JP2014185464A - 蝶番 - Google Patents

蝶番 Download PDF

Info

Publication number
JP2014185464A
JP2014185464A JP2013061331A JP2013061331A JP2014185464A JP 2014185464 A JP2014185464 A JP 2014185464A JP 2013061331 A JP2013061331 A JP 2013061331A JP 2013061331 A JP2013061331 A JP 2013061331A JP 2014185464 A JP2014185464 A JP 2014185464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge pin
insertion hole
pin insertion
hinge
metal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013061331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6175657B2 (ja
Inventor
Takahiro Oshima
貴博 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
Priority to JP2013061331A priority Critical patent/JP6175657B2/ja
Publication of JP2014185464A publication Critical patent/JP2014185464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175657B2 publication Critical patent/JP6175657B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Abstract

【課題】板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成されるものであって、がたつくことなく蝶番ピンを保持可能な蝶番を提供する。
【解決手段】板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成された第1金具3の蝶番ピン挿入孔の形成時に、蝶番ピン挿入孔内表面7で発生する圧縮応力を逃がす逃がし部8を、蝶番ピン挿入孔内表面7の、蝶番ピンの軸線方向に対して直交する方向に形成した。なお、逃がし部8は、プレス加工後においては筒状に形成した蝶番ピン挿入孔の内表面の全周に亘って形成されることが好ましい。また、逃がし部8は蝶番ピン挿入孔内表面7を凹状に窪ませた凹状部によって構成することが望ましく、さらに、圧縮応力により中央方向に向かって肉厚部が形成されることから、前記の凹状部は両端部から中央部に向けて傾斜させた、断面略V字の窪み部であることが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成されるもので、がたつくことなく蝶番ピンを保持可能な蝶番に関するものである。
従来から、分電盤や電気機器等を収納する筐体に、扉や保護板を回動自在に取付けるための接続金具として、蝶番が利用されてきた。蝶番は筐体側に固定される第1金具と、第1金具に対して回動自在に扉や保護板側に固定される第2金具と、第1金具と第2金具のそれぞれに形成された筒状の蝶番ピン挿入孔と、蝶番ピン挿入孔に挿入され第1金具と第2金具とを軸支する蝶番ピンとから構成される。
上記蝶番の製造方法としては、特許文献1に示されるように、板材をプレス加工することにより成形する方法がある。プレス加工では、打ち抜き加工や曲げ加工が複数の段階に分かれて実行される。しかしながら、図1に示すように、筒状の蝶番ピン挿入孔13を形成するプレス加工において、蝶番ピン挿入孔13の内表面には圧縮応力が発生し、両端部14に対して中央部15が肉厚に形成されるため、蝶番ピンを挿入した際には肉厚に形成された箇所1点を支点として蝶番ピンを支持することとなり、蝶番ピンががたつく点が問題であった。さらに、蝶番ピンのがたつきは扉や保護板を傾かせ、扉や保護板の開閉時に筐体と擦れてキズの原因となる点が問題であった。
特開2005−61025号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成されるもので、がたつくことなく蝶番ピンを保持可能な蝶番を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、第1金具と、該第1金具に対して回動自在に取付けられた第2金具と、該第1金具と該第2金具に形成された筒状の蝶番ピン挿入孔と、該蝶番ピン挿入孔に挿入されて該第1金具と該第2金具とを軸支する蝶番ピンとからなり、少なくとも一方の金具が、板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成される蝶番であって、前記プレス加工によって形成された金具の該蝶番ピン挿入孔の形成時に、蝶番ピン挿入孔の内表面で発生する圧縮応力を逃がす逃がし部を、該蝶番ピン挿入孔の、該蝶番ピンの軸線方向に対して直交する方向に形成したことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の蝶番において、前記逃がし部が、筒状に形成した該蝶番ピン挿入孔の内表面の全周に亘って形成されたことを特徴とするものである。また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の蝶番において、前記逃がし部が、プレス加工前の該蝶番ピン挿入孔の内表面を凹状に窪ませた凹状部であることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の蝶番において、前記凹状部が、中央部の窪みを最も深く形成した窪み部であることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の蝶番において、前記逃がし部が、該蝶番ピン挿入孔の長手方向中央部を貫通するように形成されたスリットであることを特徴とするものである。
本発明に係る蝶番は、板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成される金具の蝶番ピン挿入孔の形成時に、蝶番ピン挿入孔の内表面で発生する圧縮応力を逃がす逃がし部を、蝶番ピン挿入孔の、蝶番ピンの軸線方向に対して直交する方向に形成したことにより、蝶番ピン挿入孔のプレス加工時に圧縮応力に起因する肉厚部が形成されず、これにより蝶番ピン挿入孔の両端部の2点で蝶番ピンを支持することが可能となり、蝶番ピンのがたつきが軽減される。
プレス加工により形成される従来の蝶番ピン挿入孔の断面図である。 第1の実施形態における蝶番を示す斜視図である。 第1の実施形態における蝶番の分解図である。 第1の実施形態におけるプレス加工実行前の第1金具を示す斜視図である。 第1の実施形態における蝶番ピン挿入孔の断面図である。 第2の実施形態を示す斜視図である。 その他の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態における蝶番を使用した分電盤を示す斜視図である。 第1の実施形態における保護板を回動する状態を示す拡大斜視図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図8に示すように、筐体100は、内部に形成した主幹ブレーカや分岐ブレーカ等の電気機器130と、電気機器130を保護する保護板110と、保護板110を回動自在とする蝶番1と、蝶番1を固定する固定具20と、筐体100の開口部を覆う扉120とからなるものである。筐体100には複数の固定具20を固定し、後述する蝶番1の第1金具3や保護板110に形成したローレットねじ140を固定する受け金具150を固定可能とし、図9に示すように、複数形成した固定具20の一方列側の固定具20には第1金具3を形成し、他方列側の複数の固定具20には受け金具150を形成し、保護板110を回動および固定可能に保持している。
図2、図3および図9に第1の実施形態を示す。蝶番1は、筐体100側に形成した固定具20に取付孔2aを介して固定される第1金具3と、保護板110側に取付孔2bを介して第1金具3に対し回動自在に固定される第2金具4と、第1金具3と第2金具4のそれぞれに形成された筒状の蝶番ピン挿入孔5a、5bと、蝶番ピン挿入孔5a、5bに挿入され、第1金具3と第2金具4とを軸支する蝶番ピン6とから構成される。
本実施形態において、第1金具3は、板材に対して打ち抜き加工、曲げ加工を順に実行するプレス加工によって成形される。なお、第2金具4および蝶番ピン6は、型に金属を流し込むことにより成形する鋳造加工によって成形するものとする。本実施形態では、図4に示すようにプレス加工の実行前に、筒状の蝶番ピン挿入孔5aを形成する蝶番ピン挿入孔内表面7で発生する圧縮応力を逃がすための逃がし部8を、蝶番ピン挿入孔内表面7の、蝶番ピン6の軸線方向に対して直交する方向に形成する。これにより、蝶番ピン挿入孔5aのプレス加工を実行した際には、図5に示すように蝶番ピン挿入孔5aの両端部9が中央部10に対して突出することから、蝶番ピン6を両端の保持部9aの2点で支持することができるため、蝶番ピン6のがたつきを防止することができる。なお、プレス加工前に形成した逃がし部8は、プレス加工後においては筒状に形成した蝶番ピン挿入孔5aの内表面の全周に亘って形成されるものである。一部ではなく全周に亘って形成することにより圧縮応力に起因する肉厚部が形成されないので蝶番ピン6をがたつくことなく保持することが可能となるものである。
なお、第1金具3の蝶番ピン挿入孔内表面7に形成した逃がし部8は、蝶番ピン挿入孔内表面7を凹状に窪ませた凹状部によって構成することが望ましい。さらに、圧縮応力により中央方向に向かって肉厚部が形成されることから、前記の凹状部は中央部10の窪みが最も深くなるように形成した窪み部であることが好ましく、例えば、両端部9から中央部10に向けて傾斜させた、断面略V字、断面略U字等の窪み部であることがより好ましい。これにより、逃がし部8を形成することによる蝶番ピン挿入孔5aの強度低下を最小限に抑制することが可能となる。なお、本実施形態においては、蝶番ピン挿入孔内表面7の両端部9から中央部10に向けて傾斜させた窪み部を形成したが、蝶番ピン挿入孔内表面7の両端部9を肉厚に形成することで窪み部を構成することもできる。
また本実施形態においては、第1金具3の蝶番ピン挿入孔内表面7に逃がし部8を形成したが、第2金具4の蝶番ピン挿入孔5bをプレス加工により形成する際には、同様に蝶番ピン挿入孔5bにも逃がし部8を形成することができ、少なくとも筒状の蝶番ピン挿入孔5a、5bをプレス加工によって形成する蝶番1に用いられるものに使用するものである。
図6には第2の実施形態を示す。蝶番ピン挿入孔内表面7に発生する圧縮応力を逃がすための逃がし部8は、蝶番ピン挿入孔5aの長手方向中央部を貫通するように形成されたスリット11を形成したものでも良い。
図7にはその他の実施形態を示し、蝶番ピン挿入孔5aの端部には、蝶番ピン6の挿入を容易にするための案内部12を形成することもできる。
1 蝶番
2(2a、2b)取付孔
3 第1金具
4 第2金具
5(5a、5b)蝶番ピン挿入孔
6 蝶番ピン
7 蝶番ピン挿入孔内表面
8 逃がし部
9 両端部
9a 保持部
10 中央部
11 スリット
12 案内部
13 蝶番ピン挿入孔
14 両端部
15 中央部
20 固定具
100 筐体
110 保護板
120 扉
130 電気機器
140 ローレットねじ
150 受け金具

Claims (5)

  1. 第1金具と、該第1金具に対して回動自在に取付けられた第2金具と、該第1金具と該第2金具に形成された筒状の蝶番ピン挿入孔と、該蝶番ピン挿入孔に挿入されて該第1金具と該第2金具とを軸支する蝶番ピンとからなり、少なくとも一方の金具が、板材に対して打ち抜き加工や曲げ加工を行うプレス加工によって形成される蝶番であって、
    前記プレス加工によって形成された金具の該蝶番ピン挿入孔の形成時に、蝶番ピン挿入孔の内表面で発生する圧縮応力を逃がす逃がし部を、該蝶番ピン挿入孔の、該蝶番ピンの軸線方向に対して直交する方向に形成したことを特徴とする蝶番。
  2. 前記逃がし部が、筒状に形成した該蝶番ピン挿入孔の内表面の全周に亘って形成されたことを特徴とする請求項1記載の蝶番。
  3. 前記逃がし部が、プレス加工前の該蝶番ピン挿入孔の内表面を凹状に窪ませた凹状部であることを特徴とする請求項2記載の蝶番。
  4. 前記凹状部が、中央部の窪みを最も深く形成した窪み部であることを特徴とする請求項3記載の蝶番。
  5. 前記逃がし部が、該蝶番ピン挿入孔の長手方向中央部を貫通するように形成されたスリットであることを特徴とする請求項1記載の蝶番。
JP2013061331A 2013-03-25 2013-03-25 蝶番 Active JP6175657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013061331A JP6175657B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 蝶番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013061331A JP6175657B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 蝶番

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014185464A true JP2014185464A (ja) 2014-10-02
JP6175657B2 JP6175657B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=51833286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013061331A Active JP6175657B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 蝶番

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175657B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101639951B1 (ko) * 2015-06-15 2016-07-14 김인수 경첩 가공 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05177348A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Bridgestone Corp 防振ゴム用窓あき円筒金具及びその製法
JP2002322857A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Strawberry Corporation ヒンジ装置
JP2005061025A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Asakura:Kk 蝶番及び蝶番の製造方法
JP3134743U (ja) * 2007-06-11 2007-08-23 大典軸業股▲ふん▼有限公司 ノートブックコンピュータのモニタなどの支持回転軸
JP2011093364A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Topre Corp グースネック型ヒンジ及びこれを備えたフューエルリッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05177348A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Bridgestone Corp 防振ゴム用窓あき円筒金具及びその製法
JP2002322857A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Strawberry Corporation ヒンジ装置
JP2005061025A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Asakura:Kk 蝶番及び蝶番の製造方法
JP3134743U (ja) * 2007-06-11 2007-08-23 大典軸業股▲ふん▼有限公司 ノートブックコンピュータのモニタなどの支持回転軸
JP2011093364A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Topre Corp グースネック型ヒンジ及びこれを備えたフューエルリッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101639951B1 (ko) * 2015-06-15 2016-07-14 김인수 경첩 가공 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6175657B2 (ja) 2017-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5624180B2 (ja) コネクタ
JP5875154B2 (ja) 電気接続箱
US9461425B2 (en) Connector with easily positionable parts
JP6676297B2 (ja) バネ接続部材と小型のアクチュエータとを備える電気的な接続デバイス、および複数の当該バネのコンタクトを備える多極プラグコネクタ
JP2016519404A (ja) ピボットレバーを備えたバネ力式締付け装置
JP6551216B2 (ja) クリップ装置
JP2016536736A (ja) 電気接続端子
JP2013507751A5 (ja) イオン源および電子源のためのアセンブリ
JP6175657B2 (ja) 蝶番
PE20070040A1 (es) Un conector electrico
KR101643218B1 (ko) 커넥터용 터미널 및 이를 갖는 커넥터
JP2013122823A (ja) 取り付け方法
JP6016459B2 (ja) ノイズ吸収装置の支持構造
JP2014216148A (ja) リード線端子装置
JP2019004123A (ja) ケーブルシース固定用スペーサ及びケーブル固定具
EP2960699A1 (en) Installation box having movable support member, and support member for use in installation box
KR20170117693A (ko) 커넥터
JP2012053132A (ja) 光ファイバクロージャ、支持線および光ファイバケーブルの保持構造
JP2018110068A5 (ja)
JP5131609B2 (ja) コネクタおよびその組立方法
RU2008151969A (ru) Соединительный контакт, оборудованный контактным гнездом для штырька электрической вилки, электрическая розетка, содержащая такой контакт, и способ изготовления такого контакта
JP4234712B2 (ja) 光ファイバ心線ホルダ
JP6449558B2 (ja) Mu型光コネクタ用シャッタ付アダプタ
JP2007166758A (ja)
JP2017129218A (ja) ねじの保持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150