JP2014175761A - ドハティ電力増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】利得の低下がなく、増幅器のシステム効率を改善し、しかも、利得の線形性が確保されるドハティ電力増幅器を提供する。
【解決手段】キャリアアンプ21とピークアンプ22とを備えたドハティ電力増幅器において、入力信号の電力レベルを検出する第1の検波器31と、出力信号の電力レベルを検出する第2の検波器32と、検波器31、32による検出結果に基づいて、キャリアアンプ21が飽和するまでは入力信号をピークアンプ22に入力しないで、キャリアアンプ21が飽和した後は、入力信号の電力レベルに対する出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、ピークアンプ22への入力信号の入力を調整する制御手段41、42と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】キャリアアンプ21とピークアンプ22とを備えたドハティ電力増幅器において、入力信号の電力レベルを検出する第1の検波器31と、出力信号の電力レベルを検出する第2の検波器32と、検波器31、32による検出結果に基づいて、キャリアアンプ21が飽和するまでは入力信号をピークアンプ22に入力しないで、キャリアアンプ21が飽和した後は、入力信号の電力レベルに対する出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、ピークアンプ22への入力信号の入力を調整する制御手段41、42と、を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、無線信号を電力増幅する電力増幅器に関し、特に、キャリアアンプとピークアンプとを備えて高効率に電力増幅するドハティ電力増幅器に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重方式)信号やCDMA(Code Divisional Multiple Access、符号分割多元接続方式)信号などの無線信号を、高効率に電力増幅する電力増幅器としてドハティ電力増幅器が知られている(例えば、特許文献1照。)。
図4に示すように、このドハティ電力増幅器100は、キャリアアンプ101とピークアンプ102とを備え、入力信号が分配ノード103を介して、キャリアアンプ101に入力されるとともに、第1のλ/4線路104を介してピークアンプ102に入力される。キャリアアンプ101に入力された入力信号は、増幅されて第2のλ/4線路105で90度移相される。また、第1のλ/4線路104に入力された信号は、90度移相されてピークアンプ102で増幅される。
続いて、第2のλ/4線路105から出力された信号と、ピークアンプ102から出力された信号とが合成ノード106で合成され、出力信号が第3のλ/4線路107に入力される。そして、第3のλ/4線路107でインピーダンス変換されて、出力側に出力される。
ここで、例えば、キャリアアンプ101がAB級にバイアスされ、ピークアンプ102がC級にバイアスされており、ドハティ電力増幅器に信号が入力されても、ピークアンプ102が動作するまでは、キャリアアンプ101が単独で動作して飽和領域に入る。すなわち、キャリアアンプ101の線形性が崩れ始めると、ピークアンプ102が動作を開始し、ピークアンプ102からの出力が、キャリアアンプ101からの出力と合成されて、出力側に出力されるようになっている。
ところで、一般に電力増幅器群の終段に用いられるドハティ電力増幅器は、ピークアンプ102が動作していない状態(オフ状態)でも、常にピークアンプ102に信号・電力が分配されているため、分配損失分だけ利得が低下してしまう。すなわち、キャリアアンプ101の飽和電力(電力デバイスサイズ)を「A」、ピークアンプ102の飽和電力を「B」とすると、飽和パワー比αは、
α=A/(A+B) となり、
キャリアアンプ101とピークアンプ102の飽和電力が同じである対称ドハティ電力増幅器の場合、
α=1/(1+1)=1/2 となる。
α=A/(A+B) となり、
キャリアアンプ101とピークアンプ102の飽和電力が同じである対称ドハティ電力増幅器の場合、
α=1/(1+1)=1/2 となる。
この場合、効率が最大となるバックオフ点は、
10×logα2=−6[dB] となる。
また、ピークアンプ102の入出力インピーダンスZは、
Z=α/(1−α)×Z0 となり、第2のλ/4線路105のインピーダンスZ0が50Ωの場合、
Z=0.5/(1−0.5)×50=50[Ω] となる。
さらに、原理上の利得低下は、
10×logα=−3[dB] となる。
10×logα2=−6[dB] となる。
また、ピークアンプ102の入出力インピーダンスZは、
Z=α/(1−α)×Z0 となり、第2のλ/4線路105のインピーダンスZ0が50Ωの場合、
Z=0.5/(1−0.5)×50=50[Ω] となる。
さらに、原理上の利得低下は、
10×logα=−3[dB] となる。
そして、このような利得の低下が生じるため、ドハティ電力増幅器よりも前段・上流側の増幅器において、大きな出力を要する。すなわち、ドハティ電力増幅器による利得低下(3dB)を補うために、前段の増幅器の出力を上げる必要があり、システム効率が低下する。一方、入力信号に対する出力信号の利得の線形性を確保する必要がある。
そこでこの発明は、利得の低下がなく、増幅器のシステム効率を改善し、しかも、利得の線形性が確保されるドハティ電力増幅器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は、キャリアアンプとピークアンプとが並列に配設され、入力信号を前記キャリアアンプと前記ピークアンプとに入力し、前記キャリアアンプで増幅された信号と前記ピークアンプで増幅された信号とを合成して出力信号を出力可能なドハティ電力増幅器において、
前記入力信号の電力レベルを検出する第1の検出手段と、
前記出力信号の電力レベルを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段および前記第2の検出手段による検出結果に基づいて、前記キャリアアンプが飽和するまでは前記入力信号を前記ピークアンプに入力しないで、前記キャリアアンプが飽和した後は、前記入力信号の電力レベルに対する前記出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、前記ピークアンプへの前記入力信号の入力を調整する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記入力信号の電力レベルを検出する第1の検出手段と、
前記出力信号の電力レベルを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段および前記第2の検出手段による検出結果に基づいて、前記キャリアアンプが飽和するまでは前記入力信号を前記ピークアンプに入力しないで、前記キャリアアンプが飽和した後は、前記入力信号の電力レベルに対する前記出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、前記ピークアンプへの前記入力信号の入力を調整する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
この発明では、第1の検出手段によって入力信号の電力レベルが検出され、第2の検出手段によって出力信号の電力レベルが検出される。この状態で制御手段によって、キャリアアンプが飽和するまでは、入力信号がピークアンプには入力されず、キャリアアンプのみが動作する。そして、キャリアアンプが飽和した後は、ピークアンプへの入力信号の入力が調整され、キャリアアンプからの信号とピークアンプからの信号とが合成された、出力信号の電力レベルの利得が一定となる。
このような発明によれば、キャリアアンプが飽和するまで、つまり、ピークアンプが動作するまでは、入力信号がピークアンプには入力されないため、分配損失による利得の低下が発生しない。しかも、キャリアアンプが飽和した後、つまり、ピークアンプが動作し始めた後は、出力信号の電力レベルの利得が一定となるように制御されるため、利得の線形性を確保・維持することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るドハティ電力増幅器1を示す構成図である。このドハティ電力増幅器1は、無線信号を電力増幅する電力増幅器であり、主として、キャリアアンプ(CA)21と、ピークアンプ(PA)22と、第1の検波器(第1の検出手段)31と、第2の検波器(第2の検出手段)32と、PINダイオード(制御手段)41と、AGC回路(制御手段)42と、を備えている。ここで、この実施の形態では、キャリアアンプ21とピークアンプ22の飽和電力が同じである対称ドハティ電力増幅器について説明し、図1中のインピーダンス値は対称ドハティ電力増幅器の場合の例示値である。
キャリアアンプ21は、AB級またはB級にバイアスされ、ピークアンプ22は、C級にバイアスされ、入力端子Tinと出力端子Toutとに対してキャリアアンプ21とピークアンプ22とが並列に配設されている。また、キャリアアンプ21の下流側(出力端子Tout側)には、第1のλ/4線路23が配設され、ピークアンプ22の上流側(入力端子Tin側)には、第2のλ/4線路24が配設されている。
一方、入力信号をキャリアアンプ21とピークアンプ22とに分配・入力する分配ノード(分配器)25の上流側には、第3のλ/4線路26が配設されている。また、キャリアアンプ21側から出力された信号と、ピークアンプ22から出力された信号とを合成する合成ノード27の下流側には、第4のλ/4線路28が配設されている。
そして、入力端子Tinから入力された入力信号が、第3のλ/4線路26でインピーダンス変換され、分配ノード25を介してキャリアアンプ21と第2のλ/4線路24とに入力される。キャリアアンプ21に入力された入力信号は、所定の増幅率で増幅され、かつ整合されて第1のλ/4線路23で90度移相される。また、第2のλ/4線路24に入力された入力信号は、90度移相されてピークアンプ22で所定の増幅率で増幅され、かつ整合される。
続いて、第1のλ/4線路23から出力された信号と、ピークアンプ22から出力された信号とが合成ノード27で合成され、その出力信号が第4のλ/4線路28でインピーダンス変換されて、出力端子Toutから出力される。このように、入力信号をキャリアアンプ21とピークアンプ22とに入力し、キャリアアンプ21で増幅された信号とピークアンプ22で増幅された信号とを合成して、出力信号として出力可能となっている。
また、上記のように、キャリアアンプ21がAB級またはB級にバイアスされ、ピークアンプ22がC級にバイアスされているため、ピークアンプ22が動作するまでは、キャリアアンプ21が単独で動作して飽和領域に入る。すなわち、キャリアアンプ21が飽和して線形性が崩れ始めると、ピークアンプ22が動作を開始し、キャリアアンプ21からの信号とピークアンプ22からの信号とが合成された出力信号が、出力されるようになっている。このような構成は、従来のドハティ電力増幅器と同等の構成となっている。
第1の検波器31は、入力信号の電力レベルを検出する検波器であり、分配ノード25の上流側(第3のλ/4線路26の上流側または下流側)の入力信号の電力レベルを検出して、その検出結果をAGC回路42に入力する。第2の検波器32は、出力信号の電力レベルを検出する検波器であり、合成ノード27の下流側(第4のλ/4線路28の上流側または下流側)の出力信号の電力レベルを検出して、その検出結果をAGC回路42と高速オペアンプ43とに入力する。また、出力信号は、アッテネータ(減衰器)44を介して第2の検波器32に入力されるようになっている。なお、アッテネータ44は第2の検波器32に適切なレベルが入力されればよいので、方向性結合器の結合度を適切な値とすればなくてもかまわない。
PINダイオード41とAGC回路42とは、第1の検波器31および第2の検波器32による検出結果に基づいて、キャリアアンプ21が飽和する(ピークアンプ22の動作点)までは入力信号をピークアンプ22に入力しないで、キャリアアンプ21が飽和した後は、入力信号の電力レベルに対する出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、ピークアンプ22への入力信号の入力を調整する、制御手段を構成する。
すなわち、PINダイオード41は、ピークアンプ22の上流側で第2のλ/4線路24の下流側に配設されたPIN(P−Intrinsic−N)型ダイオードであり、グランドとシャントに設置されている。このPINダイオード41は、AGC回路42がオフ時には(後述するようにキャリアアンプ21が飽和するまでは)、ショート・短絡され、AGC回路42が動作すると、そのインピーダンスが制御されるようになっている。
AGC(Automatic Gain Control)回路42は、入力値が変動しても一定の出力値が得られるように、自動的に増幅回路の増幅率(利得)を調整する利得調整手段であり、第1の検波器31、第2の検波器32および高速オペアンプ43からの信号が入力され、PINダイオード41に信号が出力されるように接続されている。具体的には、第2の検波器32で検出された出力信号の電力レベルが、所定のレベル以下の場合、つまり、キャリアアンプ21が飽和するまでは、高速オペアンプ43からAGC回路42に「回路オフ」信号が入力される。これにより、AGC回路42はオフ(非動作)状態となり、PINダイオード41がショートされる。従って、分配ノード25から見たピークアンプ22側の回路は、第2のλ/4線路24があるためにオープン・開放状態となり、ピークアンプ22には入力信号が入力されない。
一方、第2の検波器32で検出された出力信号の電力レベルが、所定のレベルを超える場合、つまり、キャリアアンプ21が飽和すると、高速オペアンプ43からAGC回路42に「回路オン」信号が入力され、AGC回路42はオン(動作)状態となる。そして、第1の検波器31で検出された入力信号の電力レベルに対して、第2の検波器32で検出された出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、つまり、出力端子Toutと入力端子Tin間の利得が一定となるように、AGC回路42がPINダイオード41のインピーダンスを制御する。これにより、第2のλ/4線路24からピークアンプ22に入力される入力信号(電力量)を調整するものである。ここで、「利得が一定となるように」とは、キャリアアンプ21が飽和するまでの利得と同じになるように、という意味である。なお、制御手段としてPINダイオード41を使用しているが、同様な効果が得られるものであれば良い。
次に、このような構成のドハティ電力増幅器1の作用などについて説明する。
まず、入力端子Tinに入力された入力信号が、第3のλ/4線路26によってインピーダンス変換され、分配ノード25を介してキャリアアンプ21と第2のλ/4線路24とに入力される。同時に、第1の検波器31によって入力信号の電力レベルが検出され、第2の検波器32によって出力信号の電力レベルが検出される。
この状態で、出力信号(従って入力信号)の電力レベルが所定のレベル以下の場合、つまり、キャリアアンプ21が飽和するまでは、上記のように、AGC回路42がオフ状態でPINダイオード41がショートされ、ピークアンプ22には入力信号が入力されない。従って、キャリアアンプ21で増幅された信号のみが、第1のλ/4線路23および第4のλ/4線路28を介して、出力端子Toutから出力される。
一方、出力信号(従って入力信号)の電力レベルが所定のレベルを超え、キャリアアンプ21が飽和すると、AGC回路42が動作し、入力信号の電力レベルに対して出力信号(キャリアアンプ21で増幅された信号とピークアンプ22で増幅された信号との合成信号)の電力レベルの利得が一定となるように、PINダイオード41のインピーダンスが制御される。そして、このようなインピーダンスのPINダイオード41に入力信号が入力され、所定の増幅率で入力信号が増幅される。その後、キャリアアンプ21で増幅された信号とピークアンプ22で増幅された信号とが、合成ノード27で合成され、出力信号として第4のλ/4線路28を介して、出力端子Toutから出力される。
このようにしてPINダイオード41のインピーダンスが制御され、出力信号(入力信号)が上がって最終的にハイインピーダンスになると、キャリアアンプ21とピークアンプ22との飽和出力の合計である増幅率で増幅された信号が、出力信号として出力端子Toutから出力されるものである。
以上のように、このドハティ電力増幅器1によれば、キャリアアンプ21が飽和するまでは、つまり、ピークアンプ22が動作するまでは、PINダイオード41がショートされ、分配ノード25から見たピークアンプ22側の回路が開放状態となり、入力信号がピークアンプ22には入力されない。このため、分配損失がなくなり、利得の低下が発生しない。従って、このドハティ電力増幅器1よりも前段・上流側の増幅器における出力を低減し、高効率化することができる。
具体的には、図2(a)に示すように、入力側から順に、第1の増幅器201、プリドライバ202、ドライバ203、終段増幅器204、という増幅器が直列に接続・配設され、第1の増幅器201の出力電力を「Pf」、プリドライバ202の出力電力を「Ppd」、ドライバ203の出力電力を「Pd」とする。このとき、終段増幅器204の利得を「GF」、増幅器全体の出力電力を「Pout」とすると、
Pd=Pout−GF となる。
Pd=Pout−GF となる。
ここで、図2(b)に示すように、終段増幅器204を従来のドハティ電力増幅器100で構成した場合、上記のように原理上、ドハティ電力増幅器100では「10×logα」だけ利得が低下する。このため、同じ出力電力Poutを得るには、ドライバ203の出力電力Pdを「10×logα」だけ上げて、
Pd=Pout−GF+10×logα とする必要がある。
Pd=Pout−GF+10×logα とする必要がある。
また、第1の増幅器201の出力電力Pfおよびプリドライバ202の出力電力Ppdも、「10×logα」だけ上げる必要がある。このように、各増幅器201〜203においてより大きな電力が必要となり、システム効率が低下する。
これに対して、図3に示すように、終段増幅器204を本ドハティ電力増幅器1で構成した場合、上記のように、利得の低下がない。従って、ドライバ203の出力電力Pdを上げる必要がなく、Pd=Pout−GFのままでよく、第1の増幅器201の出力電力Pfおよびプリドライバ202の出力電力Ppdも、上げる必要がない。換言すれば、本ドハティ電力増幅器1の利得が上がるため、前段である第1の増幅器201、プリドライバ202およびドライバ203の電力を低減することができる。このようにして、システム効率を高効率化・改善することができるものである。
しかも、キャリアアンプ21が飽和した後、つまり、ピークアンプ22が動作し始めた後は、キャリアアンプ21で増幅された信号とピークアンプ22で増幅された信号との合成信号である、出力信号の電力レベルの利得が一定となるように制御されるため、利得の線形性を確保・維持することができる。すなわち、ピークアンプ22が動作する前(キャリアアンプ21が飽和するまで)の利得と、ピークアンプ22が動作した後(キャリアアンプ21が飽和した後)の利得とのリニアリティを確保することができる。
このように、このドハティ電力増幅器1では、高利得化、高効率化できるとともに、利得の線形性を確保することができるものである。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、対称ドハティ電力増幅器について図示、説明したが、キャリアアンプ21とピークアンプ22の飽和電力が異なる非対称ドハティ電力増幅器や、ピークアンプ22を複数備えたN−Wayドハティ電力増幅器などにも適用することができる。特に、非対称ドハティ電力増幅器では、原理上の利得低下が大きいため、本発明を適用することで、より大きな効果を得ることができる。また、λ/4線路23、24、26、28に代えて、集中定数によって位相を90度変化させる回路またはインピーダンス変換回路(例えばジャイレータ)を用いてもよい。
1 ドハティ電力増幅器
21 キャリアアンプ
22 ピークアンプ
23、24、26、28 λ/4線路
25 分配ノード(分配器)
27 合成ノード
31 第1の検波器(第1の検出手段)
32 第2の検波器(第2の検出手段)
41 PINダイオード(制御手段)
42 AGC回路(制御手段)
43 高速オペアンプ
44 アッテネータ
Tin 入力端子
Tout 出力端子
21 キャリアアンプ
22 ピークアンプ
23、24、26、28 λ/4線路
25 分配ノード(分配器)
27 合成ノード
31 第1の検波器(第1の検出手段)
32 第2の検波器(第2の検出手段)
41 PINダイオード(制御手段)
42 AGC回路(制御手段)
43 高速オペアンプ
44 アッテネータ
Tin 入力端子
Tout 出力端子
Claims (1)
- キャリアアンプとピークアンプとが並列に配設され、入力信号を前記キャリアアンプと前記ピークアンプとに入力し、前記キャリアアンプで増幅された信号と前記ピークアンプで増幅された信号とを合成して出力信号を出力可能なドハティ電力増幅器において、
前記入力信号の電力レベルを検出する第1の検出手段と、
前記出力信号の電力レベルを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段および前記第2の検出手段による検出結果に基づいて、前記キャリアアンプが飽和するまでは前記入力信号を前記ピークアンプに入力しないで、前記キャリアアンプが飽和した後は、前記入力信号の電力レベルに対する前記出力信号の電力レベルの利得が一定となるように、前記ピークアンプへの前記入力信号の入力を調整する制御手段と、
を備えることを特徴とするドハティ電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013045194A JP2014175761A (ja) | 2013-03-07 | 2013-03-07 | ドハティ電力増幅器 |
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JP2013045194A JP2014175761A (ja) | 2013-03-07 | 2013-03-07 | ドハティ電力増幅器 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107196617A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-09-22 | 中国电子科技集团公司第四十研究所 | 基于动态自适应算法的智能功率稳幅环路及稳幅方法 |
CN108123690A (zh) * | 2016-11-30 | 2018-06-05 | 住友电工光电子器件创新株式会社 | 多赫蒂放大器 |
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- 2013-03-07 JP JP2013045194A patent/JP2014175761A/ja active Pending
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