JP2014175052A - コネクタ - Google Patents

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Takahiro Nagayama
隆浩 長山
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Abstract

【課題】電線と接続素子との電気的接続を確実にする。
【解決手段】コネクタ1は、導電部51,56と導電部51,56を被覆する被覆部52,57とを備えた少なくとも2本の電線50,55を電気的に接続するための接続素子60を有する。接続素子60は、電線50,55のうち少なくとも1本に対して電線50との電気的な接触が可能である一対の対向側壁62aによって形成されていて電線50の挿入方向Iである深さ方向へ直状に延びる溝61と、溝61の入口において、対向側壁62aのそれぞれから挿入方向Iに直交する態様および挿入方向Iに鈍角で交差する態様のいずれかの態様で溝61の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部69とを備える。
【選択図】図10

Description

この発明は、導電部と前記導電部を被覆する被覆部とを備えた少なくとも2本の電線を電気的に接続するための接続素子を有するコネクタに関する。
従来、2本の被覆部で被覆した電線を電気的に接続する接続素子を有するコネクタは公知である。この種のコネクタの中には、例えば図25に示すように、例えば銅等の導電性を有する金属の導電部101と、導電部101の周面を覆い、合成樹脂製の絶縁性を有する被覆部102とをそれぞれ備える2本の電線100a,100bを電気的に接続する接続素子110を有するものがある。
接続素子110は、例えば銅等の導電性を有する金属を材料とし、一方の電線100aを挿入するための第1溝111を有する第1接続部112と、他方の電線100bを挿入するための第2溝113を有する第2接続部114と、第1接続部112と第2接続部114とを連結する連結部115とを備えている。
各接続部112,114の溝111,113の入口には、奥側へ向かうに従って徐々に溝の幅が狭くなる狭幅部(被覆剥離部)120,121が設けてある。狭幅部120,121の奥側は、溝111,113の底部122,123まで溝111,113の幅が一様である。狭幅部120の奥側の幅は、図26(a)に示す第1電線100aの導電部101の直径d9よりもわずかに小さい寸法H9を有するよう構成してあり、図示省略するが、第2電線100bの導電部101の直径よりもわずかに小さい寸法を有するように構成してある。
このコネクタでは、図26(a)に示すように、例えば第1溝111の上方に第1電線100aを配置した後、上方から下方に向けて第1電線100aを移動する。第1電線100aの上下方向Vへの移動によって第1電線100aを第1溝111に圧入すると、図26(b)に示すように、第1接続部112の狭幅部120において、第1溝111の壁に対向する部分および上方の合成樹脂製の被覆部102が剥がれるとともに、導電部101が上下方向Vへ延び、かつ第1電線100aと、第1接続部112とが電気的に接続される。第2電線100bについても上記操作と同様の操作を行い、第2電線100bと、第2接続部114とを電気的に接続し、これにより第1電線100aと第2電線100bとを電気的に接続していた。
近年、よく見られる合成樹脂製の被覆部を備える電線の他に、かつて普及していた紙製の被覆部を備える電線がある。
紙製の被覆部を備える電線に従来のコネクタを適用した場合、上記合成樹脂製の被覆部102を備える電線100a,100bと同様の操作を行っても、図27に示すように、第1溝111の壁と、紙製の被覆部131とが滑るため、被覆部131が残ったまま溝111に電線100cが圧入されたり、電線100cの移動に伴って紙製の被覆部131の一部は破れるものの、破れた被覆部131が、導電部101と第1接続部112との間に挟まって、導電部101と第1接続部112とが電気的に接続されない問題が発生するおそれがあった。
そこで、この発明は、電線と接続素子との電気的接続を確実にすることができるコネクタを提供することを課題にしている。
前記課題を解決するためにこの発明が対象とするのは、導電部と前記導電部を被覆する被覆部とを備えた少なくとも2本の電線を電気的に接続するための接続素子を有するコネクタである。
このコネクタにおいて、この発明が特徴とするところは、前記接続素子が、前記電線のうち少なくとも1本に対して前記電線との電気的な接触が可能である一対の対向側壁によって形成されていて前記電線の挿入方向である深さ方向へ直状に延びる溝と、前記溝の入口において、前記対向側壁のそれぞれから前記挿入方向に直交する態様および前記挿入方向に鈍角で交差する態様のいずれかの態様で前記溝の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部とを備えることである。
この発明の実施形態の一つにおいて、前記対向側壁は、前記溝における底部と前記被覆剥離部との間であって、前記被覆剥離部に近接する位置に、前記溝の幅方向における寸法が、前記一対の被覆剥離部の離間距離よりも大きい拡幅部を形成してある。
この発明の実施形態の他の一つにおいて、前記挿入方向において、前記拡幅部の下端部は、前記拡幅部よりも狭く前記電線と電気的に接触可能な狭幅部がつながっている。
この発明の実施形態の他の一つにおいて、前記接続素子は、前記拡幅部から前記狭幅部へと変化する部位が第2の被覆剥離部として作用する。
この発明に係るコネクタによれば、接続素子が、電線のうち少なくとも1本に対して電線との電気的な接触が可能である一対の対向側壁によって形成されていて電線の挿入方向である深さ方向へ直状に延びる溝と、溝の入口において、対向側壁のそれぞれから挿入方向に直交する態様および挿入方向に鈍角で交差する態様のいずれかの態様で溝の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部とを備えるため、電線を溝に挿入するとき、接続素子の一対の被覆剥離部が、電線の被覆部に引掛かかり、被覆部に力が加わる。よって、被覆剥離部によって被覆部を確実に剥離することができるため、紙製の被覆部を有する電線にコネクタを適用する場合であっても、電線と接続素子との電気的接続を確実にすることができる。
コネクタの分解斜視図。 コネクタが備えるベースの斜視図。 図2の矢視III−III線の断面図。 コネクタが備える第1カバーの斜視図。 図4のV−V線の断面図。 コネクタが備える第2カバーの斜視図。 図6のVII−VII線の断面図。 コネクタに使用する紙製の被覆部を有する電線の断面図。 コネクタに使用する合成樹脂製の被覆部を有する電線の断面図。 (a)は、コネクタが備える接続素子の正面図。(b)は、(a)の一部拡大図。(c)は、接続素子の平面図。 ベースに対して第1カバーを仮固定位置に配置した状態を示す斜視図。 ベースに対して第2カバーを仮固定位置に配置した状態を示す斜視図。 第1電線を第1溝の被覆剥離部に挿入する状態を示す説明図。 第1電線を第1溝の拡幅部に挿入する状態を示す説明図。 第1電線を第1溝の狭幅部に挿入する状態を示す説明図。 ベースに対して第1カバーおよび第2カバーを取付位置に配置した状態であって、第1カバーおよび第2カバーを仮想線で示す斜視図。 ベースに対して第1カバーおよび第2カバーを取付位置に配置した状態を示す斜視図。 図17のXXVIII−XVIII線の断面図。 図17のXIX−XIX線の断面図。 図17のXX−XX線の断面図。 図17のXXI−XXI線の断面図。 実施態様の一例である接続素子の正面図。 実施態様の一例である接続素子の正面図。 実施態様の一例である接続素子の正面図。 従来の接続素子を示す正面図。 従来の接続素子の溝に、合成樹脂製の被覆部を有する電線の導電部を挿入する場合を示す説明図。 従来の接続素子の溝に、紙製の被覆部を有する電線の導電部を挿入する場合を示す説明図。
添付の図面を参照してこの発明に係るコネクタ1の詳細を説明すると以下のとおりである。
図1は、コネクタ1の分解斜視図である。コネクタ1は、縦方向Xと、縦方向Xに直交する横方向Yと、縦方向Xおよび横方向Yにそれぞれ直交する厚さ方向Zとを有する。
コネクタ1は、ベース10と、ベース10に取り付ける第1カバー30及び第2カバー40と、導電部51を紙製の被覆部52で被覆した第1電線50と(図11参照)、導電部56を合成樹脂製の被覆部57で被覆した第2電線55とを電気的に接続する接続素子60(図11参照)と、紙製の被覆部52で被覆した第1電線50を切断する切断手段77と、第1仮固定手段80と、第2仮固定手段90とを備えている。
ベース10は、例えば弾性を有する絶縁性の合成樹脂材料で一体的に形成してある。このベース10は、図2に示すように、縦方向Xおよび横方向Yにそれぞれ延びる矩形の底部11と、底部11の横方向Yの両端部から厚さ方向Zへ延びる第1側方ベース壁部12aおよび第2側方ベース壁部12bと、底部11の横方向Yの中央から厚さ方向Zへ延びる中央ベース壁部12cと、第2側方ベース壁部12bと中央ベース壁部12cとを連結し、横方向Yへ延びる連結ベース壁部12dとを備えている。
ベース10には、第1側方ベース壁部12aと中央ベース壁部12cとの間に第1対向空間13aを画成してあり、第2側方ベース壁部12bと中央ベース壁部12cとの間に第2対向空間13bを画成してある。第1対向空間13aの縦方向Xの両端部には、第1開口14aおよび第2開口14bを形成してある。また、中央ベース壁部12cの縦方向Xの中央には、第3開口14cを形成してある。
第2対向空間13bの縦方向Xの一端部には、第4開口14dを形成してある。また、第2対向空間13bの横方向Yの一端部には、第5開口14eを形成してある。
底部11には、第1対向空間13aから第2対向空間13bへ向けて横方向Yへ延びる長溝(溝)15a,15bを形成してある。一方の長溝15aは、第1開口14aに近接するように配置してある一方、他方の長溝15bは、一方の長溝15aよりも第1開口14aに対する距離が長くなるように離間して配置してある。換言すれば、一方の長溝15aと他方の長溝15bは、縦方向Xにおいて、第1開口14aに対する離間距離が異なるように底部11に配置してある。一方の長溝15aと他方の長溝15bとは、横方向Yの長さ寸法が例えば同一であるが、一方の長溝15aは、第1側方ベース壁部12aに近接するように配置してある一方、他方の長溝15bは、第2側方ベース壁部12bに近接するように配置してある。
底部11の第1対向空間13aには、横方向Yへ延びる2本の短溝16a,16bを2本形成してある。一方の短溝16aは、第2開口14bに近接するように配置してある一方、他方の短溝16bは、一方の短溝16aよりも第2開口14bに対する距離が長くなるように離間して配置してある。換言すれば、一方の短溝16aと他方の短溝16bは、縦方向Xにおいて、第2開口14bに対する離間距離が異なるように底部11に配置してある。一方の短溝16aと他方の短溝16bとは、横方向Yの長さ寸法が例えば同一であるが、一方の短溝16aは、第1側方ベース壁部12aに近接するように配置してある一方、他方の短溝16bは、第1側方ベース壁部12aに離間するように配置してある。
底部11には、各短溝16a,16bの縦方向Xの両端に、底部11から突出する凸部17をそれぞれ設けてある。
底部11の第1対向空間13aにおいて、第1開口14aの近傍には、底部11から突出するように厚さ方向Zへ延びる突出部18a,18bを2つ形成してある。一方の突出部18aは、第1開口14aに近接するように配置してある一方、他方の突出部18bは、一方の突出部18aよりも第1開口14aに対する距離が長くなるように離間して配置してある。換言すれば、一方の突出部18aと他方の突出部18bは、縦方向Xにおいて、第1開口14aに対する離間距離が異なるように底部11に配置してある。この突出部18a,18bは、後述するベース10に対して第1カバー30を取付位置に配置した状態では、後述する電線挿入溝32a、33aへ向けて突出するように形成してある。
第1側方ベース壁部12aには、横方向Yに第1側方ベース壁部12aを貫通し、第1仮固定手段80(図1参照)を構成する係合孔81,82,83を3つ形成してある。第1の係合孔81は、第1開口14aに近接するように配置してあり、第2の係合孔82は、第2開口14bに近接するように配置してあり、第3の係合孔83は、縦方向Xにおいて、第1の係合孔81と第2の係合孔82との間に配置してある。
第1の係合孔81および第2の係合孔82は、第1側方ベース壁部12aにおいて、底部11から離間する端部から厚さ方向Zへ直状に延びる直状孔部81a,82aと、底部11に近接する直状孔部81a,82aの端部から、互いに近接するように折れ曲がる折曲孔部81b,82bとを有するようにそれぞれ形成してある。
第3の係合孔83は、第1側方ベース壁部12aにおいて、底部11から離間する端部から厚さ方向Zへ直状に延びるように形成してある。
中央ベース壁部12cの第1対向空間13aには、横方向Yにおいて、第1対向空間13aから第2対向空間13bに向けて凹む係合溝84,85を2つ形成してある。係合溝84,85は、第1仮固定手段80を構成するものである。第1の係合溝84は、第1開口14aに近接するように配置してある一方、第2の係合溝85は、第2開口14bに近接するように配置してある。
第1の係合溝84および第2の係合溝85は、中央ベース壁部12cにおいて、底部11から離間する端部から厚さ方向Zへ延びる直状溝部84a,85aと、底部11に近接する直状溝部84a,85aの端部から、互いに近接するように折れ曲がる折曲溝部84b,85bとを有するようにそれぞれ形成してある。
ベース10の第1対向空間13aにおいて、第1側方ベース壁部12aに形成した係合孔81,82,83は3つである一方、中央ベース壁部12cに形成した係合溝84,85は2つである。また、第1側方ベース壁部12aの第1の係合孔81の直状孔部81aと第2の係合孔82の直状孔部82aとの縦方向Xの離間距離は、中央ベース壁部12cの第1の係合溝84と第2の係合溝85との離間距離とが異なるように係合孔81,82および係合溝84,85を形成してある。
第2側方ベース壁部12bには、横方向Yに第2側方ベース壁部12bを貫通し、第2仮固定手段90(図1参照)を構成する係合孔91,92を2つ形成してある。第1の係合孔91は、第2側方ベース壁部12bにおいて、底部11から離間する端部から厚さ方向Zへ延びる直状孔部91aと、底部11に近接する直状孔部91aの端部から第4開口14dへ近接するように折れ曲がる折曲孔部91bとを有するように形成してある。第2の係合孔92は、底部11から離間する端部から厚さ方向Zに延びるように直状に形成してある。
中央ベース壁部12cの第2対向空間13bには、図3に示すように、横方向Yにおいて、第2対向空間13bから第1対向空間13aに向けて凹む係合溝93,94,95を3つ形成してある。係合溝93,94,95は、第2仮固定手段90を構成するものである。第1の係合溝93は、横方向Yにおいて、連結ベース壁部12dに近接するよう配置してあり、第2の係合溝94は、第4開口14dに近接するよう配置してあり、第3の係合溝95は、第1の係合溝93と、第2の係合溝94との間に配置してある。
係合溝93,94,95は、厚さ方向Zに延びるよう直状にそれぞれ形成してある。第2の係合溝94は、第2側方ベース壁部12bにおいて、底部11から離間する端部が、第2側方ベース壁部12bの上端部に近接するよう、厚さ方向Zに長く形成してある一方、第1の係合溝93および第3の係合溝95は、第2側方ベース壁部12bにおいて、底部11から離間する端部が、第2側方ベース壁部12bの上端部から離間するよう、第2の係合溝94よりも厚さ方向Zに短く形成してある。
ベース10の第2対向空間13bにおいて、第2側方ベース壁部12bに形成した係合孔91,92が2つである一方、中央ベース壁部12cに形成した係合溝93,94,95は3つである。また、縦方向Xにおいて、第2側方ベース壁部12bの第1の係合孔91の直状孔部91aと第2の係合孔92との離間距離と、中央ベース壁部12cの第1の係合溝93と第2の係合溝94との離間距離とが異なるように係合孔91,92および係合溝94,95を形成してある。さらに、縦方向Xにおいて、第2側方ベース壁部12bの第1の係合孔91の直状孔部91aと第2の係合孔92との離間距離は、上述した第1対向空間13aにおける第1の係合孔81の直状孔部81aと第2の係合孔82の直状孔部82aとの離間距離と異なり、かつ第1の係合溝84の直状溝部84aと第2の係合溝85の直状溝部85aとの離間距離と異なる。また、第2対向空間13bにおける中央ベース壁部12cの第1の係合溝93と第2の係合溝94との離間距離は、上述した第1対向空間13aにおける第1の係合孔81の直状孔部81aと第2の係合孔82の直状孔部82aとの離間距離と異なり、かつ第1の係合溝84の直状溝部84aと第2の係合溝85の直状溝部85aとの離間距離と異なる。
第1カバー30は、例えば絶縁性の合成樹脂材料によって、第1側方ベース壁部12aおよび中央ベース壁部12cよりも剛性を有するように形成してある。
第1カバー30は、図1,図4に示すように、ベース10の第1対向空間13aを覆うように略直方体状を成す態様で形成してある。より具体的には、第1カバー30は、第1カバー30をベース10に取り付けた状態において、底部11に対向する第1カバー天部31と、第1側方ベース壁部12aに対向する第1カバー横方向側壁部32と、中央ベース壁部12cに対向する第1カバー横方向側壁部33と、第1開口14aに位置する第1カバー縦方向側壁部34と、第2開口14bに位置する第1カバー縦方向側壁部35とを備えている。
第1カバー30が第1対向空間13aに挿入できるように、第1カバー横方向側壁部32と第1カバー横方向側壁部33との横方向Yの離間寸法は、ベース10における第1側方ベース壁部12aと中央ベース壁部12cとの横方向Yの対向距離よりもわずかに小さい。
第1カバー横方向側壁部32,33には、紙製の被覆部52で被覆された電線が挿入できる電線挿入溝32a,33aを形成してある。一方の電線挿入溝33aは、図19に示すように、その一方の端部が、第1カバー縦方向側壁部34に現れ、かつ他方の端部が、第1カバー縦方向側壁部35に現れるように縦方向Xに延びる態様で形成してある。他方の電線挿入溝32aについては、図示省略するが、一方の電線挿入溝33aと同様に、その一方の端部が、第1カバー縦方向側壁部34に現れ、かつ他方の端部が、第1カバー縦方向側壁部35に現れるように横方向Yに延びる態様で形成してある。
第1カバー縦方向側壁部34の縦方向Xの中央には、図4に示すように、横方向Yへ延び、後述する第1接続素子60a(図1参照)を挿入する接続素子挿入溝36を形成してある。第1カバー縦方向側壁部35の縦方向Xの中央には、図5に示すように、横方向Yへ延び、後述する第2接続素子60b(図1参照)を挿入する接続素子挿入溝37を形成してある。
第1カバー横方向側壁部32において、電線挿入溝32aよりも底部11に近接する側の端部には、第1仮固定手段80を構成する係合爪86a,86b,86c,86d,86eを5つ形成してある。
第1の係合爪86aおよび第2の係合爪86bは、縦方向Xの両端に配置してある。第3の係合爪86cおよび第4の係合爪86dは、接続素子挿入溝36に近接するよう縦方向Xのほぼ中央に配置してある。第5の係合爪86eは、第1の係合爪86aと第3の係合爪86cとの間に配置してある。
第1の係合爪86aおよび第2の係合爪86bは、第1側方ベース壁部12aの縦方向Xにおける第1の係合孔81の直状孔部81aと、第2の係合孔82の直状孔部82aとの離間距離に対応するよう配置してある。
第5の係合爪86eは、縦方向Xにおいて、第1側方ベース壁部12aの第3の係合孔81cに対応するよう配置してある。
第3の係合爪86cおよび第4の係合爪86dは、第1側方ベース壁部12aの縦方向Xにおける第1の係合孔81の折曲孔部81bと、第2の係合孔82の折曲孔部82bとの離間距離に対応するよう配置してある。
第1の係合爪86aおよび第2の係合爪86bは、厚さ方向Zにおいて、底部11に最も近接するように配置してあり、底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となる態様で配置してある。第3の係合爪86c、第4の係合爪86d、第5の係合爪86eは、厚さ方向Zにおいて、第1の係合爪86aおよび第2の係合爪86bよりも底部11に離間するように配置してあり、底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となるように配置してある。
係合爪86a〜86eは、横方向Yにおける第1カバー横方向側壁部32からの突出距離が同一である。
第1カバー横方向側壁部33において、図5に示すように、電線挿入溝33aよりも底部11に近接する側の端部には、第1仮固定手段80を構成する係合爪87a,87b,87c,87dを4つ形成してある。
第1の係合爪87aおよび第2の係合爪87bは、縦方向Xの両端に配置してある。第3の係合爪87cは、第1の係合爪87aに近接するよう配置してある。第4の係合爪87dは、第2の係合爪87bに近接するよう配置してある。
第1の係合爪87aおよび第2の係合爪87bは、中央ベース壁部12cの縦方向Xにおける第1の係合溝84の直状溝部84aと、第2の係合溝85の直状溝部85aとの離間距離に対応するよう配置してある。
第3の係合爪87cおよび第4の係合爪87dは、中央ベース壁部12cの縦方向Xにおける第1の係合溝84の折曲溝部84bと、第2の係合溝85の折曲溝部85bとの離間距離に対応するよう配置してある。
第1の係合爪87aおよび第2の係合爪87bは、厚さ方向Zにおいて、底部11に最も近接するように配置してあり、底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となる態様で配置してある。第3の係合爪87cおよび第4の係合爪87dは、厚さ方向Zにおいて、第1の係合爪87aおよび第2の係合爪87bよりも底部11に離間するように配置してあり、底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となるように配置してある。
係合爪87a〜87dは、横方向Yにおける第1カバー横方向側壁部33からの突出距離が同一である。
横方向Yにおいて、係合爪86a〜86eの先端と、係合爪87a〜87dの先端との距離は、ベース10における第1側方ベース壁部12aと中央ベース壁部12cとの横方向Yの対向距離よりもわずかに大きい。
また、第1カバー縦方向側壁部35からの第2の係合爪86bの距離と、第1カバー縦方向側壁部35からの第2の係合爪87bの距離とは異なり、かつ第1カバー縦方向側壁部34からの第1の係合爪86aの距離と、第1カバー縦方向側壁部34からの第1の係合爪87aの距離とが異なる。
第2カバー40は、例えば絶縁性の合成樹脂材料によって、第2側方ベース壁部12bおよび中央ベース壁部12cよりも剛性を有するように形成してある。
第2カバー40は、図1,図6に示すように、ベース10の第2対向空間13bを覆うように略直方体状を成す態様で形成してある。より具体的には、第2カバー40をベース10に取り付けた状態において、第2カバー40は、底部11に対向する第2カバー天部41と、中央ベース壁部12cに対向する第2カバー横方向側壁部42と、第2側方ベース壁部12bに対向する第2カバー横方向側壁部43と、連結ベース壁部12dに対向する第2カバー縦方向側壁部44と、第5開口14eに位置する第2カバー縦方向側壁部45とを備えている。
第2カバー横方向側壁部42には、横方向Yに突出する第1突出部48を設けてある一方、第2カバー横方向側壁部43には、図7に示すように、横方向Yに突出する第2突出部49を設けてある。第1突出部48は、第3開口14cに挿入できるように、第1突出部48の縦方向Xの長さは、第3開口14cの縦方向Xの長さよりもわずかに小さくなるよう設定してある。第2突出部49は、第5開口14eに挿入できるように、第2突出部49の縦方向Xの長さは、第5開口14eの縦方向Xの長さよりもわずかに小さくなるよう設定してある。
第2側方ベース壁部12bに第2カバー横方向側壁部43が対向し、かつ中央ベース壁部12cに第2カバー横方向側壁部42が対向した状態では、第2カバー40をベース10に対して仮固定位置に配置することができる一方、第2側方ベース壁部12bに第2カバー横方向側壁部42が対向し、かつ中央ベース壁部12cに第2カバー横方向側壁部43が対向した状態では、第2カバー40をベース10に対して仮固定位置に配置することができないように、第2カバー40における第1突出部48の縦方向Xの位置、および縦方向Xの長さと、第2突出部49の縦方向Xの位置、および縦方向Xの長さとは異なるように設定してある。
第2カバー40が第2対向空間13bに挿入できるように、第2カバー横方向側壁部42と第2カバー横方向側壁部43との横方向Yの離間寸法は、ベース10における第2側方ベース壁部12bと中央ベース壁部12cとの横方向Yの対向距離よりもわずかに小さい。
第2カバー縦方向側壁部45には、合成樹脂製の被覆部57で被覆された電線55a,55bが挿入できる電線挿入孔45a,45bを形成してある。一方の電線挿入孔45bは、図18に示すように、第2カバー縦方向側壁部45から縦方向Xへ延び、第2対向空間13bにおいて第2カバー縦方向側壁部44で遮断されるよう形成してある。他方の電線挿入孔45aは、図示省略するが、第2カバー縦方向側壁部45から縦方向Xへ伸び、第2対向空間13bにおいて第2カバー縦方向側壁部44で遮断されるように形成してある。
第2カバー横方向側壁部43において、底部11に近接する側の端部には、図7に示すように、第2仮固定手段90を構成する係合爪96a,96b,96cを3つ形成してある。
第1の係合爪96aおよび第2の係合爪96bは、縦方向Xの両端に配置してある。第1の係合爪96aは、連結ベース壁部12dに対向する第2カバー縦方向側壁部44に近接するよう配置してある。
第2の係合爪96bは、第4開口14dに位置する第2カバー縦方向側壁部45に近接するよう配置してある。
第3の係合爪96cは、縦方向Xにおいて、第1の係合爪96aと第2の係合爪96bとの間に配置してある。より具体的には、第3の係合爪96cは、縦方向Xにおいて、第2の係合爪96bに近接し、かつ第1の係合爪96aに離間するよう配置してある。
第1の係合爪96aおよび第2の係合爪96bは、第2側方ベース壁部12bの縦方向Xにおける第1の係合孔91の折曲孔部91bと、第2の係合孔92との離間距離に対応するよう配置してある。
第3の係合爪96cは、縦方向Xにおいて、第1の係合孔91の直状孔部91aに対応するよう配置してある。
第3の係合爪96cは、厚さ方向Zにおいて、底部11に最も近接するように配置してある。第1の係合爪96a、および第2の係合爪96bは、厚さ方向Zにおいて、第3の係合爪96cよりも底部11に対して離間するように配置してあり、底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となるように配置してある。
係合爪96a〜96cは、横方向Yにおける第2カバー横方向側壁部42からの突出距離が同一である。
第2カバー横方向側壁部42において、底部11に近接する側の端部には、第2仮固定手段90を構成する係合爪97a,97b,97cを3つ形成してある。
第1の係合爪97aおよび第2の係合爪97bは、中央ベース壁部12cの第1の係合溝93と、第2の係合溝94との縦方向Xの離間距離に対応するよう配置してある。
第3の係合爪97cは、縦方向Xにおいて、第3の係合溝95に対応するよう配置してある。
第2の係合爪97bは、厚さ方向Zにおいて、底部11に最も近接するように配置してある。第1の係合爪97a、および第3の係合爪97cは、厚さ方向Zにおいて、第2の係合爪97bよりも底部11に離間するように配置してあり、かつ底部11に対する厚さ方向Zの距離が同一となるように配置してある。
係合爪97a〜97cは、横方向Yにおける第2カバー横方向側壁部43からの突出距離が同一である。
横方向Yにおいて、係合爪96a〜96cの先端と、係合爪97a〜97cの先端との距離は、ベース10における第2側方ベース壁部12bと中央ベース壁部12cとの横方向Yの対向距離よりもわずかに大きい。
また、第2カバー横方向側壁部43における第2カバー縦方向側壁部45からの第2の係合爪96bの距離と、第2カバー横方向側壁部42における第2カバー縦方向側壁部45からの第2の係合爪97bの距離とは異なる。
図8は、紙製の絶縁性を有する被覆部で被覆された第1電線50の断面図である。第1電線50は、銅等の導電性の金属で形成された導電部51を有し、その導電部51が紙製の被覆部52で被覆されている。導電部51の径方向の長さ寸法はD1であり、被覆部52を含めた径方向の長さ寸法はD2である。
図9は、合成樹脂製の絶縁性を有する被覆部で被覆された第2電線55の断面図である。第2電線55は、銅等の導電性の金属で形成された導電部56を有し、その導電部56が合成樹脂製の被覆部57で被覆されている。導電部56の径方向の長さ寸法はD3である。
接続素子60は、図1に示すように、紙製の被覆部52を有する一方の第1電線50a(図17参照)と、合成樹脂製の被覆部57を有する一方の第2電線55a(図17参照)との2本の電線50a,55aを電気的に接続する第1接続素子60a(60)と、紙製の被覆部52を有する他方の第1電線50(図17参照)と、合成樹脂製の被覆部57を有する他方の第2電線55(図17参照)との2本の電線50b,55bを電気的に接続する第2接続素子60b(60)とで構成してある。第1接続素子60aと第2接続素子60bは、同一の構成であるため、第1接続素子60aの構成を説明し、第2接続素子60bの説明を省略する。
図10において、接続素子60は、例えば銅などの導電性の金属を一枚の板状をなすように形成してある。第1接続素子60は、第1電線50を挿入するための第1溝61を有する第1接続部62と、第2電線55を挿入するための第2溝63を有する第2接続部64と、第1接続部62および第2接続部64を連結する連結部65と、第1接続部62の側縁および第2接続部64の側縁のそれぞれにおいて横方向Yの外側に向かって突出する一対の突出部66とを備えている。一対の突出部66の横方向Yの長さ寸法は、ベース10の長溝15aの横方向Yの長さ寸法よりもわずかに大きく、接続素子60の突出部66を、ベース10の長溝15aに圧入することによって、一対の突出部66を長溝15aの壁に接触させてベース10に接続素子60を取り付ける。
第1接続部62は、連結部65から厚さ方向Zへ細長く延びるように形成してあり、かつ第1接続部62の横方向Yの中央における第1溝61は、第1溝61の両側に位置する一対の対向側壁62aによって形成されている。一対の対向側壁62aは、図10(a)の上端部分に、後記被覆剥離部69を有し、その被覆剥離部69に、電線50(図13参照)が押し当てられると、一対の対向側壁62aは、第1溝61の幅を広げるように弾性変形して、その電線50を受け入れる。
第2接続部64は、連結部65から厚さ方向Zへ細長く延びるように形成してあり、かつ第2接続部64の横方向Yの中央における第2溝63は、第2溝63の両側に位置する一対の対向側壁64aによって形成されている。一対の対向側壁64aは、第2接続部64の先端部分に、電線55(図16参照)が押し当てられて第2溝63の幅を広げるように力が加えられた場合には弾性変形して、その電線55を受け入れる。
対向側壁62a,64aのそれぞれの先端には、挿入方向Iである図の下方へ向かって下り勾配となる一対の電線案内部67,73のそれぞれを設けてある。
第1接続部62の第1溝61の入り口には、一対の被覆剥離部69を形成してある。一対の被覆剥離部69の離間距離h1は、例えば電線50の被覆部52を含めた直径D2よりも小さい。
一対の被覆剥離部69は、対向側壁62aそれぞれの先端部の内側縁から互いに接近するように延びていて、横方向Yにおいて互いに対向している。これらの被覆剥離部69は、電線50を第1溝61に挿入する場合、電線50の挿入方向Iとは反対の方向に向かって上り勾配となるように傾斜しているため、換言すると、被覆剥離部69の延びる方向79(図10(b)参照)と挿入方向Iとの交差角度θ1が鈍角となるように延びているため、被覆剥離部69のそれぞれは、挿入する電線50に対してその下側から被覆部52に突き刺さるように接触することが可能になる。一対の被覆剥離部69は、互いの離間距離h1を広げながら電線50に強く接触することによって電線50の被覆部52を確実に剥離することができる。
第1接続部62は、第1溝61の底部75と被覆剥離部69との間であって、被覆剥離部69に近接するように位置し、横方向Yにおける寸法、すなわち第1溝61の幅方向における寸法h2が、一対の被覆剥離部69の離間距離h1よりも大きい拡幅部70を備えている。図10(b)に示す例では、拡幅部70における寸法h2は、被覆部52を含めた電線50の直径D2よりも大きい。
第1接続部62では、第1溝61の拡幅部70における挿入方向Iの下端部が、挿入方向Iへ向かって下り勾配となるように傾斜する態様で狭幅部71につながっている。図10(b)における狭幅部71の幅h3の寸法は、電線50との電気的な接触を確実に得ることができるように設定される。その一例において、幅h3の寸法は、被覆剥離部69の離間距離h1と同一である場合がある。すなわち、第1溝61へ電線50を挿入すると(図13〜15参照)、狭幅部71は、電線50の導電部51に両側から密着する。第1溝61において、拡幅部70から狭幅部71へと変化する部位は、電線50の被覆部52に対して第2の被覆剥離部として作用することも可能である。好ましい狭幅部71は、第1溝61の底部75に至るまでの全長にわたって幅h3が一様に形成されている。
第2接続部64の第2溝63の電線案内部73の挿入方向Iの下端部は、第3被覆剥離部74につがっている。図10(a)に示す例では、第3被覆剥離部74の奥側は、挿入方向Iへ向かって一様な幅h5となるように形成してある。第3被覆剥離部74の幅h5は、第2電線55の導電部56の直径D3よりも小さい。第3被覆剥離部74の上端部は、第2電線55のおける合成樹脂製の被覆部57を剥離するものである。
図2に示すベース10の短溝16a,16bには、切断手段77の基端部77aをそれぞれ挿入してあり(短溝16bについては図19参照)、図1に示すように、ベース10の第1対向空間13aの底部11には、図1の上方へ向けて先端の刃78が延びる切断手段77を設けてある。
このようなコネクタ1において、先ず、第1カバー30の一方の電線挿入溝32aに、紙製の被覆部52を有する一方の第1電線50aを挿入し、かつ他方の電線挿入溝33aに、紙製の被覆部52を有する他方の第2電線50bを挿入する。次に、第1カバー30の第1の係合爪87aを、中央ベース壁部12cの第1の係合溝84の直状溝部84aに入れ、かつ第1カバー30の第2の係合爪87bを、中央ベース壁部12cの第2の係合溝85の直状溝部85aに入れる。この状態では、第1カバー30の係合爪87c,87dの下端は、中央ベース壁部12cの上端部に当接して、中央ベース壁部12cの上端から第1カバー30の係合爪87c,87dが現れる。
次いで、中央ベース壁部12cに対して第1側方ベース壁部12aが横方向Yに離間するように力を加えつつ、第1カバー30の第1の係合爪86aを、第1側方ベース壁部12aの第1の係合孔81の直状孔部81aに入れ、かつ第1カバー30の第2の係合爪86bを、第1側方ベース壁部12aの第2の係合孔82の直状孔部82aに入れて、図11に示すように、第1側方ベース壁部12aに第1カバー横方向側壁部32が対向し、かつ中央ベース壁部12cに第1カバー横方向側壁部33が対向し、第1側方ベース壁部12aの上端から第1カバー30の係合爪86c,86d,86eが現れ、かつ中央ベース壁部12cの上端から第1カバー30の係合爪87c,87dが現れる第1仮固定位置に第1カバー30を仮固定する。この場合において、操作を誤ったとしても、第1カバー縦方向側壁部35からの第2の係合爪86bの距離と、第1カバー縦方向側壁部35からの第2の係合爪87bの距離とが異なるため、第1側方ベース壁部12aに第1カバー横方向側壁部33が対向し、かつ中央ベース壁部12cに第1カバー横方向側壁部32が対向した状態では、係合爪86a,86bを係合溝84,85に入れることができず、かつ係合爪87a,87bを係合孔81,82に入れることができない。また、仮に、第1カバー30を誤って第2対向空間13bに配置しようとした場合には、電線50a,50bの端部が、連結ベース壁部12dに当たるため、第2対向空間13bに第1カバー30を配置することはできない。
次いで、合成樹脂製の被覆部57を有する2本の第2電線55a,55bを用意し、第2電線55a,55bの一方の端部を切断してから、切断した端部が、第2カバー縦方向側壁部44に当たるように、第2電線55a,55bを第2カバー40の電線挿入孔45a,45bにそれぞれ挿入する。
次いで、第2カバー40の第1突出部48を第3開口14cに入れ、かつ第2突出部49を第5開口14eに入れるとともに、第2の係合爪97bを中央ベース壁部12cの第2の係合溝94に入れる。この状態では、図示省略するが、第2カバー40の係合爪97a,97cの下端は、中央ベース壁部12cの上端部に当接して、中央ベース壁部12cの上端から第2カバー40の係合爪97a,97cが現れる。
次いで、中央ベース壁部12cに対して第2側方ベース壁部12bが横方向Yに離間するように力を加えつつ、第2カバー40の第3の係合爪96cを、第2側方ベース壁部12bの第2の係合孔91の直状孔部91aに入れて、図12に示すように、ベース10の第2対向空間13bを第2カバー40で覆う。この状態では、中央ベース壁部12cに第2カバー横方向側壁部42が対向し、かつ第2側方ベース壁部12bに第2カバー横方向側壁部43が対向し、第2側方ベース壁部12bの上端から第2カバー40の係合爪96a,96bが現れ、かつ中央ベース壁部12cの上端から第2カバー40の係合爪97a,97cが現れる第2仮固定位置に第2カバー40を仮固定する。この場合において、操作を誤ったとしても、第2カバー40における第1突出部48の縦方向Xの位置、および縦方向Xの長さと、第2突出部49の縦方向Xの位置、および縦方向Xの長さとは異なるように設定してあるため、第2側方ベース壁部12bに第2カバー横方向側壁部42が対向し、かつ中央ベース壁部12cに第2カバー横方向側壁部43が対向した状態では、第2カバー40をベース10に対して仮固定位置に配置することができない。また、仮に、第2カバー40を誤って第1対向空間13aに配置しようとした場合には、第1突出部48が第1側方ベース壁部12aに当たるため、第1対向空間13aに第2カバー40を配置することはできない。
次に、ベース10に対する第2カバー40の取り付けを説明する。先ず、横方向Yにおいて、中央ベース壁部12cの頂部と第2側方ベース壁部12bの頂部とが離間するように力を加えつつ、厚さ方向Zにおいて、ベース10の底部11に、第2カバー天部41が接近するように、第2カバー40を移動する。
この第2カバー40の厚さ方向Zの移動の際、第2カバー横方向側壁部43と、第2側方ベース壁部12bとの間において、第3の係合爪96cは、第1の係合孔91の直状孔部91aの内部を移動し、第2カバー横方向側壁部42と、中央ベース壁部12cとの間において、第2の係合爪97bは、第2の係合溝94の内部を移動して第2カバー40の厚さ方向Zの移動を案内する。
やがて、第2カバー横方向側壁部43と第2側方ベース壁部12bとの間において、第1の係合爪96aが、第2の係合孔92に位置し、第2の係合爪96bが、第2の係合孔91の折曲孔部91bに位置するとともに、第2カバー横方向側壁部43と中央ベース壁部12cとの間において、第1の係合爪97aが第1の係合溝93に位置し、第3の係合爪97cが第3の係合溝95に位置した場合、係合爪96a〜96cが係合孔91〜92に係合するとともに、係合爪97a〜97cが係合溝93〜95に係合して、横方向Yにおいて、中央ベース壁部12cの頂部と第2側方ベース壁部12bの頂部とが近接して、第2カバー40がベース10に取り付けられる。
また、上述したベース10に対する第2カバー40の厚さ方向Zの移動において、合成樹脂製の被覆部57を有する電線55と、接続素子60との関係を説明すると、以下のようになる。
図示省略するが、第2カバー40がベース10に対して第2仮固定位置に配置される状態では、第2電線55は、第2溝63の上方に配置される。仮に、第2電線55が、図10(a)における第2溝63の上方から左側若しくは右側にずれたとしても、一対の電線案内部73によって、第2溝63の上方に第2電線55が配置されることとなる。
次に、第3被覆剥離部74の幅寸法h5は、電線55の導電部56の直径D3よりも小さいため、電線55の下方への移動に伴って、図9中における導電部56の左右方向の被覆部57が電線55から剥がされる。
最後に、電線55はさらに下方へ移動してから、第2接続部64の第2溝63の第3被覆剥離部74の奥側において、導電部56と第2接続部64とが電気的に接続された状態で停止する。
次に、ベース10に対する第1カバー30の取付けを説明する。先ず、横方向Yにおいて、中央ベース壁部12cの頂部と第1側方ベース壁部12aの頂部とが離間するように力を加えつつ、厚さ方向Zにおいて、ベース10の底部11に、第1カバー天部31が接近するように、第1カバー30を移動する。
この第1カバー30の厚さ方向Zの移動の際、第1カバー横方向側壁部32と、第1側方ベース壁部12aとの間において、第1の係合爪86aは、第1の係合孔81の直状孔部81aの内部を移動し、かつ第2の係合爪86bは、第2の係合孔82の直状孔部82aの内部を移動し、第1カバー横方向側壁部33と、中央ベース壁部12cとの間において、第1の係合爪87aは、第1の係合溝84の直状溝部84aの内部を移動し、かつ第2の係合爪87bは、第2の係合溝85の直状溝部85aの内部を移動して第1カバー30の厚さ方向Zの移動を案内する。
やがて、第1カバー横方向側壁部32と、第1側方ベース壁部12aとの間において、第3の係合爪86cが、第3の係合孔83に位置し、第4の係合爪86dが、第2の係合孔82の折曲孔部82bに位置し、第5の係合爪86eが、第1の係合孔81の折曲孔部81bに位置するとともに、第1カバー横方向側壁部33と、中央ベース壁部12cとの間において、第3の係合爪87cが、第1の係合溝84の折曲溝部84bに位置し、第4の係合爪87dが、第2の係合溝85の折曲溝部85bに位置した場合、第1カバー横方向側壁部32と第1側方ベース壁部12aとの間で係合爪86a〜86eが係合孔81〜83に係合するとともに、第1カバー横方向側壁部33と、中央ベース壁部12cとの間で係合爪87a〜87dが係合溝84〜85に係合し、かつ横方向Yにおいて、中央ベース壁部12cの頂部と第1側方ベース壁部12aの頂部とが近接して、第1カバー30がベース10に取り付けられる。
また、上述したベース10に対する第1カバー30の厚さ方向Zの移動において、紙製の被覆部52を有する第1電線50と、接続素子60との関係を説明すると、以下のようになる。
図13に示すように、コネクタ1に接続しようとする第1電線50は、第1溝61の上方に位置させる。図13において、第1電線50は、第1溝61の上方において左側若しくは右側にずれたとしても、一対の電線案内部67によって、第1溝61の上方に案内される。
第1溝61における一対の被覆剥離部69の離間距離h1は、電線50の導電部51の直径D1よりも小さいため、電線50が挿入方向Iへ動くと、図14に示すように、被覆剥離部69の先端部分が挿入方向Iの反対方向から、すなわち図13の第1電線50の下側から被覆部52を突き破り、導電部51の周面に沿って被覆部52を剥離させる。離間距離h1よりも大きな寸法の直径D1を有する導電部51は、被覆剥離部69に押し当てられて被覆剥離部69および導電部51が変形する。剥がされた被覆部52は、一対の被覆剥離部69の上方に残る(図15参照)。また、剥がされた被覆部52の一部が電線50に残っている場合には、電線50の下方への移動に伴って移動する。
被覆剥離部69を通過した第1電線50は、拡幅部70へ進入してその下方へ向かう。第1電線50が、被覆剥離部69を通過するときに、被覆剥離部69および/または拡幅部70を形成している対向側壁62aは、離間距離h1を大きくするように弾性変形する場合がある。拡幅部70は、対向側壁62aにおいてのそのような弾性変形が容易となるように、対向側壁62aの横方向Yの寸法を小さくするために設けられている。
次に、図15に示すように、第1電線50は、第1溝61の狭幅部71に挿入される。狭幅部71の幅方向の寸法h3(図10(b)参照)は、第1電線50の直径D1よりも小さいから、第1電線50の側方に残っている場合の被覆部52を狭幅部71において除去することができる。
最後に、電線50はさらに下方へ移動してから、第1溝61の狭幅部71の
下方において、図20および図21に示すように、導電部51と第1接続部62とが電気的に接続された状態で停止する。また、第1電線50および第2電線55を接続素子60に接続した状態では、コネクタ1の厚さ方向Zにおいて、図20に示すように、第1電線50aの位置と、第2電線55aの位置とを実質的に同一にすることができ、図21に示すように、第1電線50bの位置と、第2電線55bの位置とを実質的に同一にすることができる。さらに、図16に示すように、厚さ方向Zにおいて、第1電線50aの位置と第2電線50bの位置とを実質的に同一にすることができ、第2電線55aの位置と第2電線55bの位置とを実質的に同一にすることもできる。
また、上述したベース10に対する第1カバー30の厚さ方向Zの移動の際、切断手段77の刃78によって、第1カバー30から突出する第1電線50の一方の端部が切断される。より具体的には、図17において、第1電線50が第1カバー30の側壁部32,33,34,35の内側で切断される。
また、係合爪86a〜86eが係合孔81〜83に係合するとともに、係合爪87a〜87dが係合溝84〜85に係合し、第1カバー天部31とベース10の底部11とが近接した取付状態では、図19に示すように、底部11から突出するように厚さ方向Zへ延びる突出部18aと、第1カバー天部31との間に第1電線50bが挟まれるため、第1電線50bが第1カバー30から抜け出ることはない。コネクタ1の外部に延びる第1電線50bに力が加えられた場合であっても、第1カバー天部31と、ベース10の突出部18aとに電線50bが挟まれているため、第1電線50bがコネクタ1から抜け出ることを確実に防止することができる。また、図19に示すように、縦方向Xにおいて、接続素子60と電線50bとを電気的に接続した箇所の一方で、ベース10の突出部18aと第1カバー天部31とで第1電線50bを挟み、他方の箇所で、電線50bの先端を切断手段77に突き当てているため、コネクタ1における電線50bの右方への移動を抑えることができる。第1電線50bは、底部11から延びる突出部18aと第1カバー天部31とによって逆V字状に折り曲げられた状態で挟まれていることによって、左右方向へ動くことがない。
この発明に係るコネクタ1によれば、接続素子60は、電線50との電気的な接触が可能である一対の対向側壁62aによって形成されていて電線50の挿入方向Iである深さ方向へ直状に延びる第1溝61と、第1溝61の入り口において、対向側壁62aのそれぞれから挿入方向Iに鈍角で交差する態様で第1溝61の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部69を備えるため、電線50を第1溝61に挿入するとき、一対の被覆剥離部69が、挿入方向Iの反対側から第1電線50の被覆部52に突き刺さるようにして被覆部52を剥離することができる。このように作用する被覆剥離部69は、図25に示す態様の被覆剥離部120,121と異なり、紙製の被覆部52を電線50から剥離させる場合において特に優れた効果を発揮する。
加えて、この発明に係るコネクタ1によれば、接続素子60は、第1溝61における被覆剥離部69と狭幅部71との間であって、被覆剥離部69に近接するように位置し、横方向Yにおける寸法h2が、一対の被覆剥離部69の離間距離h1よりも大きく、第1電線50の導電部51の直径D1よりも小さい拡幅部70を備えているため、被覆剥離部69を通過した電線50の側部に被覆部52が残っていても、電線50が狭幅部71に近接するのに伴って、その残っている被覆部52が狭幅部71の入口に擦れて、電線50から剥がれる。
このように、接続素子60は、拡幅部70から狭幅部71へと変化する部位が第2の被覆剥離部として作用するため、電線50の側方に残った被覆部52を確実に剥離することができる。
加えて、この発明に係るコネクタ1によれば、接続素子60を取り付けるベース10と、ベース10に取り付け、紙製の被覆部52を有する電線50を挿入する第1カバー30とをさらに備え、接続素子60は板状に形成してあり、第1カバー30には、接続素子60を挿入する電線挿入溝32a,32bを形成してあり、接続素子60には、電線挿入溝32a,32bへ向けて延びる一対の突出部18a,18bを設けてあるため、ベース10に対して第1カバー30を取付位置に配置した状態では、突出部18a,18bと第1カバー天部31とで電線50a,50bを挟むことができる。よって、電線50a,50bがコネクタ1から抜け出ることを防止することができる。
さらに、この発明に係るコネクタ1によれば、ベース10は、横方向Yにおいて、互いに対向するベース壁部12a、12cを備え、第1カバー30は、一方のベース壁部(第1側方ベース壁部)12aに対向する第1カバー横方向側壁部32と、他方のベース壁部(中央ベース壁部)12cに対向するカバー第2側壁部(第1カバー横方向側壁部)33とを備え、ベース10と第1カバー30との間には、一方のベース壁部12aに第1カバー横方向側壁部32が対向し、かつ他方のベース壁部12cに第1カバー横方向側壁部33が対向した場合には、ベース10に第1カバー30を仮固定可能に保持する一方、一方のベース壁部12aに第1カバー横方向側壁部33が対向し、かつ他方のベース壁部12cに第1カバー横方向側壁部32が対向した場合には、ベース10に第1カバー30を仮固定することができない第1仮固定手段80を設けてある。よって、縦方向Xの向きを誤って、第1カバー30をベース10に取り付けることを防止することができる。
加えて、この発明に係るコネクタ1によれば、ベース10には、第1カバー30とベース10とが近接する取付位置へ第1カバー30が移動するときに、第1カバー30から突出する電線50a,50bを切断する切断手段77を設けてあるため、電線50a,50bの導電部51が、他の導電部材に接触することを防止することができる。
この発明における接続素子の第1変形例を図22(a),(b)に示す。図22(a)は、接続素子160の正面図であり、図22(b)は、接続素子160の部分拡大図である。なお、図22(a),(b)に示す接続素子160において、上述した接続素子60と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
この接続素子160は、第1溝61の入り口において、対向側壁62aのそれぞれから挿入方向Iに直交する態様で第1溝61の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部169を備えている。より具体的には、挿入方向Iと、被覆剥離部169の延びる方向179とが直交して交差角度θ2が直角となるように、対向側壁62aの内側縁から被覆剥離部169が突出する。一対の被覆剥離部169の離間距離h1は、被覆部52を含めた電線50の直径D2(図8参照)よりも小さい。
この発明に係る接続素子160によれば、電線50との電気的な接触が可能である一対の対向側壁62aによって形成されていて電線50の挿入方向Iである深さ方向へ直状に延びる第1溝61と、第1溝61の入り口において、対向側壁62aのそれぞれから挿入方向Iに直交する態様で第1溝61の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部169を備えるため、電線50を第1溝61に挿入するとき、一対の被覆剥離部169が、第1電線50の被覆部52に、挿入方向Iの反対方向からくい込み、被覆剥離部169によって被覆部52を確実に剥離することができるため、紙製の被覆部52を有する電線50をコネクタ1に適用する場合であっても、電線50と第1接続部62とを電気的に接続することができる。
接続素子の第2変形例を図23(a),(b)に示す。図23(a)は、接続素子260の正面図であり、図23(b)は、接続素子260の部分拡大図である。なお、図23に示す接続素子260において、上述した接続素子60と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。接続素子260は、拡幅部70の下端部分である狭幅部271の入口が、挿入方向Iと反対方向へ傾斜する態様で第1溝61の幅を狭めるように延びる点のみが、接続素子60と異なる。なお、接続素子260において、被覆剥離部69に代えて、図22に示す被覆剥離部169を採用することができる。
接続素子の第3変形例を図24(a),(b)に示す。図24(a)は、接続素子360の正面図であり、図24(b)は、接続素子360の部分拡大図である。なお、図23に示す接続素子260において、上述した接続素子60と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。接続素子360は、拡幅部70の下端部分である狭幅部371の入口が、挿入方向Iに直交する態様で第1溝61の幅を狭めるように延びる点のみが、接続素子60と異なる。なお、接続素子260において、被覆剥離部69に代えて、図22に示す被覆剥離部169を採用することができる。
なお、上述した実施の形態には、一対の被覆剥離部69,169の離間距離h1が、電線50の被覆部52を含めた直径D2よりも小さいもので説明した。しかし、この発明は、それに限られず、一対の被覆剥離部69、169の離間距離h1が、電線50の導電部51の直径D1以下であれば、第1電線50の被覆部52を確実に剥離することができる。
また、上述した実施の形態には、第1溝61の拡幅部70の幅方向における寸法h2が、導電部51の直径D2よりも小さいものを説明した。しかし、この発明はそれに限られず、第1溝61の拡幅部70の幅方向における寸法h2は、導電部51の直径D2以上でもよい。
さらに、上述した実施の形態には、第1溝61の狭幅部71の幅方向における寸法h3と、一対の被覆剥離部69の離間距離h1とが同一のものを説明した。しかし、この発明はそれに限られず、第1溝61の狭幅部71の幅方向における寸法h3は、一対の被覆剥離部69の離間距離h1より小さくても、大きくてもよい。ただし、第1溝61の狭幅部71の幅方向における寸法h3は、導電部51の直径D1よりも小さい。
また、上述した実施の形態には、紙製の被覆部52を有する電線50と、合成樹脂製の被覆部57を有する電線55とを電気的に接続する接続素子60を説明した。しかし、この発明は、それに限られず、紙製の被覆部52を有する電線50と、紙製の被覆部52を有する電線50とを電気的に接続する接続素子に用いてもよい。その場合には、第2接続部64に代えて第1接続部62を用い、接続素子60は、横方向Yにおいて対称のものを用い、第2カバー40に代えて第1カバー30を用いる必要がある。
さらに、上述した実施の形態には、2本の電線50a,55a(50b,55b)を接続する接続素子60a(60b)で説明した。しかし、この発明は、それに限られず、3本以上の電線を接続する接続素子に適用することができる。
1 コネクタ
50 紙製の被覆部を有する電線
50a 紙製の被覆部を有する電線
50b 紙製の被覆部を有する電線
51 導電部
52 被覆部
55 合成樹脂製の被覆部を有する電線
55a 合成樹脂製の被覆部を有する電線
55b 合成樹脂製の被覆部を有する電線
60 接続素子
61 第1溝(溝)
69 被覆剥離部
70 拡幅部
71 狭幅部
75 底部
h1 一対の被覆剥離部の離間距離
h2 第1溝における拡幅部の幅方向の寸法
h3 第1溝における狭幅部の幅方向の寸法
Y 横方向(幅方向)
Z 厚さ方向(深さ方向)

Claims (4)

  1. 導電部と前記導電部を被覆する被覆部とを備えた少なくとも2本の電線を電気的に接続するための接続素子を有するコネクタであって、
    前記接続素子は、前記電線のうち少なくとも1本に対して前記電線との電気的な接触が可能である一対の対向側壁によって形成されていて前記電線の挿入方向である深さ方向へ直状に延びる溝と、前記溝の入口において、前記対向側壁のそれぞれから前記挿入方向に直交する態様および前記挿入方向に鈍角で交差する態様のいずれかの態様で前記溝の幅を狭めるように延びる一対の被覆剥離部とを備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記対向側壁は、前記溝における底部と前記被覆剥離部との間であって、前記被覆剥離部に近接する位置に、前記溝の幅方向における寸法が、前記一対の被覆剥離部の離間距離よりも大きい拡幅部を形成してある請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記挿入方向において、前記拡幅部の下端部は、前記拡幅部よりも狭く前記電線と電気的に接触可能な狭幅部がつながっている請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記接続素子は、前記拡幅部から前記狭幅部へと変化する部位が第2の被覆剥離部として作用する請求項3に記載のコネクタ。
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