JP2014179905A - 投射装置、可視光通信方法およびプログラム - Google Patents

投射装置、可視光通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投影に影響を与えることなく、また、可視光通信を行うための処理やその他の操作および準備を余計に要することなく、可視光通信を可能にする。
【解決手段】投射装置は、光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投射装置、可視光通信方法およびプログラムに関する。
従来技術として、セキュリティの観点から、端末の位置情報や時間情報に基づき、ある特定の位置または時間帯のみ、コンテンツを端末で閲覧および編集できるようにする技術が既に知られている。
たとえば特許文献1では、ライセンス管理サーバがコンテンツのコピーデータに関して、予め登録された位置情報に基づいてコンテンツのコピーデータを暗号化し、ユーザ端末がコンテンツのコピーデータの使用時に、位置情報から動的にコンテンツのコピーデータを復号する復号鍵を生成して、コンテンツのコピーデータを復号する。
また、特許文献2では、コンテンツの提供者が所有する提供者端末の現在位置と、コンテンツを閲覧しようとする閲覧者が所有する閲覧者端末の現在位置とに応じて、コンテンツに挿入されているプライバシ情報を動的に隠蔽している。
ところで、従来において、目に見える波長領域の光(波長範囲:約380nm〜780nm)を無線通信に用いる可視光通信という技術が存在する。可視光通信には、到達範囲が見える、発信源が容易に特定できる、既存の光源を用いるので製品の外観を損なわない、人体にとって無害、電波法の規制にならない等の特徴がある。
また、近年では、蛍光灯などの照明と比べ長寿命、小型および低消費電力といった特性を持つLED(発光ダイオード)を照明光源として利用されるケースが増えてきている。LEDは、高速な点滅が可能であるため、可視光通信のデータ送信手段として利用することが可能でなる。たとえば特許文献3には、可視光通信を行う照明器具の下にコンピュータが配置された構成を備え、コンピュータが照明器具から送信された解読キー情報を受信することで、暗号化メッセージを解読する通信システムが開示されている。
しかしながら、LED照明を用いた位置情報に基づくコンテンツ管理では、LED照明が消灯している場合、可視光通信が行われず受信機が情報を取得できないという問題がある。
たとえば、LED照明を点灯させたままプロジェクタから投影すると投影面が見づらいために、プロジェクタ投影時は照明を消す場合がある。そのため、プロジェクタを投影中に入室したユーザの端末では、LED照明が消灯していて位置情報を取得することができないという問題が存在する。そのような問題の解決策として、プロジェクタが投影している投影面の反射光を用いて可視光通信を行うことが考えられるが、投影画像に可視光通信情報を重畳すると、重畳された情報によって投影画像がちらつき、その結果、投影画像の品質が劣化する可能性がある。また、投影する画像が黒色を多く含む場合には可視光通信するために白色フレームを挿入しなければならない等、可視光通信を行うための処理やその他の操作および準備が余計に必要になるという問題も存在する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、投影に影響を与えることなく、また、可視光通信を行うための処理やその他の操作および準備を余計に要することなく、可視光通信を可能にする投射装置、可視光通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる投射装置は、光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる可視光通信方法は、光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、を備えた投射装置を用いた可視光通信方法であって、第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる第1ステップと、外部から入力された第2画像データを投射する際、前記送信データに応じた前記光源の点滅を禁止する第2ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、を備えた投射装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる第1処理と、外部から入力された第2画像データを投射する際、前記送信データに応じた前記光源の点滅を禁止する第2処理と、を前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、投影に影響を与えることなく、また、可視光通信を行うための処理やその他の操作および準備を余計に要することなく、可視光通信を可能にする投射装置、可視光通信方法およびプログラムを実現することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる投射装置としてのプロジェクタ装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態にかかるプロジェクタ装置の投影面の反射光を用いた可視光通信について説明するための図である。 図3は、図1に示すシステムコントロール部による投影データの切り換えを説明するための図である。 図4は、本実施形態にかかるプロジェクタ装置の設定画面時の投射画像に可視光通信データを重畳した際の動作を説明するための図である。 図5は、本実施形態にかかる投射動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態によるプロジェクタ装置が実行する可視光通信動作を含む投射動作の一例を示すタイミングチャートである。 図7は、本発明の一実施形態にかかるプロジェクタ装置の変形例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
以下、本発明の一実施形態にかかる投射装置、可視光通信方法およびプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる投射装置としてのプロジェクタ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクタ装置100は、システムコントロール部101(MPU)101と、画像処理回路102と、投射デバイス103と、LED駆動回路104と、LED光源105と、ファン駆動回路106と、冷却ファン107と、電源回路108と、操作部109と、メインスイッチ(SW)110と、投射レンズ111と、映像入力部112とを備えている。
電源回路108は、外部の商用電源のコンセントに接続される電源コードを含む。この電源回路108は、電源コードを介して受給した商用電源の電圧及び周波数をプロジェクタ装置100の内部回路用の電圧及び周波数に変換し、システムコントロール部101、冷却ファン107、LED光源105、投射デバイス103等へ給電する。
システムコントロール部101は、ROM1011、RAM1012等を内蔵したMPU(Micro Processing Unit)であって制御手段として機能する。ROM1011には、後述する処理を実行するための制御プログラムおよび定数等が予め記憶されている。RAM1012は、システムコントロール部101による制御プログラムの実行中に発生する種々のデータを一時的に記憶するために使用される。
メインスイッチ110は、ユーザがこのプロジェクタ装置100を稼働状態にさせ(オン操作)、また、稼働状態から非稼働状態にする(オフ操作)ために使用される。具体的には、電源回路108が電源コードを介して商用電源と接続している場合には、電源回路108は常に稼働状態にある。
そこで、メインスイッチ110がオン操作(電源オン)されると、電源回路108からプロジェクタ装置100全体への給電が開始される。従って、電源コードが商用電源のコンセントに接続されている状態でメインスイッチ110がオン操作されると、まず、システムコントロール部101がROM1011に予め記憶されている制御プログラムに従って起動し、LED駆動回路104に制御信号を与えてLED光源105を点灯させる。また、システムコントロール部101は、ファン駆動回路106に制御信号を与えて冷却ファン107を所定の定格回転数で回転させる。さらに、電源回路108からの給電が開始されると、投射デバイス103が画像表示可能状態になり、さらに他の種々の構成要素への給電が開始される。
また、プロジェクタ装置100が稼働状態である場合にメインスイッチ110がオフ操作(電源オフ)された場合には、システムコントロール部101がそれを検知してLED駆動回路104へ制御信号を与えてLED光源105を消灯させる。その後、オフ操作から所定時間が経過すると、システムコントロール部101はファン駆動回路106へ制御信号を与えて冷却ファン107を停止させ、自身で自身の制御処理を終了させると共に、最後に電源回路108へ指示を与えて給電を停止させる。
操作部109は、ユーザによるプロジェクタ装置100の電源のオン/オフ以外の操作の指示を受け付ける手段であり、所定の配列で配置された種々のキー、ボタン等を備える。ユーザは、操作部109を操作することで、たとえば投射画像の大きさの調整、色調調整、ピント調整、キーストン調整等を行うことができる。この操作部109が受け付けた指示は、システムコントロール部101に与えられる。
映像入力部112は、外部から入力された画像データ(以下、コンテンツデータ(第2画像データ)という)を、システムコントロール部101の制御にしたがって画像処理回路102へ入力する。以下、コンテンツデータによって投射される画像と他の画像データによって投射される画像とを区別するために、コンテンツデータによる画像をユーザ画像という。画像処理回路102は、入力されたコンテンツデータから投影用の画像信号を生成し、生成した画像信号を投射デバイス103に入力する。
投射デバイス103は、画像信号を光変調する空間光変調素子を備えており、入力された画像信号に基づいて各画素に対応する空間光変調素子を制御する。その結果、投射デバイス103の各空間光変調素子による空間光変調は、画像処理回路102によって処理された画像信号に応じた状態になる。
このような投射デバイス103の空間光変調素子へLED光源105からの光が投射されると、この光が空間光変調素子によって空間光変調され、画像信号に対応した光となって投射レンズ111を通じて外部へ投射される。その結果、LED光源105からの光が投射画像としてスクリーンS上に投影される。
また、本実施形態によるプロジェクタ装置100は、LED駆動回路104によってLED光源105を高速(目に見えない程度の速さ)にオン/オフすることで、投射画像に可視光通信で送信する送信データ(可視光通信データ)を重畳する。これにより、スクリーンS上に可視光通信データが重畳された投射画像が投影される。
可視光通信で送信する可視光通信データとしては、プロジェクタ装置100の設置位置情報や、プロジェクタ装置100へ各種設定や画像データの入力を行う情報処理装置(パーソナルコンピュータやサーバ等)の設置位置情報や、プロジェクタ装置100を用いた空間(会議室や教室等)の位置情報などの位置情報の他、会議等に参加できるユーザのセキュリティレベルの情報や、会議等への参加を許可するユーザの情報(名前、アドレス、所属等)や、プロジェクタ装置100から投影する画像のファイルなどであってもよい。
図2は、プロジェクタ装置100の投影面の反射光を用いた可視光通信について説明するための図である。図2において、プロジェクタ装置100から投射された投射画像は、スクリーンS上に投影される。そのとき、投射画像に可視光通信データ(LED光源105のオン/オフ)が重畳されていれば、可視光通信可能な受信機端末は、スクリーンSで反射した可視光通信データを受信する。受信機端末としては、たとえばノートPC181やスマートフォン182や携帯電話機183など、ポータブルな端末装置が挙げられる。これにより、ユーザは、プロジェクタ装置100からスクリーンS上に投影された画像を見ながら、受信機端末により可視光通信データを受信することが可能となる。
ただし、投射画像に可視光通信データ(LED光源105のオン/オフ)を重畳した場合、スクリーンS上の投射画像がちらつくなど、画質が劣化する可能性がある。また、投影する画像が黒色を多く含む場合、可視光通信するために白色を挿入する等、画像データに対する加工処理が必要となり、処理時間が増加すると共に、投影された画像が実際の色と異なってしまう場合がある。
そこで本実施形態では、図3に示すように、LED光源105が点灯しているときで、且つ、映像入力部112へのコンテンツデータ11の入力があるときは、プロジェクタ装置100のシステムコントロール部101は、コンテンツデータ11を投影する画像データ(以下、投影データ31という)として画像処理回路102に入力する。また、LED光源105が点灯しており、且つ、コンテンツデータ11の入力がない状態では、システムコントロール部101は、可視光通信データを重畳する対象となる画像データ(以下、内部画像データ(第1画像データ)21という)を投影データ31として画像処理回路102に入力する。これは、起動画面や待機画面や設定画面などで投射するデフォルト画像は、ユーザ画像に比べ、ちらつきや白がかることに対する許容が大きいと考えられるためである。
画像処理装置102へ入力する投影データ31の選択は、システムコントロール部101によって実行される。システムコントロール部101は、映像入力部112を介してのコンテンツデータ11の入力があるか否かを判定し、入力がある場合、コンテンツデータ11を投影データ31として処理するように画像処理装置102を制御すると共に、LED駆動回路104を制御してLED光源105を通常点灯させる。一方、コンテンツデータ11の入力がない場合であって重畳すべき可視光通信データがある場合、システムコントロール部101は、内部画像データ21を投影データ31として処理するように画像処理回路102を制御すると共に、LED駆動回路104を制御することで、投射画像に可視光通信データが重畳されるようにLED光源105を点滅させる。
図4は、プロジェクタ装置100の設定画面時の投射画像に可視光通信データを重畳した際の動作を説明するための図である。図4に示すように、プロジェクタ装置100に対する各種設定を入力するための設定画面21sを投影している最中は、ユーザ画像を投影しているときと比べて、画像がちらつく、明るく見える等の多少の画質劣化があったとしても、ユーザによって許容される可能性が高い。そのため、設定画面21sに対して可視光通信データを重畳し、スクリーンSに投影する。
また、図4に示す設定画面21aの他、たとえばプロジェクタ装置100の電源起動時(メインスイッチ110をオンした際)に投影される起動画面や、シャットダウン時(メインスイッチ110をオフした際)に投影されるシャットダウン画面や、外部信号(コンテンツデータ11等)の入力を待機する待機画面なども、画像がちらつく、明るく見える等の画質劣化に対するユーザの許容可能性が高いため、これらの画像に対して、可視光通信データを重畳してもよい。これらの内部画像データ21は、プロジェクタ装置100におけるHDDやROMやRAMなどの記録部に予め保持されており、適宜システムコントロール部101によって読み出されて画像処理回路102へ入力される。ただし、これに限らず、サーバなどの外部から内部画像データ21が映像入力部112を介して入力されてもよい。その場合、システムコントロール部101は、映像入力部112に入力された画像データがコンテンツデータ11であるか内部画像データ21であるかを判定する。この判定は、ファイル名を用いて行われてもよいし、その他、画像ファイルに付加されている属性情報を用いて行われてもよい。
つづいて、本実施形態によるプロジェクタ装置100が実行する可視光通信動作を含む投射動作について、図面を用いて詳細に説明する。図5は、本実施形態にかかる投射動作の一例を示すフローチャートである。なお、図5には、システムコントロール部101が実行する動作を示す。なお、以下の動作において、画像に重畳させるべき可視光通信データがなければ、システムコントロール部101はLED駆動回路104を制御してLED光源105を点滅させる動作を行わなくてもよい。
図5に示すように、投射動作では、システムコントロール部101は、まず、メインスイッチ110がオン(電源投入)される(ステップS101)と、起動処理を実行する。起動処理中では、システムコントロール部101は、画像処理回路102へ起動時に表示する内部画像データ21(起動画面)を入力すると共に、LED駆動回路104を制御することで、起動画面に可視光通信データ(位置情報等)が重畳されるようにLED光源105を点滅させる(ステップS102)。
起動処理が完了すると、システムコントロール部101は、投影用のコンテンツデータ11を含む外部信号が映像入力部112を介して入力されているか否かを判定し(ステップS103)、入力されていない場合(ステップS103;NO)、ユーザによって各種設定機能が呼び出されているか否かを判定する(ステップS104)。なお、ユーザによる各種設定機能の呼び出しは、たとえばプロジェクタ装置100の筐体外側やリモートコントローラ等に設けられたボタンの押下によって行われてもよい。
設定機能が呼び出されると(ステップS104;YES)、システムコントロール部101は、画像処理回路102へ機能設定時に表示する内部画像データ21(設定画面)を入力すると共に、LED駆動回路104を制御することで、設定画面に可視光通信データ(位置情報等)が重畳されるようにLED光源105を点滅させる(ステップS103)。その後、システムコントロール部101は、ユーザによって設定画面からの復帰が指示され次第、ステップS103へリターンする。
また、設定機能104が呼び出されていない場合(ステップS104;NO)、システムコントロール部101は、ユーザによってシャットダウンが指示されたか否かを判定する(ステップS105)。なお、ユーザによるシャットダウンの指示は、たとえばプロジェクタ装置100の筐体外側に設けられたメインスイッチ110やリモートコントローラ等に設けられた電源ボタンを押下することによって行われてもよい。
以上の判定処理から、外部信号の入力がなく(ステップS103;NO)、設定機能の呼び出しがなく(ステップS104;NO)、シャットダウンが指示されていない場合(ステップS106;NO)、システムコントロール部101は、画像処理回路102へ待機時に表示する内部画像データ21(待機画面)を入力すると共に、LED駆動回路104を制御することで、待機画面に可視光通信データ(位置情報等)が重畳されるようにLED光源105を点滅させる(ステップS107)。その後、システムコントロール部101は、ステップS103へリターンする。
一方、シャットダウンが指示されていると(ステップS106;YES)、システムコントロール部101は、画像処理回路102へシャットダウン時に表示する内部画像データ21(シャットダウン画面)を入力すると共に、LED駆動回路104を制御することで、シャットダウン画面に可視光通信データ(位置情報等)が重畳されるようにLED光源105を点滅させ(ステップS108)、その後、本動作を終了する。
また、ステップS103の判定の結果、外部信号(コンテンツデータ11)が入力されている場合(ステップS103;YES)、システムコントロール部101は、ユーザ画像投射中の可視光通信が許可されているか否かを判定する(ステップS109)。ユーザ画像投射中の可視光通信の許可は、たとえばユーザが設定画面から設定できるように構成されてもよいし、動画と静止画、画素の明るさなど、投影される画像が劣化してもよいと判断可能な場合に画像データの種類や画像の傾向に応じてシステムコントロール部101が自動的に判別して設定するように構成されてもよい。また、初期設定では、ユーザ画像投射中の可視光通信が禁止されていてもよい。
ユーザ画像投射中の可視光通信が許可されていない場合(ステップS109;NO)、システムコントロール部101は、画像処理回路102へコンテンツデータ11を入力することでコンテンツデータ11によるユーザ画像を投射し(ステップS110)、その後、ステップS103へリターンする。一方、ユーザ画像投影中の可視光通信が許可されている場合(ステップS109;YES)、システムコントロール部101は、画像処理回路102へコンテンツデータ11を入力すると共に、LED駆動回路104を制御することで、ユーザ画像に可視光通信データ(位置情報等)が重畳されるようにLED光源105を点滅させ(ステップS111)、その後、ステップS103へリターンする。
以上のように、LED光源105が点灯していて、且つ、コンテンツデータ11を含む外部信号の入力がない状態など、ユーザが入力した投影画像に比べちらつきや明るくなることが許容される場合では、可視光通信データを重畳した画像を投影する。
つぎに、図5に示すプロジェクタ装置100の動作の一例を、タイミングチャートを用いて説明する。図6は、本実施形態によるプロジェクタ装置100が実行する可視光通信動作を含む投射動作の一例を示すタイミングチャートである。なお、図6および以下の説明では、簡略化のため、ユーザ画像投影時の可視光通信が禁止されている場合を例示する。
図6に示すように、プロジェクタ装置100のメインスイッチ110が押下されて電源がオンされると、プロジェクタ装置100は起動画面を投射する(ステップS1)。この期間(S1)では、起動画面に可視光通信データが重畳される。起動処理が終了すると、プロジェクタ装置100は、映像入力部112を介して外部信号(コンテンツデータ11)が入力されるまでの間、可視光通信データが重畳された待機画面を投射する(ステップS2)。その後、コンテンツデータ11を含む外部信号が入力されると、プロジェクタ装置100は、コンテンツデータ11によるユーザ画像を投射する(ステップS3)。また、プロジェクタ装置100は、ユーザより設定機能が呼び出されると、可視光通信データを重畳しつつ設定画面を投射する(ステップS4)。その後、メインスイッチ110が押下されてシャットダウンが指示されると、プロジェクタ装置100は、シャットダウン画面を投射する(ステップS5)。シャットダウン画面には、可視光通信データが重畳されてもよい。
また、図7に示すように、プロジェクタ装置100には、ユーザ画像を投影している期間、ユーザが任意のタイミングで容易に可視光通信を許可するために、プロジェクタ装置100の筐体外側に、可視光通信許可用のスイッチ113が設けられてもよい。また、スイッチ113は、プロジェクタ装置100のリモートコントローラ等に設けられてもよい。このスイッチ113は、いわゆるメカニカルスイッチであってもよい。スイッチ113が押下された場合、システムコントロール部101は、予め定められた一定時間、もしくは送信すべき可視光通信データの大きさに応じた期間、ユーザ画像に可視光通信データを重畳して投影するように動作してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクタ装置100のLED光源105は点灯しているが、ユーザ画像を投影しなくてもよい期間中、可視光通信を行う。具体的には、コンテンツデータ11の入力がないときやコンテンツデータ11の入力ソースをスキャンしているとき(待機画面)、ユーザが各種設定を行うための設定機能を呼び出しているとき(設定画面(メニュー画面))、電源起動時(起動画面)、シャットダウン時(シャットダウン画面)などを投射しているときに、可視光通信を行う。これにより、ユーザ画像の投影に影響を与えることなく、また、可視光通信を行うための処理やその他の操作および準備を余計に要することなく、可視光通信が可能な投射装置、可視光通信方法およびプログラムを実現することが可能となる。
また、ユーザからのコンテンツデータ11の入力があったとしても、投影される画像が劣化してもよいと判断できる場合には、プロジェクタ装置100の設定により投影画像に可視光通信データを重畳してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100 プロジェクタ装置
101 システムコントロール部
102 画像処理回路
103 投射デバイス
104 LED駆動回路
105 LED光源
106 ファン駆動回路
107 冷却ファン
108 電源回路
109 操作部
110 メインスイッチ
111 投射レンズ
112 映像入力部
113 スイッチ
特開2009−135722号公報 特開2009−009305号公報 特表2002−530968号公報 特開2010−128133号公報

Claims (8)

  1. 光を放射する光源と、
    前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、
    投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、
    送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、
    第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる制御部と、
    を備えることを特徴とする投射装置。
  2. 前記第1画像データは、起動画面、待機画面、設定画面、シャットダウン画面のうち少なくとも1つの画像データであることを特徴とする請求項1に記載の投射装置。
  3. 前記第1画像データを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記第1画像データは、内部データであることを特徴とする請求項1または2に記載の投射装置。
  4. 外部から投射対象の第2画像データを入力する入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2画像データを投射する際、前記送信データに応じた前記光源の点滅を禁止することを特徴とする請求項1に記載の投射装置。
  5. 前記第2画像データを投射する際、前記送信データの送信を許可する可視光通信許可受付部をさらに備え、
    前記制御部は、前記可視光通信許可受付部によって前記第2画像データを投射中の可視光通信の許可を受け付けた場合、前記第2画像データの投射中に前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させることを特徴とする請求項4に記載の投射装置。
  6. 前記可視光通信許可受付部は、外部筐体に設けられたスイッチであることを特徴とする請求項5に記載の投射装置。
  7. 光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、を備えた投射装置を用いた可視光通信方法であって、
    第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる第1ステップと、
    外部から入力された第2画像データを投射する際、前記送信データに応じた前記光源の点滅を禁止する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする可視光通信方法。
  8. 光を放射する光源と、前記光源から放射された光を画像信号に応じて空間光変調する投射デバイスと、投射対象の画像データから前記画像信号を生成する画像処理部と、送信データに応じて前記光源を点滅させる駆動部と、を備えた投射装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    第1画像データを投射する際、前記送信データに応じて前記駆動部を制御して前記光源を点滅させる第1処理と、
    外部から入力された第2画像データを投射する際、前記送信データに応じた前記光源の点滅を禁止する第2処理と、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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