JP2014172670A - エレベータ乗場の照明制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】停電が発生しエレベータの運転およびエレベータ乗場の照明に二次電池を利用する際に、利用者の利便性を保ちつつなるべく電力消費を抑えるよう制御するエレベータ乗場の照明制御装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、エレベータ乗場の照明制御装置は、エレベータ制御情報取得部と乗場照明制御部とを有する。エレベータ制御情報取得部は、エレベータから、乗りかご内での行き先階登録ボタンの操作情報を取得する。乗場照明制御部は、停電が発生し、電力供給装置からエレベータに電力が供給されることで継続運転が実行されているときに、エレベータ制御情報取得部でいずれかの行き先階登録ボタンに関する操作情報を取得し、さらに乗りかごが当該操作情報で示される階床に着床したと判断すると、当該行き先階登録ボタンの操作情報に対応する階床のみの乗場照明装置を、電力供給装置から供給される電力で点灯させる。
【選択図】図2
【解決手段】実施形態によれば、エレベータ乗場の照明制御装置は、エレベータ制御情報取得部と乗場照明制御部とを有する。エレベータ制御情報取得部は、エレベータから、乗りかご内での行き先階登録ボタンの操作情報を取得する。乗場照明制御部は、停電が発生し、電力供給装置からエレベータに電力が供給されることで継続運転が実行されているときに、エレベータ制御情報取得部でいずれかの行き先階登録ボタンに関する操作情報を取得し、さらに乗りかごが当該操作情報で示される階床に着床したと判断すると、当該行き先階登録ボタンの操作情報に対応する階床のみの乗場照明装置を、電力供給装置から供給される電力で点灯させる。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、エレベータ乗場の照明制御装置に関する。
従来、建物内のエレベータ利用者の有無により、エレベータ乗場の照明の点灯、消灯を、制御する照明制御装置がある。このような照明制御装置では例えば、エレベータ乗場に設置されたかご呼びボタンが押下されたときに当該エレベータ乗場を点灯したり、乗りかご内に設置された行き先階登録ボタンが押下されたときに当該行き先階のエレベータ乗場を点灯したりすることが可能である。
このようにエレベータ乗場の照明を制御することにより、利用者の利便性を保ちつつ省エネ効果を向上させることができる。
しかし、上述した照明制御装置は商用電源により電源が供給されることを前提としており、停電時のエレベータ乗場の照明装置の制御については考慮されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、停電が発生しエレベータの運転およびエレベータ乗場の照明に二次電池を利用する際に、利用者の利便性を保ちつつなるべく電力消費を抑えるよう制御するエレベータ乗場の照明制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば、エレベータ乗場の照明制御装置は、エレベータ制御情報取得部と乗場照明制御部とを有する。エレベータ制御情報取得部は、エレベータから、乗りかご内での行き先階登録ボタンの操作情報を取得する。乗場照明制御部は、停電が発生し、電力供給装置からエレベータに電力が供給されることで継続運転が実行されているときに、エレベータ制御情報取得部でいずれかの行き先階登録ボタンに関する操作情報を取得し、さらに乗りかごが当該操作情報で示される階床に着床したと判断すると、当該行き先階登録ボタンの操作情報に対応する階床のみの乗場照明装置を、電力供給装置から供給される電力で点灯させる。
《第1実施形態》
〈第1実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ乗場の照明制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図1および図2を参照して説明する。図1はエレベータシステム1の構成を示す全体図であり、図2はエレベータシステム1の詳細な構成を示すブロック図である。
〈第1実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ乗場の照明制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図1および図2を参照して説明する。図1はエレベータシステム1の構成を示す全体図であり、図2はエレベータシステム1の詳細な構成を示すブロック図である。
本実施形態によるエレベータシステム1は、エレベータ10と、停電時継続運転装置20と、照明制御装置30と、建物内の各階床(1階〜3階)のエレベータ乗場40−1〜40−3に設置された乗場照明装置41〜43とを有する。
エレベータ10は、乗りかご11と、エレベータ制御装置12と、タイマ13とを有する。
乗りかご11には、「1階」に対応した行き先階登録ボタン111と、「2階」に対応した行き先階登録ボタン112と、「3階」に対応した行き先階登録ボタン113と、これらの行き先階登録ボタンが操作されたときの操作情報をエレベータ制御装置12に送信する行き先階情報送信部114と、乗りかご11にかかる荷重を検出する荷重検出センサ115と、荷重検出センサ115による乗りかご11の荷重変化を検出したときに荷重変化検出情報を生成する荷重変化検出装置116と、荷重変化検出装置116で生成された荷重変化検出情報をエレベータ制御装置12に送信する検出情報送信部117とが設置されている。
荷重検出センサ115および荷重変化検出装置116は、図3に示すように、乗りかご11の床面下に設置されている。
エレベータ制御装置12は、乗りかご11の行き先階情報送信部114から取得した情報に基づいて行き先階情報を登録し、登録した行き先階情報に応答して、乗りかご11を行き先階に着床させるように制御する。
タイマ13は、エレベータ制御装置12の制御において、行き先階情報の登録に応答してから予め設定された所定時間経過するまでの時間を計測する。
停電時継続運転装置20は、電力供給装置としての二次電池21と、停電が発生し商用電源からの電力供給が停止したことを検知すると二次電池21からの放電を開始させる放電制御部22とを有する。
照明制御装置30は、エレベータ制御情報取得部31と、乗場照明制御部32とを有する。
エレベータ制御情報取得部31は、エレベータ制御装置12で取得された行き先階情報と、荷重変化検出情報と、タイマ13による計測情報とを取得する。
乗場照明制御部32は、エレベータ制御情報取得部31で取得された行き先階情報および荷重変化検出情報に基づいて、各乗場照明装置41〜43の点灯制御を行う。また、タイマ13による計測情報に基づいて、点灯した乗場照明装置41〜43の消灯制御を行う。
〈第1実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1において、建物内で停電が発生したときの処理について、図4のシーケンス図を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1において、建物内で停電が発生したときの処理について、図4のシーケンス図を参照して説明する。
まず、建物内で停電が発生し商用電源からの電力供給が停止すると、停電時継続運転装置20の放電制御部22により二次電池21からの放電が開始されることで、エレベータ10が継続して運転される。また停電発生により、照明制御装置30において停電時乗場照明制御が開始される(S1)。
エレベータ10の停電中継続運転が実行されているときに、乗りかご11に乗りこんだ利用者により行き先階登録ボタン111〜113のいずれかが操作されると、当該操作情報が行き先階情報送信部114から送信され、エレベータ制御装置12で取得される(S2)。ここでは、2階の行き先階登録ボタン113が操作されたものとする。
エレベータ制御装置12では、対応する階床「2階」が行き先階として登録され、当該登録に応答して当該階床「2階」に乗りかご11が着床するようにエレベータ10の運転が制御される(S3)。
登録された行き先階情報への応答処理が実行されると、タイマ13による所定時間の計測が開始される(S4)。この所定時間とは、乗りかご11が行き先階に着床して利用者が降車し、エレベータ乗場から立ち去るのに充分な時間であり、例えば1分間である。
エレベータ制御装置12で登録された行き先階「2階」の情報は照明制御装置30に送信され、エレベータ制御情報取得部31で取得される(S5)。
一方、乗りかご11では、荷重検出センサ115により乗りかご11にかかる荷重の検出処理が実行されている。
そして、エレベータ制御装置12に登録された行き先階「2階」に乗りかごが着床、戸開し、利用者が乗りかご11から乗場40−2に降車すると、荷重検出センサ115にかかる荷重が小さくなる。これにより、荷重変化検出装置116で荷重変化が検出されて荷重変化情報が生成され、検出情報送信部117からエレベータ制御装置12に送信される。エレベータ制御装置12で取得された荷重変化情報は、さらに照明制御装置30に送信される(S6)。
照明制御装置30では、エレベータ制御情報取得部31においてステップS3で行き先階「2階」の情報が取得され、さらにステップS4で荷重変化情報が取得されたことで、乗場照明制御部32の制御により当該乗場「2階」の乗場照明装置42が点灯される(S7、S8)。つまり、登録された行き先階に乗りかご11が到着して戸開し、利用者が実際に降車した時点で、該当する乗場照明装置が点灯される。
行き先階「2階」の乗場照明装置42が点灯制御された後、タイマ13により上述した所定時間の経過が検知されると(S9)、乗場照明制御部32の制御により、点灯していた乗場照明装置42が消灯される(S10、S11)。
以上の第1実施形態によれば、建物で停電が発生し二次電池によりエレベータが継続運転されているときに、乗りかごの荷重変化検出装置の情報を用い、エレベータの運転内容に応じて利用者が利用する階床についてのみ乗場照明装置を効率よく点灯するように制御することで、利用者の利便性を保ちつつなるべく電力消費を抑えた制御を行うことができる。また、点灯した乗場照明装置を、行き先階情報の登録に応答してから所定時間経過後に自動で消灯することにより、さらに省エネ効果の高い制御を行うことができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ乗場の照明制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図5および図6を参照して説明する。図5はエレベータシステム2の構成を示す全体図であり、図6はエレベータシステム2の詳細な構成を示すブロック図である。
〈第2実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ乗場の照明制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図5および図6を参照して説明する。図5はエレベータシステム2の構成を示す全体図であり、図6はエレベータシステム2の詳細な構成を示すブロック図である。
本実施形態によるエレベータシステム2は、エレベータシステム1のエレベータ10内に設置されたタイマ13に替えて、各乗場40−1〜40−3にそれぞれ人感センサ44〜46を有する他は、エレベータシステム1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
人感センサ44〜46は、それぞれ対応する乗場40−1〜40−3にいる人を感知する。
照明制御装置30の乗場照明制御部32は、人感センサ44〜46で感知された情報に基づいて、利用者の行き先階として認識し点灯した乗場照明装置41〜43の消灯を制御する。
〈第2実施形態による照明制御装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム2では、照明制御装置30において停電時乗場照明制御が開始された後(S21)、行き先階が登録されると、エレベータシステム1と同様に該当する乗場照明装置が点灯制御される(S22〜S27)。そして乗りかご11から利用者が降車すると、該当する階床の人感センサ44〜46で当該利用者が感知された状態になる。
本実施形態によるエレベータシステム2では、照明制御装置30において停電時乗場照明制御が開始された後(S21)、行き先階が登録されると、エレベータシステム1と同様に該当する乗場照明装置が点灯制御される(S22〜S27)。そして乗りかご11から利用者が降車すると、該当する階床の人感センサ44〜46で当該利用者が感知された状態になる。
その後、利用者が乗場40−1〜40−3から離れ人感センサ44〜46で感知されない状態に移行すると、乗場照明制御部32により点灯されていた乗場照明装置41〜43が消灯される。
以上の第2実施形態によれば、建物で停電が発生し二次電池によりエレベータが継続運転されているときに、エレベータから降車した利用者が乗場から離れたタイミングで乗場照明装置を消灯することで、利用者の利便性を保ちつつ電力消費を抑えた制御を行うことができる。
また、第1実施形態においてエレベータに設置されたタイマと、第2実施形態においてエレベータ乗場に設置された人感センサとを併用し、さらに精度の高い省エネ制御を行うようにしてもよい。
なお、建物内に複数のエレベータが設置されている場合、停電時継続運転装置はエレベータ毎に設置してもよいし、複数のエレベータで共有するように設置してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2…エレベータシステム
10…エレベータ
12…エレベータ制御装置
13…タイマ
20…停電時継続運転装置
21…二次電池
22…放電制御部
30…照明制御装置
31…エレベータ制御情報取得部
32…乗場照明制御部
40−1〜40−3…乗場
41〜43…乗場照明装置
44〜46…人感センサ
111〜113…行き先階登録ボタン
114…行き先階情報送信部
115…荷重検出センサ
116…荷重変化検出装置
117…検出情報送信部
10…エレベータ
12…エレベータ制御装置
13…タイマ
20…停電時継続運転装置
21…二次電池
22…放電制御部
30…照明制御装置
31…エレベータ制御情報取得部
32…乗場照明制御部
40−1〜40−3…乗場
41〜43…乗場照明装置
44〜46…人感センサ
111〜113…行き先階登録ボタン
114…行き先階情報送信部
115…荷重検出センサ
116…荷重変化検出装置
117…検出情報送信部
Claims (4)
- 建物内に設置されたエレベータと、当該建物内の各階床のエレベータ乗場にそれぞれ設置された乗場照明装置と、停電時に電力を供給する電力供給装置とに接続されたエレベータ乗場の照明制御装置において、
前記エレベータから、乗りかご内での行き先階登録ボタンの操作情報を取得するエレベータ制御情報取得部と、
停電が発生し、前記電力供給装置から前記エレベータに電力が供給されることで継続運転が実行されているときに、前記エレベータ制御情報取得部でいずれかの行き先階登録ボタンに関する操作情報を取得し、さらに前記乗りかごが当該操作情報で示される階床に着床したと判断すると、当該行き先階登録ボタンの操作情報に対応する階床のみの乗場照明装置を、前記電力供給装置から供給される電力で点灯させる乗場照明制御部と
を備えることを特徴とするエレベータ乗場の照明制御装置。 - 前記エレベータの乗りかごの荷重変化を検出する荷重変化検出手段にさらに接続され、
前記乗場照明制御部は、前記荷重変化検出手段により前記乗りかごの荷重変化が検出されたときに、前記乗りかごが当該操作情報で示される階床に着床したと判断し、該当する乗場照明装置を点灯させる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗場の照明制御装置。 - 前記エレベータ制御情報取得部は、前記エレベータから、前記行き先階登録ボタンの操作情報に応答した処理が実行されてから所定時間が経過したことを示す情報を取得すると、点灯していた乗場照明装置を消灯させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ乗場の照明制御装置。 - 前記各階床のエレベータ乗場にそれぞれ設置された人感センサにさらに接続され、
前記乗場照明制御部は、前記乗場照明装置の点灯後、当該階床の人感センサで当該乗場の人が感知された状態から感知されない状態に移行すると、当該乗場照明装置を消灯させる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ乗場の照明制御装置。
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- 2014-02-27 CN CN201410067792.4A patent/CN104030104B/zh active Active
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