JP2014173891A - 通信システム、車載装置及び配信装置 - Google Patents

通信システム、車載装置及び配信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】衛星測位システムで用いられる補強信号を取得しやすくするための技術を提供する。
【解決手段】配信サーバ1と車載器2とが通信可能に構成されている。配信サーバ1は、準天頂衛星システムで用いられる補強信号を取得し、取得した補強信号を車載器2へ配信する。一方、車載器2は、準天頂衛星4及びGPS衛星5から測位信号を受信し、配信サーバ1から補強信号を受信し、測位信号と補強信号とを用いて測位を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星測位システムを利用して測位を行うための技術に関する。
GPS等の全地球測位システム(GNSS)による測位方式では、測位衛星の位置情報の不正確さや大気による伝搬遅延(電離層・対流圏)などの様々な外乱を要因として、測位精度が劣化する。
一方、例えば日本で開発されている衛星測位システムである準天頂衛星システム(QZSS)では、人工衛星から、GPSと互換性のある測位信号(GPS補完信号)に加え、測位信号に基づく測位結果の補正に用いることのできる補強信号が放送される。また、補強信号が放送される衛星システムとしては、他にも、EUのガリレオや中国の北斗等が知られている。このような衛星測位システムによれば、人工衛星から補強信号を受信することで、測位結果を補正して測位精度を向上させることが可能となる(特許文献1参照)。
特開2012−73082号公報
しかしながら、例えば天頂方向に障害物が存在するような環境など、人工衛星から補強信号を受信することができない状況では、測位精度を向上させることができない。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、衛星測位システムで用いられる補強信号を取得しやすくするための技術を提供することを目的としている。
本発明の通信システムは、配信装置(1)と車載装置(2)とが通信可能に構成されたものである。
配信装置は、補強信号取得手段(S101)と、配信手段(S401〜S409)と、を備える。補強信号取得手段は、衛星測位システムで用いられる補強信号を取得し、配信手段は、補強信号を車載装置へ配信する。
一方、車載装置は、測位信号受信手段(S701)と、補強信号受信手段(S601)と、測位手段(S702〜S706)と、を備える。測位信号受信手段は、人工衛星(4,5)から測位信号を受信し、補強信号受信手段は、配信装置から補強信号を受信する。そして、測位手段は、測位信号と補強信号とを用いて測位を行う。
このような通信システムによれば、車載装置は、衛星測位システム用の人工衛星から補強信号が受信できない場合にも、配信装置から補強信号を受信することができるため、衛星測位システムで用いられる補強信号を取得しやすくすることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した通信システムの他、当該通信システムを構成する車載装置又は配信装置、当該車載装置又は配信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、当該プログラムが記録された記録媒体、通信方法など、種々の形態で実現することができる。
第1実施形態の通信システムの構成を示す図である。 配信サーバの他の例を示す図である。 配信サーバの構成を示すブロック図である。 車載器の構成を示すブロック図である。 通信システムで実行される処理の概要を示すデータフロー図である。 補強信号受信処理のフローチャートである。 リクエスト処理のフローチャートである。 リクエスト送信処理のフローチャートである。 補強信号配信処理のフローチャートである。 第1実施形態のS409の処理の詳細を示すフローチャートである。 補強信号受信処理のフローチャートである。 測位処理のフローチャートである。 第2実施形態の通信システムの構成を示す図である。 第2実施形態のS409の処理の詳細を示すフローチャートである。 第3実施形態の通信システムの構成を示す図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す通信システムは、配信サーバ1と、車両2Aに搭載された車載器2と、を備える。配信サーバ1は、例えばWEB(HTTP)サーバとして実装され、配信サーバ1と車載器2とは、インターネット網3A及びデータ通信基地局3Bを介して、無線通信可能に構成されている。データ通信基地局3Bとは、例えばモバイルデータ通信基地局(3G、LTE等)や路車間通信基地局であり、本実施形態ではモバイルデータ通信基地局が利用される。なお、図2に示すように、配信サーバ1として、準天頂衛星4から補強信号を受信する配信サーバ1(1A)とは別に、他の同種のサーバから補強信号を受信する配信サーバ1(1B)が設けられていてもよい。また、インターネット網3Aに代えて、他のデジタルネットワーク(イーサネット(登録商標)LANや広域IPネットワーク)を利用してもよい。
図3に示すように、配信サーバ1は、補強信号受信部11及び補強信号配信部12に大別される。
補強信号受信部11は、準天頂衛星システム用の人工衛星(準天頂衛星)4から放送される最新の補強信号を受信して記憶する機能を実現するための構成部である。すなわち、準天頂衛星4は、GPSと互換性のある測位信号(GPS補完信号)と、測位信号に基づく測位結果の補正に用いることのできる補強信号と、を放送する。補強信号は、所定エリアごとの情報(所定エリア内で共通の情報)を表すものであり、測位信号と比較してライフタイムが長い(例えば数十秒)。つまり、補強信号は、準天頂衛星4から直接受信できない場合にも、何らかの経路で取得することができれば利用することができる。このような補強信号の特性を利用して、本実施形態の通信システムでは、以下に説明するように、準天頂衛星4から放送された補強信号が配信サーバ1を介して車載器2へ配信される。なお、補強信号には、L1−SAIF及びLEXの2種類が存在する。
補強信号受信部11は、補強信号受信アンテナ111と、補強信号受信器112と、補強信号更新部113と、補強信号データベース114と、を備える。
補強信号受信アンテナ111は、準天頂衛星4から定期的に放送される補強信号を受信可能なアンテナであり、地上における固定位置(準天頂衛星4からの補強信号の受信に適した場所であって車載器2とは別の場所)に設置されている。
補強信号受信器112は、補強信号受信アンテナ111を介して補強信号を受信するための受信器であり、準天頂衛星4から受信した補強信号を、アナログ信号からデジタル信号へ復調した後、補強信号更新部113へ送信する。
補強信号更新部113は、補強信号受信器112から新しい補強信号を受信すると、補強信号データベース114に記憶されている補強信号を更新する。補強信号データベース114は、最新の補強信号を保持するためのデータベースである。
一方、補強信号配信部12は、車載器2から送信されてくる高精度化リクエストに応じて、補強信号受信部11(補強信号データベース114)に記憶されている最新の補強信号を送信元の車載器2へ配信する機能を実現するための構成部である。補強信号配信部12は、リクエスト受信部121と、ユーザデータベース122と、認証送信制御部123と、補強信号配信部124と、を備える。
リクエスト受信部121は、車載器2からの高精度化リクエストをインターネット網3Aを介して受信する。高精度化リクエストとは、補強信号の配信要求であり、補強信号のワンタイム配信(1回の配信)を要求するワンタイムリクエストと、補強信号の定期配信(複数回の配信)を要求する定期配信リクエストと、に大別される。定期配信リクエストでは、補強信号を配信する周期(配信周期)と、補強信号の配信を終了する時期(配信期限)と、が指定されている。また、リクエスト受信部121は、高精度化リクエストを受信すると、ACK信号を返信する。ACK信号とは、受信側が正しく受信したことを送信側で確認可能とするために受信側から送信側へ応答される信号であり、送信側は、一定時間ACK信号が受信できない場合には再送を行う。
ユーザデータベース122は、補強信号配信サービスの対象となるユーザに関する情報を管理するためのデータベースであり、例えばユーザ単位又はグループ単位で補強信号配信サービスの対象を限定するような場合に利用される。
認証送信制御部123は、高精度化リクエストの送信元であるユーザが、補強信号配信サービスの対象となるユーザであることの認証を、ユーザデータベース122を参照して行う。ユーザデータベース122には、補強信号配信サービスの対象となるユーザに関する情報として、各ユーザのステータス(「リクエスト配信待ち」、「定期配信中」又は「サービス拒否中」)が記憶されている。
ユーザのステータスが「リクエスト配信待ち」である場合、そのユーザに対する補強信号の配信が許可されている状態であることを意味する。ユーザのステータスが「定期配信中」である場合、そのユーザに対して、補強信号の定期配信が行われている状態(配信期間中)であることを意味する。ユーザのステータスが「サービス拒否中」である場合、そのユーザに対する補強信号の配信が禁止されている状態であることを意味する。なお、補強信号の配信が禁止される条件は、例えば補強信号配信サービスに対する対価の未払いなど、適宜設定可能であり、本実施形態では詳細な説明を省略する。
そして、認証送信制御部123は、高精度化リクエストの送信元であるユーザが、補強信号配信サービスの対象として登録されており、かつ、そのステータスが「リクエスト配信待ち」である場合に、当該送信元を配信先とする配信先情報を補強信号配信部124へ配信する。特に、高精度化リクエストが定期配信リクエストである場合には、認証送信制御部123は、当該ユーザのステータスを「定期配信中」に更新し、配信周期及び配信期限を定期配信タスクに登録して、定期配信タスクを起動させる。定期配信タスクが起動されると、配信周期ごとに配信先情報が補強信号配信部124へ配信される。定期配信タスクは、配信期限が到来すると終了する。認証送信制御部123は、定期配信タスクが終了すると、当該ユーザのステータスを「リクエスト配信待ち」に更新する。
補強信号配信部124は、認証送信制御部123から配信先情報を受信するごとに、補強信号データベース114に記憶されている補強信号を、インターネット網3A及びモバイルデータ通信網を介して、配信先情報の表す配信先へ配信する。具体的には、補強信号配信部124は、同一基地局内の配信先が1つの場合には補強信号をIPユニキャストとして送信し、同一基地局内の配信先が複数の場合には補強信号をIPマルチキャストとして配信する。なお、補強信号配信部124は、IPユニキャスト後に一定時間ACK信号が受信されない場合には、再配信を行う。
一方、図4に示すように、車載器2は、データ通信部21と、測位部22と、車両制御部23と、に大別される。
データ通信部21は、配信サーバ1から補強信号を受信する機能を実現するための構成部であり、送受信アンテナ211と、通信器212と、を備える。
送受信アンテナ211は、データ通信基地局3Bの通信方式(本実施形態ではモバイルデータ通信方式)に対応した通信器212に接続されている。
通信器212は、モバイルデータ通信網(データ通信基地局3B)及びインターネット網3Aを介した配信サーバ1との通信処理として、高精度化リクエストの送信処理及び補強信号の受信処理を行う。通信器212は、車両制御部23からリクエスト指令を受信するごとに、高精度化リクエストを配信サーバ1へ送信する。リクエスト指令とは、高精度化リクエストを配信サーバ1へ送信することの指令(補強信号取得指令)である。ただし、通信器212は、車両制御部23からのリクエスト指令を待たずに高精度化リクエストを配信サーバ1へ定期的に自動送信する動作モードで機能することも可能である。例えば、車両2Aのエンジン始動を契機に自動送信を開始し、エンジン停止を契機に自動送信を停止してもよい。通信器212は、受信した補強信号を測位演算部223へ送信する。
測位部22は、準天頂衛星4から放送される測位信号及び補強信号、並びに、GPS用の人工衛星(GPS衛星)5から放送される測位信号を受信して測位結果を得る機能を実現するための構成部である。測位部22は、測位信号受信アンテナ221と、測位信号受信部222と、測位演算部223と、を備える。
測位信号受信アンテナ221は、準天頂衛星4から放送される測位信号及び補強信号、並びに、GPS衛星5から放送される測位信号を受信可能なアンテナである。
測位信号受信部222は、測位信号受信アンテナ221を介して測位信号及び補強信号を受信するための受信部であり、受信した測位信号及び補強信号を復調した後、測位演算部223へ送信する。
測位演算部223は、有効な補強信号が得られていない状況においては、測位信号に基づく測位結果(補強信号を用いない測位結果であり、以下「GPS単独測位結果」という。)をそのまま車両制御部23へ送信する。有効な補強信号とは、ライフタイムが切れていない補強信号(基準時点(例えば補強信号が発信された時点)からの経過時間が基準値以下である補強信号)を意味する。一方、測位演算部223は、有効な補強信号が得られている状況においては、GPS単独測位結果を補強信号で補正し、補正後の高精度な測位結果(以下「高精度測位結果」という。)を車両制御部23へ送信する。ここでいう補正は、一般的なL1−SAIFやLEXの補正アルゴリズムに従い行われる。また、測位演算部223は、測位結果を通信器212へ送信する。測位演算部223から送信される測位結果には、通常のGPS測位で得られる情報(緯度経度・方角・速度・測位衛星数など)の他に、高精度測位結果及びGPS単独測位結果のいずれであるかを判定可能なフラグが含まれている。
車両制御部23は、車両制御を実現するための構成部であり、ナビゲーションシステム231と、ユーザインタフェース232と、車両制御ECU233を備える。
ナビゲーションシステム231は、自車の進行ルート(経路探索により探索された走行予定のルート)を管理するシステムであり、道路地図及び衛星品質予測地図を有する。道路地図には、道路の幅員に関する情報や、天頂障害物が存在する道路(例えば、橋下、建物内、地下の道路)に関する情報が含まれる。また、衛星品質予測地図には、場所に応じた衛星品質の情報(例えば衛星品質の悪い場所の情報)が含まれる。
ユーザインタフェース232は、通常運転モードと高度運転モードとの切替えを促す入力をドライバから受け付ける装置である。高度運転モードとは、自動運転や運転支援(すれちがい運転支援、駐車支援など)が有効とされた動作モードであり、通常運転モードとは、これらが無効とされた動作モードである。
車両制御ECU233は、測位部22から受信した測位結果に基づいて、自動運転や運転支援のための車両制御を行う電子制御装置である。自動運転とは、車両2A自体が加減速操作や操舵操作を実行する運転状態をいう。また、運転支援とは、ドライバによる手動運転をベースとしつつ、音声やアシスト操作などにより運転を支援する運転状態をいう。
車両制御ECU233は、測位結果として高精度測位結果が必要な状況において、リクエスト指令を通信器212へ送信する。具体的には、車両制御ECU233は、ワンタイムリクエストを指定するリクエスト指令及び定期配信リクエストを指定するリクエスト指令のうち、いずれか一方を選択して送信する。例えば、高精度測位結果の必要な状況が長期間継続する可能性が高い場合に、定期配信リクエストが指定される。ここで、高精度測位結果が必要な状況とは、例えば次の(1)〜(3)のような状況である。
(1)細い道を通る、他車とすれ違う、駐車する、などのように、細やかな運転支援が要求される状況。
(2)手動運転から自動運転モードへの移行時、及び、自動運転モード中。
(3)測位結果の品質が悪い又は測位結果が途切れる場所(例えば、橋の下、地下、建物の中、プローブされた衛星品質予測地図で悪いとされる場所など)へ進入すること、又は、そのような場所にいることが、地図に基づき把握される状況。
また、車両制御ECU233は、高精度測位結果が得られない場合には、車両制御の内容を一段階低いサービス状態に切り替える。ここで、一段階低いサービス状態への切替えとは、例えば次の(1)〜(4)のようなものである。
(1)自動運転モードから手動運転モードへの切替え(ドライバへの通知)。
(2)細い道を通る、他車とすれ違う、などの運転支援について、利用可能状態から利用付加状態への切替え(ドライバへの通知)。
(3)駐車のための運転支援について、測位結果に基づく支援から、ソナーやカメラに基づく支援への切替え。なお、この切替えにより、支援可能な駐車場所の選択肢が減ることになる。
(4)自動運転や運転支援を前提としてナビゲーションで選択対象とされる道路について、高精度測位が必要な狭い道路が選択対象外とされる(高精度測位が不要な広い道路だけが選択対象とされる)モードへの切替え。
[1−2.処理の概要]
次に、本実施形態の通信システムで実行される処理の概要について、図5を用いて説明する。
準天頂衛星4から定期的に放送される補強信号は、配信サーバ1で受信される(S11)。配信サーバ1では、アナログに変調された補強信号が復調されてデジタル信号メッセージに変えられ、補強信号データベース114に記憶されている補強信号が最新の補強信号に更新される。
また、準天頂衛星4から放送される測位信号及び補強信号、並びに、GPS衛星5から放送される測位信号は、車載器2の測位部22で受信される。車載器2で有効な補強信号が得られていない状況においては、測位信号に基づくGPS単独測位結果が、測位部22から車両制御部23へ送信され(S12)、車両制御部23では、GPS単独測位結果に基づく車両制御が行われる。
これに対し、車両制御部23で高精度測位結果が必要とされる状況においては、リクエスト指令が車両制御部23からデータ通信部21へ送信される(S13)。リクエスト指令がデータ通信部21で受信されると、データ通信部21からデータ通信基地局3Bへ、モバイルデータ通信のプロトコルに従い高精度化リクエストが送信される(S14)。なお、高精度化リクエストの通信パケット(ペイロード)には、自車位置を表す情報が含まれる。
高精度化リクエストがデータ通信基地局3Bで受信されると、データ通信基地局3Bからデータ通信部21へACK信号が返信され(S15)、データ通信基地局3Bから配信サーバ1へ、インターネット通信のプロトコルに従い高精度化リクエストが送信される(S16)。高精度化リクエストが配信サーバ1で受信されると、配信サーバ1からデータ通信基地局3BへACK信号が返信される(S17)。さらに、配信サーバ1からデータ通信基地局3Bへ、高精度化リクエストに対する応答として補強信号が配信される(S18)。なお、補強信号の配信先は、高精度化リクエストの送信元に設定される。
補強信号がデータ通信基地局3Bで受信されると、データ通信基地局3Bからデータ通信部21へACK信号が返信され(S19)、データ通信基地局3Bからデータ通信部21へ補強信号が配信される(S20)。補強信号がデータ通信部21で受信されると、データ通信部21からデータ通信基地局3BへACK信号が返信され(S21)、データ通信部21から測位部22へ補強信号が送信される(S22)。
測位部22では、測位信号に基づく測位結果が補強信号で補正され、補正後の高精度測位結果が車両制御部23へ送信される(S23)。車両制御部23では、高精度測位結果に基づく車両制御が行われる。
車両制御部23で高精度測位結果が必要とされる状況が継続している間は、リクエスト指令が車両制御部23からデータ通信部21へ定期的に(受信済みの補強信号のライフタイムが切れる前に)送信される(S24)。これにより、同様の通信処理が繰り返される。車両制御部23においては、新たな補強信号が受信されるまでの間は、既に受信済みの有効な補強信号が用いられる。なお、送信した情報に対してACK信号が受信されない場合には、情報が再送される(S25)。
[1−3.処理手順]
次に、配信サーバ1及び車載器2のそれぞれで実行される処理の具体的な処理手順について説明する。
まず、配信サーバ1の補強信号更新部113が実行する補強信号受信処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6の補強信号受信処理が開始されると、補強信号更新部113は、準天頂衛星4からの補強信号を待ち受ける(S101)。
補強信号が受信されると、補強信号更新部113は、受信された補強信号と、補強信号データベース114に記憶されている補強信号と、を比較し、受信された補強信号の方が新しいか否かを、例えば各補強信号のタイムスタンプに基づいて判定する(S102)。
補強信号更新部113は、受信された補強信号の方が古いと判定した場合には(S102:NO)、処理をS101へ戻す。一方、補強信号更新部113は、受信された補強信号の方が新しいと判定した場合には(S102:YES)、補強信号データベース114に記憶されている補強信号を、受信した補強信号に置き換えた後(S103)、処理をS101へ戻す。
次に、車載器2の車両制御ECU233が実行するリクエスト処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、リクエスト処理は、所定の周期(補強信号のライフタイムよりも短い間隔)で繰り返し実行される。
図7のリクエスト処理が開始されると、車両制御ECU233は、ユーザインタフェース232を介したドライバからの指示により、高度運転モードに設定されているか否かを判定する(S201)。車両制御ECU233は、高度運転モードに設定されていると判定した場合には(S201:YES)、通信器212へリクエスト指令を送信した後(S202)、処理をS201へ戻す。
一方、車両制御ECU233は、高度運転モードに設定されていないと判定した場合には(S201:NO)、ナビゲーションシステム231から道路地図、衛星品質予測地図及び進行ルートの情報を取得する(S203)。続いて、車両制御ECU233は、進行ルート上に狭い道路(例えば、幅員が所定値以下の道路)が含まれるか否かを、道路地図及び進行ルートに基づいて判定する(S204)。車両制御ECU233は、進行ルート上に狭い道路が含まれると判定した場合には(S204:YES)、データ通信部21へリクエスト指令を送信した後(S202)、処理をS201へ戻す。
一方、車両制御ECU233は、進行ルート上に狭い道路が含まれないと判定した場合には(S204:NO)、進行ルート上に天頂障害物の存在する道路(例えば、橋の下、地下又は建物の中の道路)が含まれるか否かを、道路地図及び進行ルートに基づいて判定する(S205)。車両制御ECU233は、進行ルート上に天頂障害物の存在する道路が含まれると判定した場合には(S205:YES)、データ通信部21へリクエスト指令を送信した後(S202)、処理をS201へ戻す。
一方、車両制御ECU233は、進行ルート上に天頂障害物の存在する道路が含まれないと判定した場合には(S205:NO)、進行ルート上に衛星品質の悪い場所が含まれるか否かを、衛星品質予測地図及び進行ルートに基づいて判定する(S206)。車両制御ECU233は、進行ルート上に衛星品質の悪い場所が含まれると判定した場合には(S206:YES)、データ通信部21へリクエスト指令を送信した後(S202)、処理をS201へ戻す。
一方、車両制御ECU233は、進行ルート上に衛星品質の悪い場所が含まれないと判定した場合には(S206:NO)、そのまま(リクエスト指令を送信せずに)処理をS201へ戻す。
次に、車載器2の通信器212が実行するリクエスト送信処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
図8のリクエスト送信処理が開始されると、通信器212は、車両制御ECU233からのリクエスト指令を待ち受ける(S301)。リクエスト指令が受信されると、通信器212は、高精度化リクエストを配信サーバ1へ送信した後(S302)、処理をS301へ戻す。具体的には、通信器212は、リクエスト指令がワンタイムリクエスト及び定期配信リクエストのいずれを指定するものであるかに応じて、指定されたリクエストを高精度化リクエストとして送信する。
次に、配信サーバ1の補強信号配信部12が実行する補強信号配信処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
図9の補強信号配信処理が開始されると、補強信号配信部12は、車載器2からの高精度化リクエストを待ち受ける(S401)。
高精度化リクエストが受信されると、補強信号配信部12は、高精度化リクエストの送信元であるユーザの情報を、ユーザデータベース122において参照する(S402)。
続いて、補強信号配信部12は、高精度化リクエストの送信元であるユーザが、補強信号配信サービスの対象となるユーザであるか否かを判定する(S403)。補強信号配信部12は、補強信号配信サービスの対象となるユーザでないと判定した場合には(S403:NO)、処理をS401へ戻す。
一方、補強信号配信部12は、補強信号配信サービスの対象となるユーザであると判定した場合には(S403:YES)、高精度化リクエストが定期配信リクエストであるか否かを判定する(S404)。補強信号配信部12は、高精度化リクエストが定期配信リクエストでない(ワンタイムリクエストである)と判定した場合には(S404:NO)、処理をS409へ移行させる。
一方、補強信号配信部12は、高精度化リクエストが定期配信リクエストであると判定した場合には(S404:YES)、高精度化リクエストで指定されている配信周期及び配信期限が共に適切であるか否かを判定する(S405)。適切であるか否かの判定は、例えば、補強信号配信部12やネットワークの処理能力が過負荷となることが予想されるか否かという判定基準で行われる。
補強信号配信部12は、配信周期及び配信期限の少なくとも一方が適切でないと判定した場合には(S405:NO)、適切でない値を適切な範囲内の値に修正した後(S406)、処理をS407へ移行させる。ここでいう修正とは、例えば配信周期を長くする修正や配信期限を短くする修正などのように、配信に伴う通信量の増加を抑制する方向への修正である。一方、補強信号配信部12は、配信周期及び配信期限が共に適切であると判定した場合には(S405:YES)、そのまま処理をS407へ移行させる。
続いて、補強信号配信部12は、配信周期及び配信期限を定期配信タスクに登録し(S407)、定期配信タスクを起動させた後(S408)、処理をS409へ移行させる。定期配信タスクが起動することにより、今回の処理の後も、配信期限が到来するまでの間は、配信周期ごとにS409の処理が実行される。
続いて、補強信号配信部12は、補強信号データベース114から補強信号を読み出し、送信元を配信先として配信した後(S409)、処理をS401へ戻す。
S409の処理は、具体的には図10に示すように実行される。すなわち、補強信号配信部12は、まず、配信先情報を参照する(S501)。続いて、補強信号配信部12は、高精度化リクエストを送信する他のユーザ(車載器2)が、同じマルチキャストグループ(本実施形態では同一基地局内)に存在するか否かを判定する(S502)。補強信号配信部12は、他のユーザが同じマルチキャストグループに存在しないと判定した場合には(S502:NO)、補強信号をIPユニキャストとして配信する(S503)。つまり、1つの車載器2を配信先として補強信号が配信される。一方、補強信号配信部12は、他のユーザが同じマルチキャストグループに存在すると判定した場合には(S502:YES)、補強信号をIPマルチキャストとして配信する(S504)。つまり、複数の車載器2を配信先として補強信号が配信される。
次に、車載器2の通信器212が実行する補強信号受信処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
図11の補強信号受信処理が開始されると、通信器212は、配信サーバ1からの補強信号を待ち受ける(S601)。補強信号が受信されると、通信器212は、受信した補強信号を測位演算部223へ送り(S602)、処理をS601へ戻す。
次に、車載器2の測位演算部223が実行する測位処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
図12の測位処理が開始されると、測位演算部223は、GPS衛星5から放送される測位信号を待ち受ける(S701)。
測位信号が受信されると、測位演算部223は、有効な補強信号が得られている状況であるか否かを判定する(S702)。測位演算部223は、有効な補強信号が得られている状況であると判定した場合には(S702:YES)、補強信号を用いて測位演算を行い、高精度測位結果を得る(S703)。続いて、測位演算部223は、高精度測位結果を車両制御ECU233へ送信した後(S704)、処理をS701へ戻す。
一方、測位演算部223は、有効な補強信号が得られている状況でないと判定した場合には(S702:NO)、補強信号を用いずに測位演算を行い、GPS単独測位結果を得る(S705)。続いて、測位演算部223は、GPS単独測位結果を車両制御部23へ送信した後(S706)、処理をS701へ戻す。
[1−4.効果]
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[1A]第1実施形態の通信システムでは、配信サーバ1と車載器2とが通信可能に構成されている。そして、配信サーバ1は、準天頂衛星システムで用いられる補強信号を取得し(S101)、取得した補強信号を車載器2へ配信する(S401〜S409)。一方、車載器2は、準天頂衛星4及びGPS衛星5から測位信号及び補強信号を受信するだけでなく(S701)、配信サーバ1からも補強信号を受信する(S601)。そして、測位信号と補強信号とを用いて測位を行う(S702〜S706)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、車載器2は、準天頂衛星4から補強信号が受信できない場合にも、配信サーバ1から補強信号を受信することができるため、準天頂衛星システムで用いられる補強信号を取得しやすくすることができる。また、第1実施形態の通信システムによれば、補強信号を受信するための構成(例えば専用アンテナや高周波復調部等)を有しない車載器2であっても、補強信号を利用することができる。加えて、補強信号を準天頂衛星4から受信する構成では、例えば天頂方向に障害物が存在するような走行環境においては、補強信号を受信することができず、自動運転や運転支援などの車両制御の制御レベルを一時的に引き下げる又は停止する必要が生じ得る。これに対し、第1実施形態の通信システムによれば、天頂方向に障害物が存在するような走行環境においても、信頼性の高い車両制御を実現することが可能となる。
[1B]第1実施形態の通信システムにおいて、配信サーバ1は、準天頂衛星4から補強信号を取得する。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、配信サーバ1は、最新の補強信号を容易に得ることができる。
[1C]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、有効な補強信号が得られていない状況においては(S702:NO)、測位信号に基づくGPS単独測位結果(第1の測位結果)を得る(S705)。一方、車載器2は、有効な補強信号が得られている状況においては(S702:YES)、測位信号及び補強信号に基づく測位結果であってGPS単独測位結果と比較して精度の高い高精度測位結果(第2の測位結果)を得る(S703)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、車載器2は、有効な補強信号の有無に応じて適切な測位結果を得ることができる。
[1D]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、ライフタイムが切れていない補強信号を、有効な補強信号として用いる(S702)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、車載器2は、信頼性の低い補強信号が測位に用いられること、及び、信頼性の高い補強信号が測位に用いられないこと、を抑制することができる。
[1E]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、配信サーバ1に対して補強信号の配信を要求し(S302)、配信サーバ1は、車載器2から要求を受けた場合に補強信号を車載器2へ配信する(S401〜S409)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、車載器2からの要求に関係なく配信サーバ1が常時補強信号を配信する構成と比較して、補強信号を配信するために必要な通信量を低減することが可能となる。
[1F]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、高精度測位結果を必要としない状態(第1の状態)においては(S206:NO)、補強信号の配信を要求しない。一方、車載器2は、高精度測位結果を必要とする状態(第1の状態と比較して高精度の測位が要求される第2の状態)においては(S201:YES,S204:YES,S205:YES,S206;YES)、補強信号の配信を要求する(S202)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、車載器2が補強信号を必要に応じて配信サーバ1から取得することで、測位精度を向上させるべき状況では高精度の測位を行いつつ、補強信号の配信に必要な通信量を低減することができる。
[1G]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、高精度測位結果を必要とする状態において、補強信号の配信を定期的に要求する。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、高精度測位結果を必要とする状態において、高精度の測位を継続的に行うことができる。
[1H]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、高精度測位結果を必要とする状態において、定期的な補強信号の配信を要求する。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、高精度測位結果を必要とする状態において、高精度の測位を継続的に行うことができ、しかも、補強信号の配信を要求するために必要な通信量を低減することができる。
[1I]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、補強信号の定期的な配信を、配信期限(配信の終了条件)を指定して要求する。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、補強信号の配信を終了させるべき時期に配信の終了を要求する必要がない。
[1J]第1実施形態の通信システムにおいて、車載器2は、モバイルデータ通信網を介して、配信サーバ1に対して補強信号の配信を要求する。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、既存の通信装置を利用して補強信号を受信することができる。
[1K]第1実施形態の通信システムにおいて、配信サーバ1は、モバイルデータ通信網を介して、補強信号を車載器2へ配信する。そして、配信サーバ1は、同じマルチキャストグループに属する、補強信号の配信対象となる車載器2の数に応じて、ユニキャストによる配信とマルチキャストによる配信とを切り替える(S502〜S504)。具体的には、補強信号の配信対象となる車載器2が同一基地局内に複数存在する場合には(S502:YES)、ユニキャストではなくマルチキャストで配信する(S504)。したがって、第1実施形態の通信システムによれば、複数の車載器2への補強信号の配信を効率よく行うことができ、モバイルデータ通信の電波帯域を削減することができる。加えて、モバイルデータ通信は送信電力が大きく再送制御を利用できるため、衛星放送と比較して通信の信頼性を向上させることができる。
なお、第1実施形態では、配信サーバ1が配信装置の一例に相当し、車載器2が車載装置の一例に相当し、準天頂衛星4及びGPS衛星5が人工衛星の一例に相当する。また、S101が補強信号取得手段としての処理の一例に相当し、S301〜S302が補強信号要求手段としての処理の一例に相当し、S401〜S409が配信手段としての処理の一例に相当する。また、S601が補強信号受信手段としての処理の一例に相当し、S701が測位信号受信手段としての処理の一例に相当し、S702〜S706が測位手段としての処理の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
図13に示す第2実施形態の通信システムは、基本的な構成は第1実施形態の通信システムと同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態の通信システム(図1)では、配信サーバ1からの補強信号が、モバイルデータ通信網(モバイルデータ通信基地局3B)を介して、車載器2へ配信される。これに対し、第2実施形態の通信システムでは、道路に設置された路車間通信基地局3Dから道路上の車両2Aへ情報を配信する路車間通信システムを利用して、配信サーバ1からの補強信号が車載器2へ配信される点で、第1実施形態と相違する。すなわち、車載器2は、第1実施形態と同様、モバイルデータ通信基地局3B及びインターネット網3Aを介して、高精度化リクエストを配信サーバ1へ送信する。一方、配信サーバ1は、高精度化リクエストを受信すると、路車間通信ネットワーク3C及び路車間通信基地局3Dを介して、高精度化リクエストの送信元である車載器2へ、補強信号を配信する。路車間通信ネットワーク3Cとは、インターネットゲートウェイを介して路車間通信基地局3D同士を接続するネットワークである。車載器2は、配信サーバ1からの補強信号を、路車間通信基地局3Dから受信する。
[2−2.効果]
このような第2実施形態の通信システムによれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1J]に加え、以下の効果が得られる。
[2A]第2実施形態の通信システムにおいて、配信サーバ1は、道路に設置された路車間通信基地局3Dから道路上の車両2Aへ情報を配信する路車間通信システムを利用して、補強信号を車載器2へ配信する。したがって、第2実施形態の通信システムによれば、補強信号を配信するためにモバイルデータ通信網を利用する必要がなく、モバイルデータ通信の通信量を低減することができる。その結果、例えば、車載器2からの高精度化リクエストの送信を不要とし、配信サーバ1からすべての車載器2へ常に補強信号を配信(放送)するような構成とすることも可能となる。
[2−3.変形例]
第2実施形態の通信システムにおいて、配信サーバ1が、車載器2へ補強信号を配信する通信経路を選択するようにしてもよい。具体的には、補強信号配信部12が、前述した図10に示す処理に代えて、図14に示す処理を実行する。図14におけるS801,S804〜S806の処理は、図10におけるS501〜S504の処理と同様であるため、説明を省略する。
図14に示すように、補強信号配信部12は、配信先のネットワークが路車間通信であるか否かを判定する(S802)。配信先のネットワークは、例えば、高精度化リクエストの通信経路と同じになるように設定される。すなわち、車載器2からの高精度化リクエストがモバイルデータ通信により送信されてきた場合には、配信先のネットワークがモバイルデータ通信であると判定され、路車間通信により送信されてきた場合には、配信先のネットワークが路車間通信であると判定される。
補強信号配信部12は、配信先のネットワークが路車間通信であると判定した場合には(S802:YES)、補強信号を路車間通信によりマルチキャストとして配信する(S803)。一方、補強信号配信部12は、配信先のネットワークが路車間通信でない(モバイルデータ通信である)と判定した場合には、補強信号をモバイルデータ通信により配信するための処理を行う(S804〜S806)。このような構成によれば、補強信号の配信経路を、車載器2の通信方式や位置などに応じて使い分けることができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
図15に示す第3実施形態の通信システムは、基本的な構成は第1実施形態の通信システムと同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態の通信システム(図1)では、配信サーバ1で管理される補強信号が、準天頂衛星4から取得される。これに対し、第3実施形態の通信システムでは、配信サーバ1で管理される補強信号が、地上の設備から取得される点で、第1実施形態と相違する。すなわち、GPS信号を継続的に観測する固定局としての地上モニタ局3Eが各地に設けられており、各地の地上モニタ局3Eで得られた観測結果は、モニタ局ネットワーク3Fを介して補強信号生成ノード3Gにより収集される。補強信号生成ノード3Gは、各地の地上モニタ局3Eから取得した観測結果から、準天頂衛星用の生成アルゴリズムに準じてデジタル補強信号を生成する。配信サーバ1は、補強信号生成ノード3Gにより生成された補強信号を取得する。
[3−2.効果]
このような第3実施形態の通信システムによれば、前述した第1実施形態の効果[1A],[1C]〜[1K]に加え、以下の効果が得られる。
[3A]第3実施形態の通信システムにおいて、配信サーバ1は、地上モニタ局3Eから補強信号を取得するため、準天頂衛星4から補強信号を取得する構成と比較して、補強信号が取得できない状況を生じにくくすることができる。
[4.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[4A]上記実施形態では、準天頂衛星4から補強信号を受信可能な車載器2を例示したが、これに限定されるものではなく、準天頂衛星4から補強信号を受信するための構成を有しない車載器2であってもよい。
[4B]配信サーバ1が複数のエリアについての補強信号を管理する場合に、配信サーバ1が車載器2の位置に応じた補強信号を選別した上で配信するようにしてもよい。このようにすれば、不要な補強信号の配信を低減することができる。
[4C]上記実施形態では、補強信号が放送される衛星システムとして準天頂衛星システムを例示したが、これに限定されるものではなく、本発明は、補強信号が放送される他の衛星システム(例えばEUのガリレオや中国の北斗等)に適用してもよい。
[4D]本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…配信サーバ、2…車載器、4…準天頂衛星、5…GPS衛星、11…補強信号受信部、12…補強信号配信部、21…データ通信部、22…測位部、23…車両制御部、111…補強信号受信アンテナ、112…補強信号受信器、113…補強信号更新部、114…補強信号データベース、121…リクエスト受信部、124…補強信号配信部、211…送受信アンテナ、212…通信器、221…測位信号受信アンテナ、222…測位信号受信部、223…測位演算部、233…車両制御ECU

Claims (15)

  1. 配信装置(1)と車載装置(2)とが通信可能に構成された通信システムであって、
    前記配信装置は、
    衛星測位システムで用いられる補強信号を取得する補強信号取得手段(S101)と、
    前記補強信号を前記車載装置へ配信する配信手段(S401〜S409)と、を備え、
    前記車載装置は、
    人工衛星(4,5)から測位信号を受信する測位信号受信手段(S701)と、
    前記配信装置から前記補強信号を受信する補強信号受信手段(S601)と、
    前記測位信号と前記補強信号とを用いて測位を行う測位手段(S702〜S706)と、を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記補強信号取得手段は、衛星測位システム用の人工衛星(4)から前記補強信号を取得する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記補強信号取得手段は、地上の設備から前記補強信号を取得する
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記測位手段は、有効な前記補強信号が得られていない状況においては、前記測位信号に基づく第1の測位結果を得る一方、有効な前記補強信号が得られている状況においては、前記測位信号及び前記補強信号に基づく測位結果であって前記第1の測位結果と比較して精度の高い第2の測位結果を得る
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記測位手段は、ライフタイムが切れていない前記補強信号を、有効な前記補強信号として用いる
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記車載装置は、前記配信装置に対して前記補強信号の配信を要求する補強信号要求手段(S301〜S302)を更に備え、
    前記配信手段は、前記車載装置から前記要求を受けた場合に前記補強信号を前記車載装置へ配信する
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項6に記載の通信システムであって、
    前記補強信号要求手段は、第1の状態においては前記補強信号の配信を要求せず、前記第1の状態と比較して高精度の測位が要求される第2の状態において前記補強信号の配信を要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  8. 請求項7に記載の通信システムであって、
    前記補強信号要求手段は、前記第2の状態において、前記補強信号の配信を定期的に要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の通信システムであって、
    前記補強信号要求手段は、前記第2の状態において、定期的な前記補強信号の配信を要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  10. 請求項9に記載の通信システムであって、
    前記補強信号要求手段は、前記補強信号の定期的な配信を、配信の終了条件を指定して要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記補強信号要求手段は、モバイルデータ通信網を介して、前記配信装置に対して前記補強信号の配信を要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  12. 請求項11に記載の通信システムであって、
    前記配信手段は、モバイルデータ通信網を介して、前記補強信号を前記車載装置へ配信するものであり、同じマルチキャストグループに属する、前記補強信号の配信対象となる前記車載装置の数に応じて、ユニキャストによる配信とマルチキャストによる配信とを切り替える
    ことを特徴とする通信システム。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記配信手段は、路車間通信基地局から車両へ情報を配信する路車間通信システムを利用して、前記補強信号を前記車載装置へ配信する
    ことを特徴とする通信システム。
  14. 人工衛星から測位信号を受信する測位信号受信手段(S701)と、
    衛星測位システムで用いられる補強信号を取得して配信する配信装置(1)から、前記補強信号を受信する補強信号受信手段(S601)と、
    前記測位信号と前記補強信号とを用いて測位を行う測位手段(S702〜S706)と、
    を備えることを特徴とする車載装置(2)。
  15. 衛星測位システムで用いられる補強信号を取得する補強信号取得手段(S101)と、
    人工衛星から測位信号を受信して測位を行う車載装置(2)へ、前記補強信号を配信する配信手段(S401〜S409)と、
    を備えることを特徴とする配信装置(1)。
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