JP2014166423A - 遊技台 - Google Patents

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良彦 松下
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Abstract

【課題】メンテナンス時の作業性を向上させることができる遊技台を提供する。
【解決手段】遊技台は、第一、第二、第三、および第四のユニットを備え、前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対する位置を変位させることが可能であるとともに、前記第三、および前記第四のユニットを含んで構成されたユニットである。前記第三のユニットは、第一の部品、前記第一の部品を覆うことが可能なケース、および、前記第一の部位が設けられたベース体を含んで構成されたユニットであり、前記第四のユニットは、第二の部品を含んで構成されたユニットである。また、前記ベース体の前記第一の部位は、前記第四のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことが可能な部位である。
【選択図】図4

Description

本発明はパチンコ機等に代表される遊技台に関する。
従来のパチンコ機は、遊技の進行を主として制御する主制御基板に加えて、演出装置等の制御を行う演出制御基板や、賞球または貸球の払い出しを制御する払出制御基板等の複数の制御用回路基板を備えている。これらの回路基板は、一部が基板ケース内に収納される等して、パチンコ機の背面に取り付けられている。このため、パチンコ機の保守点検(メンテナンス)においてこれらの回路基板を取り外す場合があり、このような場合に、取り外された回路基板は接続コードによって宙吊りにされることが常であった。これに対し、回路基板を収納した基板ケースを取り外した後に、パチンコ機の背面の一部に仮置きすることができるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−085663号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のパチンコ機では、回路基板を接続コードで宙吊り状態とすることによる接続コードやコネクタ等の破損の問題を解消してはいるが、仮置きされた回路基板がメンテナンス作業の邪魔になるという問題があった。特に、パチンコ機が遊技店の遊技島に設置された場合には、扉状の内枠を開いた状態でメンテナンス作業を行うことから、作業スペースが狭く、メンテナンス時の作業性を向上させることのできるパチンコ機の開発が望まれていた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、メンテナンス時の作業性を向上させることができる遊技台を提供しようとするものである。
本発明は、複数のユニットを備えた遊技台であって、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第一のユニットであり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第二のユニットであり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第三のユニットであり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第四のユニットであり、前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対する位置を変位させることが可能なユニットであり、前記第二のユニットは、前記第三のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第二のユニットは、前記第四のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、第一の部品を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、ケースを少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、ベース体を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第四のユニットは、第二の部品を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記ケースは、前記第一の部品を少なくとも覆うことが可能なケースであり、前記ケースは、前記ベース体に少なくとも取り付け可能なケースであり、前記ベース体は、第一の部位が少なくとも設けられたベース体であり、前記第一の部位は、前記第四のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことが可能な部位である、ことを特徴とする遊技台である。
本発明にかかる遊技台によれば、メンテナンス時の作業性が向上するという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機100を正面から見た状態を示す略示正面図である。 パチンコ機100を背面(遊技島側)から見た状態を示した外観斜視図である。 内枠182を開状態としたパチンコ機100の斜視図である。 内枠182を開状態としたパチンコ機100の斜視図である。 内枠182を裏面側から見た斜視図である。 (a)は内枠182から電源基板ベース200および払出制御基板ベース220を取り外した斜視図であり、(b)は電源基板支持ブラケット187と電源基板ベース200との関係を示す分解斜視図であり、(c)は電源基板ベース200と払出制御基板ベース220との関係を示す分解斜視図である。 払出制御基板196、払出制御基板ベース220および払出制御基板ケース230の分解斜視図である。 (a)は払出制御基板ベース220を前方から見た図であり、(b)および(c)は払出制御基板ベース220の斜視図である。 (a)は特図の停止表示態様の一例を示した図であり、(b)は装飾図柄の一例を示した図であり、(c)は普図の停止表示態様の一例を示した図である。 主制御部300、演出制御部350、払出制御部400、発射制御部450、および電源管理部500の回路ブロック図である。 (a)は大当たり判定テーブルの一例を示した図であり、(b)は大当たり時の特図選択テーブルの一例を示した図であり、(c)はタイマ番号決定テーブルの一例を示した図である。 主制御部リセット割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 スロットマシン600を示した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施例に係るパチンコ機(遊技台)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施例に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面(遊技者側)から見た状態を示す略示正面図である。
パチンコ機100は、遊技領域104を覆う閉状態および該遊技領域104を開放する開状態のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な上扉150と、この上扉150の奥側に視認可能に配設された遊技盤(盤面)102を備えている。この遊技盤102には、遊技球(以下、単に球と称する場合がある。)を遊技盤102の中央に位置する遊技領域104に案内するための外レール106と内レール108を配設している。
遊技領域104の中央やや上側には、横長の装飾図柄表示装置110を配設し、遊技領域104の右下には、普通図柄表示装置112と、特別図柄表示装置114と、普通図柄保留ランプ116と、特別図柄保留ランプ118とを配設している。なお、以下、普通図柄を普図、特別図柄を特図と称する場合がある。さらに、装飾図柄表示装置110の右下方には高確中ランプ120を配設し、装飾図柄表示装置110の左方から下方にかけては、ワープ装置121を配設している。
装飾図柄表示装置110は、装飾図柄(図9(b)参照)を表示するための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置によって構成する。この装飾図柄表示装置110は、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの3つの表示領域に分割し、各々の表示領域110a、110b、110cに異なった装飾図柄を表示することを可能としている。
普図表示装置112は、普図(図9(c)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。特図表示装置114は、特図(図9(a)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ116は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技の開始を2つまで保留することを可能としている。特図保留ランプ118は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技の開始を4つまで保留することを可能としている。
高確中ランプ120は、遊技状態が高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
ワープ装置121は、装飾図柄表示装置110の左方で左上方に向けて開口する入球口に入球した遊技球を後述する第1特図始動口126および第2特図始動口128の上方の排出口から排出するものである。従って、このワープ装置121を通過した遊技球は、第1特図始動口126または第2特図始動口128に高い確率で入球するようになっている。
また、これらの表示装置やランプ等の周囲には、一般入賞口122と、普図始動口124と、第1特図始動口126と、第2特図始動口128と、可変入賞口130を配設している。
一般入賞口122は、本実施例では左右に2つずつ配設しており、この一般入賞口122への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口122に入賞した場合)、後述する払出装置を駆動し、所定の個数(本実施例では10個)の球を賞球として後述する貯留皿171に排出する。貯留皿171に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口122に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を賞球、遊技者に貸し出す球を貸球と区別して呼ぶ場合があり、賞球と貸球を総称して球(遊技球)と呼ぶ。
普図始動口124は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域104の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では左右に1つずつ配設している。普図始動口124を通過した球は一般入賞口122に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口124を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置112による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口126は、本実施例では中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口126への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として後述する貯留皿171に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口126に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口128は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口126の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口128は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置112が当たり図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口128への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として後述する貯留皿171に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口128に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口130は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技領域104の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口130は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選し、特図表示装置114が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口130への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置を駆動し、所定の個数(本実施例では15球)の球を賞球として後述する貯留皿171に排出する。なお、可変入賞口130に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材132や、遊技釘134を複数個、配設していると共に、内レール108の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口136を設けている。
上扉150の下方には、上扉150同様に開閉状態を変化可能な下扉160を配設している。下扉160の後方(遊技盤102の下方)には、後述する発射モータによって回動する発射杆(図示省略)と、この発射杆の先端部に取り付けられて球を遊技領域104に向けて打ち出す発射槌(図示省略)と、この発射槌によって打ち出された球を外レール106に導くための発射レール(図示省略)と、この発射レールに発射槌によって打ち出す球を供給する球送り装置(図示省略)等が配設されている。
そして、下扉160には、球を一時的に貯留すると共に、貯留している球を順次、球送り装置に供給するための貯留皿171と、発射杆を制御して遊技領域104に向けて球の発射強度の操作を行うための操作ハンドル172と、遊技者による押下操作が可能であり、所定の時期にその操作を検出した場合に上述の装飾図柄表示装置110などによる演出表示を変化させるためのチャンスボタン173と、遊技者が貸球の貸し出しを受ける場合に押下される球貸しボタン174と、貯留皿171に貯留できない球を別の容器に排出するための下部排出口175と、後述する払出通路から下部排出口175に繋がる通路を開閉するための球抜きレバー176を配設している。
また、演出用のスピーカとして、上扉150の上部に2つの上部スピーカ150aを配設すると共に、下扉160の左側内部に1つの下部スピーカ160aを配設している。上部スピーカ150aは、直前の上部スピーカダクトに接続され、下部スピーカ160aは、操作ハンドル172の下方で前方に向けて開口する下部スピーカダクト160bに接続されている。
さらに、図示は省略するが、装飾用のランプとして、遊技盤102の所定箇所(例えば、内レール108の内周側に沿った箇所)に複数種類の盤ランプを配設すると共に、上扉150および下扉160の所定箇所に複数種類の枠ランプを配設している。
このパチンコ機100は、遊技者が貯留皿171に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル172の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆および発射槌によって外レール106、内レール108を通過させて遊技領域104に打ち出す。そして、遊技領域104の上部に到達した球は、打球方向変換部材132や遊技釘134などによって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や始動口(第1特図始動口126、第2特図始動口128)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口124を通過するのみでアウト口136に到達する。
図2は、パチンコ機100を背面(遊技島側)から見た状態を示した外観斜視図である。同図に示されるように、パチンコ機100は、遊技島に固定される部材である外枠180と、この外枠180の前方(遊技者側)に開状態と閉状態うちの一方から他方に開閉状態を変化可能、すなわち回転開閉可能に配設される内枠182を備えている。上述の上扉150および下扉160は、この内枠182の前方に回転開閉可能に配設されている。内枠182は、内枠支持ブラケット183を介して、パチンコ機100の正面から見て左端部に設定された略鉛直方向の回転軸を中心として、外枠180に対して回転開閉可能となっている。また、上扉150および下扉160は、内枠支持ブラケット183を介して、内枠182の回転軸と同一の回転軸を中心として、内枠182に対して回転開閉可能となっている。
内枠182の表面(パチンコ機100の正面側の面)側には上述の遊技盤102等が配設されている。そして、内枠182の裏面(パチンコ機100の背面側の面)側上部には、遊技島から供給された遊技球を一時的に貯留するタンク184と、タンク184に貯留された遊技球を払出装置185に導く2条の通路であるタンクレール186が配設されている。払出装置185は、複数の遊技球を保持すると共に、所定の個数の賞球または貸球を貯留皿171に向けて払い出すものであり、パチンコ機100の背面から見てタンクレール186の右側下方に配設されている。
タンクレール186の略真下には、後述する演出制御部を構成する演出制御基板190および装飾図柄表示装置110が前後に(内枠182の表面から裏面方向に)重ねられて配設されている。さらに、演出制御基板190および装飾図柄表示装置110の下方には、後述する主制御部を構成する主制御基板192およびその他の回路基板194が前後に(内枠182の表面から裏面方向に)重ねられて配設されており、さらにその下には、後述する払出制御部を構成する払出制御基板196および電源基板198が配設されている。
なお、本実施例では、遊技の結果に影響を及ぼし、または及ぼすおそれがある機能を有する基板である主基板(主制御基板192、払出制御基板196等)を、内枠182を開いた状態で容易に視認可能な内枠182の最裏面に配設している。そして、主基板のうちマイクプロセッサまたはROMが装着されていない副基板(電源基板198等)をこれら最裏面の主基板の前方に重ねて配設している。
<払出制御基板および電源基板>
次に払出制御基板196および電源基板198の詳細について説明する。図3および図4は内枠182を開状態としたパチンコ機100の斜視図であり、図5は、内枠182を裏面側から見た斜視図である。以下、内枠182の表面側を前、裏面側を後として説明する。なお、図3、図4および図5では、構造を分かりやすくするために、遊技盤102、装飾図柄表示装置110、演出制御基板190、主制御基板192およびその他の回路基板194等の図示を省略している。
これらの図に示されるように、電源基板198は、横長の長方形板状の電源基板ベース200に固定された横長の箱状の電源基板ケース210内に収納されて配設されている。また、払出制御基板196は、横長の長方形板状の払出制御基板ベース220に固定されると共に、略横向きT字形の窪みを有するトレー状の払出制御基板ケース230にパチンコ機100の背面側から覆われた状態で配設されている。
本実施例では、遊技者への賞球の払い出しを制御する払出制御基板196を電源基板198の外側(後方)に配設している。すなわち、払出制御基板196は、内枠182の最裏面に配設されている。払出制御基板196は、遊技に対する特典を遊技者に与えることに関係する制御を行う部材であり、基板上の電子部品等を不正に交換するなどの不正行為が行われやすいため、内枠182を開くだけで容易に視認することができる位置に払出制御基板196を配設している。そして、電源基板ベース200は内枠182の裏面側に、内枠182に対して回転開閉可能に配設されており、払出制御基板ベース220は電源基板ベース200の外側に、電源基板ベース200に対して回転開閉可能に配設されている。
図6(a)は、内枠182から電源基板ベース200および払出制御基板ベース220を取り外した斜視図である。同図に示されるように、内枠182には、裏面側から見て右下部に電源基板ベース200を回転可能に支持する電源基板支持ブラケット187が配設されている。より具体的には、電源基板ベース200の前方には、遊技に使用された遊技球(一般入賞口122やアウト口136に入球した遊技球)を遊技島に向けて排出するための排出通路188が配設されており、電源基板支持ブラケット187は、この排出通路188の後方から見て右端部に配設されている。
図6(b)は電源基板支持ブラケット187と電源基板ベース200との関係を示す分解斜視図であり、図6(c)は電源基板ベース200と払出制御基板ベース220との関係を示す分解斜視図である。同図(b)に示されるように、電源基板支持ブラケット187には、上下に同軸的に形成された2つの支持孔187aが形成されている。また、電源基板ベース200の前方から見た左端部には、上下に同軸的に形成された2つの円柱状の回転用突起202が下方に向けて突設されている。電源基板ベース200は、この2つの回転用突起202が電源基板支持ブラケット187の2つの支持孔187aにそれぞれ挿入されることで、内枠182に対して回転可能に支持される。
また、図6(c)に示されるように、電源基板ベース200の回転用突起202の上部には、上方に向けて開口する支持穴204が、回転用突起202と同軸的にそれぞれ形成されており、払出制御基板ベース220の前方から見た左端部には、上下に同軸的に形成された2つの円柱状の回転用突起222が下方に向けて突設されている。払出制御基板ベース200は、この2つの回転用突起222が電源基板ベース200の2つの支持穴204にそれぞれ挿入されることで、電源基板ベース200に対して回転可能に支持される。
従って、電源基板ベース200および払出制御基板ベース220は、内枠182の裏面側から見た右端近傍において略鉛直方向に設定された同一の回転軸を中心として、回転開閉可能に構成されている。すなわち、電源基板198および払出制御基板196は、電源基板ベース200および払出制御基板ベース220と共に、内枠182の回転軸と略平行且つ同一側に設定された回転軸を中心として、図2に示されるような閉状態から、図3、図4または図5に示されるように、後方(内枠182の裏面側)に開いて開状態とすることができる。このとき、図3に示されるように、払出制御基板ベース220を電源基板ベース200に対して閉状態として、両者を一体的に開閉することが可能である。また、図4または図5に示されるように、電源基板ベース200および払出制御基板ベース220を分離して個別に開閉することも可能である。
このように、本実施例では、電源基板198を払出制御基板196と共に回転開閉可能に配設することで、電源基板198および払出制御基板196を前後に重ねて配設し、パチンコ機100内部のスペースを有効に活用しながらも、例えば電源基板198の内側(前方)に配設された排出通路188等の部品の視認および取り外し等が可能となり、これら部品等のメンテナンスを容易に行うことを可能としている。また、さらに払出制御基板196を電源基板198に対して回転開閉可能に配設することで、電源基板198のメンテナンス性が犠牲とならないようにしている。
また、遊技店では一般に、パチンコ機100を遊技島に設置した状態のまま内枠182を開状態とした狭いスペースの中でメンテナンス作業が行われているが、本実施例に係るパチンコ機100は、電源基板198または払出制御基板196を回転開閉することで、このような狭いスペースの中でも各種部品に容易にアクセス可能となっている。すなわち、本実施例に係るパチンコ機100は、遊技店におけるメンテナンス作業の作業性を向上させたものとなっている。
なお、電源基板ベース200の回転用突起202の反対側端部には、2つのワンタッチクリップ206が設けられている。電源基板ベース200は、これらのワンタッチクリップ206の先端を内枠182に形成されたクリップ止め穴182aに挿入して係止させることで、閉状態に固定されるようになっている。また、払出基盤ベース220も同様に、回転用突起222の反対側端部に設けられた係合部224を電源基板ベース200に形成された係合部208に係合させることで、閉状態に固定されるようになっている。
また、本実施例では、電源スイッチやRAMクリアボタン等からなる電源基板198の操作部198aを、内枠182および電源基板ベース200の回転軸と反対側の側面に設けている。これにより、払出制御基板196と電源基板198を前後に重ねて配設し、パチンコ機100内部のスペースを有効に活用しながらも、電源基板198の操作性が犠牲とならないようにしている。
図7は、払出制御基板196、払出制御基板ベース220および払出制御基板ケース230の分解斜視図である。払出制御基板196の上下両端面には、3つの直方体状の係合片196aがそれぞれ形成されている。また、図示は省略するが、払出制御基板196の裏面(払出制御基板ベース220側の面)には、4つの鉤状の係合突起が形成されている。そして、払出制御基板ベース220の上下両端部には3つの鉤状の係合片226がそれぞれ形成され、払出制御基板196の4つの鉤状の係合突起に対応する位置には4つの略四角形状の係合孔227が形成されている。
払出制御基板196は、鉤状の係合突起を払出制御基板ベース220の係合孔227に挿入して横方向にスライドさせることによって、鉤状の係合突起を係合孔227に係合させると共に、払出制御基板196の直方体状の係合片196aを払出制御基板ベース220の鉤状の係合片226に係合させることで、払出制御基板ベース220に固定される。
払出制御基板ケース230は、払出制御基板196の表面を覆うようにして払出制御基板196に固定される。詳細には、払出制御基板196の表面の左端近傍から突出する棒状の係合突起196bと払出制御基板ケース230の係合孔232に挿入して係合させると共に、払出制御基板ケース230の上下両端面にそれぞれ形成された4つの係合片234を、払出制御基板196の上下両端面にそれぞれ形成された4つの係合孔196cに挿入して係合させることで、払出制御基板ケース230は、払出制御基板196に固定される。
払出制御基板ケース230は、透明な材質から構成されており、内部に収納した払出制御基板196に装着された電子部品等の状態を外部から視認することが可能となっている。また、払出制御基板196および払出制御基板ケース230の左右両端部にはそれぞれ、払出制御基板196を封印するためのかしめ構造240が設けられており、払出制御基板ケース230を取り外して払出制御基板196に装着された電子部品等が不正に交換されたような場合に、その痕跡を残すようになっている。
なお、本実施例では、払出制御基板ケース230は、払出制御基板196の表面を覆って、払出制御基板196の表面に装着された電子部品等を封印するものであるが、払出制御基板196全体を収納するものであってもよい。また、払出制御基板ベース220と払出制御基板ケース230が兼用された構造を採用してもよい。
図8(a)は払出制御基板ベース220を前方から見た図であり、同図(b)および(c)は、払出制御基板ベース220の斜視図である。これらの図に示されるように、払出制御基板ベース220は、回転用突起222と反対側の端部が前方に向けて曲折された略長方形板状となっている。この曲折されて前方に突出した部分は電源基板198の操作部198aと重なる部分であるため、この操作部198aを開放するための開口部228が形成されている。
また、払出制御基板ベース220の電源基板198と対向する面220aには、格子状のリブ229が形成されている。本実施例では、払出制御基板ベース220の電源基板198と対向する面220aにリブ229を形成することで、強度を維持しながらも払出制御基板ベース220を軽量化すると共に、電源基板198(電源基板ケース210)との間に所定の空間が形成されるようにしている。すなわち、電源基板198と払出制御基板196との間に、電源基板198が発する熱を逃がす空間を設けることで、電源基板198が発する熱が払出制御基板196に伝わらないようにしている。これにより、払出制御基板196が加熱されて故障や誤作動を起こすのを防止することができる。
なお、本実施例では、主制御基板192およびその他の回路基板194も、払出制御基板196および電源基板198と同様の構成で配設されているが、説明は省略する。
<図柄の種類>
次に、図9(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の特図表示装置114、装飾図柄表示装置110、普図表示装置112が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
図9(a)は特図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の特図の停止表示態様には、大当たり図柄である特図1と、特別大当たり図柄である特図2と、外れ図柄である特図3の3種類がある。第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として特図変動遊技を開始した場合には、特図表示装置114は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す特図の変動表示を行う。そして、特図の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図変動遊技(大当たり遊技)の当選を報知する場合には特図1を停止表示し、特図変動遊技(特別大当たり遊技)の当選を報知する場合には特図2を停止表示し、特図変動遊技の外れを報知する場合には特図3を停止表示する。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
図9(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施例の装飾図柄には、装飾1〜装飾7の7種類がある。第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置110の左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの各図柄表示領域に、装飾1→装飾2→装飾3→・・・・装飾6→装飾7→装飾1→・・・の順番で表示を切り替える装飾図柄の変動表示を行う。そして、特図変動遊技(大当たり遊技)の当選を報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、装飾2−装飾2−装飾2))を停止表示し、特図変動遊技(特別大当たり遊技)の当選を報知する場合には、特別大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、装飾1−装飾1−装飾1))を停止表示する。なお、大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、大当たり遊技、または特別大当たり遊技を開始し、特別大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、特別大当たり遊技を開始する。また、外れを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示した後で、保留している装飾図柄の変動表示があれば、その変動表示を開始する。
図9(c)は普図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の普図の停止表示態様には、当たり図柄である普図1と、外れ図柄である普図2の2種類がある。普図始動口124を球が通過したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として普図表示遊技を開始した場合には、普図表示装置112は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す普図の変動表示を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には普図1を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には普図2を停止表示する。
<制御部>
次に、図10を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は主制御部、演出制御部、払出制御部、発射制御部、および電源管理部の回路ブロック図である。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単にコマンドと呼ぶ)に応じて、主に演出の制御を行う演出制御部350と、主制御部300が送信するコマンドに応じて、主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部400と、遊技球の発射制御を行う発射制御部450と、パチンコ機100に供給される電源を、パチンコ機100に搭載した電気部品に送電するための所定の電力を生成する電源管理部500によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数などを計測するためのカウンタタイマ312と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する演出制御部350や払出制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発信器314bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発信器314aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路316(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、上扉150および下扉160の開放/閉鎖を検出する扉開放センサ、内枠182の開放/閉鎖を検出する内枠開放センサ、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサなどを含む各種センサ318が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路316および基本回路302に出力するためのセンサ回路320と、特図表示装置114の表示制御を行うための表示回路322と、普図表示装置112の表示制御を行うための表示回路324と、各種状態表示部326(普図保留ランプ116、特図保留ランプ118など)の表示制御を行うための表示回路328と、第2特図始動口128や可変入賞口130などを開閉駆動する各種ソレノイド330を制御するためのソレノイド回路332を接続している。
なお、第1特図始動口126に球が入賞したことを球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、第1特図始動口126に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口126に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路316は、第2特図始動口128に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口128に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口128に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路334を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路550にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部500から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路(図示省略)を設けており、この電圧監視回路は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号を出力する起動信号出力回路(図示省略)を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300には、演出制御部350にコマンドを送信するための出力インターフェースと、払出制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェースをそれぞれ設けており、演出制御部350には、主制御部300からコマンドを受信するための入力インターフェースを設け、払出制御部400には、主制御部300からコマンドを受信するための入力インターフェースを設けている。この構成により、主制御部300と、演出制御部350および払出制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と演出制御部350および払出制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は演出制御部350および払出制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、演出制御部350および払出制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<演出制御部>
次に、パチンコ機100の演出制御部350について説明する。
演出制御部350は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて演出制御部350の全体を制御する基本回路352を備えており、この基本回路352には、CPU354と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM356と、一時的にデータを記憶するためのRAM358と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O360と、時間や回数などを計測するためのカウンタタイマ362を搭載している。この基本回路352のCPU354は、水晶発信器364が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路352には、上部スピーカ150aおよび下部スピーカ160a等の各種スピーカ366(およびアンプ)の制御を行うための音源IC368と、枠ランプ、盤ランプなどの各種ランプ370の制御を行うための表示回路372と、各種演出用ソレノイド等374の制御を行うためのソレノイド回路376と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)110の制御を行うための液晶制御回路378と、チャンスボタン173の操作を検出した場合に基本回路352に検出信号を出力するチャンスボタン検出回路380を接続している。
また、演出制御部350には、電源が投入されると起動信号を出力する起動信号出力回路(図示省略)を設けており、CPU354は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、演出制御を開始する。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部400、発射制御部450、および電源管理部500について説明する。
払出制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置185を制御すると共に、払出センサ404が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インターフェース部406を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット552との通信を行う。
発射制御部450は、払出制御部400が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、操作ハンドル172内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による操作ハンドル172の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆および発射槌を駆動する発射モータ452の制御や、貯留皿171から発射レールに球を供給する球送り装置454の制御を行う。
電源管理部500は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、払出制御部400などの各制御部や払出装置185などの各装置に供給する。さらに、電源管理部500は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308など)に所定の期間(例えば10日間)電力を供給するための蓄電装置(例えばコンデンサ)と、この蓄電装置よりも静電容量が小さく、所定の部品(例えば主制御部300の基本回路302全体)に供給している電力が、静電気ノイズ、人的なミス、遊技台に供給される電力の低下などが原因で変動し、低下している場合に、ある程度の電力を補うための蓄電装置(例えばコンデンサ)をさらに備えている。この蓄電装置により、所定の部品(例えば主制御部300)に供給される電力が電断時、復電時などに不安定になっても、ある程度安定してその所定の部品は動作できるように構成している。また、電源管理部500を構成する電源基板には遊技店の店員などが操作可能な操作部(RAMクリアスイッチ)を備えており、電源投入時にこの操作部が操作されていることを検出した場合には、各制御部の基本回路302および352に、RAM308および358を初期化することを指令するRAMクリア信号を出力するようにしている。
<主制御部のデータテーブル>
次に、パチンコ機100の主制御部300のROM306が記憶しているデータテーブルについて説明する。図11(a)に示す大当たり判定テーブルは、RAM308に設けた遊技状態格納領域に記憶している特図抽選状態の種類と、抽選データと、を対応付けして記憶したデータテーブルである。
主制御部300の基本回路302は、この大当たり判定テーブルを用いて特図変動遊技を当選(大当たり)とするか、不当選(外れ)とするかの決定、すなわち大当たり判定を行う。なお、特図抽選状態の情報は、特図変動遊技を所定の低確率で当選と判定する低確率状態を示す情報、および低確率よりも高い高確率で特図変動遊技を当選と判定する高確率状態を示す情報などを含むが、以下、これらを単に低確率状態および高確率状態と称する。また、遊技状態格納領域に記憶する情報には別の情報もあるが、これらの情報については後述する。
大当たり判定テーブルの抽選データは、第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出した場合に開始する特図変動遊技の結果を決定するために使用する抽選データである。例えば、特図抽選状態が低確率状態の場合、取得した特図当選乱数値(乱数値については後述する)が10001〜10187であるときは、特図変動遊技の当選と判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に大当たりとなることを示す情報を設定する(以下、大当たりフラグの格納領域に大当たりの情報を設定することを「大当たりフラグをオンに設定する」という)。一方、取得した特図当選乱数値が10001〜10187以外の数値である場合には、特図変動遊技の外れと判定して上述の大当たりフラグの格納領域に外れとなることを示す情報を設定する(以下、大当たりフラグの格納領域に外れの情報を設定することを「大当たりフラグをオフに設定する」という)。なお、本実施例では、特図当選乱数値の取り得る数値範囲は0〜65535(数値範囲の大きさは65536)、低確率状態における抽選データが示す数値範囲は10001〜10187(数値範囲の大きさは187)であるから、低確率状態の第1特図始動口126または第2特図始動口128への球の入賞に基づく特図変動遊技の当選確率は、約1/350.4(=187/65536)である。これに対して、高確率状態における抽選データが示す数値範囲は20001〜21871(数値範囲の大きさは1871)であるから、高確率状態の第1特図始動口126または第2特図始動口128への球の入賞に基づく特図変動遊技の当選確率は約1/35.0(=1871/65536)であり、特図変動遊技の当選確率は、低確率状態よりも高確率状態の方が高くなるように設定している。
図11(b)に示す高確率状態移行判定テーブルは、上述の大当たり判定の結果、大当たりと判定した場合に使用する抽選データを記憶したデータテーブルである。
主制御部300の基本回路302は、この高確率状態移行判定テーブルを用いて、特図変動遊技の終了後に大当たり遊技を開始するか、または特別大当たり遊技を開始するかの判定、すなわち確変移行判定を行う。例えば、取得した特図乱数値(乱数値については後述する)が11〜74の数値である場合には、RAM308に設けた確変(確率変動)フラグの格納領域に、特図変動遊技の終了後に特別大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する(ここで、確変フラグの格納領域に特別大当たり遊技開始の情報を設定することを確変フラグをオンに設定するという)。一方、取得した特図乱数値が11〜74の数値以外である場合には、上述の確変フラグの格納領域に、大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する(ここで、確変フラグの格納領域に大当たり遊技開始の情報を設定することを確変フラグをオフに設定するという)。なお、本実施例では、特図乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)、抽選データの移行判定乱数の範囲は11〜74(数値範囲の大きさは64)であるから、大当たり判定の結果が当選である場合に確変移行判定の結果を当選にする確率、すなわち特別大当たりを開始する確率は1/2(=64/128)である。
図11(c)に示すタイマ番号決定テーブルは、上述の大当たりフラグと、抽選データと、特図表示装置114による特図の変動表示を開始してから停止表示をするまでの変動時間を示すタイマ番号と、を対応付けして記憶したデータテーブルである。
主制御部300の基本回路302は、このタイマ番号決定テーブルと、上述の大当たり判定結果(大当たりフラグの値)および後述する特図タイマ乱数値(乱数値については後述する)に基づいて、タイマ番号を選択する。例えば、大当たりフラグがオフで、取得した特図タイマ乱数値が0〜60235の数値である場合には、タイマ番号としてタイマ1(変動時間5秒)を選択し、大当たりフラグがオンで、取得した特図タイマ乱数値が0〜15535の数値である場合には、タイマ番号としてタイマ2(変動時間10秒)を選択する。なお、本実施例では、特図タイマ乱数値の取り得る数値範囲は0〜65535(数値範囲の大きさは65536)、上述の大当たり判定結果が不当選の場合は、タイマ1のタイマ乱数の範囲は0〜60235(数値範囲の大きさは60236)であるから、タイマ番号としてタイマ1(変動時間5秒)を選択する確率は60236/65536である。また、タイマ番号として、タイマ2(変動時間10秒)を選択する確率は4250/65536、タイマ3(変動時間20秒)を選択する確率は800/65536、タイマ3(変動時間40秒)を選択する確率は250/65536である。一方、大当たり判定結果が当選の場合は、タイマ2のタイマ乱数の範囲は0〜15535(数値範囲の大きさは15536)であるから、タイマ番号としてタイマ2(変動時間10秒)を選択する確率は15535/65536である。また、タイマ番号として、タイマ3(変動時間20秒)を選択する確率は9000/65536、タイマ4(変動時間40秒)を選択する確率は38000/65536、タイマ5(変動時間50秒)を選択する確率は3000/65536である。
<主制御部リセット割り込み処理>
次に、図12を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部リセット割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部リセット割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号を出力する起動信号出力回路を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って処理を実行し、まず、ステップS101で各種の初期設定を行う。この初期設定では、入出力ポートの初期設定、各種変数の初期化、後述する主制御部タイマ割り込み処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理などを行う。
ステップS102では、復帰データ(前回、電源が遮断された時点における制御状態を復帰させるための情報を保存したデータ)をRAM308が記憶しているか否かを判断する。そして、復帰データをRAM308に記憶していた場合にはステップS103に進み、記憶していなかった場合にはステップS104に進む。
ステップS103では、復帰データを用いて、電源の遮断前の状態に復帰する。
ステップS104では、ソフトウェア乱数カウンタの更新を行う。ここでは、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始する主制御部タイマ割り込み処理を行っている間を除いて、このステップS104の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割り込み処理>
次に、図13を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割り込みを発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割り込みを契機として主制御部タイマ割り込み処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、I/O310の入力ポートの値を取得して、各種センサ318の状態を検出する。例えば、第1、第2特図始動口126、128に球が入球していることを検出した場合にオン信号を出力する球検出センサからの信号を入力する。他の入賞口、始動口などについても対応する球検出センサからの信号を入力する。このステップS201において入力した結果は、RAM308に各種センサごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップS202では、ソフトウェア乱数カウンタの更新を行う。ここでは、主制御部300で使用する普図当選乱数値および特図乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタと、上述の普図当選乱数値、および特図乱数値の初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。これらの処理の後でステップS104で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行う。なお、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS203では、上述のステップS201で各種センサから入力した信号の状態に基づいて入賞検出を行う。この入賞検出では、入賞口や始動口(一般入賞口122、第1、第2特図始動口126、128および可変入賞口130)に入賞(入球)があった場合には、RAM308に設けた賞球数記憶領域の値に入賞口ごとに予め定めた賞球数を加算したり、第1特図始動口126または第2特図始動口128に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技数が4未満である場合には、入賞した始動口に対応するカウンタ回路316bのカウンタ値記憶用レジスタから値を特図当選乱数値として取得する。また、上述の特図乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図乱数値として取得し、RAM308に設けた乱数値記憶領域に特図当選乱数値と共に記憶する。また、普図始動口124を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が2未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた上記特図用とは別の乱数値記憶領域に記憶する。
ステップS204では、特図変動遊技に関する処理(特図関連処理)を行う。この特図関連処理では、特図変動遊技および可変入賞口130の開閉制御を行っておらず、且つ、保留している特図変動遊技の数が1以上である場合に、主制御部300が記憶する上述の各種データテーブルを使用した各種抽選のうち、最初に大当たり判定を行う。
具体的には、ステップS203で乱数値記憶領域に記憶した特図当選乱数値が、図11(a)に示す大当たり判定テーブルの抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、特図当選乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、特図変動遊技の当選と判定して大当たりフラグをオンに設定する。一方、特図当選乱数値が抽選データの数値範囲外である場合には、特図変動遊技の外れと判定して大当たりフラグをオフに設定する。例えば、特図抽選状態が低確率状態で、第1特図始動口126または第2特図始動口128への球入賞の検出に基づいて取得した特図当選乱数値が10100の場合は、特図当選乱数値が10001〜10187の範囲であることから大当たりフラグをオンに設定し、特図当選乱数値が10300の場合は、特図当選乱数値が10001〜10187の範囲外であることから大当たりフラグをオフに設定する。
大当たりフラグにオンを設定した場合には、次に確変移行判定を行う。具体的には、ステップS203で乱数値記憶領域に記憶した特図乱数値が、図11(b)に示す移行判定乱数の数値範囲であるか否かを判定し、特図乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、上述の確変フラグをオンに設定し、特図乱数値が抽選データの数値範囲以外である場合には、上述の確変フラグをオフに設定する。例えば、取得した特図乱数値が20の場合には、特図乱数値が11〜74の範囲であることから確変フラグをオンに設定する。一方、取得した特図乱数値が80の場合には、特図乱数値が11〜74の範囲外であることから確変フラグをオフに設定する。
大当たり判定の結果に関わらず、次にタイマ番号を決定する処理を行う。具体的には、上述の特図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を特図タイマ乱数値として取得する。そして、大当たりフラグの値、および取得した特図タイマ乱数値に基づいて、図11(c)に示すタイマ選択乱数の数値範囲に対応するタイマ番号を選択し、RAM308に設けたタイマ番号記憶領域に記憶する。また、そのタイマ番号に対応する変動時間をRAM308に設けた変動時間記憶領域に記憶して処理を終了する。例えば、大当たりフラグがオフで、取得した特図タイマ乱数値が50000の場合には、特図タイマ乱数値は0〜60235の範囲であることから、タイマ番号決定テーブルのそれらの条件に対応する1行目に記憶しているタイマ番号を示すタイマ1、および変動時間を示す5を選択し、RAM308に設けたそれぞれの記憶領域に記憶する。一方、大当たりフラグがオンで、取得した特図タイマ乱数値が64000の場合には、特図タイマ乱数値は0〜15535の範囲ではないことからタイマ2は選択せず、15536〜24535ではないことからタイマ3は選択せず、24536〜62535ではないことからタイマ4は選択しないが、62536〜65535の範囲内であることから、タイマ番号決定テーブルのそれらの条件に対応する8行目に記憶しているタイマ番号を示すタイマ5、および変動時間を示す50を選択し、RAM308に設けたそれぞれの記憶領域に記憶する。なお、主制御部タイマ割り込み処理の開始周期である2msを考慮して、選択した変動時間の値に500(1000ms/2ms)を掛けた値を変動時間記憶領域にセットする。例えば、変動時間として5秒を選択した場合には、変動時間記憶領域には2500の値を初期値としてセットし、後述するタイマ更新処理(ステップS208)を実行する度に、この変動時間記憶領域の値を1だけ減算するようにすることで、主制御部タイマ割り込み処理の実行回数により時間の経過を計測できるようにしている。
また、上述の変動時間記憶領域の値が1から0になったタイミングで開始する特図変動関連処理では、大当たりフラグがオンの場合には、特図表示装置114に特図1または特図2、大当たりフラグがオフの場合には、特図3を表示するように設定すると共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するように設定する。この設定により特図の停止表示を行い、特図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
すなわち、本実施例における「特別図柄(特図)変動遊技」は、第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出した場合に、ステップS203の入賞検出処理で、特図当選乱数値および特図乱数値を取得し、取得した値をRAM308の所定の記憶領域にそれぞれ記憶するところから開始し、ステップS204の特図関連処理でRAM308の所定の記憶領域に記憶している乱数カウンタの値を特図タイマ乱数値として取得し、RAM308の所定の記憶領域に記憶してある特図当選乱数値に基づいて大当たり判定し、RAM308の所定の記憶領域に記憶してある特図乱数値に基づいて確率変動の判定を行い、大当たり判定結果および取得した特図タイマ乱数値などに基づいて特図変動時間を決定し、その変動時間の間に亘って特図を変動表示し、さらに上述の大当たり判定結果および確率変動の判定に基づいて決定した特図1、特図2または特図3の停止表示を行って終了する。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、大当たりフラグがオンの場合には、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口130に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するように設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するように設定する。
この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば15ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、保留している特図変動遊技の数が1以上であれば、上述の大当たり判定など次の特図変動遊技を開始する。なお、保留している特図変動遊技の数は、RAM308に設けた特図保留数記憶領域に記憶するようにしており、大当り判定をするたびに、保留している特図変動遊技の数から1を減算した値を、この特図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。
ステップS205では、普図変動遊技に関する処理(普図関連処理)を行う。この普図関連処理では、普図変動遊技および第2特図始動口128の開閉制御を行っておらず、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合には、最初に当たり判定を行う。
具体的には、ステップS203で乱数値記憶領域に記憶した普図当選乱数値が、所定の判定テーブルの抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、普図当選乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、普図変動遊技の当選と判定して当たりフラグをオンに設定する。一方、普図当選乱数値が抽選データの数値範囲外である場合には、普図変動遊技の外れと判定して当たりフラグをオフに設定する。
当たり判定の結果に関わらず、次にタイマ番号を決定する処理を行う。具体的には、上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得する。そして、普図変動遊技の保留球数、および取得した普図タイマ乱数値に基づいてタイマ番号を選択し、RAM308に設けたタイマ番号記憶領域に記憶する。また、そのタイマ番号に対応する変動時間をRAM308に設けた変動時間記憶領域に記憶して処理を終了する。
また、上述の普図用の変動時間記憶領域の値が1から0になったタイミングで開始する普図関連処理では、当たりフラグがオンの場合には、普図表示装置112に上述の普図1、当たりフラグがオフの場合には上述の普図2を表示するように設定すると共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するように設定する。この設定により普図の停止表示を行い、普図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
すなわち、本実施例における「普通図柄(普図)変動遊技」は、普図始動口124に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出した場合に、ステップS203の入賞検出処理で、普図当選乱数値を取得し、取得した値をRAM308の所定の記憶領域に記憶するところから開始し、ステップS205の普図関連処理でRAM308の所定の記憶領域に記憶している乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、RAM308の所定の記憶領域に記憶してある普図当選乱数値に基づいて当り判定し、その判定結果と取得した普図タイマ乱数値に基づいて普図変動時間の決定を行い、その変動時間の間に亘って普図を変動表示し、さらに上述の当り判定結果に基づいて決定した普図1または普図2の停止表示を行って終了する。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミングで開始する普図関連処理では、当りフラグがオンの場合には、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口128の羽根の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根を開放状態に保持する信号を出力するように設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミングで開始する普図関連処理では、第2特図始動口128の羽根の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根を閉鎖状態に保持する信号を出力するように設定すると共に、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)開閉駆動用のソレノイド330に、羽根の閉鎖状態を保持するように設定する。
また、所定の閉鎖期間を経過したタイミングで開始する普図関連処理では、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上記当り判定処理など次の普図変動遊技を開始する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。
ステップS206では、演出制御部350に対して制御コマンド(演出コマンド)を送信する。なお、この制御コマンドには、上述のステップS204で大当たり判定をおこなった場合に送信する変動開始コマンド、上述の変動時間記憶領域の値が1から0になった場合に送信する変動停止コマンド、大当たり判定で大当たりフラグを設定した場合に送信する大当たり開始コマンド、上述の所定の開放期間の開始毎に送信するラウンド開始情報などがあり、上述の変動開始コマンドには、変動時間(例えば選択したタイマ番号)、確変フラグのオン/オフの情報、大当たりフラグのオン/オフの情報などを含み、ラウンド開始コマンドには大当たりを開始してから可変入賞口130を開放させた回数を示す情報(例えばラウンド数)などを含めるようにしている。また、払出制御部400に対して払出コマンドを送信する。なお、この払出コマンドには、上述の賞球数記憶領域の値に基づく賞球数などを含めるようにしている。
ステップS207では、各種ソレノイド330を駆動して、第2特図始動口128、可変入賞口130の開閉を制御したり、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路550に出力する。また、表示回路322、324、328を介して普図表示装置112、特図表示装置114、各種状態表示部326などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS208では、普通図柄表示装置112、特図表示装置114に図柄を変動・停止表示する時間、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS209では、電源管理部500から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路が、所定の値以下である場合に電圧が低下したことを示す電圧低下信号を出力しているか否か、すなわち電源の遮断を検知したか否かを監視し、電源の遮断を検知した場合には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化などの電断処理を行う。
以上説明したように、本実施例に係るパチンコ機100は、各種制御を行う制御部材(本実施例では、払出制御基板および払出制御基板ケース)196、230と、制御部材196、230が裏面に回転開閉可能に配設される内枠182と、内枠182が回転開閉可能に配設される外枠180と、を備え、制御部材196、230の回転軸は、内枠182の回転軸と略平行且つ同一側に設けられているため、制御部材196、230を回転開閉させることで、制御部材196、230がメンテナンス作業の障害とならないようにすることができる。これにより、パチンコ機100のメンテナンス時の作業性を向上させることができる。
また、本実施例に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、複数のユニットを備えた遊技台であって、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第一のユニット(例えば、図4に示す内枠182)であり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第二のユニットであり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第三のユニットであり、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第四のユニットであり、前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対する位置を変位させることが可能なユニットであり、前記第二のユニットは、前記第三のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第二のユニットは、前記第四のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、第一の部品(例えば、図4に示す払出制御基板196)を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、ケース(例えば、図4に示す払出制御基板ケース230)を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第三のユニットは、ベース体(例えば、図4に示す払出制御基板ベース220)を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記第四のユニットは、第二の部品(例えば、図4に示す電源基板198)を少なくとも含んで構成されたユニットであり、前記ケースは、前記第一の部品を少なくとも覆うことが可能なケースであり、前記ケースは、前記ベース体に少なくとも取り付け可能なケースであり、前記ベース体は、第一の部位(例えば、図4に示す、払出制御基板ベース220における、「前方に向けて曲折された回転用突起222と反対側の端部」)が少なくとも設けられたベース体であり、前記第一の部位は、前記第四のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことが可能な部位である、ことを特徴とする遊技台である。
本実施例に係る遊技台によれば、第一の部位により第四のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことで、第四のユニット内に重要な制御部品や衝撃に弱い部品等が含まれる場合にも、これを適切に保護することが可能であり、結果として、メンテナンスや各種設定を迅速且つ容易に行うことができる場合がある。
また、前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第五のユニット(例えば、図4に示す外枠180)であり、前記第一のユニットは、前記第五のユニットに対して位置を変位させることが可能なユニットであってもよい。また、前記第一のユニットは、第一の位置から第二の位置に少なくとも変位可能なユニットであり、前記第一の位置は、前記第五のユニットに対する前記第一のユニットの位置であり、前記第二の位置は、前記第五のユニットに対する前記第一のユニットの位置であり、前記第一の位置は、前記第五のユニットに対して閉状態となる位置であり、前記第二の位置は、前記第五のユニットに対して開状態となる位置であってもよい。また、前記第一のユニットは、扉体であり、前記第五のユニットは、本体であってもよい。
また、前記第一の部品は、第一の回路基板(例えば、払出制御基板196)であり、前記第二の部品は、第二の回路基板(例えば、電源基板198)であってもよい。また、前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対して回動可能なユニットであってもよい。また、前記第一のユニットの回転軸は、該第一のユニットの両端のうちの第一の端よりも該両端のうちの第二の端の近くに設けられた軸であってもよい。また、前記第二のユニットの回転軸は、前記第一の端よりも前記第二の端の近くに設けられた軸であってもよい。また、前記第一の部位は、前記第二の端よりも前記第一の端の近くに設けられた部位であってもよい。
また、本実施例に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、内枠(例えば、図4に示す内枠182)と、前記内枠を少なくとも取り付け可能な外枠(例えば、図4に示す外枠180)と、を備えた遊技台であって、前記内枠は、第三のユニットを少なくとも取り付け可能なものであり、前記第三のユニットは、第一のユニットを少なくとも含んで構成されたものであり、前記第三のユニットは、第二のユニットを少なくとも含んで構成されたものであり、前記第一のユニットは、第一の回路基板(例えば、図4に示す払出制御基板196)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第一のユニットは、第一の基板ケース(例えば、図4に示す払出制御基板ケース230)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第一のユニットは、第一のベース体(例えば、図4に示す払出制御基板ベース220)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第二のユニットは、第二の回路基板(例えば、図4に示す電源基板198)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第一の基板ケースは、前記第一の回路基板を少なくとも覆うことが可能なものであり、前記第一の基板ケースは、前記第一のベース体に少なくとも取り付け可能なものであり、前記内枠は、前記外枠に対して回転開閉可能であり、前記第三のユニットは、前記内枠に対して少なくとも回転開閉可能なものであり、前記第一のユニットは、前記第二のユニットに対して少なくとも回転開閉可能なものであり、前記内枠の回転軸は、該内枠の両端のうちの第一の端よりも該両端のうちの第二の端の近くに少なくとも設けられたものであり、前記第三のユニットの回転軸は、前記第一の端よりも前記第二の端の近くに少なくとも設けられたものであり、前記内枠は、前記外枠に対して第一の向きに回転させることで開状態になるものであり、前記第三のユニットは、前記内枠に対して第二の向きに回転させることで開状態になるものであり、前記第一のユニットは、前記第二のユニットに対して前記第二の向きに回転させることで開状態になるものであり、前記第一の向きは、前記第二の向きと逆の向きであり、前記第二の回路基板の部品実装面の少なくとも一部は、前記第一のユニットが少なくとも開状態である場合に、外部から視認可能なものであり、前記第一のベース体は、カバー部(例えば、図4に示す、払出制御基板ベース220における、「前方に向けて曲折された回転用突起222と反対側の端部」)が少なくとも設けられたものであり、前記カバー部は、前記第二の端よりも前記第一の端の近くに少なくとも設けられたものであり、前記カバー部は、前記第二のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことが可能なものである、ことを特徴とする遊技台である。
本実施例に係る遊技台によれば、第三のユニットおよび第一のユニットを内枠とは逆向きに回転させて開状態とするように構成することで、第一のユニットが重ねられる第二のユニットの視認性およびアクセス性を格段に向上させるだけではなく、さらに、第一のベース体にカバー部を設けることで、第二のユニットにおける内枠を開いた際に他の部材等がぶつかりやすい部分を適切に保護すると共に、第二のユニットの保護に第一のベース体を有効活用することで、メンテナンス時の作業スペースを十分に確保し、これらの相乗効果として、メンテナンス時の作業性の大幅な向上できる場合がある。また、第一および第二のユニットを重ねて配設すると共に、内枠とは逆向きに回転させることで各ユニットを一体的にまたは個別に開閉することが可能となっているため、遊技台内部における各ユニットの効率的な配置と、良好なメンテナンス性を両立させることができる場合がある。また、回転軸とは反対側に設けたカバー部により第二のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことで、第二のユニット内に重要な制御部品や衝撃に弱い部品等が含まれる場合にも、これを適切に保護することが可能であり、結果として、メンテナンスや各種設定を迅速且つ容易に行うことができる場合がある。さらに、第一のベース体を保護部材として兼用することにより、遊技台内部のスペースを圧迫することなく、第二のユニットを適切に保護することができる場合がある。
また、前記第二のユニットは、第二の基板ケース(例えば、図4に示す電源基板ケース210)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第二のユニットは、第二のベース体(例えば、図4に示す電源基板ベース200)を少なくとも含んで構成されたものであり、前記第二の基板ケースは、前記第二の回路基板を少なくとも覆うことが可能なものであり、前記第二の基板ケースは、前記第二のベース体に少なくとも取り付け可能なものであり、前記第二のベース体は、固定部(例えば、図4に示す係合部208)が少なくとも設けられたものであり、前記カバー部は、前記固定部によって固定されるものであってもよい。
また、前記カバー部は、窓部(例えば、図5に示す開口部228)が少なくとも設けられたものであり、前記第二のユニットの前記側面は、操作部(例えば、図5に示す操作部198a)が少なくとも設けられたものであり、前記操作部は、前記窓部を介して操作可能なものであってもよい。
また、制御部材196、230は、遊技の進行を制御する制御基板(本実施例では、払出制御基板)196および制御基板196を収納する基板ケース(本実施例では、払出制御基板ケース)230からなるため、基板ケース230内に封印等されて厳重に管理されている制御基板196を回転開閉させることができる。これにより、このように厳重に管理されている制御基板196を取り外さなくとも、パチンコ機100のメンテナンス時の作業性を向上させることができる。
また、制御部材196、230を内枠182に対して回転させて開いた場合に、内枠182の裏面にある所定の箇所が内枠182の裏面側から視認可能となるため、内枠182の裏面にある所定の箇所に配設された排出通路188等に容易にアクセスすることが可能となり、排出通路188に遊技球が詰まる等の遊技中のトラブルであっても迅速に解決することができる。
また、制御部材を複数備え、複数の制御部材(本実施例では、払出制御基板および払出制御基板ケース、ならびに電源基板および電源基板ケース)196、230、198、210は、内枠182の表面から裏面方向に重ねて配設されるため、パチンコ機100内部の各種部品の配置スペースを有効に活用することができる。
また、複数の制御部材196、230、198、210は、内枠182に対して一体的に回転開閉可能に配設されるため、一度の操作で複数の制御部材196、230、198、210を回転開閉させることが可能となり、パチンコ機100のメンテナンス時の作業性を向上させることができる。
また、複数の制御部材196、230、198、210は、一方が他方に対して回転開閉可能に配設されるため、複数の制御部材196、230、198、210を重ねて配設してパチンコ機100内部の各種部品の配置スペースを有効に活用しながらも、複数の制御部材196、230、198、210、のいずれにも容易にアクセスしてメンテナンス作業を行うことができる。
また、複数の制御部材196、230、198、210の1つは、遊技に対する特典を遊技者に与えることに関係する制御を行う特定制御部材(本実施例では、払出制御基板および払出制御基板ケース)196、230であり、特定制御部材196、230は、内枠182に対して最裏面に配設されて内枠182の裏面側から視認可能であるため、パチンコ機100内部の各種部品の配置スペースを有効に活用しながらも、特定制御部材196、230に装着された電子部品等を不正に交換する等の不正行為の有無を、内枠182を開くだけで容易に確認することができる。
また、特定制御部材は、主制御基板192または払出制御基板196を備えるため、パチンコ機100内部の各種部品の配置スペースを有効に活用しながらも、主制御基板192または払出制御基板196に装着された電子部品等を不正に交換する等の不正行為の有無を、内枠182を開くだけで容易に確認することができる。
また、特定制御部材196、230が取り付けられる特定制御部材取付ベース(本実施例では、払出制御基板ベース)220をさらに備え、複数の制御部材のもう1つは、特定制御部材196、230と重ねて配設されて電力を供給する電力制御部材(本実施例では、電源基板および電源基板ケース)198、210であり、特定制御部材取付ベース220は、電力制御部材198、210と対向する面に格子状の凸部(本実施例では、リブ)229が形成されているため、特定制御部材取付ベース220の強度を向上させると共に、電力制御部材198、210と特定制御部材196、230との間に、電力制御部材198、210が発する熱を逃がす空間を設けることができる。これにより、特定制御部材196、230が加熱されて故障や誤作動を起こすのを防止することができる。
また、制御部材(本実施例では、電源基板および電源基板ケース)198、210は、回転軸と反対側の端面に操作部198aが設けられているため、複数の制御部材196、230、198、210を重ねて配設してパチンコ機100内部の各種部品の配置スペースを有効に活用しながらも、内枠182を開くだけで容易に制御部材198、210の操作を行うことができる。
また、所定の入賞口(本実施例では、一般入賞口122等)を有する遊技盤102を備え、所定の入賞口に遊技球が入球した場合に、遊技者に所定の特典(本実施例では、賞球等)を与えるため、メンテナンス性の向上によってパチンコ機100を常に良好な状態に保つことが可能となり、遊技中にパチンコ機100に不具合が発生し、遊技者の遊技意欲が減退してしまうような事態を未然に防ぐことができる。
なお、本発明に係る遊技台は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、内枠182は、上記実施例とは反対側を中心として回転開閉可能なものであってもよい。すなわち、内枠182は、パチンコ機100の正面から見た右端部に回転軸が設定されるものであってもよい。また、この場合に、電源基板ベース200および払出制御基板ベース220を、内枠182と同様に上記実施例とは反対側を中心として回転開閉するようにしてもよい。
また、電源基板ベース200および払出制御基板ベース220は、上記実施例に示したように内枠182の端部近傍に設定された回転軸を中心として回転開閉するのではなく、内枠182の中央部に設定された回転軸を中心として回転開閉するものであってもよい。
また、払出制御基板ベース220のリブ229は、縦横の格子状に形成されたものに限定されず、縦方向のみまたは横方向のみに形成されたものであってもよい。また、リブ229の代わりに、電源基板198が発する熱を逃がす空間を設けることができるような直方体状や円柱状等の凸部を払出制御基板ベース220に形成するようにしてもよい。
また、電源基板支持ブラケット187に支持孔187aを形成し、電源基板ベース200に回転用突起202を形成する代わりに、電源基板支持ブラケット187に回転用突起を形成し、電源基板ベース200に支持孔を形成するようにしてもよい。同様に、電源基板ベース200に支持穴204を形成し、払出制御基板ベース220に回転用突起222を形成する代わりに、電源基板ベース200に回転用突起を形成し、払出制御基板ベース220に支持穴を形成するようにしてもよい。
また、払出制御基板196の代わりに、例えば主制御基板192を電源基板198と重ねて配設するようにしてもよいし、電源基板198の代わりに、例えばその他の回路基板194を払出制御基板196と重ねるようにしてもよい。
また、本発明に係る遊技台は、パチンコ遊技機に限定されるものではなく、例えば、遊技球(例えば、パチンコ玉)を遊技媒体としたスロットマシン(いわゆるパチロット)等にも適用可能である。図14は、このようなスロットマシン600を示した図である。スロットマシン600は、「複数種類の図柄が施された複数のリールと、複数のリールの回転を開始させるスタートスイッチと、複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、複数のリールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、予め定められた複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、この抽選手段の判定結果とストップスイッチの操作に基づいて、リールを停止させるリール停止制御手段と、停止時の複数のリールにより表示された図柄の組合せが抽選手段により内部当選した入賞役の図柄組合せであるか否かによって、当該入賞役への入賞を判定する判定手段と、を備えるスロットマシン」である。但し、上記実施例に示されるようなスロットマシン600の構造等に限定されるものではない。
また、本発明の実施例に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明に係る遊技台は、パチンコ機等に代表される遊技台の分野で特に利用することができる。
100・・・パチンコ機
102・・・遊技盤
122・・・一般入賞口
126・・・第1特図始動口
128・・・第2特図始動口
130・・・可変入賞口
180・・・外枠
182・・・内枠
196・・・払出制御基板
198・・・電源基板
200・・・電源基板ベース
210・・・電源基板ケース
220・・・払出制御基板ベース
229・・・リブ
230・・・払出制御基板ケース

Claims (10)

  1. 複数のユニット
    を備えた遊技台であって、
    前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第一のユニットであり、
    前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第二のユニットであり、
    前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第三のユニットであり、
    前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第四のユニットであり、
    前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対する位置を変位させることが可能なユニットであり、
    前記第二のユニットは、前記第三のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記第二のユニットは、前記第四のユニットを少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記第三のユニットは、第一の部品を少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記第三のユニットは、ケースを少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記第三のユニットは、ベース体を少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記第四のユニットは、第二の部品を少なくとも含んで構成されたユニットであり、
    前記ケースは、前記第一の部品を少なくとも覆うことが可能なケースであり、
    前記ケースは、前記ベース体に少なくとも取り付け可能なケースであり、
    前記ベース体は、第一の部位が少なくとも設けられたベース体であり、
    前記第一の部位は、前記第四のユニットの側面の少なくとも一部を覆うことが可能な部位である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記複数のユニットのうちの少なくとも一つは、第五のユニットであり、
    前記第一のユニットは、前記第五のユニットに対して位置を変位させることが可能なユニットである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項2に記載の遊技台であって、
    前記第一のユニットは、第一の位置から第二の位置に少なくとも変位可能なユニットであり、
    前記第一の位置は、前記第五のユニットに対する前記第一のユニットの位置であり、
    前記第二の位置は、前記第五のユニットに対する前記第一のユニットの位置であり、
    前記第一の位置は、前記第五のユニットに対して閉状態となる位置であり、
    前記第二の位置は、前記第五のユニットに対して開状態となる位置である、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項2または請求項3に記載の遊技台であって、
    前記第一のユニットは、扉体であり、
    前記第五のユニットは、本体である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の部品は、第一の回路基板であり、
    前記第二の部品は、第二の回路基板である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第二のユニットは、前記第一のユニットに対して回動可能なユニットである、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一のユニットの回転軸は、該第一のユニットの両端のうちの第一の端よりも該両端のうちの第二の端の近くに設けられた軸である、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項7に記載の遊技台であって、
    前記第二のユニットの回転軸は、前記第一の端よりも前記第二の端の近くに設けられた軸である、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項7または請求項8に記載の遊技台であって、
    前記第一の部位は、前記第二の端よりも前記第一の端の近くに設けられた部位である、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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