JP2014173059A - 再生樹脂組成物、成形品、画像形成装置及び再生樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

再生樹脂組成物、成形品、画像形成装置及び再生樹脂組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】難燃性及び耐衝撃性を両立し、安価な再生樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】回収ポリスチレン樹脂と、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを含み、前記回収ポリスチレン樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満であり、前記樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満であり、前記リン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満である、再生樹脂組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生樹脂組成物、成形品、画像形成装置及び再生樹脂組成物の製造方法に関する。
近年、環境保護意識の高まりに伴って、種々の材料のリサイクル、再生利用等の動きが強まってきている。種々の材料の中でも、樹脂材料は、デザインの自由度が大きい、軽量である、耐久性が高いなどの観点から、家電等の製品中に含まれる割合が多くなっている。そのため、「特定家庭用機器再商品化法」(平成10年法律第97号:通称、「家電リサイクル法」)等の法規制の整備に伴って、廃品内の樹脂を、低環境負荷でリサイクルする方法の研究開発が進められている。
樹脂の中でも、ポリスチレン樹脂(PS樹脂)は、他の樹脂と比較して、テレビやエアコンなどの家電製品に使用される割合が多い。PS樹脂などの樹脂を含有する成形品を画像形成装置、自動車、家電製品などに利用する場合、延焼を防止する目的で、樹脂材料に難燃性が求められている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の方法は、コストが高く、得られる再生材が高価となるという問題点を有していた。
また、再生樹脂組成物を構造物用途に使用する場合、難燃性に加え、耐衝撃性などの強度物性も、所定の要求を満たす必要がある。
上記課題に対して、難燃性及び耐衝撃性を両立し、安価な再生樹脂組成物を提供することを目的とする。
回収ポリスチレン樹脂と、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを含み、
前記回収ポリスチレン樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満であり、
前記樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満であり、
前記リン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満である、
再生樹脂組成物が提供される。
難燃性及び耐衝撃性を両立し、安価な再生樹脂組成物を提供できる。
代表的な家電製品における、樹脂の使用量に対するPS樹脂の割合を説明するための概略図である。 本実施形態の再生樹脂組成物の製造方法の一例のフロー図である。 本実施形態の再生樹脂組成物を適用可能な画像形成装置の一例の概略構成図である。
以下、図面を参照して発明について詳しく説明する。
本実施形態の再生樹脂組成物は、回収ポリスチレン樹脂と、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを含む。各々の構成要素について、詳細に説明する。
(回収PS樹脂)
本実施形態における、「回収ポリスチレン樹脂(回収PS樹脂)」とは、廃品等から回収されたポリスチレン樹脂のことを指す。
図1に、代表的な家電製品における、樹脂の使用量に対するPS樹脂の割合を説明するための概略図を示す。図1における横軸は、各々の家電名であり、縦軸は、各々の樹脂の使用割合である。
図1に示されるように、テレビには、80%以上の量でPS樹脂が使用される。また、冷蔵庫やエアコンにも、20%〜30%程度の量でPS樹脂が使用される。特に、冷蔵庫やエアコンの外装材や内装材には、耐衝撃性能に優れた、PS樹脂(ハイインパクトポリスチレン:HIPS)が使用される。
PS樹脂は、冷蔵庫において、例えば(透明)内箱、樹脂性ドア、操作パネル、ハンドル、キャップなどで使用される。また、PS樹脂は、エアコンにおいて、例えば前面パネル、ファン、屋内/屋外の外装ハウジング、換気口、風向き板などで使用される。さらに、PS樹脂は、テレビにおいて、外装部品、内装部品、枠部品などで使用される。
なお、前述の用途で使用されるPS樹脂は、市販品の商品名として、トーヨースチロール(東洋スチレン株式会社製)、PSJ−ポリスチレンHIPS(PSジャパン株式会社製)、エスチレン(新日鐵化学株式会社製)等が挙げられる。
しかしながら、本実施形態の回収PS樹脂の対象となる廃品としては、前述したテレビ、冷蔵庫、エアコンに限定されず、他にも、洗濯機、自動車、その他OA(Office Automation)機器等が挙げられる。なお、廃品から回収される樹脂は、一般家庭などで使用された廃品由来であっても良いし、製造過程で発生した未使用の廃品から回収されたものであっても良い。
本実施形態の再生樹脂組成物におけるPS樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満とする。PS樹脂の含有量が55質量%未満の場合、回収PS樹脂のリサイクル率が低下する。一方、PS樹脂の含有量が90質量%を超える場合、難燃性が低下することがある。
(樹脂流動性改質剤)
本実施形態における樹脂の流動性を向上させる樹脂流動性改質剤としては、特に制限されず、公知の改質剤を使用することができ、例えばアクリル系樹脂流動性改質剤を使用することができる。アクリル系樹脂流動性改質剤の商品名の例としては、ARUFON UPシリーズ(東亞合成株式会社製)、メタブレンTPシリーズ(三菱レイヨン株式会社製)、エルバロイ(三井デュポンケミカルポリケミカル株式会社製)などが挙げられる。
本実施形態の再生樹脂組成物における樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満とする。樹脂流動性改質剤の含有量が5質量%未満の場合、樹脂流動性が改質剤の効果が発揮されないことがある。一方、樹脂流動性改質剤の含有量が20質量%を超える場合、回収PS樹脂のリサイクル率が低下する。
(リン系難燃剤)
本実施形態におけるリン系難燃剤としては、特に制限されず、市販品のリン系難燃剤を使用することができる。具体例としては、例えば、トリフェニルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェートトリキシレニルホスフェート、トリス(t−ブチル化フェニル)ホスフェート、トリス(i−プロピル化フェニル)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、1,3−フェニレンビス(ジフェニルホスフェート)、1,3−フェニレンビス(ジキシレニル)ホスフェート、ビスフェノールA(ジフェニルホスフェート)、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(βークロロプロピル)ホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート、2,2−ビス(クロロメチル)トリメチレンビス(ビス(2−クロロエチル)ホスフェート)、ポリオキシアルキレンビスジクロロアルキルホスフェート、赤リン等が挙げられる。
本実施形態の再生樹脂組成物におけるリン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満とする。リン系難燃剤の含有量が5質量%未満の場合、難燃性が低下することがある。一方、リン系難燃剤の含有量が25質量%を超える場合、回収PS樹脂のリサイクル率が低下する。
(難燃助剤)
本実施形態の再生樹脂組成物は、難燃助剤を含んでも良い。難燃助剤を含むことにより、高いリサイクル率を有し、かつ、例えば事務機器などに求められる難燃性を確保した再生樹脂組成物が得られる。
難燃助剤としては、リン系難燃剤、窒素化合物系難燃剤、シリコーン系難燃剤、臭素系難燃剤、臭素系難燃剤、無機系難燃剤、ポリフルオロオレフィンなどが挙げられる。
リン系難燃剤としては、前述のものと同様のものを使用することができる。
窒素化合物系難燃剤としては、特に制限はないが、例えばリン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウムなどが挙げられる。
シリコーン系難燃剤としては、特に制限はないが、例えばシリコーン樹脂、シリコーンゴム、シリコーン油などが挙げられる。
臭素系難燃剤としては、特に制限はながい、例えば例えば、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノール−A、ビス(ペンタブロモフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4,6−トリブロモフェノキシ)エタン、2,4,6−トリス(2,4,6−トリブロモフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,6− or(2,4−) ジブロモフェノール、臭素化ポリスチレン、ポリ臭素化スチレン、エチレンビステトラブロモフタルイミド、ヘキサブロモシクロドデカン、ヘキサブロモベンゼン、ペンタブロモベンジルアクリレート、ペンタブロモベンジルアクリレートなどが挙げられる。
無機系難燃剤としては、特に制限はないが、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンなどが挙げられる。
ポリフルオロオレフィンとしては、市販のポリフルオロオレフィンを使用することができる。また、メチルメタアクリレート樹脂で被覆されたポリフルオロオレフィンを使用しても良く、この場合、商品名としてメタブレンAタイプ(三菱レイヨン株式会社製)などが挙げられる。
(熱安定剤)
本実施形態の再生樹脂組成物は、熱安定剤を含んでも良い。熱安定剤を含むことにより、混練加工時や成形加工時における、熱履歴による分解を防ぐことができる。
熱安定剤としては、酸化防止剤や加水分解防止剤が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤、エポキシ化合物、ヒドロキシアミン系化合物などが挙げられる。
また、加水分解防止剤としては、カルボジイミド化合物系加水分解防止剤、イソシアネート化合物、オキサゾリン系化合物、エポキシ化合物、エポキシ化脂肪酸アルキルエステル、エポキシ化脂肪酸グリセリンエステルなどが挙げられる。
上述した化合物の中でも、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、カルボジイミド化合物系加水分解防止剤から選択される化合物を使用することが好ましい。これらは、1種類を単独で使用しても良いし、2種類以上を併用して使用しても良い。2種類以上を併用することにより、効果が向上する。例えば、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、カルボジイミド化合物系加水分解防止剤を同時に使用することにより、より好ましい効果が得られる。
フェノール系酸化防止剤としては、ヒンダートフェノール、多環ヒンダートフェノール、モノエステル型ヒンダートフェノール、テトラエステル型ヒンダートフェノール、ジエステル型ヒンダートフェノールなどが挙げられる。モノエステル型ヒンダートフェノールとしては、3−(4'−ヒドロキシ−3'−5'−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオン酸−n−オクタデシル、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどが挙げられる。テトラエステル型ヒンダートフェノールとしては、テトラキス[メチレン−3−(3',5'−ジ−t−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどが挙げられる。
ホスファイト系酸化防止剤としては、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス[2−[[2,4,8,10−テトラキス(1,1−ジメチルエチル)ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン−6−イル]オキシ]エチル]アミン、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、2,2'−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−5,5'−スピロビ[1,3,2−ジオキサホスホリナン]、2,2'−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)スピロ[4H−1,3,2−ジオキサホスホリン−5(6H),5'(6'H)−[4H−1,3,2]ジオキサホスホリン]、2,2'−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)スピロ[1,3,2−ジオキサホスホリナン−5,5'−[1,3,2]ジオキサホスホリナン]、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、2,2'−ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシ)スピロ[1,3,2−ジオキサホスホリナン−5,5'−[1,3,2]ジオキサホスホリナン]などが挙げられる。
また、本実施形態の再生樹脂組成物は、更に他の成分を含んでも良い。更に他の成分としては、相溶化剤、可塑化剤、紫外線吸収剤、加工助剤、帯電防止剤、着色剤、加水分解抑制剤などが挙げられる。これらの材料は、公知のものを使用することができ、所望の用途に応じて、当業者が適宜その他の成分を選択して配合することができる。
(再生樹脂の製造方法のフロー)
次に、再生樹脂の製造方法について、図を参照して説明する。図2に、本実施形態の再生樹脂組成物の製造方法の一例のフロー図を示す。なお、本実施形態においては、一例として、廃家電製品からPS樹脂を回収して、OA機器へと再利用するまでのフローを示すが、本発明はこの点において限定されない。
先ず、S10に示すように、家電リサイクル法に則り回収された廃家電製品から、PS樹脂を取り出す。次に、S11に示すように、回収したPS樹脂を破砕する。破砕の程度としては、再コンパウンドが可能な程度であれば、特に制限されない。
そして、破砕されたPS樹脂を洗浄して、脱水及び乾燥工程を経て、次工程へと供給する(S12)。
次に、この回収PS樹脂に、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを混合する(S13)。混合方法としては、特に限定されないが、例えばドライブレンドした後に、混合物をホッパーに投入し、溶融混練する方法などが挙げられる。
このとき、PS樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満とし、樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満とし、リン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満とするように混合する。
本実施形態の再生樹脂組成物は、従来の回収剤利用率を大きく上回るリサイクル率を達成することができる。また、PS樹脂を含むため、耐衝撃性に優れる。さらに、樹脂流動性改質剤を含むため、樹脂流動性に優れる。即ち、本実施形態の再生樹脂組成物は、難燃性、耐衝撃性及び樹脂流動性を有し、リサイクルコストを削減可能であり、樹脂廃材の効率的な再資源化が可能であり、新規石油樹脂の投入量を削減可能である、環境負荷が低い再生樹脂組成物である。また、循環型社会に適用可能な、低環境負荷樹脂として、低炭素社会にも貢献可能である。
そして、混合された再生樹脂組成物は、再コンパウンドした後、所望のプラスチック部品へと成形され(S14)、OA機器へと組み立てられる(S15)。
本実施形態の再生樹脂組成物の成形方法としては、特に制限はなく、例えば、射出成形法、押し出し成形法、熱プレス成形法などの方法を使用することができる。そのため、本実施形態の再生樹脂組成物は、例えば事務機器の複雑な形状を有する部材への適用が可能であり、環境負荷を低減することができる。
(画像形成装置)
本実施形態の再生樹脂組成物を成形した成形部材は、例えば、電子写真技術、印刷技術又はインクジェット技術などで使用される画像形成装置などの部品、特に画像形成装置の内部で使用される部品として使用することができる。一例として、ダンデム型間接転写方式の画像形成装置に適用した例について、説明する。
図3に、本実施形態の再生樹脂組成物を適用可能な画像形成装置の一例の概略構成図を示す。
本実施形態の画像形成装置100は、一例としてダンデム型間接転写方式の画像形成装置である。なお、本実施形態の再生樹脂組成物は、限定されないが、後述する画像形成手段1018、中間転写体1050、2次転写装置1022などの各モジュールにおける筐体構造体に使用することができる。これらの筐体構造体には、作像品質の安定を目的として、寸法精度や高い強度が求められ、また、定着装置1025の近傍に配置されるため、十分な難燃性が要求される。そのため、従来からUL94規格のV−2グレードを満たすPS樹脂が使用されている。
また、本実施形態の再生樹脂組成物の成形品は、材料種別、グレード等の材料構成情報が識別可能に構成されることが好ましい。これにより、再生樹脂組成物が市場で使用された後に回収された場合、再度再生樹脂として活用することが可能となり、更なる環境負荷低減が可能となる。
画像形成装置100は、装置本体150と、これを載せる給紙テーブル200と、スキャナ300と、原稿自動搬送装置(ADF)400とを具備する。
装置本体150の略中央には、無端ベルト状の中間転写体1050が設けられている。
中間転写体1050は、支持ローラ1014、1015及び1016に張架され、例えば、例えば時計回りに回転可能である。支持ローラ1015の近傍には、中間転写体1050上の残留トナーを除去するための中間転写体クリーニング装置1017が配置されている。
支持ローラ1014と1015との間に張り渡した中間転写体1050上には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成手段1018が対向して並置されたタンデム型現像器120が配置されている。
タンデム型現像器120の近傍には、露光装置1021が配置されている。
また、中間転写体1050における、タンデム型現像器120が配置された側とは反対側には、二次転写装置1022が配置されている。二次転写装置1022においては、無端ベルトである二次転写ベルト1024が一対のローラ1023に張架されている。二次転写ベルト1024上を搬送される転写紙と中間転写体1050とは互いに接触可能である。
二次転写装置1022の近傍には、定着装置1025が配置されている。定着装置1025は、無端ベルトである定着ベルト1026と、これに押圧されて配置された加圧ローラ1027とを備える。2次転写装置1022及び定着装置1025の近傍には、転写紙の両面に画像形成を行うために、転写紙を反転させるためのシート反転装置1028が配置されている。なお、2次転写装置として、転写ローラや非接触のチャージャを配置しても良い。
次に、タンデム型現像器120を用いたフルカラー画像の形成について説明する。まず、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台130上に原稿をセットする又は原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス1032上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じる。図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットした時は、原稿が搬送されてコンタクトガラス1032上へと移動された後で、一方、コンタクトガラス1032上に原稿をセットした時は直ちに、スキャナ300が駆動し、第1走行体1033及び第2走行体1034が走行する。
そして、第1走行体1033により、光源からの光が照射されると共に、原稿面からの反射光を第2走行体1034におけるミラーで反射し、結像レンズ1035を通して読取りセンサ1036で受光する。これにより、カラー画像が読取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報とされる。
また、図示しないスタートスイッチを押すと、図示しない駆動モータで支持ローラ1014、1015及び1016の1つを回転駆動して、残りの2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体1050を回転搬送する。
ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像情報は、タンデム型現像手段120における各画像形成手段1018(ブラック用画像形成手段、イエロー用画像形成手段、マゼンタ用画像形成手段、及びシアン用画像形成手段)に伝達され、各画像形成手段により各色のトナー画像が形成される。
各画像形成手段1018は、静電潜像担持体1110(ブラック用静電潜像担持体1010K、イエロー用静電潜像担持体1010Y、マゼンタ用静電潜像担持体1010M、及びシアン用静電潜像担持体1010C)と、該静電潜像担持体1110を一様に帯電させる帯電装置160とを有する。また、各カラー画像情報に基づいて各カラー画像対応画像用に前記静電潜像担持体を露光し、該静電潜像担持体上に各カラー画像に対応する静電潜像を形成する露光装置と、該静電潜像を各カラートナー(ブラックトナー、イエロートナー、マゼンタトナー、及びシアントナー)を用いて現像して各カラートナーによるトナー画像を形成する現像装置61とを有する。さらに、トナー画像を中間転写体1050上に転写させるための転写帯電器1062と、クリーニング装置63と、除電器64とを有する。これにより、それぞれのカラーの画像情報に基づいて各単色の画像(ブラック画像、イエロー画像、マゼンタ画像、及びシアン画像)を形成することが可能である。
形成されたブラック画像、イエロー画像、マゼンタ画像及びシアン画像は、支持ローラ1014、1015及び1016により回転移動される中間転写体1050上にそれぞれの静電潜像担持体(1010K、1010Y、1010M、1010C)上に形成された画像が、順次一次転写される。そして、中間転写体1050上に各色の画像が重ね合わされて合成カラー画像が形成される。
給紙テーブル200においては、給紙ローラ142の1つを選択的に回転させ、ペーパーバンク143に多段に備える給紙カセット144の1つからシート(記録紙)を繰り出す。そして、分離ローラ145で1枚ずつ分離して給紙路146に送出し、搬送ローラ147で搬送して給紙路148に導き、レジストローラ1049に突き当てて止める。給紙ローラ142を回転して手差しトレイ1054上の記録紙を繰り出し、分離ローラ1058で1枚ずつ分離して手差し給紙路1053に入れ、レジストローラ1049で止めても良い。なお、レジストローラ1049は、接地されて使用しても良く、シートの紙粉除去のためにバイアスが印加された状態で使用しても良い。さらに、中間転写体1050上に合成された合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ1049を回転させ、中間転写体1050と二次転写装置1022との間に記録紙を送出する。二次転写装置1022により合成カラー画像を記録紙上に二次転写することにより、記録紙上にカラー画像が形成される。なお、画像転写後の中間転写体1050上の残留トナーは、中間転写体クリーニング装置1017によりクリーニングされる。
カラー画像が形成された記録紙は、二次転写装置1022により搬送されて、定着装置1025へと送出され、定着装置1025において、熱及び/又は圧力により合成カラー画像が記録紙上に定着される。その後、記録紙は、切換爪1055で切り換えて排出ローラ1056により排出され、排紙トレイ1057上にスタックされる。あるいは、切換爪1055で切り換えてシート反転装置1028により反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ1056により排出され、排紙トレイ1057上にスタックされる。
(実施例1)
[再生樹脂組成物の作製]
廃家電製品から回収されたPS樹脂(表1において、A−1と表記する)75質量部に対して、リン系難燃剤15質量部、樹脂流動性改質剤10質量部を混合した。
実施例1では、リン系難燃剤として、PX−200(大八化学株式会社製)(表1において、B−1と表記する)を使用した。
また、樹脂流動性改質剤として、TP−003(三菱レイヨン株式会社製)(表1において、C−1と表記する)を使用した。
また、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
混合としては、ドライブレンドした後に、混合物をホッパーに投入し、2軸混練押出機で、210℃の温度で溶融混練し、3mm角程度の実施例1の成形用ペレットを作製した。
(実施例2)
廃家電製品から回収されたPS樹脂77質量部に対して、リン系難燃剤10質量部、難燃助剤3質量部、第1の熱安定剤0.5質量部、第2の熱安定剤0.5質量部を混合した。混合としては、ドライブレンドした後に、混合物をホッパーに投入し、液体添加装置で流動性改質剤を10質量部投入し、2軸混練成押出機で、200℃の温度で溶融混練し、3mm角程度の実施例2の成形用ペレットを作製した。
実施例2では、リン系難燃剤として、FP−800(株式会社ADEKA製)(表1において、B−2と表記する)を使用した。
また、難燃助剤として、リン系難燃剤のFP−2200(株式会社ADEKA製)を使用した。
また、樹脂流動性改質剤として、UP−1020(東亞合成株式会社製)(表1において、C−2と表記する)を使用した。
さらに、第1の熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用し、第2の熱安定剤として、PEP−36(株式会社ADEKA製)を使用した。
(実施例3)
廃家電製品から回収されたPS樹脂78質量部に対して、リン系難燃剤10質量部、難燃助剤2質量部、樹脂流動性改質剤10質量部、第1の熱安定化剤0.5質量部及び第2の熱安定化剤0.5質量部を混合した。
実施例3では、リン系難燃剤として、リン系難燃剤PX−200(大八化学株式会社製)を使用した。
また、難燃助剤として、FP−110(株式会社伏見製薬所製)(表1において、B−4と表記する)を使用した。
また、樹脂流動性改質剤として、樹脂流動性改質剤TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用した。
さらに、第1の熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用し、第2の熱安定剤として、PEP−36(株式会社ADEKA製)を使用した。
上記以外は実施例1と同様の方法により、実施例3の成形用ペレットを作製した。
(実施例4)
廃家電製品から回収されたPS樹脂80質量部に対して、リン系難燃剤10質量部、樹脂流動性改質剤10質量部、第1の熱安定化剤0.5質量部及び第2の熱安定化剤0.5質量部を混合した。
実施例4では、リン系難燃剤として、FP−110(株式会社伏見製薬所製)を使用した。
また、樹脂流動性改質剤として、樹脂流動性改質剤TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用した。
さらに、第1の安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用し、第2の熱安定剤として、PEP−36(株式会社ADEKA製)を使用した。
上記以外は実施例1と同様の方法により、実施例4の成形用ペレットを作製した。
(比較例1)
廃家電製品から回収されたPS樹脂100質量部のみを使用し、2軸押出混練機で200℃の温度で溶融混練して、3mm角程度の比較例1の成形用ペレットを作製した。
(比較例2)
廃家電製品から回収されたPS樹脂90質量部に対して、樹脂流動性改質剤10質量部、熱安定剤1質量部を混合した。混合は、ドライブレンドした後に、2軸混練押出機で200℃の温度で溶融混練して、3mm角程度の比較例2の成形用ペレットを作製した。
比較例2では、樹脂流動性改質剤として、TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用し、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
(比較例3)
廃家電製品から回収されたPS樹脂85質量部に対して、リン系難燃剤15質量部、熱安定剤1質量部を混合した。混合は、ドライブレンドした後に、2軸混練押出機で200℃の温度で溶融混練して、3mm角程度の比較例3の成形用ペレットを作製した。
比較例3では、リン系難燃剤として、PX−200(大八化学株式会社製)を使用し、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
(比較例4)
廃家電製品から回収されたPS樹脂80質量部に対して、リン系難燃剤15質量部、樹脂流動性改質剤5質量部、熱安定剤1質量部を混合した。混合は、ドライブレンドした後に、2軸混練押出機で200℃の温度で溶融混練して、3mm角程度の比較例4の成形用ペレットを作製した。
比較例4では、リン系難燃剤として、PX−200(大八化学株式会社製)を使用し、樹脂流動性改質剤として、TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用し、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
(比較例5)
廃家電製品から回収されたPS樹脂85質量部に対して、リン系難燃剤5質量部、樹脂流動性改質剤10質量部、熱安定剤1質量部を混合した。混合は、ドライブレンドした後に、2軸混練押出機で200℃の温度で溶融混練して、3mm角程度の比較例5の成形用ペレットを作製した。
比較例5では、リン系難燃剤として、PX−200(大八化学株式会社製)を使用し、樹脂流動性改質剤として、TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用し、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
(比較例6)
廃家電製品から回収されたPS樹脂55質量部に対して、リン系難燃剤25質量部、樹脂流動性改質剤20質量部、熱安定剤1質量部を混合した。混合は、ドライブレンドした後に、2軸混練押出機で200℃の温度で溶融混練成して、3mm角程度の比較例6の成形用ペレットを作製した。
比較例6では、リン系難燃剤として、PX−200(大八化学株式会社製)を使用し、樹脂流動性改質剤として、TP−003(三菱レイヨン株式会社製)を使用し、熱安定剤として、AO−80(株式会社ADEKA製)を使用した。
(比較例7)
エスチレン「H610」(東洋スチレン株式会社製)のペレットを準備した。
(評価)
[リサイクル率]
本実施形態においては、リサイクル率は、熱安定剤を除く再生樹脂組成物の重量に対する、回収PS樹脂の重量の割合とした。
[UL94規格の垂直燃焼試験]
樹脂材料の難燃性に関する国際規格(IEC60950)においては、発火源もしくは発火の恐れがある部分をUL94規格(Underwriters Laboratories Inc.,standard)を満たす材料を使用することが求められている。
そこで本実施形態においても、UL94規格の試験方法を採用し、評価した。試験方法としては、国際規格IEC60695−11−10 B法(ASTM D3801)の「20mm垂直燃焼試験」として定義されている方法に準拠して行った。なお、画像形成装置の本体に構成される部品であって、エンクロージャー内の内部部品については、この評価方法においてV−2以上の評価を得ることが求められる。
具体的には、上述で作製したペレットを、棚式の熱風乾燥機を用いて、80℃、5時間乾燥処理を施した。その後、型締力100トンの電動式射出成形機を使用して、金型温度40℃、シリンダー温度220℃、射出速度20mm/秒、射出圧力100MPa、冷却時間30秒の条件で、UL94垂直燃焼試験用の短冊試験片を作製した。作製した短冊試験片のサイズは、幅13mm、長さ125mm、厚さ1.6mmとした。
この試験片を、50℃で72時間エージングした後、湿度20%のデシケータ内で3時間冷却した。次いで、試験片を5本で1セットとし、下記に示す方法で垂直燃焼試験を行った。
各試験片の上端部をクランプし、垂直状態で保持して、各試験片の下端部から300±10mm下方に脱脂綿(0.8g以下、約50mm角)を配置し、後述する燃焼試験によって、溶融物が脱脂綿上に落下することを確認した。
各試験片の下端部からバーナーで1回目の接炎を10±1秒間行い、その後、約300mm/秒の速度でバー名を試験片から離した。燃焼が消えたら、直ちにバーナーをサンプルの下端部に戻し、2回目の接炎を10±1秒間行った。
5本1セットの試験片に対して、2回ずつ合計10回の接炎を行い、各試験片の燃焼時間を記録した。なお、ここでいう「燃焼時間」とは、離炎後の燃焼継続時間のことを意味する。
1回目の燃焼時間をt1、2回目の燃焼時間をt2、2回目の燃焼後火種継続時間をt3とした。なお、ここでいう「燃焼後火種継続時間」とは、試験片において炎は消えているが、試験片に赤く火種が残った状態が続いた時間のことを意味する。
上述のUL94規格の垂直燃焼試験による判定基準は、下記の通りである。
(1)各試験片のt1及びt2が、10秒以下の場合、V−0、30秒以下の場合V−1又はV−2とした。なお、V−1とV−2との間の判定基準としては、後述する(5)における、燃焼時の滴下物で脱脂綿が着火した場合はV−2とし、着火が無い場合はV−1とした。
(2)5本の試験片全てのt1+t2が、50秒以下の場合、V−0、250秒以下の場合V−1又はV−2と判定した。
(3)各試験片のt2+t3が、30秒以下の場合V−0とし、60秒以下の場合V−1−又はV−2と判定した。
(4)クランプの燃焼がない場合、合格とし、クランプの燃焼がある場合、不合格とした。
(5)燃焼物や落下物による脱脂綿の発火に関して、発火が無い場合V−0又はV−1とし、発火がある場合V−2と判定した。なお、V−0とV−1との間の判定基準としては、上記(2)においてt1+t2が50秒以下の場合V−0とし、50秒より大きく250秒以下の場合V−1と判定した。また、上記(3)においてt2+t3が30秒以下の場合V−0とし、30秒より大きく60秒以下の場合V−1と判定した。
以上の(1)〜(5)の判定結果に対して、判定基準は、
○:全ての判定基準でV−0、V−1又はV−2の基準にあるもの、
△:V−2の基準を満たしていないが、難燃効果を有するもの、
×:V−2の基準を満たしておらず、難燃効果を有さないもの、
とした。
[シャルピー衝撃試験]
また、本実施形態の樹脂組成物に対して、シャルピー衝撃強度試験に供した。シャルピー衝撃試験とは、切り欠きの入った角柱状の試験片に対して衝撃を与えることで試験片を破壊し、破壊するのに要したエネルギーと試験片の靭性を評価するための衝撃試験である。
前述の3mm角程度の成形用ペレットを、棚式の熱風乾燥機を使用して80℃、5時間の条件で乾燥した。その後、型締力100トンの電動式射出成形機を使用して、金型温度40℃、シリンダー温度220℃、射出速度20mm/秒、射出圧力100MPa、冷却時間30秒の条件で射出成形し、シャルピー衝撃試験用の短冊試験片を作製した。作製した短冊試験片のサイズは、長さ80mm、幅4mm、高さ10mmとした。
得られた短冊試験片に対して、JIS K7111−1で定義される方法で、衝撃強度試験に供した。
判定基準としては、
○:7kJ/m以上、
△:5kJ/m以上
×:5kJ/m未満
とした。
判定基準の結果を表1に示す。
Figure 2014173059
[樹脂流動性試験]
また、本実施形態の樹脂組成物に対して、樹脂流動性に関する試験(メルトフローレート試験:MFR試験)に供した。試験方法としては、メルトインデクサー(D4003:日本ダイニスコ製)を用いて、ISO1133−A法に準拠した方法で実施した。
試料は、測定前に80℃、5時間乾燥して、測定条件としては、200℃、荷重5.0kgfで測定し、3回の測定値の平均を求めた。
判定基準としては、
○:50g/10分以上、
△:20g/10分以上、50g/10分未満、
×:20g/10分未満、
とした。
表1に示されるように、本実施形態の再生樹脂組成物は、耐衝撃性、難燃性及び樹脂流動性を両立する。また、実施例4の再生樹脂組成物は、燃焼継続時間が短く、より難燃効果が高かった。
一方、比較例の樹脂組成物は、耐衝撃性及び難燃性を両立しているものはなかった。また、比較例1〜5,7の再生樹脂組成物は、樹脂流動性も低かった。
100 画像形成装置
120 タンデム型現像器
130 原稿台
150 装置本体
160 帯電装置
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
1014 支持ローラ
1015 支持ローラ
1016 支持ローラ
1017 中間転写体クリーニング装置
1018 画像形成手段
1021 露光装置
1022 二次転写装置
1023 ローラ
1024 二次転写ベルト
1025 定着装置
1026 定着ベルト
1027 加圧ローラ
1032 コンタクトガラス
1033 第1走行体
1034 第2走行体
1035 結像レンズ
1036 読取りセンサ
1050 中間転写体
1110 静電潜像担持体
特開2002−16742号公報 特開2009−256486号公報 特開2001−234052号公報

Claims (9)

  1. 回収ポリスチレン樹脂と、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを含み、
    前記回収ポリスチレン樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満であり、
    前記樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満であり、
    前記リン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満である、
    再生樹脂組成物。
  2. 前記再生樹脂組成物は更に難燃助剤を含み、
    前記難燃助剤は、リン系難燃剤、窒素化合物系難燃剤、シリコーン系難燃剤、無機系難燃剤及びポリフルオロオレフィンの群から選択される、1種類又は2種類以上の難燃剤を含む、
    請求項1に記載の再生樹脂組成物。
  3. 更に熱安定剤を含む、
    請求項1又は2に記載の再生樹脂組成物。
  4. 請求項1乃至3に記載の再生樹脂組成物を成形した成形品。
  5. 前記成形品は、電子写真技術、印刷技術又はインクジェット技術が使用される画像形成装置用の部品である、
    請求項4に記載の成形品。
  6. 前記画像形成装置は、画像形成手段、中間転写体及び/又は2次転写装置を含み、
    前記成形品は、前記画像形成手段、前記中間転写体及び/又は前記2次転写装置の筐体に使用される、
    請求項5に記載の成形品。
  7. 前記成形品は、使用される材料の種別及び/又はグレードの材料構成情報が識別可能に構成される、
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載の成形品。
  8. 請求項4乃至7のいずれか一項に記載の成形品を具備する画像形成装置。
  9. 回収ポリスチレン樹脂と、樹脂流動性改質剤と、リン系難燃剤とを、
    前記回収ポリスチレン樹脂の含有量は、55質量%より多く90質量%未満、前記樹脂流動性改質剤の含有量は、5質量%より多く20質量%未満、前記リン系難燃剤の含有量は、5質量%より多く25質量%未満となるように、混合する工程を含む、
    再生樹脂組成物の製造方法。
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