JP2014165959A - 電気接続箱 - Google Patents

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裕介 奥平
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Abstract

【課題】車体パネルにアース接続されるアース用バスバーをケース内部から外部へ突出させている電気接続箱において、車体の振動等によるアース用バスバーと回路部材の接続不良の発生を有利に防止できる、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】ケース16の内部に回路部材18が収容されていると共に、アース用バスバー52の一方の端部に設けた回路接続部112が、回路部材18に接続されている一方、アース用バスバー52の他方の端部に設けたアース接続部56が、ケース16の外部に露呈されて車体パネルにアース接続されるようになっている電気接続箱10において、アース用バスバー52が互いに直交する異なる3方向に広がってケース16に支持される少なくとも3つの支持面58a〜cを備えているようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に車体パネルにアース接続されるアース用バスバーをケース内部から外部へ突出させている電気接続箱に関するものである。
自動車等に搭載される電気接続箱において、本出願人は、例えば特開2009−95195号公報(特許文献1)に記載のような、内部の回路部材と接続されたアース用バスバーをケース内部から外側に突出させ、これを車体パネルにアース接続する構造を提案している。
具体的には、特許文献1の図1に示されるように、このような電気接続箱では、アッパーケースとロアケースで囲まれたケース内部に回路部材としてのプリント基板が収容されており、かかるプリント基板にアース用バスバーの一方の端部が半田付けにより接続されていると共に、アース用バスバーの他方の端部がケースの外部に突出されている。そして、突出されたアース用バスバーの他方の端部がブラケットの下面に延在されて、締結ボルトで車体パネルに締結固定されるようになっている。これにより、ケース固定とアース接続が同時に行われるようになっている。
しかしながら、このような従来構造の電気接続箱では、車体の振動荷重等が、車体パネルに連結されたアース用バスバーの他方の端部から、アース用バスバーの一方の端部に伝達され易く、アース用バスバーとプリント基板の半田付部に負荷が加わることが避けられなかった。その結果、半田クラック等の問題が発生して、アース用バスバーとプリント基板の接続不良が生じ、プリント基板のボデーアースが安定して確保されないという問題が生じるおそれがあった。
特開2009−95195号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、車体パネルにアース接続されるアース用バスバーをケース内部から外部へ突出させている電気接続箱において、車体の振動等によるアース用バスバーと回路部材の接続不良の発生を有利に防止できる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
以下、前述の如き課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明の第一の態様は、ケースの内部に回路部材が収容されていると共に、アース用バスバーの一方の端部に設けた回路接続部が該回路部材に接続されている一方、前記アース用バスバーの他方の端部に設けたアース接続部が前記ケースの外部に露呈されて車体パネルにアース接続されるようになっている電気接続箱において、前記アース用バスバーが互いに直交する異なる3方向に広がって前記ケースに支持される少なくとも3つの支持面を備えている、ことを特徴とする。
本態様によれば、アース用バスバーにより回路部材のボデーアースが確保されていることから、アース用回路の幅寸法を確保して低インピーダンス化を図ることができ、ノイズ対策効果が確実に発揮され得る。しかも、アース用バスバーが互いに直交する異なる3方向に広がってケースに支持される少なくとも3つの支持面を備えている。それ故、車体の振動等により車体パネルに接続されたアース用バスバーのアース接続部に、あらゆる方向から振動荷重等が入力された場合にも、各種方向からの入力荷重をいずれかの支持面を介してケースで支持し、吸収分散することができる。従って、回路部材に接続されたアース用バスバーの回路接続部に生じる応力を有利に低減することができ、アース用バスバーの回路接続部と回路部材の接続安定性を有利に確保することができる。その結果、回路部材のアース接続が良好に維持されて、アース用バスバーによるノイズ対策効果等が長期に亘って安定して図られるのである。
特に、回路部材がプリント基板で、アース用バスバーの回路接続部が半田付けにより接続されている場合は、半田クラックの発生を有利に防止することができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載の電気接続箱において、前記アース用バスバーが、前記回路接続部を備えた基端側バスバーと、前記3つの支持面と前記アース接続部を備えた先端側バスバーに分離されている一方、前記基端側バスバーと前記先端側バスバーが、それぞれの端部に設けられた締結部において、締結部材により締結接続されて前記ケースに固定されているものである。
本態様によれば、アース用バスバーが、基端側バスバーと先端側バスバーに分割されていることから、基端側バスバーを回路部材に接続する作業、例えば、プリント基板に回路接続部を半田付けする作業を、容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
しかも、基端側バスバーと先端側バスバーの各締結部が、締結部材により締結接続されて、ケースに固定されている。それ故、先端側バスバーに伝達される振動荷重等が、基端側バスバーに伝達されることを、一層有利に防止でき、アース用バスバーの回路接続部の接続安定性の更なる向上を図ることができる。加えて、アース用バスバーを基端側バスバーと先端側バスバーに分割することにより、互いに直交する3方向に広がる3つの支持面の設計自由度が向上される。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載の電気接続箱において、前記ケースは、アッパケースとロアケースが嵌合することにより構成されていると共に、前記アッパケースあるいは前記ロアケースの一方には、前記締結部材を固定するための作業穴が貫設されている一方、前記アッパケースあるいは前記ロアケースの他方には、内方に突出する遮蔽壁が設けられており、前記遮蔽壁は、前記アッパケースと前記ロアケースの嵌合状態において、前記作業穴を外部から覆蓋しているものである。
本態様によれば、アッパケース又はロアケースに作業穴が設けられていることから、基端側バスバーと先端側バスバーの締結部を相互に締結してケースに固定する作業を、ケース外部から容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。しかも、作業穴が遮蔽壁により外部から覆蓋されていることから、ケース外部からの水滴等の異物が回路部材に付着したり損傷を与えることを有利に防止することができる。
本発明の第四の態様は、前記第三の態様に記載の電気接続箱において、前記遮蔽壁の外面が、前記ケースの外周側に向かって傾斜しているものである。
本態様によれば、遮蔽壁の外面を利用して、遮蔽壁の外面に付着した水滴をケース外に速やかに排水することができ、作業穴を設けた電気接続箱における防水性を有利に確保することができる。
本発明の電気接続箱によれば、アース用バスバーにより回路部材のボデーアースが確保されていることから、アース用回路の低インピーダンス化が図られ、ノイズ対策効果が確実に発揮され得る。しかも、アース用バスバーが互いに直交する異なる3方向に広がってケースに支持される少なくとも3つの支持面を備えていることから、これら支持面によりあらゆる方向からの入力荷重がケース側に分散支持されて、回路部材に接続されたアース用バスバーの回路接続部に生じる応力を有利に低減することができる。従って、アース用バスバーの回路接続部と回路部材の接続安定性の向上を有利に図ることができる。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1のA矢視図であって、アース用バスバーがアッパケースに嵌められた状態を示す斜視図。 図1におけるIII−III断面図であって、全ての部材が組み付けられた状態を表す断面図。 図1に示した電気接続箱のアース用バスバーの分解斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜4には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が、示されている。図1に示すように、電気接続箱10は、アッパケース12とロアケース14が嵌合することにより構成されているケース16の内部に、回路部材を構成する第1のプリント基板18および後述する第2のプリント基板78が収容された構造とされている。ここで、アッパケース12とロアケース14は、例えばポリプロピレン(PP),ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって形成されている。なお、以下の説明において、特に断りの無い限り、上方とは、アッパケース12側を言い、下方とは、ロアケース14側を言い、また前方とは、図1中の左方、後方とは、図1中の右方を言うものとする。
図1及び図2に示すように、アッパケース12は、下方に開口する略矩形の箱体形状とされている。アッパケース12の上面21の一方の端部22(図2中、右側)には、上面21の板厚方向斜め外方に突出して延びる取付脚部24が形成されている。取付脚部24には貫通孔26が貫設されており、図示しないボルトが挿通されることにより車体側に固定されるようになっている。一方、アッパケース12の上面21の他方の端部28(図2中、左側)には、下方に延出する側壁30が設けられており、側壁30の一端側には、斜め後方に突出して延びる略長円形状の固定部32が形成されている。固定部32は、固定部32の基端部33からアッパケース12の側壁30の外面上に延出し且つ連接する略台形形状の第1の支持部34と、固定部32の底面35の中央部から斜め前方に延出して、アッパケース12の上面21に連接する、略三角柱形状の第2の支持部36、とにより支持されるようになっている。第2の支持部36の上方には、前後方向(図3中、左右方向)に開口する作業穴37が貫設されており、作業穴37の奥方には、下方に開口するスリット状の挿通孔38が貫設されている。また、作業穴37の、挿通孔38と対向する箇所には、凹み部39が形成されている(図3参照)。作業穴37のさらに奥方には、ナット40が埋め込まれてねじ穴部42が形成されている(図3参照)。加えて、ねじ穴部42の下部には、下方に開口する挿通孔44が形成されている(図3参照)。なお、固定部32の長手方向両端部には貫通孔46が形成されており、図示しないボルトが挿通されて車体パネルに固定されるようになっている。
さらに、図2に示すように、アッパケース12の固定部32の長手方向一方の端部には、板厚方向且つ側方に開口するスリット状の切欠部49が形成されている。また、図3に示すように、アッパケース12の第2の支持部36の上部(図2中上側)には、ねじ穴部42の入口の上部に開口するスリット状の開口穴50が貫設されている。
図4には、電気接続箱10に装着されるアース用バスバー52が示されている。アース用バスバー52は、先端側バスバー53と基端側バスバー55とから構成されており、何れも、プレス加工で打ち抜かれた例えば銅や銅合金などの金属板によって形成されている。先端側バスバー53は、一方の端部に設けられたアース接続部56と、互いに直交する異なる3方向に広がる3つの支持面58a,58b,58cと、他方の端部に設けられた締結部60と、を備えて構成されている。また、アース接続部56と締結部60の中央部分にはそれぞれ貫通孔62,64が設けられている。このような構造とされた先端側バスバー53は、図2及び図3に示すように、アース接続部56と支持面58bの連結部分66を、固定部32の切欠部49に嵌め込むと共に、締結部60を第2の支持部36の開口穴50に挿通することにより、先端側バスバー53がアッパケース12の所定位置に配設されようになっている。
先端側バスバー53がアッパケース12の所定位置に配設された状態では、先端側バスバー53の締結部60は、アッパケース12に収容されたナット40の端面に重ね合されて支持されており、締結部60の貫通孔64が、ナット40のねじ穴部42と位置合わせされている。また、先端側バスバー53の支持面58aは、アッパケース12の固定部32の外面上(図3中、裏面側)に重ね合されており、支持面58aの貫通孔62が固定部32の貫通孔46と位置合わせされている。先端側バスバー53の支持面58bは、支持面58a側の端部が、固定部32に設けた切欠部49に挿し入れられて支持されている一方、支持面58c側の端部が、固定部32を支持する第2の支持部36の上壁36aに突設された補強リブ36bに重ね合されて支持されている。さらに、先端側バスバー53の支持面58cは、第2の支持部36の上壁36aに載置されて支持されている。このように、先端側バスバー53に設けられた互いに直交する異なる3方向に広がる3つの支持面58a,58b,58cが、それぞれアッパケース12の各所で支持されるようになっている。
一方、ロアケース14は、図1に示すように、略矩形の板形状とされた底壁68の外周縁部に、上方に突出する周壁70が形成された、上方に開口する略箱体形状とされている。ロアケース14の底壁68の一つの角部72には、周壁70から略矩形平板形状で上方すなわちケース16の内方に突出する遮蔽壁74が設けられている。
第1のプリント基板18は、図1に示すように、矩形の板形状を有している。第1の第1の第1のプリント基板18の中央部分には、第2のプリント基板78が積層配置されており、複数の基板端子80が第2のプリント基板78から下方に突出されて第1のプリント基板18に挿通・半田付けされることにより、第2のプリント基板78が第1のプリント基板18と電気的に接続されるようになっている。第2のプリント基板78の中央部分には、例えばリレー82等の各種電気部品が適宜に設けられている一方、第2のプリント基板78の一辺の外周部分84には、上方に突出する長手形状のコネクタ86が、外周部分84に沿って配設されている。コネクタ86は、アッパケース12に貫設された開口穴88(図2参照)を通して、外部回路と電気的に接続されるようになっている。
また、図1に示すように、第1のプリント基板18の一辺の外周部分90aには、コネクタハウジング92が配設されている。コネクタハウジング92は、合成樹脂からなる長手形状の一体成形品とされている。コネクタハウジング92には、第1のプリント基板18の外側に向けて開口する矩形の凹形状とされた3つのコネクタ収容部94,94,94が、長手方向及び上下方向に隣接して形成されている。これらコネクタ収容部94,94,94には、L字形状に屈曲された複数の基板端子96が挿通されており、側方接続型コネクタ98a,98b,98cをそれぞれ構成している。また、外周部分90aと直交する外周部分90bには、第2のプリント基板78と接続されたヒューズモジュール100が搭載されている。
加えて、第1のプリント基板18の外周部分90aの一方の端部には、基端側バスバー55が立設されている。図3に示すように、基端側バスバー55はクランク形状を有しており、略矩形平板形状とされ且つ上端部に貫通孔106を有する本体部108と、本体部108の下端部から垂直に屈曲して延びる平板部110と、平板部110の端部から垂直に屈曲して下方に延び且つ第1のプリント基板18のスルーホールに挿通されて半田付けされる半田付部112と、を含んで構成されている。すなわち、基端側バスバー55の一方の端部は、半田付部112により第1のプリント基板18と電気的に接続されており、半田付部112により回路接続部が構成されている。一方、基端側バスバー55の他方の端部には、貫通孔106を有する本体部108の上端部により締結部114が構成されている。そして、基端側バスバー55は、本体部108が第1のプリント基板18に対して垂直且つやや斜め外方を向くように配設されている。
上述の如き構造とされた電気接続箱10を組み立てる場合には、先ず、第2のプリント基板78が配設された第1のプリント基板に対して、上述の如き先端側バスバー53が配設されたアッパケース12を上方から組み付ける。これにより、図3に示すように、基端側バスバー55の締結部114がアッパケース12の挿通孔44に嵌め込まれて、かかる締結部114が、先端側バスバー53の締結部60を介してナット40の端面に重ね合される。その結果、先端側バスバー53の締結部60に設けられた貫通孔64と、基端側バスバー55の締結部114に設けられた貫通孔106とが互いに位置合わせされる。そして、アッパケース12の作業穴37から締結部材たる固定用ねじ116を、両貫通孔64,106を挿通してねじ穴部42にねじ込むことにより、先端側バスバー53と基端側バスバー55とが締結接続されて、アッパケース12に固定されようになっている。
次に、このように第1のプリント基板18等が組み付けられたアッパケース12に対して、ロアケース14が嵌め合わされることにより、電気接続箱10が構成される。これにより、図3に示すように、ロアケース14に設けられた遮蔽壁74が、挿通孔38を挿通して、その先端部が作業穴37の凹み部39に嵌め込まれる。その結果、図3に示すように、遮蔽壁74により、作業穴37が外部から覆蓋されるのである。なお、本実施形態では、遮蔽壁74の外面118は、ケース16の外周側に向かって所定の角度:αをもって傾斜している。これにより、遮蔽壁74の外面118に付着した水滴をケース16の外周側に速やかに導いて排水することができる。それ故、作業穴37からケース16内への浸水が有利に防止されるのである。
そして、先端側バスバー53のアース接続部56が、貫通孔62を固定部32の貫通孔46と重ね合わせた状態で、固定部32の外面上に載置されアッパケース12の外部に露呈されている。これにより、先端側バスバー53のアース接続部56を、図示しない車体パネル側に直接当接して、貫通孔46,62を挿通する図示しない固定ボルトで車体側に固定できるのである。その結果、アース接続部56が車体パネルにアース接続されるようになっている。
本実施形態における電気接続箱10によれば、先端側バスバー53と基端側バスバー55によって構成されるアース用バスバー52により、第1のプリント基板18のボデーアースが確保されていることから、電気接続箱10のアース用回路の低インピーダンス化が容易且つ確実に図られ、ノイズ対策効果が確実に発揮され得る。
また、先端側バスバー53が互いに直交する異なる3方向に広がってアッパケース12の各所に支持される3つの支持面58a,58b,58cを備えている。これにより、車体の振動等により車体パネルに接続された先端側バスバー53のアース接続部56に、あらゆる方向から振動荷重等が入力された場合にも、各種方向からの入力荷重をいずれかの支持面58a,58b,58cを介してアッパケース12で支持し、吸収分散することができる。従って、第1のプリント基板18に接続された基端側バスバー55の半田付部112に生じる応力を有利に低減することができ、基端側バスバー55の半田付部112と第1の第1のプリント基板18の接続安定性を有利に確保することができる。さらに、先端側バスバー53と基端側バスバー55の各締結部60,114が、固定用ねじ116により締結接続されて、アッパケース12に固定されていることから、先端側バスバー53に伝達される振動荷重等が、基端側バスバー55に伝達されることを、一層有利に防止でき、基端側バスバー55の半田付部112の接続安定性の更なる向上と半田クラックの発生の防止を有利に図ることができる。
加えて、本実施形態では、アース用バスバー52が、互いに直交する異なる3方向に広がる支持面58a,58b,58cを有する複雑な構造の先端側バスバー53と、一般的な基板立設用端子と同様の形状の基端側バスバー55に分割されている。従って、基端側バスバー55の半田付部112を第1のプリント基板18に半田付けする作業を、通常の基板立設用端子と同様の作業で容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。また、先端側バスバー53においては、半田付け性等を考慮する必要がないことから、互いに直交する3方向に広がる3つの支持面58a,58b,58cの設計自由度が向上される。そして、先端側バスバー53と基端側バスバー55の各締結部60,114が、固定用ねじ116により締結接続されて、アッパケース12に固定されている。それ故、先端側バスバー53に伝達される振動荷重等が、基端側バスバー55に伝達されることを、一層有利に防止でき、アース用バスバー52の第1のプリント基板18への接続安定性の更なる向上を図ることができる。
さらにまた、アッパケース12に作業穴37が設けられていることから、先端側バスバー53と基端側バスバー55の締結部60,114を相互に締結してアッパケース12に固定する作業を、アッパケース12外部から容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。しかも、作業穴37とアッパケース12外面との間に遮蔽壁74が配設されていることから、アッパケース12外部から作業穴37を通して水滴等の異物が第1の第1のプリント基板18に付着したり損傷を与えることを有利に防止することができる。加えて、遮蔽壁74の外面118がケース16の外周側に向かって傾斜している。これにより、遮蔽壁74の外面118に付着した水滴をケース16の外に排水することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、アース用バスバー52は、必ずしも先端側バスバー53と基端側バスバー55に分割されていなくてもよく、互いに直交する異なる3方向に広がる支持面58a,58b、58cと、半田付部112を一体的に備えて、単一のバスバー部品によりアース用バスバーを構成してもよい。この場合でも、本実施形態と同様、互いに直交する異なる3方向に広がる支持面58a,58b、58cにより、アース用バスバー52の第1のプリント基板18への接続安定性が向上され得る。
また、回路部材は、第1のプリント基板18および第2のプリント基板78に限定されないことは勿論であって、バスバーや単芯線による内部回路等、任意の公知の回路部材により構成することができる。
加えて、アッパケース12に作業穴37が貫設される一方、ロアケース14に遮蔽壁74が突設されていたが、アッパケース12に遮蔽壁74が突設される一方、ロアケース14に作業穴37が貫設されていてもよい。
10:電気接続箱、12:アッパケース、14:ロアケース、16:ケース、18:第1のプリント基板(回路部材)、37:作業穴、52:アース用バスバー、53:先端側バスバー、55:基端側バスバー、56:アース接続部、58a〜c:支持面、60,114:締結部、74:遮蔽壁、112:半田付部(回路接続部)、116:固定用ねじ(締結部材)、118:外面

Claims (4)

  1. ケースの内部に回路部材が収容されていると共に、アース用バスバーの一方の端部に設けた回路接続部が該回路部材に接続されている一方、前記アース用バスバーの他方の端部に設けたアース接続部が前記ケースの外部に露呈されて車体パネルにアース接続されるようになっている電気接続箱において、
    前記アース用バスバーが互いに直交する異なる3方向に広がって前記ケースに支持される少なくとも3つの支持面を備えている、
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記アース用バスバーが、前記回路接続部を備えた基端側バスバーと、前記3つの支持面と前記アース接続部を備えた先端側バスバーに分離されている一方、
    前記基端側バスバーと前記先端側バスバーが、それぞれの端部に設けられた締結部において、締結部材により締結接続されて前記ケースに固定されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ケースは、アッパケースとロアケースが嵌合することにより構成されていると共に、前記アッパケースあるいは前記ロアケースの一方には、前記締結部材を固定するための作業穴が貫設されている一方、前記アッパケースあるいは前記ロアケースの他方には、内方に突出する遮蔽壁が設けられており、
    前記遮蔽壁は、前記アッパケースと前記ロアケースの嵌合状態において、前記作業穴を外部から覆蓋している請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記遮蔽壁の外面が、前記ケースの外周側に向かって傾斜している請求項3に記載の電気接続箱。
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