JP2014177899A - 車両のパワーユニット - Google Patents

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勇人 前原
Satoru Ino
悟 伊能
Masaya Asada
雅也 浅田
Takamori Shirasuna
貴盛 白砂
Eisuke Kajiwara
詠介 梶原
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Abstract

【課題】エンジンと多段変速機とが一体に備えられたパワーユニットにおいて、エンジンブレーキをかけた際、そのときに選択されている変速段のレシオにかかわらずエンジンブレーキを従来より弱めるようにするとともに、エンジンブレーキ時の発電量を従来技術同等に確保しやすくする。
【解決手段】クランク軸(54)によって回転されるACG(40)と、クランク軸(54)の回転を減速させながら伝達する一次減速ギヤ系(1G)と、一次減速ギヤ系(1G)からの回転入力を変速しながら出力軸(61)にて出力する変速機(60)とを備え、クランク軸(54)と変速機(60)との間に、クランク軸(54)側が変速機(60)入力側よりも高速で回転する際に接続されるワンウェイクラッチ(OW)が設けられ、ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側にACG(40)が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のパワーユニットに関するものである。
従来、車両のパワーユニットとして、例えば特許文献1に見られるように、エンジンと多段変速機とが一体的に備えられ、エンジンの駆動力が、クランク軸、変速機メイン軸、カウンタ軸と減速されながら伝達されて後輪を駆動するドライブスプロケットへと伝えられるものが知られている。
この従来のパワーユニットにおいては、クランク軸に一体的にACGが設けられ、クランク軸の回転中はACGによって発電がなされる。
特許第4994285号公報
従来の車両のパワーユニットでは、加速状態あるいは定常走行状態からアクセルスロットルを閉じてエンジンブレーキをかけた場合、そのときに選択されている変速段のレシオに応じたエンジンブレーキがかかる。そのため、エンジンブレーキ時の変速段がローギア寄りであると、ハイギヤ寄りの場合に比べてエンジンブレーキが強くかかる。しかし、運転者によっては、エンジンブレーキのかかりが弱い方を好む場合がある。
エンジンブレーキのかかりを弱めるには、例えば、クランク軸から駆動輪までの動力伝達系の途中にワンウェイクラッチを介設して、エンジンブレーキ時のクランク軸の回転を落とす方法が考えられる。しかしながら、そのようにすると、従来技術において、ACGはクランク軸と一体的に設けられているため、ワンウェイクラッチが切れてクランク軸の回転が落ちると、クランク軸と一緒にACGの回転も落ちてしまう。そのため、エンジンブレーキ時の発電量が低くなるという問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、エンジンと多段変速機とが一体に備えられたパワーユニットにおいて、エンジンブレーキをかけた際、そのときに選択されている変速段のレシオにかかわらずエンジンブレーキを従来より弱めるようにするとともに、エンジンブレーキ時の発電量を従来技術同等に確保しやすくすることである。
上記課題を解決するために本発明の車両のパワーユニットは、
クランク軸(54)と、このクランク軸(54)によって回転されるACG(40)と、前記クランク軸(54)の回転を減速させながら伝達する一次減速ギヤ系(1G)と、この一次減速ギヤ系(1G)からの回転入力を変速しながら出力軸(61)にて出力する変速機(60)と、を備える車両のパワーユニットにおいて、
前記クランク軸(54)と変速機(60)との間に、クランク軸(54)側が変速機(60)入力側よりも高速で回転する際に接続されるワンウェイクラッチ(OW)が設けられ、
当該ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側に前記ACG(40)が設けられることを特徴とする。
この車両のパワーユニットによれば、加速状態あるいは定常走行状態のときには、クランク軸(54)の回転が、ワンウェイクラッチ(OW)の接続によって、当該ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側に伝わり、従来同様、駆動力が出力軸(61)に伝達されるとともにACG(40)も回転する。
一方、加速状態あるいは定常走行状態からアクセルスロットルを閉じてエンジンブレーキをかけたときには、ワンウェイクラッチ(OW)が切れることで、クランク軸(54)の回転が、ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側の回転から切り離され、エンジンブレーキのききが弱まることとなる。ここで、ACG(40)は、ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側に設けられているので、当該ACG(40)の発電抵抗によってエンジンブレーキに類するブレーキ作用を発生するとともに、当該ACG(40)の回転によって、エンジンブレーキ中の発電量を容易に確保することが可能となる。
この車両のパワーユニットにおいては、
前記クランク軸(54)と同軸、かつ、別体に中間軸(70)が設けられ、
当該中間軸(70)に、前記一次減速ギヤ系(1G)の駆動ギヤ(g1)と、前記ACG(40)とが設けられる構成とすることができる。
このように構成すると、クランク軸(54)と、一次減速ギヤ系(1G)の駆動ギヤ(g1)とACG(40)とが設けられる中間軸(70)と、が同軸に配置されることで、パワーユニットの前後長サイズが大きくなることを抑えることができる。
この車両のパワーユニットにおいては、
前記中間軸(70)上には、前記ワンウェイクラッチ(OW)側に駆動ギヤ(g1)、その反対側にACG(40)が配され、
前記駆動ギヤ(g1)で回動される被動ギヤ(g2)と一体にクラッチ(80)が設けられ、
当該クラッチ(80)は、軸方向に関し、前記ワンウェイクラッチ(OW)と前記ACG(40)との間に配される構成とすることができる。
このように構成すると、前記ワンウェイクラッチ(OW)に対して、ACG(40)とクラッチ(80)とを軸方向で同一側に配しながら、軸方向の長さを極力コンパクトに抑えることができる。
この車両のパワーユニットにおいては、
前記中間軸(70)は、その内部に軸方向に延びる中間軸側オイル孔(71)を有しているとともに、前記ACG(40)側の軸端部(72)がパワーユニットケース(51c)に設けられたオイル供給ボス(51b)まで延び、
前記クランク軸(54)は、中間軸(70)側の端部(54b)が中間軸(70)の端部(73)と印籠嵌合し、この嵌合部において前記中間軸側オイル孔(71)と連通するクランク軸側オイル孔(54p)を有している構成とすることができる。
このように構成すると、クランク軸(54)と中間軸(70)とを別体にしたにもかかわらず、オイルを中間軸(70)を通してクランク軸(54)側まで供給することが可能となる。
この車両のパワーユニットにおいては、
前記クラッチ(80)は、クラッチアウタ(81)と、クランチインナ(82)と、前記クラッチアウタ(81)と前記クラッチインナ(82)との間に配されるクラッチ板(83)と、クラッチ板(83)による動力伝達を切断するように軸方向に移動するリフター部材(84)と、を有し、
前記中間軸(70)の中間軸側オイル孔(71)の途中には、前記クラッチインナ(82)と前記ACG(40)との間で、前記リフター部材(84)と軸方向で重なる位置に、遠心式のオイルフィルタ(90)が設けられる構成とすることができる。
このように構成すると、オイルフィルタ(90)もコンパクトに配置することができ、中間軸側のパワーユニットのサイズを極力抑えることができる。
この車両のパワーユニットにおいては、
前記オイルフィルタ(90)は、その内部にオイルが満たされるとともに雌ネジが切られたボス(92)を有するロータカップ(91)と、このロータカップ(91)を閉塞するカバー(93)とを備え、
前記ACG(40)のロータ(41)はカップ状であるとともに、そのカップの底部にボルト通し穴(42)を有し、
ACG(40)側から前記ボルト通し穴(42)に通したボルト(43)を前記雌ネジに結合させることで、ACG(40)のロータ(41)と前記オイルフィルタ(90)のロータカップ(91)とを締結固定した構成とすることができる。
このように構成すると、ACG(40)のカップ状ロータ(41)の底部からオイルフィルタ(90)側に向かってボルト(43)が設けられるため、ボルト(43)の頭部(43h)がカップ状ロータ(41)内に収容されるとともに、このボルト(43)で、ACG(40)のロータ(41)とオイルフィルタ(90)のカバー(93)とロータカップ(91)とが締結固定されるため、中間軸(70)の軸方向サイズをさらに抑えることができる。
この車両のパワーユニットにおいては、
吸気系にキャブレター(30)が設けられている構成とすることができる。
この車両のパワーユニットによると、エンジンブレーキ時のエンジン回転数の上昇を抑制できるため、キャブレター(30)を用いているにもかかわらず、エンジンブレーキ時の燃料噴射量を抑制することができる。
本発明に係る車両のパワーユニットの一実施の形態が搭載された車両の一例としての自動二輪車の側面図。 パワーユニットの一実施の形態の断面図。 図2の部分拡大図。
以下、本発明に係る車両のパワーユニットの実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1は、本発明に係る車両のパワーユニットの一実施の形態が搭載された車両の一例としての自動二輪車である。
この自動二輪車は、車体フレーム10を備えている。
車体フレーム10は、前輪WFを軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、メインフレーム14の後端部に連設されるピボットプレート15と、前記メインフレーム14よりも下方で前記ヘッドパイプ13に連設されるとともにメインフレーム14よりも急角度で後下がりに延びる左右一対のダウンフレーム16と、それらのダウンフレーム16の下端部に設けられるエンジンハンガ17と、前記メインフレーム14の後部から後上がりに延びるシートレール19と、前記ピボットプレート15および前記シートレール19間を連結するリヤフレーム20とを備えている。
前記エンジンハンガ17および前記ピボットプレート15にはパワーユニットPUが搭載されている。
このパワーユニットPUは、エンジン50と多段変速機60とが一体的に備えられている。
エンジン50は、クランクケース51と、該クランクケース51の前側上部に結合されて上方に立ち上がるシリンダブロック52と、該シリンダブロック52の上端に結合されるシリンダヘッド53とを備える。
パワーユニットPUの上方で前記メインフレーム14には燃料タンク27が搭載されており、この燃料タンク27の後方に配置される乗車用シート28が前記シートレール19で支持される。
エンジン50におけるシリンダヘッド53の後部側面に下流端が接続される吸気管29の上流端はキャブレター30に接続され、そのキャブレター30は、乗車用シート28の前部下方に配置されるエアクリーナ31に接続される。
シリンダヘッド53の前部側面に接続された排気管32は、パワーユニットPUの下方を通って後方に延出され、後輪WRの右側に配置された排気マフラー33に接続される。
前記ピボットプレート15には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム34の前端部がピボット軸35を介して揺動可能に支承されており、車体フレーム10におけるシートレール19およびリヤフレーム20の連設部と、前記スイングアーム34の後端との間にはリヤクッション36が伸縮自在に設けられる。
パワーユニットPUから出力される回転動力は、無端状のチェーン37を有する伝動手段38によって前記後輪WRに伝達される。
図2はパワーユニットPUの断面図、図3は図2の部分拡大図である。
これらの図に示すように、このパワーユニットPUは、クランク軸54と、このクランク軸54によって回転されるACG40と、クランク軸54の回転を減速させながら駆動力伝達系下流の変速機60の入力側62に伝達する一次減速ギヤ系1Gと、この一次減速ギヤ系1Gからの回転入力を変速しながら出力軸61にて出力する変速機60と、を備えている。
クランク軸54と変速機60との間には、クランク軸54側が変速機60の入力側62よりも高速で回転する際に接続されるワンウェイクラッチOWが設けられ、ワンウェイクラッチOWよりも駆動力伝達系下流の変速機60の入力側62にACG40が設けられている。
このパワーユニットPUによれば、加速状態あるいは定常走行状態のときには、クランク軸54の回転が、ワンウェイクラッチOWの接続によって、当該ワンウェイクラッチOWよりも駆動力伝達系下流の変速機60の入力側62に伝わり、従来同様、駆動力が出力軸61に伝達されるとともにACG40も回転する。
一方、加速状態あるいは定常走行状態からアクセルスロットルを閉じてエンジンブレーキをかけたときには、ワンウェイクラッチOWが切れることで、クランク軸54の回転が、ワンウェイクラッチOWよりも駆動力伝達系下流の変速機60の入力側62の回転から切り離され、エンジンブレーキのききが弱まることとなる。また、パワーユニットPUには、前述したように、吸気系にキャブレター30が設けられているので、エンジンブレーキ時のクランク軸54の回転数の上昇を抑制することによって、キャブレター30を用いているにもかかわらず、エンジンブレーキ時の燃料噴射量を抑制することができる。
他方、ACG40は、ワンウェイクラッチOWよりも駆動力伝達系下流の変速機入力側62に設けられているので、加速状態あるいは定常走行状態からアクセルスロットルを閉じてエンジンブレーキをかけたときでも、そのときに選択されている変速段のレシオに応じて回転し、当該ACG40の発電抵抗によってエンジンブレーキに類するブレーキ作用を発生するとともに、当該ACG40の回転によって、エンジンブレーキ中の発電量を容易に確保することが可能となる。
このパワーユニットPUにおいては、クランク軸54と同軸、かつ、別体に中間軸70が設けられ、この中間軸70に、一次減速ギヤ系1Gの駆動ギヤg1と、ACG40とが設けられている。
このように構成すると、クランク軸54と、一次減速ギヤ系1Gの駆動ギヤg1とACG40とが設けられる中間軸70と、が同軸に配置されることで、パワーユニットPUの前後長サイズ(図2において上下方向の長さ)が大きくなることを抑えることができる。
中間軸70上には、ワンウェイクラッチOW側に駆動ギヤg1、その反対側にACG40が配されている。
駆動ギヤg1で回動される被動ギヤg2と一体にクラッチ(このクラッチを操作クラッチともいう)80が設けられており、この操作クラッチ80は、軸方向に関し、ワンウェイクラッチOWとACG40との間に配されている。
このように構成すると、ワンウェイクラッチOWに対して、ACG40と操作クラッチ80とを軸方向で同一側(図2において右側)に配しながら、軸方向の長さを極力コンパクトに抑えることができる。
変速機60は、一次減速ギヤ系1Gからの動力が操作クラッチ80を介して入力される入力軸63と、前記出力軸61と、これら入力軸63と出力軸61との間に設けられた、変速用ギヤm1〜m4およびc1〜c4とを備えている。入力軸63の動力は、変速用ギヤm1〜m4とc1〜c4との選択的噛み合いにより、その変速段のレシオに応じて変速されて出力軸61に伝達される。
主として図3に示すように、中間軸70は、その内部に軸方向に延びる中間軸側オイル孔71を有しているとともに、ACG40側の軸端部72がパワーユニットPUのケース51cに設けられたオイル供給ボス51bまで延びている。
クランク軸54は、中間軸70側の端部54bが中間軸70の端部73と印籠嵌合し、この嵌合部において中間軸側オイル孔71と連通するクランク軸側オイル孔54pを有している。
このように構成すると、クランク軸54と中間軸70とを別体にしたにもかかわらず、オイル供給ボス51bからのオイルを中間軸70を通してクランク軸54まで供給することが可能となる。
図2,図3に示すように、操作クラッチ80は、クラッチアウタ81と、クランチインナ82と、クラッチアウタ81とクラッチインナ82との間に配されるクラッチ板83と、クラッチ板83による動力伝達を切断するように軸方向に移動するリフター部材84とを有している。
中間軸70の中間軸側オイル孔71の途中には、クラッチインナ82とACG40との間で、リフター部材84と軸方向で重なる位置に、遠心式のオイルフィルタ90が設けられている。
このように構成すると、オイルフィルタ90もコンパクトに配置することができ、中間軸70側のパワーユニットPUのサイズを極力抑えることができる。
オイルフィルタ90は、その内部にオイルが満たされるとともに雌ネジが切られたボス92を有するロータカップ91と、このロータカップ91を閉塞するカバー93とを備えている。
ACG40のロータ41はカップ状であるとともに、そのカップの底部にボルト通し穴42を有している。
ACG40のロータ41と、オイルフィルタ90のカバー93とロータカップ91とは、ACG40側からボルト通し穴42に通したボルト43をロータカップ91におけるボス92の雌ネジに結合させることで、締結固定されている。
このように構成すると、ACG40のカップ状ロータ41の底部からオイルフィルタ90側に向かってボルト43が設けられるため、ボルト43の頭部43hがカップ状ロータ41内に収容されるとともに、このボルト43で、ACG40のロータ41と、オイルフィルタ90のカバー93とロータカップ91とが締結固定されるため、中間軸70の軸方向サイズをさらに抑えることができる。
ACG40は、ロータ41と、ステータ45とを備えている。
ロータ41は、前述したようにしてロータカップ91に固定され、ロータカップ91は、適宜の固定手段、例えば溶接によって中間軸70に固定されている。したがって、ロータ41は中間軸70およびオイルフィルタ90とともに回転する。
ステータ45は、ボルト46で、ケース51cに固定されている。
中間軸70の中間軸側オイル孔71は、オイルフィルタ90近くにおいて、上流側71uと下流側71dとに分断されており、上流側71uからのオイルが、油路74を経てオイルフィルタ90へ入り、オイルフィルタ90で濾過された後、油路75を介して下流側71dおよび前述したようにクランク軸54のオイル孔54pへと供給される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
PU:パワーユニット、OW:ワンウェイクラッチ1G:一次減速ギヤ系、g1:駆動ギヤ、30:キャブレター、40:ACG、42:ボルト通し穴、43:ボルト、51b:オイル供給ボス、54:クランク軸、54b:端部、54p:クランク軸側オイル孔、60:変速機、61:出力軸、70:中間軸、71:中間軸側オイル孔、72:軸端部、73:端部、80:操作クラッチ(クラッチ)、81:クラッチアウタ、82:クランチインナ、83:クラッチ板、84:リフター部材、90:オイルフィルタ、91:ロータカップ、92:ボス、93:カバー。

Claims (7)

  1. クランク軸(54)と、このクランク軸(54)によって回転されるACG(40)と、前記クランク軸(54)の回転を減速させながら伝達する一次減速ギヤ系(1G)と、この一次減速ギヤ系(1G)からの回転入力を変速しながら出力軸(61)にて出力する変速機(60)と、を備える車両のパワーユニットにおいて、
    前記クランク軸(54)と変速機(60)との間に、クランク軸(54)側が変速機(60)入力側よりも高速で回転する際に接続されるワンウェイクラッチ(OW)が設けられ、
    当該ワンウェイクラッチ(OW)よりも駆動力伝達系下流の変速機入力側に前記ACG(40)が設けられることを特徴とする車両のパワーユニット。
  2. 請求項1において、
    前記クランク軸(54)と同軸、かつ、別体に中間軸(70)が設けられ、
    当該中間軸(70)に、前記一次減速ギヤ系(1G)の駆動ギヤ(g1)と、前記ACG(40)とが設けられることを特徴とする車両のパワーユニット。
  3. 請求項2において、
    前記中間軸(70)上には、前記ワンウェイクラッチ(OW)側に駆動ギヤ(g1)、その反対側にACG(40)が配され、
    前記駆動ギヤ(g1)で回動される被動ギヤ(g2)と一体にクラッチ(80)が設けられ、
    当該クラッチ(80)は、軸方向に関し、前記ワンウェイクラッチ(OW)と前記ACG(40)との間に配されることを特徴とする車両のパワーユニット。
  4. 請求項2または3において、
    前記中間軸(70)は、その内部に軸方向に延びる中間軸側オイル孔(71)を有しているとともに、前記ACG(40)側の軸端部(72)がパワーユニットケース(51c)に設けられたオイル供給ボス(51b)まで延び、
    前記クランク軸(54)は、中間軸(70)側の端部(54b)が中間軸(70)の端部(73)と印籠嵌合し、この嵌合部において前記中間軸側オイル孔(71)と連通するクランク軸側オイル孔(54p)を有していることを特徴とする車両のパワーユニット。
  5. 請求項4において、
    前記クラッチ(80)は、クラッチアウタ(81)と、クランチインナ(82)と、前記クラッチアウタ(81)と前記クラッチインナ(82)との間に配されるクラッチ板(83)と、クラッチ板(83)による動力伝達を切断するように軸方向に移動するリフター部材(84)と、を有し、
    前記中間軸(70)の中間軸側オイル孔(71)の途中には、前記クラッチインナ(82)と前記ACG(40)との間で、前記リフター部材(84)と軸方向で重なる位置に、遠心式のオイルフィルタ(90)が設けられることを特徴とする車両のパワーユニット。
  6. 請求項5において、
    前記オイルフィルタ(90)は、その内部にオイルが満たされるとともに雌ネジが切られたボス(92)を有するロータカップ(91)と、このロータカップ(91)を閉塞するカバー(93)とを備え、
    前記ACG(40)のロータ(41)はカップ状であるとともに、そのカップの底部にボルト通し穴(42)を有し、
    ACG(40)側から前記ボルト通し穴(42)に通したボルト(43)を前記雌ネジに結合させることで、ACG(40)のロータ(41)と前記オイルフィルタ(90)のロータカップ(91)とを締結固定したことを特徴とする車両のパワーユニット。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項において、
    吸気系にキャブレター(30)が設けられていることを特徴とする車両のパワーユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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