JP2014186299A - 軸部材取り外し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転力受け部を傷つけることなく軸部材を軸受部材から取り外す方法を提供する。
【解決手段】感光体ドラムに回転力を伝達する軸受部材から、該軸受部材に揺動可能に保持された軸部材を取り外す方法であって、軸部材は軸受部材の内側に内包される基端部及び該基端部から突出する回転力伝達ピン、並びに軸受部材から突出して配置される回転力受け部を備えており、軸受部材の少なくとも一部を直接変形させて軸部材を軸受部材から取り外す工程を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置に備えられる端部部材を構成する軸部材を、端部部材の軸受部材から取り外すための方法に関する。
レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置には、該画像形成装置の本体(以下、「装置本体」と記載することがある。)に対して着脱可能にプロセスカートリッジが備えられている。
プロセスカートリッジは、文字や図形等、表されるべき内容を形成し、これを紙等の記録媒体に転写する部材である。より具体的には、プロセスカートリッジには感光体ドラムが備えられ、ここに転写する内容が形成される。また、プロセスカートリッジには、感光体ドラムに転写すべき内容を形成させるため他の各種手段が併せて配置される。これら手段としては、例えば現像、帯電、クリーンニングを行う手段を挙げることができる。
プロセスカートリッジは、メンテナンスのために同一のプロセスカートリッジを装置本体に対して着脱したり、新たなプロセスカートリッジに交換するために古いプロセスカートリッジを装置本体から離脱して新しいプロセスカートリッジを装置本体に装着したりする。このようなプロセスカートリッジの着脱は、画像形成装置の使用者が自らできるものであり、かかる観点からできるだけ容易に行えることが望ましい。
ところが、プロセスカートリッジに含まれる感光体ドラムには、装置本体の駆動軸が直接又は他の部材を介して係合し、これにより感光体ドラムがこの駆動軸から回転力を受けて回転するように構成されている。従って、プロセスカートリッジを装置本体に対して着脱させるためには、その都度装置本体の駆動軸と感光体ドラムとの係合の解除(離脱)、及び再係合(装着)をさせる必要がある。
ここで、感光体ドラム(プロセスカートリッジ)を装置本体の駆動軸の軸線方向に移動させて着脱することができれば、そのために装置を構成することは比較的容易である。しかしながら、画像形成装置の小型化、プロセスカートリッジの着脱スペース確保等の観点から、プロセスカートリッジを駆動軸の軸線方向とは異なる方向に引き抜くように装置本体から離脱させ、また、この方向に押し込むように装置本体に装着することが好ましい。
特許文献1には、プロセスカートリッジを装置本体の駆動軸の軸線方向とは異なる方向に着脱するための構成が開示されている。具体的には、特許文献1に記載されているカップリング部材(軸部材)は、球形部を備えることによりドラムフランジ(軸受部材)に揺動可能に取り付けられる。従って、カップリング部材に具備された、装置本体の駆動軸に係合する部分(回転力受け部材)が、球形部を中心に揺動して感光体ドラムの軸線に対して角度を変えることができ、装置本体の駆動軸と感光体ドラムとの装着及び離脱を容易にしている。
一方、プロセスカートリッジは使用した後でも、再利用(リユース)することができる部品も多く、軸部材もその1つである。これに対して特許文献2には軸部材を軸受部材から取り外す方法が開示されている。具体的には軸部材のうち、径が大きくなった回転力受け部を掴んで引っ張ることにより軸部材を外すというものである。
特開2010−26473号公報 米国特許第7885575号明細書
しかしながら、特許文献2に記載のように回転力受け部を掴んで軸部材を無理やり軸受部材から取り外すと、当該回転力受け部に傷がつく虞がある。また、生産の観点からも効率がよいとは言えず、改善の余地があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、回転力受け部を傷つけることなく軸部材を軸受部材から取り外す方法を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、感光体ドラムに回転力を伝達する軸受部材から、該軸受部材に揺動可能に保持された軸部材を取り外す方法であって、軸部材は軸受部材の内側に内包される基端部及び該基端部の2か所から突出する回転力伝達ピン、並びに軸受部材から突出して配置される回転力受け部を備えており、軸受部材の少なくとも一部を直接変形させて軸部材を軸受部材から取り外す工程を具備する、軸部材取り外し方法である。
ここで「変形」は、「破壊を伴う変形」および「破壊を伴わない変形」の両者を含む概念である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程には軸受部材の外周部の少なくとも一部を破壊する過程を含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程には軸受部材の内側に内包された部位のうち、軸部材の基端部に接触する部位の少なくとも一部を破壊する過程を含む。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程には軸受部材の内側から外側に向けて押圧し、軸受部材の外壁を押し倒して破壊する過程を含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程の前に、軸受部材を冷却する工程を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程には、軸部材及び軸受部材を冷却する過程、及び冷却後の軸受部材に衝撃を与えて破壊する過程を含む。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の軸部材取り外し方法において、取り外す工程には、軸受部材を加熱してから破壊を伴わない変形をする過程を含む。
本発明によれば、端部部材において軸受部材に保持された軸部材を取り外すに際して回転力受け部に力を与える必要がないので、回転力受け部における傷つきや破損を防止することができる。従って、リユースされる軸部材の品質を高めることが可能である。
画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの概念図である。 図2(a)は1つの例にかかる感光体ドラムユニットの外観斜視図、図2(b)は端部部材の外観斜視図である。 図3(a)は軸受部材の外観斜視図、図3(b)は軸受部材の平面図である。 図4(a)は図3(b)のIVa−IVaに沿った断面図、図4(b)は図3(b)のIVb−IVbに沿った断面図である。 図4(b)の一部を拡大した図である。 図6(a)は、図2(b)に表れた軸部材のVIa−VIaに沿った断面図、図6(b)は、図2(b)に表れた軸部材のVIb−VIbに沿った断面図である。 図7(a)は端部部材における図3(b)のIVa−IVaに沿った断面図、図7(b)は端部部材における図3(b)のIVb−IVbに沿った断面図である。 図7(b)の一部を拡大した図である。 図9(a)は第一の形態に用いられる治具の外観斜視図、図9(b)は治具の一部を拡大した斜視図である。 図10(a)は軸受部材から軸部材を取り外す過程の1つの場面を表す外観斜視図、図10(b)は他の場面を表す外観斜視図、図10(c)もさらなる他の場面を表す外観斜視図である。 軸受部材から軸部材を取り外す過程を説明する拡大図である。 第二の形態に用いられる治具の外観斜視図である。 図13(a)は軸受部材から軸部材を取り外す過程の1つの場面を表す外観斜視図、図13(b)はその断面図である。 軸受部材から軸部材を取り外す過程の他の場面を表す断面図である。 図15(a)は、第三の形態に用いられる治具の1つの姿勢における外観斜視図、図15(b)は、第三の形態に用いられる治具の他の姿勢における外観斜視図である。 図16(a)は、第三の形態に用いられる治具の1つの姿勢における断面図、図16(b)は、第三の形態に用いられる治具の他の姿勢における断面図である。 図17(a)は軸受部材から軸部材を取り外す過程の1つの場面を表す断面図、図17(b)は他の場面を表す断面図である。 図18(a)は軸受部材から軸部材を取り外す過程の1つの場面を表す断面図、図18(b)は他の場面を表す断面図である。 軸受部材の破壊を伴わない変形により軸部材を取り出す例を説明する図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明の形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら形態に限定されるものではない。
初めに端部部材40について形態例を挙げて構造を説明する。そしてその後にこの端部部材40を例に軸部材70を取り外す方法及びここに用いられる治具について説明をする。
図1は1つの例を説明する図で、端部部材40(図2(b)参照)を具備するプロセスカートリッジ20、及び該プロセスカートリッジ20を装着して使用する画像形成装置本体10(以下、「装置本体10」と記載することがある。)を模式的に示した斜視図である。図1に示したようにプロセスカートリッジ20は、図1にAで示した方向に移動させることにより装置本体10に装着し、及び離脱させることができる。この方向は装置本体10の駆動軸の軸線方向とは異なる方向である。そして装置本体10及びプロセスカートリッジ20により画像形成装置とされる。以下詳しく説明する。
プロセスカートリッジ20は、その外郭を形成する筐体21を有し、その内側に各種部品が内包されている。本形態では具体的には、感光体ドラムユニット30(図2(a)参照)、帯電ローラ、現像ローラ、現像ブレード、転写ローラ、及びクリーニングブレードを備えている。
感光体ドラムユニット30には、紙等の記録媒体に転写すべき文字や図形等が形成される。図2(a)に感光体ドラムユニット30の外観斜視図を示した。図2(a)からわかるように感光体ドラムユニット30は、感光体ドラム35、フタ材36、及び端部部材40を備えている。図2(b)には、端部部材40に注目した斜視図を示した。以下、図2(a)、図2(b)及び適宜示す図を参照しつつ感光体ドラムユニット30について説明する。
感光体ドラム35は、円筒状であるドラムシリンダの外周面に感光層を被覆した部材である。すなわちドラムシリンダは、アルミニウム等の導電性のシリンダに感光層が塗布されて構成されている。感光体ドラム35の一端には後述するように端部部材40が取り付けられ、他端にはフタ材36が配置されている。ここではドラムシリンダを円筒状であるものとしたが、中実の円柱状であってもよい。ただし、少なくともフタ材36、及び端部部材40がその端部に適切に取り付けられるように形成されている。
フタ材36は、樹脂により形成された部材で、感光体ドラム35の円筒内側に嵌合される嵌合部と、感光体ドラム35の一端面を覆うように配置される軸受部とが同軸に形成されている。軸受部は、感光体ドラム35の端面を覆う円板状であるとともに、軸を受ける部位を具備する。また、フタ材36には、導電性材料によりなるアース板が配置され、これにより感光体ドラム35と装置本体10とを電気的に接続させている。
なお、ここではフタ材の一例を表したがこれに限定されず、通常取り得る他の形態のフタ材を適用することも可能である。例えばフタ材に回転力伝達のための歯車が配置されてもよい。
また上記導電性材料は後述する端部部材40側に設けられてもよい。
端部部材40は、感光体ドラム35の端部のうち上記フタ材36とは反対側の端部に取り付けられる部材であり、軸受部材45及び軸部材70を備えている。
軸受部材45は、感光体ドラム35の端部に固定される部材である。図3(a)には軸受部材45の斜視図を示した。図3(b)は軸受部材45の平面図である。図4(a)には図3(b)のIVa−IVaに沿った断面、図4(b)には図3(b)のIVb−IVbに沿った断面を示した。
本例の軸受部材45は、図2〜図4よりわかるように円筒状である筒状体46を備えている。また、筒状体46の外周面には、該外周面に沿って立設するリング状である接触壁47、及び、歯車48が形成されている。筒状体46の外径は上記感光体ドラム35の内径と概ね同じであり、該筒状体46の一端側を感光体ドラム35に差し込んで嵌合することにより軸受部材45を感光体ドラム35に固定する。この際には、感光体ドラム35の端面が接触壁47に当てられる深さまで挿入される。このとき、より強固な固定のために接着剤を用いてもよい。また接着剤が配置される部分の筒状体46には溝や凹凸が設けられてもよい。これにより接着剤がこの溝や凹部に保持され、感光体ドラム35と軸受部材45との接着がさらに強固となる。
歯車48は、現像ローラに回転力を伝達する歯車で、はす歯歯車である。歯車の種類は特に限定されることはなく平歯車等であってもよい。ただし歯車は必ずしも設けられている必要はない。
筒状体46の筒状である内側には、該筒状体46の内部を塞ぐように底部材49が取り付けられている。該底部材49は筒状体46に対して着脱できるように構成され、図4(a)、図4(b)に示したように筒状体46に装着した状態から軸方向に所定の力を加えると筒状体46から離脱する。
さらに、底部材49で仕切られた筒状体46の内側のうち、感光体ドラム35に固定される側とは反対側の内側には保持部50が設けられている。ここで底部材49と筒状体46とは接着剤、超音波融着、熱融着、カシメ、スナップフィット等で接合されている。
保持部50は、筒状体46の内側にガイド溝51、52、53、54を形成するとともに、軸部材70(図6参照)の球体90を軸受部材45の内側に保持する。そのため、保持部50は、筒状体46の内面から筒状体46の軸線に向けて突出するように複数の突出部50aが所定の間隔で筒状体46の内周面に沿って配置され、隣り合う突出部50aの間隙がガイド溝51、52、53、54を形成している。また、突出部50aにより囲まれる軸線部分には空間(凹部)50bが形成され、ここに後述するように軸部材70の基端部(球体90、図6参照)が保持される。
ガイド溝51、52、53、54は、筒状体46の軸線方向に沿って、該筒状体46の内面に形成される溝であり、筒状体46の軸線を挟んで対向する2つガイド溝が一対として機能する。ガイド溝51、52、53、54の内側には後述するように軸部材70の回転力伝達ピン95の端部が配置され、ガイド溝51、52、53、54の内側を回転力伝達ピン95が移動するように構成されている。従ってガイド溝51、52、53、54の溝幅は回転力伝達ピン95の直径と概ね同じ、又はこれより若干広く形成されている。
また、突出部50aのうち凹部50bを構成する面50cは、図4(a)、図4(b)からわかるように底部材49と反対側の端部において、複数の突出部50aの対向する間隔が狭まるように曲面を有している。図5は図4(b)にVで示した部位を拡大した図である。ここにも当該突出部50aの面50cの当該曲面がよく表れている。この間隔が狭くなる曲面により、後述するように軸部材70の球体90がここに引っ掛かって軸部材70が軸受部材45から抜けてしまうこと防止するように保持している。この曲面は球体90の半径と同じ曲率半径を有することが好ましい。
軸受部材45を構成する材料は特に限定されることはないが、ポリアセタール、ポリカーボネート、PPS等の樹脂を用いることができる。ここで、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維等を配合してもよい。また、軸部材の軸受部材への取り付け、揺動動作を円滑にするために、樹脂にフッ素、ポリエチレン、及びシリコンゴムの少なくとも1種類を含有して摺動性を向上させてもよい。また、樹脂をフッ素コーティングしたり、潤滑剤を塗布してもよい。
図2に戻り、端部部材40のうち軸部材70について説明する。図6(a)には、図2(b)に表れた軸部材70のVIa−VIaに沿った断面図、図6(b)には、図2(b)に表れた軸部材70のVIb−VIbに沿った断面図をそれぞれ示した。軸部材70は、図2(a)、図2(b)、図6(a)、図6(b)からわかるように、カップリング部材71、回転軸85、球体90、及び回転力伝達ピン95を備えている。
回転軸85は、カップリング部材71が受けた回転力を伝達する回転力伝達部として機能する円柱状の軸状部材である。従って回転軸85の一端には上記カップリング部材71が設けられている。また他端には球体90が配置されている。
カップリング部材71は、装置本体10(図1参照)からの回転駆動力を受ける回転力受け部として機能する部位である。図6(a)、図6(b)からわかるように、カップリング部材は装置本体10からの駆動軸と係合する形態を具備しており、回転軸85の一端側に、該回転軸85より大きな径を有して形成されている。
球体90は、基端部として機能し、本形態では図6(a)、図6(b)からわかるように球状の部材で、回転軸85の端部のうちカップリング部材71が配置される側とは反対側の端部に具備される。このとき、回転軸85の軸線上に球体90の中心が配置されることが好ましい。これにより、感光体ドラム35のより安定した回転を得ることができる。また球体90の半径は上記した軸受部材45の保持部50に形成される凹部50bの曲率半径と概ね同じとされている。後で説明するように、軸部材70が軸受部材45に取り付けられたときに、球体90は、軸受部材45の保持部50によって軸部材70から外れる方向の移動が規制される。
本形態では、基端部として通常の球状である場合を示したが、これに限定されるものではなく、例えば一部が球状であるものや、卵形のように曲率半径が異なる複数の曲面が組み合わされて形成されたものであってもよい。
回転力伝達ピン95は、球体90の中心を通るとともに、該球体90を貫いて両端が球体90から突出して配置される円柱状の軸状部材である。回転力伝達ピン95の軸線は上記回転軸85の軸線と直交するように設けられている。
軸部材70の材質は特に限定されるものではないが、ポリアセタール、ポリカーボネート、PPS等の樹脂を用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良いし、全体を金属で製作しても良い。
上記軸受部材45に軸部材70を次のように取り付けることにより、端部部材40とされている。図7(a)には軸受部材45に軸部材70が取り付けられた姿勢における、図3にIVa−IVaで示した線に沿った端部部材40の軸線に沿った方向の断面図、図7(b)には同様にIVb−IVbで示した線に沿った端部部材40の軸線に沿った方向の断面図をそれぞれ表した。
図7(a)、図7(b)からわかるように、軸部材70は、その球体90が保持部50の凹部50bによる空間の内側に配置される。このとき球体90から突出した回転力伝達ピン95の両端部がそれぞれ、ガイド溝51、52の内側に挿入される。そしてカップリング部材71は軸受部材の45から突出して配置される。
一方、球体90は凹部50bの内側に配置されたとき、複数の突出部50aの対向する間隔が狭まるように形成された部位に係合し、球体90が軸受部材45から外れないように保持される。図8に図7(b)にVIIIで示した部位を拡大した図を示した。このように、球体90が突出部50aの間に挟まれ、突出部50a間が狭く形成されている部位に引っ掛かることで軸部材70が軸受部材45に保持される。
このように軸部材70が軸受部材45の内側に配置されることにより、軸部材70は回転力伝達ピン95の軸線を中心として回動(揺動)することができる。さらに、回転力伝達ピン95の軸線自体が揺動する方向にも回動(揺動)することができる。これは、回転力伝達ピン95の両端部がそれぞれのガイド溝51、52内を移動することにより可能となる。
また、装置本体10からの駆動力を受けた時には、図2(a)、図2(b)、図7(a)、図7(b)に示した姿勢で、軸部材70はその軸線を中心とした回転力を受ける。このときには、軸部材70の回転力伝達ピン95の両端部がガイド溝51、52の溝側面(溝側壁)に引っ掛かり、回転力を軸受部材45、そして感光体ドラム35に伝達させることができる。
このような端部部材40において、リユースする等の理由から軸部材70を軸受部材45から取り外すには、保持部50に係合している球体部90の係合を解除して取り外す必要がある。上記した特許文献2に記載の技術によれば、径が大きいカップリング部材71を掴んでこれを無理矢理引っ張ることにより軸部材70を外すこととしている。しかしながらこの方法は上記したように軸部材70の特にカップリング部材71に傷や損傷を招く虞があり、生産の観点からも効率が高いとは言えなかった。
これに対して本発明では、カップリング部材71に傷をつけることなく、生産性の観点からも効率のよい方法を提供する。
図9〜図11は第一の形態を説明する図である。この形態は軸受部材の破壊を伴う変形により軸部材を取り出す例である。図9(a)は当該第一の形態に用いられる治具160の外観斜視図、図9(b)は治具160の一部を拡大した斜視図である。図10(a)は本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の1つの場面を表す外観斜視図、図10(b)は他の場面を表す外観斜視図、図10(c)もさらなる他の場面を表す外観斜視図である。図11には本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程を説明する拡大図を示した。
治具160は円筒状の本体161を有している。この円筒状である本体161の一方の端面からガイド162及び切り込み刃163が立設している。ここで本体161の筒状である内側には、軸部材70の取り外しの過程で該軸部材70が挿入されるので、本体161の内側の直径はカップリング部材71を挿入できる大きさとされている。
ガイド162は本体161の端面に沿って90度間隔で4つ立設されており、本体161の周方向に沿った板面を有する板状である。ガイド162は、該ガイド162の外周面を結ぶと1つの円が形成されるように配置されており、その円の直径は筒状体46の内周面の直径と概ね同じとされている。従って、本体161の当該端部を筒状体46に突き当てるとガイド162の外周面が筒状体46の内周面上を摺動して進みガイドとして機能する。
切り込み刃163は、隣り合うガイド162の間に立設されている。従って切り込み刃163も本体161の端面に沿って90度間隔で4つ立設されている。切り込み刃163は、その先端が鋭利に形成された刃部を有しており、当該刃部のエッジが本体161の半径方向に延びている。これにより後述するように切り込み刃163で筒状体46の端部に切り込みを入れることができる。従って治具160のうち少なくとも切り込み刃163は金属により形成されていることが好ましい。
治具160を用いることにより、例えば次のように軸部材70を軸受部材45から取り外すことができる。
初めに図10(a)に示したように、治具160のうちガイド162、切り込み刃163が設けられた端部を端部部材40のうち軸部材70が突出している側に向けて近付ける。このとき軸部材70の突出した部位(カップリング部材71等)は治具160のうち本体161の内側に挿入されて納められる。
次に治具160をさらに端部部材40の軸受部材46に近付けてその接触後も力を加え、治具160を押圧する。これによりガイド162は筒状体46の内側に入り治具160をガイドし、切り込み刃163は筒状体46の端部に切り込みを入れる。その後治具160を取り去ることにより図10(c)からわかるように筒状体46に切り込み46aが入った状態となる。
このように筒状体46に切り込みが入ると、筒状体46はその径が広がる方向に変形しやすくなる。すると、図11に示したように、保持部50の突出部50aも矢印Fのように筒状体46の径方向外側に移動し易くなり、球体90との係合が解除しやすくなる。この状態で軸部材70を矢印Gで示した方向に引き抜けば軸部材70は容易に軸受部材45から外れる。
本形態では軸受部材45の一部を破壊する変形により軸部材を軸受部材から取り外す。従ってカップリング部材71を傷つけることがない。また治具を用いることにより、容易に軸受部材46に切り込みを入れることができ効率のよい取り外しが可能である。
本形態では上記のように治具160を用いることにより効率よく取り外しをすることができるが、必ずしも治具160を用いる必要はない。例えば1つの刃を有する器具により、軸受部材45に上記ような切り込みを順次設けても同様に軸部材を軸受部材から取り外すことができる。
図12〜図14は第二の形態を説明する図である。この形態も軸受部材の破壊を伴う変形により軸部材を取り出す例である。図12は当該第二の形態に用いられる治具170の外観斜視図である。図13(a)は本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の1つの場面を表す外観斜視図、図13(b)はその断面図である。図14は本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の他の場面を表す断面図である。
治具170は円筒を軸線方向に沿って半分に切断した形態である本体171を有している。この本体171の一方の端面から軸方向に2つの切り込み刃172が立設している。ここで本体171の内側には、軸部材70の取り外しの過程で該軸部材70が挿入されるので、本体171の内側の直径はカップリング部材71を挿入できる大きさとされている。
切り込み刃172は本体171の端面に沿って所定の間隔で2つ立設されており、本体171の周方向に沿った板面を有する板状であるとともに、その先端は鋭利な刃部を有している。切り込み刃172は筒状体46の内周面に沿って湾曲しており、従って刃部のエッジも筒状体46の内面に沿うように湾曲して延びている。また、2つの切り込み刃172の間隔は保持部50の突出部50aの間隔に対応している。従って後述するように2つの切り込み刃172により同時に2つの突出部50aを切断することが可能である。以上のことから治具170のうち少なくとも切り込み刃172は金属により形成されていることが好ましい。
治具170を用いることにより、例えば次のように軸部材70を軸受部材45から取り外すことができる。
図13(a)、図13(b)からわかるように、治具170のうち切り込み刃172を筒状体46の内面に沿って必要に応じて押圧しながら軸方向に移動する。これにより、切り込み刃172が軸受部材46の保持部50に具備される突出部50aを切断する。
突出部50aが切断されたことにより、軸部材70を引き上げたときに切断された突出部50aも追随して筒状体46から離脱し、軸部材70を容易に軸受部材46から取り外すことができる。
本形態でも軸受部材45の一部を破壊することにより軸部材を軸受部材から取り外す。従ってカップリング部材71を傷つけることがない。また治具を用いることにより、容易に突出部50aを切断することができ効率のよい取り外しが可能である。
本形態では上記のように治具170を用いることにより効率よく取り外しをすることができるが、必ずしも治具170を用いる必要はない。例えば1つの刃を有する器具により、上記のように突出部50aを切断しても同様に軸部材を軸受部材から取り外すことができる。
図15〜図17は第三の形態を説明する図である。この形態も軸受部材の破壊を伴う変形により軸部材を取り出す例である。図15、図16は当該第三の形態に用いられる治具180を説明する図である。図15(a)は治具180の1つの姿勢を表した斜視図、図15(b)は治具180の他の姿勢を表した斜視図である。図16(a)は図15(a)にXVIa−XVIaに沿った軸線方向断面図である。図16(a)では対向する2つの揺動羽根182の断面が表れる断面を表している。図16(b)は、図16(a)と同じ視点による断面図で治具180の他の姿勢である。
図17(a)は本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の1つの場面を表す断面図、図17(b)は軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の他の場面を表す断面図である。
治具180は、これらの図からわかるように、底181bを有する円筒状の基体181を有している。基体181の側壁には、本形態では90度ずつずらした位置に内外を通じる開口181aが設けられている。すなわち本形態では4つの開口181aが具備されている。基体181には該基体181の外周部に板状の揺動羽根182が設けられている。
揺動羽根182は、その一端側が基体181に回動可能に取り付けられ、他端側が基体181の軸線方向のうち、底181b側にさらに基体181を超えて延びるように形成されている。これにより、図からわかるように、揺動羽根182は、その一方の面の一部がが基体181の外周面に重なるように配置される姿勢(図15(a)、図16(a)、閉じた姿勢)及び、他端側が最も軸線から離れて広がるように傾斜した姿勢(図15(b)、図16(b)、開いた姿勢)を取ることができるように揺動する。また、揺動羽根182は、閉じた姿勢において基体181のうち開口181aの少なくとも一部を塞ぐように配置される。従って本形態では90°ずつずらした4つの揺動羽根182が配置されている。
また、基体181の内側には、図16(a)、図16(b)からわかるようにそれぞれの開口181aに対して摺動部材183が設けられている。摺動部材183は基体181の筒状の内側のうち、底181b上を基体181の半径方向に移動できるように構成されている。そして当該移動により摺動部材183の一部が基体181の開口181aから突没するように配置される。
ここで、摺動部材183は、基体181の軸線に対向する側の面に傾斜面183aを有している。この傾斜面は、底181b側で基体181の軸線に近づき、底181bから離れる方向に沿って基体181の軸線から離隔するように傾斜している。
さらに治具180には、円柱状のシリンダー184が設けられる。シリンダー184は、基体181のうち底181bとは反対側の端部の開口からその一端が挿入され、基体181の軸線とシリンダー184の軸線とが概ね一致した状態で、軸線方向に移動可能とされている。シリンダー184の他端側は基体181から突出している。従って、シリンダー184は揺動羽根182が延びる方向とは反対側に延びている。
このような治具180は次のように変形させることができる。すなわち、図15(a)、図15(b)に示した姿勢のように、シリンダー184が基体181から大きく突出し、摺動部材183は基体181の軸線に近づいた位置に配置されており、開口181aからは突出していない。このときには、揺動羽根182は閉じた姿勢をとり、その延在方向が基体181の軸線と概ね平行となる。
この姿勢から、図15(b)、図16(b)に示したように、シリンダー184を基体181の底181b側に向けて押し込む。すると、シリンダー184の先端が摺動部材183の傾斜面183aに接触してさらにここを押圧する。そして傾斜面183aの作用により摺動部材183が基体181の径方向に移動する力を得て摺動部材183が基体181の開口181aから突出するように移動する。これにより摺動部材183が揺動羽根182を押圧するので、揺動羽根182が揺動して開いた姿勢となる。
治具180を用いることにより、例えば次のように軸部材70を軸受部材45から取り外すことができる。
図17(a)からわかるように、治具180を閉じた姿勢とする。この姿勢で、揺動羽根182の先端を軸受部材45の内側に差し込む。このとき軸受部材45から突出した軸部材70は揺動羽根182で囲まれた内側の空間に納められる。
次に、治具180を開いた姿勢に変形するすると図17(b)に示したように揺動羽根182の先端が開いて軸受部材45の側壁を図17(b)に矢印XVIIで示したように押し倒す。これにより軸受部材45が破壊され、軸部材70を取りだす。
本形態でも軸受部材45の一部を破壊することにより軸部材を軸受部材から取り外す。従ってカップリング部材71を傷つけることがない。また治具を用いることにより、軸受部材45を破壊することができ効率のよい取り外しが可能である。
上記説明した各形態において、より容易に破壊を行うために予め軸受部材を冷却する工程を含めてもよい。これによれば軸受部材の延性を低下させ、より円滑に破壊させることができる。このときには脆化温度以下に冷却してもよい。
冷却する方法は特に限定することはなく公知の方法を用いることができる。これに例えば液体窒素、ドライアイス、アルコール、各種冷媒、及びこれらの組み合わせて利用する方法を挙げることができる。
図18は第四の形態を説明する図である。この形態も軸受部材の破壊を伴う変形により軸部材を取り出す例である。図18(a)は本形態において軸受部材45から軸部材70を取り外す過程の1つの場面を表す断面図、図18(b)は他の場面を表す断面図である。
本形態では、図18(a)に示したように端部部材40を液体窒素190中に浸漬して冷却し、その後例えば図18(b)のようにハンマー191等で軸受部材46に衝撃を与えて該軸受部材46のみを破壊する。これによっても軸部材70を軸受部材45から取り外すことができる。
本形態でも軸受部材45の一部を破壊することにより軸部材を軸受部材から取り外す。従ってカップリング部材71を傷つけることがない。
本形態では液体窒素を用いて冷却する例を示したが、これに限らず軸受部材を冷却することができれば他の方法であってもよい。すなわち、軸受部材を冷却して延性を低下させて破壊することができれば本形態とすることができる。従って、その温度にかかわらず軸受部材を冷却すれば一定の効果を奏するものとなる。より容易に破壊をする観点から、当該温度を脆化温度以下にすることが好ましい。例えば軸受部材がポリアセタール樹脂により形成されている場合には−40℃以下とすることが好ましい。−40℃以下とするためには例えば上記液体窒素による方法の他、ドライアイスにアルコールを組み合わせた方法を挙げることもできる。
次に第五の形態について説明する。この形態は軸受部材の破壊を伴わない変形により軸部材を取り出す例である。ここまで、軸受部材45の少なくとも一部を破壊して軸部材70を取り出す例を説明したが、破壊にまで至らずも、軸受部材45を直接変形させることにより軸部材70を取り出してもよい。例えば上記した治具180を用いて軸受部材45を変形させる際、軸受部材45を破壊させる前の変形の状態で図19に示したように治具180を下、軸受部材45を上となるようにすれば軸部材70は自重で下降して軸受部材45から抜ける。
このように軸受部材45を直接変形させて軸部材を軸受部材から取り外せばカップリング部材71を傷つけることがない。
また、より容易に変形を行うために予め軸受部材を加熱する工程を含めてもよい。これによれば軸受部材が軟化し、より小さい力で変形させることができる。例えばポリアセタール樹脂の場合、融点の165℃程度まで加熱することにより容易に変形できる。また、融点近くにまで加熱しなくても加熱により軟化するのでこれによっても容易に変形させられる。例えばポリアセタール樹脂の場合には、120℃程度でも弱い力で変形できる。
なお、ここでは治具180を用いた例を説明したが、軸受部材を変形できればその手段は特に限定されない。このとき、加熱は必ずしも必要ではないが、軸受部材をあらかじめ加熱しておくことで、より容易に変形させることができる。
10 画像形成装置本体
20 プロセスカートリッジ
30 感光体ドラムユニット
35 感光体ドラム
40 端部部材
45 軸受部材
50 保持部
70 軸部材
71 回転力受け部(カップリング部材)
85 回転軸
90 球体(基端部)
95 回転力伝達ピン

Claims (7)

  1. 感光体ドラムに回転力を伝達する軸受部材から、該軸受部材に揺動可能に保持された軸部材を取り外す方法であって、
    前記軸部材は前記軸受部材の内側に内包される基端部及び該基端部の2か所から突出する回転力伝達ピン、並びに軸受部材から突出して配置される回転力受け部を備えており、
    前記軸受部材の少なくとも一部を直接変形させて前記軸部材を前記軸受部材から取り外す工程を具備する、軸部材取り外し方法。
  2. 前記取り外す工程には前記軸受部材の外周部の少なくとも一部を破壊する過程を含む、請求項1に記載の軸部材取り外し方法。
  3. 前記取り外す工程には前記軸受部材の内側に内包された部位のうち、前記軸部材の前記基端部に接触する部位の少なくとも一部を破壊する過程を含む、請求項1に記載の軸部材取り外し方法。
  4. 前記取り外す工程には前記軸受部材の内側から外側に向けて押圧し、前記軸受部材の外壁を押し倒して破壊する過程を含む、請求項1に記載の軸部材取り外し方法。
  5. 前記取り外す工程の前に、前記軸受部材を冷却する工程を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の軸部材取り外し方法。
  6. 前記取り外す工程には、前記軸部材及び前記軸受部材を冷却する過程、及び前記冷却後の前記軸受部材に衝撃を与えて破壊する過程を含む、請求項1に記載の軸部材取り外し方法。
  7. 前記取り外す工程には、前記軸受部材を加熱してから破壊を伴わない変形をする過程を含む、請求項1に記載の軸部材取り外し方法。
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