JP2014182590A - 移動体の環境地図生成制御装置、移動体、及び移動体の環境地図生成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無人車両1に路面状態を検出するための第1LRF10に加えて、移動障害物を識別するための第2LRF12を設け、環境地図上における領域の認定状態の変遷に基づいて、第1LRF10及び第2LRF12により検出した障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別し(S38)、移動障害物と識別された領域については所定時間の間移動不可能な領域と認定した後当該認定前の元の認定に戻して(S41)、環境地図を生成することとしている。
【選択図】図6
Description
請求項4の移動体の環境地図生成制御装置では、請求項1から3の何れか一項において、前記第1の測距手段は、前記移動体から路面に向けてレーザを照射することで測距を行うレーザレンジファインダであり、前記第2の測距手段は、前記移動体から進行方向に向けてレーザを照射することで測距を行うレーザレンジファインダであることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、移動体の移動制御に用いる環境地図を生成する移動体の環境地図生成方法において、前記移動体から路面に向けて測距を行うことで第1の測距情報を取得するステップと、前記移動体から進行方向に向けて測距を行うことで第2の測距情報を取得するステップと、前記環境地図上における領域の認定状態の変遷に基づいて、前記第1の測距情報及び前記第2の測距情報より検出された障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別する障害物識別ステップと、前記障害物識別ステップにより静止障害物があると識別された領域は移動不可能な領域として認定し続け、前記移動障害物があると識別された領域は、予め定めた一定期間の間移動不可能な領域と認定した後当該認定前の元の認定に戻して、前記環境地図を生成する環境地図生成ステップと、を備えることを特徴としている。
図1には、本発明の一実施形態に係る環境地図生成制御装置を備えた無人車両の概略構成図、図2には当該無人車両が搭載するコンピュータユニットの制御構成を示すブロック図がそれぞれ示されており、以下同図に基づき、移動体の構成について説明する。
図1に示すように、無人車両(UGV:Unmanned Ground Vehicle)1は、図示しない遠隔操縦装置の指示に応じた走行を行う、自律型移動体である。
さらに、無人車両1には、屋根部の先端部分に第1LRF10(第1の測距手段)が固定されている。当該第1LRF10は屋根部先端から車両前方の路面に向けてレーザを照射し測距を行うことで、主に路面状態を検出するLRFである。当該第1LRF10は、車両前方の路面において進行方向に並んだ4つの範囲にて車両幅方向に走査する4つのレーザを備えた、4ラインLRFである。なお、図1では、1ライン分のレーザ照射範囲のみを示している。
図2に、当該コンピュータユニット20内の制御構成がブロック図で示されており、以下同図に基づき、当該コンピュータユニット20の構成について説明する。
そして、環境認識・自己位置計測部22は、自己位置評定部26、LRFデータ処理部28、及び環境地図生成部30を有している。
また、LRFデータ処理部28は、第1LRF10及び第2LRF12からの測距情報を処理する機能を備えている。
これら自己位置評定部26及びLRFデータ処理部28にて処理された情報は環境地図生成部30に送られ、当該環境地図生成部30は、取得した情報に基づき、無人車両1の周辺における環境地図を生成する機能を有している。
経路生成部32は、環境認識・自己位置計測部22の自己位置評定部26において評定された自己位置情報及び環境地図生成部30にて生成された環境地図情報を取得し、図示しない遠隔操縦装置の指示に応じた経路を生成する機能を備えている。
また、車両操作部34は、当該経路生成部32において生成された経路を走行するのに必要な操舵量や駆動力を算出する機能を備えている。そして、当該車両操作部34は、算出した操舵量及び駆動力に応じたステアリング操作及びアクセル操作を行うべく対応するアクチュエータ6a、8aを制御する。
まず、環境認識・自己位置計測部22のLRFデータ処理部28において実行される障害物の検出制御について説明する。
ここで図3を参照すると、LRFデータ処理部において実行される第1LRFデータ処理の流れについてのフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って第1LRFデータ処理について説明する。
ステップS12において、LRFデータ処理部28は、隣接する計測点間の高さ(z成分)の差分を算出して、当該差分が予め定めた所定の差分より大であるか否かを判別することで、障害物の有無を判定する。当該判別結果が偽(No)である場合、即ち隣接点との差分がない又は差分が小さい場合は、ステップS13に進む。
一方、上記ステップS12の判別結果が真(Yes)である場合、即ち隣接点との差分が大きく変化しているような場合は、ステップS14に進む。
ステップS13又はS14において障害物検出結果値Ajを入力した後、LRFデータ処理部28は、S15に進む。当該ステップS15において、LRFデータ処理部28は、計測点jについてN個まで処理を終えていない場合には、上記ステップS11に戻り、次の計測点jについて上記ステップS12、S13、S14の処理を行う。一方、N個まで上記処理を終えた場合には次のステップS16に進む。
そして、ステップS17において、LRFデータ処理部28は、環境地図生成部30へ第1データD1jを送信し、当該第1LRFデータ処理をリターンする。
次に図4を参照すると、LRFデータ処理部28において実行される第2LRFデータ処理の流れについてのフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って第2LRFデータ処理について説明する。
図4に示すように、まずLRFデータ処理部28はステップS20として、上記ステップS10と同様、第2LRF12により測距された所定数(M個)の計測点における情報を、ジャイロセンサ4により検出される無人車両1の姿勢角に基づき環境地図の生成に合わせた座標情報へ座標変換する。
ステップS22において、LRFデータ処理部28は、計測点jの高さ(z成分)が所定の基準高さより大であるか否かを判別することで、障害物の有無を判定する。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち計測点jの高さが一定の高さより高い場合は、ステップS23に進む。
一方、上記ステップS22の判別結果が偽(No)である場合、即ち計測点jの高さ位置が基準高さ以下である場合は、そのまま障害物検出結果値Ajを設定することなく、ステップS24に進む。なお、Ajの初期値は障害物なしとなっている。
ステップS25において、LRFデータ処理部28は、各計測点jにおける障害物検出結果値Ajとタイムスタンプ(ts)を第2データD2j(第2の測距情報)として登録する。
このように、第2LRFデータ処理では、第2LRF12により基準高さより高い計測点jを検出した場合には障害物とみなして、結果を環境地図生成部30へと送信している。
次に、環境認識・自己位置計測部22の環境地図生成部30において実行される環境地図の生成制御について説明する。
ここで、図5〜図11を参照すると、図5、図6には環境地図生成部30において実行される環境地図生成処理の流れについてのフローチャートが、図7〜図11には当該環境地図生成処理内で実行される各制御についてのフローチャート及びその説明図が示されており、以下各フローチャートに沿って説明する。
図5に示すステップS30において、環境地図生成部30は上記LRFデータ処理部28から第1データD1j及び第2データD2jを受信する。
続くステップS31において、環境地図生成部30は、各データのタイムスタンプに基づき、データ取得時刻における自己位置及び方位角データを取得する。
ステップS33において、環境地図生成部30は、ステップS31で取得した情報に基づき第1データD1jに対応する環境地図上の位置(以下、グリッドiという)を算出する。
そして、ステップS34において、環境地図生成部30は、第1データD1jを環境地図に反映させる処理を行う。当該第1データD1jの反映処理の具体的な内容については、図7に基づき後述するが、当該ステップS34にて環境地図生成部30は、第1LRF10により検出した走行可能領域及び障害物領域を、環境地図へ登録する。
図6のステップS36から、環境地図生成部30は、1〜MまでのM個の各第2データD2jについて順次以下の制御を繰り返す。
そして、ステップS38において、環境地図生成部30は、第2データD2jを環境地図に反映させる処理を行う。当該第2データD2jの反映処理の具体的な内容については、図8に基づき後述するが、当該ステップS38にて環境地図生成部30は、第2データD2jに対応するグリッドの認定状態の変遷に基づいて、障害物の登録を行う。また、第1LRF10及び第2LRF12により検出した障害物が静止障害物か移動障害物かを識別する。
ステップS40において、環境地図生成部30は、ここまでのステップを経て生成した環境地図情報を、経路生成部32へと送信する。
以下、個々の処理について詳しく説明する。
図7には、図5のステップS34で実行する第1データD1jの反映処理を示すフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って説明する。
まず、図7のステップS50において、環境地図生成部30は、第1データD1jの障害物検出結果値Ajとして障害物を示す値が入力されているか否かを判別する。当該判別結果が真(Yes)である場合、次のステップS51に進む。
ステップS52において、環境地図生成部30は、グリッドiの切替直前状態を記憶する。上記ステップS50及びステップS51の判別結果がいずれも真(Yes)であることから、いままで障害物が検出されていなかったグリッドiに障害物が検出された状態を示しており、当該ステップS52では、障害物が検出される前の状態を記憶しておく。具体的には、切替直前タイムスタンプts_i_chとしてこの時点の時刻ts_iを記憶し(ts_i_ch=ts_i)、グリッドiの切替直前状態A_i_chとして走行可能状態であったことを記憶する(A_i_ch=走行可能)。
ステップS53において、環境地図生成部30は、グリッドiの状態の更新を行う。具体的には、グリッドiのタイムスタンプts_iをこの時点の時刻ts_jに更新し、グリッドiの状態A_iを障害物あり(走行不可能)の状態に更新する。なお、タイムスタンプにおけるiはグリッドで保持している時刻、jは取得したLRFデータの持つ時刻であり、ts_i<ts_jの関係となる。
ステップS55において、環境地図生成部30は、グリッドiの状態の更新を行う。具体的には、グリッドiのタイムスタンプts_iをこの時点の時刻ts_jに更新し、グリッドiの状態A_iを走行可能の状態に更新する。
このように第1データD1jの反映処理においては、第1LRF10により障害物が検出された場合には、対応するグリッドiの状態が切り替わる直前のデータを記憶した上で、当該グリッドiの状態を障害物ありの状態に更新し、走行不可能な領域とする。
次に、図8には、図6のステップS38で実行する第2データD2jの反映処理を示すフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って説明する。
まず、図8のステップS60において、環境地図生成部30は、第2データD2jの障害物検出結果値Ajとして障害物を示す値が入力されているか否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合は当該処理を終了し、図6のステップS39に戻る。一方、当該判別結果が真(Yes)である場合は、ステップS61に進む。
ステップS63において、環境地図生成部30は、この時点におけるグリッドiの状態A_iが障害物であることを示している(A_i=障害物)か否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合、即ちグリッドiの状態A_iが走行可能状態又は未計測状態(A_i=走行可能/未計測)である場合は、ステップS64に進む。
ステップS65において、環境地図生成部30は、グリッドiの状態の更新を行う。具体的には、グリッドiのタイムスタンプts_iをこの時点の時刻ts_jに更新し、グリッドiの状態A_iを障害物あり(走行不可能)の状態に更新し、移動障害物フラグFmをtrueに更新する。
ステップS66において、環境地図生成部30は、この時点で記憶されているグリッドiの切替直前状態データを取得する。
そして、次のステップS67では、記憶されていた切替直前状態のタイムスタンプts_i_chと現時刻ts_iまでの差分時間δtを算出する。
ステップS69において、環境地図生成部30は、前回のグリッドiの切替状態データを記憶した時点から第2LRF12による障害物の検出から所定時間経過していないことから、当該障害物は移動障害物であると判断し、切替直前状態のデータはそのまま保持しておく。
上記ステップS65、S69、又はS70を経た後は、ステップS71において第1LRF10により検出した障害物と第2LRF12により検出した障害物とのずれを補償する位置ずれ補償処理を行った後、第2データD2jの反映処理を終了し、図6のステップS39に戻る。
ここで、当該ステップS71で実行される位置ずれ補償処理について詳しく説明する。
図9には、図8のステップS71で実行する位置ずれ補償処理を示すフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って説明する。
ステップS80において、環境地図生成部30は、上記図6のステップS37で算出した第2データD2jに対応するグリッドiに隣接するグリッドmの範囲を設定する。当該グリッドmの個数Lとしては、例えばグリッドiの前後左右のグリッド4つとしたり、それ以上の範囲としたりしても構わない。
ステップS82において、環境地図生成部30は、グリッドmの移動障害物フラグFmがfalseであるか否かを判別する。当該判別結果が真(Yes)である場合には、ステップS83に進む。
ステップS84において、環境地図生成部30は、グリッドmの移動障害物フラグをtrueに設定する。
一方、上記ステップS82においてグリッドmの移動障害物フラグFmがfalseでなく当該判別結果が偽(No)であった場合、又は上記ステップS83においてグリッドmの状態A_mが障害物ありではなく当該判別結果が偽(No)であった場合は、上記ステップS84、S85の処理を行わずステップS86に進む。つまり、グリッドmの移動障害物フラグFmがtrueだった場合やグリッドmの状態A_mが走行可能若しくは未計測であった場合には、そのままステップS86に進む。
当該位置ずれ補償処理は、例えば図10の説明図に示すように、無人車両1の前方に歩行者が横切るような場合であって、第1LRF10では歩行者の肩部分を検出し、第2LRF12では歩行者の足部分を検出したとすると、第1データD1jに対応するグリッドiaと第2データD2jに対応するグリッドibが一致しない場合がある。このような場合であっても、上記位置ずれ補償処理により第2データD2jに対応するグリッドiに隣接するグリッドmについて障害物識別処理を行うことで、グリッドiaについても移動障害物と確実に識別することができる。
最後に、図6のステップS41において実行する移動障害物タイムアウト処理について説明する。
図11には、移動障害物タイムアウト処理を示すフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って説明する。
まず、ステップS90において、環境地図生成部30は、環境地図上において所定の範囲をタイムアウト処理範囲として設定する。なお、当該タイムアウト処理範囲は、無人車両1が経路を生成しうる範囲として設定するものであり、例えば50m程度に設定する。
一方、ステップS91の判別結果が真(Yes)である場合、即ち移動障害物があると識別されている場合にはステップS92に進む。
そしてステップS93において、当該δt2が予め定められたタイムアウト時間(例えば0.2s)より大であるか否かを判別する。なお、当該タイムアウト時間は、上記図8のステップS68における所定時間より長い。当該判別結果が偽(No)である場合、即ちグリッドiにおいてFm=trueとなってからタイムアウト時間を経過していない場合には、そのまま当該処理を終了する。一方、当該判別結果が真(Yes)である場合は、ステップS94に進む。
つまり、グリッドiの移動障害物フラグFm=trueとなってから所定のタイムアウト時間を経過したときには、グリッドiの状態を元の状態に戻すこととする。元々グリッドiが走行可能な領域であったならば再び走行可能となり、静止障害物があった場合には障害物として走行不可な領域が維持される。これにより移動障害物が通り過ぎた範囲が走行不可能のまま残ることを防ぐことができる。
このように、本実施形態における無人車両1は、路面状態を検出するための第1LRF10に加えて、移動障害物を識別するために第2LRF12を設けている。当該第2LRF12は無人車両1の進行方向に向けて測距を行うものであるから比較的高速な移動でも確実に障害物を検出することができる。
上記実施形態では、移動体を無人車両としているが、移動体は車両に限られるものではなく、例えば自律歩行をするロボット等でも構わない。
また、移動体は自律型移動体に限られるものではなく、遠隔操縦又は運転者が自ら搭乗して運転するような車両やロボット等にも本発明を適用することができる。例えば、運転者が搭乗する自動車において、本発明により生成した環境地図を用いて周辺環境を認識し、当該周辺環境に応じて運転支援したり、衝突回避のために警告表示をしたり、自動的にブレーキ制御したりしてもよい。
2 GPS受信機
4 ジャイロセンサ
6 ステアリング
8 アクセル
6a、8a アクチュエータ
10 第1LRF(第1の測距手段)
12 第2LRF(第2の測距手段)
20 コンピュータユニット
22 環境認識・自己位置計測部
24 車両制御部(移動制御手段)
26 自己位置評定部
28 LRFデータ処理部
30 環境地図生成部(障害物識別手段、環境地図生成手段)
32 経路生成部
34 車両操作部
Claims (8)
- 移動体の移動制御に用いる環境地図を生成する移動体の環境地図生成制御装置において、
前記移動体から路面に向けて測距を行う第1の測距手段と、
前記移動体から進行方向に向けて測距を行う第2の測距手段と、
前記環境地図上における領域の認定状態の変遷に基づいて、前記第1の測距手段及び第2の測距手段により検出した障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別する障害物識別手段と、
前記障害物識別手段により静止障害物があると識別された領域は移動不可能な領域として認定し続け、前記移動障害物があると識別された領域は、予め定めた一定期間の間移動不可能な領域と認定した後当該認定前の元の認定に戻して、前記環境地図を生成する環境地図生成手段と、を備えることを特徴とする移動体の環境地図生成制御装置。 - 前記障害物識別手段は、前記第1の測距手段により検出した障害物と、前記第2の測距手段により検出した障害物が前記環境地図上で同一の領域にある場合に、
当該第2の測距手段による障害物の検出から前記一定期間より短く設定した所定時間の間は、前記領域の障害物を移動障害物として識別しておき、
当該第2の測距手段による障害物の検出から前記所定時間以上、前記領域に障害物があるときには前記一定期間経過後に静止障害物があるとして走行不可能な領域と認定することを特徴とする請求項1記載の移動体の環境地図生成制御装置。 - 前記障害物識別手段は、前記第2の測距手段により検出した障害物がある領域の隣接範囲に亘って、前記第1の測距手段及び前記第2の測距手段により検出した障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別することを特徴とする請求項1又は2記載の移動体の環境地図生成制御装置。
- 前記第1の測距手段は、前記移動体から路面に向けてレーザを照射することで測距を行うレーザレンジファインダであり、
前記第2の測距手段は、前記移動体から進行方向に向けてレーザを照射することで測距を行うレーザレンジファインダであることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の移動体の環境地図生成制御装置。 - 請求項1から4の何れか一項に記載の環境地図生成制御装置を有し、
生成された環境地図に基づき移動経路を生成し、当該移動経路に沿って移動を行う移動制御手段を備えることを特徴とする移動体。 - 移動体の移動制御に用いる環境地図を生成する移動体の環境地図生成方法において、
前記移動体から路面に向けて測距を行うことで第1の測距情報を取得するステップと、
前記移動体から進行方向に向けて測距を行うことで第2の測距情報を取得するステップと、
前記環境地図上における領域の認定状態の変遷に基づいて、前記第1の測距情報及び前記第2の測距情報より検出された障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別する障害物識別ステップと、
前記障害物識別ステップにより静止障害物があると識別された領域は移動不可能な領域として認定し続け、前記移動障害物があると識別された領域は、予め定めた一定期間の間移動不可能な領域と認定した後当該認定前の元の認定に戻して、前記環境地図を生成する環境地図生成ステップと、
を備えることを特徴する移動体の環境地図生成方法。 - 前記障害物識別ステップは、前記第1の測距情報より検出された障害物と、前記第2の測距情報より検出された障害物が前記環境地図上で同一の領域にある場合に、
当該第2の測距情報による障害物の検出から前記一定期間より短く設定した所定時間の間は、前記領域の障害物を移動障害物として識別しておき、
当該第2の測距情報による障害物の検出から前記所定時間以上、前記領域に障害物があるときには前記一定期間経過後に静止障害物があるとして走行不可能な領域と認定することを特徴とする請求項6記載の移動体の環境地図生成方法。 - 前記障害物識別ステップは、前記第2の測距情報により検出した障害物がある領域の隣接範囲に亘って、前記第1の測距情報及び前記第2の測距情報により検出した障害物が静止障害物であるか移動障害物であるかを識別することを特徴とする請求項6又は7記載の移動体の環境地図生成方法。
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