JP2014183673A - インバータの制御装置 - Google Patents

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翼 中満
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Abstract

【課題】運転者の乗り心地の向上を図る。
【解決手段】インバータをパルス幅変調制御によって制御する際のキャリア周波数fcを、基準周波数fcsetから徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させる(戻す)という所定時間Tのサイクルによって繰り返し変化させる。これにより、キャリア周波数fcを固定するものに比してインバータのスイッチングによるノイズのピークレベルを低減することができる効果と、時間マスキング効果(所定時間Tのうち、キャリア周波数fcが基準周波数fcsetの間については運転者に音が聞こえる可能性があるが、それ以外の間(図中「マスキング領域」)については運転者に音が聞こえなくする(聞こえにくくする)ことができる効果)と、により、インバータのスイッチングによるノイズを運転者に聞こえにくくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インバータの制御装置に関し、詳しくは、車載され、走行用のモータを駆動するためのインバータをパルス幅変調制御によって制御するインバータの制御装置に関する。
従来、車載されて走行用のモータを駆動するためのインバータを制御するインバータの制御装置として、インバータのPWM制御に用いるキャリア周波数を、モータの電気角が電気角周期の1/4周期進む毎に、高周波数範囲内からランダムに抽出した高周波数の設定と低周波数範囲内からランダムに抽出した低周波数の設定とを交互に切り替えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置では、こうした制御により、モータの電気信号(変調波)の山や谷に対して高周波数の設定期間と低周波数の設定期間とを同期間割り当てて特定のトランジスタに熱集中が生じるのを抑制すると共に、ノイズの発生を低減している。
特開2012−130099号公報
上述のインバータの制御装置では、キャリア周波数を変化させることにより、キャリア周波数を固定するものに比して、インバータのスイッチングによるノイズのピークレベルを低減することができるが、車載されることを考えると、運転者の乗り心地の向上を図るために、こうしたノイズを運転者により感じさせにくくするのが好ましい。
本発明のインバータの制御装置は、運転者の乗り心地の向上を図ることを主目的とする。
本発明のインバータの制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のインバータの制御装置は、
車載され、走行用のモータを駆動するためのインバータをパルス幅変調制御によって制御するインバータの制御装置であって、
前記パルス幅変調制御に用いるキャリア周波数を、基準周波数から徐々に上昇させてその後に該基準周波数に低下させるという所定時間のサイクルによって繰り返し変化させる、
ことを特徴とする。
この本発明のインバータの制御装置では、パルス幅変調制御に用いるキャリア周波数を、基準周波数から徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させるという所定時間のサイクルによって繰り返し変化させる。一般に、音のレベルは周波数が高いほど低くなる。また、時間マスキング効果により、ある音が鳴った後の一定時間(例えば100msec程度)はその音よりレベルの低い音は聞こえなくなる(聞こえにくくなる)。したがって、所定時間を時間マスキング効果が有効な時間範囲(例えば100msec)で設定して、そのサイクルでキャリア周波数を変化させる(基準周波数から徐々に高くする)ことにより、キャリア周波数を固定するものに比してインバータのスイッチングによるノイズのピークレベルを低減することができる効果と時間マスキング効果とにより、インバータのスイッチングによるノイズを運転者に聞こえにくくすることができる。この結果、運転者の乗り心地の向上を図ることができる。
本発明の一実施例としてのインバータの制御装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変調波の周波数としてのキャリア周波数fcの時間変化の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのインバータの制御装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、モータ32を駆動するためのインバータ34と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ34を介してモータ32と電力をやりとりするバッテリ36と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット50と、を備える。なお、実施例では、電子制御ユニット50が「インバータの制御装置」に該当する。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM54と、データを一時的に記憶するRAM56と、図示しない入出力ポートと、を備える。電子制御ユニット50には、モータ32のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ32aからのモータ32のロータの回転位置θmや、モータ32の三相コイルの各相に流れる相電流を検出する電流センサからの相電流,バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ37aからの端子間電圧Vb,バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ37bからの充放電電流Ib,バッテリ36に取り付けられた温度センサ37cからの電池温度Tb,イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)60からのイグニッション信号,シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50からは、インバータ34の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32のロータの回転位置θmに基づいてモータ32のロータの電気角θeや回転角速度ωm,回転数Nmを演算したり、電流センサ37bにより検出されたバッテリ36の充放電電流Ibに基づいてそのときのバッテリ36から放電可能な電力量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ36を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸22に出力すべき要求トルクTr*を設定し、バッテリ36の入出力制限Win,Woutをモータ32の回転数Nmで除してモータ32から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを設定し、要求トルクTr*をトルク制限Tmin,Tmaxで制限してモータ32から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*を設定し、設定したトルク指令Tm*でモータ32が駆動されるようインバータ34のスイッチング素子をスイッチング制御する。インバータ34の制御は、実施例では、変調波(搬送波)とモータ32の電圧指令との比較によってインバータ34のスイッチング素子のオン時間の割合を調節するパルス幅変調制御によって行なうものとした。
図2は、変調波の周波数としてのキャリア周波数fcの時間変化の様子の一例を示す説明図である。キャリア周波数fcは、実施例では、基準周波数fcsetから徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させる(戻す)という所定時間T(例えば、100msecなど)のサイクルによって繰り返し変化させるものとした。ここで、基準周波数fcsetは、図示しない音圧レベル検出装置によって周囲の音の周波数とレベルとを検出し、検出した音が予め定められたキャリア周波数の設定範囲(例えば、1kHz〜数kHz程度)内の周波数で且つ閾値レベル以上の音圧レベルのときにはその検出した周波数付近の周波数を設定し、検出した音がキャリア周波数の設定範囲外の周波数のときや閾値レベル未満の音圧レベルのときには予め定められた周波数(例えば1kHzなど)を用いるものとした。また、キャリア周波数fcの増加は、例えば、1kHz,1.01kHz,1.03kHz・・・などとするものとした。
このようにキャリア周波数fcを変化させるのは以下の理由による。一般に、音のレベルは周波数が高いほど低くなる。また、突然大きな音がしたときには、その前後の音が聞こえなくなる(聞こえにくくなる)。これは、いわゆる時間(継時)マスキングと呼ばれるものであり、先行の音がマスクされる逆向マスキングでは約20msecまでの音がマスキングされ、後続の音がマスクされる順向マスキングでは約100msecまでの音がマスキングされると言われている。実施例では、これらを考慮して、キャリア周波数fcを、基準周波数fcsetから徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させる(戻す)という所定時間Tのサイクルによって繰り返し変化させるものとした。これにより、キャリア周波数fcを固定するものに比してインバータ34のスイッチングによるノイズのピークレベルを低減することができる効果と、時間マスキング効果(所定時間Tのうち、キャリア周波数fcが基準周波数fcsetの間については運転者に音が聞こえる可能性があるが、それ以外の間(図中「マスキング領域」)については運転者に音が聞こえなくする(聞こえにくくする)ことができる効果)と、により、インバータ34のスイッチングによるノイズを運転者に聞こえにくくすることができる。この結果、運転者の乗り心地の向上を図ることができる。また、実施例では、音圧レベル検出装置によって検出した音がキャリア周波数の設定範囲内の周波数で且つ閾値レベル以上の音圧レベルのときにはその検出した周波数付近の周波数を基準周波数fcsetに設定するから、このときには、周囲の音により、時間マスキング効果を生じさせることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20が備えるインバータの制御装置によれば、インバータ34をパルス幅変調制御によって制御する際のキャリア周波数fcを、基準周波数fcsetから徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させる(戻す)という所定時間Tのサイクルによって繰り返し変化させるから、キャリア周波数fcを固定するものに比してインバータ34のスイッチングによるノイズのピークレベルを低減することができる効果と時間マスキング効果とにより、インバータ34のスイッチングによるノイズを運転者に聞こえにくくすることができる。この結果、運転者の乗り心地の向上を図ることができる。
実施例では、駆動輪26a,26bに接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、モータ32と電力をやりとりするバッテリ36と、を備える電気自動車20に適用するものとしたが、これに加えて、駆動軸22に動力を出力可能なエンジンを備えるハイブリッド自動車に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、インバータ34をパルス幅変調制御によって制御する際のキャリア周波数fcを、基準周波数fcsetから徐々に上昇させてその後に基準周波数に低下させる(戻す)という所定時間Tのサイクルによって繰り返し変化させる電子制御ユニット50が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、インバータの制御装置に利用可能である。
20 電気自動車、22 駆動軸、24 デファレンシャルギヤ、26a、26b 駆動輪、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、34 インバータ、36 バッテリ、37a 電圧センサ、37b 電流センサ、37c 温度センサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ。

Claims (1)

  1. 車載され、走行用のモータを駆動するためのインバータをパルス幅変調制御によって制御するインバータの制御装置であって、
    前記パルス幅変調制御に用いるキャリア周波数を、基準周波数から徐々に上昇させてその後に該基準周波数に低下させるという所定時間のサイクルによって繰り返し変化させる、
    ことを特徴とするインバータの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018019515A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 三菱自動車工業株式会社 インバータ制御装置
WO2018181785A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社アドヴィックス 車両の制動装置

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