<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施例1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面(遊技者側)から見た状態を示す略示正面図である。
パチンコ機100は、遊技領域104を覆う閉状態および該遊技領域104を開放する開状態のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能なガラス枠151と、このガラス枠151の奥側に視認可能に配設された遊技盤(盤面)102を備えている。この遊技盤102には、遊技球(以下、単に球と称する場合がある。)を遊技盤102の中央に位置する遊技領域104に案内するための外レール106と内レール108を配設している。
遊技領域104の中央やや上側には、横長の装飾図柄表示装置110を配設し、この装飾図柄表示装置110の右下には、普通図柄表示装置112と、特別図柄表示装置114と、普通図柄保留ランプ116と、特別図柄保留ランプ118と、高確中ランプ120を配設している。なお、以下、普通図柄を普図、特別図柄を特図と称する場合がある。
装飾図柄表示装置110は、装飾図柄(図3(b)参照)を表示するための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置によって構成する。この装飾図柄表示装置110は、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの3つの表示領域に分割し、各々の表示領域110a、110b、110cに異なった装飾図柄を表示することを可能としている。
普図表示装置112は、普図(図3(c)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。特図表示装置114は、特図(図3(a)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ116は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技の開始を2つまで保留することを可能としている。特図保留ランプ118は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技の開始を4つまで保留することを可能としている。高確中ランプ120は、遊技状態が高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、これらの表示装置やランプの周囲には、一般入賞口122と、普図始動口124と、第1特図始動口126と、第2特図始動口128と、可変入賞口130を配設している。
一般入賞口122は、本実施例では左右に2つずつ配設しており、この一般入賞口122への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口122に入賞した場合)、後述する払出装置154を駆動し、所定の個数(本実施例では10個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出する。貯留皿144に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口122に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を賞球、遊技者に貸し出す球を貸球と区別して呼ぶ場合があり、賞球と貸球を総称して球(遊技球)と呼ぶ。
普図始動口124は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域104の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では左右に1つずつ配設している。普図始動口124を通過した球は一般入賞口122に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口124を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置112による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口126は、本実施例では中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口126への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置154を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口126に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口128は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口126の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口128は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置112が当たり図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口128への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置154を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口128に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口130は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技領域104の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口130は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選し、特図表示装置114が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口130への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置154を駆動し、所定の個数(本実施例では15球)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出する。なお、可変入賞口130に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材132や、遊技釘134を複数個、配設していると共に、内レール108の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口136を設けている。
遊技盤102の下方には、後述する発射モータ452によって回動する発射杆138と、この発射杆138の先端部に取り付けられて球を遊技領域104に向けて打ち出す発射槌140と、この発射槌140によって打ち出す球を外レール106に導くための発射レール142と、球を一時的に貯留すると共に、貯留している球を順次、発射レール142に供給するための貯留皿144と、遊技者による押下操作が可能であり、所定の時期にその操作を検出した場合に上述の装飾図柄表示装置110などによる演出表示を変化させるためのチャンスボタン146を配設している。
また、発射杆138および発射槌140の下方には、発射杆138を制御して遊技領域104に向けて球の発射強度の操作を行うための操作ハンドル148を配設していると共に、貯留皿144の下方には、貯留皿144に貯留できない溢れ球を貯留するための下皿150を設けている。
また、図示は省略するが、装飾用のランプとして、遊技盤102の所定箇所(例えば、内レール108の内周側に沿った箇所)には複数種類の盤ランプ(後述する、盤面左照明用LED、盤面右照明用LED、盤面上照明用LED)を配設し、遊技盤102上方の外側や貯留皿144には複数種類の枠ランプ(後述する、上部照明用LED、左上照明用LED、左照明用LED、右照明用LED、右上照明用LED、右下照明用LED、下部照明用LED)を配設している。また、上述の操作ハンドル148の内部には、後述するハンドル照明用LEDを配設し、上述のチャンスボタン146の内部には、後述する演出ボタン用LEDを配設している。また、後述するスピーカ366の周囲には、後述する、スピーカ左照明用LED、スピーカ右照明用LED、スピーカ前照明用LEDを配設している。
このパチンコ機100は、遊技者が貯留皿144に貯留している球を発射レール142の発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル148の操作量に応じた強度で発射モータ452を駆動し、発射杆138および発射槌140によって外レール106、内レール108を通過させて遊技領域104に打ち出す。そして、遊技領域104の上部に到達した球は、打球方向変換部材132や遊技釘134などによって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や始動口(第1特図始動口126、第2特図始動口128)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口124を通過するのみでアウト口136に到達する。
図2は、パチンコ機100を背面側から見た外観斜視図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、球を一時的に貯留するための球タンク152と、この球タンク152の下方に位置し、球タンク152の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置154に導くためのタンクレール153と、を配設している。また、払出装置154は、筒状の部材からなり、その内部には、スプロケット157と払出センサ158を備えている。スプロケット157は、図示しないモータによって回転可能に構成しており、タンクレール153を通過して払出装置154内に落下する球を一時的に滞留すると共に、モータを駆動することによって所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した球を払出装置154の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。また、払出センサ158は、スプロケット157が送り出した球の通過を検知するためのセンサであり、球が通過しているときにオンの信号を出力し、球が通過していないときはオフの信号を出力する。なお、この払出センサ158を通過した球は、図示しない球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した貯留皿144に到達するように構成しており、パチンコ機100は、このような構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
また、払出装置154の左側には、後述する主制御部300を構成する主基板161と、後述する演出制御部350を構成するサブ基板164を配設している。また、これら主基板161とサブ基板164の間には、図示しない液晶制御部を構成する液晶制御基板167を配設し、主基板161とサブ基板164の下方には、後述する発射制御部450を構成する発射基板166と、後述する電源管理部500を構成する電源基板162と、後述する払出制御部400を構成する払出基板165と、この払出基板165に接続したCRインターフェース部163を配設している。
<図柄の種類>
次に、図3(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1、第2特図表示装置114a、114b、装飾図柄表示装置110、普図表示装置112が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
図3(a)は特図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の特図の停止表示態様には、大当たり図柄である特図1と、特別大当たり図柄である特図2と、外れ図柄である特図3の3種類がある。第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として特図変動遊技を開始した場合には、特図表示装置114は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す特図の変動表示を行う。そして、特図の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図変動遊技(大当たり遊技)の当選を報知する場合には特図1を停止表示し、特図変動遊技(特別大当たり遊技)の当選を報知する場合には特図2を停止表示し、特図変動遊技の外れを報知する場合には特図3を停止表示する。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
図3(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施例の装飾図柄には、装飾1〜装飾8の8種類がある。第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置110の左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの各図柄表示領域に、装飾1→装飾2→装飾3→・・・・装飾7→装飾8→装飾1→・・・の順番で表示を切り替える装飾図柄の変動表示を行う。そして、特図変動遊技(大当たり遊技)の当選を報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、装飾2−装飾2−装飾2))を停止表示し、特図変動遊技(特別大当たり遊技)の当選を報知する場合には、特別大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、装飾1−装飾1−装飾1))を停止表示する。なお、大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、大当たり遊技、または特別大当たり遊技を開始し、特別大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、特別大当たり遊技を開始する。また、外れを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示した後で、保留している装飾図柄の変動表示があれば、その変動表示を開始する。
図3(c)は普図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の普図の停止表示態様には、当たり図柄である普図1と、外れ図柄である普図2の2種類がある。普図始動口124を球が通過したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として普図表示遊技を開始した場合には、普図表示装置112は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す普図の変動表示を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には普図1を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には普図2を停止表示する。
<制御部>
次に、図4および図5を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、図4は主制御部、払出制御部、発射制御部、および電源管理部の回路ブロック図を示したものであり、図5は演出制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単にコマンドと呼ぶ)に応じて、主に演出の制御を行う演出制御部350と、主制御部300が送信するコマンドに応じて、主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部400と、遊技球の発射制御を行う発射制御部450と、パチンコ機100に供給される電源を、パチンコ機100に搭載した電気部品に送電するための所定の電力を生成する電源管理部500によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数などを計測するためのカウンタタイマ312と、CPU304の動作を監視して、基本回路302が出力する制御信号を所定時間(本実施例では32.8ms)受信しなかった場合に制御回路302に初期化信号を送信するためのウォッチドッグタイマ(WDT)313と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する演出制御部350や払出制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発信器314bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発信器314aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路316(この回路には2つのカウンタを内臓しているものとする)と、ガラス枠151の開放/閉鎖を検出するガラス枠開放センサ、前枠の開放/閉鎖を検出する前枠開放センサ、下皿150が球で一杯になったことを検出する下皿満タンセンサ、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサなどを含む各種センサ318が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路316および基本回路302に出力するためのセンサ回路320と、特図表示装置114の表示制御を行うための表示回路322と、普図表示装置112の表示制御を行うための表示回路324と、各種状態表示部326(普図保留ランプ116、特図保留ランプ118、高確中ランプ118など)の表示制御を行うための表示回路328と、第2特別始動口128や可変入賞口130などを開閉駆動する各種ソレノイド330を制御するためのソレノイド回路332を接続している。
なお、第1特図始動口126に球が入賞したことを球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、第1特図始動口126に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口126に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路316は、第2特図始動口128に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口128に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口128に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路334を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路550にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部500から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路336を設けており、この電圧監視回路336は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部リセット割り込み処理を開始する)。
また、主制御部300には、演出制御部350にコマンドを送信するための出力インターフェイスと、払出制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェイスをそれぞれ設けており、演出制御部350には、主制御部300からコマンドを受信するための入力インターフェイスを設け、払出制御部400には、主制御部300からコマンドを受信するための入力インターフェイスを設けている。この構成により、主制御部300と、演出制御部350および払出制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と演出制御部350および払出制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は演出制御部350および払出制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、演出制御部350および払出制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<払出制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部400について説明する。
払出制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて払出制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数などを計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発信器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路402には、払出装置154に設けた払出センサ158を含む各種センサ428が出力する信号を受信するためのセンサ回路420と、各種ランプ430の表示制御を行うための表示回路422と、払出装置154に設けたスプロケット157を回転駆動するためのモータ制御回路424と、を接続している。
さらに、払出制御部400には、CRインターフェース部163を接続しており、払出制御部400は、このCRインターフェイス部163を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット552との通信を行うと共に、球貸し操作部407から入力する操作信号を検出する。
また、払出制御部400には、電源管理部500から払出制御部400に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路426を設けており、この電圧監視回路426は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路402に出力する。
また、払出制御部400には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する、図示しない起動信号出力回路(リセット信号出力回路)を設けており、CPU404は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、払出制御を開始する(後述する払出制御部リセット割り込み処理を開始する)。
<発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の発射制御部450、電源管理部500について説明する。
発射制御部450は、払出制御部400が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、操作ハンドル148内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による発射ハンドル148の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆138および発射槌140を駆動する発射モータ452の制御や、貯留皿144から発射レール142に球を供給する球送り装置454の制御を行う。
電源管理部500は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、払出制御部400などの各制御部や払出装置154などの各装置に供給する。さらに、電源管理部500は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308など)に所定の期間(例えば10日間)電力を供給するための蓄電装置(例えばコンデンサ)と、この蓄電装置よりも静電容量が小さく、所定の部品(例えば主制御部300の基本回路302全体)に供給している電力が、静電気ノイズ、人的なミス、遊技台に供給される電力の低下などが原因で変動し、低下している場合に、ある程度の電力を補うための蓄電装置(例えばコンデンサ)をさらに備えている。この蓄電装置により、所定の部品(例えば主制御部300)に供給される電力が電断時、復電時などに不安定になっても、ある程度安定してその所定の部品は動作できるように構成している。また、電源基板162には遊技店の店員などが操作可能な操作部(RAMクリアスイッチ)を備えており、電源投入時にこの操作部が操作されていることを検出した場合には、主制御部300の基本回路302および払出制御部400の基本回路402にRAM308、408を初期化することを指令するRAMクリア信号を出力するようにしている。
<演出制御部>
次に、図5を用いて、パチンコ機100の演出制御部350について説明する。
演出制御部350は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて演出制御部350の全体を制御する基本回路352を備えており、この基本回路352には、CPU354と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM356と、一時的にデータを記憶するためのRAM358と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O360と、時間や回数などを計測するためのカウンタタイマ362を搭載している。この基本回路352のCPU354は、水晶発信器364が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路352には、スピーカ366(およびアンプ)の制御を行うための音源IC368と、各種ランプ370の制御を行うための表示回路372と、ステッピングモータ376の制御を行うためのモータ制御回路378と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)110およびこの装飾図柄表示装置110の前面に開閉自在に配設したシャッタデバイス373の制御を行うための液晶制御回路374と、チャンスボタン146の操作を検出した場合に基本回路352に検出信号を出力するチャンスボタン検出回路364を接続している。
また、演出制御部350には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する、図示しない起動信号出力回路(リセット信号出力回路)を設けており、CPU354は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、演出制御を開始する。
<照明基板>
次に、図6を用いて、上述のサブ基板164によって制御する各種照明基板について説明する。なお、同図は、サブ基板164と各種照明基板の接続を示した回路図である。
サブ基板164は、上述のCPU354を構成する演出制御用マイコンIC101と、この演出制御用マイコンIC101にLED制御信号線で接続したLED制御装置IC102と、を有して構成している。演出制御用マイコンIC101は、後述する各種照明基板が備えるLEDの点灯制御を行うためのLED制御信号をLED制御信号線を介してLED制御装置IC102に出力し、例えば、後述する複数のLED駆動装置のうちの特定のLED駆動装置にLEDの点灯/消灯情報、輝度情報などを出力するように命令する命令信号をLED制御信号線を介してLED制御装置IC102に出力する。LED制御装置IC102は、演出制御用マイコンIC101から入力したLED制御信号に基づいてLEDの点灯態様に関するLED駆動制御信号を生成する。そして、このLED駆動制御信号を、LED駆動制御信号線を介して、後述する各種照明基板が備えるLED駆動装置に出力し、例えば、LEDを点灯するように命令する命令信号をLED駆動制御信号線を介して特定のLED駆動装置に出力する。
このサブ基板164のLED制御装置IC102には、LED昇圧装置IC201とLED駆動装置IC202とを有する盤面周辺基板170をLED駆動制御信号線で接続している。LED昇圧装置IC201のLED駆動信号線には、受皿周辺基板174の中継回路を介して、ハンドル照明基板175が備える複数(本実施例では6個)のハンドル照明用LEDを直列に接続しているとともに、このハンドル照明用LEDには、LED昇圧装置IC201からの電力供給線を、受皿周辺基板174の中継回路を介して接続している。LED昇圧装置IC201は、ハンドル照明用LEDに電力を供給するとともに、盤面周辺基板170のLED駆動装置IC202から入力する照明駆動信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、ハンドル照明用LEDの点灯制御を行う。
また、LED駆動装置IC202のLED駆動信号線には、受皿周辺基板174の中継回路を介して、スピーカ右照明基板176が備える複数(本実施例では2個)のスピーカ右照明用LEDと、スピーカ左照明基板177が備える複数(本実施例では2個)のスピーカ左照明用LEDをそれぞれ直列に接続している。さらに、LED駆動装置IC202のLED駆動信号線には、スピーカ右照明基板176の中継回路を介して、スピーカ前照明基板178が備える複数(本実施例では2個)のスピーカ前照明用第1LEDを直列に接続するとともに、スピーカ左照明基板177の中継回路を介して、スピーカ前照明基板178が備える複数(本実施例では2個)のスピーカ前照明用第2LEDを直列に接続している。そして、スピーカ右照明用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路および受皿周辺基板174の中継回路を介して接続し、スピーカ前照明用第1、第2LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路、受皿周辺基板174の中継回路、およびスピーカ右照明基板176の中継回路を介して接続し、スピーカ左照明用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路、受皿周辺基板174の中継回路、スピーカ右照明基板176、およびスピーカ前照明基板178の中継回路を介して接続している。盤面周辺基板170のLED駆動装置IC202は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、スピーカ左照明用LED、スピーカ前照明用LED、スピーカ右照明用LEDの点灯制御を行う。
また、LED駆動装置IC202のLED駆動信号線には、受皿周辺基板174の中継回路を介して、球抜き表示基板179が備える複数(本実施例では2個)の球抜き表示用LEDと、演出ボタン基板180が備える複数(本実施例では2組4個)の演出ボタン用LEDをそれぞれ直列に接続している。そして、球抜き表示用LEDおよび演出ボタン用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路および受皿周辺基板174の中継回路を介して接続している。盤面周辺基板170のLED駆動装置IC202は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、球抜き表示用LEDおよび演出ボタン用LEDの点灯制御を行う。
さらに、LED駆動装置IC202の3本のLED駆動信号線には、受皿周辺基板174の中継回路を介することなく、盤面左照明基板173の中継回路を介して、盤面上照明基板172が備える複数(本実施例では6組12個)の盤面上照明用LEDをそれぞれ直列に接続している。また、3本のLED駆動信号線のうちの1本は、盤面左照明基板173の中継回路で2つに分岐し、盤面左照明基板173が備える複数(本実施例では2組4個)の盤面左照明用LEDに直列に接続し、さらに他の1本は、盤面左照明基板173の中継回路で2つに分岐し、盤面右照明基板171が備える複数(本実施例では2組4個)の盤面右照明用LEDに直列に接続している。盤面左照明用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路を介して接続し、盤面右照明用LEDおよび盤面上照明用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、盤面周辺基板170の中継回路および盤面左照明基板173の中継回路を介して接続している。盤面周辺基板170のLED駆動装置IC202は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、盤面左照明用LED、盤面右照明用LED、盤面上照明用LEDの点灯制御を行う。
また、サブ基板164のLED制御装置IC102には、内枠周辺基板181の中継回路を介して、3個のLED駆動装置IC301〜IC303を有する上部照明基板182をLED駆動制御信号線で接続している。LED駆動装置IC301のLED駆動信号線には、上部照明基板182が備える複数(本実施例では2個)の上部照明用第1LED、後述する左上照明基板183が備える複数(本実施例では2個)の左上照明用LED、後述する左照明基板184が備える複数(本実施例では2個)の左照明用第1LEDを直列に接続している。LED駆動装置IC302のLED駆動信号線には、上部照明基板182が備える複数(本実施例では2個)の上部照明用第2LEDを直列に接続している。LED駆動装置IC303のLED駆動信号線には、上部照明基板182が備える複数(本実施例では2個)の上部照明用第3LEDを直列に接続している。上部照明第1〜第3LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路を介して接続し、左上照明用LEDおよび左照明用第1LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路、上部照明基板182の中継回路を介して接続している。上部照明基板182のLED駆動装置IC301〜IC303は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、上部照明用第1〜第3LEDの点灯制御を行うとともに、LED駆動装置IC301は、さらに、左上照明用LEDおよび左照明用第1LEDの点灯制御も行う。
また、サブ基板164のLED制御装置IC102には、内枠周辺基板181の中継回路および上部照明基板182の中継回路を介して、2個のLED駆動装置IC401、IC402を有する右照明基板185をLED駆動制御信号線で接続している。LED駆動装置IC401のLED駆動信号線には、右照明基板185が備える複数(本実施例では2個)の右照明用第1LEDと、右上照明基板186が備える複数(本実施例では2個)の右上照明用LEDをそれぞれ直列に接続している。LED駆動装置IC402のLED駆動信号線には、右照明基板185が備える複数(本実施例では2個)の右照明用第2LEDと、右下照明基板187が備える複数(本実施例では2個)の右下照明用LEDをそれぞれ直列に接続している。右照明用第1LEDおよび右照明用第2LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路および上部照明基板182の中継回路を介して接続し、右上照明用LEDおよび右下照明用LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路、上部照明基板182の中継回路、および右照明用基板185の中継回路を介して接続している。右照明用基板185のLED駆動装置IC401は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、右照明用第1LEDおよび右上照明用LEDの点灯制御を行い、LED駆動装置IC402は、LED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、右照明用第2LEDおよび右下照明用LEDの点灯制御を行う。
さらに、サブ基板164のLED制御装置IC102には、内枠周辺基板181の中継回路および上部照明基板182の中継回路を介して、LED駆動装置IC501を有する左照明基板184をLED駆動制御信号線で接続している。LED駆動装置IC501のLED駆動信号線には、左照明基板184が備える複数(本実施例では2個)の左照明用第2LEDと、後述する下部照明基板188が備える複数(本実施例では2個)の下部照明用第1LEDをそれぞれ直列に接続している。左照明用第2LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路、上部照明基板182の中継回路を介して接続している。左照明用基板184のLED駆動装置IC501は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、左照明用第2LEDの点灯制御を行う。
また、左照明基板184には、さらに、LED駆動装置IC601を有する下部照明基板188をLED駆動制御信号線で接続している。LED駆動装置IC601のLED駆動信号線には、下部照明基板188が備える複数(本実施例では2個)の下部照明用第2LEDを直列に接続している。下部基板用第2LEDには、サブ基板164からのDC12V電力供給線を、内枠周辺基板181の中継回路、上部照明基板182の中継回路、および左照明基板184の中継回路を介して接続している。下部照明基板188のLED駆動装置IC601は、サブ基板164のLED制御装置IC102から入力するLED駆動制御信号に基づいてLED駆動信号をLED駆動信号線を介して出力し、下部照明用第2LEDの点灯制御を行う。
<主制御部リセット割り込み処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部リセット割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部リセット割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割り込みマスクの設定、I/Oポート310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への初期値の設定等を行う。なお、本実施例では、WDT313に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS102では、WDT313のリセットを行い、WDT313による時間計測を再始動する。
ステップS103では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路336が、電源管理部500から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS102に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS104に進む。
ステップS104では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割り込み処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタ・タイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、演出制御部350への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS105では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)にはステップS107に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS107に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けた操作部を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)は、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS106に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS107に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS107に進む。
ステップS106では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタを読み出し、スタックポインタに再設定する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割り込み許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割り込み処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS108、ステップS109内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。
ステップS107では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割り込み禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。
ステップS108では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。また、この基本乱数初期値更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS109に進む。
ステップS109では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS108およびS109の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割り込み処理>
次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施例では約2msに1回)でタイマ割り込み信号を発生するカウンタ・タイマ312を備えており、このタイマ割り込み信号を契機として主制御部タイマ割り込み処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割り込みスタート処理を行う。このタイマ割り込みスタート処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS202では、WDT313のカウント値が初期設定値(本実施例では32.8ms)を超えてWDT割り込みが発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施例では、主制御部タイマ割り込みの周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の球検出センサを含む各種センサ318の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。本実施例では、前々回のタイマ割り込み処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割り込み処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
ステップS204およびステップS205では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS110で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する普図当選乱数値および特図乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS206では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。詳細は後述するが、このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置112に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特別図柄表示装置114に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS208では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口(一般入賞口122、第1、第2特図始動口126、128、および可変入賞口130)に入賞(入球)があった場合に、RAM308に各入賞口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS209では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1、第2特図始動口126、128に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が4未満である場合には、入賞した始動口に対応するカウンタ回路316bのカウンタ値記憶用レジスタから値を特図当選乱数値として取得する。また、上述の特図乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図乱数値として取得し、RAM308に設けた乱数値記憶領域に特図当選乱数値と共に記憶する。また、普図始動口124を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が2未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた上述の特図用とは別の乱数値記憶領域に記憶する。また、この入賞受付処理では、所定の球検出センサにより第1、第2特図始動口126、128、普図始動口124、または可変入賞口の入賞(入球)を検出した場合に、演出制御部350に送信すべき送信情報に、第1、第2特図始動口126、128、普図始動口124、および可変入賞口の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
ステップS210では、払出制御部400に対して球の払出要求数を送信すべく、払出要求数送信処理を行う。
ステップS211では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動中(後述する普図汎用タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、図3(c)に示す普図1の態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、図3(c)に示す普図2の態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行うと共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により普図の停止表示を行い、普図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口128の羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間を経過したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、普図の状態を非作動中に設定する。普図の状態が非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS212に移行するようにしている。
ステップS212では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口128の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置112に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS213では、特図状態更新処理を行う。この特図状態更新処理は、特図の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図変動中(後述する特図汎用タイマの値が1以上)における特図状態更新処理では、特図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。
また、特図変動表示時間が経過したタイミング(特図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、大当たりフラグがオンで確変フラグがオンの場合には特図表示装置114に図3(a)に示す特図1、大当たりフラグがオンで確変フラグがオフの場合には特図表示装置114に図3(a)に示す特図2、大当たりフラグがオフの場合には、図3(a)に示す特図3の態様となるように特図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行うと共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により特図の停止表示をおこない、特図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に02Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、大当たりフラグがオンの場合には、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド入賞演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に04Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口130に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に10Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に20Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば15ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に08Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、特図の状態を非作動中に設定する。特図の状態が非作動中の場合における特図状態更新処理では、何もせずに次のステップS214に移行するようにしている。
ステップS214では、特図関連抽選処理を行う。この特図関連抽選処理では、特図変動遊技および可変入賞口130の開閉制御を行っておらず(特図の状態が非作動中)、且つ、保留している特図変動遊技の数が1以上である場合に、各種テーブルを使用した各種抽選のうち、最初に大当たり判定を行う。具体的には、乱数値記憶領域に記憶した特図当選乱数値が、大当たり判定テーブルの第1特図始動口用抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲である場合には、特図変動遊技の当選と判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に大当たりとなることを示す情報を設定する(ここで、大当たりの情報をRAM308に設定することを大当たりフラグをオンに設定するという)。一方、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲以外である場合には、特図変動遊技の外れと判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に外れとなることを示す情報を設定する(ここで、外れの情報をRAM308に設定することを大当たりフラグをオフに設定するという)。なお、保留している特図変動遊技の数は、RAM308に設けた特図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している特図変動遊技の数から1を減算した値を、この特図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また、当り判定に使用した乱数値を消去する。
大当たりフラグにオンを設定した場合には、次に確変移行判定を行う。具体的には、乱数値記憶領域に記憶した特図乱数値が、移行判定乱数の数値範囲であるか否かを判定し、特図乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、RAM308に設けた確変(確率変動)フラグの格納領域に、特別大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する。(ここで、特別大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを確変フラグをオンに設定するという)。一方、特図乱数値が抽選データの数値範囲以外である場合には、上述の確変フラグの格納領域に、大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する(ここで、大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを確変フラグをオフに設定するという)
大当たり判定の結果に関わらず、次にタイマ番号を決定する処理を行う。具体的には、上述の特図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を特図タイマ乱数値として取得する。大当たりフラグの値、および取得した特図タイマ乱数値を含むタイマ乱数の数値範囲に対応するタイマ番号を選択し、RAM308に設けた所定のタイマ番号格納領域に記憶する。さらに、そのタイマ番号に対応する変動時間を、特図変動表示時間として、上述の特図表示図柄更新タイマに記憶し、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に01Hを送信情報(一般情報)として追加記憶してから処理を終了する。
ステップS215では、演出制御部350にコマンドを送信すべく、コマンド設定送信処理を行う。なお、演出制御部350に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(00Hの場合は基本コマンド、01Hの場合は図柄変動開始コマンド、04Hの場合は図柄変動停止コマンド、05Hの場合は入賞演出開始コマンド、06Hの場合は終了演出開始コマンド、07Hの場合は大当たりラウンド数指定コマンド、0EHの場合は復電コマンド、0FHの場合はRAMクリアコマンドをそれぞれ示すなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、大当たりフラグの値、確変フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、大当たりフラグの値、確変フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、確変フラグの値などを含み、大当たりラウンド数指定コマンドの場合であれば確変フラグの値、大当たりラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口126への入賞の有無、第2特図始動口128への入賞の有無、可変入賞口130への入賞の有無などを含む。
ステップS216では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路550に出力する。
ステップS217では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップ203において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、ガラス枠開放エラーの有無、前枠開放エラーの有無、または下皿満タンエラーの有無などを監視し、ガラス枠開放エラー、前枠開放エラー、または下皿満タンエラーを検出した場合に、演出制御部350に送信すべき送信情報に、ガラス枠開放エラーの有無、前枠開放エラーの有無、下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド330を駆動して第2特図始動口128や、可変入賞口130の開閉を制御したり、表示回路322、324、328を介して普図表示装置112、特図表示装置114、各種状態表示部326などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS218では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS220に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS219に進む。
ステップS219では、タイマ割り込みエンド処理を行う。このタイマ割り込みエンド処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割り込み許可の設定などを行う。
ステップS220では、電断時処理を行う。この電断時処理では、上述のスタックポインタ退避領域に現在のスタックポインタの値を記憶し、上述の電源ステータス記憶領域にサスペンドを示す情報を設定する。また、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算し、チェックサム算出用数値記憶領域に記憶している値からその加算した結果を減算した値をチェックサム(電断時チェックサム)として算出し、算出した電断時チェックサムを上述のチェックサム算出用数値記憶領域に記憶し、RAM308への書き込みを禁止する設定を行った後、無限ループとなる。
以上説明したように、本実施例1に係るパチンコ機100は、遊技を演出する照明装置(本実施例では各種照明用のLED)と、複数の照明装置に、点灯または消灯を指定する照明駆動信号(本実施例ではLED駆動信号)を出力する照明駆動装置(本実施例ではLED駆動装置)と、複数の照明駆動装置に、複数の照明装置の点灯態様に関する照明駆動制御信号(本実施例ではLED駆動制御信号)を出力する照明制御装置(本実施例ではLED制御装置)と、照明制御装置に、複数の照明装置に関する制御信号(本実施例ではLED制御信号)を出力し、遊技を演出する演出制御用に動作するCPU(本実施例では演出制御用マイコンIC101)を含む演出制御回路(本実施例では基本回路352)と、演出制御回路を設けた演出制御基板(本実施例ではサブ基板164)と、照明駆動装置を設け、演出制御基板とは別体の演出用拡張基板(本実施例では盤面周辺基板など)と、を備えたことを特徴とする、遊技台である。
本実施例1に係るパチンコ機100によれば、遊技台の機種の増大や、遊技台の改良などに伴って多種多様な演出態様に対応しなければならない状況でも、演出制御の中枢部分として共通の演出制御基板を使用しつつ、各々の演出態様に合わせた演出用拡張基板だけを用意すればよく、遊技台の機種の増大や、遊技台の改良など迅速かつ柔軟に対応することができる場合がある。また、演出制御の中心的役割を担う演出制御基板と、各照明装置を駆動する役割を担う演出用拡張基板とによって、演出に関する制御分担を明確に区別することができ、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、複数の照明装置を直列的に接続して構成した特定の照明装置(本実施例ではハンドル照明用LED)と、照明駆動装置が出力した照明駆動信号を入力し、該信号に基づいて特定の照明装置が点灯するための電力を供給する電力供給装置(本実施例ではLED昇圧装置IC201)と、をさらに備え、演出用拡張基板に電力供給装置を設ければ、配線の量がむやみに増大することがなく、より多くの照明装置を制御することができ、遊技台の機種の増大や、遊技台の改良などに迅速かつ柔軟に対応することができる場合がある上に、組立、分解などのメンテナンス時に配線作業を容易に行うことができる場合がある。
また、遊技者により操作されたことを検出した場合に、所定の遊技信号を出力する遊技操作部(本実施例では操作ハンドル148)を設け、特定の照明装置を遊技操作部の内部に設ければ、遊技操作部によって多様な演出を行うことができる場合があり、遊技操作部の組立、分解などのメンテナンス時に配線作業を容易に行うことができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、照明装置に、点灯態様を指定する照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、複数の照明装置を設けた第1の照明基板(本実施例ではスピーカ前照明基板)178と、第1の照明基板178に設けた第1の照明装置(本実施例ではスピーカ前照明用第1LED)の点灯態様を指定する照明駆動信号を中継する第1の中継回路、および所定の照明装置(本実施例ではスピーカ右照明用LED)を設けた第2の照明基板(本実施例ではスピーカ右照明基板)176と、第1の照明基板178に設けた第2の照明装置(本実施例ではスピーカ前照明用第2LED)の点灯態様を指定する照明駆動信号を中継する第2の中継回路、および所定の照明装置(本実施例ではスピーカ左照明用LED)を設けた第3の照明基板(本実施例ではスピーカ左照明基板)177と、を備えれば、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、照明装置に、点灯態様を指定する照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、所定の第1の照明基板(本実施例ではスピーカ前照明基板)178に、特定の照明装置(本実施例ではスピーカ左照明用LED)の電力を送電する送電回路(例えば、サブ基板164の送電回路)と、特定の照明装置を設けた第2の照明基板(本実施例ではスピーカ左照明基板)177と、特定の照明装置の点灯態様を指定する照明駆動信号を出力する所定の信号出力回路を設けた、第1および第2の照明基板とは別体に構成した信号出力基板(本実施例では受皿周辺基板174や盤面周辺基板170)と、を備えれば、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、照明装置に、点灯態様を指定する照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、を備え、照明駆動装置が出力した特定の照明駆動信号を並列的に分岐し、所定の第1の照明基板(本実施例では盤面左照明基板)173に設けた照明装置(本実施例では盤面左照明用LED)、および第1の照明基板とは別体に構成した第2の照明基板(本実施例では盤面上照明基板)172の照明装置(本実施例では盤面上照明用LED)のそれぞれの点灯態様の指定のために使用すれば、照明駆動信号の入出力に必要な配線を減らすことができ、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、所定の第1の照明基板に設けた第1の照明装置、および第1の照明基板とは別体の第2の照明基板の第2の照明装置を直列的に接続し、それら第1の照明装置および第2の照明装置の点灯態様を共通的に指定する特定の照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、を備えれば、照明駆動信号の入出力に必要な配線を減らすことができ、演出に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、複数の照明装置に、点灯または消灯を指定する照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、照明駆動装置および照明装置を設けた第1の照明基板(本実施例では左照明基板)184と、照明駆動装置および照明装置を設けた第1の照明基板とは別の第2の照明基板(本実施例では下部照明基板)188と、を備え、第1の照明基板184が出力した照明駆動信号に基づいて、第2の照明基板188に設けた照明装置(本実施例では下部照明用第1LED)を点灯駆動させれば、第2の照明基板に照明駆動装置を設ける必要がなく、演出制御に関わる電子部品を減らすことができ、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、遊技を演出する照明装置と、複数の照明装置に、点灯または消灯を指定する照明駆動信号を出力する照明駆動装置と、複数の照明駆動装置に、複数の照明装置の点灯態様に関する照明駆動制御信号を出力する照明制御装置と、照明駆動装置および照明装置を設けた第1の照明基板(本実施例では右照明基板)185と、照明駆動装置および照明装置を設けた第1の照明基板185とは別の第2の照明基板(本実施例では上部照明基板)182と、を備え、照明制御装置が出力した照明駆動制御信号を分岐して第1の照明基板185に送信する送信回路を第2の照明基板182に設け、第1の照明基板185が出力した照明駆動信号に基づいて、第2の照明基板182に設けた照明装置を点灯駆動させれば、演出制御に関わる電子回路の配線を単純化してメンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、本実施例1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、複数のLEDドライバにLED制御信号を送信可能な制御手段(例えば、図6に示すLED制御装置、演出制御基本回路)と、前記制御手段が少なくとも設けられた第一の基板(例えば、図6に示すサブ基板164)と、を備えた遊技台であって、前記LEDドライバは、複数のLEDの点灯駆動を実行可能なドライバであり、前記複数のLEDドライバのうちの少なくとも一つは、第一のLEDドライバ(例えば、図6に示す上部照明基板182のLEDドライバ(IC301))であり、前記複数のLEDドライバのうちの少なくとも一つは、第二のLEDドライバ(例えば、図6に示す左照明基板184のLEDドライバ(IC501))であり、前記第一のLEDドライバは、第二の基板(例えば、図6に示す上部照明基板182)に設けられたドライバであり、前記第二のLEDドライバは、第三の基板(例えば、図6に示す左照明基板184)に設けられたドライバであり、前記複数のLEDのうちの少なくとも一つは、第一のLED(例えば、図6に示す左照明基板184の左照明用第1LED)であり、前記複数のLEDのうちの少なくとも一つは、第二のLED(例えば、図6に示す左照明基板184の左照明用第2LED)であり、前記LED制御信号は、複数のLEDの点灯に少なくとも関する信号であり、前記第一の基板は、前記第二の基板と別体で構成された基板であり、前記第一の基板は、前記第三の基板と別体で構成された基板であり、前記第二の基板は、前記第三の基板と別体で構成された基板であり、前記第一のLEDドライバは、前記LED制御信号を受信し、該LED制御信号を前記第一のLEDに送信可能なドライバであり、前記第一のLEDは、前記第一のLEDドライバによって点灯駆動されるLEDであり、前記第二のLEDは、前記第二のLEDドライバによって点灯駆動されるLEDであり、前記第三の基板は、前記第一のLEDが少なくとも設けられた基板であり、前記第三の基板は、前記第二のLEDが少なくとも設けられた基板である、ことを特徴とする遊技台である。
このような遊技台によれば、第一、第二のLEDを同一基板に配置する一方で、各々のLEDを駆動する第一、第二のLEDドライバを別体の基板に配置することで、LED制御信号の到達タイミングを微妙にずらすことができる。このため、同一基板に配置されていながら計算外のランダム性を有した点灯を第一、第二のLEDに行わせることができ、従来にない多彩な演出を行うことが可能になる。また、第一、第二のLEDドライバのいずれか一方が正常に動作している限り、第二の基板において第一、第二のLEDのいずれか一方を点灯させることができる。このため、一部のLEDドライバの故障などによって基板上のすべてのLEDが消灯してしまうようなことがなく、演出効果が著しく低下することを未然に防ぐことができる。
また、前記第一のLEDが受信する前記LED制御信号は、前記第一のLEDドライバから送信される信号だけであってもよい。
また、前記複数のLEDのうちの少なくとも一つは、第三のLEDであり、前記第二の基板は、前記第三のLEDが少なくとも設けられたものであり、前記第三のLEDは、前記第一のLEDドライバによって点灯駆動されるものであってもよい。
また、第四の基板(例えば、図6に示す下部照明基板188)を有し、前記第四の基板は、前記第一の基板と別体で構成された基板であり、前記第四の基板は、前記第二の基板と別体で構成された基板であり、前記第四の基板は、前記第三の基板と別体で構成された基板であり、前記複数のLEDのうちの少なくとも一つは、第四のLED(例えば、下部照明用第1LED)であり、前記第四の基板は、前記第四のLEDが少なくとも設けられた基板であり、前記第四のLEDは、前記第二のLEDドライバによって点灯駆動されるLEDであってもよい。
また、前記第一の基板とは、二つの制御基板を少なくとも含んで構成されたものであり、前記二つの制御基板のうちの少なくとも一つは、第一の制御基板であり、前記二つの制御基板のうちの少なくとも一つは、第二の制御基板であり、前記制御手段は、マイクロコンピュータを少なくとも含んで構成されるものであり、前記制御手段は、LEDコントローラを少なくとも含んで構成されるものであり、前記第一の制御基板は、前記マイクロコンピュータが少なくとも設けられたものであり、前記第二の制御基板は、前記LEDコントローラが少なくとも設けられたものであってもよい。
なお、本実施例では、照明用LEDの種類ごとに別体の照明基板を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、2種類以上の照明用LEDを同一の照明基板に搭載してもよい。
また、上記実施例におけるランプ(照明装置)や表示装置は、7セグメントLEDや液晶表示装置などに限定されるものではなく、例えば、プラズマディスプレイ(PDP)、CRT、LEDドットマトリクスなどを適用することもできる。
また、LED昇圧装置をハンドル照明用LEDの駆動に使用する例を示したが、盤面照明用のEDなど、他の照明用LEDの駆動に利用することもできる。また、上記実施例で示した各照明用LEDの個数は一例であり、例えば、ハンドル照明用LEDを2〜5個、または7個以上直列的に接続してもよい。
また、上記実施例における各種記憶領域は必ずしもRAMに設ける必要はなく、例えば、情報を一時的に記憶すれば足りるような場合には各制御部のCPUのレジスタなどに記憶してもよい。
また、本実施例における「入賞」には、遊技盤102に設けた入賞口や始動口に球が入球した場合のほか、遊技盤102に設けた通過領域を球が通過した場合(例えば、普図始動口124を球が通過した場合)も含まれる。また、始動口は、必ずしも本実施例で示される位置に設ける必要は無く、例えば、特定の入賞口内の特定の領域を始動口として機能させてもよい。
また、第2特図始動口128や可変入賞口130は、球が入賞不可能な閉状態と、入賞可能な開状態の2種類の開閉状態に変化するものに限定されず、球が入賞可能な第1の開状態と、第1の開状態よりも入賞が容易な第2の開状態の2種類の開状態に変化するものも含まれる。
また、実施例では、大当たりに対応する図柄組合せ(大当たり図柄組合せ)を装飾図柄表示装置110に停止表示した場合に大当たり遊技の開始となるが、大当たり遊技の開始条件はこれに限定されるものではない。したがって、例えば、大当たり図柄組合せを停止表示した後で、盤面の特定のゲートを遊技球が通過した場合、大当たり図柄組合せを停止表示した後で、盤面の特定の入賞口に遊技球が通過した場合、大当たり図柄組合せを停止表示した後で、大入賞口(可変入賞口)以外の入賞口内の特定の領域を遊技球が通過した場合、特定の入賞口に遊技球が入賞したことを条件に開放した大入賞口(可変入賞口)内の特定の領域を遊技球が通過した場合、などを大当たり遊技の開始条件としてもよい。
また、本実施例における「特図」は、特図表示装置114が変動表示および停止表示する図柄全てを示しており、変動表示する図柄のみ、または、停止表示する図柄のみを示すものではない。さらに、本実施例における「普図」や「装飾図柄」も同様に、普図表示装置112や装飾図柄表示装置110が変動表示および停止表示する図柄全てを示しており、変動表示する図柄のみ、または、停止表示する図柄のみを示すものではない。また、大当たりフラグがオンの場合には特図表示装置114に特図1または特図2、大当たりフラグがオフの場合には特図3を停止表示させる例を示したが、これに限定されない。
また、遊技状態として大当たり遊技を例示したが、これら以外にも、普図表示装置112(または特図表示装置114、装飾図柄表示装置110)の変動時間を所定の変動時間とする通常変動状態と、該所定の変動時間よりも短い変動時間とする変動短縮(変短)状態と、を設け、この2つの状態についても遊技状態に含めてもよい。また、普図表示装置112(または特図表示装置114、装飾図柄表示装置110)の変動時間を所定の変動時間とする通常変動状態と、該所定の変動時間よりも長い変動時間とする変動延長(変長)状態と、を設け、この2つの状態についても遊技状態に含めてもよい。また、普図変動遊技(または特図変動遊技)の結果を当選とするか否かの抽選における当選確率を所定の確率とする低確率状態(普図)と該所定の確率よりも高い高確率状態(普図)とを設け、この2つの状態についても遊技状態に含めてもよいし、これら複数の状態を複合して発生させるようにしてもよい。また、始動口または内部に特定領域を設けた可変入賞手段を閉状態から開状態に変化させるか否かを決定する抽選手段の、抽選結果を表示する図柄の変動時間を短縮する特定変短遊技、上述の抽選手段が始動口または可変入賞手段を閉状態から開状態に変化させると決定する確率を向上させた確率向上状態、始動口または可変入賞手段を開状態のまま維持する時間を通常遊技よりも長時間にする長時間開放遊技などを含めてもよい。
また、実施例においては、遊技台として、遊技球を遊技媒体としたパチンコ機の例を示したが、本発明に係る遊技台はこれに限定されるものではなく、例えば、パチスロ等に適用することもできる。
なお、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。