JP2014169232A - 化粧料の充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】充填孔の形状を特殊な形状に加工することなく、化粧料の外観不良を抑制することができる化粧料の充填装置の提供。
【解決手段】充填装置1は、充填孔10Aに当接するとともに、化粧料Cを化粧皿10に吐出するノズル23と、化粧皿10の表面の開口を閉塞する吸引ヘッド3とを備えている。吸引ヘッド3は、下面に形成された傾斜部5を備えている。傾斜部5は、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に位置する吸引ヘッド3の所定の領域に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向に対して傾斜している。したがって、傾斜部5は、自己の傾斜に沿ってノズル23から吐出された化粧料Cの流れを変えることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、スラリー状の化粧料を容器に充填する化粧料の充填装置に関する。
従来、スラリー状の化粧料を皿状の容器の底面に形成された充填孔を介して容器に充填する化粧料の充填装置が知られている。この充填装置は、充填孔に当接するとともに、化粧料を容器に吐出するノズルと、容器の表面の開口を閉塞することによって、容器内を密閉された空間として形成するとともに、化粧料に含まれる溶剤を吸引して除去する吸引ヘッドとを備えている。
例えば、特許文献1に記載された充填装置は、挿入孔(充填孔)に当接するインジェクション(ノズル)と、吸引装置(吸引ヘッド)とを備え、インジェクションに化粧材(化粧料)を吐出させることによって、化粧材を容器に充填している。
このような充填装置では、ノズルから吐出された化粧料は、吸引ヘッドに向かって流れていき、正面から吸引ヘッドに衝突して大きな力がかかってしまうため、化粧料の表面に色むらやフローマークなどが生じてしまい化粧料の外観不良を招くという問題がある。
そこで、特許文献1に記載された充填装置では、容器の挿入孔を化粧料の吐出方向に対して傾斜するように形成することによって、ノズルから吐出された化粧料の流れを変えて化粧料が正面から吸引ヘッドに衝突してしまうことのないようにしている。また、特許文献2に記載された容器や特許文献3に記載された中皿(容器)においても特許文献1に記載された容器と同様に充填孔の形状を特殊な形状に加工することによって、ノズルから吐出された化粧料の流れを変えている。
特開平7−275028号公報 特開平5−211916号公報 特開2003−319820号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載された発明では、充填孔の形状を特殊な形状に加工することによって、化粧料の外観不良を抑制しているので、例えば、薄い金属の容器を採用したいような場合には、容易に加工することができないため、化粧料の外観不良を抑制することができないという問題がある。
本発明の目的は、充填孔の形状を特殊な形状に加工することなく、化粧料の外観不良を抑制することができる化粧料の充填装置を提供することである。
本発明の化粧料の充填装置は、スラリー状の化粧料を皿状の容器の底面に形成された充填孔を介して容器に充填する化粧料の充填装置であって、充填孔に当接するとともに、化粧料を容器に吐出するノズルと、容器の表面の開口を閉塞することによって、容器内を密閉された空間として形成する閉塞部と、ノズルから吐出された化粧料の流路上に位置する閉塞部の所定の領域に形成されるとともに、化粧料の吐出方向に対して傾斜する傾斜部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、充填装置は、化粧料の流路上に位置する閉塞部の所定の領域に形成されるとともに、化粧料の吐出方向に対して傾斜する傾斜部を備えるので、ノズルから吐出された化粧料は、閉塞部に形成された傾斜部に向かって流れていくことになる。そして、傾斜部は、自己の傾斜に沿ってノズルから吐出された化粧料の流れを変えることができる。したがって、本発明の充填装置によれば、充填孔の形状を特殊な形状に加工することなく、化粧料の表面に色むらやフローマークなどを生じにくくすることができ、化粧料の外観不良を抑制することができる
本発明では、閉塞部は、容器の表面の開口を閉塞するとともに、化粧料に含まれる溶剤を吸引して除去する吸引ヘッドを備え、傾斜部は、吸引ヘッドに形成されることが好ましい。
このような構成によれば、簡素な構成で化粧料の表面に色むらやフローマークなどを生じにくくすることができ、化粧料の外観不良を抑制することができる。
本発明では、傾斜部は、ノズルから吐出された化粧料の流路上に形成された複数の傾斜面を有し、複数の傾斜面のそれぞれは、容器の底面に近づくに従って、化粧料の流路に近接していくように形成されることが好ましい。
このような構成によれば、ノズルから吐出された化粧料は、複数の傾斜面のそれぞれに沿って複数の方向に分散して流れていくことになるので、1つの方向に集中して流れていく場合と比較して、化粧料が傾斜部に衝突したときの力を更に小さくすることができる。したがって、本発明の充填装置によれば、化粧料の表面に色むらやフローマークなどを更に生じにくくすることができ、化粧料の外観不良を更に抑制することができる。
本発明では、傾斜部は、ノズルから吐出された化粧料の流路上に頂点を有する錐状に形成されるとともに、化粧料の吐出方向に対して対向するように突出して形成されることが好ましい。
このような構成によれば、ノズルから吐出された化粧料は、錘状に形成された傾斜部の側面に沿って複数の方向に分散して流れていくことになるので、1つの方向に集中して流れていく場合と比較して、化粧料が傾斜部に衝突したときの力を更に小さくすることができる。したがって、本発明の充填装置によれば、化粧料の表面に色むらやフローマークなどを更に生じにくくすることができ、化粧料の外観不良を更に抑制することができる。
本発明では、傾斜部は、容器内に充填された化粧料の増加に伴って、化粧料の吐出方向に対して直交するように徐々に変形していくことが好ましい。
このような構成によれば、化粧料の充填を満了したときには、傾斜部は、化粧料の吐出方向に対して直交するように変形しているので、充填後の化粧料の表面には傾斜部の痕跡が残りにくくなる。したがって、本発明の充填装置によれば、化粧料の外観不良を更に抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る化粧料の充填装置の概略構成を示す模式図 吸引ヘッドと、化粧皿との関係を示す拡大図 充填装置による化粧料の充填方法を示すフローチャート 化粧料の充填を開始した状態を示す模式図 所定の量目の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す模式図 化粧料の充填を停止した後の状態を示す模式図 化粧料に対してプレス処理を施している状態を示す模式図 本発明の第2実施形態に係る吸引ヘッドと、化粧皿との関係を示す拡大図 本発明の第3実施形態に係る化粧料の充填を開始した状態を示す模式図 所定の量目の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す模式図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る化粧料の充填装置の概略構成を示す模式図である。
充填装置1は、図1に示すように、スラリー状の化粧料Cを皿状の容器としての化粧皿10の底面に形成された充填孔10Aを介して化粧皿10に充填するバック充填によって、化粧料Cを充填する装置である。
ここで、スラリー状の化粧料とは、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウなどの固形粉末化粧料の化粧料基材と、エタノール、水、流動パラフィン、イソパラフィン、イソプロピルアルコールなどの揮発性溶剤とを混合した流動物である。
充填装置1は、化粧料Cを化粧皿10に充填する充填機2と、化粧皿10の表面の開口を閉塞するとともに、化粧料Cを充填する際に化粧料Cに含まれる揮発性溶剤を吸引して除去する吸引ヘッド3と、吸引ヘッド3の下面に取り付けられた吸収性の高い紙や不織布などからなる吸収シート4とを備えている。したがって、本実施形態では、吸引ヘッド3および吸収シート4は、化粧皿10の表面の開口を閉塞することによって、化粧皿10内を密閉された空間として形成する閉塞部として機能する。
なお、吸引ヘッド3は、吸収シート4を介して化粧料Cの揮発性溶剤を吸引する。
充填機2は、化粧料Cを貯留する貯留槽21と、貯留槽21に貯留された化粧料Cを吐出させるポンプ22と、充填孔10Aに当接するとともに、ポンプ22にて吐出された化粧料Cを化粧皿10に吐出するノズル23とを備えている。
ポンプ22およびノズル23は、チューブを介して互いに接続されている。なお、チューブは、パイプなどの硬質なものであってもよく、ホースなどの軟質なものであってもよい。
図2は、吸引ヘッド3と、化粧皿10との関係を示す拡大図である。なお、図2では、吸引ヘッド3および化粧皿10を吸引ヘッド3側から見た図を上図に示し、吸引ヘッド3および化粧皿10を紙面左右方向に沿って切断した断面図を下図に示している。また、図2では、吸収シート4の図示を省略している。
吸引ヘッド3は、図2に示すように、化粧皿10の底面と同一形状の上面および下面を有する矩形板状に形成されている。この吸引ヘッド3は、下面に形成された傾斜部5を備えている。
傾斜部5は、充填孔10Aの直上に形成されているとともに、充填孔10Aに向かって突出するように形成されている。この傾斜部5は、2つの矩形状の傾斜面51,52を有している。傾斜面51,52は、化粧皿10の底面に近づくに従って、充填孔10Aに近づくように形成されている。換言すれば、2つの傾斜面51,52のそれぞれは、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に形成されているとともに、化粧皿10の底面に近づくに従って、化粧料Cの流路に近接していくように形成されている。
図3は、充填装置1による化粧料Cの充填方法を示すフローチャートである。
充填装置1は、メモリ等に記憶された所定のプログラムに従って、図3に示すように、ステップS1〜S3を実行することによって、化粧皿10に化粧料Cを充填する。
以下、ステップS1〜S3の詳細について、図面を参照して説明する。
図4は、化粧料Cの充填を開始した状態を示す模式図である。
まず、充填装置1は、図4に示すように、化粧料Cの充填を開始する(S1:充填ステップ)。
具体的には、化粧料Cの充填を開始する前に、充填装置1は、吸引ヘッド3を下降させることによって、化粧皿10の表面の開口を閉塞させる(図4下向矢印)。また、充填装置1は、ノズル23を充填孔10Aの中程まで嵌め込む(図4上向矢印)。これによって、化粧皿10は、密閉された空間として形成される。そして、充填装置1は、ポンプ22に化粧料Cを吐出させることによって、ノズル23を介して化粧料Cを化粧皿10に充填する。
なお、図4では、化粧皿10に充填された化粧料Cを斜線の領域で示している。以下の図においても同様である。
ここで、傾斜部5は、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に位置する吸引ヘッド3の所定の領域に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向(紙面上方向)に対して傾斜している。したがって、傾斜部5は、自己の傾斜に沿ってノズル23から吐出された化粧料Cの流れを変えることができる。
具体的には、傾斜部5は、化粧皿10の底面に近づくに従って、化粧料Cの流路に近接していくように形成された2つの傾斜面51,52を有しているので(図2参照)、ノズル23から吐出された化粧料Cは、2つの傾斜面51,52のそれぞれに沿って2つの方向(図4左右方向矢印)に分散して流れていくことになる。
図5は、所定の量目の化粧料Cを化粧皿10に充填した状態を示す模式図である。
次に、図5に示すように、所定の量目の化粧料Cが化粧皿10に充填されると、充填装置1は、化粧料Cの充填満了を検知する(S2:検知ステップ)。具体的には、充填装置1は、化粧皿10に充填された化粧料Cの圧力に基づいて、所定の量目の化粧料Cが化粧皿10に充填されたか否かを検知することができる。
そして、充填装置1は、化粧料Cの充填満了を検知した場合に、ポンプ22に化粧料Cの吐出を停止させることによって、化粧料Cの充填を停止する(S3:停止ステップ)。
図6は、化粧料Cの充填を停止した後の状態を示す模式図である。
充填装置1は、化粧料Cの充填を停止した後、図6に示すように、吸引ヘッド3を上昇させるとともに(図6上向矢印)、ノズル23を化粧皿10の充填孔10Aから引き抜く(図6下向矢印)。
ここで、傾斜部5は、化粧皿10の充填孔10Aに向かって突出するように形成されているので、吸引ヘッド3を上昇させると、化粧皿10に充填された化粧料Cの表面には、窪むようにして傾斜部5の跡が残ることになる。
図7は、化粧料Cに対してプレス処理を施している状態を示す模式図である。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、プレスヘッド20を下降させて化粧皿10に充填された化粧料Cに対してプレス処理を施すなどの後処理を行うことによって、化粧料Cの表面を均している。
なお、傾斜部5の跡を立体的な模様として利用することができるような場合には、化粧料Cの表面は均さなくてもよい。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)充填装置1は、化粧料Cの流路上に位置する吸引ヘッド3の所定の領域に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向に対して傾斜する傾斜部5を備えるので、ノズル23から吐出された化粧料Cは、吸引ヘッド3に形成された傾斜部5に向かって流れていくことになる。そして、傾斜部5は、自己の傾斜に沿ってノズル23から吐出された化粧料Cの流れを変えることができる。したがって、本実施形態の充填装置1によれば、充填孔10Aの形状を特殊な形状に加工することなく、化粧料Cの表面に色むらやフローマークなどを生じにくくすることができ、化粧料Cの外観不良を抑制することができる。
(2)傾斜部5は、吸引ヘッド3に形成されているので、簡素な構成で化粧料Cの表面に色むらやフローマークなどを生じにくくすることができ、化粧料Cの外観不良を抑制することができる。
(3)ノズル23から吐出された化粧料Cは、2つの傾斜面51,52のそれぞれに沿って2つの方向に分散して流れていくことになるので、1つの方向に集中して流れていく場合と比較して、化粧料Cが傾斜部5に衝突したときの力を更に小さくすることができる。したがって、本実施形態の充填装置1によれば、化粧料Cの表面に色むらやフローマークなどを更に生じにくくすることができ、化粧料Cの外観不良を更に抑制することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る吸引ヘッド3Aと、化粧皿10との関係を示す拡大図である。
前記第1実施形態では、吸引ヘッド3は、下面に形成された傾斜部5を備え、この傾斜部5は、2つの傾斜面51,52を有していた。
これに対して、本実施形態では、吸引ヘッド3Aは、図8に示すように、下面に形成された円錐状の傾斜部5Aを備えている点で異なる。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
傾斜部5Aは、充填孔10Aの直上に頂点を有し、充填孔10Aに向かって突出するように形成されている。換言すれば、傾斜部5Aは、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に頂点を有する円錐状に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向に対して対向するように突出して形成されている。したがって、傾斜部5Aは、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に位置する吸引ヘッド3Aの所定の領域に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向に対して傾斜している。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態における(1),(2)と同様の作用、効果を奏することができる他、以下の作用、効果を奏することができる。
(4)ノズル23から吐出された化粧料Cは、円錘状に形成された傾斜部5Aの側面に沿って複数の方向に分散して流れていくことになるので、1つの方向に集中して流れていく場合と比較して、化粧料Cが傾斜部5Aに衝突したときの力を更に小さくすることができる。したがって、本実施形態の充填装置1によれば、化粧料Cの表面に色むらやフローマークなどを更に生じにくくすることができ、化粧料Cの外観不良を更に抑制することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図9は、本発明の第3実施形態に係る化粧料Cの充填を開始した状態を示す模式図である。図10は、所定の量目の化粧料Cを化粧皿10に充填した状態を示す模式図である。
前記第1実施形態では、吸引ヘッド3は、下面に形成された傾斜部5を備え、この傾斜部5の形状は、化粧料Cの充填を開始したときと、化粧料Cの充填を満了したときとで同じであった。
これに対して、本実施形態では、吸引ヘッド3Bは、図9および図10に示すように、下面に形成された傾斜部5Bを備え、この傾斜部5Bの形状は、化粧料Cの充填を開始したときと(図9参照)、化粧料Cの充填を満了したときと(図10参照)で相違している点で異なる。
吸引ヘッド3Bおよび傾斜部5Bは、ウレタン製であり、前記第1実施形態における吸引ヘッド3および傾斜部5と同一の形状に形成されている。
以下、本実施形態の充填装置1にて化粧皿10に化粧料Cを充填する方法について、図9および図10に加え、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、充填装置1は、図3および図9に示すように、化粧料Cの充填を開始する(S1:充填ステップ)。
ここで、傾斜部5Bは、ノズル23から吐出された化粧料Cの流路上に位置する吸引ヘッド3Bの所定の領域に形成されるとともに、化粧料Cの吐出方向に対して傾斜している。したがって、傾斜部5Bは、自己の傾斜に沿ってノズル23から吐出された化粧料Cの流れを変えることができる。
また、吸引ヘッド3Bおよび傾斜部5Bは、弾性変形自在なウレタン製であるので、傾斜部5Bは、化粧皿10内に充填された化粧料Cの増加に伴って、化粧料Cの吐出方向に対して直交するように徐々に変形していく。
なお、本実施形態では、傾斜部5Bをウレタン製とすることによって、このような変形を可能にする構造としているが、バネなどの他の弾性体を利用してもよい。
次に、図3および図10に示すように、所定の量目の化粧料Cが化粧皿10に充填されると、充填装置1は、化粧料Cの充填満了を検知する(S2:検知ステップ)。このとき、傾斜部5Bは、化粧料Cの吐出方向に対して直交するように変形している(図10上向矢印)。
そして、充填装置1は、化粧料Cの充填満了を検知した場合に、ポンプ22に化粧料Cの吐出を停止させることによって、化粧料Cの充填を停止する(S3:停止ステップ)。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる他、以下の作用、効果を奏することができる。
(5)化粧料Cの充填を満了したときには、傾斜部5Bは、化粧料Cの吐出方向に対して直交するように変形しているので、充填後の化粧料Cの表面には傾斜部5Bの痕跡が残りにくくなる。したがって、本実施形態の充填装置1によれば、化粧料Cの外観不良を更に抑制することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、容器は、一体的に構成された化粧皿10としていたが、底面部と、枠状の側面部とを組み合わせることによって、皿状の容器を構成してもよい。要するに、容器は、皿状であればよい。
前記各実施形態では、傾斜部5,5A,5Bは、吸引ヘッド3,3A,3Bに形成されていたが、吸収シート4に形成してもよい。要するに、傾斜部は、ノズルから吐出された化粧料の流路上に位置する閉塞部の所定の領域に形成されていればよい。なお、傾斜部を吸収シート4に形成するには、例えば、エアーを吹き付けて吸収シート4の形状を変形させることによって形成することができる。これによれば、エアーを吹き付ける強さを調整することによって、前記第3実施形態のように、容器内に充填された化粧料の増加に伴って、化粧料の吐出方向に対して直交するように徐々に変形していくように傾斜部を構成することもできる。
前記第1実施形態および前記第3実施形態では、傾斜部5,5Bは、2つの傾斜面51,52を有していたが、1つの傾斜面を有していてもよく、3つ以上の傾斜面を有していてもよい。また、前記第2実施形態では、傾斜部5Aは、円錐状に形成されていたが、三角錘状や四角錘状などの他の錘状に形成されていてもよい。要するに、傾斜部は、ノズルから吐出された化粧料の流路上に位置する閉塞部の所定の領域に形成されるとともに、化粧料の吐出方向に対して傾斜していればよい。
以上のように、本発明は、スラリー状の化粧料を容器に充填する化粧料の充填装置に好適に利用できる。
1 充填装置
2 充填機
3,3A,3B 吸引ヘッド(閉塞部)
4 吸収シート(閉塞部)
5,5A,5B 傾斜部
10 化粧皿
10A 充填孔
20 プレスヘッド
21 貯留槽
22 ポンプ
23 ノズル
51,52 傾斜面
C 化粧料
S1 充填ステップ
S2 検知ステップ
S3 停止ステップ

Claims (5)

  1. スラリー状の化粧料を皿状の容器の底面に形成された充填孔を介して前記容器に充填する化粧料の充填装置であって、
    前記充填孔に当接するとともに、前記化粧料を前記容器に吐出するノズルと、
    前記容器の表面の開口を閉塞することによって、前記容器内を密閉された空間として形成する閉塞部と、
    前記ノズルから吐出された前記化粧料の流路上に位置する前記閉塞部の所定の領域に形成されるとともに、前記化粧料の吐出方向に対して傾斜する傾斜部とを備えることを特徴とする化粧料の充填装置。
  2. 請求項1に記載された化粧料の充填装置において、
    前記閉塞部は、
    前記容器の表面の開口を閉塞するとともに、前記化粧料に含まれる溶剤を吸引して除去する吸引ヘッドを備え、
    前記傾斜部は、前記吸引ヘッドに形成されることを特徴とする化粧料の充填装置。
  3. 請求項2に記載された化粧料の充填装置において、
    前記傾斜部は、
    前記ノズルから吐出された前記化粧料の流路上に形成された複数の傾斜面を有し、
    前記複数の傾斜面のそれぞれは、前記容器の底面に近づくに従って、前記化粧料の流路に近接していくように形成されることを特徴とする化粧料の充填装置。
  4. 請求項2に記載された化粧料の充填装置において、
    前記傾斜部は、前記ノズルから吐出された前記化粧料の流路上に頂点を有する錐状に形成されるとともに、前記化粧料の吐出方向に対して対向するように突出して形成されることを特徴とする化粧料の充填装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された化粧料の充填装置において、
    前記傾斜部は、前記容器内に充填された前記化粧料の増加に伴って、前記化粧料の吐出方向に対して直交するように徐々に変形していくことを特徴とする化粧料の充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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