JP2014177291A - キャップ付容器及びキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できるとともに、開栓時初期においては微小なトルクにより回転することを防止することができるキャップ付容器及びキャップを提供する。
【解決手段】ボトル缶2(容器)と、そのボトル缶2を密栓するキャップ3とを備えるキャップ付ボトル缶1(キャップ付容器)であって、キャップ3は、天面部41と、天面部41の周縁から略垂下されてなる円筒部42とを備えるキャップ本体4と、天面部41の内面に非接着状態に設けたライナ5とを有し、円筒部42の天面部41近傍に、円筒部42の周方向に沿って形成した切り込みより下方部分を半径方向内方に押し込むことによって半径方向内方に突出してライナ5を係止する複数のフック部13が形成されており、天面部41の外周を絞り成形してボトル缶2に巻き締められた状態において、ライナ5の端面53がフック部の少なくとも一部と接触して設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料用等のキャップが螺着されるねじを有する容器をキャップにより密栓したキャップ付容器及びこれに用いるキャップに関する。
スチールやアルミニウム合金等からなる容器に装着されるキャップとして、金属製のキャップ本体と、そのキャップ本体の天板部内面に設けられたライナとを備えたものが知られており、キャップの閉止時に、このライナが容器の口金部の頂部に当接し、内部を密封し得るようになされている。
このようなライナを備えるキャップにおいては、従来、キャップ本体の天面部内面に熱した樹脂球を落下させ、成形金型で型押成形することで、所定の形状のライナを形成するインシェルモールドタイプの金属キャップが主流であった。しかし、このようなキャップは、キャップ本体の天面部とライナを接着させているので、開栓時に容器の口金部とライナとが擦れ合ってトルクが非常に高くなり、開栓し難くなることが問題であった。
そこで、特許文献1のように、キャップ本体の天面部(天板部)近傍の側部に内側に突出形成されたフック部(屈曲部)を設けて、シート状に成形したライナをキャップ本体に係止することが行われている。このため、ライナは天面部内面(天面)に接着せずに、フック部と天面部内面との間に配置されることにより、キャップ本体に取り付けられるようになっている。また、特許文献1では、ライナは摺動層と軟質層とにより構成され、このライナは、キャップ本体に摺動層となるポリプロピレン等の硬質シートを挿入した後で、その硬質シート上に密封層としてエラストマー等の樹脂(軟質層)をモールド成形して形成することが記載されている。
このようなキャップは、キャップ付容器を開栓する過程において、開栓始めは、容器の口金部の開口端部にライナの密封層が密接し、ライナの摺動層とキャップ本体の天面とが摺動することにより、キャップ本体が開栓することから、飛躍的に開栓時のトルクを下げることが可能となっている。
特開2008‐213039号公報
ところが、キャップ付容器の開栓初期において、キャップが口金部のねじ部のリード角に沿って持ち上げられてキャップブリッジが切断される前に、稀にキャップが僅かな抵抗で回転することがあった。この回転は、特に品質には問題ないが、使用者において容器が密閉されていないという違和感を覚えることが問題となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、容器開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できるとともに、開栓時初期においては微小なトルクにより回転することを防止することができるキャップ付容器及びキャップを提供することを目的とする。
本発明は、容器と、該容器を密栓するキャップとを備えるキャップ付容器であって、前記キャップは、天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に非接着状態に設けたライナとを有し、前記円筒部の前記天面部近傍に、前記円筒部の周方向に沿って形成した切り込みより下方部分を半径方向内方に押し込むことによって半径方向内方に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記天面部の外周を絞り成形して前記容器に巻き締められた状態において、前記ライナの端面が前記フック部の少なくとも一部と接触して設けられることを特徴とする。
ライナとキャップ本体とを非接着状態に設けているので、開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できる。
また、ライナをキャップ本体に係止するフック部を利用して、少なくとも一部のフック部とライナの端面とを接触させた状態で巻き締めることにより、この接触部分で摩擦力を若干高めることができる。したがって、開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できるとともに、開栓時初期において僅かな抵抗によってキャップが回転することを防止することができる。
本発明のキャップ付容器において、前記フック部のうち、前記ライナの端面と接触するフック部は、その他のフック部よりも前記天面部近傍に設けられているとよい。
一部のフック部を天面部に近づけて配置することで、キャップを容器に巻き締めた状態において、ライナの端面とその一部のフック部とを接触させるようにしている。この場合、簡単な構成でライナとキャップとの抵抗を高めることができる。また、ライナと接触するフック部の数を増減することにより、その抵抗の大きさを微調整することが可能となる。
本発明のキャップ付容器において、前記ライナは、前記天面部の内面側に配置され該天面部と摺動する摺動層と、前記摺動層に積層され該摺動層よりも軟質で外径が小さく、前記容器と接触する密封層とを備え、前記摺動層の端面が前記フック部と接触して設けられるとよい。
キャップ本体と接触する側に硬質で滑性のある摺動層を設け、容器と接する側に軟質な密封層を設けているので、開栓時はライナを摺動層とキャップ本体との間で滑らせることができ、少ない力で開栓することができるとともに、開栓前は密封層により良好に密封状態を維持することができる。
また、ライナの摺動層の端面だけをフック部と接触させることにしているので、これらの接触面積を小さくすることができ、キャップ付容器の開栓時に開栓を阻害されるような大きな抵抗となることが防止できる。
本発明のキャップは、天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に非接着状態に設けたライナとを有し、前記円筒部の前記天面部近傍に、前記円筒部の周方向に沿って形成した切り込みより下方部分を半径方向内方に押し込むことによって半径方向内方に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記フック部のうち、少なくとも1つのフック部が、その他のフック部よりも前記天面部近傍に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、容器開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できるとともに、開栓時初期において微小なトルクにより回転することを防止することができる。
本発明の実施形態のキャップ付ボトル缶を示す部分断面図であり、(a)がライナと接触するフック部の部分、(b)がライナと接触しないフック部の部分を表示するものである。 ボトル缶に巻き締める前のキャップを示す部分断面図である。 図2に示すキャップのA矢視図(平面図)である。 図3を拡大した要部平面図である。 ボトル缶に巻き締める前のキャップの要部断面図であり、ライナの密封層の成形を説明する図である。 キャップ付ボトル缶のキャップを破断した要部側面図である。
以下、本発明に係るキャップ付容器及びキャップの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態のキャップ付容器は、図1及び図6に示すように、例えば38mm口径のアルミニウム又はアルミニウム合金製(金属製)のボトル缶2(本発明でいう、容器)と、このボトル缶2の口金部21に装着されて密栓するピルファープルーフキャップ(以下、PPキャップとも称す。)となるキャップ3とからなる、キャップ付ボトル缶1とされる。
図1及び図6に示すキャップ3は、アルミニウム又はアルミニウム合金板材をカップ状に成形したものをボトル缶2に装着しており、装着前のキャップ3は、図2から図5に示すように、天面部41と、その天面部41の周縁から略垂下されてなる円筒部42とを備えるキャップ本体4と、そのキャップ本体4の内面に非接着状態に設けたライナ5とを有する。
ライナ5は、ボトル缶2のキャップ3による閉止時に口金部21に当接し、ボトル缶2の内部を密封し得るように形成され、天面部41の内面側に配置されその天面部41の内面と摺動する摺動層51と、摺動層51に直接又はバリア層等の中間層を介して積層され、摺動層51よりも柔軟で外径の小さい密封層52とから構成される。ライナ5の詳細については、後述する。
また、キャップ本体4の円筒部42は、その下端面に周方向に断続的に形成されたスリット43を介して上下に分割された筒上部44と筒下部45とを有し、隣接するスリット43間に形成される複数のブリッジ43aによって筒上部44と筒下部45とを連結した形状としたものである。
そして、図6に示すように、このキャップ3が装着されるボトル缶2の口金部21には、その下端部に半径方向外方に突出する膨出部22が形成され、その上方にボトル側ねじ部23、ボトル側ねじ部23の上方に開口端部を丸めてなるカール部24が形成されている。口金部21に被せられたキャップ3は、膨出部22、ボトル側ねじ部23、カール部24の形状に沿うように、例えば、ネジローラー(図示略)で円筒部42を内方に押圧することにより塑性変形される。これにより、キャップ側ねじ部46が形成され、口金部21に装着されたキャップ3は、円筒部42の下端部が膨出部22の下面に係止され、ライナ5がカール部24に圧接されて、ボトル缶2を密封状態としてキャップ付ボトル缶1とされる。
キャップ本体4の円筒部42は、図2に示すように、天面部41近傍に、周方向に複数並べられたナール凹部11と、開栓時に内圧を開放する開口部12を有するとともにライナ5を係止する複数のフック部13とが形成されている。
ナール凹部11及びフック部13は、円筒部42の外周面において凹形状をなしており、これらが間隔をあけて配置されることにより円筒部42の外周面に凹凸表面が形成され、開栓時にキャップ3を把持する指との間の摩擦抵抗を増大させることができる。これにより、手を滑らせることなく把持することが可能となり、容易に開栓することができる。
また、フック部13は、円筒部42の周方向に沿って形成した切り込みの下方部分を半径方向内方に押し込むことによって形成されており、図3及び図4に示すように、半径方向内方に山形(V字状)に突出形成されている。そして、切り込みが開くことにより、開口部12が形成されている。
また、フック部13の上端面15は、図2に示すように、少なくともライナ5を構成する摺動層51の厚さ分だけ天面部41の内面から離れた位置に形成されている。そして、各フック部13により構成される内接円C(図3)は、ライナ5の摺動層51の外径より小さく設定されており、この摺動層51がフック部13の上端面15と天面部41の内面との間に配置されることにより、ライナ5がキャップ本体4に取り付けられる。また、図2に示すように、複数設けられるフック部13のうち、少なくとも1つのフック部13sが、その他のフック部13よりも天面部41の近傍に設けられる。
なお、開口部12は、キャップ3がブリッジ43aを破断しつつ回転操作された際、ボトル缶2の内部のガスを外部に放出するためのベントホールとして機能する。
ライナ5は、上述したように、摺動層51と、摺動層51に直接又はバリア層等の中間層を介して積層される密封層52とを備える多層構造を有している。
摺動層51は、ポリプロピレン等で形成された円盤状の硬質シートとされる。また、密封層52は、エラストマー樹脂等により形成され、シール機能を有するものである。この密封層52は、図3に示すように、摺動層51に対し同軸でかつ小径の円形に形成されている。また、密封層52は、ボトル缶2の口金部21に密着する外周部54が、中心部55よりも厚く形成されている。
そして、密封層52は、図5に示すように、キャップ本体4内に摺動層51を挿入して天面部41の内面に接して配置した後で、モールド成形用の金型Mをキャップ本体4内に挿入し、エラストマー樹脂等を樹脂成形することにより形成される。
また、摺動層51のキャップ本体4への取り付けは、キャップ本体4を開口端部が上向きとなるように載置した状態で、上方から摺動層51を挿入することにより行われる。この際、摺動層51の端面53(外周縁)がフック部13に当接するが、さらに摺動層51を下向きに押し込むことで、摺動層51の端面53がフック部13を乗り越えて組み付けられる。また、モールド成形用の金型Mを挿入する際に、フック部13の先端が金型Mのガイドの役割を果たし、金型Mのセンタリング(位置決め)が行われる。
なお、ライナ5の厚みやライナ5を構成する摺動層51の外径、密封層52の外径等は、キャップ本体4の寸法に応じて決定される。
また、本実施形態のキャップ付ボトル缶1は、上記のキャップ3をボトル缶2の口金部21に被せた状態でキャッピング加工を施すことにより、キャップ3が口金部21に巻締められた状態で被着される。
キャップ3のキャッピング加工は、プレッシャーブロック、ネジローラー、スカートローラー等からなるキャッピング装置を用いて行われる。すなわち、口金部21に被せたキャップ本体4の天面部41を、図1(a)及び(b)に二点鎖線で示すように、プレッシャーブロックPでボトル缶2の底部の方向に押圧し、この状態でプレッシャーブロックによる絞り加工を行うことでキャップ3の肩部に段差部48を形成する。
さらに、この状態でネジローラー(図示略)によりキャップ側ねじ部46を形成し、スカートローラー(図示略)で口金部21の膨出部22にピルファープルーフ部47を巻きつけることで、キャッピング加工が行われる。この場合、キャップ3(キャップ本体4)が被着されるボトル缶2の口金部21には、ボトル側ねじ部23及び膨出部22が形成されており、ここに被せられたキャップ3は、ボトル側ねじ部23、膨出部22等の形状に沿うようにキャップ側ねじ部46及びピルファープルーフ部47が塑性変形される。これによって、キャップ3がボトル缶2の口金部21に装着され、ボトル缶2が密封状態とされる。
この際、キャップ本体4の天面部41の内側には、上述したようにライナ5が挿入配置されており、そのライナ5によってボトル缶2の開口部がシールされている。また、キャッピング後のキャップ3がボトル缶2に巻締められた状態においては、図1(a)に示すように、フック部13と半径方向においてオーバーラップして設けられたライナ5の摺動層51の端面53が、キャップ本体4の天面部41の近傍に設けられた1つのフック部13sと接触して設けられる。なお、ライナ5の端面53は、図1(b)に示すように、フック部13s以外の他のフック部13とは、接触しない状態で隙間を確保して配置される。
このように構成されたキャップ付ボトル缶1において、キャップ3を開栓するために回転させると、キャップ側ねじ部46が形成された筒上部44がボトル缶2のボトル側ねじ部23に沿って上方へ持ち上がりながら回転する。一方、ピルファープルーフ部47が形成された筒下部45はボトル缶2の膨出部22に係止され、筒上部44と一体に持ち上がらずに回転する。
この際、上方向に引っ張る力と、周方向に引っ張る力(摩擦力)とを加えられた各ブリッジ43aが単独に順次破断していく。そして、各ブリッジ43aが破断した際に、キャップ3の筒上部44と筒下部45とが分断される。その後、筒上部44を口金部21のボトル側ねじ部23に対してさらに回転させることにより、ボトル缶2からキャップ3の筒上部44が外れて開栓させることができる。一方、キャップ3の筒下部45は、リング状のピルファープルーフ部47としてボトル缶2に残される。
本発明のキャップ付ボトル缶1及びキャップ3においては、ライナ5とキャップ本体4とを非接着状態に設けているので、開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できる。また、ライナ5をキャップ本体4に係止するフック部13を利用して、少なくとも一部のフック部13sとライナ5の端面53とを接触させた状態で巻き締めることにより、この接触部分で摩擦力を若干高めることができる。したがって、開栓時のトルクを比較的低い状態で維持できるとともに、開栓時初期において僅かな抵抗によってキャップ3が回転することを防止することができる。
また、キャップ本体4に複数設けられたフック部13のうち、一部のフック部13sを天面部41に近づけて配置することで、キャップ3をボトル缶2に巻き締めた状態において、ライナ5の端面53とその一部のフック部13sとを接触させるようにしている。このため、簡単な構成でライナ5とキャップ3との間の抵抗を高めることができる。また、ライナ5と接触するフック部13sの数を増減することにより、その抵抗の大きさを微調整することが可能となり、開栓時初期のキャップ3の回転を防止するために必要な抵抗を適切に付加することができる。
さらに、ライナ5は、キャップ本体4と接触する側に硬質で滑性のある摺動層51を設け、ボトル缶2と接する側に軟質な密封層52を設けているので、開栓時はライナ5を摺動層51とキャップ本体4との間で滑らせることができ、少ない力で開栓することができるとともに、開栓前は密封層52により良好に密封状態を維持することができる。
また、ライナ5の摺動層51の端面53だけをフック部13sと接触させることにしているので、これらの接触面積を小さくすることができ、キャップ付ボトル缶1の開栓時に開栓を阻害されるような大きな抵抗となることが防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、1つのフック部13sとライナ5(摺動層51)の端面53とを接触させる構成としたが、複数のフック部13sを設け、これらフック部13sとライナ5の端面とを接触させる構成としてもよい。
また、円筒部42に複数設けられるフック部13は、その全てを天面部41からの距離が同じ位置になるように形成しておき、ライナ5を、その端面が一部突出した形状に形成しておくことで、ライナの突出部の端面とフック部13とを接触させることもできる。あるいは、フック部13の一部のフック部13sを天面部41の近傍に設ける構成と、ライナ5の一部を突出させた形状とする構成の両方を組み合わせた構成とすることもできる。
いずれを採用しても、キャップ3がボトル缶2に巻締められた状態において、ライナ5の端面がフック部13の少なくとも一部と接触して設けられる構成とすることができ、その接触部分で摩擦力を若干高めることができる。
また、ライナ5は、摺動層51よりも外径の小さい密封層52を積層して構成したが、摺動層51及び密封層52の外形を同じ大きさで形成して、これらの端面をフック部13sに接触させる構成とすることもできる。
さらに、キャップ付ボトル缶及びボトル缶に装着されるキャップについて説明を行ったが、本発明でいうキャップ付容器の容器は、ボトル缶に限定されるものではなく、ボトル缶の他、ガラスビンやPETボトル等の容器も含まれる。
1 キャップ付ボトル缶(キャップ付容器)
2 ボトル缶(容器)
3 キャップ
4 キャップ本体
5 ライナ
11 ナール凹部
12 開口部
13,13s フック部
15 上端面
21 口金部
22 膨出部
23 ボトル側ねじ部
24 カール部
41 天面部
42 円筒部
43 スリット
43a ブリッジ
44 筒上部
45 筒下部
46 キャップ側ねじ部
47 ピルファープルーフ部
48 段差部
51 摺動層
52 密封層
53 端面
54 外周部
55 中心部

Claims (4)

  1. 容器と、該容器を密栓するキャップとを備えるキャップ付容器であって、前記キャップは、天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に非接着状態に設けたライナとを有し、前記円筒部の前記天面部近傍に、前記円筒部の周方向に沿って形成した切り込みより下方部分を半径方向内方に押し込むことによって半径方向内方に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記天面部の外周を絞り成形して前記容器に巻き締められた状態において、前記ライナの端面が前記フック部の少なくとも一部と接触して設けられることを特徴とするキャップ付容器。
  2. 前記フック部のうち、前記ライナの端面と接触するフック部は、その他のフック部よりも前記天面部近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載のキャップ付容器。
  3. 前記ライナは、前記天面部の内面側に配置され該天面部と摺動する摺動層と、前記摺動層に積層され該摺動層よりも軟質で外径が小さく、前記容器と接触する密封層とを備え、前記摺動層の端面が前記フック部と接触して設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ付容器。
  4. 天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に非接着状態に設けたライナとを有し、前記円筒部の前記天面部近傍に、前記円筒部の周方向に沿って形成した切り込みより下方部分を半径方向内方に押し込むことによって半径方向内方に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記フック部のうち、少なくとも1つのフック部が、その他のフック部よりも前記天面部近傍に設けられていることを特徴とするキャップ。
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