JP2014183140A - ダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム、ダミーフレームの作製方法、樹脂流動性評価方法、及び樹脂モールド方法 - Google Patents

ダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム、ダミーフレームの作製方法、樹脂流動性評価方法、及び樹脂モールド方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便、安価な方法で作製可能なダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム及びダミーフレームの作製方法、並びにチップ下の封止樹脂の樹脂流動性を高精度に評価可能な樹脂流動性評価方法、及び樹脂モールド方法を提供すること。
【解決手段】半導体実装基板に実装される半導体チップを模したダミーチップであって、前記ダミーチップは、樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップを実装した半導体実装基板の封止樹脂を評価するために用いられるダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム及びダミーフレームの作製方法、並びにそのダミーフレームを用いた封止樹脂の樹脂流動性評価方法及び樹脂モールド方法に関する。
半導体実装基板に対して樹脂モールドを行う際には、使用される金型、及び、樹脂の材料や圧力などの諸条件を評価して調整する必要がある。
特許文献1では、半導体実装基板を模した平面状の金属板の上に半導体チップを模した凸部を模して搭載したダミーフレームを用いることで、実際の半導体実装基板を用いることなく、半導体チップの封止樹脂を評価している。
特開2012−114305号公報
特許文献1では、半導体チップを模した凸部が形成されたダミーフレームを、金属板から削り出し、若しくは金属板をエッチングで加工することで成形する。そのため、加工に時間がかかり、コストも増加してしまう。
また、近年、半導体とパッケージ基板との接続方式としてフリップチップ接続が用いられることが増加してきている。フリップチップ接続では、モールドアンダーフィルによるフリップチップパッケージのチップ下充填性が重要となる。しかしながら、特許文献1では、半導体チップを模した凸部が金属板と一体成形されているため、チップ下充填性について把握することができない。
このような課題を鑑みて、本発明は、簡便、安価な方法で作製可能なダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム及びダミーフレームの作製方法、並びにチップ下の封止樹脂の樹脂流動性を高精度に評価可能な樹脂流動性評価方法、及び樹脂モールド方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのダミーチップは、半導体実装基板に実装される半導体チップを模したダミーチップであって、前記ダミーチップは、樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのダミー基板は、半導体チップが実装される基板を模し、前記半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられるダミー基板であって、前記ダミー基板には、凹部又は貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのダミー基板は、半導体チップが実装される基板を模し、前記半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられるダミー基板であって、前記ダミー基板は、透明材料で構成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのダミーフレームは、半導体実装基板に実装したときの半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂を評価するために用いられるダミーフレームであって、半導体実装基板を模したダミー基板と、前記ダミー基板に配置された前記半導体チップを模したダミーチップと、を有し、前記ダミーチップは、前記ダミー基板から取り外し可能であることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのダミーフレームの作製方法は、半導体実装基板に実装したときの半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂を評価するために用いられるダミーフレームの作製方法であって、半導体実装基板を模したダミー基板を作製する工程と、前記ダミー基板に配置され、半導体チップを模したダミーチップを作製する工程と、前記ダミーチップを前記ダミー基板に配置する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての樹脂流動性評価方法は、ダミーチップと、前記ダミーチップが配置されたダミー基板と、を有するダミーフレームを用いて樹脂モールドを行う工程と、前記ダミーフレームを用いて前記樹脂モールドの樹脂流動性を評価する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡便、安価な方法で作製可能なダミーチップ、ダミー基板、ダミーフレーム及びダミーフレームの作製方法、並びにチップ下の封止樹脂の樹脂流動性を高精度に評価可能な樹脂流動性評価方法、及び樹脂モールド方法を提供することができる。
実施例1におけるダミーチップの概略図である。 実施例1におけるダミーフレームの概略図である。 実施例1において、ダミーフレームを設置する前の状態における金型の概略断面図である。 実施例1において、下型ライナーを用いてダミーフレームを設置した状態における金型の概略断面図である。 実施例1において、下型ライナーを用いずにダミーフレームを設置した状態における金型の概略断面図である。 実施例1において、ダミーフレームをクランプした状態における金型の概略断面図である。 実施例1における上金型の概略構成図である。 実施例1における下金型の概略構成図である。 実施例1において、図7の上金型及び図8の下金型を用いた樹脂モールド方法の概略構成図である。 実施例1における上金型の概略構成図である。 実施例1における下金型の概略構成図である。 実施例1における樹脂モールド方法のフローチャートである。 実施例2におけるダミーチップ群の概略平面図である。 実施例2におけるダミーフレームの概略図である。 実施例3におけるダミーフレームの概略平面図である。 実施例4におけるダミーフレームの概略図である。 実施例4の一例であるダミーチップの概略図である。 実施例4の一例であるダミーチップの概略図である。 実施例4の一例であるダミーフレームの概略図である。 実施例4の一例であるダミーフレームの概略図である。 実施例4の一例であるダミーフレームの概略図である。 実施例4の一例であるダミーチップの概略図である。 実施例4の一例であるダミーチップの概略図である。 実施例5におけるダミーフレームの概略図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施例におけるダミーチップ100の概略構成図である。図1(a)は平面図、図1(b)は断面図である。ダミーチップ100は、樹脂モールドの際に半導体実装基板に実装される半導体チップ(ここでは半導体チップだけに限らず、MEMS等の半導体に追加されたレンズ、機械部品、センサー部品を含む搭載部品を有する場合も、以下半導体チップとする。)を模して作製される。すなわち、ダミーチップの大きさ、厚さ、材質等は、実際に使用される半導体チップに応じて異なる。ダミーチップの材質としては、金属、シリコンチップ、透明耐熱ガラス、又は耐熱性樹脂等が挙げられるが、これに限定されず、耐熱性を有する材質のものであれば良い。
次に、図2を参照して、ダミーフレームについて説明する。図2は、本実施例におけるダミーフレームの概略図である。ダミーフレームは、樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられる。
図2(a)は、半導体実装基板を模したダミー基板500の平面図である。ダミー基板500の一例として四隅には、パイロット孔501が形成されている。ダミーチップ100と同様に、実際に使用される半導体実装基板に応じてダミー基板500の大きさ、厚さ、材質等を変更すればよい。例えば、ダミー基板500を銅板のような安価な材質から構成することでコストを抑えることができる。ダミー基板500は、ダミーチップ同様に、耐熱性を有する材質のものであれば良い。
図2(b)に示されるように、ダミー基板500の上には、複数のダミーチップ100が格子状に配列されている。本実施例では縦3個、横11個のダミーチップ100がダミー基板500上に配置されているが、本実施例はこれに限定されるものではない。模倣の対象となる半導体実装基板に実装される半導体チップの個数および半導体チップの大きさや配置に応じて、ダミーチップ100を配置すればよい。場合によっては、実際の基板(リードフレーム、多層基板等)にダミーチップ100を配置させても良い。この場合も製品として使用されることはないので、ここではダミーフレームとする。
また、図2(b)では同一のダミーチップ100をダミー基板500に配置しているが、図2(d)に示されるように、異なった面積を有するダミーチップ110A、110B、110Cをダミー基板500に配置してもよい。
図2(c)に示されるように、本実施例では、ダミーチップ100は、ダミー基板500の上に置かれているだけであり、接着はされていない。この状態であっても、後述するようにダミーチップとダミーフレームが上下型でクランプして成形するような金型の場合は、金型によってダミーチップ100はダミー基板500上で固定される。そのため、樹脂モールドは適切に行うことができる。なお、ダミーチップ100とダミー基板500をエポキシ樹脂等の接着剤や両面テープで接着してもよい。
次に、図3から図12を参照して、本実施例のダミーフレーム(及び、半導体実装基板)の樹脂モールド時に用いられる金型について説明する。図3は、ダミーフレームを設置する前の状態における金型の概略断面図である。図4は、下型ライナーを用いてダミーフレームを設置した状態における金型の概略断面図である。図5は、下型ライナーを用いずにダミーフレームを設置した状態における金型の概略断面図である。図6は、ダミーフレームをクランプした状態における金型の概略断面図である。
図5から図8に示されるように、本実施例において、金型は上金型50と下金型60を備えて構成される。上金型50は、センターブロック51とキャビティブロック52を有する。センターブロック51には、カル54とランナ55の一部が形成されている。キャビティブロック52には、ランナ55の一部、ゲート56、及び、キャビティ53が形成されている。キャビティ53は、トランスファモールドにより樹脂モールドされ、ダミーフレームのダミー基板500を封止する樹脂の形状を決定する。
下金型60は、チェイスブロック62、及び、チェイスブロック62の上に配置された下センターブロック61を備える。一つの実施形態として、下金型60は、図4に示されるようにチェイスブロック62の上に配置された下型ライナー63、及び、下型ライナー63の上に配置された下キャビティブロック64を備える。ダミーチップ100が配置されたダミー基板500Bは、下キャビティブロック64の上に配置される。他の実施形態として、下金型60は、図5に示されるようにチェイスブロック62の上に直接配置された下キャビティブロック64を備える。ダミー基板500Cは、下キャビティブロック64の上に配置される。図5に示される実施形態では、下型ライナー63を使用せずにダミーフレームの樹脂モールドが行われる。なお、下型ライナー63は、本実施例では3mmの厚さを有するが、これに限定されるものではない。このように本実施例の金型は、上金型50と下金型60とを主体として構成されている。樹脂モールド時には、図7に示されるように、上金型50と下金型60とでダミーフレーム(ダミー基板500B、500C)をクランプし(挟み)、キャビティ53の内部に樹脂が充填される。
樹脂モールド時には、図3から図6に示されるように、予熱された下金型60のポット66内に熱硬化性樹脂等をタブレット(円柱)状に成形した樹脂タブレット70を投入して溶融させる。そして、プランジャ68を上動させて溶融した樹脂を圧送することにより、上金型50と下金型60との間が樹脂で充填される。プランジャ68は、トランスファ機構(不図示)によってポット66に沿って上下に摺動可能に構成されている。なお、樹脂タブレット70に代えて液状の熱硬化性樹脂をディスペンサ(不図示)で供給することができ、また、粉体樹脂、シート樹脂、仮成形樹脂や顆粒樹脂をポットに投入することもできる。プランジャ68によって樹脂が圧送されることにより、溶融した樹脂は、カル54、ランナ55、及び、ゲート56を介してキャビティ53へ供給され、キャビティ53の内部が樹脂で充填される。
次に、図7から図9を参照して、本実施例で用いられる金型の平面と断面図について説明する。本実施形態では、ボイドがキャビティ内に溜まりやすい等の何らかの問題が発生した場合や、発生する可能性が予測される場合に、オーバーフローキャビティとしての凹部を備えた上金型を加工製作する前に、オーバーフローキャビティを掘り込んだダミーフレームを製作する。そして、実験的に試し打ちを行い、結果が良好になることを確認した後、上金型にオーバーフローキャビティ凹部を加工する。
図7は、本実施例における上金型50aの概略構成図であり、図7(a)は上金型50aの平面図、図7(b)は図7(a)のB−B切断面における断面図を示す。上金型50aには、キャビティ凹部が加工されており、上金型50aの右半分は長辺に短辺を含むゲート流入辺以外の3箇所のオーバーフローキャビティ57、58が加工され、左半分は長辺のみオーバーフローキャビティ57を加工した場合を示す。また、図8は、ダミーフレームを搭載した状態の下金型60の概略構成図であり、図8(a)は下金型60の平面図、図8(b)は図8(a)のB−B切断面における断面図を示す。また、図9は、図7の上金型及び図8の下金型を用いた樹脂モールド方法の概略構成図であり、図9(a)は下金型60(図8参照)と上金型50とを用いてダミーフレームをクランプした状態、図9(b)は上金型50a(図7参照)と下金型60とを用いて半導体実装基板をクランプした状態を示す。なお、図9(b)に示される上金型50aにおいて、キャビティ凹部(オーバーフローキャビティ57)は長辺のみに加工されている。
図7に示されるように、上金型50aは、オーバーフローキャビティ57が形成されたキャビティブロック52a、及び、オーバーフローキャビティ57、58が形成されたキャビティブロック52bを備える。このように上金型50aのキャビティブロック52bには、オーバーフローキャビティ57とは異なる端部(向かい合う両端部)において、オーバーフローキャビティ58が形成されている。
図8に示されるように、ダミーフレーム(ダミー基板500A)は、下金型60の下キャビティブロック64の上に搭載される。ダミー基板500Aには、オーバーフローキャビティとしての凹部502が形成されている。上金型50と下金型60を用いてダミーフレームをクランプすると、オーバーフローキャビティとしての凹部502がダミーフレームと上金型50との間で形成される。なお、上金型50のキャビティ53の樹脂がダミーフレームの凹部502に流れ込むための重なりが必要である。また、凹部502としては、樹脂硬化後剥離させるために上に10度程度開いた凹部であることが望ましい。なお、上金型50a(金型)にオーバーフローキャビティ57、58を形成するなどの加工を行うと、金型の形状を元に戻すことはできない。このため、ダミーフレームのようにダミー基板500Aにオーバーフローキャビティとしての凹部502を形成(試作)して樹脂モールドを評価し、その評価結果が好ましい場合に金型に加工を行うためのものである。
図9(a)に示されるように、本実施形態では、オーバーフローキャビティ57を備えた上金型を加工製作する前に、オーバーフローキャビティとしての凹部502を掘り込んだダミーフレーム(ダミー基板500A)を製作する。このとき、凹部502は、上金型50のキャビティ53と重なり合う領域を有し、キャビティ53内の樹脂が凹部502へ流れるように構成されている。そして、実験的に試し打ちを行って結果が良好になることを確認した後、図9(b)に示されるようにオーバーフローキャビティ57を備えた上金型50aを用いて、半導体チップ10が実装された半導体実装基板12に対する樹脂モールドを行う。これにより、低コストで効率的な樹脂モールド方法を提供することができる。
次に、図10及び図11を参照して、本実施例で用いられる他の形態の金型について説明する。図10は、本実施例における上金型50bの概略構成図であり、図10(a)は上金型50bの平面図、図10(b)は図10(a)のB−B切断面における断面図を示す。図11は、下金型60の概略構成図であり、図11(a)は下金型60の平面図を示す。図11(b)は図11(a)のB−B切断面における断面図であり、図10(b)の上金型50bと下金型60とを用いてダミーフレームをクランプした状態を示す。
図10に示されるように、上金型50bの左半分は、枝分かれランナ55a及びゲート56aが形成されたキャビティブロック52cを備える。また、上金型50bの右半分は、複数のランナ55に共通の総ゲート56bが形成されたキャビティブロック52dを備える。本実施形態では、図11(a)の二点鎖線で示されるように、各キャビティに個々1本のランナ及びゲートで樹脂封止をした場合に樹脂流動性に問題が発生したときは、実験的にゲートを枝分かれさせ、又は、総ゲート溝としての凹部をダミーフレームに形成している。図11に示されるように、下金型60の下キャビティブロック64の一方(図11中の左側の下キャビティブロック)の上には、ダミーフレーム(ダミー基板500D)が搭載される。また、下キャビティブロック64の他方(図11中の右側の下キャビティブロック)の上には、ダミーフレーム(ダミー基板500E)が搭載される。
ダミーフレームには、枝分かれランナ溝としての凹部503が形成されている。図11(b)に示されるように、金型を用いてダミーフレームをクランプした際に、ダミーフレームの凹部503は、上金型50bのランナ55a(ゲート56a)と向かい合うように配置されている。ダミーフレームには、総ゲート溝としての凹部504が形成されている。図11(b)に示されるように、金型を用いてダミーフレームをクランプした際に、ダミーフレームの凹部504は、上金型50bの総ゲート56bと向かい合うように配置されている。このような構成により、樹脂モールドの際に、樹脂の流動性を向上させることができる。
なお、上金型50b(金型)に枝分かれランナ55aや総ゲート56bを形成するなどの加工を行うと、金型の形状を元に戻すことはできない。このため、ダミー基板500D、500Eに凹部503、504をそれぞれ形成(試作)して樹脂モールドの流動性、充填性、成形条件等を評価し、その評価結果が好ましい場合に金型に加工を行うように構成する。
本実施例のダミーフレームは、金属板における封止樹脂の流入箇所に凹部が形成されていればよく、ランナ、ゲート、オーバーフローキャビティを決めるための実験用としてだけでなく、エアーベントの深さ、本数や位置を決めるためにも用いることができる。また、キャビティの樹脂量を決めるために実験的にキャビティ部分となる箇所にも凹部、又は、場合に拠っては凸部の大きさを変えて加工することも可能である。また、下パッケージの場合であっても同様にダミーフレームを加工することができるし、上下パッケージの場合にはダミーフレームのキャビティ部分に通し孔を形成して用いることができる。更に、本実施例は、マップ状の製品に限定されるものではなく、マトリクス配置の製品にも適用可能である。このように本実施例では、樹脂が流れるいずれの箇所でも、ダミーキャビティを使用して実験することが可能である。なお、本実施形態では、トランスファ成形を行っているが、これに限定されるものではなく、圧縮成形を行ってもよい。
次に、図12を参照して、本実施例におけるダミーフレームを用いた半導体実装基板の樹脂モールド方法について説明する。図12は、本実施例における樹脂モールド方法(モールド成形方法)のフローチャートである。
まず、ステップS101において、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ及びダミー基板によって、所望の形状を有するダミーフレームを作製する。続いてステップS102において、所定の金型(上金型及び下金型)を用いて、ステップS101で作製されたダミーフレームをクランプして樹脂モールドを行い、その結果を評価する。この評価結果が好ましい場合(良)にはステップS104に進み、評価結果が好ましくない場合(不良)にはステップS103に進む。
また、ダミー基板500が透明材料で構成されている場合、一例として特開2002−76041号公報に開示されている様に透明な部分を有する金型構成を用いることで樹脂モールド中における封止樹脂の樹脂流動性評価を行うことができる。なお、透明材料とは、ガラスや透明樹脂等を想定しており、180度以上の耐熱性があるものが好ましい。
ステップS102における評価結果が好ましくない場合には、ステップS103においてパラメータ振りを行う。すなわち、樹脂モールドを行う際の各種条件を変更する。ここで各種条件とは、例えば、樹脂材料、樹脂モールド時の圧力と温度、ダミーチップ100の大きさ、金型のゲート形状などであるが、これらに限定されるものではない。
ステップS103におけるパラメータ振りが完了すると、ステップS101に戻り、ステップS103で設定された各種条件を満たすように(変更後の条件で)ダミーフレームを作製する。また、ステップS102において、所定の金型(変更後の金型)を用いて再度樹脂モールドを行い、その結果を評価する。評価結果が好ましくなるまで、すなわち「良」と判定されるまで、これらの工程を繰り返す。
ステップS102において評価結果が好ましいと判定された場合には、ステップS104に進み、正規の半導体実装基板、すなわち実際の半導体チップが実装された半導体実装基板を用意する。ここで用意される半導体実装基板は、ステップS102で評価結果が好ましいと判定されたときに用いられたダミーフレームの形状に相当するものである。続いてステップS105において、ステップS102で用いた金型により、この半導体実装基板をクランプして樹脂モールドを行う。ステップS105では、ステップS102にて最終的に好ましいと判断されたとき同様の金型及び樹脂などの樹脂モールドの各種条件で、実際の樹脂モールドが行われる。
ステップS105における樹脂モールドが好ましくない場合(不良)には、ステップS106に進み、金型の形状などの条件を修正する。条件修正後、ステップS104に戻って実際の半導体実装基板を用意し、ステップS105において、修正後の金型を用いて樹脂モールドが行われる。これらの工程は、ステップS105において樹脂モールドが好ましいと判定されるまで繰り返される。ステップS105における樹脂モールドが好ましい(良)と判定された場合には、このときの条件が最終的な樹脂モールドの条件に決定され、金型が完成する(ステップS107)。以後、決定された各種条件で半導体実装基板の樹脂モールドが行われる。
このように、本実施例の樹脂モールド方法によれば、ダミーフレームを用いて樹脂モールドを行って樹脂モールド時の好ましい諸条件を決定してから実際の半導体チップが実装された半導体実装基板に対する樹脂モールドを行い、最終的な諸条件を確定する。このため、実際の半導体実装基板を用いることなく、最適な樹脂モールドの条件をある程度まで決定することができる。最終的には、実際の半導体実装基板が必要であるが、半導体実装基板を用いて最適な諸条件を確定するまでの工程を減少させることが可能である。
本実施例によれば、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ及びダミー基板によって所望の形状を有するダミーフレームを作製することで、ダミーフレームの作製が簡便となり、コストも抑えることができる。
図13は、本実施例におけるダミーチップ群120の概略平面図である。
ダミーチップ群120は、ダミーチップに相当する複数のダミーチップ部(第1のダミーチップ、第2のダミーチップ)121と、各ダミーチップ部の間を接続するつなぎ部材(接続部材)と、を備えている。ダミーチップ部121の個数や大きさは、実際に使用される半導体チップの態様や汎用性に応じて決定すればよい。
図14を参照して、ダミーフレームについて説明する。図14は、本実施例におけるダミーフレームの概略図である。
図14(a)に示されるように、ダミー基板500に異なった面積のダミーチップ部が形成されたダミーチップ群120A、120B、120Cが配置されている。図14(b)に示されるように、ダミー基板500には各ダミーチップ群に応じた凹部または貫通孔が形成されており、ダミーチップ群120A、120B、120Cは各凹部または貫通孔に嵌め込まれて固定されている。なお、ダミー基板500に凹部を形成せずに、各ダミーチップ群をダミー基板500に置くだけでもよいし、各ダミーチップ群を接着剤や両面テープでダミー基板500に固定してもよい。
また、半導体チップがチップ露出タイプである場合、図14(c)に示されるように、各ダミーチップ群は図14(b)の状態を反対にした状態でダミー基板500上に配置される。このとき、つなぎ部材は、ダミーチップ群全体を覆うようなものに限らない。すなわち、各ダミーチップ間を接続できるものであればよく、例えば、棒形状のものでもよい。
本実施例によれば、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ群及びダミー基板によって所望の形状を有するダミーフレームを作製することで、ダミーフレームの作製が簡便となり、コストも抑えることができる。
また、本実施例によれば、ダミーチップ群が複数のダミーチップ部を備えていることで、ダミーチップを個別に保存しておくよりも管理が容易となり、ダミー基板への配置も容易に行うことができる。
図15は、本実施例におけるダミーフレームの概略平面図である。
本実施例では、リフレクタが搭載された半導体実装基板のダミーフレームを想定している。ダミー基板500には、複数のダミーチップ130と部材131が配置されている。ダミーチップ130はLEDを模しており、部材131はリフレクタを模した部材であり、樹脂で構成されている。
したがって、本実施例のダミーフレームを用いて実施例1と同様の樹脂モールド方法を行うことにより、半導体チップの封止樹脂を高精度に評価することができる。特には2次モールドとして、透明樹脂によるレンズ成形条件を決める場合に有効である。
本実施例によれば、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ及びダミー基板によって所望の形状を有するダミーフレームを作製することで、ダミーフレームの作製が簡便となり、コストも抑えることができる。
次に、図16から図18を参照して、本発明の実施例4におけるダミーチップ及びダミーフレームについて説明する。
図16は、本実施例におけるダミーフレームの概略図である。図16(a)はダミー基板500A、図16(b)は凸部(第1の凸部)141が形成されたダミーチップ140Aを示している。図16(c)は、ダミー基板500にダミーチップ140Aを配置した状態を示している。
図17は、本実施例の一例であるダミーチップの概略図である。図17(a)は、凸部142が形成されたダミーチップ140Bを示している。図17(b)は、凸部143が形成されたダミーチップ140Cを示している。
図18は、本実施例の一例であるダミーチップの概略図である。各ダミーチップには、凸部、凹部144、凹部144を囲むように突起形状145が形成されている。
図16(b)に示されるように、ダミーチップ140Aは、一面にハンダボール形状やバンプ形状、メッキ等による電柱形状が形成された半導体チップを模しており、一面に複数の凸部141が形成されている。理想的には実際の半導体接続に合わせた形状に近い太さ、高さ、間隔の凸部が良いが、図17(a)、(b)に示されるように、凸部の数は少なくとも1つ以上あればよく、凸部に接着剤を塗布するエリアを設けてもよい。また、凸部は、角柱形状である必要はなく、図18(b)に示されるように、円柱形状であってもよい。本実施例では、各ダミーチップの凸部が形成されるようエッチングで加工したが、研磨、切削等で機械加工してもよいし、コイニング等のプレス加工でもよい。また、実際のハンダボールを接続しても良いし、バンプまたはメッキ等による電柱形状を形成してもよい。
図16(c)に示されるように、ダミー基板500にダミーチップ140Aを配置することで、フリップチップ実装を模した状態になる。
図16(c)ではダミーチップ140Aをダミー基板500に接着していない状態であるが、図18(a)から図18(c)に示される各ダミーチップを用いることで、各ダミーチップの凹部144に接着剤を塗布し、ダミー基板に接着してもよい。各ダミー基板には、凹部144を囲むように突起形状145を形成されており、接着剤が凸部に流れ込むのを防止している。なお、ダミーチップとダミー基板の接着方法は、上記方法に限られず、例えば、凸部に接着用の凹部を設けることで接着してもよい。
図16(c)に示される状態で樹脂モールドを行った場合、ダミー基板500とダミーチップ140Aは別個に作製されているため、樹脂モールド後にダミーチップ140Aをダミー基板500から取り外すことができる。そのため、樹脂モールド後にダミーチップ140A下の充填性を評価することができる。
また、ダミー基板500が透明材料で構成されている場合、一例として特開2002−76041号公報に開示されている構成を用いることで樹脂モールド中であってもダミーチップ140A下の封止樹脂の樹脂流動性評価を行うことができる。なお、透明材料とは、ガラスや透明樹脂等を想定しており、180度以上の耐熱性があるものが好ましい。
また、ダミー基板500を透明材料で構成することにより、実施例1で前述した構成を用いることで樹脂モールド中にダミーチップ140A下の樹脂モールドの流動性を評価することができる。
図19は、本実施例の一例であるダミーフレームの概略図である。図19(a)は、ダミーチップ140が積み重なった状態でダミー基板500に配置されている状態を示している。図19(b)は、ダミーチップ140と電子部品を模した部材300がダミー基板500に配置されている状態を示している。部材300は、ダミー基板500に直接加工して設けてもよい。この場合に樹脂モールドを行っても、各ダミーチップを取り外すことができるため、チップ下の充填性を評価することができる。
図20は、本実施例の一例であるダミーフレームの概略図である。図20(a)はダミー基板500、図20(b)は一面(第1の面)に複数の凸部(第2の凸部)201が形成された凸部部材200、図20(c)は平板部材で構成されたダミーチップ150を示している。図20(d)は、ダミー基板500に凸部部材200及びダミーチップ150を配置した状態を示している。凸部201は、実施例4の凸部141と同様に、実際の半導体接続に合わせた形状のハンダボール形状、バンプ形状、メッキ等による電柱形状が形成されているが、凸部の数は少なくとも1つ以上あればよく、凸部に接着剤を塗布するエリアを設けても良い。
図20(d)に示されるように、ダミー基板500には、凹部または貫通孔505が形成されている。凸部部材200は、凹部または貫通穴505に嵌め込まれ、場合によっては接着される。なお、凸部部材200をダミー基板500に嵌め込む大きさは、必ずしもダミーチップ150の大きさに合わせる必要は無く、ダミーチップ150より大きなサイズまたは小さなサイズで嵌め込みをしても良い。
ダミーチップ150は、凸部部材200の複数の凸部201が形成された面上に配置される。この状態で樹脂モールドを行った場合、ダミーチップ150は樹脂流動性試験をするために透明材料で構成されているため、ダミーチップ150を取り外す必要なく、凸部部材200とダミーチップ150間の樹脂充填性をリアルタイムで評価することができる。また、一例として特開2002−76041号公報に開示されている構成を用いることで樹脂モールド中であっても凸部部材200とダミーチップ150間の樹脂流動性評価を行うことができる。
さらに、ダミーフレーム500、ダミーチップ150をともに透明ガラスまたは透明樹脂で構成し、ハンダボール形状、バンプ形状、メッキ等による電柱形状の耐熱材料をそのまま挟み込み、場合により接着してもよい。そうすることで、ダミーフレームおよびダミーチップがともに透明であるため、ダミーフレームとダミーチップ間の部材の樹脂流動性をより鮮明にリアルタイムで評価することができる。
なお、凸部部材200の複数の凸部が形成された面を図18(a)から図18(c)に示されるような面にして、凸部部材200とダミーチップ150を接着してもよい。
図21は、本実施例の一例であるダミーフレームの概略図である。図21(a)は、複数の凸部506、電子部品を模した凸部507が形成されたダミー基板500を示している。図21(b)は透明材料で構成されたダミーチップ150、図21(c)はダミー基板500にダミーチップ150を配置した状態を示している。この場合に樹脂モールドを行っても、ダミーチップ150が透明材料で構成されているため、ダミーチップ150を取り外す必要なく、複数の凸部506の充填性を評価することができる。また、樹脂モールド中に複数の凸部506の樹脂モールドの流動性を評価することができる。
図22、図23は、本実施例の一例であるダミーチップの概略図である。
図22(a)に示されるように、複数の凸部が形成された部材160と柱部161がつなぎ部材162で接続された状態で一体のダミーチップを構成している。図22(b)は、図22(a)のダミーチップの断面図である。柱部161は、図22(c)で示されるように、これらのダミーチップを積み重ねた際に部材160が他のダミーチップと接触しないように設けられている。また、つなぎ部材は、ダミーチップ全体を覆う必要はない。すなわち、各部材間を接続できるものであればよく、例えば、棒形状のものでもよい。柱部161は、実際の半導体の場合における上下接続電極を模している。
図23(a)は柱部171が形成されたダミーチップ170Aを示しており、図23(b)はダミーチップ170Bを示している。図23(c)は、柱部171でダミーチップ170Aとダミーチップ170Bを積み重ねた状態を示している。ダミーチップ170Aとダミーチップ170B間は柱部171により空間となっている。
図22(c)、図23(c)の状態で、樹脂モールドを行っても、各ダミーチップを取り外すことができるため、各ダミーチップ下の充填性を評価することができる。
本実施例によれば、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ及びダミー基板によって所望の形状を有するダミーフレームを作製することで、ダミーフレームの作製が簡便となり、コストも抑えることができる。
また、本実施例によれば、ダミーチップ及びダミー基板を取り外し可能とした場合は、樹脂モールド後にダミーチップ下の封止樹脂の充填性を評価することができる。
また、本実施例によれば、ダミーチップ又はダミー基板の少なくともどちらいか一方を透明材料で構成することで、樹脂モールド中にダミーチップ下の封止樹脂の流動状態を評価することができる。
次に、図24を参照して、本発明の実施例5におけるダミーフレームについて説明する。図24は、本実施例におけるダミーフレームの概略図である。
図24(a)に示されるように、本実施例のダミー基板500は、半導体ウエハ形状を有する。このため、ダミー基板500は、円形の一部に切り欠き部508が形成されている。また、例えば8インチ又は12インチの半導体ウエハ形状のダミー基板500の上に、複数の半導体チップを模倣して格子状に配列された複数のダミーチップ180Aが形成されている。なお、本実施例において、ダミーフレームは半導体ウエハ形状に限定されるものではなく、四角形状等の他の形状を有するものであってもよく、材質は耐熱性であれば、特に問わない。また、図24(d)に示されるように、一面に複数の凸部が形成されたダミーチップ180Bを部材181上に置いた状態でダミー基板500上に配置してもよい。
これらの状態で樹脂モールドを行っても、充填性および樹脂流動性を評価することができる。
本実施例によれば、半導体ウエハ形状を有するダミーフレームを用いることで、EWLPのような半導体実装基板の樹脂モールドを簡易かつ高精度に評価することができる。なお、ダミーチップ180は半導体チップ形状に限らず、MEMSを搭載加工した形状でも良い。
上記各実施例によれば、あらかじめ加工して作製しておいたダミーチップ及びダミー基板によって所望の形状を有するダミーフレームを作製することで、ダミーフレームの作製が簡便となり、コストも抑えることができる。
また、上記各実施例によれば、封止樹脂の樹脂流動性を高精度に評価可能な樹脂流動性評価方法及び樹脂モールド方法を提供することができる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例として記載された事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
100 ダミーチップ

Claims (21)

  1. 半導体実装基板に実装される半導体チップを模したダミーチップであって、前記ダミーチップは、樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられることを特徴とするダミーチップ。
  2. 前記ダミーチップには、少なくとも1つの第1の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダミーチップ。
  3. 前記ダミーチップは、半導体実装基板を模したダミー基板に取り外し可能に配置された状態で、樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のダミーチップ。
  4. 前記ダミーチップには、前記ダミー基板に接着するための接着剤が塗布される少なくとも1つの凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のダミーチップ。
  5. 前記ダミーチップは、透明材料で構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダミーチップ。
  6. 半導体チップが実装される基板を模し、前記半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられるダミー基板であって、
    前記ダミー基板には、凹部又は貫通孔が形成されていることを特徴とするダミー基板。
  7. 半導体チップが実装される基板を模し、前記半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂の流動性を評価するために用いられるダミー基板であって、
    前記ダミー基板は、透明材料で構成されていることを特徴とするダミー基板。
  8. 半導体実装基板に実装したときの半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂を評価するために用いられるダミーフレームであって、
    半導体実装基板を模したダミー基板と、
    前記ダミー基板に配置可能であって、前記半導体チップを模したダミーチップと、を有することを特徴とするダミーフレーム。
  9. 前記ダミーチップは、前記ダミー基板から取り外し可能であることを特徴とする請求項8に記載のダミーフレーム
  10. 前記ダミーチップに含まれる第1のダミーチップと、第2のダミーチップと、の間を接続する接続部材と、を更に有し、
    前記ダミーチップは、前記接続部材を介してダミーチップ群を形成することを特徴とする請求項8又は9に記載のダミーフレーム。
  11. 前記ダミー基板は、透明材料で構成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のダミーフレーム。
  12. 前記ダミーチップには、少なくとも1つの凹部が形成されており、
    前記凹部には、前記ダミー基板に接着するための接着剤が塗布されることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のダミーフレーム。
  13. 前記ダミーチップは、四角形であり、
    前記凹部は、前記ダミーチップの四隅に形成されており、
    前記ダミーチップには、前記凹部を囲むように突起形状が形成されていることを特徴とする請求項12に記載のダミーフレーム。
  14. 前記ダミー基板には、凹部又は貫通孔が形成されており、
    前記凹部には、前記ダミーチップが嵌め込まれていることを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載のダミーフレーム。
  15. 前記ダミー基板には、凹部又は貫通孔が形成されており、
    前記凹部又は貫通孔に嵌め込まれた凸部部材を有し、
    前記凸部部材は、第1の面において少なくとも1つの凸部を有し、
    前記ダミーチップは、平板部材であり、前記凸部部材の前記第1の面の前記凸部の上に配置されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のダミーフレーム。
  16. 請求項8又は9に記載のダミーフレームに組み込み可能な凸部部材であって、
    前記ダミー基板には、凹部または貫通孔が形成されており、
    前記凸部部材は、前記凹部又は貫通孔に嵌め込まれるように構成され、第1の面において少なくとも1つの凸部を有し、前記ダミーチップが前記第1の面の前記凸部の上に配置されるように構成されていることを特徴とする凸部部材。
  17. 半導体実装基板に実装したときの半導体チップに樹脂モールドを行った際の封止樹脂を評価するために用いられるダミーフレームの作製方法であって、
    半導体実装基板を模したダミー基板を作製する工程と、
    前記ダミー基板に配置され、半導体チップを模したダミーチップを作製する工程と、
    前記ダミーチップを前記ダミー基板に配置する工程と、を有することを特徴とするダミーフレームの作製方法。
  18. ダミーチップと、前記ダミーチップが配置されたダミー基板と、を有するダミーフレームを用いて樹脂モールドの樹脂流動性を評価する工程を有することを特徴とする樹脂流動性評価方法。
  19. 前記ダミーチップおよび前記ダミー基板のうち少なくとも一方が透明材料によって形成されており、
    前記樹脂モールド中に前記樹脂モールドの樹脂流動性を評価する工程を行うことを特徴とする請求項18に記載の樹脂流動性評価方法。
  20. 前記ダミーチップを前記ダミー基板から取り外すことによって前記樹脂モールドの樹脂流動性を評価することを特徴とする特徴とする請求項18に記載の樹脂流動性評価方法。
  21. 請求項18から20のいずれか1項に記載の樹脂流動性評価方法の評価結果に基づいて、実際の半導体チップを実装した半導体実装基板に対して樹脂モールドを行う工程を有することを特徴とする樹脂モールド方法。
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