JP2014183165A - 金属板抵抗器の製造方法 - Google Patents

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Seiji Tsuda
清二 津田
Hiroki Konaka
浩樹 小中
Kazutoshi Matsumura
和俊 松村
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Abstract

【課題】本発明は、電極が抵抗体から剥離することを防止できる金属板抵抗器の製造方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の金属板抵抗器の製造方法は、CuNi、CuMn、NiCrのいずれかの金属板で構成された抵抗体1を用意し、前記抵抗体1の両端部の表面、裏面の少なくとも一方にCrまたはCrを含む合金をスパッタして中間層2を形成する工程と、前記中間層2を覆うようにCuをめっきして電極3を形成する工程とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の電流値検出等に使用される小型で低抵抗値の金属板抵抗器の製造方法に関するものである。
従来のこの種の金属板抵抗器の製造方法は、CuNi、CuMn、NiCr等の金属板で構成された抵抗体の両端部の表面および裏面に直接Cuをめっきすることによって電極を形成していた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−319787号公報
上記従来の金属板抵抗器の製造方法は、抵抗体が生産過程で一定期間放置されるとその表面が酸化し、この抵抗体の酸化した表面にはめっきが密着しにくくなるため、電極が抵抗体から剥離する可能性があるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、電極が抵抗体から剥離することを防止できる金属板抵抗器の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、CuNi、CuMn、NiCrのいずれかの金属板で構成された抵抗体を用意し、前記抵抗体の両端部の表面、裏面の少なくとも一方にCrまたはCrを含む合金をスパッタして中間層を形成する工程と、前記中間層を覆うようにCuをめっきして電極を形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれば、抵抗体とめっきで構成された電極との間の中間層をスパッタで形成しているため、抵抗体が生産過程で一定期間放置されてその表面が酸化しても、抵抗体と電極の密着性が悪化せず、これにより、電極が抵抗体から剥離することを防止できるという作用効果が得られるものである。
以上のように本発明の金属板抵抗器の製造方法は、抵抗体とめっきで構成された電極との間の中間層をスパッタで形成しているため、抵抗体が生産過程で一定期間放置されてその表面が酸化しても、抵抗体と電極の密着性が悪化せず、これにより、電極が抵抗体から剥離することを防止できるという優れた効果を奏するものである。
本発明の一実施の形態における金属板抵抗器の製造方法を示す図 同金属板抵抗器の製造方法を示す図 同金属板抵抗器の製造方法を示す図 図3のX−X線断面図
以下、本発明の一実施の形態における金属板抵抗器の製造方法について図面を参照しながら説明する。
まず、図1(a)に示すように、CuNi、CuMn、NiCrのいずれかからなる金属を板状に構成した板状抵抗体1を用意し、この板状抵抗体1の互いに対向する表面と裏面に、一定間隔で帯状にNiCr等のCrを含む合金またはCrをスパッタすることによって中間層2を形成する。
次に、図1(b)に示すように、中間層2を覆うようにCuをめっきすることによって電極3を形成する。このとき、電極3の厚みを中間層2の厚みより厚くする。また、中間層2の形成直後に、別途Cuをスパッタして中間層2が保護膜形成時等の熱で酸化するのを防止するようにしてもよく、この場合、電極3はこの別途設けられたCuスパッタ層を覆うように形成する。そして、別途設けられたCuスパッタ層によって、化学的処理、機械的処理をすることなく、容易に中間層2の表面の酸化防止が可能になる。
なお、図1(a)(b)においては、中間層2、電極3が形成されない箇所をマスクで覆って所定の箇所のみ中間層2、電極3が形成されるようにする。そして、中間層2、電極3が形成された後、マスクを剥がす。なお、このマスクを剥がなくてもよい。
次に、図1(c)(d)に示すように、それぞれの電極3の中心線Aでダイシング、打ち抜き等をして切断し、複数の短冊状の抵抗体1aを得る。そして、この短冊状の抵抗体1aの表面および裏面の両端部に中間層2および電極3が帯状に形成される。
次に、図2(a)に示すように、短冊状の抵抗体1aに等間隔でスリット4を形成する。このとき、短冊状の抵抗体1aをパンチング等によって貫通させるか、あるいはレーザ照射等によって短冊状の抵抗体1aの一側面1bから切り溝を形成することによってスリット4を設ける。また、スリット4は短冊状の抵抗体1aの一側面1b側に位置する中間層2、電極3、および短冊状の抵抗体1aを貫通している。そして、スリット4が形成されない短冊状の抵抗体1aの他側面1c側の中間層2、電極3は、切断されることなく連続している。
なお、図1は斜視図、図2、図3は上面図を示す。
次に、図2(b)に示すように、短冊状の抵抗体1aの隣り合うスリット4で囲まれた部分(完成品の抵抗体に対応する部分)の両端部の電極3間の抵抗値を測定しながら、レーザ照射、パンチング等を行い、スリット4に露出するトリミング溝5を設けて、規定の抵抗値になるように抵抗値修正をする。
次に、図2(c)に示すように、短冊状の抵抗体1aの両端部にある電極3を除いた表裏面、スリット4の内面、およびトリミング溝5の内面に、エポキシ樹脂等を形成、加熱硬化し、保護膜6を設ける。このとき、保護膜6は電極3の両端部の一部を覆うように形成するのが好ましい。
次に、図2(d)に示すように、スリット4の内面に形成された保護膜6と、スリット4が形成されておらず短冊状の抵抗体1aの他側面1c側に連続している中間層2、電極3を、B線に沿ってレーザ照射等を行い個片状に切断し、図3(a)に示すように、複数の個片1dを得る。
最後に、図3(b)に示すように、個片1dの両端部の電極3の表面にNi、Snの順にめっきをしてめっき層7を形成し、金属板抵抗器を得る。
このとき、保護膜6がめっきのレジストとしての役割を果たす。また、保護膜6形成前に、電極3の両端部の一部を覆うめっき用レジストを別途形成してもよい。
ここで、図3(b)のX−X線断面図を、図4に示す。
図3(b)、図4において、板状抵抗体1は個片状に分割されることによって、抵抗体8が得られ、この抵抗体8の表裏面の両端部に中間層2、電極3が、その表裏面の各中央部に保護膜6が形成され、さらに、電極3の表面にめっき層7が形成された金属板抵抗器が得られる。
上記した本発明の一実施の形態における金属板抵抗器の製造方法においては、抵抗体8とめっきで構成された電極3との間の中間層2をスパッタで形成しているため、抵抗体8が生産過程で一定期間放置されてその表面が酸化しても、抵抗体8と電極3の密着性が悪化せず、これにより、電極3が抵抗体8から剥離することを防止できるという効果が得られるものである。
また、抵抗体8の表裏面に中間層2、電極3と保護膜6が形成されているため、表裏どちらの面を実装面としても実装できる。
なお、上記本発明の一実施の形態における金属板抵抗器の製造方法においては、中間層2、電極3を抵抗体8の両端部の表裏面に形成するようにしたが、抵抗体8の両端部の表面、裏面の少なくとも一方に形成してもよい。この場合、中間層2、電極3が形成されていない面は保護膜6で覆い、そして、中間層2、電極3が形成された面を下にして実装される。
本発明に係る金属板抵抗器の製造方法は、電極が抵抗体から剥離することを防止できるという効果を有するものであり、特に各種電子機器の電流値検出等に使用される金属板抵抗器等に適用することにより有用となるものである。
1 抵抗体(板状抵抗体)
2 中間層
3 電極
8 抵抗体

Claims (1)

  1. CuNi、CuMn、NiCrのいずれかの金属板で構成された抵抗体を用意し、前記抵抗体の両端部の表面、裏面の少なくとも一方にCrまたはCrを含む合金をスパッタして中間層を形成する工程と、前記中間層を覆うようにCuをめっきして電極を形成する工程とを備えた金属板抵抗器の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022023781A (ja) * 2020-07-27 2022-02-08 禾伸堂企業股▲ふん▼有限公司 高電力抵抗器及びその製造方法

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