JP2014176258A - 直動ロボットの送電側コイル装置 - Google Patents

直動ロボットの送電側コイル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルベアが廃止されるとともに、送電側の全長の変更が容易な直動ロボットの送電側コイル装置を提供する。
【解決手段】可動側で必要となる電力は、送電側コイル装置11と受電コイル16との間の磁界共鳴によって非接触で供給される。そのため、可動側に電力を供給するための電源ケーブルなどは不要となる。中間コイルユニット30は、一つ以上を連結することにより、その全長が任意に設定される。そして、一つ以上の中間コイルユニット30と第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32とを接続することにより、中間コイルユニット30を挟んで第一端側コイルユニット31から第二端側コイルユニット32の全長にわたる一巻の連結コイル70が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線給電システムを備える直動ロボットの送電側コイル装置に関する。
従来、工場など幅広い設備において、直動ロボットが利用されている。これら一般的な直動ロボットは、直線状または曲線状のレール部に沿って移動する可動部を備えている。可動部は、モータを有しており、モータの駆動力によってレール部に沿って移動する。このような従来の直動ロボットは、電源からモータへ電力が供給される。このモータへ供給される電力は、ケーブルベア(登録商標)に収容された電源ケーブルを経由して供給される。そのため、電源と可動部との間には、電源ケーブルを収容したケーブルベアが必要となる。ケーブルベアは、レール部に沿って移動する可動部に追従することが求められる。そのため、ケーブルベアは、可動部の移動領域に応じて設定する必要があり、移動領域の延長にともなって全長が大きくなる。また、ケーブルベアは、レール部に沿って往復移動する可動部の移動に対応するために、少なくとも一部がU字形状に折り返された状態で用いられる。
このような従来の直動ロボットは、ケーブルベアが必須の構成となる。しかしながら、ケーブルベアを備える直動ロボットの場合、可動部は必然的にケーブルベアを引き連れながら移動する。そのため、可動部を駆動するモータは、可動部の重量、および可動部で運搬される部材の重量だけでなく、ケーブルベアの重量も考慮した出力が要求される。その結果、モータの出力の増大にともなうモータの大型化を招くという問題がある。また、可動部とともにケーブルベアが移動するため、ケーブルベアと周囲の部材とは接触を繰り返す。ケーブルベアと周囲の部材との接触は、騒音を招く原因となるだけでなく、摩耗にともなう粉塵の発生を招く。特に、電子機器や半導体などの精密機器の製造設備では、粉塵は製品の品質低下を招く。従来の直動ロボットは、構造上、摩耗が避けられないケーブルベアを備えることから、これらの製造設備へより好適な適用をするには改善が求められている。
ところで、ロボットの導入は、設備における作業効率の向上が主要な目的である。直動ロボットの場合、レール部を移動する可動部は、レール部に沿った移動と、予め設定され作業のために任意の位置での停止とを繰り返す。このような可動部の停止位置や移動距離は、ユーザが設備や工程に合わせて任意に設定するものであり、直動ロボットが導入される設備によって異なる。
特開2009−208941号公報
そこで、本発明の目的は、ケーブルベアを用いることなく、送電側および受電側のコイルを用いた無線給電において、電力の供給を達成するとともに、送電側の全長の変更が容易な直動ロボットの送電側コイル装置を提供することにある。
請求項1または2記載の発明では、可動側で必要となる電力は、送電コイルと受電コイルとの間の磁界共鳴によって非接触で供給される。そのため、可動側で駆動力を発生するために必要となる電力を供給するための電源ケーブルおよびこの電源ケーブルを収容するケーブルベアは不要となる。また、送電コイルと受電コイルとの間は、非接触で電力が供給されるため、部材間の接触にともなう騒音および摩耗、ならびに摩耗にともなう粉塵の発生は大幅に減少する。さらに、可動側が非接触で電力の供給を受けるため、可動側とケーブルベアとの一体の移動も不要となる。そのため、可動側で必要となる駆動力は減少する。可動側で必要な駆動力の減少にともない、電力の制御に必要な回路や駆動力発生源および駆動力伝達機構などの機械的な構成も小型化される。したがって、ケーブルベアを廃止できるだけでなく、機器を小型化することができるとともに、騒音や粉塵の発生の低減にともなって適用可能な設備を拡大することができる。
また、請求項1記載の発明では、中間コイルユニットと第一端側コイルユニットおよび第二端側コイルユニットとを備えている。中間コイルユニットは、一つ以上を連結することにより、その全長が任意に設定される。第一折り返し配線部を有する第一端側コイルユニットは、この連結された中間コイルユニットの一方の端部に接続される。第一端側コイルユニットの第一折り返し配線部コイルおよび第二端側コイルユニットの第二折り返し配線部は、中間コイルユニットの第一コイル配線部と第二コイル配線部とを接続することにより、一本の連結コイルを形成する。これにより、一つ以上の中間コイルユニットと第一端側コイルユニットおよび第二端側コイルユニットとを接続することにより、中間コイルユニットを挟んで第一端側コイルユニットから第二端側コイルユニットの全長にわたる一巻の連結コイルが形成される。すなわち、連結コイルは、中間コイルユニットを連結する数を調整することにより、任意の長さに設定される。したがって、送電側のコイルの全長を容易に変更することができる。
請求項2記載の発明では、中間コイルユニットおよび第二端側コイルユニットは、共振周波数を調整するためのコンデンサを有する。このコンデンサは、連結コイルに接続している。送電側となる連結コイルは、中間コイルの連結数を変更することにより、全長が容易に変更される。一方、連結コイルの全長を変更すると、磁界共鳴を形成するための共振周波数に乱れが生じ、例えば連結コイルとともにLC回路を構成する可変コンデンサの容量を調整するなどの煩雑な作業を必要とする。そこで、中間コイルユニットおよび第二端側コイルユニットにそれぞれ連結コイルに接続するコンデンサを設けることにより、中間コイルまたは第二端側コイルユニットの個体毎にLC回路が形成される。これにより、中間コイルユニットおよび第二端側コイルユニットは、接続するコンデンサによって、それぞれ単体で共振周波数が調整される。その結果、共振周波数が予め調整された中間コイルユニットおよび第二端側コイルユニットを接続することにより、接続後の共振周波数の調整は不要となる。したがって、送電側のコイルの全長を変更する場合でも、共振周波数の調整を容易にすることができる。
第1実施形態による送電側コイル装置を適用した直動ロボットを示す概略斜視図 第1実施形態による送電側コイル装置を適用した直動ロボットの応用例を示す概略斜視図 第1実施形態による送電側コイル装置を示す概略分解図 第1実施形態による送電側コイル装置を示す概略図 第1実施形態による送電側コイル装置において配線部材の接続部分を拡大して示す模式図であり、(A)は配線部材が分離した状態、(B)は配線部材が接続した状態を示す図 比較例による送電側コイル装置を示す概略図 第2実施形態による送電側コイル装置を示す概略分解図 第2実施形態による送電側コイル装置を示す概略図 第2実施形態による送電側コイル装置において中間コイルユニットの数と共振周波数との関係を示す概略図
以下、送電側コイル装置を適用した直動ロボットの複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示すように直動ロボット10は、送電側コイル装置11および可動部12を備えている。直動ロボット10は、生産設備や流通設備などに設けられる。送電側コイル装置11は、例えば直動ロボット10が設置される設備に固定されている。送電側コイル装置11は、図示しないラックが形成されたレール部13を有している。レール部13は、送電側コイル装置11の全長方向に沿って設けられている。図1に示す第1実施形態の場合、レール部13は、下端にラックを有している。
可動部12は、送電側コイル装置11のレール部13に案内されながら、レール部13に沿って移動する。可動部12は、モータ14、駆動力伝達部15および受電コイル16を有している。駆動力伝達部15は、レール部13のラックと噛み合う図示しないピニオンを有している。モータ14は、可動部12に一体に設けられており、可動部12とともにレール部13に沿って移動する。モータ14は、駆動力伝達部15へ駆動力を供給する。モータ14の駆動力は、駆動力伝達部15を経由してレール部13のラックに伝達される。これにより、ラックと噛み合っている駆動力伝達部15のピニオンはモータ14の駆動力によって回転し、可動部12はレール部13に対して相対的に移動する。なお、直動ロボット10は、モータ14の駆動力を駆動力伝達部15を経由してレール部13のラックに伝達する構成に限らない。例えば、レール部13に環状のベルトを設け、このベルトとの摩擦力を利用して可動部12がレール部13に対して移動する構成としてもよい。また、可動部12は、レール部13との間にリニアモータを形成してもよい。
受電コイル16は、可動部12に設けられ、モータ14および駆動力伝達部15とともに可動部12と一体にレール部13に沿って移動する。受電コイル16は、送電側コイル装置11と対向している。受電コイル16は、平板状の基板に平面状に巻かれた平面コイルで形成されている。受電コイル16は、送電側コイル装置11との間に数mmから数十mm程度の隙間を形成して、互いに非接触で対向している。受電コイル16は、送電側コイル装置11との間で磁界共鳴を利用して、送電側コイル装置11と接触することなく電力を受け取る。すなわち、受電コイル16は、送電側コイル装置11と接触することなく、モータ14などで消費される電力を送電コイル装置11から受け取る。そのため、可動部12は、送電側コイル装置11の全長に関わらず、ケーブルやケーブルベアが不要となる。
上記のような直動ロボット10は、可動部12に各種の機能部が設けられる。例えば図2に示す例の場合、直動ロボット10の可動部12は、昇降機構部20を有している。昇降機構部20は、例えばリニアモータなどの動力源から発生した駆動力を利用して、ステージ部21の手先部22を可動部12の移動方向と垂直に駆動する。この場合、動力源の作動に必要な電力は、可動部12のモータ14と同様に、送電側コイル装置11と受電コイル16との間における非接触の給電によって供給される。
次に、送電側コイル装置11について詳細に説明する。
第1実施形態の場合、図1および図3に示すように送電側コイル装置11は、中間コイルユニット30、第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32を備えている。中間コイルユニット30は、図3に示すように基板40に設けられている第一コイル配線部41および第二コイル配線部42を有している。第一コイル配線部41および第二コイル配線部42は、送電側コイル装置11の全長方向に沿って平行に設けられている。図3に示す例の場合、第一コイル配線部41は基板40の上端側に設けられ、第二コイル配線部42は基板40の下端側に設けられている。上述のように第一コイル配線部41と第二コイル配線部42とは平行に設けられている。第一コイル配線部41および第二コイル配線部42は、図3の太実線で示すように、それぞれ複数の平行な配線部材で構成されている。第一コイル配線部41および第二コイル配線部42を構成する各配線部材は、例えば銅板のエッチングやプレス、銅線の貼り付け、あるいはプリント配線などによって形成されている。
第一端側コイルユニット31は、中間コイルユニット30の一方の端部に接続される。第一端側コイルユニット31は、基板50に設けられている第一折り返し配線部51を有している。図4に示すように第一端側コイルユニット31を中間コイルユニット30の一方の端部に接続したとき、第一折り返し配線部51は、中間コイルユニット30の第一コイル配線部41と第二コイル配線部42とを折り返しつつ接続する。第一折り返し配線部51は、第一コイル配線部41および第二コイル配線部42と同様に銅板、銅線あるいはプリント配線などによって形成されている。中間コイルユニット30の一方の端部に第一端側コイルユニット31を接続することにより、中間コイルユニット30の第一コイル配線部41と第二コイル配線部42とは、第一端側コイルユニット31の第一折り返し配線部51によって接続される。
第二端側コイルユニット32は、図3に示すように中間コイルユニット30の第一端側コイルユニット31と反対側の端部に接続される。第二端側コイルユニット32は、基板60に設けられている第二折り返し配線部61および給電端子部62、63を有している。図4に示すように第二端側コイルユニット32を中間コイルユニット30の他方の端部に接続したとき、第二折り返し配線部61は、第一折り返し配線部51と反対側において第一コイル配線部41と第二コイル配線部42とを折り返しつつ接続する。第二折り返し配線部61は、第一コイル配線部41および第二コイル配線部42などと同様に銅板、銅線あるいはプリント配線などによって形成されている。
上述のように、中間コイルユニット30は、端部にそれぞれ第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32が接続される。これにより、中間コイルユニット30の第一コイル配線部41および第二コイル配線部42と、第一端側コイルユニット31の第一折り返し配線部51と、第二端側コイルユニット32の第二折り返し配線部61とは、図4に示すように一本の連結コイル70を形成する。この連結コイル70は、基板40、基板50および基板60に形成された平板状の平面コイルである。そして、この一本の連結コイル70の一方の端部に給電端子部62が設けられ、連結コイル70の他方の端部に給電端子部63が設けられる。給電端子部62および給電端子部63は、第二端側コイルユニット32に設けられている。これら給電端子部62および給電端子部63は、第一コイル配線部41などと同様に銅板、銅線あるいはプリント配線などによって形成されている。給電端子部62および給電端子部63は、外部の高周波電源71に接続される。この高周波電源71から連結コイル70へ高周波の電力を供給することにより、一体となった連結コイル70は直動ロボット10の送電側コイルとして機能する。
中間コイルユニット30は、図3および図4に示すように一つまたは二つ以上が連結される。すなわち、第一端側コイルユニット31と第二端側コイルユニット32との間に挟み込まれる中間コイルユニット30は、一つに限らず、二つ以上を連結することができる。中間コイルユニット30を連結する数を調整することにより、連結コイル70の全長、および送電側コイル装置11の全長は容易に変更される。中間コイルユニット30を連結する場合、中間コイルユニット30の第一コイル配線部41と隣り合う中間コイルユニット30の第一コイル配線部41とが電気的に接続している。同様に、第二コイル配線部42も、隣り合う中間コイルユニット30の第二コイル配線部42と電気的に接続している。第一端側コイルユニット31の第一折り返し配線部51は、隣り合う中間コイルユニット30の第一コイル配線部41および第二コイル配線部42とそれぞれ電気的に接続している。第二端側コイルユニット32の第二折り返し配線部61および給電端子部62、63は、隣り合う中間コイルユニット30の第一コイル配線部41および第二コイル配線部42とそれぞれ電気的に接続している。このように電気的な接続部分は、電気的な接続が確保されるのであれば任意の手段を採用することができる。
例えば、図5に示すように第一コイル配線部41、第二コイル配線部42、第一折り返し配線部51、第二折り返し配線部61および給電端子部62、63を構成する配線部材74と接続される配線部材75とは噛み合うことによって電気的に接続される。また、基板40、50、60の配線部材とは裏面側において、隣り合うユニット間の配線部材の間を導線などによって電気的に接続してもよい。このように、中間コイルユニット30の相互間、中間コイルユニット30と第一端側コイルユニット31または第二端側コイルユニット32との間における配線部材の接続は、電気的な接続が確保されるのであれば任意に形状を設定することができる。
第1実施形態の送電側コイル装置11の場合、中間コイルユニット30に第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32を接続することにより、一本の連結コイル70が形成される。これにより、連結コイル70は、送電側コイル装置11のレール部13に沿った全長で一つのコイルを形成する。
ところで、送電側コイル装置11の全長を延長する場合、図6に示すように一巻きの平面コイル100を有するコイルセグメント101を連結することも考えられる。しかし、コイルセグメント101を連結する場合、接続部分、すなわち隣り合うコイルセグメント101の境界部分102では、平面コイル100が設けられていない領域が形成される。この平面コイル100の切れ目となるコイルセグメント101の境界部分102では、送電側と受電コイル16との間の給電効率が平面コイル100が設けられている部分の約80%程度に低下する。直動ロボット10の場合、可動部12は送電側コイル装置11に沿って移動する。そのため、コイルセグメント101を連結する場合、可動部12の移動方向に沿って給電効率が低下する境界部分102が少なくとも一つ以上生じる。
第1実施形態の場合、図1および図2に示すように連結した中間コイルユニット30と、第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32により一本の連結コイル70が形成されている。そのため、送電側コイル装置11と受電コイルとの間の給電効率は、送電側コイル装置11の全長方向で変化しない。また、第1実施形態では、中間コイルユニット30を連結する数を変更することにより、送電側コイル装置11の全長の調整は容易である。
また、第1実施形態の場合、連結コイル70と高周波電源71との間にコンデンサ77が接続されている。このコンデンサ77は、連結コイル70とともにLC回路を構成する。そのため、コンデンサ77の容量を変更することにより、連結コイル70と受電コイル16との間の共振周波数は調整される。
次に、上述の直動ロボット10における電力の供給について説明する。
連結コイル70に接続している高周波電源71は、磁界共鳴を成立させるために数MHzから数十MHzの高周波の交流を連結コイル70に供給する。この高周波電源71が供給する高周波は、例えば連結コイル70および受電コイル16の特性などに応じて、磁界共鳴を成立させるために任意に決定される。高周波電源71から連結コイル70に電力が供給されているとき、連結コイル70と受電コイル16とが対向している部分では磁界共鳴が生じる。そのため、受電コイル16は、磁界共鳴を利用して連結コイル70から電力を受け取る。一方、連結コイル70に電力が供給されていても、連結コイル70に受電コイル16が対向していないとき、連結コイル70から不要な電界や磁界は放射されない。すなわち、連結コイル70に電力が供給されているとき、連結コイル70と受電コイル16とが対向している部分は磁界共鳴によって電力の受け渡しが生じる。これに対し、連結コイル70と受電コイル16とが対向していない部分では、電力の受け渡しが生じないだけでなく、電界や磁界の放射がほとんど生じない。
これは、次のような理由によるものである。すなわち、連結コイル70に受電コイル16が対向していないとき、連結コイル70に高周波を印加しても、磁界共鳴による共振周波数における連結コイル70のインピーダンスは非常に大きくなる。そのため、連結コイル70と受電コイル16とが対向しておらず磁界共鳴が生じない部分では、連結コイル70に高周波を印加しても、電流がほとんど流れず、電界や磁界の放射もほとんど生じない。これに対し、連結コイル70に受電コイル16が対向すると、磁界共鳴による共振周波数における連結コイル70のインピーダンスは減少する。そのため、連結コイル70と受電コイル16とが対向し互いに磁界共鳴が生じている部分では、電流が流れ、連結コイル70から受電コイル16へ電力が供給される。このように、磁界共鳴を利用して連結コイル70から受電コイル16へ電力を供給することにより、不要な電界や磁界の放射およびこれにともなう電磁ノイズの放射は低減される。
以上説明したように、第1実施形態では、可動側で必要となる電力は、送電側コイル装置11と受電コイル16との間の磁界共鳴によって非接触で供給される。そのため、可動側で駆動力を発生するために必要となる電力を供給するための電源ケーブルおよびこの電源ケーブルを収容するケーブルベアは不要となる。また、送電側コイル装置11と受電コイル16との間は、非接触で電力が供給されるため、部材間の接触にともなう騒音および摩耗、ならびに摩耗にともなう粉塵の発生が大幅に減少する。さらに、可動側が非接触で電力の供給を受けるため、可動側とケーブルベアとの一体の移動も不要となる。そのため、可動側で必要となる駆動力は減少する。可動側で必要な駆動力の減少にともない、電力の制御に必要な回路や駆動力発生源および駆動力伝達機構などの機械的な構成も小型化される。したがって、ケーブルベアを廃止できるだけでなく、機器を小型化することができるとともに、騒音や粉塵の発生の低減にともなって適用可能な設備を拡大することができる。
また、第1実施形態では、中間コイルユニット30は、一つ以上を連結することにより、その全長が任意に設定される。そして、一つ以上の中間コイルユニット30と第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32とを接続することにより、中間コイルユニット30を挟んで第一端側コイルユニット31から第二端側コイルユニット32の全長にわたる一巻の連結コイル70が形成される。すなわち、連結コイル70は、中間コイルユニット30を連結する数を調整することにより、任意の長さに設定される。したがって、送電側のコイルの全長を容易に変更することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による送電側コイル装置11を図7および図8に示す。
第2実施形態の場合、送電側コイル装置11は、コンデンサ81を備えている。具体的には、送電側コイル装置11を構成する中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32は、それぞれコンデンサ81を有している。中間コイルユニット30の場合、連結コイル70を構成する第一コイル配線部41または第二コイル配線部42にコンデンサ81が接続している。このコンデンサ81は、連結コイル70と、この連結コイル70に並列の給電配線部82に挿入されている。給電配線部82は、上述の第一コイル配線部41などと同様に基板40、60に設けられている。そして、給電配線部82は、中間コイルユニット30と第二端側コイルユニット32との連結によって電気的に接続される。
中間コイルユニット30にコンデンサ81を接続することにより、中間コイルユニット30は単体で擬似的なLC回路を形成する。同様に、第二端側コイルユニット32にコンデンサ81を接続することにより、第二端側コイルユニット32は単体で擬似的なLC回路を形成する。これらのコンデンサ81は、その容量を変更することにより、中間コイルユニット30または第二端側コイルユニット32の単体ごとに共振周波数を調整することができる。
第1実施形態のように中間コイルユニット30を連結して一本の連結コイル70を形成する場合、連結コイル70を形成した後に図4に示すコンデンサ77を接続し、共振周波数を調整することもできる。すなわち、一本の連結コイル70に一つまたは複数のコンデンサ77を接続して共振周波数を調整することもできる。しかし、中間コイルユニット30の連結は、直動ロボット10を設置する設備において行なわれる。このように直動ロボット10を設置する設備において中間コイルユニット30を連結し、その後に共振周波数を調整するためには、数時間から数日程度の期間を必要とする。
これに対し、第2実施形態のように中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32にそれぞれコンデンサ81を接続しておくことにより、中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32は単体で予め共振周波数が調整されている。すなわち、共振周波数は、予め中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32の単体ごとに調整されている。そのため、直動ロボット10を設備に設置する場合、中間コイルユニット30、第一端側コイルユニット31および第二端側コイルユニット32を接続するだけで共振周波数の調整が不要となる。第2実施形態の場合、図9に示すように中間コイルユニット30を連結する数を増やしても、共振周波数はほぼ一定の値となる。
第2実施形態では、中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32は、共振周波数を調整するためのコンデンサ81を有する。これにより、中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32は、接続するコンデンサ81によって、それぞれ単体で共振周波数が予め調整される。その結果、共振周波数が予め調整された中間コイルユニット30および第二端側コイルユニット32を接続することにより、接続後の共振周波数の調整は不要となる。したがって、送電側のコイルの全長を変更する場合でも、共振周波数の調整を容易にすることができ、接続作業を簡略化することができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば配線部は、銅を材料とするものに限らず、任意の導電性の材料であってもよい。また、送電側コイル装置11のコイルの形状は、一例であって、任意に変更することができる。
図面中、10は直動ロボット、11は送電側コイル装置(送電コイル)、16は受電コイル、30は中間コイルユニット、31は第一端側コイルユニット、32は第二端側コイルユニット、41は第一コイル配線部、42は第二コイル配線部、51は第一折り返し配線部、61は第二折り返し配線部、62、63は給電端子部、70は連結コイル、81はコンデンサを示す。

Claims (2)

  1. 固定側の送電コイルと可動側の受電コイルとの間で磁界共鳴を利用して電力を非接触で供給する無線給電システムを備える直動ロボットの送電側コイル装置であって、
    直線状の第一コイル配線部、および前記第一コイル配線部と平行な第二コイル配線部を有する中間コイルユニットと、
    連結された一つ以上の前記中間コイルユニットの一方の端部に接続され、前記第一コイル配線部と前記第二コイル配線部とを接続する第一折り返し配線部を有する第一端側コイルユニットと、
    前記中間コイルの前記第一端側コイルユニットと反対側の端部に接続され、前記第一コイル配線部と前記第二コイル配線部とを接続する第二折り返し配線部を有するとともに、前記第一コイル配線部、第二コイル配線部、前記第一折り返し配線部および前記第二折り返し配線部を接続することによって形成された一本の連結コイルの両端部にそれぞれ設けられ前記連結コイルに電力を供給する給電端子部を有する第二端側コイルユニットと、
    を備える送電側コイル装置。
  2. 前記中間コイルユニットおよび前記第二端側コイルユニットは、それぞれ前記連結コイルに接続し、共振周波数を調整するためのコンデンサを有する請求項1記載の送電側コイル装置。
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