JP2014180977A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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修 小林
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Abstract

【課題】動力源としてモータージェネレータとエンジンとを備えるハイブリッド車両において、モータージェネレータのみを用いたEV走行モードからエンジンを用いたエンジン走行モードへ切り替える場合のトルク制御性を向上させる。
【解決手段】EV走行モードからエンジン走行モードへと切り替える場合に、エンジンの始動に先立って、スロットル開度をエンジンの無負荷運転時のゼロトルクに対応したISC要求スロットル開度よりも+αスロットル開度に相当する分開き側に操作する。また、エンジン6の始動後のトルク遷移期間には、点火時期遅角量を制御することによりエンジントルクをエンジン要求駆動力へと徐々に増大させるとともに、MGトルクを徐々に無負荷運転時のゼロトルクまで減少させる。好ましくは、エンジン要求駆動力の大きさに応じて+αスロットル開度を可変に設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、例えば特開2009−6736号公報には、エンジンとモータージェネレータとを備えるハイブリッド車両の制御に関する技術が開示されている。この公報に記載の技術によれば、エンジンおよびモータージェネレータの発生するトルクで走行するエンジン使用走行モードからエンジンを停止してモータージェネレータの発生するトルクのみで走行する電気自動車走行モードへ移行した場合に、エンジンのスロットルバルブが全開状態に制御される。これにより、エンジン回転停止直後のインテークマニホールド内の圧力が安定するので、エンジン停止から再始動までの経過時間にかかわらずエンジン再始動時の吸入空気量の安定化を図ることができる。
特開2009−6736号公報 特開2001−295680号公報
しかしながら、上記特許文献1の公報に記載された技術では、エンジンの再始動時にスロットルバルブが全開状態に制御されているため、エンジンの再始動時に要求されるエンジントルクが小さい場合には始動時の空気量が過多となるおそれがある。したがって、上記特許文献1の公報に記載された技術は、ハイブリッド車両の走行モードを切り替える際のトルクを精度よく制御する点において、未だ改善の余地を残すものであった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、動力源としてモータージェネレータとエンジンとを備えるハイブリッド車両において、モータージェネレータのみを用いた走行からエンジンを用いた走行へ切り替える場合のトルク制御性を向上させることのできるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、車両の駆動輪に動力を伝達するエンジンと、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達経路に配置されたモータージェネレータと、前記エンジンと前記モータージェネレータとの間の駆動伝達経路を係合・解放するクラッチと、を備え、前記クラッチを解放して前記モータージェネレータの駆動力のみを用いて走行する第1の走行モードと、前記クラッチを係合して少なくとも前記エンジンの駆動力を用いて走行する第2の走行モードと、を切り替え可能なハイブリッド車両の制御装置において、
前記第1の走行モードから前記第2の走行モードへの切り替え時に、解放されていた前記クラッチを係合するクラッチ制御手段と、
前記クラッチ制御手段により前記クラッチが完全に係合されるまでの期間に、停止していた前記エンジンの始動を行うエンジン始動制御手段と、
前記クラッチが完全に係合した時点からの所定のトルク遷移期間に、前記エンジンの出力軸トルクが略ゼロから所定のエンジン要求駆動力を満たすトルクとなるように前記エンジンのスロットル開度および点火時期を制御するエンジントルク制御手段と、を備え、
前記エンジン始動制御手段は、
前記第1の走行モード中に、前記第2の走行モードに切り替えた場合の前記エンジンの目標エンジン回転速度を設定する目標エンジン回転速度設定手段と、
前記目標エンジン回転速度において前記エンジンの出力軸トルクが略ゼロとなる第1のスロットル開度を算出する第1のスロットル開度算出手段と、
前記エンジンの始動に先立って、停止中の前記エンジンのスロットル開度を、前記第1のスロットル開度よりも大きい第2のスロットル開度に操作するスロットル操作手段を含むことを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記エンジントルク制御手段は、前記トルク遷移期間の点火時期を最適点火時期よりも遅角させる点火時期遅角手段を含むことを特徴としている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記トルク遷移期間の前記モータージェネレータの出力軸トルクを徐々に減少させるモータージェネレータトルク制御手段を更に備えることを特徴としている。
第4の発明は、第1乃至第3の何れか1つの発明において、
前記目標エンジン回転速度設定手段は、前記第1の走行モード中の前記モータージェネレータの回転速度を算出する手段を含み、当該モータージェネレータ回転速度を前記目標エンジン回転速度として設定することを特徴としている。
第5の発明は、第1乃至第4の何れか1つの発明において、
前記スロットル操作手段は、
前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度を算出する手段と、
前記駆動力要求スロットル開度を前記第2のスロットル開度として設定する手段と、
を含むことを特徴としている。
第6の発明は、第1乃至第5の何れか1つの発明において、
前記スロットル操作手段は、
前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するための、前記第1のスロットル開度からの開度増分を算出する手段と、
前記第1のスロットル開度に前記開度増分を加算した開度を前記第2のスロットル開度として設定する手段と、
を含むことを特徴としている。
第7の発明は、第1乃至第4の何れか1つの発明において、
前記スロットル操作手段は、
前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度を算出する手段と、
前記トルク遷移期間中の前記第2のスロットル開度を、前記駆動力要求スロットル開度よりも閉じ側となる所定の閉じ側スロットル開度から前記駆動力要求スロットル開度へ徐変されるように設定する第2のスロットル開度設定手段と、
を含むことを特徴としている。
第8の発明は、第7の発明において、
前記第2のスロットル開度設定手段は、前記エンジン要求駆動力が小さいほど前記閉じ側スロットル開度を閉じ側に設定する手段を含むことを特徴としている。
第9の発明は、第1乃至第8の何れか1つの発明において、
前記エンジン始動制御手段は、
前記クラッチを滑り又は係合状態にすることにより前記エンジンのクランキングを行う手段と、
前記クランキングの実行中の前記モータージェネレータの出力トルクをクランキングに要するトルク分嵩上げする手段と、
を含むことを特徴としている。
第1の発明によれば、モータージェネレータの駆動力のみで走行する第1のモードからエンジンの駆動力で走行する第2のモードへの切り替えを行う場合に、クラッチが完全に係合されるまでの期間にエンジンが始動されるとともに、クラッチが完全に係合された時点からのトルク遷移期間においてエンジンの出力軸トルクが略ゼロからエンジン要求駆動力に制御される。ここで、エンジンのスロットル開度は、エンジンの始動に先立って、エンジンの出力軸トルクが略ゼロとなるスロットル開度(第1のスロットル開度)よりも大きい第2のスロットル開度に操作される。このため、本発明によれば、エンジン始動時における空気量不足が抑制されるので、始動時のエンジン回転収束性を向上させて確実な始動および始動後のトルク遷移を実現することが可能となる。
第2の発明によれば、エンジンが始動してクラッチが完全に係合された時点からのトルク遷移期間において、点火時期が最適点火時期よりも遅角される。このため、本発明によれば、クラッチ完全係合後のエンジン出力軸トルクの遷移を空気応答によらない点火時期で制御することができるので、遷移期間のトルク制御性を効果的に向上させることができる。
第3の発明によれば、トルク遷移期間中の遅角量が徐々に減らされるとともに、モータージェネレータの出力軸トルクが徐々に減少される。このため、本発明によれば、トルク遷移期間のエンジン出力軸トルクを略ゼロから徐々に増大させることができるので、車両の出力軸トルクの急変を招くことなくモータージェネレータの出力軸トルクとエンジン出力軸トルクとの割合を変化させることができる。
第4の発明によれば、第1の走行モード中のモータージェネレータの回転速度が第2の走行モードへ切り替えた場合のエンジンの目標回転速度として算出される。このため、本発明によれば、クラッチ係合前後のモータージェネレータの回転速度を一定に維持することができるので、クラッチ係合前後の車両の出力軸トルクを一定に維持することが可能となる。
第5の発明によれば、エンジンの目標回転速度且つ最適点火時期においてエンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度が第2のスロットル開度として算出される。このため、本発明によれば、トルク遷移期間のエンジントルクをスロットル操作によらず点火時期の制御のみで制御することができるので、遷移期間のトルク制御性を効果的に向上させることができる。
第6の発明によれば、エンジンの目標回転速度且つ最適点火時期においてエンジン要求駆動力を出力するための、第1のスロットル開度からの開度増分が算出され、第1のスロットル開度に当該開度増分を加算した開度が第2のスロットル開度として算出される。このため、本発明によれば、トルク遷移期間のエンジントルクをスロットル操作によらず点火時期の制御のみで制御することができるので、遷移期間のトルク制御性を効果的に向上させることができる。
第7の発明によれば、エンジンの目標回転速度且つ最適点火時期においてエンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度が算出された上で、トルク遷移期間中の第2のスロットル開度が、この駆動力要求スロットル開度よりも閉じ側の開度(閉じ側スロットル開度)から駆動力要求スロットル開度へ向かって徐変されるように設定される。このため、本発明によれば、トルク遷移期間初期の空気量を制限することができるので、点火遅角量を小さくして燃費の向上を図ることできる。
第8の発明によれば、閉じ側スロットル開度は、エンジン要求駆動力が小さいほど閉じ側の開度となるように設定される。このため、本発明によれば、要求される空気量に応じてトルク遷移期間のスロットル開度を可変に設定できるので、トルク遷移期間の点火遅角量を有効に小さくして更なる燃費の向上を図ることできる。
第9の発明によれば、クラッチを滑り又は係合状態にしてモータージェネレータの駆動力をエンジンに伝達することによりクランキングが行われる。そして、モータージェネレータの出力軸トルクが、このクランキングに要するトルク分嵩上げされる。このため、本発明によれば、車両の出力トルクに影響を与えることなく、簡易な構成でエンジンの始動を行うことができる。
本発明の実施の形態の制御装置が適用されるハイブリッド車両の構成を示す図である。 EV走行モードからエンジン走行モードへと切り替える際の各種状態量の変化を示すタイミングチャートである。 重み付け係数を算出するためのマップの一例を示す図である。 本実施の形態の制御装置により実行されるエンジン起動ルーチンを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態の制御装置が適用されるハイブリッド車両の構成を示す図である。図1に示すハイブリッド車両2は、駆動輪4を駆動するための動力源として、エンジン6とモータージェネレータ8とを備えている。エンジン6は火花点火式の内燃機関として構成され、アクチュエータとしてのスロットルバルブ32や点火プラグ34を備えている。また、モータージェネレータ8は、発電機としての機能と電動機として機能を併せ持った周知の同期発電電動機として構成されており、インバータを介してバッテリ(何れも図示省略)との間で電力のやり取りを行うものである。
エンジン6の出力軸10は、K0クラッチ12を介してモータージェネレータ8に連結されている。K0クラッチ12は、出力軸10のエンジン6側に設けられたクラッチ板12aとモータージェネレータ8側に設けられたクラッチ板12bとをアクチュエータ36により係合・解放させることにより、エンジン6とモータージェネレータ8との間の動力伝達経路を連結・遮断させるためのものである。より詳しくは、K0クラッチ12が係合されると、エンジン6の駆動力のみ、またはエンジン6の駆動力とモータージェネレータ8の駆動力とを駆動輪4に伝達することができる。また、K0クラッチ12が解放されると、モータージェネレータ8の駆動力のみを駆動輪4に伝達することができる。
モータージェネレータの出力軸14はトルクコンバータ16を介して自動変速装置18に連結されている。トルクコンバータ16は、エンジン6やモータージェネレータ8の回転をオイルを介して自動変速装置18へ伝達する流体クラッチであり、出力軸14と自動変速装置18とを直結状態にするためのロックアップクラッチを備えている。トルクコンバータ16のロックアップクラッチはアクチュエータ38によって油圧制御される。また、自動変速装置18は、車速等の情報に基づいて変速比を自動で切り替える装置であり、アクチュエータ40により油圧制御される。
自動変速装置18はその出力軸にプロペラシャフト20が連結されている。プロペラシャフト20はデファレンシャルギア22を介して左右のドライブシャフト24に連結され、当該ドライブシャフト24に駆動輪4が連結されている。
本実施の形態に係るハイブリッド車両の制御装置はECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30は、ハイブリッドシステムが備えるセンサの信号を取り込み処理する。センサはハイブリッドシステムの各所に取り付けられている。エンジン6には、吸入空気量を計測するためのエアフローメータ42やクランク軸の回転を検出するエンジン回転速度センサ44、そしてスロットルバルブ32の開度に応じた信号を出力するスロットル開度センサ52が取り付けられている。また、モータージェネレータ8には、モータ回転速度を検出するモータージェネレータ回転速度センサ46が取り付けられている。更に、ハイブリッド車両2には、車両の車速を検出する車速センサ48やアクセルペダルの開度に応じた信号を出力するアクセル開度センサ50が取り付けられている。ECU30は、取り込んだ各センサの信号を処理して所定の制御プログラムにしたがってアクチュエータを操作することにより、ハイブリッド車両2の備えるエンジン6の駆動、モータージェネレータ8の駆動、K0クラッチ12の係合動作、トルクコンバータ16のロックアップクラッチの作動、および自動変速装置18の変速比や変速タイミング等を制御する。なお、ECU30に接続されるアクチュエータやセンサは図中に示す以外にも多数存在するが、本明細書においてはその説明は省略する。
[実施の形態1の動作]
次に、図2及び図3を参照して実施の形態1に係るハイブリッド車両の制御装置の動作について説明する。本実施の形態1のハイブリッド車両2は、エンジン6の運転を停止させてK0クラッチ12を解放することにより、モータージェネレータ8の出力軸トルク(以下、「MGトルク」と称する)のみによって駆動輪4を回転させて走行することが可能である。この走行モードを以下「EV走行モード」と称する。
また、本実施の形態1のハイブリッド車両2は、エンジン6の運転を駆動させてK0クラッチ12を係合することにより、エンジン6の出力軸トルク(以下、「エンジントルク」と称する)のみ又はエンジントルクおよびMGトルクの双方によって駆動輪4を回転させて走行することも可能である。これらの走行モードを以下「エンジン走行モード」と称する。
ECU30は、ハイブリッド車両2の走行状態に応じて、EV走行モードとエンジン走行モードとの間で走行モードの切り替えを行う。例えば、車両の始動時および低速低負荷運転ではEV走行モードによる走行が行われる。ここでは、エンジン6が停止され且つK0クラッチ12が解放された状態からモータージェネレータ8が駆動される。これにより、MGトルクがトルクコンバータ16および自動変速装置18を介して駆動輪4へ伝達される。なお、EV走行モード中は、動力伝達のロスを抑えるためにトルクコンバータ16のロックアップクラッチが係合状態に制御される。ECU30は、MGトルク及び自動変速装置18の変速比等を制御することにより車両の出力軸トルクの要求値(以下、「車両要求トルク」と称する)を実現する。
EV走行モード中に車両の速度が所定速度以上となると、車両の速度及び出力軸トルクを一定に維持しつつエンジン走行モードへの切り替えが行われる。なお、エンジン走行モードへの切り替えは車両の速度状態に限らず、例えば高負荷へ移行した場合やバッテリのSOCが低下した場合等にも行われる。図2は、EV走行モードからエンジン走行モードへと切り替える際の各種状態量の変化を示すタイミングチャートである。この図に示すように、EV走行モードからエンジン走行モードへと切り替える場合には、先ずK0クラッチ12がスリップ制御されてMGトルクを利用したエンジン6のクランキングが行われる。このクランキング期間は、MGトルクがクランキングに要するトルク分大きくされるとともにトルクコンバータ16のロックアップクラッチが係合状態からスリップ状態に切り替えられる。これにより、クランキング期間の車両の出力軸トルクの変動が抑制される。
クランキングによってエンジン6が所定の目標エンジン回転速度による無負荷の自立運転になると、K0クラッチ12が完全に係合されてトルク遷移期間へと移行する。なお、K0クラッチ12の係合前後で車両の速度が変動しないように、切り替え前のモータージェネレータ8のモータ回転速度が目標エンジン回転速度として設定される。
トルク遷移期間には、車両の駆動輪4へ伝達するトルクをMGトルクからエンジントルクへと遷移させる。より詳しくは、トルク遷移期間のエンジン6は、エンジン回転速度を目標エンジン回転速度に維持しつつエンジントルクを無負荷運転(アイドル運転)によるゼロトルクからエンジン要求駆動力まで徐々に増大させる。なお、エンジン要求駆動力は、エンジン走行モードにおいてエンジン6に要求される駆動力であって、エンジン走行モードでの車両要求トルク、モータージェネレータ8の作動状態、変速比およびロックアップクラッチの係合状態等に応じて算出することができる。一方、トルク遷移期間のモータージェネレータ8は、MGトルクを無負荷運転(アイドル運転)のゼロトルクに向かって徐々に減少させる。この際、車両の出力軸トルクが略一定に維持されるように、エンジントルク、MGトルク、自動変速装置18の変速比および変速タイミング、およびトルクコンバータ16のロックアップクラッチを制御する。トルク遷移期間の後は車両要求トルクに応じてエンジントルク、自動変速装置18の変速比および変速タイミング、およびトルクコンバータ16のロックアップクラッチを制御する。
なお、上述したエンジン走行モードでは、モータージェネレータ8を無負荷運転へと移行させたが、エンジン走行モード中のモータージェネレータ8は、例えば、エンジン6の出力をアシストするように所定のトルクを出力する運転でもよいし、また、車両慣性およびエンジン6の出力を回生してバッテリを充電する運転としてもよい。
ここで、通常、エンジン6の始動時のスロットル開度は、目標エンジン回転速度且つ最適点火時期においてエンジントルクがゼロトルクとなる空気量に対応した開度(以下、「ISC要求スロットル開度」と称する)に設定される。但し、スロットル開度の調整に対する空気量の応答性は決して良好ではない。このため、クランキングの開始とともにスロットルバルブ32を操作してスロットル開度をISC要求スロットル開度に調整したとしても、K0クラッチ12の完全係合までに所望の空気量を実現できないことも想定される。特に、EV走行モード中のモータ回転速度は車両の出力軸トルクや変速比等の車両運転状態に応じて変化するため、切り替え時の目標エンジン回転速度は、例えばアイドル回転数〜3000rpmといった広範囲に渡って設定される可能性がある。したがって、目標エンジン回転速度が高い場合等、比較的多くの空気を必要とする場合においては、制御応答性の悪い空気量制御のみによってエンジン回転速度を早期に実現することが困難となり、エンジン始動に時間を要することや切り替え時における車両の速度及びトルクとエンジン回転速度及びエンジントルクとが不一致となることが想定される。
そこで、本実施の形態の制御装置では、エンジン始動時のスロットル開度をISC要求スロットル開度よりも+αスロットル開度に相当する分開き側に操作することとしている。ここで、+αスロットル開度は、例えばスロットル開度が目標エンジン回転速度且つ最適点火時期においてエンジン要求駆動力を発生させるための開度(以下、駆動力要求スロットル開度)となるための、ISC要求スロットル開度からの開度増分(以下、「駆動力要求+αスロットル開度」)を+αスロットル開度として設定することができる。これにより、エンジン始動時の空気量不足を回避することができるので、始動時のエンジン回転速度の収束性を有効に高めることができる。
また、本実施の形態の制御装置では、K0クラッチ12の完全係合からのトルク遷移期間において、空気応答によらずに点火時期制御によってエンジントルクの遷移を制御することができる。すなわち、上述したスロットル制御によれば、トルク遷移期間のスロットル開度がエンジン要求駆動力に対応する空気量を実現可能な開度となっている。このため、トルク遷移期間における点火時期の最適点火時期からの遅角量を徐々に小さくすることにより、トルク遷移期間のエンジントルクをゼロトルクからエンジン要求駆動力へ遷移させることが可能となる。
ところで、上述したエンジン始動時のスロットル操作は、クランキングの実行前に完了していればよいが、EV走行モードによる走行中からエンジン走行モードへの切り替えに備えて操作しておくことが好ましい。すなわち、例えば、目標エンジン回転速度、ISC要求スロットル開度および+αスロットル開度をEV走行モード中の運転状態に応じた最新の値に常に更新することとし、これに基づいてスロットル開度を制御することとすればよい。
なお、上述したエンジン始動時のスロットル操作では、+αスロットル開度を駆動力要求+αスロットル開度に設定し、点火時期の遅角制御を行うことによりトルク遷移期間のエンジントルクを徐々に大きな値に制御することとしている。しかしながら、点火時期の遅角制御はトルク制御性の向上を図ることができる反面、燃費の悪化が問題となりうる。このため、トルク遷移期間中の+αスロットル開度は、空気量不足とならない範囲でできるだけ小開度に設定し点火遅角量を小さくすることが好ましい。ここで、エンジン要求駆動力は車両の加速状況等によって決まる値であり、このエンジン要求駆動力が小さいほど要求される空気量は小さい値となる。このため、車両の緩加速等は急加速時に比してトルク遷移期間中の空気量不足を引き起こしにくく、当該トルク遷移期間中の+αスロットル開度を閉じ側に補正する余地がある。
そこで、本実施の形態のスロットル制御では、+αスロットル開度をエンジン要求駆動力の大きさに応じて可変に設定することが望ましい。より具体的には、+αスロットル開度を設定するにあたり、先ずエンジン要求駆動力の大きさに応じた重み付け係数を算出する。図3は重み付け係数を算出するためのマップの一例を示す図である。この図に示すように、重み付け係数は、目標エンジン回転速度においてエンジン6が出力可能な最大駆動力(以下、「エンジン最大駆動力」)に対するエンジン要求駆動力の割合に対応して一意的に決定される係数であって、エンジン要求駆動力がエンジン最大駆動力である場合を1として、エンジン要求駆動力が小さいほど小さな値となるように対応付けられている。次に、算出された重み付け係数を用いて+αスロットル開度を補正する。ここでは、例えば、トルク遷移期間開始時までの+αスロットル開度を駆動力要求+αスロットル開度に上記重み付け係数を乗じた値とし、トルク遷移期間開始時以降の+αスロットル開度を駆動力要求+αスロットル開度に向かって徐々に開き側に徐変する。このような制御によれば、モード切り替え時のトルク制御性の向上と燃費の悪化抑制とのバランスをとることができる。
[実施の形態1の具体的処理]
次に、図4を参照して本実施の形態1の具体的処理について説明する。図4は、本実施の形態でECU30により実行されるルーチンを示すフローチャートである。尚、図4のフローチャートは、車両がEV走行モード中またはEV走行モードからエンジン走行モードへの切り替え中に繰り返し実行される制御ルーチンである。
図4に示すルーチンでは、先ず、エンジン起動要求が出されているか否かが判定される(ステップS1)。エンジン起動要求は、具体的には、例えば車速センサ48によって検出された車速が所定速度を超えた場合に出されるものである。その結果、エンジン起動要求が出されていないと判定された場合には、EV走行モードの継続が判断されて、次のステップに移行し、ISC要求スロットル開度が算出される(ステップS2)。ここでは、具体的には、モータージェネレータ回転速度センサ46によって検出されたモータ回転速度が目標エンジン回転速度として設定されるとともに、設定された目標エンジン回転速度におけるゼロトルクを発生するスロットル開度がマップ等から算出される。なお、本実施の形態の制御装置ではモータージェネレータ回転速度センサ46を用いてモータ回転数を検出したが、モータージェネレータ回転速度センサを備えていない装置の場合には、車速、ロックアップ状況および変速比等の情報に基づいてモータ回転速度を算出することとしてもよい。
次に、+αスロットル開度が算出される(ステップS3)。ここでは、具体的には、現在の車両要求トルクを目標エンジン回転速度で駆動するエンジン6によって実現する場合のエンジン要求駆動力が算出される。そして、算出されたエンジン要求駆動力を目標エンジン回転速度において実現するためのスロットル開度のISC要求スロットル開度からの開度増分(駆動力要求+αスロットル開度)がマップ等を用いて算出される。また、ステップS3では、目標エンジン回転速度におけるエンジン最大駆動力が算出され、図3に示すマップに従いエンジン要求駆動力/エンジン最大駆動力に対応する重み付け係数が算出される。そして、駆動力要求+αスロットル開度に重み付け係数を乗じることにより+αスロットル開度が算出される。
次に、上記ステップS2にて算出されたISC要求スロットル開度と上記ステップS3にて算出された+αスロットル開度とを加算することにより、エンジン6の始動時のスロットル開度が算出される(ステップS4)。次に、現在のモータトルクMTRQがECU30のメモリに記憶される。EV走行モード中は上記ステップS1〜S5の処理が繰り返し実行される。ECU30は、停止中のエンジン6のスロットル開度が上記ステップS4にて算出された開度となるように、スロットルバルブ32を操作し続ける。
上記ステップS1においてエンジン起動要求があると判定された場合にはステップS6に移行し、エンジンが起動中であるかが判定される(ステップS6)。ここでは、具体的には、K0クラッチ12がスリップ状態に制御されてエンジン6のクランキングが行われているか否かが判定される。その結果、未だクランキング中であると判定された場合には、図4の制御ルーチンの最初に移行し、ステップS1の処理が再度実行される。
クランキングによってエンジン6が目標エンジン回転速度による自立運転となるとK0クラッチ12が完全に係合される。上記ステップS6においてK0クラッチが完全に係合したことが判定されると、クランキング期間が終了してトルク遷移期間に移行したと判断される。この場合、次のステップに移行してN=0の成立が判定される(ステップS7)。ここで、Nは後述するステップS11において処理されるトルク推移期間の演算数のカウンタ値であって、初期値は0に設定されている。したがって、ステップS7の処理の初回はステップS8へと移行し、スロットル開度増分が算出される(ステップS8)。ここでは、具体的には、先ず、スロットル開度センサ52から現在のスロットル開度が算出され、駆動力要求スロットル開度と現在のスロットル開度との差分がトルク遷移期間におけるスロットル開度増分として算出される。そして、この差分をトルク遷移期間の演算回数で除算することにより、1演算周期でのスロットル開度増分が算出される。
次に、現在のスロットル開度にスロットル開度増分を加算することにより、スロットル開度が算出される(ステップS9)。次に、点火時期遅角量が算出される(ステップS10)。ここで、トルク遷移期間におけるモータトルクは、他の制御ルーチンによってEV走行モード中のモータトルク(MTRQ)から無負荷運転に対応するゼロトルクになるように徐変制御されている。ここでは、具体的には、先ず、上記ステップS5において記憶されたMTRQと現在のモータトルクとの差分に相当するトルクが現時点での目標エンジントルクとして算出される。次に、エアフローメータ42により検出された空気量およびエンジン回転速度センサ44により検出されたエンジン回転速度に基づいて、算出された目標エンジントルクを出力するための点火時期遅角量が算出される。
次に、点火時期が算出される(ステップS11)。ここでは、具体的には、先ず現在の空気量およびエンジン回転速度における最適点火時期が算出される。そして、算出された最適点火時期から上記ステップS10にて算出された点火時期遅角量を減じた値が最終的な点火時期として算出される。次に、ステップS12では、トルク遷移期間の演算数を示すカウンタNに1が加算されて本ルーチンは最初に戻り、再度ステップS1の処理が実行される。
一方、上記ステップS7においてN=0の成立が認められない場合には、トルク遷移期間の演算が2回目以降であると判断することができる。この場合次のステップS13に移行し、点火時期遅角量が算出される(ステップS13)。ここでは、具体的には、上記ステップS10と同様の処理が実行される。次に、点火時期が算出される(ステップS14)。ここでは、具体的には、ステップS11と同様の処理が実行される。次に、スロットル開度が算出される(ステップS15)。ここでは、具体的には、上記ステップS9と同様の処理が実行される。ステップS15の処理が終了すると、次にステップS12に移行しカウンタNが加算される。また、ステップS12では、ステップNがトルク遷移期間の演算回数に達した場合にトルク遷移期間が終了したと判断し、本ルーチンを終了するための処理が行われる。
このように、上述した実施の形態の制御装置によれば、EV走行モードからエンジン走行モードへの切り替えにおいて、エンジン6の始動時のスロットル開度が+αスロットル開度分開き側に設定されるので、始動時に十分量の空気量を確保することができる。これにより、車両の出力軸トルクの変動および回転数変動を抑制することができるので、エンジン始動時におけるドライバビリティ悪化を有効に防ぐことができる。また、上述した実施の形態の制御装置によれば、エンジン始動時におけるエンジン要求トルクが小さいほど+αスロットル開度が小さな値に補正されるので、エンジン始動時の空気量が過剰になることが抑制される。これにより、点火遅角量を小さくすることができるので、燃費の悪化改善を有効に図ることが可能となる。
ところで、上述した実施の形態1の制御装置では、エンジン要求駆動力に応じて規定された重み付け係数を用いて+αスロットル開度を補正することとしたが、スロットル開度の補正方法はこれに限られない。すなわち、クランキング期間の終了までのスロットル開度を空気量不足とならない範囲で駆動力要求スロットル開度よりも閉じ側の開度に補正し、トルク遷移期間のスロットル開度を空気量不足とならない範囲で駆動力要求スロットル開度まで徐々に変化するよう補正するのであれば、補正対象は駆動力要求+αスロットル開度でも駆動力要求スロットル開度でもよく、また補正方法も上記重み付け係数を用いる方法に限られない。
また、上述した実施の形態1の制御装置では、エンジン要求駆動力に応じて規定された重み付け係数を用いて+αスロットル開度が徐々に変化するように補正することとしたが、補正を行わずに+αスロットル開度を駆動力要求+αスロットル開度(固定値)に制御することとしてもよい。また、上述した実施の形態1の制御装置では、駆動力要求+αスロットル開度を算出し、ISC要求スロットル開度に加算することで最終的な駆動力要求スロットル開度を算出することとしているが、駆動力要求+αスロットル開度を算出することなく直接的に駆動力要求スロットル開度を算出する構成でもよい。
また、上述した実施の形態1の制御装置では、モータージェネレータ8の駆動力を用いてエンジン6のクランキングを行うこととしたが、スタータモータ等の他の始動装置を備える装置では、これらを用いてエンジンの始動を行うこととしてもよい。
尚、本実施の形態1の制御装置では、K0クラッチ12が上記第1の発明の「クラッチ」に、EV走行モードが上記第1の発明の「第1の走行モード」に、エンジン走行モードが上記第1の発明の「第2の走行モード」に、ISC要求スロットル開度が上記第1の発明の「第1のスロットル開度」に、ISC要求スロットル開度に+αスロットル開度を加算した開度が上記第1の発明の「第2のスロットル開度」に、それぞれ相当している。また、本実施の形態1の制御装置では、駆動力要求スロットル開度が上記第5の発明の「駆動力要求スロットル開度」に、駆動力要求+αスロットル開度が上記第6の発明の「開度増分」に、それぞれ相当している。
2 ハイブリッド車両
4 駆動輪
6 エンジン
8 モータージェネレータ
10 エンジン出力軸
12 K0クラッチ
14 モータージェネレータ出力軸
16 トルクコンバータ
18 自動変速装置
20 プロペラシャフト
22 デファレンシャルギア
24 ドライブシャフト
30 ECU
32 スロットルバルブ
34 点火プラグ
36,38,40 アクチュエータ
42 エアフローメータ
44 エンジン回転速度センサ
46 モータージェネレータ回転速度センサ
48 車速センサ
50 アクセル開度センサ
52 スロットル開度センサ

Claims (9)

  1. 車両の駆動輪に動力を伝達するエンジンと、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達経路に配置されたモータージェネレータと、前記エンジンと前記モータージェネレータとの間の駆動伝達経路を係合・解放するクラッチと、を備え、前記クラッチを解放して前記モータージェネレータの駆動力のみを用いて走行する第1の走行モードと、前記クラッチを係合して少なくとも前記エンジンの駆動力を用いて走行する第2の走行モードと、を切り替え可能なハイブリッド車両の制御装置において、
    前記第1の走行モードから前記第2の走行モードへの切り替え時に、解放されていた前記クラッチを係合するクラッチ制御手段と、
    前記クラッチ制御手段により前記クラッチが完全に係合されるまでの期間に、停止していた前記エンジンの始動を行うエンジン始動制御手段と、
    前記クラッチが完全に係合した時点からの所定のトルク遷移期間に、前記エンジンの出力軸トルクが略ゼロから所定のエンジン要求駆動力を満たすトルクとなるように前記エンジンのスロットル開度および点火時期を制御するエンジントルク制御手段と、を備え、
    前記エンジン始動制御手段は、
    前記第1の走行モード中に、前記第2の走行モードに切り替えた場合の前記エンジンの目標エンジン回転速度を設定する目標エンジン回転速度設定手段と、
    前記目標エンジン回転速度において前記エンジンの出力軸トルクが略ゼロとなる第1のスロットル開度を算出する第1のスロットル開度算出手段と、
    前記エンジンの始動に先立って、停止中の前記エンジンのスロットル開度を、前記第1のスロットル開度よりも大きい第2のスロットル開度に操作するスロットル操作手段を含むことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記エンジントルク制御手段は、前記トルク遷移期間の点火時期を最適点火時期よりも遅角させる点火時期遅角手段を含むことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記トルク遷移期間の前記モータージェネレータの出力軸トルクを徐々に減少させるモータージェネレータトルク制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記目標エンジン回転速度設定手段は、前記第1の走行モード中の前記モータージェネレータの回転速度を算出する手段を含み、当該モータージェネレータ回転速度を前記目標エンジン回転速度として設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記スロットル操作手段は、
    前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度を算出する手段と、
    前記駆動力要求スロットル開度を前記第2のスロットル開度として設定する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記スロットル操作手段は、
    前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するための、前記第1のスロットル開度からの開度増分を算出する手段と、
    前記第1のスロットル開度に前記開度増分を加算した開度を前記第2のスロットル開度として設定する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記スロットル操作手段は、
    前記目標エンジン回転速度且つ最適点火時期において前記エンジン要求駆動力を出力するためのスロットル開度である駆動力要求スロットル開度を算出する手段と、
    前記トルク遷移期間中の前記第2のスロットル開度を、前記駆動力要求スロットル開度よりも閉じ側となる所定の閉じ側スロットル開度から前記駆動力要求スロットル開度へ徐変されるように設定する第2のスロットル開度設定手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. 前記第2のスロットル開度設定手段は、前記エンジン要求駆動力が小さいほど前記閉じ側スロットル開度を閉じ側に設定する手段を含むことを特徴とする請求項7に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  9. 前記エンジン始動制御手段は、
    前記クラッチを滑り又は係合状態にすることにより前記エンジンのクランキングを行う手段と、
    前記クランキングの実行中の前記モータージェネレータの出力トルクをクランキングに要するトルク分嵩上げする手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載のハイブリッド車両の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101766109B1 (ko) * 2016-01-14 2017-08-07 현대자동차주식회사 Ssc 해제시 엔진 마찰 토크 저감방법 및 장치
JP2018176934A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社デンソー ハイブリッド車両の駆動制御装置

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