JP2014173683A - リベット、リベットを備えた異材接合用構造体、及び異材接合体の製造方法 - Google Patents

リベット、リベットを備えた異材接合用構造体、及び異材接合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行う。
【解決手段】リベット1は、第1部材3にかしめ締結されており、第2部材5にスポット溶接することで、第1部材3と第2部材5とを接合するものである。第1部材3はアルミニウム合金、リベット1及び第2部材5は鋼から構成されている。リベット1及び第2部材5を構成する鋼の融点は第1部材3を構成するアルミニウム合金の融点よりも高い。リベット1は、頭部11と頭部11の底面から延出する軸部13とで構成されており、板状の頭部11の上面に頭部隆起部11aを形成する共に、軸部13の先端に軸先端隆起部13aを形成する。軸部13の軸方向から見た頭部隆起部11aと軸先端隆起部13aとの正投影面は、軸部13の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が軸部13の正投影面内に位置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、互いに異なる金属材料から構成された第1部材及び第2部材を接合するためのリベット、リベットを備えた異材接合用構造体、及び異材接合体の製造方法に関する。
互いに異なる金属材料から構成された第1部材及び第2部材を溶接により接合すると、両者の界面に脆性の高い金属間化合物(例えば第1部材がアルミニウム合金、第2部材が鋼から構成されている場合、Al−Fe系の金属間化合物)が生成され、接合強度が低減するという問題が生じ得る。また、代表的な溶接技術としては、抵抗溶接であるスポット溶接、並びに溶融溶接であるMIG溶接及びレーザ溶接がある。溶融溶接においては、熱投入量が大きいために接合する部材が熱歪みにより変形してしまうという問題が生じる。
そこで、上記の2つの問題を解消するために、特許文献1、2には、第2部材を構成する金属材料と主成分が同一の金属材料から構成され、第1部材にかしめ締結されたリベットを第2部材にスポット溶接することで、第1部材と第2部材とを接合する方法が開示されている。すなわち、第1部材に対してリベットがかしめ締結された異材接合用構造体と第2部材とを重ねて配置し、リベットの頭部と第2部材とを一対の抵抗スポット溶接電極で挟み込み、リベットの軸部の先端と第2部材とをスポット溶接する。これにより、リベットを介して第1部材と第2部材とが接合された異材接合体が製造される。
特開2009−285678号公報 特開2010−207898号公報
上述の特許文献1、2に開示されている異材接合体を製造する過程においては、異材接合用構造体の組み立て精度のばらつき等により、スポット溶接を行う際に、リベットの中心位置に対して電極位置がずれることがある。このように電極位置がずれる場合には、リベットの軸部の先端と第2部材との溶接部に発生する高温の溶融ナゲットがリベットの中心位置から外れた位置、すなわち第1部材の近くに形成される。よって、溶融ナゲットの熱によって第1部材の軟化が生じ、継手強度が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行うことができるリベット、リベットを備えた異材接合用構造体、及び異材接合体の製造方法を提供することにある。
第1の発明にかかるリベットは、金属材料から構成される第1部材と、前記第1部材を構成する金属材料よりも融点が高い金属材料から構成される第2部材とを重ねて形成した継手を締結するリベットであって、
前記リベットは前記第2部材と主成分が同一の金属材料からなり、
前記リベットは前記第1部材にかしめ締結される板状の頭部と、前記頭部から延びて前記第1部材を貫通しその先端が前記第2部材とスポット溶接される軸部と、を有し、
前記板状頭部と前記軸部先端に夫々頭部隆起部、軸先端隆起部を備え、
前記軸部の軸方向から見た前記頭部隆起部と前記軸先端隆起部との正投影面は、前記軸部の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が前記軸部の正投影面内に位置する。
なお、「頭部隆起部」とは、頭部において軸部側とは反対側に頭部の縁よりも盛り上がった部分で、スポット溶接する際に電極と接触する部分を意味する。また、「軸先端隆起部」は軸部の先端部において軸部先端部の縁よりも盛り上がった部分で、スポット溶接する際に第2部材と接触する部分を意味する。
このリベットは、第2部材を構成する金属材料と主成分が同一の金属材料から構成されているので、第1部材にかしめ締結すると共にその先端を第2部材にスポット溶接することで、金属間化合物の生成を抑制しつつ異材接合を行うことができる。また、スポット溶接を行う際、リベット側に配置される電極は頭部に形成された頭部隆起部と接触する。そして、リベットの軸部に形成された軸先端隆起部と第2部材との間に溶融ナゲットが形成される。ここで、軸部の軸方向から見た頭部隆起部と軸先端隆起部との正投影面は、軸部の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が軸部の正投影面内に位置しているので、リベットの中心位置に対して電極位置がずれた場合でも、溶融ナゲットが第1部材の近傍に形成され難くすることができる。よって、溶融ナゲットの熱によって第1部材が軟化するのを抑制できる。
第2の発明にかかるリベットは、第1の発明にかかるリベットにおいて、 前記頭部隆起部、前記軸先端隆起部、及び前記軸部はいずれも中心が同軸上に位置している。
頭部隆起部の中心がリベットの中心軸からずれている場合は、リベットの径方向に関する頭部隆起部のずれ方向と反対の方向に電極がずれた際に、電極が頭部隆起部と接触せずに、頭部隆起部が形成されていない部分に接触することがある。また、軸先端隆起部の中心がリベットの中心軸からずれている場合には、リベットの径方向に関する軸先端隆起部のずれ方向と同じ方向に電極がずれた際に、第1部材の近傍に溶融ナゲットが形成されることがある。上述のリベットでは、電極が頭部隆起部から外れ難くすると共に、第1部材の近傍に溶融ナゲットが形成されるのを確実に抑制できる。
第3の発明にかかるリベットは、第1又は第2の発明にかかるリベットにおいて、前記軸部の軸方向から見た前記軸先端隆起部の正投影面の全体は、前記頭部隆起部の正投影面内に位置する。
このリベットでは、軸先端隆起部が比較的小さいので、軸先端隆起部と第2部材との間に生じる溶融ナゲットがリベットの中心から大きく外れるのを抑制できる。よって、溶融ナゲットの熱によって第1部材が軟化するのを確実に抑制できる。
第4の発明にかかるリベットは、第1〜第3の発明のいずれかにかかるリベットにおいて、前記頭部隆起部及び前記軸先端隆起部を除く部分であって少なくとも前記第1部材と接触する部分に、第1絶縁被膜が形成されている。
複数のリベットを設ける場合において、1のリベットを第2部材にスポット溶接した後に当該リベットに隣接して配置されたリベットを第2部材にスポット溶接する際、溶接電流が既に溶接されたリベットに向かって流れる、いわゆる分流が生じ易い。そのため、溶接が適切に行われず、リベットの第2部材に対する接合強度が低下し得る。これに対し、上記構成のリベットでは、第1絶縁被膜の存在により、溶接電流が既に溶接されたリベットに向かって流れるのが防止される。これにより、上記の問題を軽減することができる。また、リベットと第1部材との間で生じる電食を防止できる。
第5の発明にかかるリベットは、金属材料から構成される第1部材と、前記第1部材を構成する金属材料よりも融点が高い金属材料から構成される第2部材とを重ねて形成した継手を締結するリベットであって、前記リベットは前記第1部材と主成分が同一の金属材料からなり、前記リベットは前記第1部材にかしめ締結される板状の頭部と、前記頭部から延びて前記第1部材を貫通しその先端が前記第2部材とスポット溶接される軸部と、を有し、前記頭部の板面上の頭部電気導通部と前記軸部先端の軸先端電気導通部を除いた部分が第1絶縁皮膜で覆われ、前記軸部の軸方向から見た前記頭部導通部と前記軸先端電気導通部との正投影面が、前記軸部の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が前記軸部の正投影面内に位置するリベットである。
このリベットでは、第1の発明と同様に、金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行うことができる。
第6の発明にかかるリベットは、第5の発明にかかるリベットにおいて、前記頭部電気導通部、前記軸先端電気導通部、及び前記軸部はいずれも中心が同軸上に位置している。
このリベットでは、第2の発明と同様に、電極が頭部電気導通部から外れ難くすると共に、第1部材の近傍に溶融ナゲットが形成されるのを確実に抑制できる。
第7の発明にかかるリベットは、第5または第6の発明にかかるリベットにおいて、記軸部の軸方向から見た前記軸先端電気導通部の正投影面の全体は、前記頭部電気導通部の正投影面内に位置する。
このリベットでは、第3の発明にかかるリベットと同様に、溶融ナゲットがリベットの中心から大きく外れるのを抑制し、第1部材が軟化するのを確実に抑制できる。
第8の発明にかかるリベットは、第1〜第7の発明のいずれかにかかるリベットにおいて、前記頭部の前記第1部材との対向面における前記軸部の周囲に溝が形成されている。
このリベットでは、リベットを第1部材にかしめ締結する際にリベットの溝内に第1部材が入り込むので、リベットの第1部材に対する締結力をより強くすることができる。
第9の発明にかかる異材接合用構造体は、上述の第1〜第8の発明のいずれかにかかるリベットがかしめ締結されている。
この異材接合用構造体は、第1及び第5の発明と同様に、金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行うことができる。また、あらかじめリベットを第1部材にかしめ締結して異材接合用構造体を製造しておくことで、第2部材を溶接するときまでのハンドリングにおいてリベットが第1部材から外れることがない。
第10の発明にかかる異材接合体の製造方法は、第1〜第8の発明のいずれかにかかるリベットを前記第1部材にかしめ締結し異材接合用構造体を製造する異材接合用構造体製造工程と、前記異材接合用構造体の前記第1部材における前記リベットの前記軸部の先端側に前記第2部材を重ねて配置する積層工程と、前記リベットの前記頭部と前記第2部材とを一対の抵抗スポット溶接電極で挟み込み、前記リベットの前記軸部の先端と前記第2部材とをスポット溶接する溶接工程とを備えている。
この異材接合体の製造方法では、第1、第5及び第9の発明と同様に、金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行うことができる。
第11の発明にかかる異材接合体の製造方法は、第10の発明にかかる異材接合体の製造方法において、前記積層工程の前において、前記第1部材と前記第2部材との少なくとも一方における両者が重なり合う部分に第2絶縁被膜を形成する絶縁被膜形成工程をさらに備えている。
この異材接合体の製造方法では、第1部材と第2部材との間で生じる電食を防止できる。
金属間化合物の生成及び第1部材の軟化を抑制しつつ異材接合を行うことができる。
本発明の第1実施形態にかかるリベットの斜視図であり、(a)は頭部側から見たもの、(b)は軸部側から見たものである。 図1に示すリベットの軸方向に関して頭部側から見た平面図である。 図1に示すリベットの軸方向に沿う断面図である。 図1に示すリベットを第1部材にかしめ締結した異材接合用構造体を示す部分断面図である。 図4に示す異材接合用構造体を第2部材に接合して異材接合体を製造する過程を示す図であり、(a)は絶縁被膜形成工程、(b)は異材接合用構造体製造工程、(b)は積層工程、(c)は溶接工程、(d)は完成した異材接合体をそれぞれ示す。 図5(d)に示す溶接工程においてリベット内を流れる溶接電流の経路を示すものであり、(a)は電極の中心がリベットの中心と一致している場合、(b)は電極の中心がリベットの中心からずれている場合を示す。 本発明の第2実施形態にかかるリベットの軸方向に沿う断面図である。 第1実施形態のリベットの変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本発明の第1実施形態のリベット1は、互いに種類が異なる金属材料で構成されている第1部材3と第2部材5とを接合し異材接合体10(図5(e)参照)を形成するためのものである。第2部材5は、第1部材3よりも融点が高い金属材料から構成されている。リベット1は、第2部材5を構成する金属材料とベース成分が同一の金属材料から構成される。本実施形態において、第1部材3は、アルミニウム合金、リベット1及び第2部材5は鋼から構成されている。リベット1及び第2部材5を構成する鋼の融点(例えば略1400〜1600℃)は、第1部材3を構成するアルミニウム合金の融点(例えば略660℃)よりも高い。
リベット1は、例えば、切削、研削等の機械加工、又は、鍛造により形成されるもので、リベットの生産性、リベット強度、頭部と軸先端隆起部の寸法精度の観点から、リベット1は鍛造成形されることが好ましい。図1、2に示すように、リベット1は、直径dHの円盤状の頭部11、及び、頭部11の一方の面における中心部から延出した直径dSの略円柱状の軸部13を有する。以下の説明においては、軸部13の軸方向(以降、単に「軸方向」と称する)に関して頭部11側を上方、軸部13の先端側を下方とする。
軸部13が設けられている側とは反対側の面(上面)における、頭部11の中心部には、上面視で直径dP1の円形形状を有する頭部隆起部11aが形成されている。また、軸部13の先端の中心部には、下面視で直径dP2の円形形状を有する軸先端隆起部13aが形成されている。図3に示すように、頭部隆起部11a及び軸先端隆起部13aの断面は、いずれも軸方向と直交する方向に矩形状となっている。頭部隆起部11aの中心O2及び軸先端隆起部13aの中心O3は、いずれも軸部13の中心軸である軸O1上に位置している。さらに、頭部11の底面には、溝11bが形成されている。溝11bは、軸部13の周囲に環状に形成されている。
図2に示すように、軸方向から見た頭部隆起部11aの正投影面の全体は、軸部13の正投影面内に位置している。さらに、軸先端隆起部13aの正投影面の全体は、頭部隆起部11aの正投影面内に位置している。すなわち、頭部隆起部11aと軸先端隆起部13aとの正投影面は、いずれも全体が軸部13の正投影面内に位置している。軸部13の直径dS>頭部隆起部の直径dP1>軸先端隆起部の直径dP2となっている。
リベット1の表面における頭部隆起部11aと軸先端隆起部13aとを除く部分には、絶縁被膜15が形成されている。絶縁被膜15は、例えば、ディスゴ(登録商標)、ラフレ(登録商標)、ジオメット(登録商標)、ポリエステル系樹脂プレコート、シリコーンエラストマ等で形成される。
図4に示すように、上述のようなリベット1をプレス加工により板状の第1部材3にピアス穿孔・かしめ締結することで、異材接合用構造体20が形成される。より詳細には、リベット1は、頭部11が第1部材3の表面3aに配置され、且つ、軸部13が表面3aから裏面3b(表面3aとは反対側の面)に亘って第1部材3を貫通している。すなわち、リベット1の軸部13の先端は、第1部材3の裏面3b側に位置する。リベット1は、第1部材3における軸部13の周囲部分が塑性流動することで、リベット1における頭部11の底面に形成された溝11b内に入り込み、第1部材3に対して抜去されないよう強固にかしめ締結されている。
次に、異材接合体10の製造方法について説明する。
図5(a)に示すように、まず板状の第2部材5の表面(図中上面)にシーラー、接着剤、接着テープ等で絶縁被膜5aを形成する(絶縁被膜形成工程)。続いて、板状の第1部材3にリベット1をかしめ締結し、図5(b)に示すような異材接合用構造体20を製造する(異材接合用構造体製造工程)。さらに、絶縁被膜形成工程で絶縁被膜5aが形成された第2部材5を、異材接合用構造体製造工程で製造された異材接合用構造体20と重ねて配置する(積層工程)。すなわち、図5(c)に示すように、第2部材5の絶縁被膜5aが形成された表面が異材接合用構造体20の第1部材3の裏面3bと対向するように、第2部材5を配置する。このとき、リベット1の軸部13の先端に形成された軸先端隆起部13aが第2部材5と接触する。
そして、図5(d)に示すように、リベット1の頭部11と第2部材5とを一対の抵抗スポット溶接電極51、52で挟み込む。このとき、リベット1側の抵抗スポット溶接電極51は、頭部11に形成された頭部隆起部11aと接触する。そして、リベット1の軸部13の先端と第2部材5とをスポット溶接する(溶接工程)。これにより、第2部材5がリベット1を介して第1部材3と接合され、図5(e)に示すような異材接合体10が完成する。異材接合体10においては、リベット1の軸部13の軸先端隆起部13aと第2部材5との間のスポット溶接された部分に、溶融ナゲット55が形成される。
ここで、溶接工程においてリベット1内を流れる溶接電流の経路について説明する。まず、図6(a)に示すように、リベット1の中心位置(軸O1の位置)と抵抗スポット溶接電極51、52の中心位置(軸O4の位置)が一致している場合には、電流はリベット1の中心を軸O1に沿って流れる。このとき、溶融ナゲット55は、軸先端隆起部13aの中心に形成される。一方、図6(b)に示すように、リベット1の中心位置(軸O1の位置)に対して抵抗スポット溶接電極51、52の中心位置(軸O4の位置)がずれている場合には、リベット1側の抵抗スポット溶接電極51が頭部隆起部11aの一部と接触する。すなわち、頭部隆起部11aよりも外側に電流が流れることはない。また、軸先端隆起部13aは、中心が軸O1上に位置しており且つ軸方向から見た正投影面の全体が頭部隆起部11aの正投影面内に位置しているので、リベット1内を流れる電流は、頭部隆起部11aから軸先端隆起部13aに向けて軸O1に近づくように流れる。
以上に述べたように、本実施形態にかかるリベット1、異材接合用構造体20、及び、異材接合体10の製造方法によれば、第2部材5を構成する金属材料とベース成分が同一の金属材料から構成されたリベット1を、第1部材3にかしめ締結すると共にその先端を第2部材5にスポット溶接することで、金属間化合物の生成を抑制しつつ異材接合を行うことができる。また、スポット溶接を行う際、リベット1側に配置される抵抗スポット溶接電極51は頭部11に形成された頭部隆起部11aと接触する。そして、リベット1の軸部13に形成された軸先端隆起部13aと第2部材5との間に溶融ナゲットが形成される。ここで、軸部13の軸方向から見た頭部隆起部11aと軸先端隆起部13aとの正投影面は、軸部13の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が軸部13の正投影面内に位置しているので、リベット1の中心位置に対して電極51、52の中心位置がずれた場合でも、溶融ナゲット55が第1部材3の近傍に形成され難くすることができる。よって、溶融ナゲット55の熱によって第1部材3が軟化するのを抑制できる。
また、本実施形態のリベット1は、頭部隆起部11a、軸先端隆起部13a、及び軸部13の中心が、いずれも軸部13の中心軸である軸O1上に位置している。頭部隆起部11aの中心がリベット1の中心軸からずれている場合は、リベット1の径方向に関する頭部隆起部11aのずれ方向と反対の方向に電極51、52がずれた際に、電極51が頭部隆起部11aと接触せずに、頭部11の頭部隆起部11aが形成されていない部分に接触することがある。また、軸先端隆起部13aの中心がリベット1の中心軸からずれている場合には、リベット1の径方向に関する軸先端隆起部13aのずれ方向と同じ方向に電極51、52がずれた際に、第1部材3の近傍に溶融ナゲット55がされることがある。上述のリベット1では、電極51、52が頭部隆起部11aから外れ難くすると共に、第1部材3の近傍に溶融ナゲット55が形成されるのを確実に抑制できる。
さらに、本実施形態のリベット1は、軸先端隆起部13aの正投影面の全体は、頭部隆起部11aの正投影面内に位置している。したがって、軸先端隆起部13aが比較的小さいので、軸先端隆起部13aと第2部材5との間に生じる溶融ナゲット55がリベット1の中心から大きく外れるのを抑制できる。よって、溶融ナゲット55の熱によって第1部材3が軟化するのを確実に抑制できる。
加えて、本実施形態のリベット1では、頭部隆起部11aと軸先端隆起部13aとを除く部分に絶縁被膜15が形成されている。複数のリベット1を設ける場合において、1のリベットを第2部材5にスポット溶接した後に当該リベット1に隣接して配置されたリベット1を第2部材5にスポット溶接する際、溶接電流が既に溶接されたリベット1に向かって流れる、いわゆる分流が生じ易い。そのため、溶接が適切に行われず、リベット1の第2部材5に対する接合強度が低下することがある。これに対し、本実施形態のリベット1では、絶縁被膜15の存在により、溶接電流が既に溶接されたリベット1に向かって流れるのが防止される。これにより、上記の問題を軽減することができ、更にリベット1と第1部材3との間で生じる電食を防止できる。
また、本実施形態のリベット1では、頭部11の底面における軸部13の周囲に溝11bが形成されている。したがって、リベット1を第1部材3にかしめ締結する際にリベット1の溝11b内に第1部材3が入り込むので、リベット1の第1部材3に対する締結力をより強くすることができる。
また、本実施形態の異材接合体10の製造方法では、異材接合用構造体20に第2部材5を重ねて配置する積層工程の前に、第2部材5における異材接合用構造体20の第1部材3と重なり合う面に絶縁被膜5aを形成する絶縁被膜形成工程を行う。したがって、第1部材3と第2部材5との電位差の差により生じる電食を防止できる。
次に、図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、本実施形態のリベット101では第1実施形態のリベット1の頭部隆起部11a、軸先端隆起部13aに代わって頭部電気導通部111a、軸先端電気導通部113aが設けられている点である。その他の構成は上記第1実施形態とほぼ同様であるので、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
実施形態のリベット101の表面には、頭部電気導通部111aと軸先端電気導通部113aとを除いた部分に絶縁被膜115が形成されている。頭部電気導通部111aの中心及び軸先端電気導通部113aの中心は、いずれも軸部113の中心軸上に位置している。そして、頭部電気導通部111aと軸先端電気導通部113aとの正投影面は、いずれも全体が軸部113の正投影面内に位置している。
本実施形態のリベット101によれば、第1実施形態のリベット1と同様に、スポット溶接を行う際、リベット101側に配置される抵抗スポット溶接電極51は頭部111に形成された頭部電気導通部111aと接触する。そして、リベット101の軸部113に形成された軸先端電気導通部113aと第2部材5との間に溶融ナゲット55が形成される。よって、リベット101の中心位置に対して電極51、52の中心位置がずれた場合でも、溶融ナゲット55が第1部材3の近傍に形成され難くすることができる。よって、溶融ナゲット55の熱によって第1部材3が軟化するのを抑制できる。
次いで、本発明を実施例により具体的に説明する。
本発明の実施例及び比較例では、JIS規格のアルミニウム合金材AA6022(厚み1.2mm)から構成された幅30mmの板状の第1部材、軟鋼製のリベット、及び、JIS規格のSPCC(厚み1.0mm)から構成された幅30mmの板状の第2部材を用いた。そして、リベットを第1部材にピアス穿孔し、かしめ締結することで異材接合用構造体を製造した後、異材接合用構造体と第2部材との長手方向端部同士を30mm×30mmでラップさせて重ね継手を形成し、リベットと第2部材とを一対の電極で挟持しつつリベットを第2部材にスポット溶接して、全長100mmの試験片を製造した。溶接条件は、電極加圧力1.96kN、溶接電流7kA、通電時間10cycleとした。使用する電極は、クロム銅合金製であり、直径16mm、先端の曲率半径R300mmのDR型である。
Figure 2014173683
実施例1−5のリベットは、頭部に頭部隆起部が形成されていると共に、軸部の先端に軸先端隆起部が形成されている。リベットのサイズは、頭部径10mm、頭部厚1mm、軸部径6mm、軸部長さ1mm、頭部隆起部径5mm、軸先端隆起部径4mmである。一方、比較例1−5のリベットは、実施例のリベットの頭部隆起部及び軸先端隆起部がないものである。
スポット溶接を行う際のリベットの中心に対する電極位置のずれ量が変化するように、リベット中心と電極中心との距離を、0mm、1mm、2mm、4mm、6mmと変化させて、実施例1−5、及び比較例1−5の試験片を製造した。
表1に示す「継手強度」は、以下のように評価したものである。すなわち、試験片の異材接合用構造体と第2部材とに対して、長手方向に沿って互いに反対方向に荷重を付加する引っ張り試験を行った。そして、接合部が破断する荷重を測定した。当該荷重が4kN以上の場合は◎、4kN未満且つ2kN以上の場合は○、2kN未満の場合は△と、評価した。
表1から、実施例1−5では、リベット中心と電極中心との距離が大きくなり電極がリベット中心から大きくずれた場合でも、軸先端隆起部と第2部材との間に形成される溶融ナゲットの中心がリベットの中心からずれていないことが分かる。そして、全実施例1−5において継手強度が高いことが分かる。一方、比較例1−3は、リベット中心と電極中心との距離が大きくなるに連れて、軸先端隆起部と第2部材との間に形成される溶融ナゲットの中心がリベットの中心から大きくずれることが分かる。そして、比較例2の継手強度はやや低下しており、比較例3の継手強度は著しく低下している。これは、溶融ナゲットの中心がリベットの中心からずれたことにより、第1部材における軸部周囲の部分が軟化しているためであると推察される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態や実施
例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可
能なものである。
第1部材、第2部材、及びリベットを構成する金属材料は、アルミニウム合金や鋼に限定されず、リベットを構成する金属材料が第1部材を構成する金属よりも融点が高く且つ第2部材を構成する金属材料がリベットを構成する金属材料とベース成分が同一である限りは、任意の金属材料であってよい。例えば、リベット及び第2部材を構成する金属材料は、同種又は同一組成であることに限定されず、ベース成分が同一であればよい。ベース成分が同一の金属材料としては、例えば、鉄基合金である普通鋼、特殊鋼、めっき鋼、高張力鋼、ステンレス、軟鋼等、又は、アルミニウム合金であるJIS規格の2000〜7000系合金等が挙げられる。
第1部材及び第2部材の形態は、板状部材であることに限定されず、例えば、円筒や角筒等の中空状部材であってもよく、また、材種は板状部材に加えて、押出材、ダイキャスト材、鋳物材等であってもよい。
リベットの頭部の頭部隆起部の形状、軸部先端の軸先端隆起部の形状、及び頭部の形状は、任意の形状であってよい。すなわち、これら頭部隆起部、軸先端隆起部、及び頭部の平面視形状は円形に限定されず、例えば楕円、多角形等であってもよい。また、頭部隆起部の形状は、上述の第1実施形態のように断面が矩形状であって上面が平らであるものに限定されない。すなわち、図8(a)に示すように、頭部211の上面全体が上に凸の曲面となっており、頭部211において軸部213側とは反対側に最も突出しており、スポット溶接する際に電極と接触する部分、すなわち頭部211の中央部分が頭部隆起部211aとなっていてもよい。また、軸先端隆起部の形状についても、上述の第1実施形態のように断面が矩形状であるものに限定されない。すなわち、図8(b)に示すように、軸部313の先端部に断面形状が上方に広がった台形状の突起が形成されており、軸部313の先端部において最も突出しており、スポット溶接する際に第2部材と接触する部分、すなわち軸部313の先端における中央の平らになっている部分が軸先端隆起部313aとなっていてもよい。さらに、図8(c)に示すように、頭部411の下面の縁部にテーパ411cが形成されていてもよい。更に、軸先端部には隆起部にピン状の突起(プロジェクション)を設けても良い。
異材接合体又は異材接合用構造体において、リベットの数は1以上の任意の数であってよく、リベットの配置態様も任意である。リベットに形成される絶縁被膜は、少なくとも第1部材と接触する部分に形成されればよい。
リベットに形成される絶縁被膜は、電気を完全に通さない膜に限定されない。リベットにおける絶縁被膜が形成されていない部分に比べて、電気抵抗が大きく絶縁性の高いものであればよい。
リベットのかしめ締結時の第1部材の塑性流動が十分とれる場合は、リベットの頭部における第1部材との対向面に形成された溝はなくてもよい。
第2部材における異材接合用構造体の第1部材と重なり合う面に形成される絶縁被膜は、第1部材と第2部材との間で形成される電池を防止できる程度の絶縁性があれば良い。 また、かかる絶縁被膜は、第1部材における第2部材と重なり合う面のいずれか一方に形成されていてもよいし、第1部材及び第2部材の両方に形成されていてもよい。さらに、腐食環境下になければ、かかる絶縁被膜は形成されていなくてもよい。
頭部隆起部、軸先端隆起部、及び軸部は、中心が同軸上になくてもよい。また、頭部電気導通部、軸先端電気導通部、及び軸部についても、中心が同軸上になくてもよい。
軸方向からみた軸先端部の正投影面の全体は、頭部隆起部の正投影面内に位置していなくてもよい。また、軸方向からみた軸先端電気導通部の正投影面の全体についても、頭部電気導通部の正投影面内に位置していなくてもよい。
1、101、201、301、401 リベット
3 第1部材
5 第2部材
5a 絶縁被膜(第2絶縁被膜)
10 異材接合体
11、111、211、311、411 頭部
11a、211a、311a、411a 頭部隆起部
11b 溝
13、113、213、313、413 軸部
13a、213a、313a、413a 軸先端隆起部
15 絶縁被膜(第1絶縁被膜)
20 異材接合用構造体
111a 頭部電気導通部
113a 軸先端電気導通部

Claims (11)

  1. 金属材料から構成される第1部材と、前記第1部材を構成する金属材料よりも融点が高い金属材料から構成される第2部材とを重ねて形成した継手を締結するリベットであって、
    前記リベットは前記第2部材と主成分が同一の金属材料からなり、
    前記リベットは前記第1部材にかしめ締結される板状の頭部と、前記頭部から延びて前記第1部材を貫通しその先端が前記第2部材とスポット溶接される軸部と、を有し、
    前記板状頭部と前記軸部先端に夫々頭部隆起部、軸先端隆起部を備え、
    前記軸部の軸方向から見た前記頭部隆起部と前記軸先端隆起部との正投影面は、前記軸部の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が前記軸部の正投影面内に位置することを特徴とするリベット。
  2. 前記頭部隆起部、前記軸先端隆起部、及び前記軸部はいずれも中心が同軸上に位置していることを特徴とする請求項1に記載のリベット。
  3. 前記軸部の軸方向から見た前記軸先端隆起部の正投影面の全体は、前記頭部隆起部の正投影面内に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のリベット。
  4. 前記頭部隆起部及び前記軸先端隆起部を除く部分であって少なくとも前記第1部材と接触する部分に、第1絶縁被膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリベット。
  5. 金属材料から構成される第1部材と、前記第1部材を構成する金属材料よりも融点が高い金属材料から構成される第2部材とを重ねて形成した継手を締結するリベットであって、
    前記リベットは前記第2部材と主成分が同一の金属材料からなり、
    前記リベットは前記第1部材にかしめ締結される板状の頭部と、前記頭部から延びて前記第1部材を貫通しその先端が前記第2部材とスポット溶接される軸部と、を有し、
    前記頭部の板面上の頭部電気導通部と前記軸部先端の軸先端電気導通部を除いた部分が第1絶縁皮膜で覆われ、
    前記軸部の軸方向から見た前記頭部電気導通部と前記軸先端電気導通部との正投影面が、前記軸部の正投影面の中心において互いに重なり合っていると共に、いずれも全体が前記軸部の正投影面内に位置することを特徴とするリベット。
  6. 前記頭部電気導通部、前記軸先端電気導通部、及び前記軸部はいずれも中心が同軸上に位置していることを特徴とする請求項5に記載のリベット。
  7. 前記軸部の軸方向から見た前記軸先端電気導通部の正投影面の全体は、前記頭部電気導通部の正投影面内に位置することを特徴とする請求項5または6に記載のリベット。
  8. 前記頭部の前記第1部材との対向面における前記軸部の周囲に溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のリベット。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のリベットがかしめ締結された異材接合用構造体。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のリベットを前記第1部材にかしめ締結し異材接合用構造体を製造する異材接合用構造体製造工程と、
    前記異材接合用構造体の前記第1部材における前記リベットの前記軸部の先端側に前記第2部材を重ねて配置する積層工程と、
    前記リベットの前記頭部と前記第2部材とを一対の抵抗スポット溶接電極で挟み込み、前記リベットの前記軸部の先端と前記第2部材とをスポット溶接する溶接工程とを備えることを特徴とする異材接合体の製造方法。
  11. 前記積層工程の前において、前記第1部材と前記第2部材とが重なり合う部分に第2絶縁被膜を形成する絶縁被膜形成工程を備えていることを特徴とする請求項10に記載の異材接合体の製造方法。
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