部を介して取得して前記記憶部に記憶させる、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯機。 - 前記車両のドアを施錠する施錠スイッチを備え、
前記位置情報生成部は、前記施錠スイッチが押されることによって前記位置情報を生成し、前記駐車位置情報として前記記憶部に記憶させる、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯機。
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2013
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