JP2014184769A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラックガイドによるラック軸への荷重の変動を抑制することを目的とする。
【解決手段】ステアリング装置は、被操舵部を移動させるラック軸24と、ラック軸24に接続し、操舵部からの駆動トルクをラック軸24に伝達するピニオン軸と、ラック軸24とピニオン軸との噛み合いを維持させるようにラック軸24を支持するガイド本体部61と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押し込むラックガイドスクリュ64と、ラックガイドスクリュ64とガイド本体部61との間に設けられ、環状形状を有し、ラックガイドスクリュ64側に突出する複数の山部とガイド本体部61側に突出する複数の谷部とが、周方向に沿って交互に形成されたウェーブワッシャWとを備える。
【選択図】図7
【解決手段】ステアリング装置は、被操舵部を移動させるラック軸24と、ラック軸24に接続し、操舵部からの駆動トルクをラック軸24に伝達するピニオン軸と、ラック軸24とピニオン軸との噛み合いを維持させるようにラック軸24を支持するガイド本体部61と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押し込むラックガイドスクリュ64と、ラックガイドスクリュ64とガイド本体部61との間に設けられ、環状形状を有し、ラックガイドスクリュ64側に突出する複数の山部とガイド本体部61側に突出する複数の谷部とが、周方向に沿って交互に形成されたウェーブワッシャWとを備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、ステアリング装置に関する。
ステアリング装置は、入力軸に連結されるピニオン軸と、ピニオン軸のピニオンと接続するラックを有するラック軸とを備えて構成される。そして、ピニオン軸のピニオンとラック軸のラックとの噛み合いを良好に保つために、ラック軸を支持するとともにラック軸をピニオン軸に向けて押圧するラックガイドが設けられる。
公報記載の従来技術として、例えば特許文献1には、アジャストスクリューのねじ込み加減により設定されたばね力でリテーナを介しラックをピニオンに押付けてこれらラック及びピニオン間に噛み合い予圧を与え、アジャストスクリュー及びリテーナの対向面間にラトル音防止用の弾性体を縮設したラックアンドピニオン型ステアリングギヤ装置において、アジャストスクリューをねじ込むべき雌ねじを形成するに先立って設けた下孔の円滑内周面に弾性体(皿バネ)を嵌合し、かつ下孔をリテーナの挿置孔より大径としたラックアンドピニオン型ステアリングギヤ装置が開示されている。
ところで、ラックガイドにおいて、ラック軸をピニオン軸に向けて押圧する部材として皿バネが用いられる場合がある。ラックガイドに設けられる皿バネは、例えばラック軸を支持する支持部材と、支持部材をハウジング内に保持させる保持部材との間に挟み込まれる。そして、ラックガイドでは、保持部材を押し込むことによって皿バネを変形させ、皿バネの変形によるバネ力によって支持部材がラック軸を押圧する。
上記のように構成されるラックガイドをステアリング装置に組み付ける際、皿バネが基準となる位置からずれた状態で取り付けられる可能性がある。このような場合、基準となる位置で皿バネを取り付けた状態と比較して、例えば皿バネと保持部材との接触状態や皿バネと支持部材との接触状態が変わるおそれがある。その結果として、例えば設計時に設定した皿バネのバネ力が発揮されなくなり、ラックガイドによるラック軸の押圧が不十分になったり、ラック軸に対して過度な荷重がかかったりする懸念がある。
本発明は、ラックガイドによるラック軸への荷重の変動を抑制することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、被操舵部を移動させるラック軸と、ラック軸に接続し、操舵部からの駆動トルクをラック軸に伝達するピニオン軸と、ラック軸とピニオン軸との噛み合いを維持させるようにラック軸を支持する支持部材と、支持部材をラック軸に向けて押し込む押込み部材と、押込み部材と支持部材との間に設けられ、環状形状を有し、押込み部材側に突出する複数の第1凸部と支持部材側に突出する複数の第2凸部とが、周方向に沿って交互に形成されたウェーブワッシャとを備えるステアリング装置である。
ここで、上記のステアリング装置において、ウェーブワッシャを複数有することを特徴とすれば、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸へ付与する荷重の調整幅を大きくとることができる点で好ましい。
また、上記のステアリング装置において、複数のウェーブワッシャは、複数の第1凸部にて押込み部材に接触する第1ウェーブワッシャと、複数の第2凸部にて支持部材に接触する第2ウェーブワッシャとを含むことを特徴とすることができる。これによれば、例えば、ウェーブワッシャにへたりが生じた場合であっても、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸への荷重の変動を抑制できる点で好ましい。
さらに、複数のウェーブワッシャは、複数の第1凸部が押込み部材に対向し、複数の第2凸部が支持部材に対向するように設けられる外周ウェーブワッシャと、外周ウェーブワッシャの内周において、複数の第1凸部が押込み部材に対向し、複数の第2凸部が支持部材に対向するように設けられる内周ウェーブワッシャとを含むことを特徴とすることができる。これによれば、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸へ付与する荷重の微調整が容易になる点で好ましい。
また、上記のステアリング装置において、複数のウェーブワッシャは、複数の第1凸部にて押込み部材に接触する第1ウェーブワッシャと、複数の第2凸部にて支持部材に接触する第2ウェーブワッシャとを含むことを特徴とすることができる。これによれば、例えば、ウェーブワッシャにへたりが生じた場合であっても、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸への荷重の変動を抑制できる点で好ましい。
さらに、複数のウェーブワッシャは、複数の第1凸部が押込み部材に対向し、複数の第2凸部が支持部材に対向するように設けられる外周ウェーブワッシャと、外周ウェーブワッシャの内周において、複数の第1凸部が押込み部材に対向し、複数の第2凸部が支持部材に対向するように設けられる内周ウェーブワッシャとを含むことを特徴とすることができる。これによれば、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸へ付与する荷重の微調整が容易になる点で好ましい。
また、かかる目的のもと、本発明は、被操舵部を移動させるラック軸と、ラック軸に接続し、操舵部からの駆動トルクをラック軸に伝達するピニオン軸と、ラック軸とピニオン軸との噛み合いを維持させるようにラック軸を支持する支持部材と、支持部材をラック軸に向けて押し込む押込み部材と、支持部材と押込み部材との間に設けられ、弾性を有する弾性部材とを備え、弾性部材は、環状形状を有し、支持部材に接触する第1接触領域および押込み部材に接触する第2接触領域が、それぞれ周方向に沿って複数形成されることを特徴とするステアリング装置である。
ここで、上記のステアリング装置において、複数の第1接触領域および複数の第2接触領域は、それぞれ、弾性部材の内周側から外周側に向けて放射状に延びることを特徴とすることができる。これによれば、本構成を採用しない場合と比較して、押込み部材および支持部材と弾性部材との接触状態が変動するのを抑制することができる点で好ましい。
また、上記のステアリング装置において、弾性部材は、第1接触領域と第2接触領域とが、周方向に沿って交互に形成されることを特徴とすることができる。これによれば、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸へ荷重を安定して付与できる点で好ましい。
また、上記のステアリング装置において、弾性部材は、第1接触領域と第2接触領域とが、周方向に沿って交互に形成されることを特徴とすることができる。これによれば、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸へ荷重を安定して付与できる点で好ましい。
本発明によれば、ラックガイドによるラック軸への荷重の変動を抑制することが可能になる。
[実施の形態1]
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〔パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1の全体構成図である。図2は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1の伝達機構部Aを説明する構成図であり、図1に示すII−II断面である。図3は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1のアシスト部Bを説明する構成図であり、図1に示すIII−III断面である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〔パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1の全体構成図である。図2は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1の伝達機構部Aを説明する構成図であり、図1に示すII−II断面である。図3は、本実施の形態が適用される電動パワーステアリング装置1のアシスト部Bを説明する構成図であり、図1に示すIII−III断面である。
図1に示すように、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1は、いわゆるダブルピニオン型のパワーステアリング装置である。電動パワーステアリング装置1は、操舵部(ステアリングホイール)からの操舵力をラック軸24に伝達する伝達機構部Aと、駆動部30からの操舵補助力をラック軸24に伝達してラック軸24の移動をアシストするアシスト部Bとを有する。
例えば車体フレーム(不図示)等に固定されるギヤハウジング10は、図1に示すように、伝達機構部Aを構成するハンドル側ギヤハウジング10Aと、アシスト部Bを構成するアシスト側ギヤハウジング10Bとを有する。ハンドル側ギヤハウジング10Aとアシスト側ギヤハウジング10Bとは、ラック軸24まわりで連結されてギヤハウジング10を構成する。
ハンドル側ギヤハウジング10Aは、入力軸21と、出力軸であるハンドル側ピニオン軸23(図2参照)とを回転可能に支持している。入力軸21は、ステアリングホイール(不図示)に連結されたアッパーシャフト(不図示)と連結している。
ハンドル側ギヤハウジング10Aは、入力軸21と、出力軸であるハンドル側ピニオン軸23(図2参照)とを回転可能に支持している。入力軸21は、ステアリングホイール(不図示)に連結されたアッパーシャフト(不図示)と連結している。
一方、アシスト側ギヤハウジング10Bは、アシスト側ピニオン軸33(図3参照)を回転可能に支持している。ラック軸24の両端部には左右のタイロッド48A,48Bが連結されている。このタイロッド48A,48Bはナックルアーム(不図示)を介して被操舵部である例えばタイヤ(不図示)に連結されている。ラック軸24はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11(図2参照)とアシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17(図3参照)とに設けられた軸受(不図示)によって、図1の左右方向に摺動性を良好に保った状態で支持されている。
〔伝達機構部Aの構成・機能〕
図2に示すように、伝達機構部Aのハンドル側ギヤハウジング10Aは、第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13に分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。これら第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13は、それぞれ固定ボルト(不図示)によって固定されている。
図2に示すように、伝達機構部Aのハンドル側ギヤハウジング10Aは、第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13に分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。これら第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13は、それぞれ固定ボルト(不図示)によって固定されている。
そして、伝達機構部Aは、図2に示すように、ステアリングホイール(不図示)に連結される入力軸21を有している。また、この入力軸21にトーションバー22を介して連結されるハンドル側ピニオン軸(出力軸)23を、入力軸21と同軸上に有している。
さらに、ハンドル側ピニオン軸23はピニオン23Pを有しており、このピニオン23Pをラック軸24のハンドル側ラック24Aに噛み合わせている。これにより、ラック軸24は、ステアリングホイールに加えた操舵トルクに従って直線運動が可能となり、図1に示すギヤハウジング10の左右方向に移動する。
入力軸21はハンドル側ギヤハウジング10Aの第3ハウジング13に設けられた軸受21Jにより保持され、ハンドル側ピニオン軸23はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11に設けられた軸受23Jおよび第2ハウジング12に設けられた軸受23Kにより保持される。
さらに、ハンドル側ピニオン軸23はピニオン23Pを有しており、このピニオン23Pをラック軸24のハンドル側ラック24Aに噛み合わせている。これにより、ラック軸24は、ステアリングホイールに加えた操舵トルクに従って直線運動が可能となり、図1に示すギヤハウジング10の左右方向に移動する。
入力軸21はハンドル側ギヤハウジング10Aの第3ハウジング13に設けられた軸受21Jにより保持され、ハンドル側ピニオン軸23はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11に設けられた軸受23Jおよび第2ハウジング12に設けられた軸受23Kにより保持される。
また、ハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11内には、ラック軸24のハンドル側ラック24Aをハンドル側ピニオン軸23のピニオン23Pに押付けるとともに、ラック軸24を摺動自在に支持するラックガイド50が設けられる。このラックガイド50は、第1ハウジング11のシリンダ部14に挿入される。
さらに、伝達機構部Aは、入力軸21とハンドル側ピニオン軸(出力軸)23との相対回転角度を検出し、検出した相対回転角度に基づいて操舵トルクを検出するトルク検出装置40とを備えている。そして、トルク検出装置40は、操舵トルクの検出結果を不図示のECU(Electronic Control Unit)に送る。そして、ECUは、トルク検出装置40から取得した操作トルクの検出結果に基づいて、アシスト部Bの駆動部30(図1参照)を制御する。
〔アシスト部Bの構成・機能〕
アシスト部Bは、図3に示すように、アシスト側ギヤハウジング10Bと、アシスト側ピニオン軸33と、アシスト側ピニオン軸33に接続するウォームホイール34と、ウォームホイール34を回転駆動する駆動部30(図1参照)とを備えている。さらに、アシスト部Bは、アシスト側ピニオン軸33に接続するラック軸24の移動を案内するラックガイド60を有している。
アシスト部Bは、図3に示すように、アシスト側ギヤハウジング10Bと、アシスト側ピニオン軸33と、アシスト側ピニオン軸33に接続するウォームホイール34と、ウォームホイール34を回転駆動する駆動部30(図1参照)とを備えている。さらに、アシスト部Bは、アシスト側ピニオン軸33に接続するラック軸24の移動を案内するラックガイド60を有している。
アシスト側ギヤハウジング10Bは、図3に示すように、第1ハウジング17と第2ハウジング18とに分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。さらに、第2ハウジング18には、カバー部材19が組み付けられる。第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、それぞれ内側に筒状の空間を有する部材である。そして、第1ハウジング17は、主にアシスト側ピニオン軸33とラック軸24との接続部分におけるハウジングを形成する。また、第2ハウジング18は、主にアシスト側ピニオン軸33とウォームホイール34との接続部分におけるハウジングを形成する。
第1ハウジング17は、第2ハウジング18との嵌め合い箇所を構成する嵌合い部17Jを有している。また、第2ハウジング18は、第1ハウジング17との嵌め合い箇所を構成する嵌合い部18Jを有している。そして、本実施形態では、嵌合い部18Jの外径は、嵌合い部17Jの内径よりも若干小さく形成されている。そして、第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、シール部材Sを間に挟んだ状態で、嵌合い部17Jに嵌合い部18Jが挿入されて嵌め合わされる。また、第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、固定ボルトBLによって固定される。
また、カバー部材19は、図3に示すように、固定ボルト20によって第2ハウジング18に固定される。そして、カバー部材19は、第1ハウジング17の開口部を覆うように設けられる。
また、カバー部材19は、図3に示すように、固定ボルト20によって第2ハウジング18に固定される。そして、カバー部材19は、第1ハウジング17の開口部を覆うように設けられる。
アシスト側ピニオン軸33は、車両に搭載された状態で、鉛直方向に対して交差配置される。本実施形態では、アシスト側ピニオン軸33が車両の前後方向に沿うように、概ね水平方向に横置きされる(図1参照)。
アシスト側ピニオン軸33は、図3に示すように、ピニオン33Pを有している。そして、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pがラック軸24のアシスト側ラック24Bに接続する。なお、本実施形態のアシスト部Bでは、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pとラック軸24のアシスト側ラック24Bの双方又は少なくとも一方を、それらの歯すじがそれらの中心軸に斜交する斜歯歯車としている。なお、本実施形態のアシスト側ピニオン軸33は金属製である。
また、アシスト側ピニオン軸33には、ウォームホイール34が設けられる。そして、アシスト側ピニオン軸33は、ウォームホイール34を介して駆動部30から回転駆動力を受けて回転する。
アシスト側ピニオン軸33は、図3に示すように、ピニオン33Pを有している。そして、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pがラック軸24のアシスト側ラック24Bに接続する。なお、本実施形態のアシスト部Bでは、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pとラック軸24のアシスト側ラック24Bの双方又は少なくとも一方を、それらの歯すじがそれらの中心軸に斜交する斜歯歯車としている。なお、本実施形態のアシスト側ピニオン軸33は金属製である。
また、アシスト側ピニオン軸33には、ウォームホイール34が設けられる。そして、アシスト側ピニオン軸33は、ウォームホイール34を介して駆動部30から回転駆動力を受けて回転する。
アシスト側ピニオン軸33は、一端側が第1ハウジング17に設けられる第1軸受33Jに保持され、他端側が第2ハウジング18に設けられる第2軸受33Kに保持される。
第2軸受33Kの内輪は、アシスト側ピニオン軸33のハブ33Hとロックナット36とに挟まれるようにして、アシスト側ピニオン軸33の外周に取り付けられる。また、第2軸受33Kの外輪は、第2ハウジング18に形成される保持部18HとサークリップCとの間に挟まれるようにして第2ハウジング18に固定される。
一方、第1軸受33Jの外輪は第1ハウジング17に圧入され、アシスト側ピニオン軸33の一端部は第1軸受33Jの内輪に隙間嵌めされている。
第2軸受33Kの内輪は、アシスト側ピニオン軸33のハブ33Hとロックナット36とに挟まれるようにして、アシスト側ピニオン軸33の外周に取り付けられる。また、第2軸受33Kの外輪は、第2ハウジング18に形成される保持部18HとサークリップCとの間に挟まれるようにして第2ハウジング18に固定される。
一方、第1軸受33Jの外輪は第1ハウジング17に圧入され、アシスト側ピニオン軸33の一端部は第1軸受33Jの内輪に隙間嵌めされている。
そして、アシスト側ピニオン軸33は、第1ハウジング17に圧入される第1軸受33Jに保持されることで、第1ハウジング17側に向けた方向の移動が制限される。
また、アシスト側ピニオン軸33には、埋込ねじ形式のロックナット36によって第2軸受33Kの内輪が固定される。そして、この第2軸受33Kの外輪は、サークリップCによって第2ハウジング18の保持部18Hに固定される。これによって、アシスト側ピニオン軸33は、第2ハウジング18側に向けた方向の移動が制限される。
以上のようにして、アシスト側ピニオン軸33は、アシスト側ギヤハウジング10Bにおいて、回転可能に保持されるとともに、軸方向には移動しないように取り付けられる。
また、アシスト側ピニオン軸33には、埋込ねじ形式のロックナット36によって第2軸受33Kの内輪が固定される。そして、この第2軸受33Kの外輪は、サークリップCによって第2ハウジング18の保持部18Hに固定される。これによって、アシスト側ピニオン軸33は、第2ハウジング18側に向けた方向の移動が制限される。
以上のようにして、アシスト側ピニオン軸33は、アシスト側ギヤハウジング10Bにおいて、回転可能に保持されるとともに、軸方向には移動しないように取り付けられる。
ウォームホイール34は、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pが形成される側とは逆側の端部に設けられる。ウォームホイール34の回転軸は、アシスト側ピニオン軸33と同軸になるように形成される。そして、図3に示すように、ウォームホイール34は、駆動部30のウォームギヤ32と噛み合う。なお、本実施形態のウォームホイール34は、この金属製のアシスト側ピニオン軸33のハブ33Hに一体成形された樹脂で構成される。
また、アシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17内には、ラック軸24のアシスト側ラック24Bをアシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pに押付けるとともに、ラック軸24を摺動自在に支持するラックガイド60が取り付けられる。ラックガイド60は、第1ハウジング17のシリンダ部17Aに挿入される。このラックガイド60については、後に詳しく説明する。
駆動部30は、図1に示すように、電動モータ31と、電動モータ31によって回転駆動されるウォームギヤ32(図3参照)とを有している。そして、電動モータ31は、トルク検出装置40(図2参照)の検出結果に応じて不図示のECUによって駆動制御される。また、ウォームギヤ32は、図3に示すように、ウォームホイール34に接続し、電動モータ31の出力トルクをウォームホイール34に伝達する。
続いて、伝達機構部Aに設けられるラックガイド50と、アシスト部Bに設けられるラックガイド60とについて詳しく説明する。なお、本実施形態の電動パワーステアリング装置1において、ラックガイド50とラックガイド60とは、基本構成が同じである。そこで、以下では、ラックガイド60を代表例として説明する。
(ラックガイド60の構成・機能)
図4は、アシスト部Bのラックガイド60を説明するための図である。
ラックガイド60は、図4に示すように、ガイド本体部61と、ガイド本体部61とラック軸24との間に設けられるシート部材62と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧するコイルばね63と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧するウェーブワッシャWと、シリンダ部17A(図3参照)にてガイド本体部61を内側に押し込むラックガイドスクリュ64と、ガイド本体部61の外周に設けられるゴムリング65とを有する。
図4は、アシスト部Bのラックガイド60を説明するための図である。
ラックガイド60は、図4に示すように、ガイド本体部61と、ガイド本体部61とラック軸24との間に設けられるシート部材62と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧するコイルばね63と、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧するウェーブワッシャWと、シリンダ部17A(図3参照)にてガイド本体部61を内側に押し込むラックガイドスクリュ64と、ガイド本体部61の外周に設けられるゴムリング65とを有する。
支持部材の一例としてのガイド本体部61は、シリンダ部17A(図3参照)の内側に挿入される。ここで、シリンダ部17Aは、ラック軸24の軸方向と交差する方向に円筒の中心軸が向くように形成される。したがって、ガイド本体部61は、ラック軸24の軸方向と交差する方向に移動可能に設けられる。そして、本実施の形態のガイド本体部61は、図4に示すように、収容部611、支持部612、溝部613および受け部614を備える。
収容部611は、円筒形状を有する部分である。そして、収容部611の内側には、コイルばね63が配置される。また、円筒形状の収容部611の円筒中心軸における端部に支持部612が設けられる。これによって、収容部611は、円筒中心軸における一端側が閉じて他端側が開口する。
収容部611の内側における一端部から他端部までの長さは、外力を受けていない状態でのコイルばね63の伸縮方向の長さよりも短く設定されている。さらに、収容部611は、コイルばね63の直径よりも一回り大きい内径を有している。そして、収容部611は、コイルばね63を収容する空間を形成する。
収容部611の内側における一端部から他端部までの長さは、外力を受けていない状態でのコイルばね63の伸縮方向の長さよりも短く設定されている。さらに、収容部611は、コイルばね63の直径よりも一回り大きい内径を有している。そして、収容部611は、コイルばね63を収容する空間を形成する。
支持部612は、ラック軸24の外周に沿うように形成された円弧状の部分である。支持部612は、図4に示すように、ラック軸24の軸方向と交差する方向における一方側と他方側とにそれぞれ設けられ、ラック軸24側に向けて突出する第1突出部P1および第2突出部P2を有する。そして、支持部612は、第1突出部P1と第2突出部P2とによって、ラック軸24を軸方向に直交する方向から挟み込む。
また、支持部612には、シート部材62が取り付けられる。そして、支持部612は、シート部材62を介して、ラック軸24を支持する箇所を形成する。
また、支持部612には、シート部材62が取り付けられる。そして、支持部612は、シート部材62を介して、ラック軸24を支持する箇所を形成する。
溝部613は、ガイド本体部61の外周に設けられる。溝部613は、環状の溝を形成する。そして、溝部613は、ゴムリング65を保持する。
受け部614は、ガイド本体部61のうち支持部612が設けられる側とは反対側に形成される。受け部614は、平坦面を有する。そして、受け部614は、ラックガイド60を組み付ける際には、ウェーブワッシャWの位置合わせを行い、ラックガイド60が組み付けられた後には、ウェーブワッシャWを保持する箇所を形成する。
受け部614は、ガイド本体部61のうち支持部612が設けられる側とは反対側に形成される。受け部614は、平坦面を有する。そして、受け部614は、ラックガイド60を組み付ける際には、ウェーブワッシャWの位置合わせを行い、ラックガイド60が組み付けられた後には、ウェーブワッシャWを保持する箇所を形成する。
シート部材62は、図4に示すように、ガイド本体部61の支持部612に沿った形状を有している。すなわち、シート部材62は、ラック軸24の外周に沿うように形成される。そして、シート部材62は、支持部612に取り付けられる。シート部材62には、ラック軸24と支持部612とが直接接触する場合と比較して、ラック軸24との間の摩擦が小さくなる材料を用いている。
コイルばね63は、収容部611の内側に設けられる。ここで、ガイド本体部61がシリンダ部17Aに取り付けられ、ラックガイドスクリュ64によってガイド本体部61がシリンダ部17Aに固定された状態(図3参照)で、予め定められたバネ力をラック軸24に付与する。
弾性部材の一例としてのウェーブワッシャWは、環状の形状を有する部材である。ウェーブワッシャWは、周方向に沿って交互に波状に起伏する、山部WMおよび谷部WVを有する(後述する図5も参照)。ウェーブワッシャWにおいて山部WMと谷部WVとは、互いに反する方向に突出するように形成される。この例では、ウェーブワッシャWは、山部WMがラックガイドスクリュ64側に突出し、谷部MVがガイド本体部61側に突出するように配置されている。
そして、ウェーブワッシャWがラックガイド60に取り付けられた状態で、ウェーブワッシャWの谷部WVがガイド本体部61に接触する。また、ウェーブワッシャWは、山部WMがラックガイドスクリュ64に接触するように取り付けられる。
本実施の形態では、ウェーブワッシャWとして、特殊でない一般的なものを用いている。ウェーブワッシャWの詳細な構造については、後段にて説明する。
そして、ウェーブワッシャWがラックガイド60に取り付けられた状態で、ウェーブワッシャWの谷部WVがガイド本体部61に接触する。また、ウェーブワッシャWは、山部WMがラックガイドスクリュ64に接触するように取り付けられる。
本実施の形態では、ウェーブワッシャWとして、特殊でない一般的なものを用いている。ウェーブワッシャWの詳細な構造については、後段にて説明する。
なお、本実施の形態では、上述の通り、コイルばね63とウェーブワッシャWとによって、ガイド本体部61をラック軸24側に向けて押し込む構成としている。ただし、この態様に限定されるものではなく、例えばコイルばね63を用いずにウェーブワッシャWだけでガイド本体部61をラック軸24側に向けて押し込む構成を採用しても構わない。
押込み部材の一例としてのラックガイドスクリュ64は、図4に示すように、円柱形状を有し、外周に雄ねじ641が形成されている。ラックガイドスクリュ64の雄ねじ641は、シリンダ部17Aの内側に形成された雌ねじに接続するように構成される(図3参照)。また、ラックガイドスクリュ64は、ガイド本体部61、シート部材62、コイルばね63およびゴムリング65をシリンダ部17Aの内側に保持させる(図3参照)。
また、ラックガイドスクリュ64には、コイルばね63に接触する接触面64aが形成されている。これにより、ラックガイドスクリュ64のシリンダ部17Aに対する締め込みによって、ラック軸24に対するガイド本体部61の押し込み量を調整することができる。
また、ラックガイドスクリュ64には、コイルばね63に接触する接触面64aが形成されている。これにより、ラックガイドスクリュ64のシリンダ部17Aに対する締め込みによって、ラック軸24に対するガイド本体部61の押し込み量を調整することができる。
ゴムリング65は、円環形状を有する部材である。そして、ゴムリング65は、ガイド本体部61の外周に形成される溝部613に取り付けられる。また、ゴムリング65の幅は、ゴムリング65が溝部613に取り付けられた状態で、ガイド本体部61の外周面から突出するように設定している。
そして、ゴムリング65は、ラックガイド60がアシスト部Bに組み付けられた状態で、ガイド本体部61の外周とシリンダ部17Aの内周との間に設けられた状態になる。そして、ラックガイド60に荷重がかかって移動しようとするなどした際に、ゴムリング65は、ラックガイド60とシリンダ部17Aとが衝突しないように衝撃を吸収する緩衝部材として機能する。
そして、ゴムリング65は、ラックガイド60がアシスト部Bに組み付けられた状態で、ガイド本体部61の外周とシリンダ部17Aの内周との間に設けられた状態になる。そして、ラックガイド60に荷重がかかって移動しようとするなどした際に、ゴムリング65は、ラックガイド60とシリンダ部17Aとが衝突しないように衝撃を吸収する緩衝部材として機能する。
図5および図6は、ウェーブワッシャWの構造を詳細に説明するための図である。図5(a)は、ウェーブワッシャWを側方から見た図であり、図5(b)は、図5(a)のVB方向から見た図である。なお、図5には、変形していない原形のウェーブワッシャWを示している。
ウェーブワッシャWは、上述したように、全体として環状の形状を有するとともに、周方向に沿って山部WMと谷部WVとが交互に形成されている。ここで、本実施の形態では、山部WMが第1凸部または第1接触領域を構成し、谷部WVが第2凸部または第2接触領域を構成している。
ウェーブワッシャWは、上述したように、全体として環状の形状を有するとともに、周方向に沿って山部WMと谷部WVとが交互に形成されている。ここで、本実施の形態では、山部WMが第1凸部または第1接触領域を構成し、谷部WVが第2凸部または第2接触領域を構成している。
この例では、図5(a)に示すように、山部WMおよび谷部WVは、それぞれ3個ずつ形成されている。それぞれの山部WMおよび谷部WVは、ウェーブワッシャWの中心から外周側に向けて、放射状に延びている。本実施の形態のウェーブワッシャWでは、隣接する山部WM同士がなす角度θ1は120度となっており、隣接する谷部WV同士がなす角度θ2は120度となっている。
ウェーブワッシャWは、例えばSUS等の合金で構成されている。
そして、ウェーブワッシャWは、円環の中心軸方向に沿った力を受けることで変形して、中心軸方向に向かう弾性力を生じる。
そして、ウェーブワッシャWは、円環の中心軸方向に沿った力を受けることで変形して、中心軸方向に向かう弾性力を生じる。
なお、ウェーブワッシャWは、周方向に山部WMと谷部WVとが交互に形成されているものであれば、図5に示した構造に限られず用いることができる。すなわち、ウェーブワッシャWにおける山部WMおよび谷部WVの数や、隣接する山部WM同士の角度θ1、隣接する谷部WV同士の角度θ2、ウェーブワッシャWの材質等については、ラックガイド60において必要とされる弾性力等に応じて選択することができる。
ここで、図6に示すように、ウェーブワッシャWの外径Dは、ラックガイドスクリュ64の外径(接触面64aの外径)Bよりも小さくなるように設定されている(D<B)。
また、図6に示すように、ウェーブワッシャWの外径Dは、ガイド本体部61の外径L1よりも小さくなるように設定している(D<L1)。これにより、ウェーブワッシャWが受け部614に取り付けられた状態にて、ウェーブワッシャWの外周部が、ラックガイドスクリュ64の外周およびガイド本体部61の外周よりもさらに外側に突出するのを抑制している。そして、例えばウェーブワッシャWがシリンダ部17Aに設けられるねじ溝に引っ掛かることを抑制している。
また、図6に示すように、ウェーブワッシャWの外径Dは、ガイド本体部61の外径L1よりも小さくなるように設定している(D<L1)。これにより、ウェーブワッシャWが受け部614に取り付けられた状態にて、ウェーブワッシャWの外周部が、ラックガイドスクリュ64の外周およびガイド本体部61の外周よりもさらに外側に突出するのを抑制している。そして、例えばウェーブワッシャWがシリンダ部17Aに設けられるねじ溝に引っ掛かることを抑制している。
さらに、図6に示すように、ウェーブワッシャWの内径dは、ガイド本体部61の内径L2よりも大きくなるように設定している(L2<d)。
また、この例では、ガイド本体部61の外径L1とウェーブワッシャWの外径Dとの差(L1−D)が、ウェーブワッシャWの内径dとガイド本体部61の内径L2との差(d−L2)よりも小さくなるように設定している((L1−D)<(d−L2))。
これにより、例えばウェーブワッシャWの取り付け位置がガイド本体部61の中心軸から偏心した場合であっても、ウェーブワッシャWの内周部が、ガイド本体部61の収容部611の内周面よりもさらに内側に突出しないように構成される。そして、例えば収容部611に収容されるコイルばね63がウェーブワッシャWに引っ掛かることを抑制している。
また、この例では、ガイド本体部61の外径L1とウェーブワッシャWの外径Dとの差(L1−D)が、ウェーブワッシャWの内径dとガイド本体部61の内径L2との差(d−L2)よりも小さくなるように設定している((L1−D)<(d−L2))。
これにより、例えばウェーブワッシャWの取り付け位置がガイド本体部61の中心軸から偏心した場合であっても、ウェーブワッシャWの内周部が、ガイド本体部61の収容部611の内周面よりもさらに内側に突出しないように構成される。そして、例えば収容部611に収容されるコイルばね63がウェーブワッシャWに引っ掛かることを抑制している。
続いて、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10B(図3参照)に取り付ける際の動きについて説明する。図7および図8は、ラックガイド60を取り付ける際のウェーブワッシャW等の動きを説明するための図である。ここで、図7は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を、側方(ガイド本体部61の中心軸に垂直な方向)から見た図である。また、図8(a)および(b)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を、上方(ラックガイドスクリュ64側)から見た図である。なお、図8(b)においては、ラックガイドスクリュ64の記載を省略している。
図7に示すように、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付ける際には、まずシート部材62およびゴムリング65が取り付けられたガイド本体部61をシリンダ部17A内に挿入する。そして、シート部材62を介してガイド本体部61の支持部612がラック軸24を支持するように取り付ける。
その後、ガイド本体部61の収容部611にコイルばね63を設置する。さらに、ガイド本体部61の受け部614の上にウェーブワッシャWを載せる。なお、この説明の例では、図7に示すように、ウェーブワッシャWは、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸とが揃うように載せられている。この状態にて、ラックガイドスクリュ64が取り付けられる。
そして、ラックガイドスクリュ64をラック軸24に向けて押し込むことによって、ラックガイドスクリュ64の接触面64aがウェーブワッシャWに接触する。
続いて、ラックガイドスクリュ64の接触面64aがウェーブワッシャWに接触した状態で、ラックガイドスクリュ64をさらに締め込むことによって、ガイド本体部61およびウェーブワッシャWがラック軸24側に押し込まれる。そして、ウェーブワッシャWがラックガイドスクリュ64とガイド本体部61とに挟まれて変形することで、ウェーブワッシャWに弾性力が生じる。そして、この弾性力によって、ガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧する。
また、本実施の形態では、コイルばね63も用いている。そのため、コイルばね63とラックガイドスクリュ64とが接触することによって生じる弾性力によっても、ガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧した状態となる。
続いて、ラックガイドスクリュ64の接触面64aがウェーブワッシャWに接触した状態で、ラックガイドスクリュ64をさらに締め込むことによって、ガイド本体部61およびウェーブワッシャWがラック軸24側に押し込まれる。そして、ウェーブワッシャWがラックガイドスクリュ64とガイド本体部61とに挟まれて変形することで、ウェーブワッシャWに弾性力が生じる。そして、この弾性力によって、ガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧する。
また、本実施の形態では、コイルばね63も用いている。そのため、コイルばね63とラックガイドスクリュ64とが接触することによって生じる弾性力によっても、ガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧した状態となる。
ここで、図7に示すように、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸とが揃うように、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けた状態では、ウェーブワッシャWに形成された山部WMがラックガイドスクリュ64の接触面64aに接触している。
具体的には、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けた状態で、ラックガイド60をラックガイドスクリュ64側から見た場合には、図8(a)に示すようにウェーブワッシャWの全体がラックガイドスクリュ64と重なっている。これにより、ウェーブワッシャWに形成された3つの山部WMが、ラックガイドスクリュ64の接触面64aに対向することになる。この結果、3つの山部WMのそれぞれがラックガイドスクリュ64の接触面64aに接触する。
すなわち、ウェーブワッシャWとラックガイドスクリュ64とは、ウェーブワッシャWの3つの山部WMのそれぞれにおいて線接触することになる。
すなわち、ウェーブワッシャWとラックガイドスクリュ64とは、ウェーブワッシャWの3つの山部WMのそれぞれにおいて線接触することになる。
また図7に示すように、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸とが揃うように、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けた状態では、ウェーブワッシャWに形成された谷部WVがガイド本体部61の受け部614に接触している。
具体的には、図8(b)に示すように、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けた状態で、ラックガイド60をラックガイドスクリュ64側から見た場合には、ウェーブワッシャWの全体がガイド本体部61の受け部614と重なっている。これにより、ウェーブワッシャWに形成された3つの谷部WVが、ガイド本体部61の受け部614に対向することになる。この結果、3つの谷部WVのそれぞれがガイド本体部61の受け部614に接触する。
すなわち、ウェーブワッシャWとガイド本体部61とは、ウェーブワッシャWの3つの谷部WVのそれぞれにおいて線接触することになる。
すなわち、ウェーブワッシャWとガイド本体部61とは、ウェーブワッシャWの3つの谷部WVのそれぞれにおいて線接触することになる。
このように、ウェーブワッシャWが3つの山部WMを介してラックガイドスクリュ64と線接触するとともに、3つの谷部WVを介してガイド本体部61と線接触することで、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与することが可能になる。
また、ラック軸24に対して荷重を安定して付与することで、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面等に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
また、ラック軸24に対して荷重を安定して付与することで、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面等に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
続いて、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けるに際して、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて配置された場合について説明する。図9および図10は、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて配置された場合の、ウェーブワッシャWの状態を説明するための図である。ここで、図9は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を側方から見た図である。また、図10(a)および(b)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を、上方から見た図である。なお、図10(b)においては、ラックガイドスクリュ64の記載を省略している。
この例では、図9および図10に示すように、図7に示した状態と比べて、ウェーブワッシャWの中心軸が図中右側にずれて配置された状態となっている。
この例では、図9および図10に示すように、図7に示した状態と比べて、ウェーブワッシャWの中心軸が図中右側にずれて配置された状態となっている。
図9に示すように、本実施の形態のウェーブワッシャWでは、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ウェーブワッシャWに形成された山部WMがラックガイドスクリュ64の接触面64aに接触するとともに、谷部WVがガイド本体部61の受け部614に接触する。
具体的には、図10(a)に示すように、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ラックガイド60をラックガイドスクリュ64側から見た場合に、ウェーブワッシャWの全体がラックガイドスクリュ64と重なっている。これにより、ウェーブワッシャWに形成された3つの山部WMが、ラックガイドスクリュ64の接触面64aに対向することになる。この結果、3つの山部WMのそれぞれがラックガイドスクリュ64の接触面64aに接触する。
すなわち、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸とが揃っている場合と同様に、ウェーブワッシャWとラックガイドスクリュ64とは、ウェーブワッシャWの3つの山部WMのそれぞれにおいて線接触している。
すなわち、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸とが揃っている場合と同様に、ウェーブワッシャWとラックガイドスクリュ64とは、ウェーブワッシャWの3つの山部WMのそれぞれにおいて線接触している。
また、図10(b)に示すように、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ラックガイド60をラックガイドスクリュ64側から見た場合に、ウェーブワッシャWの全体がガイド本体部61の受け部614と重なっている。これにより、ウェーブワッシャWに形成された3つの谷部WVが、ガイド本体部61の受け部614に対向することになる。この結果、3つの谷部WVのそれぞれがガイド本体部61の受け部614に接触する。
すなわち、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸が揃っている場合と同様に、ウェーブワッシャWとガイド本体部61とは、ウェーブワッシャWの3つの谷部WVのそれぞれにおいて線接触している。
すなわち、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸に対してずれて配置された場合であっても、ガイド本体部61の中心軸とウェーブワッシャWの中心軸が揃っている場合と同様に、ウェーブワッシャWとガイド本体部61とは、ウェーブワッシャWの3つの谷部WVのそれぞれにおいて線接触している。
以上説明したように、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合であっても、ウェーブワッシャWとラックガイドスクリュ64との接触量、ウェーブワッシャWとガイド本体部61との接触量が変動するのを抑制することができる。その結果、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合であっても、ウェーブワッシャWの中心軸とガイド本体部61の中心軸とが揃うように保持された場合と同様に、ガイド本体部61によりラック軸24を押圧することが可能となる。
すなわち、本実施の形態のラックガイド60では、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合であっても、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与することが可能になる。
また、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合に、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面等に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらにまた、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合であっても、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
また、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合に、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面等に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらにまた、ウェーブワッシャWの中心軸がガイド本体部61の中心軸とずれて保持された場合であっても、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
[実施の形態2]
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、ここでは詳細な説明を省略する。
実施の形態2のラックガイド60は、2つのウェーブワッシャ(第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2)を有している。図11は、実施の形態2のラックガイド60の構成を示した図である。図11(a)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を側方から見た図であり、図11(b)は、ラックガイド60における第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2の状態を説明するための図である。
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、ここでは詳細な説明を省略する。
実施の形態2のラックガイド60は、2つのウェーブワッシャ(第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2)を有している。図11は、実施の形態2のラックガイド60の構成を示した図である。図11(a)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を側方から見た図であり、図11(b)は、ラックガイド60における第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2の状態を説明するための図である。
図11(a)および(b)に示すように、実施の形態2では、第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2により、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧している。
第1ウェーブワッシャW1は、環状の形状を有し、図11(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第1山部WM1および第1谷部WV1を有する。同様に、第2ウェーブワッシャW2は、環状の形状を有し、図11(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第2山部WM2および第2谷部WV2を有する。なお、本実施の形態の第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2は、それぞれ実施の形態1におけるウェーブワッシャWと同様の構成を有している。
第1ウェーブワッシャW1は、環状の形状を有し、図11(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第1山部WM1および第1谷部WV1を有する。同様に、第2ウェーブワッシャW2は、環状の形状を有し、図11(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第2山部WM2および第2谷部WV2を有する。なお、本実施の形態の第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2は、それぞれ実施の形態1におけるウェーブワッシャWと同様の構成を有している。
ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けるに際して、本実施の形態では、ガイド本体部61の受け部614上に第2ウェーブワッシャW2と第1ウェーブワッシャW1とを順に重ねて配置している。
具体的には、図11(b)に示すように、まず、ガイド本体部61の受け部614上に、第2ウェーブワッシャW2を載せる。このとき、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2が、ガイド本体部61の受け部614に接触することになる。
続いて、ガイド本体部61の受け部614上に配置された第2ウェーブワッシャW2上に、第1ウェーブワッシャW1を載せる。この例では、図11(b)に示すように、第2ウェーブワッシャW2の第2山部WM2に、第1ウェーブワッシャW1の第1谷部WV1が対向し、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2に第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1が対向するように、第1ウェーブワッシャW1を載せている。これにより、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2に第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1が接触することになる。
具体的には、図11(b)に示すように、まず、ガイド本体部61の受け部614上に、第2ウェーブワッシャW2を載せる。このとき、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2が、ガイド本体部61の受け部614に接触することになる。
続いて、ガイド本体部61の受け部614上に配置された第2ウェーブワッシャW2上に、第1ウェーブワッシャW1を載せる。この例では、図11(b)に示すように、第2ウェーブワッシャW2の第2山部WM2に、第1ウェーブワッシャW1の第1谷部WV1が対向し、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2に第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1が対向するように、第1ウェーブワッシャW1を載せている。これにより、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2に第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1が接触することになる。
次いで、ラックガイドスクリュ64を取り付け、ラックガイドスクリュ64をラック軸24に向けて押し込む。これにより、ラックガイドスクリュ64の接触面64aが、第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1に接触する。
ラックガイドスクリュ64の接触面64aが第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1に接触した状態で、ラックガイドスクリュ64をさらに締め込むことによって、第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2を介して、ガイド本体部61がラック軸24側に押し込まれる。そして、第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2が、ラックガイドスクリュ64とガイド本体部61とに挟まれて変形することで、第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2に弾性力が生じる。この弾性力によって、ガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧することになる。
図12は、実施の形態2のラックガイド60における、ラックガイドスクリュ64の締め込み深さと、ラック軸24に対する第1ウェーブワッシャW1および第2ウェーブワッシャW2による荷重との関係を示した図である。
なお、図12において、実線は、上述したようにラックガイド60に対して第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを設けた場合の荷重を示しており、破線は、実施の形態1のようにラックガイド60に対してウェーブワッシャWを1つだけ設けた場合(図7等参照)の荷重を示している。
なお、図12において、実線は、上述したようにラックガイド60に対して第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを設けた場合の荷重を示しており、破線は、実施の形態1のようにラックガイド60に対してウェーブワッシャWを1つだけ設けた場合(図7等参照)の荷重を示している。
図12に示すように、本実施の形態では、ラックガイド60において第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを設けることで、実施の形態1のように1つのウェーブワッシャWのみを用いた場合と比較して、ガイド本体部61を介してラック軸24に付与できる荷重を増加させることができる。この例では、1つのウェーブワッシャWを用いる場合と比較して、ガイド本体部61に付与できる荷重をおよそ2倍にすることが可能になる。
これにより、本構成を採用しない場合と比較して、ラックガイド60によりラック軸24を押圧する荷重の調整幅を広く設定することが可能になる。
これにより、本構成を採用しない場合と比較して、ラックガイド60によりラック軸24を押圧する荷重の調整幅を広く設定することが可能になる。
また、本実施の形態では、ガイド本体部61の受け部614上に第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを重ねて設けている。これにより、例えば1つのウェーブワッシャWのみを用いた場合と比較して、ウェーブワッシャ(第1ウェーブワッシャW1、第2ウェーブワッシャW2)が組み込まれる組み込み高さを大きくすることができる。これにより、例えば使用を繰り返すことでウェーブワッシャ(第1ウェーブワッシャW1または第2ウェーブワッシャ2)にへたりが生じ、ウェーブワッシャの厚さ(高さ)が薄くなった場合であっても、本構成を採用しない場合と比較して、ラックガイドスクリュ64とガイド本体部61との間でウェーブワッシャ(第1ウェーブワッシャW1、第2ウェーブワッシャW2)が動いてしまうのを抑制することができる。
ここで、本実施の形態において、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けた状態では、第2ウェーブワッシャW2とガイド本体部61とが、第2ウェーブワッシャW2の第2谷部WV2を介して線接触し、第1ウェーブワッシャW1とラックガイドスクリュ64とが、第1ウェーブワッシャW1の第1山部WM1を介して線接触している。また、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とは、第1ウェーブワッシャW1の第1谷部WV1と第2ウェーブワッシャW2の第2山部WM2とを介して線接触している。
これにより、本実施の形態のラックガイド60においても、実施の形態1と同様に、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与することが可能になる。
また、これにより、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらに、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
また、これにより、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらに、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
なお、本実施の形態では、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2との2つのウェーブワッシャを用いた例について説明したが、例えば3つ以上のウェーブワッシャを重ねて用いてもよい。
また、本実施の形態では、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2として寸法等が等しいウェーブワッシャを用いたが、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを重ねることが可能であれば、これらの大きさが異なっていても構わない。
さらに、ガイド本体部61の受け部614上に積載した第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とがずれないように、例えば第1ウェーブワッシャW1の第1谷部WV1と第2ウェーブワッシャW2の第2山部WM2とを予め接着していても構わない。
また、本実施の形態では、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2として寸法等が等しいウェーブワッシャを用いたが、第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とを重ねることが可能であれば、これらの大きさが異なっていても構わない。
さらに、ガイド本体部61の受け部614上に積載した第1ウェーブワッシャW1と第2ウェーブワッシャW2とがずれないように、例えば第1ウェーブワッシャW1の第1谷部WV1と第2ウェーブワッシャW2の第2山部WM2とを予め接着していても構わない。
[実施の形態3]
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、ここでは詳細な説明を省略する。
実施の形態3のラックガイド60は、2つのウェーブワッシャ(第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4)を有している。図13は、実施の形態3のラックガイド60の構成を示した図である。図13(a)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を側方から見た図であり、図13(b)は、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の構成を説明するための図である。なお、図13(b)では、変形していない原形の第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4を示している。
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、ここでは詳細な説明を省略する。
実施の形態3のラックガイド60は、2つのウェーブワッシャ(第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4)を有している。図13は、実施の形態3のラックガイド60の構成を示した図である。図13(a)は、アシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けられたラックガイド60を側方から見た図であり、図13(b)は、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の構成を説明するための図である。なお、図13(b)では、変形していない原形の第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4を示している。
図13(a)および(b)に示すように、実施の形態3では、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4により、ガイド本体部61をラック軸24に向けて押圧している。
外周ウェーブワッシャの一例としての第3ウェーブワッシャW3は、環状の形状を有し、図13(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第3山部WM3および第3谷部WV3を有する。また、内周ウェーブワッシャの一例としての第4ウェーブワッシャW4は、環状の形状を有し、図13(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第4山部WM4および第4谷部WV4を有する。
外周ウェーブワッシャの一例としての第3ウェーブワッシャW3は、環状の形状を有し、図13(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第3山部WM3および第3谷部WV3を有する。また、内周ウェーブワッシャの一例としての第4ウェーブワッシャW4は、環状の形状を有し、図13(b)に示すように、周方向に沿って交互に波状に起伏する、第4山部WM4および第4谷部WV4を有する。
ここで、図13(b)に示すように、本実施の形態の第3ウェーブワッシャW3は、第4ウェーブワッシャW4と比較して大きく形成されている。具体的には、第3ウェーブワッシャW3の外径D3は、第4ウェーブワッシャW4の外径D4よりも大きく形成される(D4<D3)。さらに、第3ウェーブワッシャW3の内径d3は、第4ウェーブワッシャW4の外径D4よりも大きく形成される。これにより、図13(a)に示すように、第4ウェーブワッシャW4は、第3ウェーブワッシャW3の内周に入り込むことが可能となっている。
また、第4ウェーブワッシャW4の内径d4は、ガイド本体部61の内径L2(図6参照)よりも大きくなるように設定している(L2<d4)。これにより、第4ウェーブワッシャW4の内周部が、ガイド本体部61に収容されるコイルばね63に接触することを抑制している。
さらに、図13(b)に示すように、第3ウェーブワッシャW3の高さH3は、第4ウェーブワッシャW4の高さH4よりも大きく形成される(H4<H3)。
また、第4ウェーブワッシャW4の内径d4は、ガイド本体部61の内径L2(図6参照)よりも大きくなるように設定している(L2<d4)。これにより、第4ウェーブワッシャW4の内周部が、ガイド本体部61に収容されるコイルばね63に接触することを抑制している。
さらに、図13(b)に示すように、第3ウェーブワッシャW3の高さH3は、第4ウェーブワッシャW4の高さH4よりも大きく形成される(H4<H3)。
本実施の形態のラックガイド60では、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4が変形することにより生じる弾性力によって、ガイド本体部61の支持部612を介してラック軸24を押圧している。
図14は、実施の形態3のラックガイド60における、ラックガイドスクリュ64の締め込み深さと、ラック軸24に対する第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4による荷重との関係を示した図である。
続いて、図13および図14を用いて、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付ける際の、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の状態について説明する。
続いて、図13および図14を用いて、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付ける際の、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の状態について説明する。
本実施の形態では、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付ける際には、まず、ガイド本体部61の受け部614上に、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の双方を、第3ウェーブワッシャW3の内周に第4ウェーブワッシャW4が入り込んだ状態で載せる。このとき、第3ウェーブワッシャW3の第3谷部WV3および第4ウェーブワッシャW4の第4谷部WV4が、ガイド本体部61の受け部614に接触することになる。
続いて、ラックガイドスクリュ64を取り付け、ラックガイドスクリュ64をラック軸24に向けて押し込む。ここで、上述したように、本実施の形態では、第3ウェーブワッシャW3の高さH3が、第4ウェーブワッシャW4の高さH4と比較して高くなっている。したがって、ラックガイドスクリュ64を締め込むことにより、ラックガイドスクリュ64の接触面64aが、第3ウェーブワッシャW3の第3山部WM3に最初に接触する。
次いで、ラックガイドスクリュ64の接触面64aが第3ウェーブワッシャW3の第3山部WM3に接触した状態で、ラックガイドスクリュ64をさらに締め込む。これにより、ガイド本体部61が第3ウェーブワッシャW3を介してラック軸24側に押し込まれる。また、ラックガイドスクリュ64とガイド本体部61とに挟まれて第3ウェーブワッシャW3が変形することで、第3ウェーブワッシャW3に弾性力が生じる。この弾性力によってガイド本体部61が支持部612を介してラック軸24を押圧する。
そして、ラックガイドスクリュ64を更に締め込み、ラックガイドスクリュ64の締め込み深さが第3ウェーブワッシャW3の高さH3と第4ウェーブワッシャW4の高さH4との差(H3−H4)と等しくなると、ラックガイドスクリュ64に押されて変形した第3ウェーブワッシャW3の高さが、第4ウェーブワッシャW4の高さH4とが等しくなる。これにより、ラックガイドスクリュ64の接触面64aが、第3ウェーブワッシャW3の第3山部WM3に加えて、第4ウェーブワッシャW4の第4山部WM4にも接触することになる。
続いて、ラックガイドスクリュ64の接触面64aが第3ウェーブワッシャW3の第3山部WM3および第4ウェーブワッシャW4の第4山部WM4の双方に接触した状態で、さらにラックガイドスクリュ64を締め込んだ場合には、ラックガイドスクリュ64に押されることで、第3ウェーブワッシャW3および第4ウェーブワッシャW4の双方が変形する。これにより、第3ウェーブワッシャW3による弾性力と第4ウェーブワッシャW4による弾性力との双方によって、ガイド本体部61がラック軸24を押圧することになる。
以上説明したように、本実施の形態のラックガイド60では、ラックガイドスクリュ64の締め込み深さにより、ラック軸24に対する荷重の増加量を変化させることが可能となっている。すなわち、ラックガイドスクリュ64の締め込み深さが第3ウェーブワッシャW3と第4ウェーブワッシャW4との高さの差(H3−H4)よりも小さい場合には、第3ウェーブワッシャW3の変形による弾性力により、ラック軸24を押圧する。一方、ラックガイドスクリュ64をさらに締め込むことでラックガイドスクリュ64の締め込み深さがH3−H4よりも深くなった場合には、第3ウェーブワッシャW3と第4ウェーブワッシャW4との双方の変形による弾性力により、ラック軸24を押圧する。
そして、このような構成を有することで、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸24に対する荷重の調整幅を大きくすることが可能になり、ラック軸24に対する荷重の微調整を容易に行うことが可能になる。
そして、このような構成を有することで、本構成を採用しない場合と比較して、ラック軸24に対する荷重の調整幅を大きくすることが可能になり、ラック軸24に対する荷重の微調整を容易に行うことが可能になる。
ここで、本実施の形態において、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付け、ラックガイドスクリュ64を締め込んだ状態では、第3ウェーブワッシャW3とガイド本体部61とが、第3ウェーブワッシャW3の第3谷部WV3を介して線接触し、第3ウェーブワッシャW3とラックガイドスクリュ64とが、第3ウェーブワッシャW3の第3山部WM3を介して線接触している。
これにより、本実施の形態においても実施の形態1と同様に、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与することが可能になる。
また、これにより、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらに、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
また、これにより、例えばラック軸24に対して過大な荷重がかかってラック軸24がシリンダ部17Aの内部で大きく移動することが抑制される。その結果、ラック軸24がシリンダ部17Aの内面に衝突することによる異音の発生を抑制することが可能になる。
さらに、ラック軸24に対して予め定められた荷重を安定して付与できることで、本構成を採用しない場合と比較して、例えばラック軸24とアシスト側ピニオン軸33とのフリクションの安定化を図ることが可能になる。
なお、本実施の形態では、外周側に設ける第3ウェーブワッシャW3の高さH3を、内周側に設ける第4ウェーブワッシャW4の高さH4よりも大きく形成した。しかし、ウェーブワッシャの高さの関係はこれに限られず、逆でも構わない。この場合、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けるに際し、ラックガイドスクリュ64に対して最初に高さの高いウェーブワッシャが接触した後、続いて高さの低いウェーブワッシャに接触することになる。
また、外周側に設ける第3ウェーブワッシャW3の高さH3と、内周側に設ける第4ウェーブワッシャW4の高さH4とは等しくてもよい。この場合、ラックガイド60をアシスト側ギヤハウジング10Bに取り付けるに際し、ラックガイドスクリュ64に対して第3ウェーブワッシャW3と第4ウェーブワッシャW4とが略同時に接触することになる。この場合には、上述したようにラック軸24に対する荷重の増加量を段階的に変化させることはできないが、第3ウェーブワッシャW3と第4ウェーブワッシャW4との双方の弾性力によりラック軸24を押圧することが可能になる。
この結果、例えば実施の形態1のようにウェーブワッシャを1つだけ設けた場合と比較して、ラック軸24を押圧する荷重の調整幅を広く設定することが可能になる。
この結果、例えば実施の形態1のようにウェーブワッシャを1つだけ設けた場合と比較して、ラック軸24を押圧する荷重の調整幅を広く設定することが可能になる。
さらにまた、上述した実施の形態2と実施の形態3とは併用することができる。すなわち、ガイド本体部61の中心軸方向に沿って複数枚のウェーブワッシャを重ねて設けるとともに、重ねたウェーブワッシャの内周側にさらに他のウェーブワッシャを設けてもよい。この場合、実施の形態1のようにウェーブワッシャを1つだけ設けた場合と比較して、ラックガイド60によりラック軸24を押圧する荷重の増加量を段階的に変化させることが可能となるとともに、ラック軸24を押圧する荷重の調整幅を広く設定することが可能になる。
1…電動パワーステアリング装置、10…ギヤハウジング、23…ハンドル側ピニオン軸、24…ラック軸、32…ウォームギヤ、33…アシスト側ピニオン軸、34…ウォームホイール、50…ラックガイド、60…ラックガイド、61…ガイド本体部、64…ラックガイドスクリュ、A…伝達機構部、B…アシスト部、W…ウェーブワッシャ
Claims (7)
- 被操舵部を移動させるラック軸と、
前記ラック軸に接続し、操舵部からの駆動トルクを当該ラック軸に伝達するピニオン軸と、
前記ラック軸と前記ピニオン軸との噛み合いを維持させるように当該ラック軸を支持する支持部材と、
前記支持部材を前記ラック軸に向けて押し込む押込み部材と、
前記押込み部材と前記支持部材との間に設けられ、環状形状を有し、当該押込み部材側に突出する複数の第1凸部と当該支持部材側に突出する複数の第2凸部とが、周方向に沿って交互に形成されたウェーブワッシャと
を備えるステアリング装置。 - 前記ウェーブワッシャを複数有することを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
- 複数の前記ウェーブワッシャは、
複数の前記第1凸部にて前記押込み部材に接触する第1ウェーブワッシャと、
複数の前記第2凸部にて前記支持部材に接触する第2ウェーブワッシャと
を含むことを特徴とする請求項2記載のステアリング装置。 - 複数の前記ウェーブワッシャは、
複数の前記第1凸部が前記押込み部材に対向し、複数の前記第2凸部が前記支持部材に対向するように設けられる外周ウェーブワッシャと、
前記外周ウェーブワッシャの内周において、複数の前記第1凸部が前記押込み部材に対向し、複数の前記第2凸部が前記支持部材に対向するように設けられる内周ウェーブワッシャと
を含むことを特徴とする請求項2記載のステアリング装置。 - 被操舵部を移動させるラック軸と、
前記ラック軸に接続し、操舵部からの駆動トルクを当該ラック軸に伝達するピニオン軸と、
前記ラック軸と前記ピニオン軸との噛み合いを維持させるように当該ラック軸を支持する支持部材と、
前記支持部材を前記ラック軸に向けて押し込む押込み部材と、
前記支持部材と前記押込み部材との間に設けられ、弾性を有する弾性部材とを備え、
前記弾性部材は、環状形状を有し、前記押込み部材に接触する第1接触領域および前記支持部材に接触する第2接触領域が、それぞれ周方向に沿って複数形成されること
を特徴とするステアリング装置。 - 複数の前記第1接触領域および複数の前記第2接触領域は、それぞれ、前記弾性部材の内周側から外周側に向けて放射状に延びることを特徴とする請求項5記載のステアリング装置。
- 前記弾性部材は、前記第1接触領域と前記第2接触領域とが、周方向に沿って交互に形成されることを特徴とする請求項5または6記載のステアリング装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-03-22 JP JP2013059638A patent/JP2014184769A/ja active Pending
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