JP2014179914A - 振動子、発振器、電子機器および移動体 - Google Patents

振動子、発振器、電子機器および移動体 Download PDF

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明法 山田
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周平 吉田
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勝巳 黒田
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Abstract

【課題】簡単な構成であって、安価に製造することのできる振動子、発振器、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】振動子1は、基体21と、基体21から突出する凸部22とが一体形成された台座2と、凸部22に固定され、第1励振電極71および第2励振電極72を備える振動素子6と、振動素子6を覆うように台座2に接合されているパッケージ3とを含んでいる。凸部22には、第1励振電極71と電気的に接続された第1接続電極511と、第2励振電極72と電気的に接続された第2接続電極521とが形成され、基体21には、第1接続電極511と電気的に接続された第1電極端子512と、凸部22に対して第1電極端子512と反対側に位置し、第2接続電極521と電気的に接続された第2電極端子522とが形成されている
【選択図】図2

Description

本発明は、振動子、発振器、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、水晶振動子として、パッケージに振動素子を収容したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の振動子では、パッケージの一部を構成するベースが複数の薄板部材を張り合わせた底板部の上面に矩形枠状の側壁部材を接合させた構成となっている。このように、特許文献1の振動子では、複数の部材を積層させてなるベースを用いているため、パッケージ(振動子全体)の構成が複雑化し、製造コストがかかるという問題がある。
特開2001−332952号公報
本発明の目的は、簡単な構成であって、安価に製造することのできる振動子、発振器、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動子は、基体と、前記基体から突出する凸部とが一体形成された第1基板と、
前記凸部に固定され、第1励振電極および第2励振電極を備える振動素子と、
前記振動素子を覆うように前記第1基板に接合されている第2基板と、を含み、
前記凸部には、前記第1励振電極と電気的に接続されている第1接続電極と、前記第2励振電極と電気的に接続されている第2接続電極とが設けられ、
前記基体には、前記第1接続電極と電気的に接続されている第1電極端子と、前記凸部に対して前記第1電極端子と反対側に位置し、前記第2接続電極と電気的に接続されている第2電極端子とが設けられていることを特徴とする。
これにより、構成部材の数を少なくすることができ、簡単な構成であって、安価に製造することのできる振動子を提供することができる。
[適用例2]
本発明の振動子では、前記凸部は、前記基体から突出する第1凸部と、前記第1凸部から突出する第2凸部とを含み、前記第2凸部に前記第1接続電極および前記第2接続電極がそれぞれ設けられており、
前記振動素子は、前記第2凸部に固定されていることが好ましい。
これにより、第1基板と振動素子との間に、所定のギャップを確実に形成することができる。
[適用例3]
本発明の振動子では、前記振動素子は、バンプを介して前記凸部に固定されていることが好ましい。
これにより、第1基板と振動素子との間に、所定のギャップを確実に形成することができる。
[適用例4]
本発明の振動子では、前記振動素子は、基部と、前記基部から並んで延出している一対の振動腕とを含み、前記基部にて前記凸部に固定されており、
前記振動素子の平面視にて、前記一対の振動腕の先端部は、それぞれ、前記凸部の外側に位置していることが好ましい。
これにより、振動腕が厚さ方向に撓んだ際、振動腕と台座とが接触するおそれを減少することができ、接触した場合でも屈曲振動周波数の変動を小さくすることができる。
[適用例5]
本発明の振動子では、前記基部は、前記一対の振動腕の間に延出している支持腕を含み、前記支持腕にて前記凸部に固定されていることが好ましい。
これにより、振動素子の振動漏れを効果的に抑制することができる。
[適用例6]
本発明の振動子では、前記凸部は、前記振動素子と前記基部の平面視にて、前記基部と重なる位置を含んで設けられ、前記一対の振動腕の間に内包されている狭幅部と、前記一対の振動腕と重なる位置を含んで設けられ、前記一対の振動腕を内包する広幅部と、を有していることが好ましい。
これにより、第1、第2電極端子の形成領域を広く確保することができるので、電気抵抗に起因する損失(以下オーミックロスと呼ぶ)を小さくすることができる。また、振動腕の過度な撓みを防止することができ、振動腕の破損を抑制することができる。
[適用例7]
本発明の振動子では、前記第2基板には、前記第1電極端子と電気的に接続されている第1貫通電極と、前記第2電極端子と電気的に接続されている第2貫通電極とが設けられていることが好ましい。
これにより、簡単に、第1、第2励振電極を外部に引き出すことができる。
[適用例8]
本発明の発振器では、本発明の振動子と、
前記振動素子と電気的に接続されている発振回路と、を備えていることを特徴とする。
これにより、安価で優れた信頼性を有する発振器が得られる。
[適用例9]
本発明の電子機器は、本発明の振動子を備えていることを特徴とする。
これにより、安価で優れた信頼性を有する電子機器が得られる。
[適用例10]
本発明の移動体は、本発明の振動子を備えていることを特徴とする。
これにより、安価で優れた信頼性を有する移動体が得られる。
本発明の第1実施形態にかかる振動子の断面図である。 図1に示す振動子が有する台座の平面図である。 図1に示す振動子が有するパッケージの平面図である。 図3中のA−A線断面図である。 図1に示す振動子が有する振動素子の平面図である。 図5中のB−B線断面図である。 振動漏れ抑制の原理を説明する平面図である。 屈曲振動時の熱伝導について説明する振動腕の断面図である。 Q値とf/fmの関係を示すグラフである。 振動素子を台座に固定した状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる振動子の平面図である。 図11中のC−C線断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の第7実施形態にかかる振動子の断面図である。 本発明の発振器の好適な実施形態を示す断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明の振動子、発振器、電子機器および移動体を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動子
まず、本発明の振動子について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる振動子の断面図、図2は、図1に示す振動子が有する台座の平面図、図3は、図1に示す振動子が有するパッケージの平面図、図4は、図3中のA−A線断面図、図5は、図1に示す振動子が有する振動素子の平面図、図6は、図5中のB−B線断面図、図7は、振動漏れ抑制の原理を説明する平面図、図8は、屈曲振動時の熱伝導について説明する振動腕の断面図、図9は、Q値とf/fmの関係を示すグラフ、図10は、振動素子を台座に固定した状態を示す平面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸(水晶の電気軸)、Y軸(水晶の機械軸)およびZ軸(水晶の光学軸)とする。
振動子1は、台座2と、パッケージ3と、振動素子4とを有している。
[台座]
図1および図2に示すように、台座2は、板状の基体21と、基体21の上面から突出する凸部22とを有している。基体21と凸部22とは一体形成されている。凸部22は、基体21の上面から突出する第1凸部23と、第1凸部23の上面から突出する第2凸部24とを有している。基体21、第1凸部23および第2凸部24の各々の上面は、XY平面で構成された平坦面である。
第1凸部23は、台座2の平面視(XY平面視)にて、基体21の縁部を除く中央部に配置している。また、第1凸部23は、幅(X軸方向の長さ)の狭い狭幅部231と、狭幅部231の+Y軸側に位置し、狭幅部231よりも幅広の広幅部232と、狭幅部231と広幅部232とを接続し、幅が+Y軸方向に漸増するテーパー部233とを有しているが、特にテーパー部233は形成されずに、狭幅部231と広幅部232が直接接続されていてもよい。狭幅部231を有することによって、基体21の上面の面積を広く確保することができ、後述する第1、第2電極端子512、522や第1、第2配線513、523の形成領域を広く確保することができるので、第1、第2電極端子512、522や第1、第2配線513、523の面積を必要に応じて広くすることで、オーミックロスを小さくすることができる。一方、第2凸部24は、第1凸部23の−Y軸側の端部に位置しており、第1、第2凸部23、24の−Y軸側の側面同士が連続しているが、第2凸部24の−Y軸側の側面は、第1凸部23の−Y軸側の側面よりも+Y軸側に形成されていてもよい。また、第2凸部24は、Y軸方向を長手とする長尺形状となっている。台座2をこのような形状とすることによって、振動素子4の姿勢を容易に制御して、振動素子4とのギャップGを簡単に形成することができるが、特に限定されるものではなく、X軸方向を長手とする長尺形状となっていてもよい。
このような台座2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、水晶、各種ガラス材料、Si(シリコン)、酸化アルミニウム等の各種セラミックス等を用いることができる。これらの中でも、高精度な加工が可能な点から水晶、各種ガラス材料を用いるのが好ましい。水晶や各種ガラス材料で台座2を構成した場合は、例えば、板状の部材を、各種エッチング技術(ウエットエッチング、ドライエッチング等)によってパターニングすることにより、台座2を簡単かつ高精度に形成することができる。
第2凸部24の上面には、第1接続電極511と第2接続電極521とが形成されている。また、基体21の上面には、第1電極端子512と第2電極端子522が形成されている。第1接続電極511と第1電極端子512とは、第1配線513を介して電気的に接続されており、第2接続電極521と第2電極端子522とは、第2配線523を介して電気的に接続されている。また、第1電極端子512と第2電極端子522は、凸部22を介して互いに反対側に位置している。このように、第1、第2電極端子512、522を凸部22に対して互いに反対側に設けることにより、第1、第2電極端子512、522の設置スペースを十分に確保することができるとともに、これらの接触を防止することができる。
このような第1、第2接続電極511、521、第1、第2電極端子512、522および第1、第2配線513、523の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
[パッケージ]
図1に示すように、パッケージ3は、箱状をなしており、板状の底部31と、底部31の縁部から下方へ立設する枠状の側壁部32とを有している。底部31と側壁部32とは、一体形成されている。そして、パッケージ3は、側壁部32の下面を台座2の基体21の上面と対向させた姿勢にて台座2に接合されている。パッケージ3と台座2の接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤層やメタライズ層等の接合層9を介した接合(例えば、特開2007−324523号公報に記載の方法)や、陽極接合等の各種接合方法を用いることができる。
パッケージ3と台座2とが接合した状態では、これらの内部に振動素子4を収容する収容空間Sが形成されている。収容空間Sは、例えば、減圧(好ましくは真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動素子4の振動特性が向上する。
このようなパッケージ3の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、台座2と同様に、水晶、各種ガラス材料、酸化アルミニウム等の各種セラミックス等を用いることができる。
図3および図4に示すように、側壁部32には、パッケージ3の内側へ突出する2つの突出部321、322が設けられている。2つの突出部321、322は、パッケージ3の中心を介して反対側に位置している。突出部321には、側壁部32の下面(−Z軸側の面。以下同様)と底部31の上面(+Z軸側の面。以下同様)とを貫通する第1貫通電極514が形成されており、突出部322には、側壁部32の下面と底部31の上面とを貫通する第2貫通電極524が形成されている。
また、底部31の上面には、第1貫通電極514と電気的に接続されている外部実装電極515と、第2貫通電極524と電気的に接続されている外部実装電極525とが形成されている。第1貫通電極514は、第1導電性接合材516を介して第1電極端子512に電気的に接続されており、第2貫通電極524は、第2導電性接合材526を介して第2電極端子522に電気的に接続されている。
特に、接合層9が導電性を有する材料である場合には、第1導電性接合材516と第2導電性接合材526を接合層9と同一の材料にして、接合層9を介したパッケージ3と台座2と同時に接合すれば、製造工程を少なくすることができる。
また、第1導電性接合材516と第2導電性接合材526を、接合層9よりも柔らかい材料(例えば導電性接着剤)を用いた場合には、第1導電性接合材516と第2導電性接合材526の高さ(Z軸方向長さ)を接合層9の高さよりも高く形成しておくことによって、確実にパッケージ3と台座2を接合することができる。
逆に、第1導電性接合材516と第2導電性接合材526を、接合層9よりも硬い材料を用いた場合には、第1導電性接合材516と第2導電性接合材526の高さ(Z軸方向長さ)を接合層9の高さよりも低く形成しておくことによって、確実にパッケージ3と台座2を接合することができる。
第1、第2貫通電極514、524および第1、第2外部実装電極515、525の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、前述した第1、第2接続電極511、521等と同様の構成とすることができる。
側壁部32に突出部321、322を設けて、その突出部321、322に第1、第2貫通電極514、524を形成することによって、第1、第2貫通電極514、524をパッケージ3と台座2の接合部分から離間させることができる。そのため、例えば、パッケージ3と台座2とがメタライズ層などの導電性を有する接合層9を介して接合されている場合において、接合層9との接触を防止しつつ、第1、第2貫通電極514、524と第1、第2電極端子512、522との電気的な接続をとることができる。
[振動素子]
図5および図6に示すように、振動素子4は、基部61および一対の振動腕62、63を備えている水晶基板(圧電基板)6と、水晶基板6に形成された第1、第2励振電極71、72とを有している。なお、本実施形態では圧電基板として水晶基板6を用いているが、これに替えて、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、リチウムテトラボレート、ニオブ酸カリウム、リン酸ガリウム、ランガサイト、ガリウム砒素、窒化アルミニウム、酸化亜鉛、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、ニオブ酸ナトリウムカリウム、ビスマスフェライト、ニオブ酸ナトリウム、チタン酸ビスマス、チタン酸ビスマスナトリウム等の各種圧電基板を用いてもよい。
水晶基板6は、Zカット水晶板である。Zカット水晶板とは、Z軸を厚さ方向とする水晶基板である。なお、Z軸は、水晶基板6の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対して若干(例えば15°未満程度)傾けてもよい。
また、水晶基板6の厚さDとしては、特に限定されないが、70μm未満であるのが好ましい。このような数値範囲とすることにより、例えば、ウエットエッチングによって水晶基板6を形成(パターニング)する場合、振動腕62、63と基部61の境界部等に不要部(本来なら除去されるべき部分)が残存してしまうのを効果的に防止することができる。そのため、振動特性に優れる振動素子4となる。違う観点から、厚さDは、70μm以上、300μm以下程度であるのが好ましく、100μm以上、150μm以下程度であるのがより好ましい。このような数値範囲とすることにより、第1、第2励振電極71、72を水晶基板6の側面に広く形成することができるため、振動素子4のCI値を低くすることができる。
基部61は、XY平面に広がりを有し、Z軸方向に厚さを有する略板状をなしている。基部61は、振動腕62、63を支持・連結する部分(本体部611)と、振動漏れを抑制する縮幅部612とを有している。
縮幅部612は、本体部611の基端側(振動腕62、63が延出している側とは反対側)に設けられている。また、縮幅部612は、その幅(X軸方向の長さ)が振動腕62、63から離れるに従い漸減する。このような縮幅部612を有することにより、振動素子4の振動漏れを効果的に抑制することができる。
具体的に説明すると次のようになる。なお、説明を簡単にするために、振動素子4の形状は、Y軸に平行な所定の軸に対して対称であるとする。
まず、図7(a)に示すように、縮幅部612が設けられていない場合について説明する。振動腕62、63が互いに離間するように屈曲変形した場合、振動腕62が接続されている付近の本体部611では、矢印で示したように時計回りの回転運動に近い変位が発生し、振動腕63が接続されている付近の本体部611では、矢印で示したように反時計回りの回転運動に近い変位が発生する(ただし、厳密には回転運動ということができるような運動ではないため、便宜的に「回転運動に近い」とする)。これらの変位のX軸方向成分は、互いに反対方向を向いているから、本体部611のX軸方向中央部において相殺され、+Y軸方向の変位が残ることになる(ただし、厳密にはZ軸方向の変位も残るが、ここでは省略する)。すなわち、本体部611は、X軸方向中央部が+Y軸方向に変位するような屈曲変形をする。この+Y軸方向の変位を有する本体部611のY軸方向中央部に接着剤を形成し、接着剤を介してパッケージに固定すると、+Y軸方向変位に随伴する弾性エネルギーが接着剤を介して外部に漏洩する。これが振動漏れという損失であり、Q値の劣化の原因となり、結果としてCI値の劣化となる。
これに対して、図7(b)に示すように、縮幅部612が設けられている場合では、縮幅部612がアーチ状(曲線状)の輪郭を有しているため、上述した回転運動に近い変位は、縮幅部612において互いにつっかえることになる。すなわち、縮幅部612のX軸方向中央部においては、本体部611のX軸方向中央部と同様にX軸方向の変位が相殺され、それと共に、Y軸方向の変位が抑制されることになる。さらに、縮幅部612の輪郭がアーチ状であるから、本体部611で発生しようとする+Y軸方向の変位をも抑制することになる。この結果、縮幅部612が設けられた場合の本体部611のX軸方向中央部の+Y軸方向の変位は、縮幅部612が設けられていない場合に比べて遥かに小さくなる。即ち、振動漏れの小さい振動素子を得ることができる。
なお、ここでは縮幅部612の輪郭がアーチ状をしているが、上述のような作用を呈するものであればこれに限るものではない。例えば、輪郭が複数の直線によって、段差状に形成されている縮幅部であってもよい。
振動腕62、63は、X軸方向に並び、かつ、互いに平行となるように基部61の上端からY軸方向に延出している。振動腕62、63は、それぞれ、長手形状をなし、その基端が固定端となり、先端が自由端となる。また、振動腕62、63は、その先端部にハンマーヘッド629、639を有している。
振動腕62は、XY平面で構成された一対の主面621、622と、YZ平面で構成され、一対の主面621、622を接続する一対の側面623、624とを有している。また、振動腕62には、主面621に開放する有底の溝625と、主面622に開放する有底の溝626とを有している。各溝625、626は、Y軸方向に延在し、基端が基部61まで延びている。
同様に、振動腕63は、XY平面で構成された一対の主面631、632と、YZ平面で構成され、一対の主面631、632を接続する一対の側面633、634とを有している。また、振動腕63には、主面631に開放する有底の溝635と、主面632に開放する有底の溝636とを有している。各溝635、636は、Y軸方向に延在し、基端が基部61まで延びている。
このように、振動腕62、63に溝625、626、635、636を形成することによって、熱弾性損失の低減を図ることができ、優れた振動特性を発揮することができる(後に詳述する)。本実施形態では、各溝625、626、635、636の先端は、各ハンマーヘッド629、639の基端まで延びているが、特に限定されるものではなく、衝撃が加わった際の応力集中を緩和するために、各溝625、626、635、636の先端は、各ハンマーヘッド629、639の基端よりも−Y側、あるいは+Y側に形成してもよい。また、本実施形態では、各溝625、626、635、636の基端が基部61まで延びているが、特に限定されるものではなく、衝撃が加わった際の応力集中を緩和するために、各溝625、626、635、636の基端が基部61よりも+Y軸方向に形成されていてもよいが、特に、本実施形態のように各溝625、626、635、636の基端が基部61まで延びていることによって、これらの境界部での応力集中が緩和されるとともに、屈曲変形が大きく励振効率の高い振動腕62、63の基端近傍に電界をかけることができるため、CI値を抑えることができる。そのため、衝撃が加わった際に発生する折れや欠けのおそれが減少することができるとともに、CI値を抑えることができる。
溝625、626の深さ(溝635、636の深さについても同様)としては、特に限定されないが、図6に示すように、溝625の深さをD1とし、溝626の深さをD2(本実施形態では、D1=D2)としたとき、60%≦(D1+D2)/D≦95なる関係を満足するのが好ましい。このような関係を満足することによって、より効果的に、熱弾性損失の低減を図ることができる。
なお、溝635、636は振動腕63の断面重心が振動腕63の断面形状の中心と一致するように、振動腕63の位置に対して溝635、636の位置をX軸方向に調整して形成されているのが好ましい。こうすることによって、振動腕63の不要な振動(具体的には、面外方向成分を有する斜め振動)を抑制するので、振動漏れを抑制することができる。またこの場合、余計な振動をも駆動してしまうことを抑制することになるので、相対的に駆動領域が増大してCI値を小さくすることができる。
また、主面621の溝625のX軸方向両側に位置する土手部(振動腕の長手方向に直交する幅方向に沿って溝625を挟んで並んでいる主面)621aおよび主面622の溝626のX軸方向両側に位置する土手部622aの幅(X軸方向の長さ)をW3としたとき、0μm<W3≦20μmなる関係を満足するのが好ましい。これにより、振動素子4のCI値が十分に低くなる。上記数値範囲の中でも、5μm<W3≦9μmなる関係を満足するのが好ましい。これにより、上記効果とともに、熱弾性損失を低減することができる。また、0μm<W3≦5μmなる関係を満足するのも好ましい。これにより、振動素子4のCI値をより低くすることができる。
図6に示すように、振動腕62には、一対の第1励振電極71と一対の第2励振電極72とが形成されている。具体的には、第1励振電極71の一方は、溝625の内面(側面)に形成されており、他方は、溝626の内面(側面)に形成されている。また、第2励振電極72の一方は、側面623に形成されており、他方は、側面624に形成されている。
振動腕62と同様に、振動腕63にも、一対の第1励振電極71と一対の第2励振電極72とが形成されている。具体的には、第1励振電極71の一方は、側面633に形成されており、他方は、側面634に形成されている。また、第2励振電極72の一方は、溝635の内面(側面)に形成されており、他方は、溝636の内面(側面)に形成されている。
また、基部61の下面(台座2側の面)には、図示しない配線を介して各第1励振電極71と電気的に接続されている第1電極端子73と、図示しない配線を介して各第2励振電極72と電気的に接続されている第2電極端子74とが形成されている。
第1、第2電極端子73、74を介して、第1、第2励振電極71、72の間に交番電圧を印加すると、振動腕62、63が互いに接近、離間を繰り返すように面内方向(XY平面方向)に所定の周波数で振動する。
第1、第2励振電極71、72および第1、第2電極端子73、74の構成としては、特に限定されず、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、ニッケル(Ni)、ニッケル合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料により形成することができる。例えば、Crの下地層(700Å以下)にAuの被覆層(700Å以下)を積層した構成とすることができる。
上述したように、振動素子4では、振動腕62、63に溝625、626、635、636を形成することによって、熱弾性損失の低減を図っている。以下、このことについて、振動腕62を例にして具体的に説明する。
振動腕62は、前述したように、第1、第2励振電極71、72間に交番電圧を印加することにより面内方向に屈曲振動する。図8に示すように、この屈曲振動の際、振動腕62の側面624が収縮すると側面623が伸張し、反対に、側面624が伸張すると側面623が収縮する。振動腕62がGough−Joule効果を発生しない(エネルギー弾性がエントロピー弾性に対して支配的な)場合、側面623、624のうち、収縮する面側の温度は上昇し、伸張する面側の温度は下降するため、側面623と側面624との間、つまり振動腕62の内部に温度差が発生する。このような温度差から生じる熱伝導によって振動エネルギーの損失が発生し、これにより振動素子4のQ値が低下する。このようなQ値の低下を熱弾性効果とも言い、熱弾性効果によるエネルギーの損失を熱弾性損失とも言う。
振動素子4のような構成の屈曲振動モードで振動する振動素子において、振動腕62の屈曲振動周波数(機械的屈曲振動周波数)fが変化したとき、振動腕62の屈曲振動周波数が熱緩和周波数fmと一致するときにQ値が最小となる。この熱緩和周波数fmは、fm=1/(2πτ)で求めることができる(ただし、式中πは円周率であり、eをネイピア数とすれば、τは温度差が熱伝導によりe−1倍になるのに要する緩和時間である)。
また、平板構造(断面形状が矩形の構造)の熱緩和周波数をfm0とすれば、fm0は下式で求めることができる。
fm0=πk/(2ρCpa)‥‥(1)
なお、πは円周率、kは振動腕62の振動方向の熱伝導率、ρは振動腕62の質量密度、Cpは振動腕62の熱容量、aは振動腕62の振動方向の幅である。式(1)の熱伝導率k、質量密度ρ、熱容量Cpに振動腕62の材料そのもの(すなわち水晶)の定数を入力した場合、求まる熱緩和周波数fm0は、振動腕62に溝625、626を設けていない場合の値となる。
振動腕62では、側面623、624の間に位置するように溝625、626が形成されている。そのため、振動腕62の屈曲振動時に生じる側面623、624の温度差を熱伝導により温度平衡させるための熱移動経路が溝625、626を迂回するように形成され、熱移動経路が側面623、624間の直線距離(最短距離)よりも長くなる。そのため、振動腕62に溝625、626を設けていない場合と比較して緩和時間τが長くなり、熱緩和周波数fmが低くなる。
図9は、屈曲振動モードの振動素子のQ値のf/fm依存性を表すグラフである。同図において、点線で示されている曲線F1は、振動素子4のように振動腕に溝が形成されている場合(振動腕の横断面形状がH型の場合)を示し、実線で示されている曲線F2は、振動腕に溝が形成されていない場合(連結腕の横断面形状が矩形の場合)を示している。同図に示すように、曲線F1、F2の形状は変わらないが、前述のような熱緩和周波数fmの低下に伴って、曲線F1が曲線F2に対して周波数低下方向へシフトする。したがって、振動素子4のように振動腕に溝が形成されている場合の熱緩和周波数をfm1とすれば、下記式(2)を満たすことにより、常に、振動腕に溝が形成されている振動素子のQ値が振動腕に溝が形成されていない振動素子のQ値に対して高くなる。
Figure 2014179914
更に、f/fm0>1の関係に限定すれば、より高いQ値を得ることができる。
なお、図9において、f/fm<1の領域を等温的領域とも言い、この等温的領域ではf/fmが小さくなるにつれてQ値が高くなる。これは、振動腕の機械的周波数が低くなる(振動腕の振動が遅くなる)につれて前述のような振動腕内の温度差が生じ難くなるためである。したがって、f/fmを0(零)に限りなく近づけた際の極限では、等温準静操作となって、熱弾性損失は限りなく0(零)に接近する。一方、f/fm>1の領域を断熱的領域とも言い、この断熱的領域ではf/fmが大きくなるにつれてQ値が高くなる。これは、振動腕の機械的周波数が高くなるにつれて、各側面の温度上昇・温度効果の切り替わりが高速となり、前述のような熱伝導が生じる時間がなくなるためである。したがって、f/fmを限りなく大きくした際の極限では、断熱操作となって、熱弾性損失は限りなく0(零)に接近する。このことから、f/fm>1の関係を満たすとは、f/fmが断熱的領域にあるとも言い換えることができる。
以上、振動素子4について説明した。このような振動素子4は、図1に示すように、互いに離間した第1、第2導電性接合材81、82によって、台座2の第2凸部24に固定されている。第1、第2導電性接合材81、82としては、導電性および接合性を有していれば、特に限定されず、例えば、接着剤層やメタライズ層等の第1、第2導電性接合材81、82を介した接合(例えば、特開2007−324523号公報に記載の方法)や、陽極接合等の各種接合方法を用いることができる。第1、第2導電性接合材81、82が接着剤層である場合には、例えば、エポキシ系、アクリル系、シリコン系、ポリイミド系、ビスマレイミド系の樹脂に導電性フィラーを混合した接着剤を用いることができる。
第1導電性接合材81は、第1接続電極511と第1電極端子73とに接触しており、これらを電気的に接続している。一方、第2導電性接合材82は、第2接続電極521と第2電極端子74とに接触しており、これらを電気的に接続している。これにより、第1励振電極71と第1外部実装電極515とが電気的に接続され、第2励振電極72と第2外部実装電極525とが電気的に接続される。
このように、振動素子4を第2凸部24に固定することによって、振動腕62、63と台座2とギャップGを確実に確保することができる。また、第2凸部24の高さを制御することによって、ギャップGの大きさを制御することができるため、振動子1の設計精度を高めることができる。特に、本実施形態では、第2凸部24がY軸方向に延在する長手形状をなしているため、振動素子4のX軸まわりの傾きを高精度に制御することができる。
また、第2凸部は、XY平面視にて、第1導電性接合材81と第2導電性接合材82の間を除いて形成されていてもよい。こうすることによって、第1導電性接合材81と第2導電性接合材82の少なくとも一方が、製造工程中に流動性を持っているような場合(例えば、硬化前の導電性接着材)、第1導電性接合材81と第2導電性接合材82が電気的に短絡するおそれを減少させることができる。
また、図1および図10に示すように、振動素子4が第2凸部24に固定されている状態では、XY平面視にて、振動腕62、63の先端は、それぞれ、第1凸部23よりも+Y軸側に位置している。すなわち、XY平面視にて、振動腕62、63の先端部は、それぞれ、第1凸部23の外側に位置し、基体21の上面と対向している。振動腕62、63の先端部を基体21の上面と対向させることによって、振動腕62、63の先端部と台座2とのギャップをより大きく確保することができる。そのため、例えば、振動子1にZ軸方向の衝撃(応力)が加わり、振動腕62、63がZ軸方向に撓んでも、振動腕62、63と台座2との接触を効果的に防止(抑制)することができる。すなわち、凸部22と基体21とで形成された段差25が、振動腕62、63の逃げ部を構成しているとも言える。仮に、振動腕62、63がZ方向に撓んで、振動腕62、63と台座2が接触して振動腕62、63の一部が欠けた場合でも、振動腕62、63の基端側は先端側に比べて質量に対する屈曲振動周波数の感度が低いので、欠けによる屈曲振動周波数の変化は小さく、振動素子4を適用した発振器が発振停止に至るおそれを減少させることができる。
また、狭幅部231の幅lは、振動腕62、63の側面624、633同士の離間距離lよりも短い。そして、振動素子4が第2凸部24に固定された状態では、狭幅部231は、XY平面視にて、振動腕62、63の間に内包されている。すなわち、XY平面視にて、狭幅部231は、振動腕62、63の間に位置し、振動腕62、63と重なっていない。狭幅部231をこのような幅および配置とすることにより、前述したように、狭幅部231のZ軸方向の両側に、第1、第2電極端子512、522や第1、第2配線513、523の配置スペースを十分に広く確保することができるので、第1、第2電極端子512、522や第1、第2配線513、523の面積を必要に応じて広くすることで、オーミックロスを小さくすることができる。
また、広幅部232の幅lは、振動腕62、63の側面623、634同士の離間距離lよりも長い。そして、振動素子4が第2凸部24に固定された状態では、広幅部232は、XY平面視にて、振動腕62、63を内包している。すなわち、XY平面視にて、広幅部232は、振動腕62、63と重なっている。広幅部232をこのような幅および配置とすることによって、振動腕62、63の過度なZ軸方向への変形を防止することができ、振動腕62、63の破損を防止することができる。
具体的には、前述したように、振動子1にZ軸方向の衝撃が加わり、振動腕62、63がZ軸方向に撓んだ場合、振動腕62、63の先端部を段差25に侵入させて台座2との接触を回避している。しかしながら、振動腕62、63が過度に撓み過ぎると振動腕62、63が折れるおそれがあるため、過度な撓みを規制する必要もある。そこで、振動腕62、63と重なるように広幅部232を設け、振動腕62、63が折れる程に撓んでしまう前に、振動腕62、63を広幅部232に接触させることによって、振動腕62、63の破損を抑制することができる。
特に、図10のように、広幅部232の先端(+Y軸方向)が、XY平面視にてハンマーヘッド629、639と重なっている場合には、広幅部232の幅lは図10のように、ハンマーヘッド629の+X軸側端部とハンマーヘッド639の−X軸側端部の距離よりも長いことが好ましい。こうすることによって、衝撃が加わった際に振動腕62、63が捩れてしまっても、過度な捩れを規制して、振動腕62、63が破損してしまうおそれを減少させることができる。
なお、広幅部232の振動腕62、63と接触し得る部位に、台座2よりも柔らかい図示しないクッション材(例えば、樹脂材料で構成された弾性体等)を配置することによって、振動腕62、63が広幅部232に接触した際の衝撃を和らげることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の振動子の第2実施形態について説明する。
図11は、本発明の第2実施形態にかかる振動子の平面図、図12は、図11中のC−C線断面図である。なお、図11ではパッケージの図示を省略している。
以下、第2実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる振動子は、振動素子が支持腕を有している以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図11および図12に示す振動素子4A(水晶基板6A)は、振動腕62、63の間に位置し、基部61からY軸方向に延出している支持腕64Aを有している。そして、支持腕64Aの下面に第1、第2電極端子73、74が形成されている。このような振動素子4Aは、支持腕64Aにて台座2の第2凸部24に固定されている。このように、支持腕64Aにて振動素子4Aを固定することによって、振動素子4Aの振動漏れをより効果的に抑制することができる。これは、次のように説明できる。振動腕62、63が互いに離間あるいは近接するように屈曲振動した際に発生する、基部61における変位のうち、X軸方向成分が基部61で互いに相殺されて、基部61のX軸方向中心ではY軸方向成分のみが残ることになる(実際は振動素子4Aの形状の非対称性に起因してY軸方向成分以外の成分を発生するがここでは無視する)。このため、基部61からから支持腕64Aへ伝達する弾性波は、基本的にY軸方向をその変位と伝搬方向とする疎密波(縦波)であって、波長との関係からこの場合には、支持腕64Aは+Y軸方向と−Y軸方向に交互に略剛体振動する。この支持腕64Aの不要な弾性振動が持つ弾性エネルギーに対して、支持腕64Aの質量が大きい程、支持腕64AのY軸方向の変位は小さくなる。従って、支持腕64Aを設けることによって小さくなった、不要な振動に起因する変位を有する部分に固定部を設けるので、振動素子4Aよりも効果的に振動漏れを抑圧することができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の振動子の第3実施形態について説明する。
図13は、本発明の第3実施形態にかかる振動子の断面図である。
以下、第3実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる振動子は、台座の構成および振動素子と台座との接合方法が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図13に示す台座2Bは、凸部22Bが基体21の上面から突出する第1凸部23で構成されている。また、第1凸部23の上面に第1、第2接続電極511、521がY軸方向に並んで設けられている。振動素子4は、第1、第2導電性バンプ83、84を介して第1凸部23の上面に固定されている。第1導電性バンプ83は、第1接続電極511と第1電極端子73とに接触して設けられており、これらを電気的に接続している。一方、第2導電性バンプ84は、第2接続電極521と第2電極端子74とに接触して設けられており、これらを電気的に接続している。このように、第1、第2導電性バンプ83、84によって、第1、第2励振電極71、72と第1、第2外部実装電極515、525とが電気的に接続されるとともに、振動素子4と台座2との間に隙間(ギャップG)が確保される。第1、第2導電性バンプ83、84としては、特に限定されず、例えば、金バンプ、半田バンプ等の各種金属バンプや、樹脂製のコア上に金属配線を形成した樹脂バンプを用いることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の振動子の第4実施形態について説明する。
図14は、本発明の第4実施形態にかかる振動子の断面図である。
以下、第4実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態にかかる振動子は、台座および振動素子の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図14に示す台座2Cは、凸部22Cが基体21の上面から突出する第1凸部23で構成されている。また、第1凸部23の上面に第1、第2接続電極511、521がY軸方向に並んで設けられている。振動素子4Cは、基部61の下面から突出する凸部65Cを有している。この凸部65Cの下面には第1、第2電極端子73、74が設けられている。このような振動素子4Cは、凸部65Cにて、第1、第2導電性接合材81、82によって第1凸部23の上面に固定されている。第1導電性接合材81は、第1電極端子73と第1接続電極511とに接触しており、これらを電気的に接続している。一方、第2導電性接合材82は、第2電極端子74と第2接続電極521とに接触しており、これらを電気的に接続している。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の振動子の第5実施形態について説明する。
図15および図16は、それぞれ、本発明の第5実施形態にかかる振動子の断面図である。
以下、第5実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第5実施形態にかかる振動子は、台座の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図15および図16に示す台座2Dは、基体21Dが箱状を成しており、板状の底部211Dと、底部211Dの縁部から立設する枠状の側壁部212Dとを有している。そして、底部211Dの上面(内面)から凸部22が突出している。側壁部212Dの上面は、第1凸部23の上面と同じ高さである。また、側壁部212Dの上面には、第1、第2電極端子512、522が形成されている。このように、側壁部212Dの高さ(Z軸方向長さ)とパッケージ3の側壁部32の高さの和を所定の高さにすることで、一方の側壁のみを高くする必要がないので、製造が容易になる。なお、本実施形態では、側壁部212Dの上面が第1凸部23の上面と同じ高さであるが、側壁部212Dの高さはこれに限定されず、例えば、第2凸部24の上面と同じ高さとなっていてもよい。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の振動子の第6実施形態について説明する。
図17および図18は、それぞれ、本発明の第6実施形態にかかる振動子の断面図である。
以下、第6実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第6実施形態にかかる振動子は、台座およびパッケージの構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図17および図18に示す台座2Eは、基体21Eが箱状を成しており、板状の底部211Eと、底部211Eの縁部から立設する枠状の側壁部212Eとを有している。そして、底部211Eの上面(内面)から凸部22が突出している。側壁部212Eの上面は、第2凸部24の上面よりも高くなっている。また、側壁部212Eの上面には第1、第2電極端子512、522が形成されている。一方、パッケージ3Eは、板状をなしている。パッケージ3Eは、前述した第1実施形態から側壁部32を省略した構成となっているとも言える。このようなパッケージ3Eは、台座2Eの開口を覆うようにして台座2E、具体的には、側壁部212Eの上面に接合されている。
特に、図17のように、側壁部212Eの上面を振動素子4の上面よりも高くすることによって、パッケージ3Eが、XY平面内に複数並んだ状態の第1のウェーハと、台座2Eに第1、第2導電性接合材81、82を介して振動素子4を搭載したものが、XY平面内に複数並んだ状態の第2のウェーハと、を接着剤層やメタライズ層等の接合層9を介した接合(例えば特許文献2に記載の方法)や、陽極接合等の各種接合方法を用いて接合し、これをダイシング等によって個片化すれば、より安価な振動子1を製造することができる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の振動子の第7実施形態について説明する。
図19は、本発明の第7実施形態にかかる振動子の断面図である。
以下、第7実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第7実施形態にかかる振動子は、パッケージの構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図19に示すパッケージ3Fは、底部31の内面であって、振動腕62、63と対向する部分に凹部311Fを有している。この凹部311Fは、段差25と同様に、振動腕62、63がZ軸方向に撓んだ際の逃げ部として機能する。このように、振動腕62、63のZ軸方向両側に逃げ部を設けることにより、振動腕62、63と台座2およびパッケージ3との接触をより効果的に防止することができる。
また、第1凸部23の+Y軸方向端部と、凹部311Fの−Y軸方向端部は、Y軸方向に関して一致している必要はなく、振動素子4とのギャップG、G’の大きさによって個別に調整される。例えばギャップGがギャップG’よりも広い場合には、第1凸部23の+Y軸方向端部は、凹部311Fの−Y軸方向端部よりも−Y軸方向側に設け、逆に、ギャップGがギャップG’よりも狭い場合には、第1凸部23の+Y軸方向端部は、凹部311Fの−Y軸方向端部よりも+Y軸方向側に設けるとよい。こうすることで、振動腕62、63がZ軸方向に撓んだ際に台座2とパッケージ3Fと接触する振動腕62、63の位置が、上下面(±Z軸方向表面)で略等しくすることができるので、接触位置を、振動腕62、63が折れることなく、更に、欠けが発生しても屈曲振動周波数の変化が小さい所定の位置に制御することができる。
このような第7実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
2.発振器
次に、本発明の振動子を適用した発振器(本発明の発振器)について説明する。
図20は、本発明の発振器の好適な実施形態を示す断面図である。
図20に示す発振器100は、振動子1と、振動素子4を駆動するためのICチップ10とを有している。以下、発振器100について、前述した振動子との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図20に示すように、発振器100では、パッケージ3の上面にICチップ10が固定されている。ICチップ10は、振動素子4の駆動を制御するための発振回路を有している。ICチップ10によって振動素子4を駆動すると所定の周波数の信号を取り出すことができる。なお、図20の構成では、ICチップ10が収容空間S外に配置されている構成について説明したが、ICチップ10の配置は、特に限定されず、例えば、収容空間S内に配置されていてもよい。
3.電子機器
次に、本発明の振動子を適用した電子機器(本発明の電子機器)について説明する。
図21は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部2000を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動子1が内蔵されている。
図22は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部2000が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図23は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
なお、本発明の振動子を備える電子機器は、図21のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図22の携帯電話機、図23のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
4.移動体
次に、本発明の振動子を適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。
図24は、本発明の移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車1500には、振動子1が搭載されている。振動子1は、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、本発明の振動子、発振器、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
なお、前記実施形態では、振動素子として面内振動する音叉型の振動子について説明したが、振動素子としては、これに限定されず、例えば、ATカット水晶振動素子のような厚み滑り振動する振動素子であってもよい。
1…振動子 10…ICチップ 100…発振器 2、2B、2C、2D、2E…台座 21、21D、21E…基体 211D、211E…底部 212D、212E…側壁部 22、22B、22C…凸部 23…第1凸部 231…狭幅部 232…広幅部 233…テーパー部 24…第2凸部 25…段差 3、3E、3F…パッケージ 31…底部 311F…凹部 32…側壁部 321、322…突出部 4、4A、4C…振動素子 511…第1接続電極 512…第1電極端子 513…第1配線 514…第1貫通電極 515…第1外部実装電極 516…第1導電性接合材 521…第2接続電極 522…第2電極端子 523…第2配線 524…第2貫通電極 525…第2外部実装電極 526…第2導電性接合材 6、6A…水晶基板 61…基部 611…本体部 612…縮幅部 62…振動腕 621、622…主面 621a、622a…土手部 623、624…側面 625、626…溝 629…ハンマーヘッド 63…振動腕 631、632…主面 633、634…側面 635、636…溝 639…ハンマーヘッド 64A…支持腕 65C…凸部 71…第1励振電極 72…第2励振電極 73…第1電極端子 74…第2電極端子 81…第1導電性接合材 82…第2導電性接合材 83…第1導電性バンプ 84…第2導電性バンプ 9…接合層 1100…パーソナルコンピューター 1102…キーボード 1104…本体部 1106…表示ユニット 1200…携帯電話機 1202…操作ボタン 1204…受話口 1206…送話口 1300…ディジタルスチルカメラ 1302…ケース 1304…受光ユニット 1306…シャッターボタン 1308…メモリー 1312…ビデオ信号出力端子 1314…入出力端子 1430…テレビモニター 1440…パーソナルコンピューター 1500…自動車 2000…表示部 W1、W2、W3、l、l…幅 l、l…離間距離 D…厚さ D1、D2…深さ S…収容空間 G、G’…ギャップ

Claims (10)

  1. 基体と、前記基体から突出する凸部とが一体形成された第1基板と、
    前記凸部に固定され、第1励振電極および第2励振電極を備える振動素子と、
    前記振動素子を覆うように前記第1基板に接合されている第2基板と、を含み、
    前記凸部には、前記第1励振電極と電気的に接続されている第1接続電極と、前記第2励振電極と電気的に接続されている第2接続電極とが設けられ、
    前記基体には、前記第1接続電極と電気的に接続されている第1電極端子と、前記凸部に対して前記第1電極端子と反対側に位置し、前記第2接続電極と電気的に接続されている第2電極端子とが設けられていることを特徴とする振動子。
  2. 前記凸部は、前記基体から突出する第1凸部と、前記第1凸部から突出する第2凸部とを含み、前記第2凸部に前記第1接続電極および前記第2接続電極がそれぞれ設けられており、
    前記振動素子は、前記第2凸部に固定されている請求項1に記載の振動子。
  3. 前記振動素子は、バンプを介して前記凸部に固定されている請求項1に記載の振動子。
  4. 前記振動素子は、基部と、前記基部から並んで延出している一対の振動腕とを含み、前記基部にて前記凸部に固定されており、
    前記振動素子の平面視にて、前記一対の振動腕の先端部は、それぞれ、前記凸部の外側に位置している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動子。
  5. 前記基部は、前記一対の振動腕の間に延出している支持腕を含み、前記支持腕にて前記凸部に固定されている請求項4に記載の振動子。
  6. 前記凸部は、前記振動素子と前記基部の平面視にて、前記基部と重なる位置を含んで設けられ、前記一対の振動腕の間に内包されている狭幅部と、前記一対の振動腕と重なる位置を含んで設けられ、前記一対の振動腕を内包する広幅部と、を有している請求項5に記載の振動子。
  7. 前記第2基板には、前記第1電極端子と電気的に接続されている第1貫通電極と、前記第2電極端子と電気的に接続されている第2貫通電極とが設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動子。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動子と、
    前記振動素子と電気的に接続されている発振回路と、を備えていることを特徴とする発振器。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動子を備えていることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動子を備えていることを特徴とする移動体。
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