JP2011151989A - ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】磁界共鳴型においてより広帯域な周波数特性を得ることが可能で、容易に給電範囲を変更あるいは拡大することが可能なワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムを提供する。
【解決手段】ワイヤレス給電装置100は、シート状本体110と、電力が給電され、その電力を送電する送電側共振コイル212と、送電される電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイル41と、を含み、送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、送電側共振コイルおよび中継コイルは、シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される。
【選択図】図17
【解決手段】ワイヤレス給電装置100は、シート状本体110と、電力が給電され、その電力を送電する送電側共振コイル212と、送電される電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイル41と、を含み、送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、送電側共振コイルおよび中継コイルは、シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される。
【選択図】図17
Description
本発明は、非接触(ワイヤレス)で電力の供給、受電を行う非接触給電方式の中継コイルを有するワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムに関するものである。
ワイヤレス(無線)で電力の供給を行う方式として電磁誘導方式が知られている。
また、近年、電磁共鳴現象を利用した磁界共鳴方式と呼ばれる方式を用いたワイヤレス給電、および充電システムが注目されている。
また、近年、電磁共鳴現象を利用した磁界共鳴方式と呼ばれる方式を用いたワイヤレス給電、および充電システムが注目されている。
現在、既に広く用いられている電磁誘導方式の非接触給電方式は、給電元と給電先(受電側)とで磁束を共有する必要があり、効率良く電力を送るには給電元と給電先とを極近接して配置する必要があり、結合の軸合わせも重要である。
一方、電磁共鳴現象を用いた非接触給電方式は、電磁共鳴現象という原理から、電磁誘導方式よりも距離を離して電力伝送することができ、かつ、多少軸合わせが悪くても伝送効率があまり落ちないという利点がある。
なお、電磁共鳴現象には磁界共鳴方式の他に電界共鳴方式がある。
なお、電磁共鳴現象には磁界共鳴方式の他に電界共鳴方式がある。
たとえば特許文献1には、磁界共鳴方式を採用したワイヤレス給電システムが開示されている。
この特許文献1に開示される技術では、給電回路と接続された給電コイルから、電磁誘導により共振コイル(共鳴コイルともいう)に電力が伝達される構成を有し、周波数の調整が共振コイルに接続されたキャパシタおよび抵抗によって行われる。
近年、磁界の共振現象を利用した磁界共鳴方式を採用して2m離れて60Wの電力伝送を実現した無線電力伝送技術が報告されている。
また、磁界共鳴方式を採用して、60Wの電力を伝送し、50cm離れた電子機器を駆動する高効率な「ワイヤレス給電システム」の開発が報告されている。
また、磁界共鳴方式を採用して、60Wの電力を伝送し、50cm離れた電子機器を駆動する高効率な「ワイヤレス給電システム」の開発が報告されている。
上述したように、磁界共鳴型ワイヤレス給電(電力伝送)システムは磁界により電力を伝送する点においては電磁誘導と同様であるが、磁界共鳴型では共鳴現象を利用することで電磁誘導型と比較して凡そ十倍程度の伝送距離が得られる。
しかし、そのような性能を得るには優れた共振器、すなわち高いQ値を持った共振器が必要となる。
Q値が高いと言うことはシャープな周波数特性を持つことを意味し、帯域幅とはトレードオフの関係となる。そして狭い帯域幅は以下のような欠点に繋がる。
Q値が高いと言うことはシャープな周波数特性を持つことを意味し、帯域幅とはトレードオフの関係となる。そして狭い帯域幅は以下のような欠点に繋がる。
1)搬送波の周波数がずれると伝送効率が著しく低下する。
2)周囲環境の変化や温度変化により共振器の共振周波数がずれると伝送効率が著しく低下する。
3)共振点以外の周波数では電力が伝送できない。
予め設定した共振周波数以外で電力を伝送するには共振周波数を変更する必要がある。よって何らかの定数の設定変更が必要となる。
その結果、機構的に複雑になり、共振器のQ値の低下など電気的特性の劣化に繋がる。
2)周囲環境の変化や温度変化により共振器の共振周波数がずれると伝送効率が著しく低下する。
3)共振点以外の周波数では電力が伝送できない。
予め設定した共振周波数以外で電力を伝送するには共振周波数を変更する必要がある。よって何らかの定数の設定変更が必要となる。
その結果、機構的に複雑になり、共振器のQ値の低下など電気的特性の劣化に繋がる。
以上のように、磁界共鳴型電力伝送システムは基本的にふたつの共振器を持ち、条件によっては単独の共振器の周波数特性と比較して広い帯域幅が得られるが、磁界共鳴型の本質として各共振器は高いQ値を持つ必要があり、より広い帯域幅が望まれる。
そして、磁界共鳴型のワイヤレス給電装置では、送電コイルと効率良く共鳴する範囲であれば給電コイルを動かせるため、送受電コイル間の位置ずれによる伝送効率の劣化を気にせずに給電コイルの設置が可能である。
ただし、磁界が共鳴する範囲は送電コイルから近い範囲に限られるため、送電コイルの周囲でのワイヤレス給電にとどまっている。
そのため、受電装置のレイアウトを変更する際は、送電コイルの位置も動かす必要がある。
ただし、磁界が共鳴する範囲は送電コイルから近い範囲に限られるため、送電コイルの周囲でのワイヤレス給電にとどまっている。
そのため、受電装置のレイアウトを変更する際は、送電コイルの位置も動かす必要がある。
本発明は、磁界共鳴型においてより広帯域な周波数特性を得ることが可能で、容易に給電範囲を変更あるいは拡大することが可能なワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムを提供することにある。
本発明の第1の観点のワイヤレス給電装置は、シート状本体と、電力が給電され、当該電力を送電する送電側共振コイルと、上記送電される電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイルと、を含み、上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルは、上記シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される。
本発明の第2の観点のワイヤレス給電システムは、電力が給電され、当該電力を送電する送電側共振コイルおよび上記送電された電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイルを含むワイヤレス給電装置と、上記磁界共鳴関係をもって上記中継コイルから送電された電力を受電可能な受電装置と、を有し、上記ワイヤレス給電装置は、シート状本体を含み、上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルは、上記シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される。
本発明によれば、磁界共鳴型においてより広帯域な周波数特性を得ることができ、容易に給電範囲を変更あるいは拡大することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ワイヤレス給電システムの基本構成例
2.中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの全体的な動作概要
3.中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの全体的な動作概要
4.中継コイルシートの第1の配置例
5.中継コイルシートの第2および第3の配置例と給電範囲
6.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第1の改善方法
7.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第2の改善方法
8.送電側コイルシートおよび複数の中継コイルシートを有するワイヤレス給電装置
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ワイヤレス給電システムの基本構成例
2.中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの全体的な動作概要
3.中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの全体的な動作概要
4.中継コイルシートの第1の配置例
5.中継コイルシートの第2および第3の配置例と給電範囲
6.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第1の改善方法
7.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第2の改善方法
8.送電側コイルシートおよび複数の中継コイルシートを有するワイヤレス給電装置
<1.ワイヤレス給電システムの基本構成例>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成例を示すブロック図である。
本ワイヤレス給電システム10は、給電装置20、受電装置30、および中継コイルシート40を有する。
給電装置20は、送電コイル部21、および発振器OSCを含む高周波電力生成部22を含んで構成されている。
送電コイル部21は、給電素子としての給電コイル211、および共振素子としての共振コイル212を有する。
共振コイルは共鳴コイルとも呼ぶが、本実施形態においては共振コイルと呼ぶこととする。
共振コイルは共鳴コイルとも呼ぶが、本実施形態においては共振コイルと呼ぶこととする。
給電コイル211は、たとえば交流(AC)電流が給電されるループコイルにより形成される。
共振コイル212は、共振器TX1として機能し、給電コイル211と電磁誘導により結合する空芯コイルにより形成され、給電コイル211により給電されたAC電力をワイヤレスで効率良く伝送する。
なお、給電側において、給電コイル211と共振コイル212とは電磁誘導により強く結合している。
共振コイル212は、共振器TX1として機能し、給電コイル211と電磁誘導により結合する空芯コイルにより形成され、給電コイル211により給電されたAC電力をワイヤレスで効率良く伝送する。
なお、給電側において、給電コイル211と共振コイル212とは電磁誘導により強く結合している。
高周波電力生成部22は、ワイヤレス電力伝送のための高周波電力(AC電力)を発生する。
高周波電力生成部22で発生された高周波電力は、送電コイル部21の給電コイル211に給電(印加)される。
高周波電力生成部22で発生された高周波電力は、送電コイル部21の給電コイル211に給電(印加)される。
受電装置30は、受電コイル部31、検波回路32、および受電した電力の供給先である負荷33を含んで構成されている。
受電コイル部31は、給電素子としての給電コイル311、および共振素子としての共振(共鳴)コイル312を有する。
給電コイル311は、共振コイル312から電磁誘導によって交流電流が給電される。
共振コイル312は、給電コイル311と電磁誘導により結合する空芯コイルにより形成され、給電装置20の共振コイル212または中継コイルシート40の中継コイル41と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり効率良く受電する。
共振コイル312は、受電側共振器RX1として機能する。
共振コイル312は、給電コイル311と電磁誘導により結合する空芯コイルにより形成され、給電装置20の共振コイル212または中継コイルシート40の中継コイル41と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり効率良く受電する。
共振コイル312は、受電側共振器RX1として機能する。
なお、給電コイル311の負荷端におけるインピーダンス整合機能を有する図示しない整合回路が配置される。
検波回路32は、受電した交流電力を整流して直流(DC)電力として、図示しない電圧安定化回路において、供給されるDC電力を、供給先である電子機器の仕様に応じたDC電圧に変換して、その安定化したDC電圧をLED等の負荷33に供給する。
中継コイルシート40は、給電装置20の共振コイル212あるいは受電装置30の共振コイル312と同様の中継コイル(共振コイル)41をシート状として構成されている。
このシート状の中継コイル(共振コイル)41は携帯自在であり、給電装置20の共振コイル212とは受電装置30の共振コイル312との間に1つ(または複数)配置することが可能である。この配置方法については後で詳述する。
中継コイルシート40の共振コイル41と給電装置20の共振コイル212とは、磁界共鳴関係をもって結合可能であり、共振コイル41は中継段の共振器MX1として機能する。
中継コイルシート40の共振コイル41と受電装置30の共振コイル312とは、磁界共鳴関係をもって結合可能である。
中継コイルシート40の共振コイル41は、共振コイル212等と同様に空芯コイルにより形成され、受電装置30の共振コイル312と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり電力を効率良く伝送する。
このシート状の中継コイル(共振コイル)41は携帯自在であり、給電装置20の共振コイル212とは受電装置30の共振コイル312との間に1つ(または複数)配置することが可能である。この配置方法については後で詳述する。
中継コイルシート40の共振コイル41と給電装置20の共振コイル212とは、磁界共鳴関係をもって結合可能であり、共振コイル41は中継段の共振器MX1として機能する。
中継コイルシート40の共振コイル41と受電装置30の共振コイル312とは、磁界共鳴関係をもって結合可能である。
中継コイルシート40の共振コイル41は、共振コイル212等と同様に空芯コイルにより形成され、受電装置30の共振コイル312と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり電力を効率良く伝送する。
中継コイルシート40は、たとえば矩形状のシートとして形成される。
後で図解して示すように、本実施形態の中継コイルシート40は、送電側共振コイル212と同じ周波数に共鳴しているコイルをシート状にして収納し、配線なしで並べるだけで中継して電力を受電コイルに送電でき、給電範囲のレイアウトが容易に変えられる。
中継コイルシート40は、送電側共振コイル212と同じ周波数に共鳴しているコイルをシート状にして収納し、互いに着脱可能な固定できる構造としてコイル間の距離を一定にすることにより、伝送特性を安定させるようにすることが可能である。
中継コイルシート40は、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの電力が供給される経路以外に中継コイルがある場合、使用していない中継コイル41の端部をショートさせることが可能である。
これにより、中継コイルとしての機能を停止し、必要な経路への電力供給の効率を向上させることができる。
また、本実施形態においては、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの電力が供給される経路以外に中継コイル41がある場合、使用していない中継コイルシート40の上に金属または磁性体を含んだシールド用シートを置くことが可能である。
これにより、中継コイル41としての機能を停止し、必要な経路への電力供給の効率を向上させることができる中継コイルの無効化シートとして機能させることが可能である。
後で図解して示すように、本実施形態の中継コイルシート40は、送電側共振コイル212と同じ周波数に共鳴しているコイルをシート状にして収納し、配線なしで並べるだけで中継して電力を受電コイルに送電でき、給電範囲のレイアウトが容易に変えられる。
中継コイルシート40は、送電側共振コイル212と同じ周波数に共鳴しているコイルをシート状にして収納し、互いに着脱可能な固定できる構造としてコイル間の距離を一定にすることにより、伝送特性を安定させるようにすることが可能である。
中継コイルシート40は、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの電力が供給される経路以外に中継コイルがある場合、使用していない中継コイル41の端部をショートさせることが可能である。
これにより、中継コイルとしての機能を停止し、必要な経路への電力供給の効率を向上させることができる。
また、本実施形態においては、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの電力が供給される経路以外に中継コイル41がある場合、使用していない中継コイルシート40の上に金属または磁性体を含んだシールド用シートを置くことが可能である。
これにより、中継コイル41としての機能を停止し、必要な経路への電力供給の効率を向上させることができる中継コイルの無効化シートとして機能させることが可能である。
<2.中継コイルシートを1つ用いた本ワイヤレス給電システム10の全体的な動作概要>
次に、中継コイルシートを1つ用いた本ワイヤレス給電システム10の全体的な動作概要について説明する。
図2は、本実施形態に係る中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの等価ブロックを示す図である。
図3は、本実施形態に係る中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの等価回路を示す図である。
次に、中継コイルシートを1つ用いた本ワイヤレス給電システム10の全体的な動作概要について説明する。
図2は、本実施形態に係る中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの等価ブロックを示す図である。
図3は、本実施形態に係る中継コイルシートを1つ用いたワイヤレス給電システムの等価回路を示す図である。
給電側共振器TX1は、コイルL1とその浮遊容量またはコイルL1と並列接続されたキャパシタC1とにより共振回路RC1を構成する。
同様に、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL21とその浮遊容量またはコイルL21と並列接続されたキャパシタC2とにより、第1の共振回路RC21を構成する。
また、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL22とその浮遊容量またはコイルL22と並列接続されたキャパシタC2とにより、第2の共振回路RC22を構成する。
受電側共振器RX1は、コイルL3とその浮遊容量またはコイルL3と並列接続されたキャパシタC3とにより共振回路RC3を構成する。
同様に、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL21とその浮遊容量またはコイルL21と並列接続されたキャパシタC2とにより、第1の共振回路RC21を構成する。
また、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL22とその浮遊容量またはコイルL22と並列接続されたキャパシタC2とにより、第2の共振回路RC22を構成する。
受電側共振器RX1は、コイルL3とその浮遊容量またはコイルL3と並列接続されたキャパシタC3とにより共振回路RC3を構成する。
このように、本第1の実施形態に係るワイヤレス給電システム10は、3つの共振器TX1、MX1、RX1を含んで構成される。
給電装置20側において、高周波電力生成部22の発振器OSCにおいて発生されたAC電力は、給電コイル211に給電され、給電コイル211を介し、電磁誘導による結合で共振コイル212に伝送される。
そして、共振コイル212と共振コイル41とは、磁界共鳴関係をもって結合しており、共振コイル212が共振コイル41に伝達される。
この場合、共振器TX1と給電(結合)コイル211は誘導結合していて信号の伝達と同時にトランスT1として機能してインピーダンス変換を行う(トランス動作)。
給電(結合)コイル211は発振器OSCの出力に接続され、発振器OSCによりドライブすることで共振器TX1は励起される。
励起された共振器TX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生し、次段(中継段)に近接して配置された共振器MX1がこの誘導時間を拾い上げ、エネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX1が励起され、共振器MX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、この中継段の共振器MX1に受電側の共振器RX1が近接(たとえば数十cm)配置されることで、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、エネルギーが伝達される。
共振器RX1に励起された電力は給電装置20と同様に給電(結合)コイル311に伝達されて、最終的に高周波電力が検波回路32を通して直流電力へと変換される。
そして、共振コイル212と共振コイル41とは、磁界共鳴関係をもって結合しており、共振コイル212が共振コイル41に伝達される。
この場合、共振器TX1と給電(結合)コイル211は誘導結合していて信号の伝達と同時にトランスT1として機能してインピーダンス変換を行う(トランス動作)。
給電(結合)コイル211は発振器OSCの出力に接続され、発振器OSCによりドライブすることで共振器TX1は励起される。
励起された共振器TX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生し、次段(中継段)に近接して配置された共振器MX1がこの誘導時間を拾い上げ、エネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX1が励起され、共振器MX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、この中継段の共振器MX1に受電側の共振器RX1が近接(たとえば数十cm)配置されることで、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、エネルギーが伝達される。
共振器RX1に励起された電力は給電装置20と同様に給電(結合)コイル311に伝達されて、最終的に高周波電力が検波回路32を通して直流電力へと変換される。
このように、給電装置20の共振器TX1と、受電装置30の共振器RX1との間に中継段の共振器MX1を挿入して多段化することで帯域を調整可能で、適切な設計を行うことで広帯域化が可能となる。
<3.中継コイルシートを2つ用いた本ワイヤレス給電システム10Aの全体的な動作概要>
次に、中継コイルシートを2つ用いた本ワイヤレス給電システム10Aの全体的な動作概要について説明する。
図4は、本実施形態に係る中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの等価ブロックを示す図である。
図5は、本実施形態に係る中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの等価回路を示す図である。
次に、中継コイルシートを2つ用いた本ワイヤレス給電システム10Aの全体的な動作概要について説明する。
図4は、本実施形態に係る中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの等価ブロックを示す図である。
図5は、本実施形態に係る中継コイルシートを2つ用いたワイヤレス給電システムの等価回路を示す図である。
給電側共振器TX1は、コイルL1とその浮遊容量またはコイルL1と並列接続されたキャパシタC1とにより共振回路RC1を構成する。
同様に、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL21とその浮遊容量またはコイルL21と並列接続されたキャパシタC2とにより、第1の共振回路RC21を構成する。
また、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL22とその浮遊容量またはコイルL22と並列接続されたキャパシタC2とにより、第2の共振回路RC22を構成する。
同様に、中継段の共振器MX2は、等価的に、コイルL41とその浮遊容量またはコイルL41と並列接続されたキャパシタC4とにより、第1の共振回路RC41を構成する。
また、中継段の共振器MX2は、等価的に、コイルL42とその浮遊容量またはコイルL42と並列接続されたキャパシタC4とにより、第2の共振回路RC42を構成する。
受電側共振器RX1は、コイルL3とその浮遊容量またはコイルL3と並列接続されたキャパシタC3とにより共振回路RC3を構成する。
同様に、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL21とその浮遊容量またはコイルL21と並列接続されたキャパシタC2とにより、第1の共振回路RC21を構成する。
また、中継段の共振器MX1は、等価的に、コイルL22とその浮遊容量またはコイルL22と並列接続されたキャパシタC2とにより、第2の共振回路RC22を構成する。
同様に、中継段の共振器MX2は、等価的に、コイルL41とその浮遊容量またはコイルL41と並列接続されたキャパシタC4とにより、第1の共振回路RC41を構成する。
また、中継段の共振器MX2は、等価的に、コイルL42とその浮遊容量またはコイルL42と並列接続されたキャパシタC4とにより、第2の共振回路RC42を構成する。
受電側共振器RX1は、コイルL3とその浮遊容量またはコイルL3と並列接続されたキャパシタC3とにより共振回路RC3を構成する。
このように、このワイヤレス給電システム10Aは、4つの共振器TX1、MX1、MX2、RX1を含んで構成される。
給電装置20側において、高周波電力生成部22の発振器OSCにおいて発生されたAC電力は、給電コイル211に給電され、給電コイル211を介し、電磁誘導による結合で共振コイル212に伝送される。
そして、共振コイル212と中継コイルシート40−1の中継(共振)コイル41−1とは、磁界共鳴関係をもって結合しており、共振コイル212の電力が中継(共振)コイル41−1に伝達される。
この場合、共振器TX1と給電(結合)コイル211は誘導結合していて信号の伝達と同時にトランスT1として機能してインピーダンス変換を行う(トランス動作)。
給電(結合)コイル211は発振器OSCの出力に接続され、発振器OSCによりドライブすることで共振器TX1は励起される。
励起された共振器TX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生し、次段(中継段)に近接して配置された共振器MX1がこの誘導時間を拾い上げ、エネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX1が励起され、共振器MX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、この中継段の共振器MX1に受電側の共振器MX2を形成する中継コイル(共振コイル)41−2が近接(たとえば数十cm)配置されることで、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、エネルギーが伝達される。
すなわち、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、共振コイル312にエネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX2が励起され、共振器MX2の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、共振コイル312と中継コイルシート40−2の中継(共振)コイル41−2とは、磁界共鳴関係をもって結合し、中継(共振)コイル41−2の電力が共振コイル312に伝達される。
これにより、共振コイル312により形成される共振器RX1に励起された電力は給電装置20と同様に給電(結合)コイル311に伝達されて、最終的に高周波電力が検波回路32を通して直流電力へと変換される。
そして、共振コイル212と中継コイルシート40−1の中継(共振)コイル41−1とは、磁界共鳴関係をもって結合しており、共振コイル212の電力が中継(共振)コイル41−1に伝達される。
この場合、共振器TX1と給電(結合)コイル211は誘導結合していて信号の伝達と同時にトランスT1として機能してインピーダンス変換を行う(トランス動作)。
給電(結合)コイル211は発振器OSCの出力に接続され、発振器OSCによりドライブすることで共振器TX1は励起される。
励起された共振器TX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生し、次段(中継段)に近接して配置された共振器MX1がこの誘導時間を拾い上げ、エネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX1が励起され、共振器MX1の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、この中継段の共振器MX1に受電側の共振器MX2を形成する中継コイル(共振コイル)41−2が近接(たとえば数十cm)配置されることで、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、エネルギーが伝達される。
すなわち、受電装置30でこの誘導磁界が拾い上げられ、共振コイル312にエネルギーが伝達される。
これにより、中継段の共振器MX2が励起され、共振器MX2の周辺にはコイルが形成する誘導磁界が発生する。
そして、共振コイル312と中継コイルシート40−2の中継(共振)コイル41−2とは、磁界共鳴関係をもって結合し、中継(共振)コイル41−2の電力が共振コイル312に伝達される。
これにより、共振コイル312により形成される共振器RX1に励起された電力は給電装置20と同様に給電(結合)コイル311に伝達されて、最終的に高周波電力が検波回路32を通して直流電力へと変換される。
このように、給電装置20の共振器TX1と、受電装置30の共振器RX1との間に中継段の共振器MX1、MX2を挿入して多段化することで帯域を調整可能で、適切な設計を行うことで広帯域化が可能となる。
本ワイヤレス給電システム10Aにおいては、中継段の共振器MX1,MX2を形成する中継コイルシート40−1,40−2が給電装置20と受電装置30間の送電(給電)経路に配置される。
本ワイヤレス給電システム10Aにおいては、中継段の共振器MX1,MX2を形成する中継コイルシート40−1,40−2が給電装置20と受電装置30間の送電(給電)経路に配置される。
なお、ここでは4共振器までの多段化例を挙げたがさらに段数を上げることも可能で、その場合、更なる広帯域化が可能となる。
<4.中継コイルシートの第1の配置例>
上述したように、本ワイヤレス給電システム10においては、給電範囲を可変にするための中継コイルシートを適用する。
このように、本ワイヤレス給電システム10においては、送電側共振コイル212と受電側共振コイル312の間に、同じ周波数で共鳴しているシート状に形成された中継コイル41を配置する。これにより、用いることで電力は中継され伝送距離は伸ばす、または伝送効率をあげることができる。
上述したように、本ワイヤレス給電システム10においては、給電範囲を可変にするための中継コイルシートを適用する。
このように、本ワイヤレス給電システム10においては、送電側共振コイル212と受電側共振コイル312の間に、同じ周波数で共鳴しているシート状に形成された中継コイル41を配置する。これにより、用いることで電力は中継され伝送距離は伸ばす、または伝送効率をあげることができる。
図6(A)〜(C)は、共振コイルの配置例を示す図である。
図7は、図6(A)〜(C)の共振コイルの配置に対応した周波数に対する伝送特性を示す図である。
図7において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。
図8は、図6(A)〜(C)の共振コイルの配置に対応した伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図7は、図6(A)〜(C)の共振コイルの配置に対応した周波数に対する伝送特性を示す図である。
図7において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。
図8は、図6(A)〜(C)の共振コイルの配置に対応した伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図6(A)は、送電側共振コイル212と受電側共振コイル312を隣接して並べた配置である。
送電側共振コイル212の周囲で近距離であれば良好な伝送特性を示す。
この場合、図8に示すように、伝送効率は94.5%で、周波数は13.1MHzであある。
送電側共振コイル212の周囲で近距離であれば良好な伝送特性を示す。
この場合、図8に示すように、伝送効率は94.5%で、周波数は13.1MHzであある。
図6(B)は、送電側共振コイル212と受電側共振コイル312の距離を離した場合の配置である。
距離が離れるにしたがって伝送ロスが増加するために、実用は難しい。
この場合、図8に示すように、伝送効率は2.9%で、周波数は13.0MHzである。
距離が離れるにしたがって伝送ロスが増加するために、実用は難しい。
この場合、図8に示すように、伝送効率は2.9%で、周波数は13.0MHzである。
図6(C)は、図6(B)の送電側共振コイル212と受電側共振コイル312の間に2つの中継コイル41−1,41−2を配置した状態である。
この場合、送電側共振コイル212からの電力が中継コイル41−1,41−2を介して受電側共振コイル312に伝えられるので、送電側共振コイル212から離れた位置にある受電側共振コイル312に伝送ロスが小さい状態で送電することができる。
伝送ロスを小さい状態で送電するためには、それぞれの中継コイル41は一定の距離で近い位置に配置することが必要であり、距離が遠い配置が間にあると伝送ロスが大きくなる。
この場合、図8に示すように伝送効率は88.2%で、周波数は13.1MHzである。
この場合、送電側共振コイル212からの電力が中継コイル41−1,41−2を介して受電側共振コイル312に伝えられるので、送電側共振コイル212から離れた位置にある受電側共振コイル312に伝送ロスが小さい状態で送電することができる。
伝送ロスを小さい状態で送電するためには、それぞれの中継コイル41は一定の距離で近い位置に配置することが必要であり、距離が遠い配置が間にあると伝送ロスが大きくなる。
この場合、図8に示すように伝送効率は88.2%で、周波数は13.1MHzである。
<5.中継コイルシートの第2および第3の配置例と給電範囲>
図9は、本実施形態に係る中継コイルシートの第2の配置例と給電範囲を説明するための図である。
図10は、本実施形態に係る中継コイルシートの第3の配置例と給電範囲を説明するための図である。
図9は、本実施形態に係る中継コイルシートの第2の配置例と給電範囲を説明するための図である。
図10は、本実施形態に係る中継コイルシートの第3の配置例と給電範囲を説明するための図である。
図9および図10に示すように、中継コイルシート40は矩形状のシートとして形成されており、直線上だけでなく途中で曲げて配置しても良く、受電側共振コイル312は中継コイル41の側面、あるいは上に配置しても効率よく伝送することができる。
中継コイル41の配置を変えることで給電できる範囲が変更できるため、送電側共振コイル212の位置を動かすことなくレイアウトを変更することができる。
また、互いに着脱可能な固定できる構造とすることで、コイル間の距離を一定に保持可能である。
中継コイル41の配置を変えることで給電できる範囲が変更できるため、送電側共振コイル212の位置を動かすことなくレイアウトを変更することができる。
また、互いに着脱可能な固定できる構造とすることで、コイル間の距離を一定に保持可能である。
<6.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第1の改善方法>
図11は、本実施形態において送電側共振コイル周辺に中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第1の改善方法を説明するための図である。
図12は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときとショートさせないときの周波数に対する伝送特性を示す図である。
図12において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。図12中のAで示す曲線がショートさせたときの特性を示し、Bで示す曲線がショートさせていないときの特性を示している。
図13は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときとショートさせないときの伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図11は、本実施形態において送電側共振コイル周辺に中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第1の改善方法を説明するための図である。
図12は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときとショートさせないときの周波数に対する伝送特性を示す図である。
図12において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。図12中のAで示す曲線がショートさせたときの特性を示し、Bで示す曲線がショートさせていないときの特性を示している。
図13は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときとショートさせないときの伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図11に示すように、中継コイルを予め多く配置すると、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの送電経路以外にも中継コイル41−2〜41−4が存在することがある。
このような場合、使用する周波数特性が変化して伝送特性が劣化することがある。図13に示すように、送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせていないときの伝送効率は79.1%である。
これに対して、送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときの伝送効率は89.6%であり、伝送特性の改善を図ることができる。
このように、伝送に不要な経路に置かれた中継コイルの端部をショートする機能を持たせることによって、図12および図13に示すように、伝送特性の改善をすることができる。
このような場合、使用する周波数特性が変化して伝送特性が劣化することがある。図13に示すように、送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせていないときの伝送効率は79.1%である。
これに対して、送電に寄与しない中継コイルのすべてをショートさせたときの伝送効率は89.6%であり、伝送特性の改善を図ることができる。
このように、伝送に不要な経路に置かれた中継コイルの端部をショートする機能を持たせることによって、図12および図13に示すように、伝送特性の改善をすることができる。
<7.中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第2の改善方法>
図14は、本実施形態において送電側共振コイル周辺に中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第2の改善方法を説明するための図である。
図15は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときと配置させないときの周波数に対する伝送特性を示す図である。
図15において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。図15中のAで示す曲線が金属シートを配置させたときの特性を示し、Bで示す曲線が配置させていないときの特性を示している。
図16は、図14の送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときと配置させないときの伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図14は、本実施形態において送電側共振コイル周辺に中継コイルシートを複数配置したときの伝送特性の第2の改善方法を説明するための図である。
図15は、図11の送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときと配置させないときの周波数に対する伝送特性を示す図である。
図15において、横軸が周波数を示す、縦軸が伝送効率を示している。図15中のAで示す曲線が金属シートを配置させたときの特性を示し、Bで示す曲線が配置させていないときの特性を示している。
図16は、図14の送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときと配置させないときの伝送効率と周波数を具体的に示す図である。
図14に示すように、中継コイルを予め多く配置すると、送電側共振コイル212から受電側共振コイル312までの送電経路以外にも中継コイル41−2〜41−4が存在することがある。
このような場合、使用する周波数特性が変化して伝送特性が劣化することがある。図16に示すように、送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シート(シールド用シート)42−1〜42−3を配置さていないときの伝送効率は79.1%である。
これに対して、送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときの伝送効率は89.6%であり、伝送特性の改善を図ることができる。
このように、伝送に不要な経路に置かれた中継コイルの上に金属または磁性体を含んだシールド機能を有するシートを置くことで、図15および図16に示すように、中継コイルとしての機能を停止し、伝送特性の改善をすることができる。
このような場合、使用する周波数特性が変化して伝送特性が劣化することがある。図16に示すように、送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シート(シールド用シート)42−1〜42−3を配置さていないときの伝送効率は79.1%である。
これに対して、送電に寄与しない中継コイルのすべてに金属シートを配置させたときの伝送効率は89.6%であり、伝送特性の改善を図ることができる。
このように、伝送に不要な経路に置かれた中継コイルの上に金属または磁性体を含んだシールド機能を有するシートを置くことで、図15および図16に示すように、中継コイルとしての機能を停止し、伝送特性の改善をすることができる。
<8.送電側コイルシートおよび複数の中継コイルシートを有するワイヤレス給電装置>
図17は、本実施形態に係るワイヤレス給電装置の構成例を示す図である。
図17は、本実施形態に係るワイヤレス給電装置の構成例を示す図である。
図17のワイヤレス給電装置100は、たとえば樹脂性の非導電性シート状本体110に、上記したように、シート状に形成された1つの送電コイルシート21Bと複数nの中継コイルシート40−1〜40−nを着脱自在に構成されている。
本例では、n=5である。
なお、送電コイルシート21Bは固定で、中継コイルシートを着脱可能に取り付けることも可能である。
送電コイルシート21Bは、電源コードPCDを介して図示しない交流電源に接続される。
本例では、n=5である。
なお、送電コイルシート21Bは固定で、中継コイルシートを着脱可能に取り付けることも可能である。
送電コイルシート21Bは、電源コードPCDを介して図示しない交流電源に接続される。
本例においては、送電コイルシート21Bは、給電コイル211と共振コイル212を略同心状の矩形のシートとなるように形成されている。
シート状本体110は、略長方形状に形成され、送電コイルシート21Bおよび中継コイルシート40−1〜40−2を着脱自在に配置可能なコイル着脱部111〜116が、3行2列のマトリクス状に形成されている。
隣接する取り付け部111〜116の間隔は一定に設定されている。
これにより、ワイヤレス給電装置100は、上述した互いに着脱可能な固定できる構造が実現されており、コイル間の距離を一定に保持可能であり、伝送効率を安定させることが可能となっている。
隣接する取り付け部111〜116の間隔は一定に設定されている。
これにより、ワイヤレス給電装置100は、上述した互いに着脱可能な固定できる構造が実現されており、コイル間の距離を一定に保持可能であり、伝送効率を安定させることが可能となっている。
図17の例では、シート状本体110において、コイル着脱部111〜116は、矩形状に形成されるコイルシートの4隅を挿入して簡易的に固定可能な挿入部121〜124がそれぞれ形成されている。
挿入部121〜124は、たとえば所定の厚さを有するシート状本体110の表面110aに切り込みを入れ、その内側に空隙を設けることにより形成される。
挿入部121〜124は、たとえば所定の厚さを有するシート状本体110の表面110aに切り込みを入れ、その内側に空隙を設けることにより形成される。
図17の例では、シート状本体110において、コイル着脱部111には、中継コイルシート40−1が配置され、コイル着脱部112には、中継コイルシート40−2が配置されている。
コイル着脱部113には、送電コイルシート21Bが配置され、コイル着脱部114には、中継コイルシート40−3が配置されている。
コイル着脱部115には、中継コイルシート40−4が配置され、コイル着脱部116には中継コイルシート40−5が配置されている。
コイル着脱部113には、送電コイルシート21Bが配置され、コイル着脱部114には、中継コイルシート40−3が配置されている。
コイル着脱部115には、中継コイルシート40−4が配置され、コイル着脱部116には中継コイルシート40−5が配置されている。
図18は、図17のワイヤレス給電装置において中継コイルを介してとり得る送電(給電)経路を説明するための図である。
図17のワイヤレス給電装置100で中継コイルを介する送電経路は、送電コイルシート21Bから1つの中継コイルシートを介する送電経路は次の通りである。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT1→PT11またはPT12が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT21が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT31またはPT32が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT1→PT11またはPT12が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT21が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT31またはPT32が存在する。
図17のワイヤレス給電装置100で中継コイルを介する送電経路は、送電コイルシート21Bから2つの中継コイルシートを介する送電経路は次の通りである。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1,41−2を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT1→PT13→PT131またはPT132が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3,41−2を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT22→PT221またはPT222が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3,41−5を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT23→PT231またはPT232が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4,41−5を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT33→PT331またはPT332が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1,41−2を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT1→PT13→PT131またはPT132が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3,41−2を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT22→PT221またはPT222が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−3,41−5を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT2→PT23→PT231またはPT232が存在する。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4,41−5を介して図示しない受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT33→PT331またはPT332が存在する。
このように、図17のワイヤレス給電装置100は、複数の送電(給電)経路を形成可能である。
図19は、図17のワイヤレス給電装置おいて形成される送電経路の一例を示す図である。
図19は、図17のワイヤレス給電装置おいて形成される送電経路の一例を示す図である。
図19の例における送電経路は、送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1,41−2を介して受電側共振コイル312に磁界共鳴により給電する経路PT1→PT13→PT131を介する。
この例では、中継コイルシート40−3,40−4,40−5における中継コイル41−3,41−4,41−5は送電に寄与しない。
この場合、送電に不要なコイルの特性を変更させる。
具体的には、たとえば第1の改善方法で説明したように、送電に寄与しない中継コイル41−3,41−4,41−5の各両端同士をスイッチ等でショートさせる。
この例では、中継コイルシート40−3,40−4,40−5における中継コイル41−3,41−4,41−5は送電に寄与しない。
この場合、送電に不要なコイルの特性を変更させる。
具体的には、たとえば第1の改善方法で説明したように、送電に寄与しない中継コイル41−3,41−4,41−5の各両端同士をスイッチ等でショートさせる。
図20は、送電に寄与しない不要なコイルの特性を、スイッチ等を用いて変更させる例を示す図である。
図20に示すように、コイルの先端同士をスイッチSW1でショートさせることで、共振コイルとして機能しなくなり、中継機能が停止される。
ショートさせる具体的な方法としては、図20中に拡大して示しているように、スイッチSW1をスライドさせて切り替えるように構成可能である。
あるいは、略コの字型の金具を後から取り付けてコイルの先端同士をショートさせるように構成することも可能である。
ショートさせる具体的な方法としては、図20中に拡大して示しているように、スイッチSW1をスライドさせて切り替えるように構成可能である。
あるいは、略コの字型の金具を後から取り付けてコイルの先端同士をショートさせるように構成することも可能である。
図21は、図17のワイヤレス給電装置おいて形成される送電経路の他の例を示す図である。
図21の例における送電経路は、図19に示す経路に加えて、送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4,41−5を介し受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT33→PT331を介する。
この例では、2つの送電経路が形成されるが、中継コイル41−4,41−5における周波数をスイッチで変更して複数経路による送電を可能にする。
この例では、2つの送電経路が形成されるが、中継コイル41−4,41−5における周波数をスイッチで変更して複数経路による送電を可能にする。
図22は、中継コイルの周波数を変更する例を示す図である。
図21の例の場合、送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−1,41−2を介して受電側共振コイル312に磁界共鳴により給電する経路PT1→PT13→PT131における周波数はf1に設定されている。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4,41−5を介し受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT33→PT331における周波数をf2にスイッチSW2で変更する。
具体的には、中継コイル41−4,41−5の途中をスイッチSW2で接続させることで周波数をf1からf2に変更することが可能となる。
この場合、図示しない電源側において周波数を切り替えて送電コイルシート21Bに対して送電される。
送電コイルシート21Bから中継コイルシート40−4,41−5を介し受電側共振コイルに磁界共鳴により給電する経路PT3→PT33→PT331における周波数をf2にスイッチSW2で変更する。
具体的には、中継コイル41−4,41−5の途中をスイッチSW2で接続させることで周波数をf1からf2に変更することが可能となる。
この場合、図示しない電源側において周波数を切り替えて送電コイルシート21Bに対して送電される。
図23は、コイルのシュート機能による周波数変化の一例を示す図である。
図23において、横軸が周波数fを、縦軸が相対レベルを示している。
図23中、Aで示す曲線がショートさせない周波数f1の特性を示し、Bで示す曲線がショートさせて周波数f2に変更した場合の特性を示している。
この例では、周波数f1は13MHzであり、周波数f2は21MHzである。
図23において、横軸が周波数fを、縦軸が相対レベルを示している。
図23中、Aで示す曲線がショートさせない周波数f1の特性を示し、Bで示す曲線がショートさせて周波数f2に変更した場合の特性を示している。
この例では、周波数f1は13MHzであり、周波数f2は21MHzである。
図23に示すように、周波数変更機能により、使用する帯域外に周波数が変化することから、他のコイルへの影響を減少させることができる。
なお、図21の例において、中継コイルシート40−3における中継コイル41−3は送電に寄与しない。
この場合、上述したように、送電に不要なコイル41−3の特性を変更させる。
具体的には、送電に寄与しない中継コイル41−3の各両端同士をスイッチ等でショートさせる。
この場合、上述したように、送電に不要なコイル41−3の特性を変更させる。
具体的には、送電に寄与しない中継コイル41−3の各両端同士をスイッチ等でショートさせる。
以上、送電コイルと中継コイルを一つのシート状本体110に収容可能なワイヤレス給電装置100について説明した。
この例では、中継コイルシートを5個も用いた例であるが、その数は任意に選択可能である。
また、このワイヤレス給電装置100では各コイルシートを着脱自在に形成されていることが、たとえばフィルム状のシートでラミネートして固定するような構成も採用可能である。
このワイヤレス給電装置100では、隣接する取り付け部111〜116の間隔は一定に設定されて、コイル間の距離を一定に保持可能であり、伝送効率を安定させることが可能となっている。
ただし、仕様に合わせて取り付け部の間隔を任意に設定することも可能である。
この例では、中継コイルシートを5個も用いた例であるが、その数は任意に選択可能である。
また、このワイヤレス給電装置100では各コイルシートを着脱自在に形成されていることが、たとえばフィルム状のシートでラミネートして固定するような構成も採用可能である。
このワイヤレス給電装置100では、隣接する取り付け部111〜116の間隔は一定に設定されて、コイル間の距離を一定に保持可能であり、伝送効率を安定させることが可能となっている。
ただし、仕様に合わせて取り付け部の間隔を任意に設定することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、共振コイルの並べ方によって給電範囲を変えられるため、給電装置を設置した後からでもレイアウトの変更が容易にできる。
展示会での展示物や店舗での商品のレイアウトを変更する際に、中継コイルを内蔵したシート状のクロスやじゅうたん等を並べなおすことで電源の配線を気にすることがなくワイヤレスで給電することができる。
コイルをシート状にして着脱可能な構造にすることによって、中継するコイル間の距離を一定にでき、伝送効率を安定させるとともに、レイアウトもし易くなる。
このように、本実施形態によれば、磁界共鳴型のワイヤレス給電システムにおいて、送電コイルと同じ周波数に共鳴している中継コイルを水平方向に並べられるようにシート状にして中継動作させることで給電範囲を変更、または拡大できる。
すなわち、共振コイルの並べ方によって給電範囲を変えられるため、給電装置を設置した後からでもレイアウトの変更が容易にできる。
展示会での展示物や店舗での商品のレイアウトを変更する際に、中継コイルを内蔵したシート状のクロスやじゅうたん等を並べなおすことで電源の配線を気にすることがなくワイヤレスで給電することができる。
コイルをシート状にして着脱可能な構造にすることによって、中継するコイル間の距離を一定にでき、伝送効率を安定させるとともに、レイアウトもし易くなる。
このように、本実施形態によれば、磁界共鳴型のワイヤレス給電システムにおいて、送電コイルと同じ周波数に共鳴している中継コイルを水平方向に並べられるようにシート状にして中継動作させることで給電範囲を変更、または拡大できる。
また、本実施形態によれば、磁界共鳴型の長い伝送距離の実現に必須の共振器の高い性能(Q値)を維持したまま広帯域化が可能となる。
搬送波の周波数がずれても伝送効率の低下を防止することができる。したがって、給電装置内の発振器の周波数精度は低くて済む。また、温度変化や電源変動による周波数変動の影響を受けずに済む。
共振器の共振周波数は周囲環境や接続される回路のパラメータ変動で変化するが、帯域が広いためにこれらの変動による影響を受けずに済む。
本実施形態では磁界共鳴型でありながら広い帯域を持つのでデータの重畳も容易に行うことができる。
共振器の段数を4つ以上に増やすことでさらなる広帯域化も可能となる。
搬送波の周波数がずれても伝送効率の低下を防止することができる。したがって、給電装置内の発振器の周波数精度は低くて済む。また、温度変化や電源変動による周波数変動の影響を受けずに済む。
共振器の共振周波数は周囲環境や接続される回路のパラメータ変動で変化するが、帯域が広いためにこれらの変動による影響を受けずに済む。
本実施形態では磁界共鳴型でありながら広い帯域を持つのでデータの重畳も容易に行うことができる。
共振器の段数を4つ以上に増やすことでさらなる広帯域化も可能となる。
10,10A・・・ワイヤレス給電システム、20・・・給電装置、21・・・送電コイル部、211・・・給電コイル、212・・・共振(共鳴)コイル、22・・・高周波電力生成部、30・・・受電装置、31・・・受電コイル部、32・・・整流回路、33・・・負荷、40,40−1,40−2,40−3,40−4,40−5・・・中継コイルシート,41−1,41−2,41−3,41−4,41−5・・・中継コイル(共振コイル)、100・・・ワイヤレス給電装置、110・・・シート状本体。
Claims (8)
- シート状本体と、
電力が給電され、当該電力を送電する送電側共振コイルと、
上記送電される電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイルと、を含み、
上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、
上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルは、
上記シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される
ワイヤレス給電装置。 - 上記中継コイルに隣接して、当該中継コイルと互いに磁界共鳴関係をもって結合するシート状に形成されたさらに少なくとも一つの中継コイルを有する
請求項1記載のワイヤレス給電装置。 - 上記シート状本体は、
コイル間の距離を一定に保持可能である
請求項1または2記載のワイヤレス給電装置。 - 上記シート状本体は、
送電コイルシートおよび中継コイルシートのうち少なくとも中継コイルシートを着脱可能な取り付け部を有する
請求項1から3のいずれか一に記載のワイヤレス給電装置。 - 上記シート状本体は、
複数の中継コイルシートが配置されて、複数の送電経路を形成可能であり、
送電側共振コイルから受電側共振コイルまでの電力が供給される経路以外に配置される場合、当該経路以外に配置される中継コイルは、その端部をショートさせることが可能である
請求項1から4のいずれか一に記載のワイヤレス給電装置。 - 上記シート状本体は、
複数の中継コイルシートが配置されて、複数の送電経路を形成可能であり、
送電側共振コイルから受電側共振コイルまでの電力が供給される一の経路以外に配置される場合、少なくとも当該一の経路以外に配置される他の経路の中継コイルは、中継する電力の周波数を変更可能である
請求項1から5のいずれか一に記載のワイヤレス給電装置。 - 上記他の経路の中継コイルは、コイル途中をショートさせることにより周波数を変更可能である
請求項6記載のワイヤレス給電装置。 - 電力が給電され、当該電力を送電する送電側共振コイルおよび上記送電された電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電可能な少なくとも一つの中継コイルを含むワイヤレス給電装置と、
上記磁界共鳴関係をもって上記中継コイルから送電された電力を受電可能な受電装置と、を有し、
上記ワイヤレス給電装置は、
シート状本体を含み、
上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルはシート状に形成され、
上記送電側共振コイルおよび上記中継コイルは、
上記シート状本体に、所定の間隔をおいて配置される
ワイヤレス給電システム。
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