JP2014172291A - 仕上り線画像作成装置、仕上り線画像作成方法、仕上り線画像作成用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】頁データ内に配置される仕上り線を形成することができる仕上り線画像作成装置を提供すること。
【解決手段】頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、頁データが被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、仕上り線の縦と横の寸法を算出し、当該算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて仕上り線を表す仕上り線画像を作成する。
【選択図】図9
【解決手段】頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、頁データが被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、仕上り線の縦と横の寸法を算出し、当該算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて仕上り線を表す仕上り線画像を作成する。
【選択図】図9
Description
本発明は、印刷物における仕上り線を表す画像データを作成する技術分野に関する。
印刷物の頁内の文字や絵柄について仕上げ断裁後に字切れや白が残るなどの不良を防ぐために、文字を仕上りの位置から内側に追い込んだり、絵柄を仕上りの位置より外まで伸ばしたりすることが行われている。このような不良を検査するために、図1に示すように、用紙Pにおける断裁位置に仕上り線Mを引いて頁データDの位置や断裁後の状態を確認している。従来、仕上り線MはトンボマークTを基準にして人手で引いているが、この作業が作業者の大きな負担となっている。
一方で、特許文献1には、印刷物の検査マークを印刷面上に生成する際に必要な配置、色等の情報を作成する技術が開示されている。当該技術では、検査マークのレイアウト仕様情報を参照して、配置、色を設定し、必要な検査マークを印刷面上に生成するための情報を生成している。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、印刷物の余白(すなわち、頁データDの外側)に配置する検査マークを対象としており、頁データD内に配置する検査マークを対象としていないため、頁データDのレイアウト不良検査で必要となる仕上り線Mを配置することができないという問題がある。
本発明は、このような問題等に鑑みてなされたもので、頁データ内に配置される仕上り線を形成するための仕上り線画像作成装置等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置であって、前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出手段と、前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仕上り線画像作成装置であって、前記仕上り線寸法算出手段は、前記配置向き情報の示す向きが90°又は270°である場合には、前記頁データの縦の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の横の寸法を算出し、前記頁データの横の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の縦の寸法を算出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の仕上り線画像作成装置であって、前記仕上り線寸法算出手段は、前記配置向き情報の示す向きが0°又は180°である場合には、前記頁データの縦の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の縦の寸法を算出し、前記頁データの横の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の横の寸法を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仕上り線画像作成装置であって、前記被印刷物における前記頁データの配置位置を示す位置情報と、前記塗り足し寸法情報に基づいて、前記被印刷物における仕上り線の配置位置を示す仕上り線位置情報を算出する仕上り線位置情報算出手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置による仕上り線画像作成方法であって、前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出工程と、前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成工程と、を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置に含まれるコンピュータを、前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出手段、前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、頁データが被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、仕上り線画像を作成することができる。また、仕上り線画像を、頁データを表す画像と適切に合成することにより頁データ内に配置される仕上り線を形成することができ、仕上り線を引くための作業者の作業負担を軽減することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、面付けテンプレート作成システムSにおける面付け装置1について本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.面付けテンプレート作成システムSの構成]
図2に示すように、面付けテンプレート作成システムSは、面付け装置1(「仕上り線画像作成装置」の一例)と、作業者が使用する作業端末2と、RIP(Raster image processor)装置3とを含んで構成され、それぞれがネットワークNWを介して接続されている。
図2に示すように、面付けテンプレート作成システムSは、面付け装置1(「仕上り線画像作成装置」の一例)と、作業者が使用する作業端末2と、RIP(Raster image processor)装置3とを含んで構成され、それぞれがネットワークNWを介して接続されている。
面付け装置1は頁データDの配置に関するレイアウト仕様情報Lを記憶する。面付け装置1は作業端末2を介して作業者により編集されたレイアウト仕様情報Lに基づいて、用紙Pに対して頁データDを配置する。また、面付け装置1は、作業者により仕上り線描画オプションが選択された場合に、レイアウト仕様情報Lに基づいて、頁データD内の仕上り線Mを表す仕上り線画像MP及び仕上り線Mの配置位置を示す仕上り線位置情報511を作成する。
作業端末2は、作業者の操作に基づいて面付け装置1にアクセスして、面付け装置1に記憶されているレイアウト仕様情報Lを編集する。このとき、作業者は作業端末2の表示部に表示される面付け画面を確認しながらレイアウト仕様情報Lを編集する。このとき、作業端末2は、面付け装置1から面付け画面を表示するためのデータを受信して、当該データに基づいて面付け画面を表示する。また、作業端末2は頁データDを記憶する。
RIP装置3は、レイアウト仕様情報L、仕上り線画像MP及び仕上り線位置情報511を面付け装置1から取得する。また、RIP装置3は頁データDを作業端末2から取得する(頁データDは面付け装置1を介して取得することとしてもよい)。RIP装置3は、頁データDをレイアウト仕様情報Lに基づいて配置するとともに、仕上り線画像MPを仕上り線位置情報511に基づいて配置した面付けテンプレート(印刷イメージデータ)を作成する。面付けテンプレートに基づいて印刷機(図示しない)で印刷を行うと、用紙に頁データDが配置されるとともに、仕上り線Mが引かれた印刷物が出力される。
[2.面付け装置1の構成]
次に、面付け装置1の構成について説明する。図3に示すように、面付け装置1は、制御部11、記憶部12、インターフェース部13、表示部14、及び操作部15を備えている。
次に、面付け装置1の構成について説明する。図3に示すように、面付け装置1は、制御部11、記憶部12、インターフェース部13、表示部14、及び操作部15を備えている。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard disk drive)等により構成されており、オペレーティングシステムや、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを記憶する。特に、本実施形態の記憶部12は、仕上り線画像作成機能を備えた面付け用アプリケーションプログラム(面付けアプリ)を記憶する。また、記憶部12は、レイアウト仕様情報Lや、仕上り線情報510、仕上り線画像MP等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されて外付けドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。また、レイアウト仕様情報L等は作業端末2を介して作業者により編集される。
ここで、図4−図6を用いて、記憶部12に記憶されるレイアウト仕様情報L、仕上り線情報510について説明する。図4は、仕上り線描画オプションが選択された場合における用紙Pに頁データDを配置した様子を示す図である。図4では、1つの頁データDのみを示しているが、用紙Pには複数の頁データDを配置可能である。図4に示すように、仕上り線Mは、頁データDにおける塗り足しNの分だけ頁データDの内側に形成される。つまり、塗り足しNの寸法は、頁データDのどれだけ内側を断裁位置(すなわち、仕上り線M)とするかを表している。
レイアウト仕様情報Lは、作業端末2を介して作業者により編集される情報である。図5に示すように、レイアウト仕様情報Lは、各頁データDの頁データID501と、頁番号502と、用紙Pに対する位置(用紙Pを所定の向きに向けた場合の左下隅を基準(原点PO)とした場合のX座標、Y座標により表される位置)を示す位置情報503と、縦(Y成分)及び横(X成分)の寸法を表す寸法情報504と、配置向きを示す配置向き情報505と、塗り足しNの寸法を示す塗り足し寸法情報506と、を含んで構成される。
配置向き情報505は、用紙Pに対して頁データDをどの向きに配置するかを示す情報であり、「0°」、「90°」、「180°」、「270°」のいずれかの角度を示す情報である。配置向きが「0°」である場合が基準となり、配置向きが「180°」である場合には頁データDは用紙Pに対して逆さ(図1の右側に配置された頁データを参照)に配置される。また、配置向きが「90°」又は「270°」である場合には頁データDは用紙Pに対して横向きに配置される。頁データDの位置合わせの基準は、頁データDを用紙P上に配置向き情報505の示す向きに配置した場合における左下隅である。つまり、頁データDは、位置合わせの基準が位置情報503の示す位置と一致するように配置される。
寸法情報504の示すX成分及びY成分は、配置向きが「0°」又は「180°」である場合の値である。つまり、頁データID「genko_01-01」で示される頁データDは、配置向きが「0°」又は「180°」である場合に、座標DOからX方向に215mm、Y方向に305mmに伸びる線を隣り合う2辺とする長方形となる。仮に、頁データID「genko_01-01」で示される頁データDの配置向きが「90°」又は「270°」である場合には、この頁データDは、座標DOからX方向に305mm、Y方向に215mmに伸びる線を隣り合う2辺とする長方形となる。このように、頁データDがいずれの向きに配置されるかによって、座標DOからX方向及びY方向に伸びる線の長さが入れ替わる。なお、本実施形態では、頁データDの配置向きを「90°」刻みの4つの角度とするが、その他の角度を含めることとしてもよい。
仕上り線情報510は、レイアウト仕様情報Lに基づいて制御部11により算出される情報である。図6に示すように、仕上り線情報510は、各頁データDについて形成される仕上り線Mの仕上り線位置(用紙Pを所定の向きに向けた場合の左下隅を基準(原点PO)とした場合のX座標、Y座標により表される位置)を示す仕上り線位置情報511と、縦(Y成分)及び横(X成分)の寸法を示す仕上り線寸法情報512と、を含んで構成される。
仕上り線位置情報511は、レイアウト仕様情報Lの位置情報503及び塗り足し寸法情報506に基づいて算出される。本実施形態では、用紙P及び頁データDの左下隅をそれぞれの位置合わせの基準としていることから、図4に示すように、仕上り線Mの位置合わせの基準となる点MOは、頁データDの位置合わせの基準となる点DOから、X軸方向及びY軸方向にそれぞれ塗り足しNの分だけ移動した点となる。したがって、点MOのX座標は、位置情報503の示すX座標に、塗り足し寸法情報506の示す値を加算した位置となる。同様に、点MOのY座標は、位置情報503の示すY座標に、塗り足し寸法情報506の示す値を加算した位置となる。
仕上り線寸法情報512は、レイアウト仕様情報Lの寸法情報504及び塗り足し寸法情報506に基づいて算出される。図4に示すように、仕上り線Mの縦及び横の寸法は、頁データDの縦及び横の寸法から、塗り足し寸法情報506の示す値をそれぞれ減算した値となる。
このように、仕上り線位置情報511及び仕上り線寸法情報512は、レイアウト仕様情報Lの位置情報503、寸法情報504及び塗り足し寸法情報506から算出することができる。
インターフェース部13は他の装置や機器との間で送受信されるデータの窓口の役割を果たす。
表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成されており、オペレータが面付け装置1を操作する際の操作画面等を表示する。また、操作部15は、例えば、キーボードやマウス等により構成されており、オペレータの操作を受け付け、操作内容を示す操作信号を制御部11に送信する。
制御部11は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、作業用のRAM(Random Access Memory)、及び図示しない発振回路等を備えて構成される。制御部11は、操作部15から受信した操作信号に基づいてオペレータの操作内容に応じた処理を実行したり、作業端末2から受信した操作信号に基づいて作業者の操作内容に応じた処理を実行したりする。
[3.面付けテンプレート作成システムSによる面付けテンプレート出力処理]
次に、図7のフローチャートを用いて、面付けテンプレート作成システムSによる面付けテンプレート出力処理について説明する。面付けテンプレート出力処理は、作業者が作業端末2の表示部に表示される面付けテンプレート出力画面600(図8参照)における出力ボタン602が選択されることにより開始される。なお、図8に示すように、面付けテンプレート出力画面600には、作業者が仕上り線描画オプションを選択するためのチェックボックス601が設けられており、チェックボックス601にチェックが入れられた状態で出力ボタン602が選択されると、仕上り線Mを含む面付けテンプレートが出力される。
次に、図7のフローチャートを用いて、面付けテンプレート作成システムSによる面付けテンプレート出力処理について説明する。面付けテンプレート出力処理は、作業者が作業端末2の表示部に表示される面付けテンプレート出力画面600(図8参照)における出力ボタン602が選択されることにより開始される。なお、図8に示すように、面付けテンプレート出力画面600には、作業者が仕上り線描画オプションを選択するためのチェックボックス601が設けられており、チェックボックス601にチェックが入れられた状態で出力ボタン602が選択されると、仕上り線Mを含む面付けテンプレートが出力される。
まず、面付けテンプレート作成システムSの面付け装置1は、出力ボタン602が選択された際に、チェックボックス601にチェックが入れられていたか否かを判定する(ステップS1)。チェックボックス601にチェックが入れられていた場合には(ステップS1:YES)、図9を用いて後述する面付け装置1による仕上り線作成処理が実行される(ステップS2)。仕上り線作成処理では、仕上り線画像MP及び仕上り線位置情報511が作成される。
次いで、面付け装置1は、レイアウト仕様情報L、ステップS2の処理で作成された仕上り線画像MP及び仕上り線位置情報511をRIP装置3に送信するとともに、作業端末2に記憶されている頁データDをRIP装置3に送信するよう作業端末2に対して指示する(ステップS3)。ステップS3の処理によりRIP装置3には、頁データD、レイアウト仕様情報L、仕上り線画像MP及び仕上り線位置情報511が送信されることになる。
次いで、RIP装置3は、レイアウト仕様情報L及び仕上り線位置情報511に基づいて、頁データD及び仕上り線画像MPを配置・合成した面付けテンプレート(仕上り線有り)を作成する(ステップS4)。次いで、RIP装置3は、ステップS4の処理で作成した面付けテンプレート(仕上り線有り)を作業端末2に送信する(ステップS7)。
一方、面付け装置1は、チェックボックス601にチェックが入れられていなかった場合には(ステップS1:NO)、レイアウト仕様情報LをRIP装置3に送信するとともに、作業端末2に記憶されている頁データDをRIP装置3に送信するよう作業端末2に対して指示する(ステップS5)。ステップS5の処理によりRIP装置3には、頁データD及びレイアウト仕様情報Lが送信されることになる。
次いで、RIP装置3は、レイアウト仕様情報Lに基づいて頁データDを配置した面付けテンプレート(仕上り線無し)を作成する(ステップS6)。次いで、RIP装置3は、ステップS6の処理で作成した面付けテンプレート(仕上り線無し)を作業端末2に送信する(ステップS7)。
[4.面付け装置1による仕上り線作成処理]
次に、図9のフローチャートを用いて、面付け装置1による仕上り線作成処理について説明する。
次に、図9のフローチャートを用いて、面付け装置1による仕上り線作成処理について説明する。
まず、面付け装置1の制御部11は、レイアウト仕様情報Lの位置情報503と塗り足し寸法情報506に基づいて、各頁データDの仕上り線位置情報511を算出する(ステップS21)。
次いで、制御部11は、レイアウト仕様情報Lの寸法情報504と配置向き情報505と塗り足し寸法情報506に基づいて、各頁データDの仕上り線寸法情報512を算出する(ステップS22)。
ここで、仕上り線寸法情報512の算出方法について、以下の2つのケースを想定して具体的に説明する。
(ケース1)
寸法情報504のX成分:215
寸法情報504のY成分:305
配置向き情報505:0°
塗り足し寸法情報506:5
寸法情報504のX成分:215
寸法情報504のY成分:305
配置向き情報505:0°
塗り足し寸法情報506:5
ケース1では、配置向き情報505の示す角度が「0°」なので、寸法情報504のX成分「215」から塗り足し寸法情報の示す塗り足しN「5」を減算することにより、仕上り線寸法情報512のX成分「210」が算出される。同様に、寸法情報504のY成分「305」から塗り足し寸法情報の示す塗り足しN「5」を減算することにより、仕上り線寸法情報512のY成分「300」が算出される。
(ケース2)
寸法情報504のX成分:215
寸法情報504のY成分:305
配置向き情報505:90°
塗り足し寸法情報506:5
寸法情報504のX成分:215
寸法情報504のY成分:305
配置向き情報505:90°
塗り足し寸法情報506:5
ケース2では、配置向き情報505の示す角度が「90°」なので、寸法情報504のY成分「305」から塗り足し寸法情報の示す塗り足しN「5」を減算することにより、仕上り線寸法情報512のX成分「300」が算出される。同様に、寸法情報504のX成分「215」から塗り足し寸法情報の示す塗り足しN「5」を減算することにより、仕上り線寸法情報512のY成分「210」が算出される。
次に、制御部11は、ステップS22の処理で算出した仕上り線寸法情報512に基づいて、各頁データの仕上り線画像MPを作成する(ステップS23)。
以上説明したように、本実施形態における面付け装置1は、用紙P(「被印刷物」の一例)に頁データDを配置した際に頁データDの塗り足しNの分だけ内側に配置される仕上り線Mを表す仕上り線画像MPを作成する装置であって、制御部11(「仕上り線寸法算出手段」、「仕上り線画像作成手段」の一例)が、頁データDの縦と横の寸法を示す寸法情報504と、頁データDが用紙Pに配置される際の向きを示す配置向き情報505と、塗り足しNの寸法を示す塗り足し寸法情報506に基づいて、仕上り線Mの縦と横の寸法を算出し、当該算出された仕上り線Mの縦と横の寸法に基づいて、仕上り線画像MPを作成する。
本実施形態の面付け装置1によれば、頁データDの縦と横の寸法を示す寸法情報504と、頁データDが用紙Pに配置される際の向きを示す配置向き情報505と、塗り足しNの寸法を示す塗り足し寸法情報506に基づいて、仕上り線画像MPを作成することができる。また、仕上り線画像MPを、頁データDを表す画像と適切に合成することにより頁データD内に配置される仕上り線Mを形成することができ、仕上り線Mを引くための作業者の作業負担を軽減することができる
また、制御部11は、配置向き情報506の示す向きが90°又は270°である場合には、頁データDの縦の寸法から塗り足しNの寸法を減算することにより仕上り線Mの横の寸法を算出し、頁データDの横の寸法から塗り足しDの寸法を減算することにより仕上り線Mの縦の寸法を算出する。これにより、頁データDが用紙Pに対して横向きに配置された場合にも、適切に仕上り線画像MPを作成することができる。
更に、制御部11は、配置向き情報506の示す向きが0°又は180°である場合には、頁データDの縦の寸法から塗り足しNの寸法を減算することにより仕上り線Mの縦の寸法を算出し、頁データDの横の寸法から塗り足しDの寸法を減算することにより仕上り線Mの横の寸法を算出する。これにより、頁データDが用紙Pに対してそのままの向き或いは逆さに配置された場合にも、適切に仕上り線画像MPを作成することができる。
更にまた、制御部11(「仕上り線位置情報算出手段」の一例)は、用紙Pにおける頁データDの配置位置を示す位置情報503と、塗り足し寸法情報506に基づいて、用紙Pにおける仕上り線Mの配置位置を示す仕上り線位置情報511を算出する。これにより、仕上り線位置情報511に基づいて、仕上り線画像MPを、頁データDを表す画像と適切に(すなわち、頁データD内の適切な位置に仕上り線Mが配置されるように)合成することができる。
S 面付けテンプレート作成システム
1 面付け装置
11 制御部
12 記憶部
13 インターフェース部
14 表示部
15 操作部
2 作業端末
3 RIP装置
P 用紙
D 頁データ
M 仕上り線
1 面付け装置
11 制御部
12 記憶部
13 インターフェース部
14 表示部
15 操作部
2 作業端末
3 RIP装置
P 用紙
D 頁データ
M 仕上り線
Claims (6)
- 被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置であって、
前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出手段と、
前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成手段と、
を備えることを特徴とする仕上り線画像作成装置。 - 請求項1に記載の仕上り線画像作成装置であって、
前記仕上り線寸法算出手段は、前記配置向き情報の示す向きが90°又は270°である場合には、前記頁データの縦の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の横の寸法を算出し、前記頁データの横の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の縦の寸法を算出することを特徴とする仕上り線画像作成装置。 - 請求項1又は2に記載の仕上り線画像作成装置であって、
前記仕上り線寸法算出手段は、前記配置向き情報の示す向きが0°又は180°である場合には、前記頁データの縦の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の縦の寸法を算出し、前記頁データの横の寸法から前記塗り足し分の寸法を減算することにより前記仕上り線の横の寸法を算出することを特徴とする仕上り線画像作成装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仕上り線画像作成装置であって、
前記被印刷物における前記頁データの配置位置を示す位置情報と、前記塗り足し寸法情報に基づいて、前記被印刷物における仕上り線の配置位置を示す仕上り線位置情報を算出する仕上り線位置情報算出手段と、
を更に備えることを特徴とする仕上り線画像作成装置。 - 被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置による仕上り線画像作成方法であって、
前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出工程と、
前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成工程と、
を含むことを特徴とする仕上り線画像作成方法。 - 被印刷物に頁データを配置した際に前記頁データの塗り足し分だけ内側に配置される仕上り線を表す仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成装置に含まれるコンピュータを、
前記頁データの縦と横の寸法を示す寸法情報と、前記頁データが前記被印刷物に配置される際の向きを示す配置向き情報と、前記塗り足し分の寸法を示す塗り足し寸法情報に基づいて、前記仕上り線の縦と横の寸法を算出する仕上り線寸法算出手段、
前記算出された仕上り線の縦と横の寸法に基づいて、前記仕上り線画像を作成する仕上り線画像作成手段、
として機能させることを特徴とする仕上り線画像作成用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046869A JP2014172291A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 仕上り線画像作成装置、仕上り線画像作成方法、仕上り線画像作成用プログラム |
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CN111061442A (zh) * | 2019-12-21 | 2020-04-24 | 方正株式(武汉)科技开发有限公司 | 拼接印刷出血设置方法及系统、服务器及介质 |
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2013
- 2013-03-08 JP JP2013046869A patent/JP2014172291A/ja active Pending
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CN111061442A (zh) * | 2019-12-21 | 2020-04-24 | 方正株式(武汉)科技开发有限公司 | 拼接印刷出血设置方法及系统、服务器及介质 |
CN111061442B (zh) * | 2019-12-21 | 2023-04-11 | 方正株式(武汉)科技开发有限公司 | 拼接印刷出血设置方法及系统、服务器及介质 |
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