JP2014184840A - 自動車のバックミラー取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミラーベースの取付け剛性やシール性を低下させることなく、強引な取り外し時にはミラーベースを先に破損させることで商品価値を低下させ、もってバックミラーの盗難問題を減少させることができる自動車のバックミラー取付け構造を提供する。
【解決手段】シール部材5の、インサートされたボルト7より外側部分には、ドアパネル1に当接するシールリブ5eが形成され、ミラーベース4の、前記シールリブ5eに対向する部分には該シールリブ5eを押圧する押圧凸部4fが形成され、さらに該押圧凸部4fより外側部分には脆弱部4gが形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】シール部材5の、インサートされたボルト7より外側部分には、ドアパネル1に当接するシールリブ5eが形成され、ミラーベース4の、前記シールリブ5eに対向する部分には該シールリブ5eを押圧する押圧凸部4fが形成され、さらに該押圧凸部4fより外側部分には脆弱部4gが形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、バックミラー本体を支持するミラーベースをドアパネル等の車両板材にボルト締め固定するようにした自動車のバックミラー取付け構造に関する。
バックミラーの取付け構造として、従来、樹脂製のミラーベースに例えばナット部材をインサートし、該ナット部材に車両板材の内側からボルトを螺挿し、締め付け固定する構造が一般的である(例えば特許文献1参照)
近年、特に新興国では、バックミラーを強引に引き千切るようにして車体から取り外し、闇ルートで売却するという盗難問題が多発している。前記一般的なバックミラー取付け構造に採用されているミラーベースは、車両走行時の前後,上下方向入力に耐え得るように高剛性に構成されており、前記強引に取り外した場合はミラーベースが破損する前にミラーベースのナット部材インサート部分等、車両搭載時には外部から見えない部分が破損するため、盗難者は破損したナット部材部分を補修することで商品価値を維持でき、そのため前記盗難問題が多発するものと考えられる。この問題の対策として、ミラーベースが先に破損する脆弱部をミラーベースに設けることで盗品としての価値を低下させれば前記盗難問題は減少するものと考えられる。しかしこのように構成するとミラーベースの取付け剛性が低下し、走行時の振動等に耐えられないと共に、シール性が悪化して車室内への水漏れが発生するという問題が生じる。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、ミラーベースの取付け剛性やシール性を低下させることなく、前記強引な取り外し時にはミラーベースを先に破損させることで商品価値を低下させ、もってバックミラーの盗難問題を減少させることができる自動車のバックミラー取付け構造を提供することを課題としている。
本発明は、バックミラー本体を支持するミラーベースを、シール部材を介在させて車両板材に当接させると共に、該ミラーベースにインサートされたナット部材又はボルトに前記車両板材側からボルト又はナットを螺着して該ミラーベースを前記車両板材に締め付け固定する自動車のバックミラー取付け構造において、
前記シール部材の、前記インサートされたナット部材又はボルトより外側部分には、前記車両板材に当接するシールリブが形成され、
前記ミラーベースの、前記シールリブに対向する部分には該シールリブを押圧する押圧凸部が形成され、さらに該押圧凸部より外側部分には脆弱部が形成されていることを特徴としている。
前記シール部材の、前記インサートされたナット部材又はボルトより外側部分には、前記車両板材に当接するシールリブが形成され、
前記ミラーベースの、前記シールリブに対向する部分には該シールリブを押圧する押圧凸部が形成され、さらに該押圧凸部より外側部分には脆弱部が形成されていることを特徴としている。
本発明に係るバックミラー取付け構造によれば、ミラーベースの、インサートボルト又はナット部材の外側に配設された押圧凸部よりさらに外側に脆弱部を形成したので、バックミラーを盗もうとしてバックミラー本体又はこれの支持部に上下方向又は前後方向の荷重をかけると、前記ナット部材又はボルトのインサート部分が破損するより先に前記脆弱部が破損する。このミラーベースの破損部分の補修は困難であり、該盗難品の商品価値が大きく低下する。従ってバックミラーを強引に取り外して売却するという盗難問題を減少させることができる。
またミラーベースの外周と車両板材との隙間にドライバー等を差し込んで、ミラーベースを車両板材から引き離す方向に荷重をかけると、この場合も、該ミラーベースは、前記ボルト又はナット部材のインサート部分が破損するより先に前記引き離し荷重をかけた部分の反対側の脆弱部から破損し、盗難品の商品価値が低下し、盗難問題を減少させることができる。
また前記脆弱部は、前記ミラーベースの、前記シール部材のシールリブを押圧する押圧凸部よりさらに外側に形成されているので、シール性に影響を与えることはなく、また走行振動等に対する剛性に影響を与えることもない。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の実施例1に係るドアミラー取付け構造を説明するための図である。本実施例において、前,後,左,右とは、車室内側から車両前方を見た状態での前,後,左,右を意味している。
図において、1は、右のフロントドア10のドアパネル(車両板材)であり、該ドアパネル1は、アウタパネル1aとインナパネル1bとを間にドアリインホース1cを介在させてその外周縁部をヘミング加工により互いに結合した構造のものである。
前記ドアパネル1の前縁に形成されたミラー取付け部2にドアミラー(バックミラー)3が取り付けられている。前記ミラー取付け部2は、前記アウタパネル1aに開口1dを形成すると共に、前記ドアリインホース1cの前記開口1d内部分に前記インナパネル1b側に凹む凹部1eを形成した構造となっている。該凹部1eの底部にはボルト孔1fが貫通形成されている。
前記ドアミラー3は、ミラーベース4と、該ミラーベース4と前記ドアパネル1のミラー取付け部2との間に介在されるシールプレート(シール部材)5と、前記ミラーベース4に一体形成された支持部4aに取付け角度を調整可能に取り付けられたミラー本体6とで構成されている。
前記ミラーベース4は、樹脂の射出成形品又は軽合金のダイキャスト成形品であり、車両側面視で大略三角形状をなす平板状のベース本体4bの中央部に、内方に突出する3つのインサート部4cを略三角形状をなすように配置形成し、該各インサート部4cを補強リブ4dにより結合するとともに、該各インサート部4cにボルト7をインサート成形により内方に突出するように植設した概略構造のものである。なお、前記3つのインサート部4cは,前記三角形の頂角部及び2つの底角部に配置されており、前記支持部4aは、前記2つの底角部に配置されたインサート部4cに車幅方向に対向するように配置されている。
前記シールプレート5は、ゴムプレートで構成されており、前記ミラーベース4のベース本体4bと同様の外周形状を有する外周シール部5aの中央部に前記インサート部4cの略三角形の配置形状に対応する形状の内部シール部5bを内方に膨出するよう形成した概略構造のものである。
また、前記シールプレート5の前記内部シール部5bには、前記ボルト7を挿通させるボルト孔5cが略三角形状をなすように配置形成されており、さらに内部シールリブ5dが内方に突出するように、かつ前記3つのボルト孔5cを囲む環状をなすように形成されている。
前記ベース本体4bの補強リブ4dの先端部は、前記シールプレート5の内部シールリブ5dに対向する環状をなしており、該内部シールリブ5dを押圧する内部押圧凸部4eとなっている。
さらにまた、前記シールプレート5の外周シール部5aには、外周シールリブ5eが内方に突出するように、かつ前記内部シール部5bを囲む環状をなすように形成されている。
そして前記ベース本体4bの、前記シールプレート5の外周シールリブ5eに対向する部位には、外周押圧凸部4fが内方に突出し、かつ前記外周シールリブ5eと同様の形状の環状をなすように形成されている。
さらにまた、前記ベース本体4bの、前記外周押圧凸部4fの外側部分には、脆弱部4gが形成されている。この脆弱部4fは前記ベース本体4bの内面に凹設された溝で構成され、かつ前記外周押圧凸部4fを囲む環状をなしている。前記支持部4aは前記脆弱部4gより内側に配置されている。
本実施例に係るドアミラー取付け構造によれば、該ドアミラー3を車体に取り付けるには、先ず前記ボルト7を前記ボルト孔1fに挿入することにより該ドアミラー3を前記ドアパネル1のミラー取付け部2に仮保持させ、前記ボルト7にナット7aを螺着し、該ドアミラー3をドアパネル1に固定する。
そして本実施例では、ミラーベース4の、インサートされたボルト7の外側に配設された外周押圧凸部4fよりさらに外側に脆弱部4gを形成したので、ドアミラー3を盗もうとしてミラー本体6又はこれの支持部4aに上下方向又は前後方向の荷重をかけると、前記インサート部4cから前記ボルト7が抜ける等の破損が生じるより先に前記脆弱部4gが破損する。このミラーベース4の破損部分の補修は困難であり、該盗難品の商品価値が大きく低下する。従ってドアミラー3を強引に取り外して売却するという盗難問題を減少させることができる。
またミラーベース4の外周と車両板材との隙間a等にドライバー等を差し込んで、ミラーベース4をドアパネル1から引き離す方向に荷重をかけると、この場合も、該ミラーベース4は、前記ボルト7のインサート部分が破損するより先に前記引き離し荷重をかけた部分の反対側の脆弱部から破損し、盗難品の商品価値が低下し、盗難問題を減少させることができる。
また前記脆弱部4gは、前記ミラーベース4の、前記シールプレート5の外周シールリブ5eを押圧する外周押圧凸部4fよりさらに外側に形成されているので、シール性に影響を与えることはなく、また走行振動等に対する剛性に影響を与えることもない。
また本実施例では、外周シールリブ5eを外周押圧凸部4fで押圧したので、雨水等がミラー取付け部2内に進入するのを防止でき、さらに内周シールリブ5dを内周押圧凸部4eで押圧したので、ミラー取付け部2内に雨水等が進入してもボルト孔1fから内方に進入するのを防止でき、シール性を向上できる。
また本実施例では、ミラー本体6を支持する支持部4aを前記脆弱部4gより内側に形成したので、脆弱部を形成したことによりミラー本体6の鏡面が振動するのを防止できる。
なお、前記実施例では、ドアに取り付けられるドアミラーについて説明したが、本発明は、フェンダパネルに取り付けられるフェンダミラーにも勿論適用できる。
1 ドアパネル(車両板材)
4 ミラーベース
4f 押圧凸部
4g 脆弱部
5 シールプレート(シール部材)
5e シールリブ
6 バックミラー本体
7 ボルト
7a ナット
4 ミラーベース
4f 押圧凸部
4g 脆弱部
5 シールプレート(シール部材)
5e シールリブ
6 バックミラー本体
7 ボルト
7a ナット
Claims (1)
- バックミラー本体を支持するミラーベースを、シール部材を介在させて車両板材に当接させると共に、該ミラーベースにインサートされたナット部材又はボルトに前記車両板材側からボルト又はナットを螺着して該ミラーベースを前記車両板材に締め付け固定する自動車のバックミラー取付け構造において、
前記シール部材の、前記インサートされたナット部材又はボルトより外側部分には、前記車両板材に当接するシールリブが形成され、
前記ミラーベースの、前記シールリブに対向する部分には該シールリブを押圧する押圧凸部が形成され、さらに該押圧凸部より外側部分には脆弱部が形成されていることを特徴としている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013060770A JP2014184840A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 自動車のバックミラー取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013060770A JP2014184840A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 自動車のバックミラー取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014184840A true JP2014184840A (ja) | 2014-10-02 |
Family
ID=51832810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013060770A Pending JP2014184840A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 自動車のバックミラー取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014184840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023032039A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | トヨタ車体株式会社 | 車両用外装部品のシール構造 |
-
2013
- 2013-03-22 JP JP2013060770A patent/JP2014184840A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023032039A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | トヨタ車体株式会社 | 車両用外装部品のシール構造 |
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