JP3212241U - 軸受部材、端部部材、感光体ドラムユニット、及びプロセスカートリッジ - Google Patents

軸受部材、端部部材、感光体ドラムユニット、及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】軸部材の意図しない離脱を防ぎ、軸部材の円滑な揺動、回転力の伝達、及び装置本体との着脱を可能としつつ、精度よく、破損等の不具合を抑制して簡易に生産することができる、軸受部材を提供する。【解決手段】感光体ドラムの端部に配置され、回転力を伝達する軸部材が取り付けるための軸受部材45であって、軸受部材は、筒状体46と、筒状体の内側に配置され、軸部材が具備する回転力伝達ピンを保持及び着脱可能に設けられた保持部50と、を有し、保持部は、筒状体の軸方向に沿って延び、対向して設けられる少なくとも2つの溝である揺動溝51b、55bと、一端が揺動溝に、他端が揺動溝の外側に連通するように設けられた溝である導入溝51aと、を備え、軸受部材のうち軸部材が挿入される側を上としたとき、軸部材が回転力を伝達する姿勢で導入溝の全部が、回転力伝達ピンの全部又は一部より下となるべき位置に配置される。【選択図】図7

Description

本考案は、レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置に着脱可能に具備されるプロセスカートリッジ、該プロセスカートリッジに備えられる感光体ドラムユニット、感光体ドラムユニットの感光体ドラムに装着される端部部材、及び端部部材を構成する軸受部材に関する。
レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置には、該画像形成装置の本体(以下、「装置本体」と記載することがある。)に対して着脱可能にプロセスカートリッジが備えられている。
プロセスカートリッジとは、文字や図形等、表されるべき内容を形成し、これを紙等の記録媒体に転写する部材であり、ここには転写する内容が形成される感光体ドラムが備えられる。従ってプロセスカートリッジには、当該感光体ドラムに転写すべき内容を形成させるための各種手段が併せて配置されている。これら手段としては例えば現像する手段、感光体ドラムを帯電する手段、感光体ドラムをクリーンニングする手段等を挙げることができる。
プロセスカートリッジは、メンテナンスのために同一のプロセスカートリッジを装置本体に対して着脱したり、新たなプロセスカートリッジに交換するために古いプロセスカートリッジを装置本体から離脱し、新しいプロセスカートリッジを装置本体に装着したりする。このようなプロセスカートリッジの着脱は、画像形成装置の使用者が自らできるものであり、かかる観点からできるだけ容易に行えることが望ましい。
ところが、プロセスカートリッジに含まれる感光体ドラムには、装置本体の駆動軸が直接又は他の部材を介して係合し、これにより感光体ドラムがこの駆動軸から回転力を受けて回転するように構成されている。従って、プロセスカートリッジを装置本体に対して着脱させるためには、その都度装置本体の駆動軸と感光体ドラムとの係合の解除(離脱)、及び再係合(装着)をさせる必要がある。
ここで、感光体ドラム(プロセスカートリッジ)を装置本体の駆動軸の軸線方向に移動させて着脱することができれば、そのために装置を構成することは比較的容易である。しかしながら、画像形成装置の小型化、プロセスカートリッジの着脱スペース確保等の観点から、プロセスカートリッジを駆動軸の軸線方向とは異なる方向に引き抜くように装置本体から離脱させ、また、この方向に押し込むように装置本体に装着することが好ましい。
特許文献1には、プロセスカートリッジを装置本体の駆動軸の軸線方向とは異なる方向に着脱するための構成が開示されている。具体的には、特許文献1に記載されているカップリング部材(軸部材)は、球形部を備えることによりドラムフランジ(軸受部材)に揺動可能に取り付けられる。従って、カップリング部材に具備された、装置本体の駆動軸に係合する部分(回転力受け部材)が、球形部を中心に揺動して感光体ドラムの軸線に対して角度を変えることができ、装置本体の駆動軸と感光体ドラムとの係合離脱を容易にしている。
また、非特許文献1には、軸部材に具備される回転力伝達ピンを軸受部材に取り付けるための溝が軸受部材の内周の回転方向に設けられ、この溝により当該回転力伝達ピンの軸受部材への取り付けが容易である構造が開示されている。
特開2010−26473号公報
発明協会公開技報公技番号2010−502200号
しかしながら、特許文献1に記載のカップリング部材(軸部材)及びこれを保持するドラムフランジ(軸受部材)の構造では、カップリング部材を揺動可能としつつ球形部をドラムフランジに保持する構造とするため、球形部をドラムフランジ(軸受部材)に取り付ける際には無理入れ・無理抜きする必要があった。無理入れ・無理抜きによる組み立ては、組み立て精度の低下や、組み立て時に部品が破損する虞がある。
また、特許文献1には、カップリング部材を分解して一部の部品をドラムフランジ(軸受部材)に配置した後、カップリング部材の他の部品を順に組み立てる方法も記載されている。これによれば、無理入れ・無理抜きのような不具合はないが、工数が多くなり生産性が低下してしまう。また、このように揺動するようなカップリング部材(軸部材)が取り付けられたドラムフランジ(軸受部材)を感光体ドラムの端部に精度よく取り付けることも困難である。そして、軸部材を再利用する際に軸受部材から軸部材を取り外すにも非常に手間がかかる。
非特許文献1に記載の技術では軸受部材への軸部材の取り付け及び取り外しが容易であるが、軸部材が意図しないときに軸受部材から外れてしまう虞があった。また、軸部材の円滑な揺動、及び軸部材の装置本体との円滑な着脱を実現することが困難なことがあった。
そこで本考案は上記問題点に鑑み、軸部材の意図しない離脱を防ぎ、軸部材の円滑な揺動、回転力の伝達、及び装置本体との着脱を可能としつつ、精度よく、破損等の不具合を抑制して簡易に生産することができる、軸受部材を提供することを目的とする。またこの軸受部材を備える端部部材、感光体ドラムユニット、及びプロセスカートリッジを提供する。
以下、本考案について説明する。ここではわかりやすさのため括弧書きにて図面の参照符号を付すが、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案の第一の態様は、感光体ドラム(35)の端部に配置され、回転力を伝達する軸部材(70)を取り付けるための軸受部材(45、145)であって、軸受部材は、筒状体(46)と、筒状体の内側に配置され、軸部材が具備する回転力伝達ピン(95)を保持及び着脱可能に設けられた保持部(50、150)と、を有し、保持部は、筒状体の軸方向に沿って延び、対向して設けられる少なくとも2つの溝である揺動溝(51b、55b)と、一端が揺動溝に、他端が揺動溝の外側に連通するように設けられた溝である導入溝(51a、55a)と、を備え、軸受部材のうち軸部材が挿入される側を上としたとき、軸部材が回転力を伝達する姿勢で導入溝の全部が、回転力伝達ピンの全部又は一部より下となるべき位置に配置される、軸受部材である。
上記軸受部材(45、145)において、保持部(50、150)は、一端側が筒状体(46)に取り付けられ、軸方向に付勢することが可能である付勢部材(69、169)を備えてもよい。
上記軸受部材(45、145)において、付勢部材(69)がコイルバネであってもよい。
上記軸受部材(45、145)において、付勢部材(169)が弾性ゴムであってもよい。
上記軸受部材(45)において、付勢部材(69)の他端側に移動台座(60)が配置され、移動台座が筒状体の軸方向に移動可能であるように構成してもよい。
本考案の第二の態様は、軸部材(70)、及び、上記軸受部材(45、145)、を有し、軸部材は、回転軸(85)と、該回転軸の一端側に具備されて画像形成装置本体の回転力付与部に係合可能とされ、該係合の姿勢で駆動軸からの回転力を受ける回転力受け部(71)と、回転軸の他端側に配置される基端部(90)と、基端部から突出する端部を有する回転力伝達ピン(95)と、を備え、軸部材は、該軸部材の回転力伝達ピンが軸受部材の揺動溝(51b、55b)内に配置されることにより軸受部材に組み合わされ、軸受部材のうち軸部材が挿入される側を上としたとき、軸部材が回転力を伝達する姿勢で回転力伝達ピンの少なくとも一部が、導入溝(51a、55a)よりも上に配置される、端部部材(40、140)である。
本考案の第三の態様は、軸部材(70)、及び、上記軸受部材(45)、を有し、軸部材は、回転軸(85)と、該回転軸の一端側に具備されて画像形成装置本体の回転力付与部に係合可能とされ、該係合の姿勢で駆動軸からの回転力を受ける回転力受け部(71)と、回転軸の他端側に配置される基端部(90)と、基端部から突出する端部を有する回転力伝達ピン(95)と、を備え、軸部材は、該軸部材の回転力伝達ピンが軸受部材の揺動溝(51b、55b)内に配置されることにより軸受部材に組み合わされるとともに、基端部が移動台座(60)に接触して配置されており、軸受部材のうち軸部材が挿入される側を上としたとき、軸部材が回転力を伝達する姿勢で回転力伝達ピンの少なくとも一部が、導入溝(51a、55a)よりも上に配置される、端部部材(40)である。
上記端部部材(40、140)において、軸部材(70)は、回転力伝達ピン(95)により、該軸部材の軸方向の移動が規制されてもよい。
上記端部部材(40、140)において、基端部(90)は軸受部材(45、145)によっては軸方向における軸部材の抜け方向の移動が規制されないように構成してもよい。
本考案の第四の態様は、感光体ドラム(35)と、上記端部部材(40、140)と、を備える感光体ドラムユニット(30)である。
本考案の第五の態様は、上記感光体ドラムユニット(30)を具備し、軸部材(70)が画像形成装置本体(10)の駆動軸に着脱可能とされるプロセスカートリッジ(20)である。
本考案によれば、軸部材を軸受部材に取り付けることが容易であり、かつ、取り付け後には軸部材の揺動が円滑であるとともに意図しない軸部材の抜けを防止できる。また、装置本体からの回転駆動力を感光体ドラムに伝達させることができ、プロセスカートリッジの装置本体に対する着脱も容易である。
また、軸部材を軸受部材に対して容易に着脱可能にすることができるため、揺動する軸部材を軸受部材に取り付ける前に、軸受部材を感光体ドラムに取り付けることが従来よりも適切に行える。
これに加えて、軸部材を軸受部材に取り付けるに際して、強引な着脱を必要としないので、軸部材と軸受部材との組み立ての精度低下を招かない。
画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの概念図である。 図2(a)は1つの形態に係る感光体ドラムユニットの外観斜視図、図2(b)は端部部材の外観斜視図である。 軸受部材の分解斜視図である。 軸受部材を軸方向から見た図である。 図5(a)は図4のV−Vに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側に移動されている姿勢を表す。図5(b)は図4のV−Vに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側から離隔している姿勢を表す。 図6(a)は図4のVI−VIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側に移動されている姿勢を表す。図6(b)は図4のVI−VIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側から離隔している姿勢を表す。 図7(a)は図4のVII−VIIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側に移動されている姿勢を表す。図7(b)は図4のVII−VIIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側から離隔している姿勢を表す。 図8(a)は図4のVIII−VIIIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側に移動されている姿勢を表す。図8(b)は図4のVIII−VIIIに沿った矢視断面図であり、移動台座が受け部側から離隔している姿勢を表す。 図9(a)は移動台座の斜視図、図9(b)は移動台座の断面図である。 図10(a)は、図2(b)に表れた軸部材のXa−Xaに沿った断面図、図10(b)は、図2(b)に表れた軸部材のXb−Xbに沿った断面図である。 カップリング部材を拡大した図である。 図2にXb−Xbで示した線に沿った端部部材の軸線方向断面図である。 図13(a)は図12と同じ視点で軸部材が一方側に最も傾いた姿勢、図13(b)は図12と同じ視点で軸部材が他方側に最も傾いた姿勢を表した図である。 軸受部材に軸部材を取り付ける方法を説明する1つの図である。 図15(a)は第一溝形成部において回転力伝達ピンが導入溝を移動する場面を説明する図、図15(b)は第一溝形成部において回転力伝達ピンが揺動溝を移動する場面を説明する図である。 図16(a)は第二溝形成部において回転力伝達ピンが導入溝を移動する場面を説明する図、図16(b)は第二溝形成部において回転力伝達ピンが揺動溝を移動する場面を説明する図である。 図17(a)は、画像形成装置本体の駆動軸、ピン、及び該駆動軸を表した斜視図、図17(b)は、ピンがカップリング部材に連結した姿勢を説明するための図である。 図18(a)はプロセスカートリッジを装置本体に装着する1つの場面の例を説明する図、図18(b)はプロセスカートリッジを装置本体に装着する他の場面の例を説明する図である。 図19(a)は他の形態に係る軸受部材の斜視図、図19(b)は軸受部材を軸方向のうち軸部材が挿入される方向から見た図である。 図19(b)に示したXX−XXに沿った矢視断面図である。 端部部材の軸方向断面図であり図12に相当する図である。 図21と同じ視点で軸受部材に軸部材を取り付ける方法を説明する図である。 他の形態に係る端部部材のうち、軸部材の斜視図を表した図である。
本考案の上記した作用及び利得は、次に説明する考案を実施するための形態から明らかにされる。以下本考案を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本考案はこれら形態に限定されるものではない。
図1は1つの形態を説明する図で、軸受部材45(図2参照)を具備するプロセスカートリッジ20、及び該プロセスカートリッジ20を装着して使用する画像形成装置本体10(以下、「装置本体10」と記載することがある。)を模式的に示した斜視図である。図1に示したようにプロセスカートリッジ20は、図1にAで示した方向に移動させることにより装置本体10に装着し、及び離脱させることができる。この方向は装置本体10の駆動軸の軸線方向とは異なる方向である。そして装置本体10及びプロセスカートリッジ20により画像形成装置とされる。以下詳しく説明する。
プロセスカートリッジ20は、その外郭を形成する筐体21を有し、その内側に各種部品が内包されている。本形態では具体的には、感光体ドラムユニット30(図2(a)参照)の他、帯電ローラ、現像ローラ、現像ブレード、転写ローラ、及びクリーニングブレードを備えている。
感光体ドラムユニット30には、紙等の記録媒体に転写すべき文字や図形等が形成される。図2(a)に感光体ドラムユニット30の外観斜視図を示した。図2(a)からわかるように感光体ドラムユニット30は、感光体ドラム35、フタ材36、及び端部部材40を備えている。図2(b)には、端部部材40に注目した斜視図を示した。以下、図2(a)、図2(b)及び適宜示す図を参照しつつ感光体ドラムユニット30について説明する。
感光体ドラム35は、円筒状であるドラムシリンダの外周面に感光層を被覆した部材である。すなわちドラムシリンダは、アルミニウム等の導電性のシリンダに感光層が塗布されて構成されている。感光体ドラム35の一端には後述するように端部部材40が取り付けられ、他端にはフタ材36が配置されている。本形態ではドラムシリンダを円筒状であるものとしたが、中実の円柱状であってもよい。ただし、少なくともフタ材36、及び端部部材40がその端部に適切に取り付けられるように形成されている。
フタ材36は、樹脂により形成された部材で、感光体ドラム35の円筒内側に挿入される嵌合部と、感光体ドラム35の一端面を覆うように配置される軸受部とが同軸に形成されている。軸受部は、感光体ドラム35の端面を覆う円板状であるとともに、軸を受ける部位を具備する。また、フタ材36には、導電性材料によりなるアース板が配置され、これにより感光体ドラム35と装置本体10とを電気的に接続させている。
なお、本形態ではフタ材の一例を表したがこれに限定されず、通常取り得る他の形態のフタ材を適用することも可能である。例えばフタ材に回転力伝達のための歯車が配置されてもよい。
また上記導電性材料は後述する端部部材40側に設けられてもよい。
端部部材40は、感光体ドラム35の端部のうち上記フタ材36とは反対側の端部に取り付けられる部材であり、軸受部材45及び軸部材70を備えている。
軸受部材45は、感光体ドラム35の端部に固定される部材である。図3には軸受部材45の分解斜視図を示した。また、図4には軸受部材45を軸方向(軸部材70が挿入される側)から見た平面図を表した。さらに、図5は図4にV−Vの線で示した矢視断面図、図6は図4にVI−VIの線で示した矢視断面図、図7は図4にVII−VIIの線で示した矢視断面図、図8は図4にVIII−VIIIの線で示した矢視断面図である。図5乃至図8の各図において、(a)は移動台座60が押圧され付勢部材69が圧縮されて移動台座60が下げられた場面、(b)は付勢部材69がその付勢力により伸長し、移動台座60が受け部49から離隔するように移動した場面をそれぞれ表している。
本形態では、軸受部材45は、図2乃至図8からわかるように円筒状である筒状体46を備えている。また、筒状体46の外周面には、該外周面に沿って立設するリング状である接触壁47、及び、歯車48が形成されている。筒状体46の外径は上記感光体ドラム35の内径と概ね同じであり、該筒状体46の一端側を感光体ドラム35に差し込んで嵌合することにより軸受部材45を感光体ドラム35に固定する。この際には、感光体ドラム35の端面が接触壁47に当てられる深さまで挿入される。このとき、より強固な取り付けのために接着剤を用いてもよい。また接着剤が配置される部分の筒状体46には溝や凹凸が設けられてもよい。これにより接着剤がこの溝や凹部に保持され、軸受部材45と感光体ドラム35とのさらなる強固な接着が可能となる。
歯車48は、現像ローラ等の他のローラに回転力を伝達する歯車で、はす歯歯車である。歯車の種類は特に限定されることはなく平歯車等であってもよい。ただし歯車は必ずしも設けられている必要はない。
筒状体46の軸方向一端側の開口部には、該筒状体46の開口部の少なくとも一部を塞ぐように受け部49が設けられている。本形態では受け部49は図5乃至図8からわかるように凹部を有する容器状であり、付勢部材の一端側が接触して保持できるように構成されている。そして、筒状体46の内側に保持部50が内包されている。一方、筒状体46のうち受け部49とは反対側の端部は開口しておりここから軸部材70を取り付ける。
保持部50は、筒状体46の内側に所定の導入溝51a、55a、揺動溝51b、55bを形成するための部位であり、第一溝形成部51、及び第二溝形成部55を有している。さらに保持部50は、移動台座60、及び付勢部材69を備えている。
本形態では、保持部50は対向して設けられる2つ(一対)の溝形成部(51、55)を備える場合を説明するが、これに限らず4つ(二対)の溝形成部、6つ(三対)の溝形成部が設けられてもよく、これより多くてもよい。
第一溝形成部51は、導入溝51a及び揺動溝51bを形成する部位である。第一溝形成部51は、図3、図4、図5、図7、図8からわかるように、筒状体46の内周面から突出するように、2つのブロック状である第一凸部52、及び第二凸部53を有している。第一凸部52及び第二凸部53はいずれも筒状体46の軸方向に沿った方向を長手方向とし、筒状体46の内周方向に沿って所定の間隔を有して配列されている。この間隙が揺動溝51bとなる。従って揺動溝51bは筒状体46の軸方向に沿って延びる溝である。さらに図7、図8からわかるように揺動溝51bの底面51cには受け部49とは反対側となる端部側に筒状体46の軸方向に沿った方向に対して湾曲した曲面51dを有し、本形態では円弧状とされている。そして当該曲面51d、及び対向する揺動溝55bの底面55cの曲面55dにより、揺動溝の底間の間隔が狭められている。
また、第一凸部52には、受け部49側に第一凸部52を筒状体46の内周方向に沿って切り欠き、その一方と他方とを連通させる導入溝51aが設けられている。従って、導入溝51aにより揺動溝51bから第一凸部52を挟んだ反対側(保持部50の外側)へ連通する溝が形成される。
第二溝形成部55は、第一溝形成部51に対して筒状体46の径方向反対側に対向する位置に設けられる。
第二溝形成部55は、導入溝55a及び揺動溝55bを形成する部位である。第二溝形成部55は、図3、図4、図6、図7、図8からわかるように、筒状体46の内周面から突出するように、2つのブロック状である第一凸部56、及び第二凸部57を有している。第一凸部56及び第二凸部57はいずれも筒状体46の軸方向に沿った方向を長手方向とし、筒状体46の内周方向に沿って所定の間隔を有して配列されている。この間隙が揺動溝55bとなる。従って揺動溝55bは筒状体46の軸方向に沿って延びる溝である。さらに図7、図8からわかるように揺動溝55bの底面55cには受け部49とは反対側となる端部側に筒状体46の軸方向に沿った方向に対して湾曲した曲面55dを有し、本形態では円弧状とされている。そして当該曲面55d、及び対向する揺動溝51bの底面51cの曲面51dにより、揺動溝の底間の間隔が狭められている。曲面55dの円弧は、上記した揺動溝51bの曲面51dの円弧が含まれる円と同じ円に属することが好ましい。
従って、本形態では図7、図8のように底面51c、55cを含む軸方向断面において
底面51cと底面55cとの間隔は、軸部材70が挿入される(図8参照)端部側で曲面51dと曲面55dとの間が狭くなるように形成されている。
また、第一凸部56には、該第一凸部56を筒状体46の内周方向に沿って切り欠き、その一方と他方とを連通させる導入溝55aが設けられている。従って、導入溝55aにより揺動溝55bから第一凸部56を挟んだ反対側(保持部50の外側)へ連通する溝が形成される。
移動台座60は、筒状体46の内側を移動可能に配置され、軸部材70の球体90(図10参照)を受けることができるように構成される部材である。図3乃至図8には移動台座60の各視点における形状が表れている。また図9には移動台座60の形態を表した。図9(a)は斜視図、図9(b)は図9(a)にIXb−IXbで示した線に沿った軸方向断面図である。
これらの図にも表れているように、移動台座60は、所定の厚さを有する円板状である本体61を具備し、その一方の面には底部が球面である窪み61aが形成されている。ここには後述するように軸部材70の球体90が接触するので、窪み61aの球面は球体90の球面に沿うものであることが好ましい。また、本体61の他方の面には円柱状の凹部61bが形成されている。ここには後述するように付勢部材69の一端が保持される。
さらに、本体61の縁部分である外周面の一部からは、本体61の径方向一方と他方から径方向外側に突出するようにガイド部62が設けられている。当該ガイド部62は後述するように揺動溝51b、55bの内側に配置され、該揺動溝51b、55b内を移動できる大きさとされている。
なお、移動台座は軸部材の基端部が接触してこれを受けることができればよく、本形態のように必ずしも球面の窪みが設けられている必要はない。窪みが他の形態であってもよく、又は窪み自体がなくてもよい。さらに窪みの代わりに凸とすることもできる。
付勢部材69は、軸部材70を筒状体46の軸方向に付勢することができる手段であり、軸受部材45に軸部材70が組み合わされたときに軸部材70を軸方向に付勢する。本形態では図3乃至図8に各視点における形態が表れているように、移動台座60を介して軸部材70を付勢するため、移動台座60の移動に伴って該移動台座60を筒状体46の軸方向に付勢する。本形態で付勢部材は図3乃至図8からもわかるように、いわゆるコイルバネである。
ただし、付勢部材は後で説明するように移動台座60を付勢して保持することができれば特にその具体的態様は限定されることなく、例えば弾性ゴムのような弾性的な材料を用いた部材を用いてもよい。
以上説明した移動台座60及び付勢部材69は筒状体46の内側に次のように配置されて保持部50の一部として機能する。すなわち図5乃至図8からわかるように、移動台座60が、その凹部61bが受け部49側、窪み61aが筒状体46のうち受け部49とは反対側の開口部に向くように筒状体46の内側に配置される。このとき、図7、図8からわかるように、移動台座60の突出したガイド部62が、第一溝形成部51の揺動溝51bの内側、及び、第二溝形成部55の揺動溝55bの内側にそれぞれ挿入される。移動台座60の筒状体46への取り付けは後述する軸部材70の軸受部材45への取り付けと同様の手順で行うことができる。
また、付勢部材69は、筒状体46の受け部49と移動台座60との間に配置され、付勢方向一端側が受け部49に接触又は固定されて保持され、付勢方向他端側が移動台座60の凹部61b内に配置されてここに接触又は固定されて保持されている。
移動台座60及び付勢部材69の上記のような配置により、これらは次のような姿勢を取ることができる。すなわち、移動台座60を付勢部材69の付勢力に抗して受け部49側に押圧することにより、図5乃至図8の各(a)に示したように、付勢部材69が圧縮されて移動台座60が受け部49側に近付けられている。このとき、当該図からわかるように、導入溝51a及び導入溝55aが移動台座60よりも開口側(図5乃至図8の紙面上側、移動台座60のうち付勢部材69が配置された側とは反対側)に表れ、ここに何らかの部材を通すことができるようになる。
一方、移動台座60に対する押圧力を除く、又は弱めると図5乃至図8の各(b)に示したように、付勢部材69が伸長し、移動台座60が受け部49側から離れ、開口側に近付けられる。このとき、当該図からわかるように、導入溝51a及び導入溝55aが移動台座60よりも開口側(図5乃至図8の紙面上側、移動台座60のうち付勢部材69が配置された側とは反対側)に表れる大きさが、移動台座60により隠蔽されて小さくなる。
これにより後述するように回転力伝達ピン95が導入溝51a、及び導入溝55aを通過することができないようになる。
以上のように、保持部50は、第一溝形成部51、第二溝形成部55、及び移動台座60により、図7、図8に50aで示したように、これらに囲まれる空間(空間50a)が形成されるように構成されている。当該空間50aに後述するように軸部材70の球体90が配置される。軸部材70との関係は後で詳しく説明する。
軸受部材45の筒状体、第一溝形成部51、第二溝形成部52、移動台座60を構成する材料は特に限定されることはないが、ポリアセタール、ポリカーボネート、PPS等の樹脂を用いることができる。ここで、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維等を配合してもよい。また、軸部材の取り付け、揺動動作を円滑にするために、樹脂にフッ素、ポリエチレン、及びシリコンゴムの少なくとも1種類を含有して摺動性を向上させてもよい。また、樹脂をフッ素コーティングしたり、潤滑剤を塗布したりしてもよい。
図2に戻り、端部部材40のうち軸部材70について説明する。図10(a)には、図2(b)に表れた軸部材70のXa−Xaに沿った断面図、図10(b)には、図2(b)に表れた軸部材70のXb−Xbに沿った断面図をそれぞれ示した。軸部材70は、図2、図10からわかるように、カップリング部材71、回転軸85、球体90、及び回転力伝達ピン95を備えている。
カップリング部材71は、装置本体10(図1参照)からの回転駆動力を受ける回転力受け部として機能する部位である。図11にはカップリング部材71を拡大した図を示した。カップリング部材71は、図2、図10、及び図11からわかるように、円形皿状の部材であり、その内側は軸線が通る部位が最も深くなるように円錐状の凹部73aが設けられた底部73を有している。
また、底部73の面のうち、一面側(回転軸85が設けられる側とは反対側)の面の縁に沿って筒状の係合壁74が立設されている。係合壁74には軸部材70の軸線を挟んで対向して設けられる溝74a、74bが2対設けられている。一方の対の溝74aと他方の対の溝74bとは90度ずらされている。
各溝74a、74bには、図11によく表れているように、溝の一方の側壁に凸部75が設けられるとともに、その底部73側には円周方向に窪み75aを具備している。これにより後述するように装置本体10の駆動軸11のピン12、12が窪み75aに係合してその抜けが防止されつつ、適切に回転力が伝達される(図17(b)参照)。
また、各溝74a、74bの他方側の側壁には斜面74cが形成されており、上記ピン12の溝内への導入を容易にしている。
従って図11にDで示した溝74aの幅はピン12の直径より若干大きくされている(図17(b)参照)とともに、駆動軸11が通過できないように、該駆動軸11よりは狭くされている。また、図11にEで示した係合壁74の内側の径は駆動軸11の直径より若干大きく形成されているが概ね同じ程度とされる。どのように駆動軸11から回転力を受けることができるかついては後で説明する。
本形態では係合壁の溝を4つ(2対)としたが、その数は特に限定されるものではなく、2つ(1対)でも、6つ(3対)でも、又はそれより多くてもよい。
回転軸85は、カップリング部材71が受けた回転力を伝達する回転力伝達部として機能する円柱状の軸状部材である。従って回転軸85の一端には上記カップリング部材71が設けられている。
球体90は、基端部として機能し、本形態では図10からわかるように球状の部材で、回転軸85の端部のうちカップリング部材71が配置される側とは反対側の端部に具備される。このとき、回転軸85の軸線と球体90の中心はできるだけ一致させることが好ましい。これにより、感光体ドラム35の安定した回転を得ることができる。また球体90の直径は上記した軸受部材45の保持部50で挟まれる部分の最も狭い部位(本形態では第一溝形成部51と第二溝形成部55との間隔のうち最も狭い部位)と概ね同じとされている。以上から明らかなように、球体90は、軸受部材45の保持部50によって軸部材70の抜け方向の移動が規制されているわけではない。
本形態では、基端部として通常の球である場合を示したが、これに限定されるものではなく、例えば卵形のように曲面が組み合わされて形成されたものであってもよい。
回転力伝達ピン95は、球体90の中心を通るとともに、該球体90を貫いて両端が球体90から突出して配置される円柱状の軸状部材である。回転力伝達ピン95の軸線は上記回転軸85の軸線と直交するように設けられている。
軸部材70の材質は特に限定されるものではないが、ポリアセタール、ポリカーボネート、PPS等の樹脂を用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良いし、全体を金属で製作しても良い。
上記軸受部材45と軸部材70とは次のように組み合わせられることにより、端部部材40とされている。図12には図2(b)にXb−Xbで示した線に沿った端部部材40の軸線方向断面図、図13(a)には図12と同じ視点で軸部材70が一方側に最も傾いた姿勢、図13(b)には図12と同じ視点で軸部材70が他方側に最も傾いた姿勢をそれぞれ表した。
軸部材70は、図12からわかるように、移動台座60が図5乃至図8の各(b)にある姿勢、すなわち、移動台座60が付勢部材69の付勢力により受け部49から離隔されて開口側に近付けられた姿勢において、軸部材70の球体90が保持部50の第一溝形成部51、第二溝形成部55、及び移動台座60に囲まれた空間50a(図7、図8参照)内に配置される。さらに球体90から突出した回転力伝達ピン95の両端部が、第一溝形成部51の揺動溝51b、第二溝形成部55の揺動溝55bの内側に挿入される。これにより軸部材70が軸受部材45に保持される。
このように軸部材70が軸受部材45の内側に配置されることにより、軸部材70は、図12にXIIaで示したように、回転力伝達ピン95の軸線を中心として回動(揺動)することができる。すなわち回転力伝達ピン95を中心に図12の紙面手前/奥方向に回動(揺動)することが可能である。
さらに、軸部材70は、図13(a)、図13(b)にXIIIで示したように、上記XIIaで示した回動(揺動)に直交する方向、すなわち、回転力伝達ピン95の軸線自体が揺動する方向にも回動(揺動)することができる。これは、回転力伝達ピン95の両端部がそれぞれの揺動溝51b、55b内を移動することにより可能となる。ここで、揺動溝51b、55bはその底面51c、55cのうち一部が円弧面51d、55dを有しているので、軸部材70が図13(a)、図13(b)のように揺動しても軸部材70が軸線方向、及びこれに直交する方向(図13(a)、図13(b)の紙面左右方向)に大きくぶれるように移動することを抑えることができる。
より詳しくは、揺動溝51b、55bの曲面51d、55dは上記したように円弧状であるが、当該円弧は、軸部材70の回動中心を中心としている。そしてその円弧の直径は、回転力伝達ピン95の長さと概ね一致していることが好ましい。これにより軸部材70のぶれを抑制することができる。
また、装置本体10からの駆動力を受けた時には、軸部材70は、図12にXIIbで示したようにその軸線を中心とした回転力を受ける。このときには、軸部材70の回転力伝達ピン95の両端部が第一溝形成部51の揺動溝51b、及び第二溝形成部55の揺動溝55bの溝側面(溝側壁)に引っ掛かり、回転力を軸受部材45、そして感光体ドラム35に伝達させることができる。
さらに、軸部材70が図12にXIIcで示したように軸受部材45から外れ(抜け)ようとする方向に力を受けた場合を考える。しかしながら、揺動溝51b、55bの底部は上記のように曲面51d、55dを有しており、開口部(図12の紙面上方、受け部49とは反対側の端部)に向けて両者間が狭くなるように構成され、この間隔は回転力伝達ピン95の長さより狭くなっている。従って、このように軸部材70が軸方向に引っ張られたとしても、回転力伝達ピン95が揺動溝51bの底面51cのうち曲面51d及び揺動溝55bの底面55cのうち曲面55dに引っ掛かるので軸部材70は軸受部材45から離脱しない。以上より明らかなように、回転力伝達ピン95によって軸部材70の軸方向の移動が規制される。
また、このように軸部材70が図12、図13のように回転力を伝達する姿勢にあるときには、軸受部材45のうち軸部材70が挿入される側を上としたときに回転力伝達ピン95の少なくとも一部が導入溝51a、55aよりも上にある。すなわち、軸受部材45においては、軸受部材45のうち軸部材70が挿入される側を上としたとき、軸部材70が回転力を伝達する姿勢で導入溝51a、55aの全部が、回転力伝達ピン95の全部又は一部より下となるべき位置に配置される。本形態ではさらに移動台座60が図5乃至図8の各(b)の姿勢にあり、導入溝51a、55aが移動台座60により隠蔽されている。従って回転力伝達ピン95が導入溝51a、55aに入ることができないので、不意に軸部材70が軸受部材45から外れてしまうことや、図13に示したような揺動が阻害されることがない。従って、軸部材70の意図しない抜けが防止され、円滑な揺動が可能となる。そして本形態では、図12、図13の姿勢にあるときには導入溝51a、55aが隠蔽されてしまうので、導入溝51a、55aは軸回転方向上流側に配置されていても、軸回転方向下流側に配置されていても軸部材70が外れる虞がない。すなわち、本形態では、第一凸部52、56(図5、図6参照)に導入溝があってもよく、第二凸部53、57(図5、図6参照)に導入溝があってもよい。
次に、軸部材70を軸受部材45に組み合わせる方法について説明する。図14乃至図16に説明のための図を示した。図14は軸部材70を軸受部材45に取り付ける際の一場面を表す軸方向断面図である。図15、図16は当該取り付けの際の回転力伝達ピン95の動きを説明する図であり、回転力伝達ピン95の位置をハッチングした丸印で表した図である。図15は第一溝形成部51、図16は第二溝形成部55に注目しており、図15(a)、図16(a)は回転力伝達ピン95が導入溝51a、55a内を移動する場面、図15(b)、図16(b)は回転力伝達ピン95が揺動溝51b、55b内を移動する場面をそれぞれ表している。
初めに、図14に示したように、回転力伝達ピン95が第一溝形成部51及び第二溝形成部55の外側となるように、軸部材70を球体90側を軸受部材45の筒状体46の開口側から内側に挿入する。このとき、軸部材70により移動台座60を軸線方向に沿って押圧し、付勢部材69の付勢力に抗して圧縮させ、移動台座60を受け部49に近付けるように移動させる。これにより図14や図5乃至図8の各(a)にも表れているように、第一溝形成部51及び第二溝形成部55の導入溝51a、55aが移動台座60のうち付勢部材69が配置された側とは反対側に大きく表れる。
次に上記の姿勢から軸部材70を軸中心に回転させる。すると、図15(a)、図16(a)に示したように、球体90から突出した回転力伝達ピン95の端部がそれぞれ導入溝51a、55a内を移動し、第一溝形成部51、第二溝形成部55の外側から揺動溝51b、55b内へ移動する。
これにより回転力伝達ピン95の端部が揺動溝51a、55aの内側に達したあと、図15(b)、図16(b)に示したように、軸部材70に負荷していた押圧力を除し、又は弱めることで付勢部材69が付勢力により伸長し、移動台座60が受け部49から離隔するように移動してこれに伴い軸部材70も移動する。このとき、回転力伝達ピン95の端部は揺動溝51a、55aの内側を移動する。
以上により図12に示した姿勢となる。
以上のように、軸受部材45によれば、軸部材70を無理入れ及び無理抜きする必要がなく軸受部材45に取り付けることができる。また、軸部材70の軸受部材45からの取り外しも上記と逆を行えばよく、容易に取り外しをすることができ、リユース、リサイクルも円滑に行うことが可能である。
また、このような軸部材70の軸受部材45への取り付けは軸受部材45を感光体ドラム35に取り付けてから行うことができる。従って揺動する部材があるという比較的不安
定な状態で端部部材を感光体ドラムに取り付けることを回避することも可能である。すなわち端部部材40は、例えば次のように感光体ドラム35に取り付けることができる。
端部部材40のうち、軸受部材45をはじめに感光体ドラム35に嵌め込む。このときには回動(揺動)する軸部材70は軸受部材45には取り付けられていないので、軸受部材45を容易に安定して感光体ドラム35に押し込むことができる。その後、感光体ドラム35の端部に取り付けられた軸受部材45に軸部材70を取り付ける。当該軸部材70の取り付けも、上記したように容易に行うことができ、大きな力で押し込む等することなく行うことが可能である。従って、軸部材を軸受部材に組み合わせるに際し、軸受部材を撓ませる必要もない。
このような端部部材40により、プロセスカートリッジ20の装着時には感光体ドラム35に適切に回転力を付与するとともに、当該プロセスカートリッジ20の容易な着脱が可能となる。
図1に戻って、プロセスカートリッジ20について説明を続ける。プロセスカートリッジ20の筐体21の内側に備えられる他の構成である帯電ローラ、現像ローラ、現像ブレード、転写ローラ、及びクリーニングブレードは次のようなものである。
帯電ローラは、装置本体10からの電圧印加により感光体ドラム35を帯電させる。これは、当該帯電ローラが感光体ドラム35に追随して回転し、感光体ドラム35の外周面に接触することにより行われる。
現像ローラは、感光体ドラム35に現像剤を供給するローラである。そして、当該現像ローラにより、感光体ドラム35に形成された静電潜像が現像される。なお現像ローラには、固定磁石が内蔵されている。
現像ブレードは、上記した現像ローラの外周面に付着する現像剤の量を調整するとともに、現像剤自体に摩擦帯電電荷を付与するブレードである。
転写ローラは、感光体ドラム35に形成された像を紙等の記録媒体に転写するためのローラである。
クリーニングブレードは、感光体ドラム35の外周面に接触してその先端により転写後に残存した現像剤を除去するブレードである。
上記各ローラは筐体21の内側に回転可能に収められる。すなわち各ローラは筐体21の内側で必要に応じて回転してその機能を発揮する。
ここで、上記した感光体ドラムユニット20の軸部材70のうち、少なくともカップリング部材71は該筐体21から露出して配置される。これにより後述するように、装置本体10から回転駆動力を得ることができるとともに、装置本体10とプロセスカートリッジ20との着脱が容易となる。
ここでは、プロセスカートリッジ20に備えられる各ローラ及びブレードについて説明したが、ここに具備される部材はこれに限定されるものではなく、その他プロセスカートリッジに通常に備えられる部材、部位、及び現像剤等が具備されていることが好ましい。
次に装置本体10について説明する。本実施形態の装置本体10はレーザープリンタである。レーザープリンタでは、上記したプロセスカートリッジ20が装着された姿勢で作動し、画像を形成するときには、感光体ドラム35を回転させて、帯電ローラにより帯電させる。この状態で、ここに備えられる各種光学部材を用いて画像情報に対応したレーザー光を感光体ドラム35に照射し、当該画像情報に基づいた静電潜像を得る。この潜像は現像ローラにより現像される。
一方、紙等の記録媒体は、装置本体10にセットされ、該装置本体10に設けられた送り出しローラ、搬送ローラ等により転写位置に搬送される。転写位置には転写ロールが配置されており、記録媒体の通過に伴い転写ロールに電圧が印加されて感光体ドラム35から記録媒体に像が転写される。その後、記録媒体に熱及び圧力が加えられることにより当該像が記録媒体に定着する。そして排出ロール等により装置本体10から像が形成された記録媒体が排出される。
このように、プロセスカートリッジ20が装着された姿勢で、装置本体10は感光体ドラムユニット20に回転駆動力を与える。そこで、プロセスカートリッジ20が装着された姿勢でどのように装置本体10から感光体ドラムユニット30に回転駆動力が与えられるかについて説明する。
プロセスカートリッジ20への回転駆動力は装置本体10の回転力付与部としての駆動軸11により与えられる。図17(a)に駆動軸11の先端部の形状を示した。図17(a)からわかるように、駆動軸11はその先端が半球面である円柱状軸部材であるとともに、一点鎖線で示した回転軸線に直交する方向に突出する回転力付与部としての円柱状のピン12が設けられている。当該駆動軸11の図17(a)に示した先端側とは反対側には、駆動軸11を軸線中心に回転させることができるように歯車列が形成されており、これを介して駆動源であるモータに接続されている。
また、図1に示したプロセスカートリッジ20の装置本体10への着脱のための移動方向に対して、駆動軸11は概ね直角に、該着脱の移動の軌道上に突出して配置されている。これに加えて駆動軸11はその軸線方向に移動することなく回転するのみである。従ってプロセスカートリッジ20の着脱では、このような駆動軸11に軸部材70を係合、離脱させる必要がある。そして、上記した端部部材40によれば、軸部材70と、駆動軸11との係合離脱が容易となる。具体的な着脱の態様については後で詳しく説明する。
プロセスカートリッジ20が装置本体10に装着された姿勢で、駆動軸11と端部部材40の軸部材70のカップリング部材71とが係合して回転力が伝達される。図17(b)には駆動軸11に端部部材40のカップリング部材71が係合した場面を示した。図17(b)からわかるように駆動軸11とカップリング部材71とが係合した姿勢で、駆動軸11の軸線とカップリング部材71の軸線とが一致するように突き合わされて配置される。このとき、駆動軸11のピン12がカップリング部材71の対向する溝74a、又は溝74bの内側に配置される(図17(b)では溝74aの内側に配置されている場合である。)。これにより駆動軸11の回転に追随してカップリング部材71が回転し、感光体ドラムユニット30が回転する。
以上より、回転力が伝達される姿勢は、駆動軸11とカップリング部材71との軸線が同軸に配置されるとともに、ピン12、12がカップリング部材71の溝74a、74a、又は溝74b、74bの内側にある姿勢である。
次にプロセスカートリッジ20を装置本体10に装着させるときの駆動軸11と、感光体ドラムユニット30の動作の例について説明する。図18に説明図を示した。図18(a)は駆動軸11に端部部材40が係合される1つの場面を示した図、図18(b)は駆動軸11に端部部材40が係合される他の場面を示した図である。図18では、図18(a)、図18(b)でその動作の順を示し、紙面左右が軸線方向となる向きである。また、これはプロセスカートリッジ20を紙面下方に移動させて装着させる場面である。
初めに図18(a)に示したように、軸部材70のカップリング部材71を駆動軸11側に傾けた姿勢としておく。この姿勢は軸部材70が最も傾いた姿勢であることが好ましい。この姿勢からプロセスカートリッジ20を紙面下方に移動させると、駆動軸11の先端がカップリング部材71の底部73の内側や係合壁74に引っ掛かるように接触する。
プロセスカートリッジ20をさらに装置本体10に押し込むと、カップリング部材71に引っ掛かるように接触した駆動軸11は、傾いている軸部材70を起こすように回動させる。そして、ピン12、12は溝74a、74aの内側に挿入される。
そしてさらにプロセスカートリッジ20を装着方向に押し込むことにより、図18(b)に示したように、傾けられていた軸部材70の軸線が駆動軸11の軸線に一致し、駆動軸11、軸部材70、軸受部材45及び感光体ドラム35の軸線が一致し、図18(b)に示した姿勢となる。これにより、適切に駆動軸11から、軸部材70、軸受部材45、感光体ドラム35に回転力が付与され、最終的にプロセスカートリッジ20へ回転力が与えられる。
一方、プロセスカートリッジ20を装置本体10から離脱させるときの駆動軸11と、感光体ドラムユニット30の動作については、上記の順を遡ればよい。
以上のように、プロセスカートリッジ20を装置本体10の駆動軸11の軸線方向とは異なる方向に引き抜くように該装置本体10から離脱させ、また、押し込むように装置本体10に装着することができる。
図19及び図20には他の形態を説明する図を示した。図19(a)は軸受部材145の斜視図、図19(b)は軸受部材145を軸方向のうち軸部材70が挿入される方向から見た図である。図20は図19(b)に示したXX−XXに沿った矢視断面図である。
本形態では、端部部材140を構成する軸受部材145のうち、保持部150の形態が上記軸受部材45の保持部50と異なる。従ってここでは保持部150について説明する。
保持部150は、筒状体46の内側に所定の導入溝51a、55a、揺動溝51b、55bを形成するための部位であり、第一溝形成部51、及び第二溝形成部55を有している。さらに保持部150は、移動台座を有しておらず、付勢部材169が具備されている。ここで第一溝形成部51及び第二溝形成部55は上記軸受部材45と同様なので説明を省略する。
付勢部材169は軸方向に付勢することができる手段であり、軸受部材145に軸部材70が組み合わされたときに該軸部材70を軸方向に付勢する。本形態では図19(a)、図19(b)、及び図20からわかるように、付勢部材169は4枚のゴム板169aが所定の間隔で面を対向するように並べられている。このゴム板169aは、板面が軸方向となるように受け部49のうち筒状体46の内側面から軸方向に立設されリブのように構成されている。ここでゴム板169aの員数は特に限定されるものではない。
本形態でゴム板169aは弾性ゴムにより形成されているが、弾性部材であれば他の材料により形成されていてもよい。これには例えば樹脂や金属の薄板を挙げることができる。
また本形態ではゴム板169aを立設してリブのように用いているが、これに限らず弾性変形可能な形状を採用することができる。
このような付勢部材169によれば、後述するように付勢部材169に直接軸部材70を接触することができ、部品点数を減らすことが可能である。
このように、保持部150は、第一溝形成部51、第二溝形成部55、及び付勢部材169により、図20に150aで示したように、これらに囲まれる空間(空間150a)が形成される。当該空間150aに軸部材70の球体90が配置される。
軸受部材145と軸部材70とは次のように組み合わせられることにより、端部部材140とされている。図21には端部部材140の軸方向断面であって、図12に相当する図を示した。軸部材70は、図21からわかるように、付勢部材169のゴム板169aの先端に載置して接触し、空間150a(図20参照)内に配置される。さらに球体90から突出した回転力伝達ピン95の両端部が、第一溝形成部51の揺動溝51b、第二溝形成部55の揺動溝55bの内側に挿入される。これにより軸部材70が軸受部材145に保持される。軸部材70の揺動、及び軸部材70の回転による軸受部材145の回転については端部部材40で説明した通りである。
また、軸部材70が図21のように回転力を伝達する姿勢にあるときには、軸受部材145のうち軸部材70が挿入される側を上としたときに回転力伝達ピン95の少なくとも一部が導入溝51a、55aよりも上にある。すなわち、軸受部材145においては、軸受部材145のうち軸部材70が挿入される側を上としたとき、軸部材70が回転力を伝達する姿勢で導入溝51a、55aの全部が、回転力伝達ピン95の全部又は一部より下となるべき位置に配置される。従って回転力伝達ピン95が導入溝51a、55aに入ることができないので、不意に軸部材70が軸受部材145から外れてしまうことがない。従って、軸部材70の意図しない抜けが防止され、円滑な揺動が可能となる。ただし本形態では、図21からもわかるように、図21の視点で回転力伝達ピン95の一部が導入溝51a、55aの一部と重なる配置となることがある。従って、不意に軸部材70が軸受部材145から外れてしまうことをより確実に防止するため、導入溝51a、55aは軸回転方向上流側に設けられることが好ましい。
次に、軸部材70を軸受部材145に組み合わせる方法について説明する。図22に説明のための図を示した。図22は軸部材70を軸受部材145に取り付ける際の一場面を表す軸方向断面図である。初めに回転力伝達ピン95が第一溝形成部51及び第二溝形成部55の外側となるように、軸部材70を球体90側を軸受部材145の筒状体46の開口側から内側に挿入する(図14参照)。このとき、軸部材70により弾性部材169を軸方向に押圧し、付勢部材169の付勢力に抗して力を加えて図22のように変形させる。これにより図22からわかるように、回転力伝達ピン95を第一溝形成部51及び第二溝形成部55の導入溝51a、55a内に挿入できるような高さ位置となる。
その後は、端部部材40と同様に軸部材70を軸中心に回転させ図15(a)、図16(a)、及び図15(b)、図16(b)の例に倣って回転力伝達ピン95の先端を揺動溝51b、55b内に配置させる。
以上のように、軸受部材145によっても、軸受部材45と同様の効果を奏するものとなる。また、本形態の付勢部材ようにリブ状であり、軸方向に立設した形態とすればこの部分に軸方向に関していわゆるアンダーカット部が形成されてないので、他の部位と合わせて軸受部材を一体に成形することも可能である。これによれば製造コストの観点からも有利な効果を奏する。
図23は、さらなる他の形態を説明する図で、軸部材70’の斜視図を表している。軸部材70’は、カップリング部材71、回転軸85、円板90’、回転力伝達ピン95’、及び支持軸96’を備えている。
円板90’は、基端部として機能する円板状の部材であり、その一方の面に回転軸85の端部のうちカップリング部材71が配置される側とは反対側の端部に具備される。このとき、回転軸85の軸線と円板90’の軸線はできるだけ一致させることが好ましい。これにより、感光体ドラム35の安定した回転を得ることができる。また円板90’の側面は球面状とされており、直径は上記した軸受部材45の保持部50の第一溝形成部51と第二溝形成部55との間隔と概ね同じとされている。
回転力伝達ピン95’は、円板90’の板面方向に平行で、該円板90’の軸線を通るとともに、該円板90’を貫いて両端が円板90’の外周面から突出して配置される円柱状の軸状部材である。回転力伝達ピン95’の軸線は回転軸85の軸線と直交するように設けられている。
支持軸96’は、円板90’の板面のうち、回転軸85が配置されていない側の板面から立設される基端部として機能する円柱状の部材で、その先端が半球状に形成されている。これにより、支持軸96’の先端が軸受部材45の移動台座60に当たり、安定した回動(揺動)を得ることができる。
このような軸部材70’も軸部材70と同様に、軸受部材45に取り付けることができ、上記と同様の回動(揺動)が可能である。
10 画像形成装置本体
20 プロセスカートリッジ
30 感光体ドラムユニット
35 感光体ドラム
40、140 端部部材
45、145 軸受部材
50、150 保持部
51 第一溝形成部
51a 導入溝
51b 揺動溝
55 第二溝形成部
55a 導入溝
55b 揺動溝
60 移動台座
69、169 付勢部材
70 軸部材

Claims (11)

  1. 感光体ドラムの端部に配置され、回転力を伝達する軸部材を取り付けるための軸受部材であって、
    前記軸受部材は、筒状体と、前記筒状体の内側に配置され、前記軸部材が具備する回転力伝達ピンを保持及び着脱可能に設けられた保持部と、を有し、
    前記保持部は、
    前記筒状体の軸方向に沿って延び、対向して設けられる少なくとも2つの溝である揺動溝と、
    一端が前記揺動溝に、他端が前記揺動溝の外側に連通するように設けられた溝である導入溝と、を備え、
    前記軸受部材のうち前記軸部材が挿入される側を上としたとき、前記軸部材が回転力を伝達する姿勢で前記導入溝の全部が、前記回転力伝達ピンの全部又は一部より下となるべき位置に配置される、軸受部材。
  2. 前記保持部は、一端側が前記筒状体に取り付けられ、軸方向に付勢することが可能である付勢部材を備える請求項1に記載の軸受部材。
  3. 前記付勢部材がコイルバネである請求項2に記載の軸受部材。
  4. 前記付勢部材が弾性ゴムである請求項2に記載の軸受部材。
  5. 前記付勢部材の他端側に移動台座が配置され、前記移動台座が前記筒状体の軸方向に移動可能である請求項2乃至4のいずれか1項に記載の軸受部材。
  6. 軸部材、及び、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の軸受部材、を有し、
    前記軸部材は、回転軸と、該回転軸の一端側に具備されて画像形成装置本体の回転力付与部に係合可能とされ、該係合の姿勢で駆動軸からの回転力を受ける回転力受け部と、前記回転軸の他端側に配置される基端部と、前記基端部から突出する端部を有する回転力伝達ピンと、を備え、
    前記軸部材は、該軸部材の前記回転力伝達ピンが前記軸受部材の前記揺動溝内に配置されることにより前記軸受部材に組み合わされ、
    前記軸受部材のうち前記軸部材が挿入される側を上としたとき、前記軸部材が回転力を伝達する姿勢で前記回転力伝達ピンの少なくとも一部が、前記導入溝よりも上に配置される、端部部材。
  7. 軸部材、及び、請求項5に記載の軸受部材、を有し、
    前記軸部材は、回転軸と、該回転軸の一端側に具備されて画像形成装置本体の回転力付与部に係合可能とされ、該係合の姿勢で駆動軸からの回転力を受ける回転力受け部と、前記回転軸の他端側に配置される基端部と、前記基端部から突出する端部を有する回転力伝達ピンと、を備え、
    前記軸部材は、該軸部材の前記回転力伝達ピンが前記軸受部材の前記揺動溝内に配置されることにより前記軸受部材に組み合わされるとともに、前記基端部が前記移動台座に接触して配置されており、
    前記軸受部材のうち前記軸部材が挿入される側を上としたとき、前記軸部材が回転力を伝達する姿勢で前記回転力伝達ピンの少なくとも一部が、前記導入溝よりも上に配置される、端部部材。
  8. 前記軸部材は、前記回転力伝達ピンにより、該軸部材の軸方向の移動が規制されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の端部部材。
  9. 前記基端部は前記軸受部材によっては軸方向における前記軸部材の抜け方向の移動が規制されないことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の端部部材。
  10. 感光体ドラムと、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の端部部材と、を備える感光体ドラムユニット。
  11. 請求項10に記載の感光体ドラムユニットを具備し、前記軸部材が画像形成装置本体の駆動軸に着脱可能とされるプロセスカートリッジ。
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