JP2014104502A - 異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被接合部材との接合部分について、外観性及び取付性が優れると共に、高い接合強度を持ち生産性に優れた異材接合体用構造体及び異材接合体を提供する。
【解決手段】第一金属材からなるブランク材1aを、第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材2に重ねて、穴あけ加工機を構成するダイス4の上面に載置する。穴あけ加工機を構成するポンチ3を下動させることによりブランク材1aを第二部材2に打ち込み、第二部材2のブランク材1aに重なる部分2aを打ち抜いて第二部材2に穴2bを形成すると同時に、ブランク材1aを第二部材2の穴2bにかしめ締結させて異材接合体用構造体11を製造する。
【選択図】図1
【解決手段】第一金属材からなるブランク材1aを、第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材2に重ねて、穴あけ加工機を構成するダイス4の上面に載置する。穴あけ加工機を構成するポンチ3を下動させることによりブランク材1aを第二部材2に打ち込み、第二部材2のブランク材1aに重なる部分2aを打ち抜いて第二部材2に穴2bを形成すると同時に、ブランク材1aを第二部材2の穴2bにかしめ締結させて異材接合体用構造体11を製造する。
【選択図】図1
Description
本発明は、互いに異なる材質で構成される金属材を接合するための異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法に関する。
近年、省エネルギーや施工性の点から、建築構造物や鉄道車両用構造体等においては、軽量化が求められており、アルミニウム材の適用が拡大されている。その一方で、鋼材はコストが安く既存の生産設備を用いることができ、加工性も良い等の特徴がある。従って、アルミニウム材と鋼材等の互いに異なる材質で構成される金属材を組み合わせて使用する異材接合体の検討が進んでいる。
このように互いに異なる材質で構成される金属材を溶接により接合すると、溶接部において両者の界面に脆性の高い金属間化合物(例えば第一部材がアルミニウム合金、第二部材が鋼から構成されている場合、Al−Fe系の金属間化合物)が生成されるため、接合強度が低減し、高い接合強度を持つ異材接合体が得られないという問題が生じ得る。
また、MIGやレーザ等の溶融接合においては、熱の投入量が大きいため、異材接合体に熱歪による曲りが生じるという問題がある。
そこで、これらの問題を軽減するため、第二部材を構成する金属材料と主成分が同一の金属材料(例えば、鋼材)から構成されたリベットを第一部材(例えば、アルミニウム材)にピアス穿孔してかしめ締結して異材接合体用構造体を製造し、製造された異材接合体用構造体のリベットの軸部先端を相手側の第二部材にスポット溶接して異材接合体を製造する技術が開発されている(特許文献1及び2参照)。
しかしながら、特許文献1及び2に示すようなリベットを、例えば鉄道車両の筐体などの異材接合体において用いる場合は、外観上や取付上等の点から、接合部分の表面に突出しているリベットのヘッドそのものをなくす要望が出てきている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、被接合部材との接合部分について、外観性及び取付性が優れると共に、高い接合強度を持ち生産性に優れた異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法は、第一金属材からなるブランク材を、前記第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材に重ねて配置し、穴あけ加工により前記ブランク材を前記第二部材に打ち込み、前記第二部材の前記ブランク材に重なる部分を打ち抜いて前記第二部材に穴を形成すると同時に、前記ブランク材を前記第二部材の前記穴にかしめ締結させて異材接合体用構造体を製造することを特徴とする。
これによると、第二金属材よりも融点の高い第一金属材からなるブランク材を第二部材に穴あけ加工により打ち込み、第二部材のブランク材に重なる部分を打ち抜いて、第二部材に穴を形成し、第二部材に形成された穴にそのままブランク材をかしめ締結することにより、ブランク材と第二部材とを良好に締結した異材接合体用構造体を製造することができ、生産性を向上させることができる。また、第二部材に打ち込んでかしめ締結されたブランク材の表面が打ち抜かれた第二部材と略同一平面に配置されることにより、被接合部材との接合部分について、外観性に優れると共に、組み立て時などに他の部品とスペースの干渉を生じさせることなく、取付性に優れる。そして、製造された異材接合体用構造体の第二部材は、かしめ締結されたブランク材を介して、被接合部材に抵抗溶接することが可能となり、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、接合強度の低下を防止することができる。
また、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法は、第一金属材からなる第一部材と、前記第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材とを重ねて配置し、穴あけ加工により前記第一部材を前記第二部材に打ち込み、前記第一部材及び前記第二部材の所定の重なる部分を打ち抜いて前記第一部材及び前記第二部材に穴を形成すると同時に、前記第一部材の打ち抜き部分をブランク材として前記第二部材の前記穴にかしめ締結させて異材接合体用構造体を製造することを特徴とする。
これによると、第二金属材よりも融点の高い第一金属材からなる第一部材を第二部材に穴あけ加工により打ち込み、第一部材及び第二部材の所定の重なる部分を打ち抜いて、第一部材及び第二部材に穴を形成し、ブランク材として形成された第一部材の打ち抜き部分を第二部材の孔にそのままかしめ締結することにより、ブランク材と第二部材とを良好に締結した異材接合体用構造体を製造することができるとともに、第二部材に打ち込むブランク材を第一部材から予め作成する工程を省略することができ、生産性をより向上させることができる。また、第二部材に打ち込んでかしめ締結されたブランク材の表面が打ち抜かれた第二部材と略同一平面に配置されることにより、被接合部材との接合部分について、外観性に優れると共に、組み立て時などに他の部品とスペースの干渉を生じさせることなく、取付性に優れる。そして、製造された異材接合体用構造体の第二部材は、かしめ締結されたブランク材を介して、被接合部材に抵抗溶接することが可能となり、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、接合強度の低下を防止することができる。
そして、本発明に係る異材接合体の製造方法は、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法により製造された前記異材接合体用構造体に、前記第一金属材と主成分が同一の金属材からなる第三部材を重ねて配置し、前記異材接合体用構造体の前記ブランク材と前記第三部材とを溶接電極で挟み込み、前記溶接電極の抵抗溶接により前記ブランク材と前記第三部材とを接合し、異材接合体を製造することを特徴とする。
これによると、上記異材接合体用構造体の製造方法により製造された異材接合体用構造体を、ブランク材を介して、ブランク材を構成する第一金属材と主成分が同一の金属材からなる第三部材(被接合部材)に抵抗溶接して、異材接合体を製造している。その結果、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、異材接合体の接合強度の低下を防止することができる。
また、本発明に係る異材接合体の製造方法は、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法により製造された前記異材接合体用構造体を挟んで、前記異材接合体用構造体の両面に、前記第一金属材と主成分が同一の金属材からなる一対の第三部材を重ねて配置し、前記異材接合体用構造体の前記ブランク材と前記一対の第三部材とを溶接電極で挟み込み、前記溶接電極の抵抗溶接により前記ブランク材と前記一対の第三部材とを接合し、異材接合体を製造することを特徴とする。
これによると、上記異材接合体用構造体の製造方法により製造された異材接合体用構造体を、ブランク材を介して、ブランク材を構成する第一金属材と主成分が同一の金属材からなる一対の第三部材(被接合部材)に抵抗溶接して、異材接合体を製造している。その結果、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、異材接合体の接合強度の低下を防止することができる。
ここで、本発明に係る異材接合体の製造方法は、前記第二部材と前記第三部材の少なくともいずれか一方の対向する表面に絶縁被膜層を設けることを特徴とする。
これによると、第二部材と第三部材の少なくともいずれか一方の対向する表面に絶縁被膜層を設けることにより、第二部材に複数のブランク材がかしめ締結されている場合に、溶接電流が既に第三部材と溶接されたブランク材に向かって流れるのを防止できる。また、第二部材と第三部材との間で電食が発生するのを防止できる。
ここで、本発明に係る異材接合体の製造方法は、前記抵抗溶接が、スポット溶接またはシーム溶接であることを特徴とする。
これによると、スポット溶接またはシーム溶接により、ブランク材と第三部材とを溶接して接合することができる。また、シーム溶接を行うことにより、異材接合体用構造体の第二部材に複数のブランク材がかしめ締結されている場合に、効率よく抵抗溶接を行うことができる。
本発明の異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法では、被接合部材との接合部分について、外観性及び取付性が優れると共に、高い接合強度を持ち生産性に優れた異材接合体用構造体及び異材接合体を提供することが可能になる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法を実施するための形態について、具体的な一例に即して説明する。尚、以下に説明するものは、例示したものにすぎず、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法の適用限界を示すものではない。すなわち、本発明に係る異材接合体用構造体の製造方法及び異材接合体の製造方法は、下記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
[第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法]
第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図2は、第一の実施形態に係る第一部材を示す斜視図である。
第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図2は、第一の実施形態に係る第一部材を示す斜視図である。
図1(a)に示すように、ブランク材1aと第二部材2を重ねて配置する。この際、ブランク材1aは、この後、穴あけ加工で用いるポンチ3に対向するように配置される。また、第二部材2は、この後、穴あけ加工で用いるダイス(カウンターパンチ)4の上面に載置されて配置される。即ち、ポンチ3は、重ねて配置したブランク材1a及び第二部材2のブランク材1a側(図1(a)の上面側)に対向するように配置され、ダイス4は、重ねて配置したブランク材1a及び第二部材2の第二部材2側(図1(b)の下面側)に対向するように配置される。
ここで、ブランク材1aは、第一金属材からなる。第一金属材は、例えば、鋼材、高張力鋼材、亜鉛めっき鋼板、アルミめっき鋼板、ステンレスである。また、ブランク材1aは、板材、形材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、図2に示すような断面形状が円形の板状に形成される。また、ブランク材1aの形状は、スポット溶接時に被接合部材に接合することができる形状であれば、どのような形状であっても良いが、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結された際に、所定のかしめ力が得られる程度の面積を有することが好ましい。
また、第二部材2は、第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる。第二金属材は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金(2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系)、マグネシウムである。また、第二部材2は、板材、形材、ダイキャスト材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、平板状に形成される。
第二部材2には、ブランク材1aを重ねて配置するための位置決め用の下穴を設けていても良い(図示せず)。下穴は、ブランク材1aと第二部材2とが重なる部分よりも小さく、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結された際に、所定のかしめ力が得られる範囲で形成される。
ここで、ブランク材1aは、第二部材2とほぼ同じ厚さであることが好ましい。これにより、被接合部材との接合部分の突出をほぼ無くすことができ、外観性に優れた異材接合体用構造体を製造することができる。
また、第二部材2と第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aとが当接する部分、即ち、第二部材2に形成された穴2bとブランク材1aの側面には、シーラー、接着剤、接着テープ等の被膜を配置することが好ましい。特に、ブランク材1aの側面及び周縁部または後述する穴あけ加工の際に形成される第二部材2の穴2bに該当する周辺部分に予め被膜しておくことにより、後述する穴あけ加工の際に、被膜の一部が第二部材2に形成された穴2bに回り込むようなものであればより好ましい。これにより、第二部材2と第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aとの電位差による電食を防止することができ、防食性に優れた異材接合体用構造体を製造することができる。
次に、図1(a)に示すポンチ3とダイス4で構成される穴あけ加工機を用いて、通常の穴あけ加工による板材の打ち抜きと同様の穴あけ加工を行う。
ポンチ3は、ブランク材1aの形状に対応する断面形状を有する。本実施形態でのポンチ3の断面形状は、円形である。そして、ポンチ3は、図示しないポンチホルダーにより上下動することができる。
ダイス4は、ポンチ3に嵌合可能な貫通孔4aを有する。本実施形態での貫通孔4aの断面形状は、ポンチ3と嵌合可能な円形である。そして、ダイス4は、ポンチ3により打ち抜かれた打ち抜き部分を貫通孔4aから下方へ落とすことができる。
まず、図1(b)に示すように、ダイス4の上面に載置された第二部材2にブランク材1aを重ねて配置した状態で、ポンチ3を矢印の方向に下動させることにより、ポンチ3をブランク材1aに当接させて、第二部材2に打ち込む。
更に、ポンチ3を矢印の方向に下動させると、図1(c)に示すように、ポンチ3の下動に従って、ブランク材1aをポンチ3の一部として利用しながら、第二部材2のブランク材1aに重なる部分を打ち抜く。これにより、打ち抜かれた第二部材2の打ち抜き部分2aがダイス4の貫通孔4aから下方へ落ちると共に、第二部材2に穴2bが形成される。それと同時に、ポンチ3の下動に従って、ブランク材1aがそのまま第二部材2に形成された穴2bに挿嵌される。これにより、第二部材2の孔2bの周辺部分が弾性変形等によりブランク材1aによくなじむこととなり、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結される。尚、挿嵌されたブランク材1aはポンチ3側の表面の面積がダイス4側の表面の面積よりも少し小さい形状に変形する。ここで、ブランク材1aがそのまま第二部材2に形成された穴2bにとどまるように、図1(c)に示すように、ブランク材1aが第二部材2に形成された穴2bに嵌まった時点で、ポンチ3の下動を停止させる。
そして、ポンチ3を上動させることにより、ポンチ3及びダイス4による穴あけ加工が完了し、図1(d)に示すように、第二部材2に形成された穴2bにブランク材1aがかしめ締結された第一の実施形態に係る異材接合体用構造体11が製造される。
尚、第一の実施形態においては、異材接合体用構造体11の第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aが所定のかしめ力が得られない場合は、上述の如く、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結された際に、所定のかしめ力が得られる程度の面積を有するように第1部材を形成しても良いし、所定のかしめ力が得られる程度の複数の第1部材1を第二部材2にかしめ締結しても良い。
このように、第一の実施形態に係る異材接合体用構造体11の製造方法によれば、第二金属材よりも融点の高い第一金属材からなるブランク材1aを第二部材2に穴あけ加工により打ち込み、第二部材2のブランク材1aに重なる部分を打ち抜いて第二部材2に穴2bを形成し、形成された穴2bにそのままブランク材1aをかしめ締結することにより、ブランク材1aと第二部材2とを良好に締結した異材接合体用構造体11を製造することができ、生産性を向上させることができる。また、第二部材2に打ち込んでかしめ締結されたブランク材1aの表面が打ち抜かれた第二部材2と略同一平面に配置されることにより、被接合部材との接合部分について、外観性に優れると共に、組み立て時などに他の部品とスペースの干渉を生じさせることなく、取付性に優れる。そして、製造された異材接合体用構造体11の第二部材2は、ブランク材1aを介して、被接合部材に抵抗溶接することが可能となり、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、接合強度の低下を防止することができる。
[第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法]
第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法について、図3に基づいて説明する。図3は、第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。
第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法について、図3に基づいて説明する。図3は、第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。
図3(a)に示すように、第一部材1と第二部材2を重ねて配置する。この際、第一部材1は、この後、穴あけ加工で用いるポンチ3に対向するように配置される。また、第二部材2は、この後、穴あけ加工で用いるダイス(カウンターパンチ)4の上面に載置されて配置される。即ち、ポンチ3は、重ねて配置した第一部材1及び第二部材2の第一部材1側(図3(a)の上面側)に対向するように配置され、ダイス4は、重ねて配置した第一部材1及び第二部材2の第二部材2側(図3(a)の下面側)に対向するように配置される。
ここで、第一部材1は、第一金属材からなる。第一金属材は、例えば、鋼材、高張力鋼材、亜鉛めっき鋼板、アルミめっき鋼板、ステンレスである。また、第一部材1、板材、形材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、平板状に形成される。
また、第二部材2は、第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる。第二金属材は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金(2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系)、マグネシウムである。また、第二部材2は、板材、形材、ダイキャスト材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、平板状に形成される。
ここで、第一部材1は、第二部材2とほぼ同じ厚さであることが好ましい。これにより、被接合部材との接合部分の突出をほぼ無くすことができ、外観性に優れた異材接合体用構造体を製造することができる。
また、第二部材2と第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aとが当接する部分、即ち、第二部材2に形成された穴2bと第一部材1の打ち抜き部分であるブランク材1aの側面には、シーラー、接着剤、接着テープ等の被膜を配置することが好ましい。特に、後述する穴あけ加工の際に形成される第一部材1の穴1bに該当する周辺部分または後述する穴あけ加工の際に形成され第二部材2の穴2bに該当する周辺部分に予め被膜しておくことにより、後述する穴あけ加工の際に、被膜の一部が第二部材2に形成された穴2bに回り込むようなものであればより好ましい。これにより、第二部材2と第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aとの電位差による電食を防止することができ、防食性に優れた異材接合体用構造体を製造することができる。
次に、図3(a)に示すポンチ3とダイス4で構成される穴あけ加工機を用いて、通常の穴あけ加工による板材の打ち抜きと同様の穴あけ加工を行う。
ポンチ3は、第二部材2にかしめ締結するブランク材1aの所定の形状に対応する断面形状を有する。ここで、第二部材2にかしめ締結するブランク材1aの所定の形状は、スポット溶接時に被接合部材に接合することができる形状であれば、どのような形状であっても良いが、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結された際に、所定のかしめ力が得られる程度の面積を有することが好ましい。本実施形態でのポンチ3の断面形状は、円形である。そして、ポンチ3は、図示しないポンチホルダーにより上下動することができる。
ダイス4は、ポンチ3に嵌合可能な貫通孔4aを有する。本実施形態での貫通孔4aの断面形状は、ポンチ3と嵌合可能な円形である。そして、ダイス4は、ポンチ3により打ち抜かれた打ち抜き部分を貫通孔4aから下方へ落とすことができる。
まず、図3(b)に示すように、ダイス4の上面に載置された第二部材2に第一部材1を重ねて配置した状態で、ポンチ3を矢印の方向に下動させることにより、ポンチ3を第一部材1に当接させて、第一部材1を第二部材2に打ち込む。
更に、ポンチ3を矢印の方向に下動させると、図3(c)に示すように、ポンチ3の下動に従って、ポンチ3が第一部材1及び第二部材2の所定の重なる部分を打ち抜く。これにより、打ち抜かれた第一部材1の打ち抜き部分1aが第一金属材からなるブランク材1aとして形成される。そして、形成されたブランク材1aをポンチ3の一部として利用しながら、第二部材2を打ち抜くと共に、第一部材1に穴1bが形成される。また、打ち抜かれた第二部材2の打ち抜き部分2aがダイス4の貫通孔4aから下方へ落ちると共に、第二部材2に穴2bが形成される。それと同時に、ポンチ3の下動に従って、ブランク材1aがそのまま第二部材2に形成された穴2bに挿嵌される。これにより、第二部材2の孔2bの周辺部分が弾性変形等によりブランク材1aによくなじむこととなり、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結される。尚、挿嵌されたブランク材1aはポンチ3側の表面の面積がダイス4側の表面の面積よりも少し小さい形状に変形する。ここで、ブランク材1aがそのまま第二部材2に形成された穴2bにとどまるように、図3(c)に示すように、ブランク材1aが第二部材2に形成された穴2bに嵌まった時点で、ポンチ3の下動を停止させる。
そして、ポンチ3を上動させることにより、ポンチ3及びダイス4による穴あけ加工が完了し、図3(d)に示すように、第二部材2に形成された穴2bにブランク材1aがかしめ締結された第二の実施形態に係る異材接合体用構造体12が製造される。
尚、第二の実施形態においては、異材接合体用構造体12の第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aが所定のかしめ力が得られない場合は、上述の如く、ブランク材1aが第二部材2にかしめ締結された際に、所定のかしめ力が得られる程度の面積を有するようにポンチ3の断面を形成しても良いし、所定のかしめ力が得られる程度に、複数回穴あけ加工を行うことにより形成された複数のブランク材1aを第二部材2にかしめ締結しても良い。
このように、第二の実施形態に係る異材接合体用構造体12の製造方法によれば、第二金属材よりも融点の高い第一金属材からなる第一部材1を第二部材2に穴あけ加工により打ち込み、第一部材1及び第二部材2の所定の重なる部分を打ち抜いて、第一部材1及び第二部材2に穴1b、2bを形成し、ブランク材1aとして形成された第一部材1の打ち抜き部分を第二部材2の孔2bにそのままかしめ締結することにより、ブランク材1aと第二部材2とを良好に締結した異材接合体用構造体12を製造することができるとともに、第二部材2に打ち込むブランク材1aを第一部材1から予め作成する工程を省略することができ、生産性をより向上させることができる。また、第二部材2に打ち込んでかしめ締結されたブランク材1aの表面が打ち抜かれた第二部材2と略同一平面に配置されることにより、被接合部材との接合部分について、外観性に優れると共に、組み立て時などに他の部品とスペースの干渉を生じさせることなく、取付性に優れる。そして、製造された異材接合体用構造体12の第二部材2は、かしめ締結されたブランク材1aを介して、被接合部材に抵抗溶接することが可能となり、抵抗溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、接合強度の低下を防止することができる。
[本実施形態に係る異材接合体の製造方法]
本実施形態に係る異材接合体の製造方法(第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法)について、図4〜図7に基づいて、説明する。図4は、上述の第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体を示す斜視図である。図5は、第一の実施形態に係る異材接合体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図6は、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図7は、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法においてシーム溶接により異材接合体を製造する工程を示す斜視図である。
本実施形態に係る異材接合体の製造方法(第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法)について、図4〜図7に基づいて、説明する。図4は、上述の第一の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体を示す斜視図である。図5は、第一の実施形態に係る異材接合体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図6は、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法の工程の手順を示す断面図である。図7は、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法においてシーム溶接により異材接合体を製造する工程を示す斜視図である。
本実施形態に係る異材接合体の製造方法では、図4に示す、上述の第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体を用いる。即ち、第二部材2に形成された穴2bにブランク材1aがかしめ締結された第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体11,12を用いる。
まず、第一の実施形態に係る異材接合体の製造方法について、図5を用いて説明する。
図5(a)に示すように、第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体11,12に、被接合部材となる第三部材6を重ねて配置する。
ここで、第三部材6は、ブランク材1aが形成される第一金属材と主成分が同一の金属材からなる。第三部材6を構成する金属材はブランク材1aを構成する第一金属材と主成分が同一である限りは、任意の金属材料であってよい。即ち、第三部材6を構成する金属材とブランク材1aを構成する第一金属材は、同種又は同一組成であることに限定されず、主成分が同一であればよい。主成分が同一の金属材料としては、例えば、鉄基合金である普通鋼、特殊鋼、めっき鋼、高張力鋼、ステンレス、軟鋼等、又は、アルミ基合金であるJIS規格の1000〜8000系合金等が挙げられる。また、第三部材6、板材、形材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、平板状に形成される。
また、第二部材2と第三部材6の少なくともいずれか一方の対向する表面に絶縁被膜層7を設けてから重ねて配置することが好ましい。これにより、第二部材2に複数のブランク材1aがかしめ締結されている場合に、溶接電流が既に第三部材6と溶接されたブランク材1aに向かって流れるのを防止できる。
次に、図5(b)に示すように、異材接合体用構造体11,12と第三部材6とを、ブランク材1aの位置にて重ね合わせ、ブランク材1a側(図5(b)の上面側)と、第三部材6側(図5(b)の下面側)の各々を、円柱状の溶接電極8で挟持して、加圧する。そして、溶接電極8同士を、ブランク材1aを介して通電することによりスポット溶接(抵抗溶接)を行う。
そして、図5(c)に示すように、スポット溶接により、ブランク材1aと第三部材6との境界範囲において溶接ナゲット5が形成される。これにより、ブランク材1aを介して異材接合体用構造体11,12及び第三部材6が接合され、異材接合体10が製造される。
このように、第一の実施形態に係る異材接合体10の製造方法によれば、上記の第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体11,12を、ブランク材1aを介して、ブランク材1aを構成する第一金属材と主成分が同一の金属材からなる第三部材(被接合部材)6にスポット溶接して、異材接合体10を製造している。その結果、スポット溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、異材接合体10の接合強度の低下を防止することができる。
次に、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法について、図6を用いて説明する。
図6(a)に示すように、第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体11,12を挟んで、異材接合体用構造体11,12の両面に、被接合部材となる一対の第三部材6を重ねて配置する。
ここで、一対の第三部材6は、ブランク材1aが形成される第一金属材と主成分が同一の金属材からなる。一対の第三部材6を構成する金属材はブランク材1aを構成する第一金属材と主成分が同一である限りは、任意の金属材料であってよい。即ち、一対の第三部材6を構成する金属材とブランク材1aを構成する第一金属材は、同種又は同一組成であることに限定されず、主成分が同一であればよい。主成分が同一の金属材料としては、例えば、鉄基合金である普通鋼、特殊鋼、めっき鋼、高張力鋼、ステンレス、軟鋼等、又は、アルミ基合金であるJIS規格の1000〜8000系合金等が挙げられる。また、一対の第三部材6、板材、形材、鋳物材として形成され、本実施形態においては、平板状に形成される。
また、第二部材2と一対の第三部材6の少なくともいずれか一方の対向する表面に絶縁被膜層7を設けてから重ねて配置することが好ましい。これにより、第二部材2に複数のブランク材1aがかしめ締結されている場合に、溶接電流が既に一対の第三部材6と溶接されたブランク材1aに向かって流れるのを防止できる。又、第二部材2と第三部材6との間で電食が発生するのを防止できる。
次に、図6(b)に示すように、異材接合体用構造体11,12と一対の第三部材6とを、ブランク材1aの位置にて重ね合わせ、一対の第三部材6(図6(b)の上面側及び下面側)の各々を、円柱状の溶接電極8で挟持して、加圧する。そして、溶接電極8同士を、ブランク材1aを介して通電することによりスポット溶接(抵抗溶接)を行う。
そして、図6(c)に示すように、スポット溶接により、ブランク材1aと一対の第三部材6との境界範囲において溶接ナゲット5が形成される。これにより、ブランク材1aを介して異材接合体用構造体11,12及び一対の第三部材6が接合され、異材接合体10が製造される。
このように、第二の実施形態に係る異材接合体10の製造方法によれば、上記の第一の実施形態及び第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で製造された異材接合体用構造体11,12を、ブランク材1aを介して、ブランク材1aを構成する第一金属材と主成分が同一の金属材からなる一対の第三部材(被接合部材)6にスポット溶接して、異材接合体10を製造している。その結果、スポット溶接時に脆性の高い金属間化合物が生じにくくなり、異材接合体10の接合強度の低下を防止することができる。
ここで、本実施形態に係る異材接合体の製造方法において、抵抗溶接をスポット溶接としていたが、それに限らず、シーム溶接として良い。具体的には、第二の実施形態に係る異材接合体の製造方法においてシーム溶接により異材接合体を製造する工程を例にすると、図7に示すように、円盤状の溶接電極9で異材接合体用構造体11,12と一対の第三部材6とを挟み込み、溶接電極9を連続的に回転させながら、複数あるブランク材1aの位置において電流を断続的に通電することでシーム溶接を行う。抵抗溶接としてシーム溶接を行うことにより、異材接合体用構造体11,12の第二部材2に複数のブランク材1aがかしめ締結されている場合に、効率よく抵抗溶接を行うことができる。
尚、第一の実施形態に係る異材接合体の製造方法においてシーム溶接を抵抗溶接に適用することができる。更に、本実施形態に係る異材接合体の製造方法において、抵抗溶接は、スポット溶接やシーム溶接に限らず、プロジェクション溶接など他の抵抗溶接を適用することができる。
続いて、第一の実施形態に係る異材接合体の製造方法により製造した異材接合体について、実施例により具体的に説明する。
本実施例では、JIS規格の鋼板SPCC(厚み1.0mm)から構成された板状の第一部材1、及び、JIS規格のアルミニウム合金材AA6022(板厚1.2mm)から構成された板状の第二部材2に対して、寸法が直径20mmのポンチ3を用いて、第二の実施形態に係る異材接合体用構造体の製造方法で異材接合体用構造体12を製造した。
そして、製造された異材接合体用構造体12と、JIS規格の鋼板SPCC(厚み1.0mm)から構成された板状の第三部材6とを重ねて配置し、異材接合体用構造体12のブランク材1aと第三部材6とを、クロム銅合金からなる一対の円柱状の溶接電極(直径16mm、DR型)で挟持し、1.96kNで加圧しつつ、溶接電流7kA,通電時間10cycleの条件下でスポット溶接して、異材接合体10を製造した。
以上により製造された異材接合体10は、スポット溶接時にブランク材1aと第二部材2との間に脆性の高い金属間化合物が生じておらず、十分なかしめ締結力が得られた。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
第一部材1及びブランク材1aを構成する第一金属材、第二部材2を構成する第二金属材、及び、第三部材6を構成する金属材は、アルミニウム合金や鋼に限定されず、第二部材2を構成する第二金属材がブランク材1aを構成する第一金属材よりも融点が低く、且つ、第三部材6を構成する金属材がブランク材1aを構成する第一金属材と主成分が同一である限りは、任意の金属材であってよい。
第一部材1、ブランク材1a、第二部材2、及び、第三部材6は、板状であることに限定されず、例えば、円筒や角筒等の中空状であってもよい。
ブランク材1aの形状、また、ポンチ3の断面形状は、円形に限定されず、例えば楕円、多角形等であってもよい。
異材接合体10又は異材接合体用構造体11,12において、第二部材2にかしめ締結されたブランク材1aの数は1以上の任意の数であってよく、配置態様も任意である。
異材接合体10の第二部材2と第三部材6の少なくともいずれか一方の対向する表面に備えられる絶縁被膜層7は、溶接電流が既に溶接されたブランク材1aに向かって流れるのを防止できる限り、電気を完全に通さない層に限定されない。絶縁被膜層7の材料としては、溶接電流が既に溶接されたブランク材1aに向かって流れるのを防止できる程度の電気抵抗を有する材料を、適宜選択してよい。
1 第一部材
1a ブランク材(打ち抜き部分)
2 第二部材
2b 穴
6 第三部材(被接合部材)
7 絶縁被膜層
8 溶接電極
9 溶接電極
10 異材接合体
11 異材接合体用構造体
12 異材接合体用構造体
1a ブランク材(打ち抜き部分)
2 第二部材
2b 穴
6 第三部材(被接合部材)
7 絶縁被膜層
8 溶接電極
9 溶接電極
10 異材接合体
11 異材接合体用構造体
12 異材接合体用構造体
Claims (6)
- 第一金属材からなるブランク材を、前記第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材に重ねて配置し、
穴あけ加工により前記ブランク材を前記第二部材に打ち込み、前記第二部材の前記ブランク材に重なる部分を打ち抜いて前記第二部材に穴を形成すると同時に、
前記ブランク材を前記第二部材の前記穴にかしめ締結させて異材接合体用構造体を製造することを特徴とする異材接合体用構造体の製造方法。 - 第一金属材からなる第一部材と、前記第一金属材よりも融点の低い第二金属材からなる第二部材とを重ねて配置し、
穴あけ加工により前記第一部材を前記第二部材に打ち込み、前記第一部材及び前記第二部材の所定の重なる部分を打ち抜いて前記第一部材及び前記第二部材に穴を形成すると同時に、
前記第一部材の打ち抜き部分をブランク材として前記第二部材の前記穴にかしめ締結させて異材接合体用構造体を製造することを特徴とする異材接合体用構造体の製造方法。 - 請求項1または2に記載の異材接合体用構造体の製造方法により製造された前記異材接合体用構造体に、前記第一金属材と主成分が同一の金属材からなる第三部材を重ねて配置し、
前記異材接合体用構造体の前記ブランク材と前記第三部材とを溶接電極で挟み込み、
前記溶接電極の抵抗溶接により前記ブランク材と前記第三部材とを接合し、異材接合体を製造することを特徴とする異材接合体の製造方法。 - 請求項1または2に記載の異材接合体用構造体の製造方法により製造された前記異材接合体用構造体を挟んで、前記異材接合体用構造体の両面に、前記第一金属材と主成分が同一の金属材からなる一対の第三部材を重ねて配置し、
前記異材接合体用構造体の前記ブランク材と前記一対の第三部材とを溶接電極で挟み込み、
前記溶接電極の抵抗溶接により前記ブランク材と前記一対の第三部材とを接合し、異材接合体を製造することを特徴とする異材接合体の製造方法。 - 前記第二部材と前記第三部材の少なくともいずれか一方の対向する表面に絶縁被膜層を設けることを特徴とする請求項3または4に記載の異材接合体の製造方法。
- 前記抵抗溶接が、スポット溶接またはシーム溶接であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の異材接合体の製造方法。
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