JP2014181675A - 油圧機械および風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧機械の高速化が可能で、且つ、ピストン及びシリンダの長寿命化を実現し得る油圧機械及び風力発電装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一つのシリンダ24と、少なくとも一つのシリンダ内に摺動可能に設けられた少なくとも一つのピストン22と、シリンダ24の内部におけるピストン22の往復運動と連動して回転するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素32及び第2機械要素42と、一端側がピストン22に回動自在に連結され、他端側が第1機械要素32に係合する第1リンク部34’と、一端側がピストン22に回動自在に連結され、他端側が第2機械要素42に係合する第2リンク部44’とを備え、第1機械要素32と第2機械要素42がピストン22の軸線に対して線対称に配置されており、ピストン22の往復運動に対応して、第1リンク部34’と第2リンク部44’とが軸線に対して線対称に動作する。
【選択図】図2

Description

本開示は、油圧機械及びこれを備えた風力発電装置に関する。
従来から、回転シャフトの回転エネルギー(機械的エネルギー)と作動油の流体エネルギーとの間でエネルギーを変換するための油圧機械が知られている。例えば、油圧ポンプは、回転シャフトの回転エネルギーを利用して作動油を圧縮して高圧油を吐出する。一方、油圧モータは、高圧油の流体エネルギーを利用して回転シャフトにトルクを与える。
特許文献1には、放射状に配置された複数のピストンと偏心シャフトとの間にピストンシューが設けられ、偏心シャフトからピストンシューを介して伝わる力によってピストンがシリンダ内を往復運動可能に構成されたラジアルピストン式の油圧ポンプが開示されている。
米国特許第4629401号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の油圧機械では、シリンダ内を往復運動するピストンに対して、ピストンの軸線に直交する成分の力を含むサイドフォースが作用する。このサイドフォースは、シリンダ内を直動するピストンの本来の機能を実現するためには不要である。サイドフォースがピストンに作用すると、ピストンとシリンダとの摺動面に局所的に過大な力を発生させ、ピストン及びシリンダの摩耗の要因となりかねず、油圧機械の長寿命化の妨げとなる。特に、大容量シリンダを有し、且つ、回転シャフトが高速回転する油圧機械では、大きなサイドフォースに起因したピストン及びシリンダの摩耗が進行しやすいため、サイドフォースの存在下ではそういった油圧機械を設計することは困難であった。
本発明の少なくとも一実施形態の目的は、油圧機械の高速化が可能で、且つ、ピストン及びシリンダの長寿命化を実現し得る油圧機械及び風力発電装置を提供することである。
本発明の少なくとも一実施形態に係る油圧機械は、
少なくとも一つのシリンダと、
前記少なくとも一つのシリンダ内に摺動可能に設けられた少なくとも一つのピストンと、
各々の前記シリンダの内部における各々の前記ピストンの往復運動と連動して回転するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素及び第2機械要素と、
一端側が各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第1機械要素に係合する第1リンク部と、
一端側が前記各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第2機械要素に係合する第2リンク部とを備え、
前記第1機械要素と前記第2機械要素が各々の前記ピストンの軸線に対して線対称に配置されており、前記各々の前記ピストンの往復運動に対応して、前記第1リンク部と前記第2リンク部とが前記軸線に対して線対称に動作するように構成される。
上記油圧機械では、ピストンの軸線に対して線対称に、クランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素及び第2機械要素が配置され、第1リンク部を介して第1機械要素がピストンに連結されるとともに、第2リンク部を介して第2機械要素がピストンに連結される。そして、第1リンク部及び第2リンク部がピストンの軸線に対して線対称に動作するようになっている。これにより、第1リンク部及び第2リンク部で発生した力のうち軸線に直交する成分(サイドフォース)は互いに打ち消し合い、その結果、ピストンには軸線方向の力、すなわちピストンの往復運動に寄与する力のみが作用することとなる。そのため、ピストンとシリンダの摺動面に偏荷重がかかることを防止でき、よってピストン及びシリンダの摩耗を抑制でき、延いてはピストン及びシリンダの長寿命化が図れる。また、ピストン及びシリンダの摩耗を抑制できることから高速回転する油圧機械の実現が容易となる。特に、シリンダが大容量の場合、油圧力が大きいためピストン及びシリンダが摩耗しやすい傾向にあるが、上記構成を備えることにより摩耗を抑制できるので、シリンダの大容量化も容易となる。
幾つかの実施形態では、各々の前記少なくとも一つのシリンダで囲まれた空間が、各々の前記少なくとも一つのピストンにより複数の油圧室に隔てられており、前記複数の油圧室は、第1油圧室と、前記第1油圧室よりも前記第1機械要素及び前記第2機械要素から離れて位置する第2油圧室とを含む。
上記実施形態では、各々のシリンダで囲まれた空間内にピストンによって互いに隔てられた複数の油圧室が形成されている。そして、複数の油圧室のそれぞれの周期的な体積変化を伴うピストンの往復運動と第1機械要素及び第2機械要素の回転運動との間で運動モードが変換されるようになっている。そのため、各々のピストンの往復運動の位相によらず、1個のシリンダ内でピストンによって隔てられた第1油圧室及び第2油圧室の何れかが第1機械要素及び第2機械要素の回転エネルギーと作動油の流体エネルギーとの間でのエネルギー変換に寄与できる。例えば、油圧機械が油圧ポンプの場合、ピストンの往復運動の位相によらず、1個のシリンダ内においてピストンで隔てられた第1油圧室及び第2油圧室の何れか一方はピストンによって押圧されて体積が縮小され、作動油の昇圧 に寄与する。一方、油圧機械が油圧モータの場合においても、ピストンの往復運動の位相によらず、1個のシリンダ内においてピストンで隔てられた第1油圧室及び第2油圧室の何れか一方は高圧の作動油の導入によって体積が増大し、ピストンを往復運動させる。このように、1個のシリンダに対して設けられた複数の油圧室(第1油圧室及び第2油圧室)が、それぞれ、第1機械要素及び第2機械要素の回転エネルギーと作動油の流体エネルギーとの間でのエネルギー変換に寄与できるので、油圧機械のサイズアップを抑制しながら、大きなエネルギーを変換可能となる。
幾つかの実施形態では、前記ピストンと共に往復動するように構成され、前記第1油圧室を貫通するピストンロッドと、前記ピストンロッドによる前記第1油圧室の貫通部分に設けられたシール部材とをさらに備える。
このように、ピストンロッドによる第1油圧室の貫通部分にシール部材を設けることで、第1油圧室の貫通部分からの作動油のリークを防止できる。よって、作動油のリークに起因した油圧機械の性能低下を抑制できる。
幾つかの実施形態では、一対の前記シリンダ及び一対の前記ピストンが、同一の前記軸線を有するように前記第1機械要素及び前記第2機械要素を挟んで対向して配置されており、前記一対のピストンに、一対の前記第1リンク部の一端側がそれぞれ回動自在に連結されるとともに、一対の前記第2リンク部の一端側がそれぞれ回動自在に連結され、前記一対の第1リンク部の他端側が前記第1機械要素に係合し、前記一対の第2リンク部の他端側が前記第2機械要素に係合している。
上記実施形態では、一対のシリンダ及び一対のピストンが、第1機械要素及び第2機械要素を挟んで同一の軸線上に並んで配置されるため、該軸線に直交する方向から油圧機械の各部位へのアクセスが容易になり、油圧機械のメンテナンス性を向上できる。また、一対のシリンダ及び一対のピストンを水平方向に配置すれば、シリンダ及びピストンで囲まれる油圧室から気泡が排出されやすい構成とすることができる。
さらに、油圧機械が油圧モータである場合には、上記構成を備えることで、第1機械要素及び第2機械要素の円滑な回転が可能となる。すなわち、第1リンク部及び第2リンク部の中心線が第1機械要素及び第2機械要素の回転中心上に位置すると、この瞬間、ピストンの往復運動により与えられる力は、第1リンク部及び第2リンク部から第1機械要素及び第2機械要素の回転中心に向けて作用し、第1機械要素及び第2機械要素の回転方向へ向かう力が得られない。そのため、ピストンの往復運動が第1機械要素及び第2機械要素の回転運動にスムーズに変換されないおそれがある。この点、上記構成を採用すれば、一方の第1リンク部及び第2リンク部の中心線が第1機械要素及び第2機械要素の回転中心上に位置するとき、他方の第1リンク部及び第2リンク部の中心線は第1機械要素及び第2機械要素の回転中心からそれる。よって、第1機械要素及び第2機械要素の回転方向へ向かう力が必ず存在し、第1機械要素及び第2機械要素の円滑な回転が可能となる。
幾つかの実施形態では、前記少なくとも一つのピストンは、1個以上のピストンで構成され、互いに異なる前記油圧機械の軸方向位置に配置された複数のピストン列を含み、前記第1機械要素及び前記第2機械要素は、各々の前記ピストン列に対して各々の前記軸方向位置に設けられ、前記複数のピストン列のうち隣り合う2つのピストン列は、前記ピストンの前記往復運動の位相が互いにずれている。
このような構成によれば、油圧機械の軸方向位置に配置された複数のピストン列を含むため、多数のピストンを配置することができ、油圧機械をより一層コンパクトに構成することができる。しかも、隣り合う2つのピストン列の間でピストンの往復運動の位相がずれているため、油圧機械の脈動や振動を抑制できる。
幾つかの実施形態では、前記複数のピストン列は隣り合う第1ピストン列と第2ピストン列とを含み、前記第1ピストン列の前記1個以上のピストンは前記第2ピストン列の前記1個以上のピストンと略180°異なる位相で往復動する。
このように、隣り合う第1ピストン列と第2ピストン列との位相が180°異なるように構成することで、第1機械要素又は第2機械要素の回転によって発生するねじりモーメントが第1ピストン列と第2ピストン列との間で打ち消し合うため、各ピストン列の第1機械要素又は第2機械要素を連結する第1回転シャフト又は第2回転シャフトのねじり剛性を向上できる。
幾つかの実施形態では、前記第1機械要素とともに回転するように構成された第1回転シャフトと、前記第2機械要素とともに回転するように構成された第2回転シャフトとをさらに備え、前記第1回転シャフト及び前記第2回転シャフトは、それぞれ、互いに噛合する噛合部を有する。
これにより、第1機械要素及び第2機械要素が正確に同期して回転するので、第1リンク部及び第2リンク部も正確に同期して線対称に動作する。よって、第1リンク部及び第2リンク部によってピストンに作用するサイドフォースを精度よく打ち消し合うことができる。
幾つかの実施形態では、前記油圧機械の周方向において前記少なくとも一つのシリンダとは異なる位置に設けられた補助シリンダと、前記補助シリンダ内に摺動可能に設けられた補助ピストンと、一端側が前記補助ピストンに連結され、他端側が前記第1機械要素及び前記第2機械要素の一方に直接又は間接的に係合する補助ロッドとをさらに備える。
このように、補助ロッドを介して補助ピストンを第1機械要素又は第2機械要素に連結し、補助ピストンによって第1機械要素又は第2機械要素の回転を補助するようにしたので、第1機械要素又は第2機械要素の円滑な回転が可能となる。
幾つかの実施形態では、前記ピストンと共に往復動するように構成され、回動支持部を介して前記第1リンク部及び前記第2リンク部に連結されるピストンロッドと、前記ピストン及び前記ピストンロッドの内部を貫通するように設けられたピストン側潤滑油路とをさらに備え、前記ピストンと前記シリンダとによって形成される少なくとも一つの油圧室内の作動油を、前記ピストン側潤滑油路を介して前記回動支持部に供給するように構成される。
このようなピストン側潤滑油路を設ければ、油圧室内の作動油を、ピストンロッドと第1リンク部及び第2リンク部とが摺動する回動支持部の潤滑油としても利用可能となる。
幾つかの実施形態では、前記第1リンク部及び前記第2リンク部の少なくとも一方に設けられたリンク側潤滑油路とをさらに備え、前記ピストンと前記シリンダとによって形成される少なくとも一つの油圧室内の作動油を、前記ピストン側潤滑油路及び前記リンク側潤滑油路を介して、前記第1機械要素及び前記第2機械要素の少なくとも一方に供給するように構成される。
このようなピストン側潤滑油路及びリンク側潤滑油路を設ければ、油圧室に導入される作動油を、第1機械要素及び第2機械要素の少なくとも一方の潤滑油としても利用可能となる。
幾つかの実施形態では、前記ピストン側潤滑油路と前記ロッド側潤滑油路は、前記ピストンの前記往復運動の位相が所定範囲にある場合に選択的に連通するように構成される。
このような構成によれば、ピストンの位相が所定範囲にある場合にのみ、ピストン側潤滑油路とリンク側潤滑油路とが連通される。このため、例えば油圧室内に仕事後の低圧の作動油がある状態にのみ、ピストン側潤滑油路とリンク側潤滑油路とを連通させて、仕事前の高圧の作動油が潤滑油路を介して油圧室外に供給されるのを防ぎ、油圧機械の効率が低下するのを防止することができる。
本発明の少なくとも一実施形態に係る風力発電装置は、
少なくとも一本のブレードと、
前記少なくとも一本のブレードが取付けられるハブと、
前記ハブの回転によって駆動されるように構成された油圧ポンプと、
前記油圧ポンプで生成された圧油によって駆動されるように構成された油圧モータと、
前記油圧モータによって駆動される発電機とを備える風力発電装置であって、
前記油圧ポンプ及び前記油圧モータの少なくとも一方は、少なくとも一つのシリンダと、前記少なくとも一つのシリンダ内に摺動可能に設けられた少なくとも一つのピストンと、各々の前記シリンダの内部における各々の前記ピストンの往復運動と連動して回転するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素及び第2機械要素と、一端側が各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第1機械要素に係合する第1リンク部と、一端側が前記各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第2機械要素に係合する第2リンク部とを備え、前記第1機械要素と前記第2機械要素が各々の前記ピストンの軸線に対して線対称に配置されており、前記各々の前記ピストンの往復運動に対応して、前記第1リンク部と前記第2リンク部とが前記軸線に対して線対称に動作するように構成される。
上記風力発電装置では、油圧ポンプ及び油圧モータの少なくとも一方が、ピストンの軸線に対して線対称に第1機械要素及び第2機械要素が配置され、第1リンク部を介して第1機械要素がピストンに連結されるとともに、第2リンク部を介して第2機械要素がピストンに連結される。そして、第1リンク部及び第2リンク部がピストンの軸線に対して線対称に動作するようになっている。これにより、第1リンク部及び第2リンク部で発生した力のうち軸線に直交する成分は互いに打ち消し合い、その結果、ピストンには軸線方向の力、すなわちピストンの往復運動に寄与する力のみが作用することとなる。そのため、ピストンとシリンダの摺動面に偏荷重がかかることを防止でき、よってピストン及びシリンダの摩耗を抑制でき、延いてはピストン及びシリンダの長寿命化が図れる。また、ピストン及びシリンダの摩耗を抑制できることから高速回転する油圧機械の実現が容易となる。特に、シリンダが大容量の場合、油圧力が大きいためピストン及びシリンダが摩耗しやすい傾向にあるが、上記構成を備えることにより摩耗を抑制できるので、シリンダの大容量化も容易となる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、ピストンとシリンダの摺動面に偏荷重がかかることを防止でき、よってピストン及びシリンダの摩耗を抑制でき、延いてはピストン及びシリンダの長寿命化が図れる。また、ピストン及びシリンダの摩耗を抑制できることから高速回転する油圧機械の実現が容易となる。特に、シリンダが大容量の場合、油圧力が大きいためピストン及びシリンダが摩耗しやすい傾向にあるが、上記構成を備えることにより摩耗を抑制できるので、シリンダの大容量化も容易となる。
一実施形態に係る風力発電装置を示す図である。 一実施形態に係る油圧機械の概略図である。 一実施形態に係る油圧機械の概略図である。 一実施形態に係る油圧機械の概略図である。 一実施形態に係る油圧機械の概略図である。 一実施形態に係る油圧機械の軸方向に沿った概略断面図である。 一実施形態における潤滑油路を説明するための図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、一実施形態に係る風力発電装置を示す図である。
同図に示すように、風力発電装置1は、少なくとも一本のブレード2及びハブ4で構成されるロータ3を備える。なお、ハブ4はハブカバー5によって覆われていてもよい。
一実施形態では、ロータ3には、回転シャフト6を介して油圧ポンプ8が連結される。油圧ポンプ8には、高圧油ライン12及び低圧油ライン14を介して油圧モータ10が接続される。具体的には、油圧ポンプ8の出口が高圧油ライン12を介して油圧モータ10の入口に接続され、油圧ポンプ8の入口が低圧油ライン14を介して油圧モータ10の出口に接続される。油圧ポンプ8は、回転シャフト6によって駆動されて作動油を昇圧し、高圧の作動油(圧油)を生成する。油圧ポンプ8で生成された圧油は高圧油ライン12を介して油圧モータ10に供給され、この圧油によって油圧モータ10が駆動される。油圧モータ10で仕事をした後の低圧の作動油は、油圧モータ10の出口と油圧ポンプ8の入口との間に設けられた低圧油ライン14を経由して、油圧ポンプ8に再び戻される。
油圧モータ10には発電機16が連結される。一実施形態では、発電機16は、電力系統に連系されるとともに、油圧モータ10によって駆動される同期発電機である。
なお、回転シャフト6の少なくとも一部は、タワー19上に設置されたナセル18によって覆われている。一実施形態では、油圧ポンプ8、油圧モータ10及び発電機16は、ナセル18の内部に設置される。
幾つかの実施形態では、油圧ポンプ8又は油圧モータ10の少なくとも一方は、以下で説明する油圧機械である。
図2〜5は、実施形態に係る油圧機械の概略図である。
図2〜5に示すように、油圧機械20は、少なくとも一つのピストン22(22A,22B)と、ピストン22を案内するための少なくとも一つのシリンダ24(24A,24B)とを備える。各々のピストン22は、これに対応するシリンダ24によって案内され、該シリンダ24内において往復運動可能になっている。また、油圧機械20は、各々のピストン22の往復運動と連動するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素32及び第1機械要素42と、第1機械要素32とピストン22との間に介在する第1リンク部34(34A,34B)と、第1機械要素42とピストン22との間に介在する第2リンク部44(44A,44B)とを備えている。
油圧機械20は、第1回転シャフト30と第2回転シャフト40を有している。第1回転シャフト30と第2回転シャフト40は、ピストン22の軸線Lに対して線対称に配置されている。第1機械要素32及び第1機械要素42は、ピストン22の軸線Lに対して線対称に配置されており、この線対称の位置関係を維持しながら、互いに異なる回転方向(例えば、図中矢印A,A方向)に同期して回転するようになっている。例えば、図示のようにクランクシャフトを備える油圧機械20の場合、第1機械要素32及び第1機械要素42はクランクピンである。その場合、第1機械要素32は、第1回転シャフト30の回転中心Oから偏心した位置において第1回転シャフト30に連結されている。そして、第1機械要素32は、ピストン22の往復運動と連動して、二点鎖線で示す軌道31上を回転(公転)するようになっている。軌道31は、第1回転シャフト30が一回転する間に第1機械要素32の中心が通る軌跡である。同様に、第2機械要素42は、第2回転シャフト40の回転中心Oから偏心した位置において第2回転シャフト40に連結されている。そして、第2機械要素42は、ピストン22の往復運動と連動して、二点鎖線で示す軌道41上を回転(公転)するようになっている。軌道41は、第2回転シャフト40が一回転する間に第2機械要素42の中心が通る軌跡である。軌道31と軌道41は、ピストン22の軸線Lに対して互いに線対称の関係にある。
第1リンク部34は、一端側がピストン22に連結され、他端側が第1機械要素32に係合している。一方、第2リンク部44は、一端側がピストン22に連結され、他端側が第2機械要素42に係合している。図に示す例では、第1リンク部34及び第2リンク部44は、ピストンロッド26(26A,26B)を介してピストン22に連結される構成となっている。ピストンロッド26は、ピストン22の軸線Lに沿ってピストン22からシリンダ24の外方まで延出するように配置され、ピストン22と共に往復動するように構成される。シリンダ24の外部に位置するピストンロッド26の端部には、回動支持部50(50A,50B)が設けられている。
すなわち、第1リンク部34の一端側とピストンロッド26の端部とは回動支持部50で連結されることによって、ピストンロッド26(ピストン22)に対して第1リンク部34が回動自在に連結されている。第1リンク部34の他端側と第1機械要素32との係合部は、第1リンク部34の他端側と第1機械要素32とが面接触して互いに相対回転可能に係合している。同様に、第2リンク部44の一端側とピストンロッド26の端部とは回動支持部50で連結されることによって、ピストンロッド26(ピストン22)に対して第2リンク部44が回動自在に連結されている。第2リンク部44の他端側と第2機械要素42との係合部は、第2リンク部44の他端側と第2機械要素42とが面接触して互いに相対回転可能に係合している。
なお、図には、第1リンク部34及び第2リンク部44が、ピストンロッド26を介してピストン22に連結される構成を例示したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、第1リンク部34及び第2リンク部44がピストン22に直接連結される構成としてもよい。その場合、ピストン22には、球面座を設けて、第1リンク部34及び第2リンク部44端部を球面座で回動自在に支持するようにしてもよい。
幾つかの実施形態では、図2及び図3に示すように、一対の第1機械要素32及び第2機械要素42に対して、各一つのピストン22及びシリンダ24が設けられている。具体的に、第1回転シャフト30の回転中心Oと第2回転シャフト40の回転中心Oを結んだ線の一側に、一組のピストン22及びシリンダ24が設けられる。そして、一組の第1リンク部34及び第2リンク部44を介して、第1機械要素32及び第2機械要素42と、ピストン22に取り付けられたピストンロッド26とが連結される。
上記構成を備える油圧機械20の動作は以下の通りとなる。なお、ここでは一例として、油圧機械20が油圧モータである場合について説明する。
実線で示すピストン22が図中矢印B方向に直線運動した時、ピストン22と共にピストンロッド26も矢印B方向に移動する。これに伴い、ピストンロッド26に回動支持部50で連結される第1リンク部34、及び、第1リンク部34の端部に係合する第1機械要素32は、二点鎖線で示す第1リンク部34’及び第1機械要素32’に移動する。これにより、第1回転シャフト30は矢印A方向に回転する。ここで、ピストンロッド26は軸線L上を直線移動し、第1機械要素32は軌道31上を回転移動するので、第1リンク部34は、回動支持部50を中心に回動しながら位置変化することとなる。一方、第2リンク部44及び第2回転要素42は、第1リンク部34及び第1回転要素32と線対称となるように動作する。したがって、第2回転シャフト40は矢印A方向に回転する。
なお、油圧機械20が油圧ポンプの場合は、第1回転シャフト30及び第2回転シャフト40の回転運動がピストン22の直線運動に変換され、ピストン22の直線運動によって圧油が生成される。
上記構成においては、ピストンの軸線Lに対して線対称に第1機械要素32及び第2機械要素42が配置され、第1リンク部34を介して第1機械要素32がピストン22に連結されるとともに、第2リンク部44を介して第2機械要素42がピストン22に連結される。そして、第1リンク部34及び第2リンク部44がピストン22の軸線Lに対して線対称に動作するようになっている。これにより、第1リンク部34及び第2リンク部44で発生した力のうち軸線Lに直交する成分(サイドフォース)は互いに打ち消し合い、その結果、ピストン22には軸線L方向の力、すなわちピストン22の往復運動に寄与する力のみが作用することとなる。そのため、ピストン22とシリンダ24の摺動面に偏荷重がかかることを防止でき、よってピストン22及びシリンダ24の摩耗を抑制でき、延いてはピストン22及びシリンダ24の長寿命化が図れる。また、ピストン22及びシリンダ24の摩耗を抑制できることから高速回転する油圧機械20の実現が容易となる。特に、シリンダ24が大容量の場合、油圧力が大きいためピストン22及びシリンダ24が摩耗しやすい傾向にあるが、上記構成を備えることにより摩耗を抑制できるので、シリンダ24の大容量化も容易となる。
また、他の実施形態では、図4及び図5に示すように、一対の第1機械要素32及び第2機械要素42に対して、2組のピストン22及びシリンダ24が設けられている。具体的には、一対のシリンダ24A,24B及び一対のピストン22A,22Bが、同一の軸線Lを有するように第1機械要素32及び第2機械要素42を挟んで対向して配置されている。すなわち、第1回転シャフト30の回転中心Oと第2回転シャフト40の回転中心Oを結んだ線の両側に、それぞれ、シリンダ24A,24B及びピストン22A,22Bが一つずつ配置される。
ピストン22Aには、第1リンク部34Aの一端側が回動支持部50Aを介して回動自在に連結されるとともに、第2リンク部44Aの一端側が回動支持部50Aを介して回動自在に連結される。また、ピストン22Bには、第1リンク部34Bの一端側が回動支持部50Bを介して回動自在に連結されるとともに、第2リンク部44Bの一端側が回動支持部50Bを介して回動自在に連結される。そして、一対の第1リンク部34A,34Bの他端側が第1機械要素32に係合し、一対の第2リンク部44A,44Bの他端側が第2機械要素42に係合している。
上記構成を備える油圧機械20の動作は以下の通りとなる。なお、ここでは一例として、油圧機械20が油圧モータである場合について説明する。
上記構成において、第1機械要素32及び第2機械要素42はピストン22の軸線Lに対して線対称に動作し、一対のピストン22A,22Bは、第1回転シャフト30の回転中心Oと第2回転シャフト40の回転中心Oを結んだ線に対して線対称に動作する。
具体的には、実線で示すピストン22A,22Bが図中矢印B方向に直線運動した時、ピストン22A,22Bと共にピストンロッド26A,26Bも矢印B方向に移動する。これに伴い、ピストンロッド26A,26Bに回動支持部50A,50Bで連結される第1リンク部34A,34B、及び、第1機械要素32,42は、二点鎖線で示す第1リンク部34A’,34B’及び第1機械要素32’,42’に移動する。これにより、第1回転シャフト30は矢印A1方向に回転し、第2回転シャフト30は矢印A方向に回転する。
上記実施形態では、一対のシリンダ24A,24B及び一対のピストン22A,22Bが、第1機械要素32及び第2機械要素42を挟んで同一の軸線L上に並んで配置されるため、該軸線Lに直交する方向から油圧機械20の各部位へのアクセスが容易になり、油圧機械20のメンテナンス性を向上できる。また、一対のシリンダ24A,24B及び一対のピストン22A,22Bを水平方向に配置すれば、シリンダ24A,24B及びピストン22A,22Bで囲まれる油圧室60A,60Bから気泡が排出されやすい構成とすることができる。
さらに、油圧機械20が油圧モータである場合には、上記構成を備えることで、第1機械要素32及び第2機械要素42の円滑な回転が可能となる。すなわち、第1リンク部34A,34B及び第2リンク部44A,44Bの中心線が第1機械要素32及び第2機械要素42の回転中心O,O上に位置すると、この瞬間、ピストン22A,22Bの往復運動により与えられる力は、第1リンク部34A,34B及び第2リンク部44A,44Bから第1機械要素32及び第2機械要素42の回転中心O,Oに向けて作用し、第1機械要素32及び第2機械要素42の回転方向O,Oへ向かう力が得られない。そのため、ピストン22A,22Bの往復運動が第1機械要素32及び第2機械要素42の回転運動にスムーズに変換されないおそれがある。この点、上記構成を採用すれば、一方の第1リンク部34A,34B及び第2リンク部44A,44Bの中心線が第1機械要素32及び第2機械要素42の回転中心O,O上に位置するとき、他方の第1リンク部34A,34B及び第2リンク部44A,44Bの中心線は第1機械要素32及び第2機械要素42の回転中心O,Oからそれる。よって、第1機械要素32及び第2機械要素42の回転方向O,Oへ向かう力が必ず存在し、第1機械要素32及び第2機械要素42の円滑な回転が可能となる。
幾つかの実施形態では、各々のシリンダ24で囲まれた領域内において、少なくとも一つのピストン22によって隔てられた複数の油圧室60(60A,60B),65(65A,65B)が形成される。各々のピストン22がシリンダ24内で往復運動すると、ピストン22によって1個のシリンダ24内で隔てられた複数の油圧室60(60A,60B),65(65A,65B)の体積がそれぞれ周期的に変化する。
図2に示す例示的な実施形態では、一対の第1機械要素32及び第2機械要素42に対して一つのピストン22及び一つのシリンダ24が設けられている。さらに、シリンダ24で囲まれた空間が、ピストン22により2つの空間に仕切られており、これらの2つの空間のうち第1機械要素32及び第2機械要素42から離れた側の空間が油圧室60を形成している。すなわち、ピストン22の片側に一つの油圧室60が形成されている。油圧室60には、給油路61と排油路63が接続されている。そして、給油路61を介して油圧室60に作動油が供給され、排油路63を介して油圧室60から作動油が排出されるようになっている。また、給油路61には、油圧室60への作動油の供給状態を切り換えるための給油バルブ62が設けられる。同様に、排油路63には、油圧室60からの作動油の排出状態を切り換えるための排油バルブ64が設けられる。給油バルブ62及び排油バルブ64は、油圧室60の周期的な体積変化の位相に基づいて開閉される。例えば、ピストン22の往復運動に連動して油圧室60の体積が縮小するとき、給油バルブ62が閉じられて排油バルブ64が開かれる。逆に、ピストン22の往復運動に連動して油圧室60の体積が増大するとき、給油バルブ62が開かれて排油バルブ64が閉じられる。
図3乃至図5に示す例示的な実施形態では、シリンダ24(24A,24B)で囲まれた領域内に一つのピストン22(22A,22B)が設けられており、ピストン22(22A,22B)の両側に一対の第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)が形成されている。
第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)には、それぞれ、給油路66(66A,66B),61(61A,61B)と、排油路68(68A,68B),63(63A,63B)が接続されている。そして、給油路66(66A,66B),61(61A,61B)を介して第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)に作動油が供給され、排油路68(68A,68B),63(63A,63B)を介して第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)から作動油が排出されるようになっている。また、給油路66(66A,66B),61(61A,61B)には、第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)への作動油の供給状態をそれぞれ切り換えるための給油バルブ67(67A,67B),62(62A,62B)が設けられている。同様に、排油路68(68A,68B),63(63A,63B)には、第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)からの作動油の排出状態をそれぞれ切り換えるための排油バルブ69(69A,69B),64(64A,64B)が設けられている。
なお、他の実施形態として、シリンダ24によって囲まれた領域が隔壁によって2つの空間に仕切られ、各々の空間にそれぞれ一つのピストンが設けられることによって、シリンダ24全体として4つの油圧室が設けられる構成としてもよい。このように、一つのシリンダ24内に2以上の油圧室が設けられる構成としてもよい。
上記構成では、各々のシリンダ24(24A,24B)で囲まれた空間内にピストン22(22A,22B)によって互いに隔てられた複数の油圧室60(60A,60B),65(65A,65B)が形成されている。そして、複数の油圧室60(60A,60B),65(65A,65B)のそれぞれの周期的な体積変化を伴うピストン22(22A,22B)の往復運動と第1機械要素32及び第2機械要素42の回転運動との間で運動モードが変換されるようになっている。そのため、各々のピストン22(22A,22B)の往復運動の位相によらず、1個のシリンダ24(24A,24B)内でピストン22(22A,22B)によって隔てられた第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)の何れかが第1機械要素32及び第2機械要素42の回転エネルギーと作動油の流体エネルギーとの間でのエネルギー変換に寄与できる。例えば、油圧機械20が油圧ポンプの場合、ピストン22(22A,22B)の往復運動の位相によらず、1個のシリンダ24(24A,24B)内においてピストン22(22A,22B)で隔てられた第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)の何れか一方はピストン22(22A,22B)によって押圧されて体積が縮小され、作動油の昇圧に寄与する。一方、油圧機械20が油圧モータの場合においても、ピストン22(22A,22B)の往復運動の位相によらず、1個のシリンダ24(24A,24B)内においてピストン22(22A,22B)で隔てられた第1油圧室65(65A,65B)及び第2油圧室60(60A,60B)の何れか一方は高圧の作動油の導入によって体積が増大し、ピストン22(22A,22B)を往復運動させる。このように、1個のシリンダ24(24A,24B)に対して設けられた複数の第1油圧室65(65A,65B),及び第2油圧室60(60A,60B)が、それぞれ、第1機械要素32及び第2機械要素42の回転エネルギーと作動油の流体エネルギーとの間でのエネルギー変換に寄与できるので、油圧機械20のサイズアップを抑制しながら、大きなエネルギーを変換可能となる。
また、上記構成において、ピストンロッド26(26A,26B)による第1油圧室65(65A,65B)の貫通部分に設けられたシール部材27(27A,27B)とをさらに備えてもよい。
このように、ピストンロッド26(26A,26B)による第1油圧室65(65A,65B)の貫通部分にシール部材27(27A,27B)を設けることで、第1油圧室65(65A,65B)の貫通部分からの作動油のリークを防止できる。よって、作動油のリークに起因した油圧機械20の性能低下を抑制できる。
幾つかの実施形態では、図2乃至図6に示すように、ピストン22(22A,22B)を挟んでピストンロッド26(26A,26B)とは反対側には、ピストン22(22A,22B)の軸線Lに沿った延長ロッド29(29A,29B)が設けられてもよい。延長ロッド29(29A,29B)は、ピストン22で仕切られる2つの空間のうち、第1機械要素32及び第2機械要素42から遠い側の油圧室60(60A,60B)を貫通している。そして、延長ロッド29(29A,29B)による油圧室60(60A,60B)の貫通部分にはシール部材25(25A,25B)が設けられる。
これにより、シリンダ24(24A,24B)内におけるピストン22(22A,22B)の往復運動を延長ロッド29(29A,29B)によって安定させるとともに、延長ロッド329(29A,29B)による油圧室60(60A,60B)の貫通部分からの作動油のリークを防止できる。
一実施形態では、図5に示すように、油圧機械20は、第1機械要素32及び第2機械要素42の少なくとも一方の回転を補助するための補助シリンダ80,90及び補助ピストン81,91を備えている。補助シリンダ80は、油圧機械20の周方向においてシリンダ24A,24Bとは異なる位置に設けられる。補助ピストン82,92は、補助シリンダ80,90内に摺動可能に設けられる。また、油圧機械20は、一端側が補助ピストンに連結され、他端側が第1機械要素32及び第2機械要素42の一方に直接又は間接的に係合する補助ロッド85,95をさらに備える。補助ロッド85,95の一端側は、補助ピストン82,92に設けられた球面座に当接し、回動可能に構成されてもよい。また、補助ロッド85,95の他端側は、例えば、第1機械要素32及び第2機械要素42を囲むように設けられた第1リンク部34A,34B及び第2リンク部44A,44Bの係合部に対して、支持部86,96で回動可能に支持されてもよい。
このように、補助ロッド85,95を介して補助ピストン82,92を第1機械要素32又は第2機械要素42に連結し、補助ピストン82,92によって第1機械要素32又は第2機械要素42の回転を補助することによって、第1機械要素32又は第2機械要素42の円滑な回転が可能となる。
幾つかの実施形態では、図2に示すように、第1回転シャフト30及び第2回転シャフト40は、それぞれ、互いに噛合する噛合部38、48を有する。噛合部38,48は、第1回転シャフト30及び第2回転シャフト40の外周面に設けられたギヤ歯であってもよい。この場合、第1回転シャフト30の噛合部38と第2回転シャフト40の噛合部48のギヤ比は同一とする。
これにより、第1機械要素32及び第2機械要素42が正確に同期して回転するので、第1リンク部34及び第2リンク部44も正確に同期して線対称に動作する。よって、第1リンク部34及び第2リンク部44によってピストン22に作用するサイドフォースを精度よく打ち消し合うことができる。
図6は、一実施形態に係る油圧機械の軸方向に沿った概略断面図である。
一実施形態に係る油圧機械20は、図4を用いて上述したピストン22A,22Bのセット(ピストン列)が、油圧機械20の異なる軸方向位置に複数配置された構成を有している。この構成においては、第1機械要素32及び第2機械要素42は、各々のピストン列に対して各々の軸方向位置に設けられ、複数のピストン列のうち隣り合う2つのピストン列は、ピストンの往復運動の位相が互いにずれている。具体的には、シリンダブロック21A,21Bに複数のシリンダ24A,24Bが形成されており、各シリンダ24A,24B内において往復運動可能にピストン22A,22Bが設けられている。同一のピストン列におけるピストン22A及びピストン22Bの軸線Lは一致する。複数のシリンダ24Aは、ピストンの軸線Lに直交する方向に配列されている。同様に、複数のシリンダ24Bは、ピストンの軸線Lに直交する方向に配列されている。各ピストン列(ピストン22A,22Bを含む軸線L方向の列)毎に第1機械要素32及び第2機械要素42が設けられており、隣接する第1機械要素32及び第2機械要素42は、互いに連結部で連結されている。この第1機械要素32及び第2機械要素42と、連結部と、第1回転シャフト30及び第2回転シャフト40とを含んでクランクシャフトが構成される。そして、各ピストン列のピストン22A,22Bは、隣り合う2つのピストン列におけるピストン22A,22Bの往復運動の位相が互いにずれているとともに、全てのピストン列が同期して動作するようになっている。
このような構成によれば、油圧機械20の軸方向位置に配置された複数のピストン列を含むため、多数のピストン22A,22Bを配置することができ、油圧機械20をより一層コンパクトに構成することができる。しかも、隣り合う2つのピストン列の間でピストン22A,22Bの往復運動の位相がずれているため、油圧機械20の脈動や振動を抑制できる。
また、複数のピストン列は隣り合う第1ピストン列と第2ピストン列とを含み、第1ピストン列の1個以上のピストン22A(又は22B)は第2ピストン列の1個以上のピストン22A(又は22B)と略180°異なる位相で往復動するように構成されてもよい。例えば、図6に示す例では、4つのピストン列が隣接して配置されている。任意のピストン列(図6中、最上段のピストン列)において、第1機械要素32が一方のシリンダブロック21Bに最も近接して位置する時、これに隣接するピストン列(図6中、上から2番目のピストン列)は、第1機械要素32が他方のシリンダブロック21Aに最も近接して位置する。各ピストン22A(又は22B)は各第1機械要素32に連動して作動するため、これら2つの隣り合うピストン列の間のピストン22A(又は22B)の位相は180°異なることとなる。
このように、隣り合う第1ピストン列と第2ピストン列との位相が180°異なるように構成することで、第1機械要素32又は第2機械要素42の回転によって発生するねじりモーメントが第1ピストン列と第2ピストン列との間で打ち消し合うため、各ピストン列の第1機械要素32又は第2機械要素42を連結する第1回転シャフト30又は第2回転シャフト40のねじり剛性を向上できる。
図7は、一実施形態における潤滑油路を説明するための図である。
幾つかの実施形態において、ピストン22及びピストンロッド26の内部を貫通するようにピストン側潤滑油路202が設けられている。そして、シリンダ24及びピストン22で形成される油圧室60内の作動油を、ピストン側潤滑油路202を介して回動支持部50に供給するように構成される。このようなピストン側潤滑油路202を設ければ、油圧室60内の作動油を、ピストンロッド26と第1リンク部34とが摺動する回動支持部の潤滑油としても利用可能となる。
また、一実施形態において、第1リンク部34の内部を貫通するようにリンク側潤滑油路204が設けられている。この場合、油圧室60内の作動油を、ピストン側潤滑油路202及びリンク側潤滑油路204を介して、第1機械要素32及び第2機械要素34の少なくとも一方に供給するように構成される。このようなピストン側潤滑油路202及びリンク側潤滑油路204を設ければ、油圧室60に導入される作動油を、第1機械要素32及び第2機械要素42の少なくとも一方の潤滑油としても利用可能となる。
さらに、他の実施形態では、ピストン側潤滑油路202とロッド側潤滑油路204は、ピストン22の往復運動の位相が所定範囲にある場合に選択的に連通するように構成されてもよい。
このような構成によれば、ピストン22の位相が所定範囲にある場合にのみ、ピストン側潤滑油路202とリンク側潤滑油路204とが連通される。このため、例えば油圧室60内に仕事後の低圧の作動油がある状態にのみ、ピストン側潤滑油路202とリンク側潤滑油路204とを連通させて、仕事前の高圧の作動油が潤滑油路を介して油圧室60外に供給されるのを防ぎ、油圧機械20の効率が低下するのを防止することができる。
以上説明したように、上述の実施形態によれば、ピストン22(22A,22B)とシリンダ24(24A,24B)の摺動面に偏荷重がかかることを防止でき、よってピストン22(22A,22B)及びシリンダ24(24A,24B)の摩耗を抑制でき、延いてはピストン及びシリンダ24(24A,24B)の長寿命化が図れる。また、ピストン22(22A,22B)及びシリンダ24(24A,24B)の摩耗を抑制できることから高速回転する油圧機械20の実現が容易となる。特に、シリンダ24(24A,24B)が大容量の場合、油圧力が大きいためピストン22(22A,22B)及びシリンダ24(24A,24B)が摩耗しやすい傾向にあるが、上記構成を備えることにより摩耗を抑制できるので、シリンダ24(24A,24B)の大容量化も容易となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。例えば、上述した実施形態のうち複数を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態では風力発電装置1の油圧ポンプ8又は油圧モータ10の少なくとも一方として用いられる油圧機械20について説明したが、油圧機械20の用途はこれに限定されない。
また、図2〜7に示す例示的な実施形態では、クランクシャフトを備える油圧機械20であって第1機械要素32及び第1機械要素42がクランクピンである場合について説明したが、第1機械要素32及び第1機械要素42はこの例に限定されない。例えば、油圧機械が偏心カムを備える油圧機械である場合、第1機械要素32及び第1機械要素42は偏心カムとなる。
1 風力発電装置
2 ブレード
3 ロータ
4 ハブ
5 ハブカバー
6 回転シャフト
8 油圧ポンプ
10 油圧モータ
12 高圧油ライン
14 低圧油ライン
16 発電機
18 ナセル
19 タワー
20 油圧機械
22,22A,22B ピストン
24,24A,24B シリンダ
25,25A,25B,27,27A,27B シール部材
26,26A,26B ピストンロッド
29,29A,29B 延長ロッド
30 第1回転シャフト
31,41 軌道
32 第1機械要素
38,48 噛合部
40 第2回転シャフト
42 第2機械要素
50,50A,50B 回動支持部
60,60A,60B,65,65A,65B 油圧室
61,61A,61B,66,66A,66B 給油路
62,62A,62B,67,67A,67B 給油バルブ
63,63A,63B,68,68A,68B 排油路
64,64A,64B,69,69A,69B 排油バルブ
80,90 補助シリンダ
81,91 補助ピストン
82,92 油圧室
85,95 補助ロッド
,O 回転中心

Claims (12)

  1. 少なくとも一つのシリンダと、
    前記少なくとも一つのシリンダ内に摺動可能に設けられた少なくとも一つのピストンと、
    各々の前記シリンダの内部における各々の前記ピストンの往復運動と連動して回転するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素及び第2機械要素と、
    一端側が各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第1機械要素に係合する第1リンク部と、
    一端側が前記各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第2機械要素に係合する第2リンク部とを備え、
    前記第1機械要素と前記第2機械要素が各々の前記ピストンの軸線に対して線対称に配置されており、前記各々の前記ピストンの往復運動に対応して、前記第1リンク部と前記第2リンク部とが前記軸線に対して線対称に動作するように構成されたことを特徴とする油圧機械。
  2. 各々の前記少なくとも一つのシリンダで囲まれた空間が、各々の前記少なくとも一つのピストンにより複数の油圧室に隔てられており、
    前記複数の油圧室は、第1油圧室と、前記第1油圧室よりも前記第1機械要素及び前記第2機械要素から離れて位置する第2油圧室とを含むことを特徴とする請求項1に記載の油圧機械。
  3. 前記ピストンと共に往復動するように構成され、前記第1油圧室を貫通するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドによる前記第1油圧室の貫通部分に設けられたシール部材とをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の油圧機械。
  4. 一対の前記シリンダ及び一対の前記ピストンが、同一の前記軸線を有するように前記第1機械要素及び前記第2機械要素を挟んで対向して配置されており、
    前記一対のピストンに、一対の前記第1リンク部の一端側がそれぞれ回動自在に連結されるとともに、一対の前記第2リンク部の一端側がそれぞれ回動自在に連結され、
    前記一対の第1リンク部の他端側が前記第1機械要素に係合し、前記一対の第2リンク部の他端側が前記第2機械要素に係合していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の油圧機械。
  5. 前記少なくとも一つのピストンは、1個以上のピストンで構成され、互いに異なる前記油圧機械の軸方向位置に配置された複数のピストン列を含み、
    前記第1機械要素及び前記第2機械要素は、各々の前記ピストン列に対して各々の前記軸方向位置に設けられ、
    前記複数のピストン列のうち隣り合う2つのピストン列は、前記ピストンの前記往復運動の位相が互いにずれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の油圧機械。
  6. 前記複数のピストン列は隣り合う第1ピストン列と第2ピストン列とを含み、前記第1ピストン列の前記1個以上のピストンは前記第2ピストン列の前記1個以上のピストンと略180°異なる位相で往復動することを特徴とする請求項5に記載の油圧機械。
  7. 前記第1機械要素とともに回転するように構成された第1回転シャフトと、
    前記第2機械要素とともに回転するように構成された第2回転シャフトとをさらに備え、
    前記第1回転シャフト及び前記第2回転シャフトは、それぞれ、互いに噛合する噛合部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の油圧機械。
  8. 前記油圧機械の周方向において前記少なくとも一つのシリンダとは異なる位置に設けられた補助シリンダと、
    前記補助シリンダ内に摺動可能に設けられた補助ピストンと、
    一端側が前記補助ピストンに連結され、他端側が前記第1機械要素及び前記第2機械要素の一方に直接又は間接的に係合する補助ロッドとをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の油圧機械。
  9. 前記ピストンと共に往復動するように構成され、回動支持部を介して前記第1リンク部及び前記第2リンク部に連結されるピストンロッドと、
    前記ピストン及び前記ピストンロッドの内部を貫通するように設けられたピストン側潤滑油路とをさらに備え、
    前記ピストンと前記シリンダとによって形成される少なくとも一つの油圧室内の作動油を、前記ピストン側潤滑油路を介して前記回動支持部に供給するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の油圧機械。
  10. 前記第1リンク部及び前記第2リンク部の少なくとも一方に設けられたリンク側潤滑油路とをさらに備え、
    前記ピストンと前記シリンダとによって形成される少なくとも一つの油圧室内の作動油を、前記ピストン側潤滑油路及び前記リンク側潤滑油路を介して、前記第1機械要素及び前記第2機械要素の少なくとも一方に供給するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の油圧機械。
  11. 前記ピストン側潤滑油路と前記ロッド側潤滑油路は、前記ピストンの前記往復運動の位相が所定範囲にある場合に選択的に連通するように構成されたことを特徴とする請求項10に記載の油圧機械。
  12. 少なくとも一本のブレードと、
    前記少なくとも一本のブレードが取付けられるハブと、
    前記ハブの回転によって駆動されるように構成された油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプで生成された圧油によって駆動されるように構成された油圧モータと、
    前記油圧モータによって駆動される発電機とを備える風力発電装置であって、
    前記油圧ポンプ及び前記油圧モータの少なくとも一方は、少なくとも一つのシリンダと、前記少なくとも一つのシリンダ内に摺動可能に設けられた少なくとも一つのピストンと、各々の前記シリンダの内部における各々の前記ピストンの往復運動と連動して回転するように構成されたクランクピン又は偏心カムをそれぞれ含む第1機械要素及び第2機械要素と、一端側が各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第1機械要素に係合する第1リンク部と、一端側が前記各々の前記ピストンに回動自在に連結され、他端側が前記第2機械要素に係合する第2リンク部とを有し、前記第1機械要素と前記第2機械要素が各々の前記ピストンの軸線に対して線対称に配置されており、前記各々の前記ピストンの往復運動に対応して、前記第1リンク部と前記第2リンク部とが前記軸線に対して線対称に動作するように構成されたことを特徴とする風力発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112302879A (zh) * 2019-07-29 2021-02-02 比亚迪股份有限公司 风力液压泵及具有其的轨道车辆
JP2022544161A (ja) * 2019-12-27 2022-10-17 至▲ユエ▼▲騰▼▲風▼科技集▲団▼有限公司 マイクロガスタービンのコンバインドサイクルシステム、交通機関、及び充電システム
JP7502229B2 (ja) 2021-05-06 2024-06-18 コベルコ・コンプレッサ株式会社 発電装置および発電方法

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