JP2014172496A - 車両用デュアルクラッチ式変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】クラッチ機構と変速機構を一体構造とすることで、全長を短縮することができる車両用デュアルクラッチ式変速機を提供する。
【解決手段】エンジン7からの動力が入力される主軸11と、主軸11と同軸に配置された第1入力軸31及び第2入力軸32と、主軸11からの動力を第1入力軸31に伝達可能な第1摩擦クラッチ21と、主軸11からの動力を第2入力軸32に伝達可能な第2摩擦クラッチ22と、第1入力軸31及び第2入力軸32からの動力を断接することで、複数の変速段の何れかを選択して変速可能な変速ギヤ機構40と、変速ギヤ機構40からの動力を出力する出力軸12とを備え、変速ギヤ機構40を、第1摩擦クラッチ21の出力側端面を含む平面21aと第2摩擦クラッチ22の出力側端面を含む平面22aとの間に配置する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン7からの動力が入力される主軸11と、主軸11と同軸に配置された第1入力軸31及び第2入力軸32と、主軸11からの動力を第1入力軸31に伝達可能な第1摩擦クラッチ21と、主軸11からの動力を第2入力軸32に伝達可能な第2摩擦クラッチ22と、第1入力軸31及び第2入力軸32からの動力を断接することで、複数の変速段の何れかを選択して変速可能な変速ギヤ機構40と、変速ギヤ機構40からの動力を出力する出力軸12とを備え、変速ギヤ機構40を、第1摩擦クラッチ21の出力側端面を含む平面21aと第2摩擦クラッチ22の出力側端面を含む平面22aとの間に配置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、2組の摩擦クラッチを介して動力源に結合された2本の入力軸と、変速ギヤ機構を介して各入力軸と係合した1本の出力軸とを備え、2組の摩擦クラッチの結合状態を制御しながら変速する車両用デュアルクラッチ式変速機に関する。
従来の車両用デュアルクラッチ式変速機を搭載した車両では、クラッチ機構と変速機構が別体となっている構造が一般的であり、例えば、特許文献1(図1)にはこのような構造のツインクラッチ式変速機が示されている。
また、特許文献2(図1)に記載されたツインクラッチ式変速機では、クラッチ機構と変速機構が、隔壁によってクラッチケース部と変速機ケース部によって分離された構成となっている。
しかしながら、特許文献1、2に記載された構成では、クラッチ機構と変速機構を含む変速機として、全長が長くなってしまうという問題があり、また、構成部品点数が多くなり、コスト低減の障害にもなっている。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、クラッチ機構と変速機構を一体構造として全長を短縮することができ、また、小型化することでコスト低減が可能な車両用デュアルクラッチ式変速機を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明による車両用デュアルクラッチ式変速機は次のように構成する。まず本発明は、駆動源からの動力が入力される主軸と、主軸と同軸に配置された第1入力軸及び第2入力軸と、主軸からの動力を第1入力軸に伝達可能な第1摩擦クラッチと、主軸からの動力を第2入力軸に伝達可能な第2摩擦クラッチと、第1入力軸及び第2入力軸からの動力を断接することで、複数の変速段の何れかを選択して変速可能な変速ギヤ機構と、変速ギヤ機構からの動力を出力する出力軸とを備えた車両用デュアルクラッチ式変速機を対象とする。
このような車両用デュアルクラッチ式変速機において、本発明にあっては、変速ギヤ機構を、第1摩擦クラッチの出力側端面を含む平面と第2摩擦クラッチの出力側端面を含む平面との間に配置したことを特徴とする。
また、本発明の車両用デュアルクラッチ式変速機は、主軸を支持する第1軸受及び第2軸受を備え、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチを、第1軸受と第2軸受との間に配置する。
更に、本発明の車両用デュアルクラッチ式変速機は、アクチュエータの回転力を直線方向の押力に変換して第1摩擦クラッチ及び/又は第2摩擦クラッチを駆動するボールカム機構を備える。
ここで、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチは、対向して配置した同一の摩擦クラッチ装置である。
また、本発明の車両用デュアルクラッチ式変速機は、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチの両方を結合して発進する。
本発明によれば、変速ギヤ機構を2組の摩擦クラッチの間に配置することで、クラッチ機構と変速機構の間の軸受や隔壁が不要となり、変速機の全長を短縮することができ、また、変速機を小型化することでコスト低減が可能となる。
以下、実施形態の概略を示す図面に基づいて、本発明の車両用デュアルクラッチ式変速機を説明する。図1は、本発明による車両用デュアルクラッチ式変速機の第1実施形態を示す概略図であり、変速段が車両発進前の中立段(ニュートラル)の状態を示している。本実施形態は、FR(Front engine Rear drive)方式の車両への使用を想定し、変速機の変速段は前進6段及び後退段である。
図1において、変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)10は、エンジン(動力源)7からの動力がフライホイール8を介して入力される主軸11に対し、第1入力軸31及び第2入力軸32が同軸に配置され、第1中間軸33、第2中間軸34及び反転中間軸35が主軸11と平行に配置されている。また、本実施形態においては、出力軸12を主軸11と同軸に配置している。
第1入力軸31は、ハウジング16の隔壁17(フライホイール8側)に設けた軸受13(第1軸受)と隔壁18(出力軸12側)に設けた軸受14(第2軸受)により回転自在に軸支され、軸受13の内側(右側)には第1摩擦クラッチ21が、軸受14の内側(左側)には第2摩擦クラッチ22が配置されている。
また、第1中間軸33及び第2中間軸34は、各々、隔壁17、18に設けた軸受36、37により回転自在に軸支され、反転中間軸35は、両端部を軸受38により回転自在に軸支され、出力軸12は、主軸11と軸受15により回転自在に軸支されている。なお、各軸受13〜15、36〜38は、ローラーベアリングやプレーンベアリング等の何れの方式でもよく、設計条件等により適宜選択される。
第1摩擦クラッチ21は、ボールカム機構23を介してサーボモータ25により駆動され、第2摩擦クラッチ22は、ボールカム機構24を介してサーボモータ26により駆動される。
本実施形態においては、ボールカム機構用のアクチュエータとしてサーボモータを使用しているが、他の方式のアクチュエータでも構わない。また、サーボモータとボールカム機構の組み合わせではなく、油圧ピストンや電磁ソレノイド等の他のアクチュエータで各摩擦クラッチを駆動してもよい。
第1入力軸31には、主軸11から第1摩擦クラッチ21を介して動力が入力し、第2入力軸32には、同様に、第2摩擦クラッチ22を介して動力が入力し、第1中間軸33及び/又は第2中間軸34を介して出力軸12から出力する。
第1入力軸31には、第1入力ギヤA51及び第1入力ギヤB52が固定して設けられ、第1入力ギヤA51及び第1入力ギヤB52は、第1切替クラッチ41によって第2入力軸32と断接する。
第2入力軸32には、第2入力ギヤ62及び第3入力ギヤ72が回転自在に設けられ、第2入力ギヤ62は、第1切替クラッチ41によって第2入力軸32と断接し、第3入力ギヤ72は、第1切替クラッチ41及び第2切替クラッチ42によって第2入力軸32と断接する。
第1中間軸33には、第1中間ギヤA53、第2中間ギヤA63及び第3中間ギヤA73が回転自在に設けられ、更に、出力中間ギヤ83が固定して設けられている。第1中間ギヤA53及び第2中間ギヤA63は、各々、第3切替クラッチ43によって第1中間軸33と断接し、第3中間ギヤA73は、第4切替クラッチ44によって第1中間軸33と断接する。
第2中間軸34には、第1中間ギヤB54が固定して設けられ、第2中間ギヤB64及び第3中間ギヤB74が回転自在に設けられている。第2中間ギヤB64及び第3中間ギヤB74は、各々、第5切替クラッチ45によって第2中間軸34と断接する。また、反転中間軸35には、反転ギヤ65が固定して設けられている。
各ギヤは、第1入力ギヤA51と第1中間ギヤA53が噛合すると共に、第1入力ギヤB52と第1中間ギヤB54が噛合した第1ギヤ列50、第2入力ギヤ62と第2中間ギヤA63及び反転ギヤ65が噛合すると共に、反転ギヤ65と第2中間ギヤB64が噛合した第2ギヤ列60、第3入力ギヤ72と第3中間ギヤA73及び第3中間ギヤB74が噛合した第3ギヤ列70を構成している。
これらのギヤ列50、60、70を各切替クラッチ41〜45で選択して各軸31〜35と接続又は切断し、1〜6速段及び後退段に変速した動力を第1中間軸33に伝達することで、変速ギヤ機構40として機能する。
更に、第1中間軸33に固定されている出力中間ギヤ83と出力軸12に固定されている出力ギヤ82が噛合して出力ギヤ列80を構成し、変速ギヤ機構40からの動力を出力軸12に伝達する。
ここで、変速ギヤ機構40は、第1摩擦クラッチ21の出力側端面を含む平面21aから第2摩擦クラッチ22の出力側端面を含む平面22aまでの範囲Sに配置されている。
このように、変速ギヤ機構40を第1摩擦クラッチ21と第2摩擦クラッチ22との間に配置することで、クラッチ機構と変速機構の間の軸受や隔壁が不要となり、変速機10の全長を短縮することができる。
本実施形態において、変速ギヤ機構40を構成するギヤ列50、60、70及び切替クラッチ41〜45の全部が範囲S内に配置されているが、一部が範囲S外に配置されても構わない。例えば、第1摩擦クラッチ21を右方向に移動して第1入力ギヤA51の内部に配置するようにすれば、変速機10の全長を更に短縮することができる。
また、本実施形態において、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22は、湿式多板クラッチであるが、乾式単板クラッチ等の他の方式でも構わない。また、各切替クラッチ41〜45は、同期機構を備えた一般的な噛合クラッチであるが、他の方式でも構わない。更に、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22は、同一の摩擦クラッチ装置を対向して配置しているが、異なる摩擦クラッチ装置を対向して配置しても構わない。
図2は、図1のボールカム機構23を示す説明図であり、図2(A)は、第1摩擦クラッチ21を解放している状態、図2(B)は、第1摩擦クラッチ21を結合している状態を示しており、各々、右側は、ボールカム機構23を第1摩擦クラッチ21の方向から見た側面図、左側は、ボール及びカム溝の部分断面図である。
図2(A)に示すように、第1入力軸31側のボールカム機構23は、主軸11と同軸に相対回転自在に設けられた一対の回転カムプレート231と直進カムプレート232の対向するカム面のカム溝231a、232aにボール235を挟んで保持している。
回転カムプレート231は、主軸11の周方向に回転可能、軸方向に移動不可に保持されており、アーム部231bを延在して先端に形成した扇型ギヤ231cがサーボモータ25のピニオン27に噛み合っている。また、直進カムプレート232は、主軸11の周方向に回転不可、軸方向に移動可能に保持されている。
サーボモータ25に駆動されるピニオン27によって回転カムプレート231がR方向に回転すると、カム溝231a、232aに挟持されたボール235の転がりに伴い、直進カムプレート232がF方向に移動して図2(B)に示す状態となり、ボールカム機構23は、第1摩擦クラッチ21を解放状態から結合状態に変位させる。また、第2入力軸32側のボールカム機構24も、ボールカム機構23の左右を反転させた状態で、同様に作動する。
図3は、図1の変速機10の中立段から後退段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図3(A)は、変速段が車両発進(後退)直前の中立段の状態、図3(B)は、後退段の状態である。なお、以下の図3〜9では、フライホイール、ハウジング、軸受、ボールカム機構及びサーボモータ等を省略して図示している。
図3(A)において、第1切替クラッチ41は、第1入力軸31と第2入力軸32を接続し、第2切替クラッチ42は、第2入力ギヤ62と第3入力ギヤ72を接続し、第3切替クラッチ43は、第1中間軸33と第2中間ギヤA63を接続し、第4切替クラッチ44は、第1中間軸33と第3中間ギヤA73を切断し、第5切替クラッチ45は、第2中間軸34と第2中間ギヤB64を接続している。
しかし、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22が共に解放されているため、主軸11からの動力は、第1入力軸31と第2入力軸32には伝達されず、変速機10は、ニュートラル状態となっている。
車両発進(後退)時には、この状態から第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の両方を結合すると、主軸11からの動力は、図3(B)に示す動力伝達経路(太線及び矢印)を通り出力軸12から出力される。なお、これ以降の図においても、動力伝達経路を太線及び矢印で示している。
ここで、第1摩擦クラッチ21及び第1入力軸31を介した径路と、第2摩擦クラッチ22、第2入力軸32及び第2切替クラッチ41を介した径路とで伝達されたエンジン7からの動力は、第1ギヤ列50の第2入力ギヤB52で合流して第1中間ギヤB54で第2中間軸34に伝達され、更に、第5切替クラッチ45及び第2ギヤ列60を経由して後退段に変速され、第3切替クラッチ43、第1中間軸33及び出力ギヤ列80を介して出力軸12から出力される。この経路では、第2ギヤ列60の反転ギヤ65を経由するため、出力軸12からの出力は、車両前進時に対し回転が反転している。
図4は、図1の変速機10の中立段から1速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図4(A)は、変速段が車両発進(前進)直前の中立段の状態、図4(B)は、1速段の状態である。
図4(A)に示す中立段では、図3(A)に示す中立段に対し、第5切替クラッチ45が、第2中間軸34と第3中間ギヤB74を接続している点のみが異なり、他は同一の状態である。
この状態では、図3(A)と同様に、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22が共に解放されているため、主軸11からの動力は、第1入力軸31と第2入力軸32には伝達されず、変速機10はニュートラル状態となっている。
車両発進(前進)時には、この状態から第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の両方を結合すると、主軸11からの動力は、図4(B)に示す動力伝達経路を通り出力軸12から出力される。
この経路では、第2中間軸34に伝達された動力は、第3ギヤ列70、第2切替クラッチ42及び第2ギヤ列60を経由して1段速に変速され、第3切替クラッチ43、第1中間軸33及び出力ギヤ列80を介して出力軸12に伝達される。
図5は、図1の変速機10の1速段から2速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図5(A)は、1速段から2速段への切り替え途中の状態、図5(B)は、2速段に切り替えが完了した状態である。
図5(A)において、変速機10は、図4(B)の状態から第2摩擦クラッチ22を解放することで第1切替クラッチ41にトルクが作用しない状態とし、第1切替クラッチ41を第2入力軸32と第2入力ギヤ62との接続に切り替えている。従って、第1切替クラッチ41は、第2ギヤ列60を選択した状態となっている。
この時、第1摩擦クラッチ21は結合したままであるため、主軸11からの動力は、第2中間軸34及び第2ギヤ列60を介して1速段に変速された状態で出力軸12に伝達されている。
その後、第1摩擦クラッチ21の解放と第2摩擦クラッチ22の結合を同時に行うことで、主軸11からの動力は、図5(B)に示す動力伝達経路(第2中間軸34を経由しない)を通り出力軸12から出力される。
この経路では、第1摩擦クラッチ21は解放し、第2摩擦クラッチ22は結合しているため、主軸11からの動力は、第2入力軸32、第1切替クラッチ41、第2ギヤ列60を経由して2速段に変速され、第3切替クラッチ43、第1中間軸33及び出力ギヤ列80を介して出力軸12に伝達される。
図1に示す変速機10の3速段以降への動力伝達径路の切り替えは、以下の如く、図6から図9に示し(詳細な説明は省略する)、その際の中立段から6速段における各摩擦クラッチ及び各切替クラッチの作動状態を図10に示す。
図6は、図1の変速機10の2速段から3速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図6(A)は、2速段から3速段への切り替え途中の状態(第2切替クラッチ42を切断する)、図6(B)は、3速段に切り替えが完了した状態である。
図7は、図1の変速機10の3速段から4速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図7(A)は、3速段から4速段への切り替え途中の状態(第2切替クラッチ42を接続する)、図7(B)は、4速段に切り替えが完了した状態である。
図8は、図1の変速機10の4速段から5速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図8(A)は、4速段から5速段への切り替え途中の状態(第3切替クラッチ43を切り替える)、図7(B)は、4速段に切り替えが完了した状態である。
図9は、図1の変速機10の5速段から6速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図9(A)は、5速段から6速段への切り替え途中の状態(第4切替クラッチ44を切断する)、図7(B)は、4速段に切り替えが完了した状態である。
図10は、図1の変速機10の変速段毎の各クラッチの切り替え状態を示す説明図であり、図3から図9で示した、変速機10の各変速段の各クラッチの切り替え状態を示している。
ここで、○印は摩擦/切替クラッチを結合/接続してトルクが伝達される状態、△印は切替クラッチを接続しているがトルクが伝達されない状態、×印は摩擦/切替クラッチを解放/切断してトルクが伝達されない状態を表している。
図11は、本発明による車両用デュアルクラッチ式変速機の第2実施形態を示す概略図であり、変速段が車両発進前の中立段の状態を示している。本実施形態は、FF(Front engine Front drive)方式の車両への使用を想定し、変速機の変速段は前進6段及び後退段である。
図11に示す変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)100は、図1の変速機10の構成を左右反転し、動力の出力方法を変更したものであり、その作動は図1の変速機10と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図11において、エンジン7からの動力は、変速ギヤ機構40で変速され、第1中間軸33に固定された出力中間ギヤ103から出力ギヤ104を介して出力軸102に伝達される。なお、出力ギヤ104が前輪差動装置のリングギヤである場合は、デフケースが出力軸102となる。
本実施形態においても、変速ギヤ機構40を第1摩擦クラッチ21の出力側端面を含む平面21aから第2摩擦クラッチ22の出力側端面を含む平面22aまでの範囲Sに配置することで、クラッチ機構と変速機構の間の軸受や隔壁が不要となり、変速機100の全長を短縮することができる。
図12は、本発明による車両用デュアルクラッチ式変速機の第3実施形態を示す概略図であり、変速段が車両発進前の中立段の状態を示している。本実施形態は、FR(Front engine Rear drive)方式の車両への使用を想定し、変速機の変速段は前進6段及び後退段である。
また、図1の変速機10及び図11の変速機100が、中間軸(カウンターシャフト)を2本備えているのに対し、図12に示す変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)110は、1本の中間軸で構成されている。
図12において、変速機110は、エンジン7からの動力がフライホイール8を介して入力される主軸111に対し、第1入力軸131及び第2入力軸132が同軸に配置され、中間軸133及び反転中間軸135が主軸111と平行に配置されている。また、本実施形態においては、出力軸112を主軸111と同軸に配置している。
第1入力軸131は、ハウジング116の隔壁117(フライホイール8側)に設けた第1軸受113と隔壁118(出力軸112側)に設けた第2軸受114により回転自在に軸支され、第1軸受113の内側(右側)には第1摩擦クラッチ121が、第2軸受114の内側(左側)には第2摩擦クラッチ122が配置されている。
また、中間軸133は、隔壁117、118に設けた軸受136により回転自在に軸支され、反転中間軸135は、両端部を軸受138により回転自在に軸支され、出力軸112は、主軸111と軸受115により回転自在に軸支されている。なお、各軸受113〜115、136、138は、ローラーベアリングやプレーンベアリング等の何れの方式でもよく、設計条件等により適宜選択される。
第1摩擦クラッチ121は、ボールカム機構123を介してサーボモータ125により駆動され、第2摩擦クラッチ122は、ボールカム機構124を介してサーボモータ126により駆動される。
本実施形態においては、ボールカム機構用のアクチュエータとしてサーボモータを使用しているが、他の方式のアクチュエータでも構わない。また、サーボモータとボールカム機構の組み合わせではなく、油圧ピストンや電磁ソレノイド等の他のアクチュエータで各摩擦クラッチを駆動してもよい。
第1入力軸131には、主軸111から第1摩擦クラッチ121を介して動力が入力し、第2入力軸132には、同様に、第2摩擦クラッチ122を介して動力が入力し、中間軸133を介して出力軸112から出力する。
第1入力軸131には、第1入力ギヤ151が回転自在に設けられ、第1切替クラッチ141によって第1入力軸131と断接し、第2入力軸132には、第4入力ギヤ182が回転自在に設けられ、第3切替クラッチ143によって第2入力軸132と断接する。
また、主軸111には、第2入力ギヤ161及び第3入力ギヤ172が回転自在に設けられ、第2入力ギヤ161は、第1切替クラッチ141によって第1入力軸131と断接し、第3入力ギヤ172は、第3切替クラッチ143によって第2入力軸132と断接する。更に、第2入力ギヤ161と第3入力ギヤ172は、第2切替クラッチ142によって連結された場合は一体に回転する。
中間軸133には、一体に回転する第1中間ギヤ153及び第2中間ギヤ163、一体に回転する第3中間ギヤ173及び第4中間ギヤ183、第5中間ギヤ193が回転自在に設けられ、更に、出力中間ギヤ203が固定して設けられている。
第1中間ギヤ153及び第2中間ギヤ163は、第4切替クラッチ144によって中間軸133と断接し、第3中間ギヤ173及び第4中間ギヤ183は、第5切替クラッチ145によって中間軸133と断接する。また、第5中間ギヤ193も、第5切替クラッチ145によって中間軸133と断接される。
各ギヤは、第1入力ギヤ151と第1中間ギヤ153が噛合した第1ギヤ列150、第2入力ギヤ161と第2中間ギヤ163が噛合した第2ギヤ列160、第3入力ギヤ172と第3中間ギヤ173及び反転ギヤA175が噛合した第3ギヤ列170、第4入力ギヤ182と第4中間ギヤ183が噛合した第4ギヤ列180、第5中間ギヤ193と反転ギヤB195が噛合した第5ギヤ列190を構成している。
これらのギヤ列150、160、170、180、190を各切替クラッチ141〜145で選択して各軸131〜133、135と接続又は切断し、1〜6速段及び後退段に変速した動力を中間軸133に伝達することで、変速ギヤ機構140として機能する。
更に、中間軸133に固定されている出力中間ギヤ203と出力軸112に固定されている出力ギヤ203が噛合して出力ギヤ列200を構成し、変速ギヤ機構140からの動力を出力軸112に伝達する。
ここで、変速ギヤ機構140は、第1摩擦クラッチ121の出力側端面を含む平面121aから第2摩擦クラッチ122の出力側端面を含む平面122aまでの範囲Sに配置されている。
このように、変速ギヤ機構140を第1摩擦クラッチ121と第2摩擦クラッチ122との間に配置することで、クラッチ機構と変速機構の間の軸受や隔壁が不要となり、変速機110の全長を短縮することができる。
本実施形態において、変速ギヤ機構140を構成するギヤ列150、160、170、180、190及び切替クラッチ141〜145の全部が範囲S内に配置されているが、一部が範囲S外に配置されても構わない。例えば、第1摩擦クラッチ121を右方向に移動して第1入力ギヤ151の内部に配置するようにすれば、変速機110の全長を更に短縮することができる。
また、本実施形態において、第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122は、湿式多板クラッチであるが、乾式単板クラッチ等の他の方式でも構わない。また、各切替クラッチ141〜145は、同期機構を備えた一般的な噛合クラッチであるが、他の方式でも構わない。更に、第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122は、同一の摩擦クラッチ装置を対向して配置しているが、異なる摩擦クラッチ装置を対向して配置しても構わない。
図13は、図12の変速機110の中立段から後退段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図13(A)は、変速段が車両発進(後退)直前の中立段の状態、図13(B)は、後退段の状態である。なお、以下の図13〜15では、フライホイール、ハウジング、軸受、ボールカム機構及びサーボモータ等を省略して図示している。
図13(A)において、第1切替クラッチ141は、第1入力軸131と第2入力ギヤ161を接続し、第3切替クラッチ143は、第2入力軸132と第3入力ギヤ172を接続し、更に第2切替クラッチ142が第2入力ギヤ161と第3入力ギヤ172を接続している。
また、第4切替クラッチ144は、中間軸133と第1中間ギヤ153及び第2中間ギヤ163を切断し、第5切替クラッチ145は、中間軸133と反転中間ギヤ193を接続している。
しかし、第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122が共に解放されているため、主軸111からの動力は、第1入力軸131と第2入力軸132には伝達されず、変速機110は、ニュートラル状態となっている。
車両発進(後退)時には、この状態から第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122の両方を結合すると、主軸111からの動力は、図13(B)に示す動力伝達経路を通り出力軸112から出力される。
ここで、第1摩擦クラッチ121、第1入力軸131、第1切替クラッチ141及び第2切替クラッチ142を介した径路と、第2摩擦クラッチ122、第2入力軸132及び第3切替クラッチ143を介した径路とで伝達されたエンジン7からの動力は、第3入力ギヤ172で合流して反転ギヤA175で反転軸135に伝達され、更に、反転儀やB195及び第5中間ギヤ193を経由して後退段に変速され、第5切替クラッチ145、中間軸133及び出力ギヤ列200を介して出力軸112から出力される。この経路では、反転中間軸135を経由するため、出力軸112からの出力は、車両前進時に対し回転が反転している。
図14は、図12の変速機110の中立段から1速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図14(A)は、変速段が車両発進(前進)直前の中立段の状態、図14(B)は、1速段の状態である。
図14(A)に示す中立段では、図13(A)に示す中立段に対し、第5切替クラッチ145が、中間軸133と第4中間ギヤ183を接続している点のみが異なり、他は同一の状態である。
この状態では、図13(A)と同様に、第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122が共に解放されているため、主軸111からの動力は、第1入力軸131と第2入力軸132には伝達されず、変速機110はニュートラル状態となっている。
車両発進(前進)時には、この状態から第1摩擦クラッチ121及び第2摩擦クラッチ122の両方を結合すると、主軸111からの動力は、図14(B)に示す動力伝達経路を通り出力軸112から出力される。
この経路では、第3入力ギヤ172に伝達された動力は、第3ギヤ列170を経由して1段速に変速され、第5切替クラッチ145、中間軸133及び出力ギヤ列200を介して出力軸112に伝達される。
図15は、図12の変速機110の1速段から2速段への動力伝達径路の切り替えを示す説明図であり、図15(A)は、1速段から2速段への切り替え途中の状態、図15(B)は、2速段に切り替えが完了した状態である。
図15(A)において、変速機110は、図14(B)の状態から第1摩擦クラッチ121を解放することで第1切替クラッチ141及び第2切替クラッチ142にトルクが作用しない状態とし、第1切替クラッチ141を第1入力軸131と第1入力ギヤ151との接続に切り替えている。従って、第1切替クラッチ141は、第1ギヤ列150を選択した状態となっている。
この時、第2摩擦クラッチ122は結合したままであるため、主軸111からの動力は、中間軸133及び第3ギヤ列170を介して1速段に変速された状態で出力軸112に伝達されている。
その後、第1摩擦クラッチ121の結合と第2摩擦クラッチ122の解放を同時に行うことで、主軸111からの動力は、図15(B)に示す動力伝達経路を通り出力軸112から出力される。
この経路では、第1摩擦クラッチ121は結合し、第2摩擦クラッチ122は解放しているため、主軸111からの動力は、第1入力軸131、第1切替クラッチ141、第1ギヤ列150、第2ギヤ列160、第2切替クラッチ142及び第3ギヤ列170を経由して2速段に変速され、第5切替クラッチ145、中間軸133及び出力ギヤ列200を介して出力軸112に伝達される。
図16は、図12の変速機110の変速段切り替え時における各クラッチの作動状態を示す説明図であり、図13〜15で示した変速機110の中立段〜2速段及びそれ以降の変速段の各クラッチの作動状態を示している。この作動状態に基づき、変速機110の3速段以降への動力伝達径路の切り替えが確認できる。
ここで、○印は摩擦/切替クラッチを結合/接続してトルクが伝達される状態、△印は切替クラッチを接続しているがトルクが伝達されない状態、×印は摩擦/切替クラッチを解放/切断してトルクが伝達されない状態を表している。
上記の実施形態においては、1速段から2速段のようにシフトアップについて説明したが、2速段から1速段に変速するようなシフトダウンでは、シフトアップの説明とは逆の操作をおこなうことで変速操作が出来る。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値等による限定は受けない。
7:エンジン(動力源)
8:フライホイール
10:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
11:主軸
12:出力軸
13:軸受(第1軸受)
14:軸受(第2軸受)
15:軸受
16:ハウジング
17、18:隔壁
21:第1摩擦クラッチ
22:第2摩擦クラッチ
23、24:ボールカム機構
25、26:サーボモータ(アクチュエータ)
27、28:ピニオン
31:第1入力軸
32:第2入力軸
33:第1中間軸
34:第2中間軸
35:反転中間軸
36、37、38:軸受
40:変速ギヤ機構
41:第1切替クラッチ
42:第2切替クラッチ
43:第3切替クラッチ
44:第4切替クラッチ
45:第5切替クラッチ
50:第1ギヤ列(高速段)
51:第1入力ギヤA
52:第1入力ギヤB
53:第1中間ギヤA
54:第1中間ギヤB
60:第2ギヤ列(低速段)
62:第2入力ギヤ
63:第2中間ギヤA
64:第2中間ギヤB
65:反転ギヤ
70:第3ギヤ列(中速段)
72:第3入力ギヤ
73:第3中間ギヤA
74:第3中間ギヤB
80:出力ギヤ列
82:出力ギヤ
83:出力中間ギヤ
100:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
102:出力軸
103:出力中間ギヤ
104:出力ギヤ
110:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
111:主軸
112:出力軸
113:軸受(第1軸受)
114:軸受(第2軸受)
115:軸受
116:ハウジング
117、118:隔壁
121:第1摩擦クラッチ
122:第2摩擦クラッチ
123、124:ボールカム機構
125、126:サーボモータ(アクチュエータ)
127、128:ピニオン
131:第1入力軸
132:第2入力軸
133:中間軸
135:反転中間軸
136、138:軸受
140:変速ギヤ機構
141:第1切替クラッチ
142:第2切替クラッチ
143:第3切替クラッチ
144:第4切替クラッチ
145:第5切替クラッチ
150:第1ギヤ列
151:第1入力ギヤ
153:第1中間ギヤ
160:第2ギヤ列
161:第2入力ギヤ
163:第2中間ギヤ
170:第3ギヤ列
172:第3入力ギヤ
173:第3中間ギヤ
175:反転ギヤA
180:第4ギヤ列
182:第4入力ギヤ
183:第4中間ギヤ
190:第5ギヤ列
193:第5中間ギヤ
195:反転ギヤB
200:出力ギヤ列
202:出力ギヤ
203:出力中間ギヤ
8:フライホイール
10:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
11:主軸
12:出力軸
13:軸受(第1軸受)
14:軸受(第2軸受)
15:軸受
16:ハウジング
17、18:隔壁
21:第1摩擦クラッチ
22:第2摩擦クラッチ
23、24:ボールカム機構
25、26:サーボモータ(アクチュエータ)
27、28:ピニオン
31:第1入力軸
32:第2入力軸
33:第1中間軸
34:第2中間軸
35:反転中間軸
36、37、38:軸受
40:変速ギヤ機構
41:第1切替クラッチ
42:第2切替クラッチ
43:第3切替クラッチ
44:第4切替クラッチ
45:第5切替クラッチ
50:第1ギヤ列(高速段)
51:第1入力ギヤA
52:第1入力ギヤB
53:第1中間ギヤA
54:第1中間ギヤB
60:第2ギヤ列(低速段)
62:第2入力ギヤ
63:第2中間ギヤA
64:第2中間ギヤB
65:反転ギヤ
70:第3ギヤ列(中速段)
72:第3入力ギヤ
73:第3中間ギヤA
74:第3中間ギヤB
80:出力ギヤ列
82:出力ギヤ
83:出力中間ギヤ
100:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
102:出力軸
103:出力中間ギヤ
104:出力ギヤ
110:変速機(車両用デュアルクラッチ式変速機)
111:主軸
112:出力軸
113:軸受(第1軸受)
114:軸受(第2軸受)
115:軸受
116:ハウジング
117、118:隔壁
121:第1摩擦クラッチ
122:第2摩擦クラッチ
123、124:ボールカム機構
125、126:サーボモータ(アクチュエータ)
127、128:ピニオン
131:第1入力軸
132:第2入力軸
133:中間軸
135:反転中間軸
136、138:軸受
140:変速ギヤ機構
141:第1切替クラッチ
142:第2切替クラッチ
143:第3切替クラッチ
144:第4切替クラッチ
145:第5切替クラッチ
150:第1ギヤ列
151:第1入力ギヤ
153:第1中間ギヤ
160:第2ギヤ列
161:第2入力ギヤ
163:第2中間ギヤ
170:第3ギヤ列
172:第3入力ギヤ
173:第3中間ギヤ
175:反転ギヤA
180:第4ギヤ列
182:第4入力ギヤ
183:第4中間ギヤ
190:第5ギヤ列
193:第5中間ギヤ
195:反転ギヤB
200:出力ギヤ列
202:出力ギヤ
203:出力中間ギヤ
Claims (5)
- 駆動源からの動力が入力される主軸と、
前記主軸と同軸に配置された第1入力軸及び第2入力軸と、
前記主軸からの動力を前記第1入力軸に伝達可能な第1摩擦クラッチと、
前記主軸からの動力を前記第2入力軸に伝達可能な第2摩擦クラッチと、
前記第1入力軸及び第2入力軸からの動力を断接することで、複数の変速段の何れかを選択して変速可能な変速ギヤ機構と、
前記変速ギヤ機構からの動力を出力する出力軸と、
を備え、
前記変速ギヤ機構を、前記第1摩擦クラッチの出力側端面を含む平面と前記第2摩擦クラッチの出力側端面を含む平面との間に配置したことを特徴とする車両用デュアルクラッチ式変速機。
- 請求項1記載の車両用デュアルクラッチ式変速機において、
前記主軸を支持する第1軸受及び第2軸受を備え、
前記第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチを、前記第1軸受と第2軸受との間に配置したことを特徴とする車両用デュアルクラッチ式変速機。
- 請求項1又は2記載の車両用デュアルクラッチ式変速機において、
アクチュエータの回転力を直線方向の押力に変換して前記第1摩擦クラッチ及び/又は第2摩擦クラッチを駆動するボールカム機構を備えたことを特徴とする車両用デュアルクラッチ式変速機。
- 請求項1又は2記載の車両用デュアルクラッチ式変速機において、前記第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチは、対向して配置した同一の摩擦クラッチ装置であることを特徴とする車両用デュアルクラッチ式変速機。
- 請求項1又は2記載の車両用デュアルクラッチ式変速機において、前記第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチの両方を結合して発進することを特徴とする車両用デュアルクラッチ式変速機。
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JP2013046298A JP2014172496A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 車両用デュアルクラッチ式変速機 |
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Publications (1)
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JP2014172496A true JP2014172496A (ja) | 2014-09-22 |
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Family Applications (1)
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JP2013046298A Pending JP2014172496A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 車両用デュアルクラッチ式変速機 |
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-
2013
- 2013-03-08 JP JP2013046298A patent/JP2014172496A/ja active Pending
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