JP2014184442A - スクラップ排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛び散ったスクラップも排出することができると共に、他の装置との干渉も防止することができるスクラップ排出装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、プレス加工により生じるスクラップSを回収するためのスクラップ排出装置100であって、プレス機の金型1から、スクラップSが滑り落ちるように案内する案内傾斜部2と、案内傾斜部2を滑り落ちたスクラップSが落下するように設けられたホッパー部3と、ホッパー部3を形成する壁面のうち、案内傾斜部2とは反対側の壁面の上端の枢着部5に第1端部17aが枢着された蓋部7と、を備え、蓋部7がホッパー部3のホッパー開口部を開閉可能となっており、蓋部7を閉じたときに、該蓋部7の前記第1端部17aとは反対側の第2端部17bが、第1端部17aよりも上方に位置するようになっているスクラップ排出装置100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクラップ排出装置に関し、更に詳しくは、プレス加工により生じるスクラップを確実に回収することができるスクラップ排出装置に関する。
プレス機においては、プレス加工の際に生じるスクラップを排出するために、スクラップ排出装置が設けられている。
かかるスクラップ排出装置は、一般に、プレス機近くのフロア面下に設けられており、金型から排出されたスクラップ(切断片)を溝に落下させて除去するようになっている。
このようなスクラップ排出装置としては、例えば、プレス機の周辺のフロア面下に、上下に延設され、フロア面と平行に移動して、スクラップシュートの入口部の開口部を閉鎖する開閉蓋を備えたスクラップシュートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−33652号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のスクラップシュートにおいては、開いた状態の開閉蓋の高さが高くなり、例えば、搬送装置の動線や安全装置の光軸等と干渉する問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、他の装置との干渉を防止することができるスクラップ排出装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、蓋部を閉じたときに、該蓋部の第1端部とは反対側の第2端部が、第1端部よりも上方に位置するようにすることで、意外にも、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、(1)プレス加工により生じるスクラップを回収するためのスクラップ排出装置であって、プレス機の金型から、スクラップが滑り落ちるように案内する案内傾斜部と、案内傾斜部を滑り落ちたスクラップが落下するように設けられたホッパー部と、ホッパー部を形成する壁面のうち、案内傾斜部とは反対側の壁面の上端の枢着部に第1端部が枢着された蓋部と、を備え、蓋部がホッパー部のホッパー開口部を開閉可能となっており、蓋部を閉じたときに、該蓋部の第1端部とは反対側の第2端部が、第1端部よりも上方に位置するようになっているスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(2)ホッパー開口部の開口状態においては蓋部の一面が案内傾斜部に向かい合うように反対方向に傾斜した状態で配置される上記(1)記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(3)蓋部が側断面視で直角三角形状となっている上記(1)又は(2)に記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(4)ホッパー開口部の閉口状態においては第2端部が案内傾斜部に当接される上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(5)枢着部が、案内傾斜部の下端よりも下方に設けられている上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(6)蓋部の回動がエアシリンダーにより駆動される上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(7)蓋部が、枢着部に第1端部が枢着された第1板材と、該第1板材の第1端部とは反対側の第2端部に取り付けられた第2板材と、を有し、ホッパー開口部の閉口状態においては第2板材が略水平面となる上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(8)第2板材の外壁面には、凹凸部が設けられている上記(7)記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(9)隣合うプレス機にそれぞれスクラップ排出装置が設けられており、ホッパー開口部の開口状態においては第2板材同士が、対向して隣合うように配置される上記(7)又は(8)に記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(10)蓋部が、第1板材の第1端部と第2板材とを連結支持する支持材を更に有する上記(7)〜(9)のいずれか1つに記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(11)支持材の外壁面には、ストッパー部が設けられており、ホッパー開口部の開口状態においてはストッパー部を地面に当接させることにより、蓋部が位置固定される上記(10)記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明は、(12)第2板材が支持材との接続部を超えて延設されることによりストッパー部が形成される上記(11)記載のスクラップ排出装置に存する。
本発明のスクラップ排出装置においては、蓋部を閉じた状態(以下「閉口状態」という。)のときに、該蓋部の第1端部とは反対側の第2端部が、第1端部よりも上方に位置するようになっているので、他の装置との干渉を防止することができる。すなわち、開閉時における蓋部の高さが低くなるので、他の装置との干渉も極力防止することができる。
例えば、第1端部が従来のスクラップ排出装置と同じ位置とすると、第2端部が従来のスクラップ排出装置よりも下方に位置することになるので、蓋部を開いた状態(以下「開口状態」という。)の開閉蓋の高さが低くなり、例えば、搬送装置の動線や安全装置の光軸等との干渉を防止することができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、ホッパー開口部の開口状態において、蓋部の一面が案内傾斜部に向かい合うように反対方向に傾斜した状態で配置されるので、仮に、勢いよくホッパー部の上方を通過したスクラップであっても、蓋部に衝突して跳ね返り、結果的にホッパー部に落下させることができる。これにより、ホッパー部の全体の開口部(以下「拡大時開口部」という。)が広くなるので、より多くのスクラップをホッパー部から排出することができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、蓋部が側断面視で直角三角形状となっているので、少ない回動角度であってもホッパー部の開閉を行うことができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、ホッパー開口部の閉口状態において、第2端部が案内傾斜部に当接されるので、閉口状態における蓋部を安定化することができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、枢着部が、案内傾斜部の下端よりも下方に設けられている場合、ホッパー部の入り口付近でスクラップが詰まることを防止することができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、蓋部の回動がエアシリンダーにより駆動されるので、動作を自動化することができ、蓋部の開閉を容易且つ安全に行うことができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、蓋部が、枢着部に第1端部が枢着された第1板材と、該第1板材の第1端部とは反対側の第2端部に取り付けられた第2板材と、を有し、ホッパー開口部の閉口状態においては第2板材が略水平面となるので、蓋部(第2板材)の上を人が楽に歩行することができる。
このとき、第2端部が案内傾斜部に当接されていると、蓋部は確実に安定化されており、蓋部の上を人が歩行したとしても、それによって蓋部が上下に振動することを抑制することができる。
なお、第2板材の上を人が歩行するのは、何らかのトラブルでラインが停止した際の修理や機械停止中にメンテナンスを行う場合等である。したがって、ロボットが搬送中のパネルを落としてしまってラインが止まった際に、それを人が取りだしに行く場合、人がホッパー部内に落ちない様にホッパー部を蓋部で閉じ、且つ蓋部の上を人が歩きやすいようになっているので、より作業が安全に行える。
また、第2板材の外壁面には、凹凸部が設けられているので、第2板材の上を人が歩行した際に、滑ることを防止できる。
本発明のスクラップ排出装置においては、隣合うプレス機にそれぞれ設けられたスクラップ排出装置の第2板材同士が、開口状態となると、対向して隣合うように配置されるので、プレス機間のスペースをスクラップ排出装置の蓋部で略埋めることができる。これにより、飛び散ったスクラップであっても、確実にホッパー部から排出することができる。
本発明のスクラップ排出装置においては、蓋部が、第1板材と第2板材とを連結支持する支持材を更に有するので、構造が補強される。特に、第1板材と第2板材との角度や位置関係が確実に固定される。
本発明のスクラップ排出装置においては、支持材の外壁面には、ストッパー部が設けられているので、開口時に、蓋部が地面に衝突し、傷付くことを防止できる。このとき、ストッパー部が、第2板材が前記支持材との接続部を超えて延設されて形成されたものであると、新たに取り付ける必要もなく、製造が容易である。
また、ストッパー部を地面に当接させることにより、蓋部が位置固定されるので、ストッパー部が強く衝突したとしても、開口状態を維持することができる。
図1の(a)は、本実施形態に係るスクラップ排出装置を概略的に示す側断面図であり、(b)は、(a)を模式的に示す上面図である。 図2は、本実施形態に係るスクラップ排出装置においてホッパー部のホッパー開口部が開口した状態を概略的に示す側断面図である。 図3は、本実施形態に係るスクラップ排出装置においてホッパー部のホッパー開口部が閉口した状態を概略的に示す側断面図である。 図4は、隣合うプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に開口した状態を概略的に示す側断面図である。 図5は、隣合うプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に閉口した状態を概略的に示す側断面図である。 図6(A)は、3機並んだプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に開口した状態を概略的に示す上面図である。 図6(B)は、図6(A)におけるスクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に閉口した状態を概略的に示す上面図である。 図7は、他の実施形態に係るスクラップ排出装置の蓋部を概略的に示す側断面図である。 図8(A)及び(B)は、他の実施形態に係るスクラップ排出装置においてホッパー部のホッパー開口部が閉口した状態を概略的に示す側断面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明に係るスクラップ排出装置は、プレス加工により生じるスクラップ(廃金属)を回収するための装置である。
図1の(a)は、本実施形態に係るスクラップ排出装置を概略的に示す側断面図であり、(b)は、(a)を模式的に示す上面図である。
図1の(a)に示すように、スクラップ排出装置100は、プレス機の金型1から、スクラップが滑り落ちるように案内する案内傾斜部2と、案内傾斜部2を滑り落ちたスクラップが落下するようにフロア面10に設けられたホッパー部3と、ホッパー部3を形成する壁面3aのうち、案内傾斜部2とは反対側の壁面の上端の枢着部5に第1端部が枢着された蓋部7と、を備える。なお、本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、金型1、案内傾斜部2及びホッパー部3は、従来公知の構造が適宜用いられる。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100においては、プレス加工によって生じたスクラップが、金型1から案内傾斜部2に沿って滑り落ち、ホッパー部3に落下することにより回収されるようになっている。なお、ホッパー部3の底(図示しない)には、スクラップを回収するためのコンベア又は回収箱が配置されている。
スクラップ排出装置100において、枢着部5は、案内傾斜部2の下端よりも下方に設けられている。すなわち、ホッパー部3の入口付近の開口部(以下「ホッパー開口部」という。)は、案内傾斜部2と同じ方向に傾斜していることになる。
このように、枢着部5をより下方に設けることで、ホッパー部3のホッパー開口部の上端に高低差ができるので、ホッパー部の開口面積が広くなり、スクラップが詰まることを防止することができる。なお、スクラップは、一旦、後述する蓋部7に衝突し、ホッパー部3のホッパー開口部から下方に落下することになる。
スクラップ排出装置100において、蓋部7は、枢着部5を中心に回動可能となっている。かかる回動により、ホッパー部3のホッパー開口部が開閉される。なお、ホッパー部3の開閉の詳細については後述する。
このとき、蓋部7の回動は、図1の(b)に示すように、両端に設けられたエアシリンダー12により駆動されるようになっている。このため、蓋部7の開閉を自動化することができ、容易且つ安全に行うことができる。
図1の(a)に戻り、蓋部7は、枢着部5に第1端部17aが枢着された第1板材7aと、第1板材7aの第1端部17aとは反対側の第2端部17bに取り付けられた第2板材7bと、第1板材7a及び第2板材7bを連結支持する支持材7cとを有する。
ここで、蓋部7は、閉口状態において、第1端部17aが、第2端部17bよりも下方に位置するようになっている。このため、開閉時における蓋部7の高さを低くすることができるので、蓋部7を回動させても、他の装置と干渉することを極力防止できる。
また、蓋部7は、この支持材7cと、第1板材7a及び第2板材7bとで後述する三角構造を形成するので、構造が補強される。特に、第1板材7aと第2板材7bとの角度や位置関係を確実に固定することができる。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100においては、蓋部7が、断面視で直角三角形状となっている。すなわち、第1板材7aと、第2板材7b及び支持材7cとは鋭角をなしており、第2板材7bと支持材7cとは直角をなしている。このため、平板上の蓋部と比較して、少ない回動角度でホッパー部の開閉を行うことができる。また、回動させる角度を少なくすることができるので、リンク機構や減速機等の機械要素を追加することなく、上述したエアシリンダー12等の直動系の駆動源を直接用いることが可能となっている。
図2は、本実施形態に係るスクラップ排出装置においてホッパー部のホッパー開口部が開口した状態を概略的に示す側断面図である。
図2に示すように、開口状態においては、蓋部7の第1板材7aが案内傾斜部に向かい合うように反対方向に傾斜した状態で配置される。
スクラップ排出装置100においては、仮に、勢いよくホッパー部3の上方を通過したスクラップSは、蓋部7の第1板材7aの外壁面に衝突して跳ね返り、結果的にホッパー部3に落下することになる。この場合、ホッパー開口部の開口面積が大きいので、ホッパー部3に入り易い。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100においては、蓋部7の第1板材7aを案内傾斜部に向かい合うように反対方向に傾斜させることにより、スクラップSが落下する拡大時開口部の幅Wを実質的に広くすることができる。したがって、このように勢い余ったスクラップSであっても、広い拡大時開口部で受け入れて、ホッパー部3から排出することができる。
スクラップ排出装置100においては、第2板材7bが支持材7cとの接続部を超えて延設された部分、すなわちストッパー部8が形成されている。すなわち、支持材7cの外壁面に、ストッパー部8が設けられている。
したがって、ホッパー開口部の開口状態において、該ストッパー部8を地面に当接させることにより、蓋部7が確実に位置固定されることになる。これにより、スクラップSが蓋部7に衝突することにより、蓋部7に衝撃が伝わったとしても、蓋部7は安定しており、開口状態を維持することができる。
また、ストッパー部8が設けられていることにより、開口時に、蓋部7の角等が直接地面に衝突し、傷付くことを防止できる。
図3は、本実施形態に係るスクラップ排出装置においてホッパー部のホッパー開口部が閉口した状態を概略的に示す側断面図である。
図3に示すように、閉口状態においては、蓋部7の第1板材7aの第2端部17bが少なくとも一部の案内傾斜部2の傾斜面に当接されることにより、閉口状態における蓋部7が安定化される。
また、上述したように、蓋部7は、断面視で直角三角形状であるので、閉口状態においては、第2板材7bが略水平面となる。
閉口状態においては、第2板材7bが略水平面となるので、第2板材7bの上を人が容易に歩行することが可能となる。
また、第1板材7aの第2端部17bが少なくとも一部の案内傾斜部2の傾斜面に当接されているので、蓋部7は確実に固定されており、蓋部7の上を人が歩行したとしても、それによって蓋部7が上下に振動することが抑制される。
スクラップ排出装置100においては、第2板材7bの外壁面に、凹凸部9が施されている。これにより、第2板材7bの上を人が歩行した際に、滑ることを防止できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係るスクラップ排出装置100は、プレス機の金型1の一方側に配置されているが、プレス機の金型1の四方側に配置されていてもよい。
図4は、隣合うプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に開口した状態を概略的に示す側断面図である。
図4に示すように、隣合うプレス機にそれぞれスクラップ排出装置100A、100Bが設けられている場合、互いのホッパー部3のホッパー開口部の開口状態においては、第2板材7b同士が、対向して隣合うように配置される。
そうすると、プレス機間のスペースをスクラップ排出装置100の蓋部7で占めることができるので、飛び散ったりしたスクラップであっても、確実にホッパー部3から排出することが可能となる。すなわち、勢い余ってスクラップ排出装置100Aから更に遠方まで散らばって飛んでも、スクラップ排出装置100Bの拡大時開口部から受け入れることができる。
このとき、スクラップ排出装置100Aの第1板材7aの第2端部17bと、スクラップ排出装置100Bの第1板材7aの第2端部17bとが当接していることが好ましい。この場合、両者の間に隙間が無くなるので、スクラップをより確実にホッパー部3から排出することが可能となる。
一方、図5は、隣合うプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に閉口した状態を概略的に示す側断面図である。
図5に示すように、隣合うプレス機にそれぞれスクラップ排出装置100A、100Bが設けられている場合、互いのホッパー部3のホッパー開口部の閉口状態においては、プレス機間にスペースVが生じる。
このため、例えば、スペースVにレールLを埋め込み、該レールLに沿って台車D等を進入させることにより、該台車Dに載せたロボットに装着させるツールTを容易に交換することが可能となる。
図6(A)は、3機並んだプレス機がそれぞれ本実施形態に係るスクラップ排出装置を備えており、スクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に開口した状態を概略的に示す上面図であり、図6(B)は、図6(A)におけるスクラップ排出装置のホッパー部のホッパー開口部が共に閉口した状態を概略的に示す上面図である。
図6(A)に示すように、3機のプレス機Pには、それぞれスクラップ排出装置100A、100Bが設けられている。そして、各スクラップ排出装置100A、100Bのホッパー開口部が開口している場合、すなわち、プレス機Pの稼働中には、隣り合うプレス機P間のスペースVは、蓋部7で占めることができるので、飛び散ったりしたスクラップであっても、確実にホッパー部3から排出することが可能となる。
一方、図6(B)に示すように、各スクラップ排出装置100A、100Bのホッパー開口部が閉口している場合、すなわち、プレス機Pの休止中には、プレス機P間にスペースVが生じている。このため、スペースVに敷設されたレールLに沿って、台車D等を進入させることにより、該台車Dに載せたロボットに装着させるツールTを容易に交換することが可能となる。
なお、図6(A)及び(B)においては、プレス機Pが3機配列されているが、これに限定されず、2機であってもよく、4機以上が配列されていてもよい。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、枢着部5は、案内傾斜部2の下端よりも下方に設けられているが、必ずしもこれに限定されない。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、蓋部7は、枢着部5に第1端部17aが枢着された第1板材7aと、該第1板材7aの第2端部17bに取り付けられた第2板材7bと、第1板材7a及び第2板材7bを連結支持する支持材7cとを有しているが、強度が十分であれば、蓋部は、第1板材と第2板材とからなるものであってもよく、第1板材と第2板材とが一体化されていてもよい。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、蓋部7は、断面視で直角三角形状となっているが、図7に示すように、台形状であってもよい。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、蓋部7の回動は、エアシリンダー12により駆動されるようになっているが、油圧シリンダ、ボールネジ、ラックピニオン、リニアモータ等の直動機構により駆動されるようになっていてもよい。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100においては、第2板材7bが支持材7cとの接続部を超えて延設されたストッパー部8が形成されているが、この構造に限定されない。
例えば、支持材7cの外壁面に、別の板材からなるストッパー部が設けられていてもよい。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100において、蓋部7の第1板材7aが案内傾斜部2の傾斜面に接触されているが、接触の状態は、図3に示すように、必ずしも面接触である必要はない。
例えば、図8(A)及び(B)に示すように、蓋部7の第1板材7aの少なくとも一部を案内傾斜部2の傾斜面に当接させる状態とすることも可能である。
本実施形態に係るスクラップ排出装置100においては、第2板材7bの外壁面に、凹凸部9が施されているが、凹凸部9の代わりに、粘着テープ等の滑り止め材を用いてもよい。
本発明に係るスクラップ排出装置100は、プレス加工の際に生じるスクラップを排出する装置として用いられる。本発明に係るスクラップ排出装置によれば、飛び散ったスクラップも排出することができると共に、他の装置との干渉も防止することができる。
1・・・金型
2・・・案内傾斜部
3・・・ホッパー部
3a・・・壁面
5・・・枢着部
7・・・蓋部
7a・・・第1板材
7b・・・第2板材
7c・・・支持材
8・・・ストッパー部
9・・・凹凸部
10・・・フロア面
12・・・エアシリンダー
17a・・・第1端部
17b・・・第2端部
100,100A,100B・・・スクラップ排出装置
D・・・台車
L・・・レール
P・・・プレス機
S・・・スクラップ
T・・・ツール
V・・・スペース

Claims (12)

  1. プレス加工により生じるスクラップを回収するためのスクラップ排出装置であって、
    プレス機の金型から、前記スクラップが滑り落ちるように案内する案内傾斜部と、
    前記案内傾斜部を滑り落ちた前記スクラップが落下するように設けられたホッパー部と、
    前記ホッパー部を形成する壁面のうち、前記案内傾斜部とは反対側の壁面の上端の枢着部に第1端部が枢着された蓋部と、
    を備え、
    前記蓋部が前記ホッパー部のホッパー開口部を開閉可能となっており、
    前記蓋部を閉じたときに、該蓋部の前記第1端部とは反対側の第2端部が、前記第1端部よりも上方に位置するようになっているスクラップ排出装置。
  2. 前記ホッパー開口部の開口状態においては前記蓋部の一面が前記案内傾斜部に向かい合うように反対方向に傾斜した状態で配置される請求項1記載のスクラップ排出装置。
  3. 前記蓋部が側断面視で直角三角形状となっている請求項1又は2に記載のスクラップ排出装置。
  4. 前記ホッパー開口部の閉口状態においては第2端部が前記案内傾斜部に当接される請求項1〜3のいずれか1項に記載のスクラップ排出装置。
  5. 前記枢着部が、前記案内傾斜部の下端よりも下方に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のスクラップ排出装置。
  6. 前記蓋部の回動がエアシリンダーにより駆動される請求項1〜5のいずれか1項に記載のスクラップ排出装置。
  7. 前記蓋部が、前記枢着部に第1端部が枢着された第1板材と、該第1板材の前記第1端部とは反対側の第2端部に取り付けられた第2板材と、を有し、
    前記ホッパー開口部の閉口状態においては前記第2板材が略水平面となる請求項1〜6のいずれか1項に記載のスクラップ排出装置。
  8. 前記第2板材の外壁面には、凹凸部が設けられている請求項7記載のスクラップ排出装置。
  9. 隣合うプレス機にそれぞれスクラップ排出装置が設けられており、
    前記ホッパー開口部の開口状態においては前記第2板材同士が、対向して隣合うように配置される請求項7又は8に記載のスクラップ排出装置。
  10. 前記蓋部が、前記第1板材の前記第1端部と前記第2板材とを連結支持する支持材を更に有する請求項7〜9のいずれか1項に記載のスクラップ排出装置。
  11. 前記支持材の外壁面には、ストッパー部が設けられており、
    前記ホッパー開口部の開口状態においては前記ストッパー部を地面に当接させることにより、前記蓋部が位置固定される請求項10記載のスクラップ排出装置。
  12. 前記第2板材が前記支持材との接続部を超えて延設されることにより前記ストッパー部が形成される請求項11記載のスクラップ排出装置。
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