JP2014169553A - ソーラーパネル用壁面支持架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の構成部材によって建築物の壁面にソーラーパネルを異なる傾斜角度に設置固定できること。
【解決手段】支持架台は、壁面部Wに水平に固定された上部横桟11と、この上部横桟11に上端部を連結固定され、左右略平行に配置される一対の縦桟12と、これらの縦桟12を適宜傾斜角度に支持するために、上端部をこれら縦桟12に連結固定される一対の傾斜支持アーム13と、これらの傾斜支持アーム13の下端部が連結固定され、前記上部横桟11と略平行に配置される下部横桟14と、この下部横桟14を先端部で支持固定する少なくとも2本の長尺状の下部横桟受け金具15とから成る。縦桟12にソーラーパネルSを支持固定する。下部横桟受け金具15は建築物の壁面部Wと直交する方向に出入でき、これにより前記ソーラーパネルを適宜傾斜角度で支持固定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソーラーパネル(太陽電池パネル又は太陽電池モジュールを意味する。)の設置用架台に関し、とりわけこのパネルを建築物又は構築物の壁面に設置するための支持架台に関するものである。
従来より、例えば大型立体駐車場等の建築物の壁面に多数のソーラーパネルを列設して、太陽光発電を行う設備が提案されている。
この場合に、建築物や構築物(以下「建築物」という。)の壁面に縦方向及び横方向にソーラーパネルが列設されるのであるが、壁面に設置する関係上、ソラーパネルを所定の傾斜角度で支持することのできる架台が必要とされる。
というのも、通常、壁面に設置された太陽光パネルの発電量は概ね50%程度まで低下し、そのため限られた壁面での設置面積で如何に発電効率を高めるかが架台メーカーの課題となり、そのためにその傾斜角度が重要となるからである。
本願出願人は、このような壁面支持架台として図4に示す形態のものを既に提案している。
図4は、その従来のソーラーパネル用支持架台の側面図を示し、その(A)がソーラーパネルを水平面に対して45度の角度に設定したものを示し、その(B)が同様に水平面に対して65度の角度に設定したものを示し、その(C)が水平面に対して鉛直に設置したものを示している。
尚、この例のように、傾斜角度を45度、65度及び鉛直状態のものを例示したのは、建築物の壁面に設置する架台においては、上下方向及び横方向に順次並べて設置するのであるが、冬至や夏至における太陽光の角度を考慮し、また、上層階での設置架台と下層階での設置架台との影響をも考慮し、例えば設置地域にもよるが、上層階のソーラーパネルを鉛直状態とし、中層階のそれを65度傾斜に、そして下層階のそれを45度傾斜に設定して上層階のパネルの影が下層階のパネルへの悪影響を最小限にするためである。
この従来のソーラーパネル用支持架台の構成は以下の通りである。
建築物の壁面部Wに固定金具51を利用して長尺状の上部横桟52を水平に固定する。
この上部横桟52と並行に長尺状の下部横桟53を壁面部Wから直角に突出する下部横桟支持金具54に固定する。
上部横桟52と下部横桟53との間には適宜補強枠55を掛け渡す。
上部横桟52に上端部を連結固定できる縦桟56を左右平行に一対配設する。
これら一対の縦桟56、56の下方部分を下から支持する支持アーム57を配設する。
即ち、これら支持アーム57の上端部が縦桟56と連結固定され、その下端部が下部横桟53に連結固定される。
ソーラーパネルSは、上記平行に配設された一対の縦桟56、56上に固定される。
以上の構成により、ソーラーパネルSを、即ち、縦桟56を適宜傾斜角度で、或いは鉛直状態に設置し、固定することができるのである。
即ち、図4(A)に示したように水平面に対して略45度に、図4(B)に示したように水平面に対して略65度に、そして図4(C)に示したように水平面に対して鉛直に設置することができるのである。
この場合に、(A)図及び(B)図において使用する縦桟56では、その上端部の形状を異にするものを使用する。
また、支持アーム57についても、その下端部の形状が異なるものを使用し、且つ、その長さも異なるものを使用する。
その理由は、縦桟56を異なる傾斜角度で支持し、上部横桟52及び下部横桟53と適切に適合するような形状とするためである。
更に、(C)図に示したソーラーパネルSを鉛直状態に設置するためには、前記支持アーム57が不要となり、縦桟56を上部横桟52及び下部横桟53に直接固定し、且つ縦桟56の上端部の形状も上記(A)図及び(B)図に示したものと異なる形状のものを使用するのである。
上記の通り、従来のソーラーパネル用支持架台においては、ソーラーパネルを上記のように水平面に対して45度、65度、そして鉛直状態の3つの状態に設置するためには、縦桟と支持アームとの3つのタイプの3つの組み合わせが必要となるのである。
換言すれば、各構成要素は、同じであるが、それぞれの構成要素の端部形状及び長さ等を適宜変更して3組の異なる形状の構成要素の組合せが必要となるのである。
そこで、本発明においては、ソーラーパネルを所望の適宜傾斜角度で設置でき、鉛直状態にも設置可能となり、しかも、そのために各構成要素として異なる形状のものを必要とせずにこれを実現できるものを提供することをその課題とする。
この課題を実現することにより、従来からの基本的な課題である製造の容易化及び施工の容易化にも大いに寄与することとなるのである。
またこれにより、設置地域や建築物の高さ等により、その建築物に最適な傾斜角度で、その上層階から下層階に向かって適宜ソーラーパネルの傾斜角度を最適なものに調整して設置することができることとなるのである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、ソーラーパネルを建築物又は構築物の壁面に設置するための支持架台において、この支持架台は、建築物又は構築物の壁面に水平方向に固定される上部横桟と、この上部横桟に上端部を連結固定され、左右略平行に配置される一対の縦桟と、これらの縦桟を適宜傾斜角度に支持するために、上端部をこれら縦桟に連結固定される一対の傾斜支持アームと、これらの傾斜支持アームの下端部が連結固定され、前記上部横桟と略平行に配置される下部横桟と、この下部横桟を先端部で支持固定する少なくとも2本の長尺状の下部横桟受け金具とからなり、前記一対の縦桟にソーラーパネルを支持固定することができ、前記下部横桟受け金具は建築物又は構築物の壁面と直交する方向に出入できるように固定され、これにより前記ソーラーパネルを適宜傾斜角度で支持固定できることを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記傾斜支持アームの上端部と縦桟との固定位置を縦桟の下端部からその上方位置までの適宜位置で固定できるようにし、ソーラーパネルの傾斜角度を連続的に変更できるようにしたことを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第3のものは、上記第2の発明において、前記傾斜支持アームの上端部と縦桟との固定位置を適宜変更し、且つ、下部横桟受け金具の壁面からの突出長さを適宜変更することにより、ソーラーパネルの傾斜角度を、略水平状態から略鉛直状態の範囲で変更できることを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第4のものは、上記第1乃至第3の何れかの発明において、上部横桟と縦桟との連結、及び、傾斜支持アームと下部横桟との連結に際し、横断面略コ字形状の連結金具を介して、縦桟及び傾斜支持アームがそれぞれ上部横桟と及び下部横桟と回動可能に連結され、固定されることを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第5のものは、上記第1乃至第4の発明において、前記縦桟の上端部に、この縦桟を一時的に上部横桟に引っ掛けるための引っ掛け部を設けたことを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第6のものは、上記何れかの発明において、前記上部横桟と縦桟の上端部を被覆する横断面略L字形状の長尺状の被覆部材を更に付加し固定したことを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台である。
本発明の第1のものにおいては、構成要素として、上部横桟と下部横桟、左右一対の縦桟、一対の傾斜支持アーム、及び下部横桟を支持する下部横桟受け金具とから成り、これらの構成部材を用いて一対の縦桟を、即ちソーラーパネルを所定の傾斜角度で支持し固定することができる。
その際には、下部横桟を先端部で固定する下部横桟受け金具を建築物又は構築物の壁面から水平方向に、つまり壁面と直角方向に適宜長さ分出入させて固定すればよいのである。
より具体的には、この下部横桟受け金具を壁面からより多く突出させることにより、縦桟及びソーラーパネルの傾斜角度は、水平面に対してより小さくなり、逆に、この下部横桟受け金具を壁面に没入させて固定することにより、縦桟及びソーラーパネルの傾斜角度は水平面に対してより大きな傾斜角度(鉛直に近付く角度)となるのである。
また、上部横桟及び下部横桟は、長手方向に長い長尺のものを使用しているために、この両横桟に一対の縦桟の複数組を列設でき、つまり複数枚のソーラーパネルを列設することができる。
一対の縦桟の間隔も自由に設定することができため、異なるメーカーの異なるサイズのソーラーパネルに対応することもできる。
矩形形状のソーラーパネルを縦長位置に又は横長位置に配列することも自由に選択し対応することができる。
更に、本発明においては、その壁面支持架台は、横桟と縦桟及び傾斜支持アームが正面視格子状に組み付けられるために、事前にユニット化が可能となり、施工の簡略化を図ることができる。
本発明の第2のものにおいては、傾斜支持アームの上端部と縦桟との固定位置を縦桟の下端部からその上方位置までの適宜位置で固定できるようにし、ソーラーパネルの傾斜角度を連続的に変更できるようにしたことを特徴とし、上記の下部横枠受け金具の出入と共に、この傾斜支持アームの上端部の縦桟との取り付け位置を異ならせることによっても、縦桟及びソーラーパネルの傾斜角度を連続的に調整することができることとなる。
本発明の第3のものにおいては、上記第2の発明において、上記第1の発明に係る支持架台と同じ構成要素を用いつつ、その傾斜支持アームの上端部と縦桟との固定位置を適宜変更し、且つ、下部横桟受け金具の壁面からの突出長さを適宜変更することにより、ソーラーパネルの傾斜角度を、略水平状態から略鉛直状態の範囲で変更できるものとなるのである。
従って、建築物の設置されている地域又はその高さに応じて、適宜ソーラーパネルの傾斜角度を最適な角度に設定して設置することが可能となる。
本発明の第4のものにおいは、上部横桟と縦桟との連結、及び、傾斜支持アームと下部横桟との連結に際し、横断面略コ字形状の連結金具を介してそれぞれ相互に回動可能に連結固定できるようにしたことを特徴とする。
即ち、本発明においては、縦桟の上端部及び傾斜支持アームの下端部は、設置施工に際してそれぞれ上部横桟及び下部横桟と回動可能に連結できるようにする必要があり、縦桟の角度を調整し決定した後に、これらの連結をボルト締めによって固定することとなる。
このような構成をより適切に行うために上記横断面略コ字形状の連結金具を利用したものであり、より具体化を図り、実施態様の限定を図ったものである。
本発明の第5のものにおいては、前記縦桟の上端部に、この縦桟を一時的に上部横桟に引っ掛けておくための引っ掛け部を設けたことを特徴とするものである。
この引っ掛け部は、例えば、縦桟として断面コ字形状の鋼製型材を用いた場合には、その縦桟を鉛直状態に配置してその開口部を横向きにした場合には、その開口部と反対側の側面を上方に延長して横向きに折曲し、その先端部を更に下向きに折曲して引っ掛け部を形成することができる。
この引っ掛け部は、施工時に上部横桟に引っ掛けることにより、縦桟を上部横桟に固定する前に、この縦桟を一時的に上部横桟に引っ掛けて、仮置き又は仮止めとして利用することができることとなり、施工に際して非常に便利なものとなる。
本発明の第6のものにおいては、上部横桟と縦桟の上端部を被覆する横断面略L字形状の長尺状の被覆部材を更に付加固定したことを特徴とし、その外観をより向上させることができ、また、例えば横断面略コ字形状の型鋼を用いた上部横桟の内部に雨水等が貯留しないように意図したものである。
本発明のソーラーパネル用壁面支持架台の一実施形態に係る側面図であり、その傾斜角度が略45度のものを示している。 上記実施形態に係る側面図であって、その傾斜角度が略65度のものを示している。 上記実施形態に係る側面図であって、ソーラーパネルを鉛直状態に設置したものを示している。 従来のソーラーパネル用壁面支持架台を示す側面図であり、その(A)が水平面に対して略45度に設置したもの、その(B)が略65度に設置したもの、その(C)が鉛直状態に設置したものを図示している。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のソーラーパネル用壁面支持架台の一実施形態に係る側面図であり、その傾斜角度が略45度のものを示している。
この図1及び以降の図面においては、図面の明瞭化及び理解容易化のため、構成部材の連結部を透視状態にそれぞれ実線で描いている。
本発明に係るソーラーパネル用壁面支持架台は、壁面部Wに略水平に固定される上部横桟11と、この上部横桟11にその上端部が固定される一対の縦桟12、12と、これらの縦桟12、12の下端部分でその上端部が固定される一対の傾斜支持アーム13、13と、これらの傾斜支持アーム13、13の下端部が固定される下部横桟14と、この下部横桟14をその先端部で固定する少なくとも2本の長尺状の下部横桟受け金具15、15とから構成される。
上部横桟11と下部横桟14とは略平行に且つ略水平に配置され、それぞれ長尺状の鋼製型材から形成されている。ここでは、横断面略コ字形状のものを使用し、その開口部を図中左側に配置して使用している。
上部横桟11と縦桟12の上端部との連結に際しては、縦桟12の傾斜を自在に設定可能とするために、横断面略コ字形状の金具16を使用している。
より詳しくは、横断面略コ字形状の開口部を図中左側に配して、両側の起立部が縦桟12の上端部を内側に抱持するような構成としている。
同様に、傾斜支持アーム13の下端部との連結に際しても、傾斜支持アーム13の傾斜を自在とするために、横断面略コ字形状の金具17を使用している。
この金具17の構成及び配置も上記金具16と同じである。
下部横桟受け金具15は、壁面部Wから横方向水平に、即ち壁面部Wから直角方向に出入できるように配設し、建築物の支柱Pに固定されている。
以上の構成により、下部横桟受け金具15の先端部を壁面部Wからより大きく突出させて固定することにより、一対の縦桟12、12の傾斜角度θがより小さい角度となる。
即ち、傾斜角度θは、下部横桟受け金具15に対する縦桟12の傾斜角度であるが、換言するとこの傾斜角度は、水平面に対する縦桟12の傾斜角度であるが、この図1においては略45度に設定して固定された態様を示している。
尚、この実施形態においては、この縦桟12の傾斜角度45度が設定可能な一番小さい傾斜角度となる。下部横桟受け金具15を壁面部Wから最大に突出させた状態だからである。但し、この突出長さをより大きくすることにより、更に傾斜角度は小さくすることができる。
この一対の縦桟12、12にソーラーパネルSが載置され固定されるのである。
つまり、この図1に図示した壁面支持架台においては、ソラーパネルSを水平面に対して略45度の傾斜角度で壁面部Wに固定したものである。
図2は、上記実施形態に係る側面図であって、その傾斜角度が略65度のものを示している。
この図2に図示した壁面支持架台は、上記実施形態と全く同一の構成から成り、即ち構成部材は完全同一のものであり、唯一下部横桟受け金具15が壁面部Wに最も没入した状体に固定された点のみが上記図1の態様のものと異なる。
換言すれば、この図に示した下部横桟受け金具15は、壁面部Wから一番突出していない状態に支柱Pに固定されており、その結果傾斜支持アーム13の下端部は一番壁面部W寄りに位置し、同様に縦桟12の下端部も一番壁面部W寄りに位置し、それ故、縦桟12の傾斜角度θもより大きな角度となり、この図においては略65度の傾斜角度となっている。
これにより、縦桟12に固定されているソーラーパネルSの傾斜角度も略65度に設定されるのである。
このように、本発明においては、同一の構成部材により、その下部横桟受け金具15の固定位置を異ならせるのみで容易に縦桟12の、つまりソーラーパネルSの傾斜角度θを適宜設定し、且つ変更することができるのである。
尚、この実施形態では、下部横桟受け金具15の固定位置を異ならせることにより、図1及び図2に示したように、その傾斜角度θを45度から65度の範囲で変更することができるのであるが、本発明においては、傾斜支持アーム13の上端部と縦桟12の連結位置を、縦桟12の最下端部からその上方位置に変更することによっても、縦桟12の傾斜角度θの範囲を更に広く変更することができるものである。
図3は、上記実施形態に係る側面図であって、ソーラーパネルを鉛直状態に設置したものを示している。
この図3に示した壁面支持架台においても、上記実施形態と全く同一の構成部材を利用しているが、この図に示した態様においては、縦桟12が鉛直状態に配設され、傾斜支持アーム13の上端部が縦桟12の中間部に固定されている。
即ち、この図に示した状態においては、縦桟12と傾斜支持アーム13とは相互に重ね合わされた状態となっており、縦桟12と傾斜支持アーム13の両者により縦桟12が略鉛直状態に、つまり壁面部Wと平行に配置され、下部横桟14に固定された状態となっている。
この状態で、下部横桟受け金具15の固定位置は、図2の固定位置と同じである。
従って、傾斜支持アーム13の上端部の縦桟12への固定位置を順次上方に移行させて固定して行くことにより、縦桟12及びソーラーパネルSの傾斜角度は65度から90度まで順次変更させることができるのである。
以上の図1乃至図3に示した本発明の一実施形態においては、一応ソーラーパネルSの傾斜角度を水平面に対して45度から90度の範囲で変更して設定することができるが、下部横桟受け金具15の壁面部Wからの突出長さより大きくすることにより、且つ、傾斜支持アーム13の上端部を縦桟の下端部から上端部に向かって順次固定箇所を上方に移動させて行くことにより、その傾斜角度を水平状態から鉛直状態の間でその傾斜角度を変更することができる。
より具体的には、傾斜支持アーム13の上端部と縦桟12との連結固定に際して、縦桟12の側に設けるボルト穴を長穴に形成することにより、縦桟12の傾斜を連続的に変更することが可能となる。
更には、傾斜支持アーム13として、長さが伸長したり、収縮したりできる構成のものを採用することもできる。
これにより、壁面に設置すべきソーラーパネルの傾斜角度を水平面に対して最大90度(鉛直状態)から0度(水平状態)の範囲で所望の角度に設定することができることとなるのである。
本発明においては、上記の通り同じ構成部材により縦桟の傾斜角度を適宜変更することができるが、そのために上記した通り、縦桟12の上端部と上部横桟11との連結に際して横断面略コ字形状の金具16、及び、傾斜支持アーム13の下端部と下部横桟14との連結に際して横断面略コ字形状の金具17を使用している。
他方、縦桟12及び傾斜支持アーム13の側は、横断面略コ字形状の鋼製型材を使用して相互に連結している。
そして、縦桟12の上端部、及び、傾斜支持アーム13の下端部が回動するために、上記金具16、17に設けるボルト穴の一方のボルト穴を円弧状長穴に形成し、両者のボルト・ナットによる固定を可能としている。
より詳細には、本発明の上記実施形態においては、上記固定に際して2組のボルト・ナットによる固定を採用しており、一方のボルト・ナットの締着を回動軸とし、他方のボルト・ナットの締着位置を円弧状長穴により変更できるように構成しているのである。
これにより、縦枠12及び傾斜支持アーム13の傾斜角度が変更できるのである。
また、本発明においては、上部横枠11及び下部横枠14が長尺状の鋼製型材を利用しているために、一対の縦枠12、12の間隔を自由に設定することができ、ソーラーパネルSの異なる横幅のものに対応することができる。
同様に、縦枠12の長さも自由に設定することができ、ソーラーパネルSの縦方向の異なる長さにも自在に対応することが出来るのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、以下の通りその形態を種々設計変更することができる。
まず、本発明において使用する上部横桟、下部横桟、縦桟、傾斜支持アーム及び下部横桟受け金具のサイズ、横断面形状等は、全く自由に設計することができる。
縦桟の上端部を回動可能に上部横桟に連結して固定できるものであれば、その他の構成は自由である。
同様に、縦桟の下端部と傾斜支持アームが相互に回動可能に連結でき、固定できるものであればよく、その他の構成及び形態は全く自由である。
また、傾斜支持アームの下端部は回動可能に下部横桟に連結でき、固定できるものであれば、その他の形態は自由である。
下部横桟受け金具も断面コ字形状の鋼製型材又は鋼製角型管体であってもよい。
上部横桟及び下部横桟も鋼製角型管体であってもよい。
下部横桟受け金具に設けるボルト穴は、より短い間隔で多数設けておくことが望ましい。
下部横桟受け金具の壁面部からの突出長さをより短い長さずつ突出できるようにして、縦桟の傾斜角度をより細かい角度で変更し設定できるようにするためである。
但し、本発明においては、縦桟と傾斜支持アームとの連結固定位置を連続的に変更することができるような構成も採用可能なため、上記下部横桟受け金具の固定位置は変更できればよく、その間隔は適宜自由に設定することができる。
上部横桟を壁面部に固定するための固定金具も全く自由に選択し、使用することができる。
縦桟の上端部を上部横桟に引っ掛けるための引っ掛け部を形成して、上部横桟への仮止め又は仮置きとすることもできる。
この引っ掛け部は、上記した通り、縦桟として断面コ字形状の鋼製型材を用いた場合には、その縦桟を鉛直状態に配置してその開口部を横向きにし、その開口部と反対側の側面を上方に延長して横向きに折曲し、その先端部を更に下向きに折曲して引っ掛け部を形成することができる。
最後に、本発明においては、この壁面支持架台を構成する各部材の断面形状として略L字型や略コ字型形状のものを採用した場合には、水溜りし難い断面形状を有するものとなり、高耐久性、対防食性に優れたものとなるのである。
以上、本発明は、同一の構成部材を用いて、その構成部材の一部の取付位置を変更することにより、容易にソーラーパネルの傾斜角度を最大0度から90度の範囲内で所望傾斜角度に設定し変更することができる建築物の壁面用の支持架台を提供することができた。
11 上部横桟
12 縦桟
13 傾斜支持アーム
14 下部横桟
15 下部横桟受け金具
16、17 金具
P 支柱
W 壁面部
θ 傾斜角度

Claims (6)

  1. ソーラーパネルを建築物又は構築物の壁面に設置するための支持架台において、
    この支持架台は、建築物又は構築物の壁面に水平方向に固定される上部横桟(11)と、この上部横桟(11)に上端部を連結固定され、左右略平行に配置される一対の縦桟(12, 12)と、これらの縦桟(12, 12)を適宜傾斜角度に支持するために、上端部をこれら縦桟(12, 12)に連結固定される一対の傾斜支持アーム(13, 13)と、これらの傾斜支持アーム(13, 13)の下端部が連結固定され、前記上部横桟(11)と略平行に配置される下部横桟(14)と、この下部横桟(14)を先端部で支持固定する少なくとも2本の長尺状の下部横桟受け金具(15, 15)とからなり、
    前記一対の縦桟(12, 12)にソーラーパネルを支持固定することができ、
    前記下部横桟受け金具(15, 15)は建築物又は構築物の壁面と直交する方向に出入できるように固定され、これにより前記ソーラーパネルを適宜傾斜角度で支持固定できることを特徴とするソーラーパネル用壁面支持架台。
  2. 前記傾斜支持アーム(13)の上端部と縦桟(12)との固定位置を縦桟(12)の下端部からその上方位置までの適宜位置で固定できるようにし、ソーラーパネルの傾斜角度を連続的に変更できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル用壁面支持架台。
  3. 前記傾斜支持アーム(13)の上端部と縦桟(12)との固定位置を適宜変更し、且つ、下部横桟受け金具(15, 15)の壁面からの突出長さを適宜変更することにより、ソーラーパネルの傾斜角度を、略水平状態から略鉛直状態の範囲で変更できることを特徴とする請求項2に記載のソーラーパネル用壁面支持架台。
  4. 上部横桟(11)と縦桟(12)との連結、及び、傾斜支持アーム(13)と下部横桟(14)との連結に際し、横断面略コ字形状の連結金具(16, 17)を介して、縦桟(12)及び傾斜支持アーム(13)がそれぞれ上部横桟(11)と及び下部横桟(14)と回動可能に連結され、固定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のソーラーパネル用壁面支持架台。
  5. 前記縦桟(12)の上端部に、この縦桟(12)を一時的に上部横桟(11)に引っ掛けるための引っ掛け部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のソーラーパネル用壁面支持架台。
  6. 前記上部横桟(11)と縦桟(12)の上端部を被覆する横断面略L字形状の長尺状の被覆部材を更に付加し固定したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のソーラーパネル用壁面支持架台。
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