JP2014173348A - セグメント搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のローラ回転軸13を回転可能に支持する一対の筒状の支持フレーム11、12と、支持フレーム11の中空部に回転可能に支持された、ローラ回転軸13と直交する回転力伝達シャフト27と、回転力を生成する油圧モータ18と、油圧モータ18の回転力を回転力伝達シャフト27に伝達する第1の歯車機構(油圧モータ18の回転軸18aのかさ歯車29、回転力伝達シャフト27のかさ歯車30)と、複数のローラ回転軸13に対応してそれぞれ設けられた、回転力伝達シャフト27の回転力をローラ回転軸13に伝達する第2の歯車機構(ローラ回転軸13のかさ歯車31、回転力伝達シャフト27のかさ歯車32)とを備えている。
【選択図】図5
Description
さらに本発明のセグメント搬送装置において、一方の前記支持フレームの中空部を密閉空間とし、前記回転力伝達シャフト、前記第1の歯車機構及び前記第2の歯車機構は、前記支持フレームの密閉空間内に配置するように構成しても良い。
さらに本発明のセグメント搬送装置において、他方の前記支持フレームの中空部に、前記駆動モータに動力を供給する動力供給ラインを配置するように構成しても良い。
さらに本発明のセグメント搬送装置において、他方の前記支持フレームの両端は、前記動力供給ラインのコネクタが設けられた封止板をそれぞれ取り付け、他方の前記支持フレームの中空部を密閉空間としても良い。
さらに本発明のセグメント搬送装置において、前記駆動モータとして作動油を動力として駆動する油圧モータを用いても良い。
さらに本発明のセグメント搬送装置において、一対の前記支持フレームの周面の前方側と後方側とには、他の前記セグメント搬送装置と接続具によって連結される取手部がそれぞれ形成しても良い。
図1に示すように、シールドトンネル1は、シールドマシン2で掘削しつつ、スクリューコンベア3により搬出される掘削土を排土用コンベア4で送り出すと共に、エレクター5によってセグメント6を順次組み立てて掘削内周面を覆う覆工体7を形成することで構築されていく。なお、以下の説明では、シールドマシン2の掘削方向を前方と、掘削方向とは反対方向を後方と称す。
この構成により、ローラ回転軸13に回転力を伝達する回転力伝達機構(回転力伝達シャフト27、第1の歯車機構、第2の歯車機構)を小型化、特に上下方向のサイズを小型化することができるため、小さな専有面積でセグメント搬送装置10をシールドトンネルの底部に配置することができる。
また、トルクの大きい油圧モータ18の回転力を用いることで、第1の歯車機構及び第2の歯車機構で大きな減速を行う必要がなく、例えば1:1の減速比とすることができるため、回転力伝達機構を構成する第1の歯車機構及び第2の歯車機構を小型化することができる。
さらに、歯車機構を用いているため、ローラチェーンのような外れやゆるみ等がなく、回転力が確実に伝達される。
さらに、従来のように、ローラ回転軸のスプロケットを介して、次のローラ回転軸に回転力を伝達する場合には、駆動モータに近いローラ回転軸のスプロケットには、常に大きな負荷がかかるが、本実施の形態では、複数のローラ回転軸13に対応してそれぞれ設けられた第2の歯車機構により、回転力伝達シャフト27から各ローラ回転軸13に回転力が直接伝達されるため、特定の第2の歯車機構に負荷が集中することなく耐久性が向上される。
この構成により、安全性が向上すると共に、回転力伝達機構(回転力伝達シャフト27、第1の歯車機構、第2の歯車機構)への土砂や粉塵の進入を防止することができ、耐久性が向上され、土砂等の付着を簡単に洗い流すことができ、作業性が向上する。
この構成により、2台以上のセグメント搬送装置10を連結して使用する場合、油圧モータ18に動力を供給する動力供給ラインである油圧ホース26a、26bが錯綜することなく、容易に動力供給ラインの配管を行うことができる。
この構成により、外的要因による油圧ホース26a、26bの損傷を防止することができる。
この構成により、長さ調整機能を有する接続具23で前後に位置するセグメント搬送装置10の取手部22を接続することで、前後に連結するセグメント搬送装置10の間隔が調整される。また、接続具23の長さを左右で異ならせることで、カーブ部分において曲折してセグメント搬送装置10を連結させることができる。
例えば、本実施の形態では、油圧モータ18の回転力を回転力伝達シャフト27に伝達する第1の歯車機構と、回転力伝達シャフト27の回転力をローラ回転軸13に伝達する第2の歯車機構とにかさ歯車を用いたが、ウォームギアやはすば歯車を用いても良い。
また、本実施の形態では、油圧モータ18の回転軸18aを回転力伝達シャフト27に対して直交するように構成したが、油圧モータ18の回転軸18aと、回転力伝達シャフト27とを平行に配置し、平歯車等で油圧モータ18の回転力を回転力伝達シャフト27に伝達するように構成しても良い。
さらに、本実施の形態では、支持フレーム11、12を鋼管等の円筒部材で構成したが、(回転力伝達シャフト27、第1の歯車機構、第2の歯車機構)を収納する中空部を有していれば、楕円筒や多角筒であっても良い。なお、支持フレーム11、12を覆工体7の内周に載置することを考慮すると、支持フレーム11、12の外周も覆工体7の内周に内接する曲面であることが好ましい。
さらに、本実施の形態は、ひっくり返して、セグメント送りローラ14をレール等に載せることで、自走可能である。そして、セグメント送りローラ14の周面を支持フレーム11、12よりも上方に突出させると、ひっくり返して、平面上でも自走可能になる。
2 シールドマシン
3 スクリューコンベア
4 排土用コンベア
5 エレクター
6 セグメント
7 覆工体
10 セグメント搬送装置
11、12 支持フレーム
13 ローラ回転軸
14 セグメント送りローラ
15 踏板
16 弾性マット
17 支持板
18 油圧モータ
18a 回転軸
18b 吸込側ポート
18c 吐出側ポート
18d ドレインポート
19 支持板
20 踏板
21 弾性マット
22 取手部
23 接続具
25a、25b 管継手
24 封止板
26a、26b 油圧ホース
27 回転力伝達シャフト
28 軸受け
29、30、31、32 かさ歯車
33、34 点検用開口
35 点検扉
36 キャップ
40 油圧ポンプ
Claims (6)
- シールドトンネルの底部に配置され、セグメントを搬送するセグメント搬送装置であって、
平行に配置された複数のローラ回転軸を回転可能に支持する一対の筒状の支持フレームと、
複数の前記ローラ回転軸の外周面にそれぞれ取り付けられ、前記セグメントの外周面の接線方向に当接して支持するセグメント送りローラと、
前記ローラ回転軸と直交する方向に回転可能に支持された回転力伝達シャフトと、
回転力を生成する駆動モータと、
前記駆動モータの回転力を前記回転力伝達シャフトに伝達する第1の歯車機構と、
複数の前記ローラ回転軸に対応してそれぞれ設けられた、前記回転力伝達シャフトの回転力を前記ローラ回転軸に伝達する第2の歯車機構とを具備することを特徴とするセグメント搬送装置。 - 一方の前記支持フレームの中空部は、密閉空間であり、
前記回転力伝達シャフト、前記第1の歯車機構及び前記第2の歯車機構は、前記支持フレームの密閉空間内に配置されていることを特徴とする請求項1記載のセグメント搬送装置。 - 他方の前記支持フレームの中空部には、前記駆動モータに動力を供給する動力供給ラインが配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のセグメント搬送装置。
- 他方の前記支持フレームの両端には、前記動力供給ラインのコネクタが設けられた封止板がそれぞれ取り付けられており、
他方の前記支持フレームの中空部は、密閉空間であることを特徴とする請求項3記載のセグメント搬送装置。 - 前記駆動モータは、作動油を動力として駆動する油圧モータであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセグメント搬送装置。
- 一対の前記支持フレームの周面の前方側と後方側とには、他の前記セグメント搬送装置と接続具によって連結される取手部がそれぞれ形成されていること特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセグメント搬送装置。
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JP2021085210A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 株式会社安藤・間 | セグメント搬送装置 |
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