JP2014165039A - 発光素子 - Google Patents

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Saburo Aso
三郎 麻生
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Abstract

【課題】有機機能層を支持する基板側から光を取り出す構造を採用した場合であっても、放熱性を高めることができる発光素子を提供する。
【解決手段】発光素子10は、透光性基板11およびこの透光性基板11に設けられた有機機能層12、第一電極13、第二電極14を有する。そして、発光素子10は、透光性基板11よりも熱伝導率の高い熱伝導層16を備える。この熱伝導層16の一部は、有機機能層12と、透光性基板11との間であり、かつ、第一電極13と透光性基板11との間に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子に関する。
近年、照明装置やディスプレイ装置等の光源として、エレクトロルミネセンス(EL:Electro Luminescence)等の固体発光素子が開発されている。このエレクトロルミネセンスとしては、発光材料に有機材料を用いた有機EL素子がある。
有機EL素子においては、陰極と陽極との間に有機材料で構成される有機機能層が配置される。有機EL素子の駆動時には有機機能層において熱が発生するが、有機機能層は熱に弱いため、熱を逃がす必要がある。
そこで、特許文献1においては、熱放射率が0.70以上である放熱層を備えた有機EL素子が提案されている。図1に特許文献1に開示された有機EL素子を示す。
この特許文献1では、図1(a)に示すように、有機発光層91、電極92,93を備えた積層体を支持する支持基板94に放熱層95を設けている。また、図1(b)に示すように、有機発光層91、電極92,93を備えた積層体を封止する封止基板96に放熱層95を設けた有機EL素子も記載されている。
特開2010−80215号公報
特許文献1においては、放熱層の熱放射率が0.7以上と規定されており、放熱層は黒色系材料を含むことが記載されている。そのため、放熱層を介して有機EL素子から光を取り出すことが困難となる。図1(a)に示したように、放熱層95を支持基板94に設ける場合には、有機発光層91からの光は、封止基板96側から取り出すことは可能であるものの、放熱層95を支持基板94に設けた場合には、支持基板94側から光を取り出すことができない。そこで、支持基板94側から光を取り出す場合には、図1(b)に示すように、封止基板96側に放熱層95を設ける必要がある。封止基板96と有機発光層91とは大きく離間しているので、放熱性が低下してしまうことが懸念される。
本発明が解決しようとする課題としては、有機機能層を支持する基板側から光を取り出す構造を採用した場合であっても、放熱性を高めることができる発光素子を提供することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
透光性基板と、
前記透光性基板の一方の面側に設けられた、発光層を含む有機機能層と、
前記有機機能層の前記透光性基板側に配置された第一電極と、
前記有機機能層の前記透光性基板側と反対側に配置された第二電極と、
前記透光性基板よりも熱伝導率が高い透光性の熱伝導層とを備え、
前記熱伝導層の少なくとも一部が、前記透光性基板と前記有機機能層との間に位置している発光素子である。
(a)および(b)はそれぞれ従来の発光素子を示す断面図である。 実施形態にかかる発光素子の断面図であり、透光性基板と直交する方向の断面図である。 実施例1の発光素子の断面図であり、透光性基板と直交する方向の断面図である。 (a)は、実施例2の発光素子の断面図であり、透光性基板の基板面と直交する方向の断面図である。(b)は、(a)の点線の丸で囲んだ部分の拡大図である。 (a)は、実施例2の発光素子の駆動時の素子温度と、実施例1の発光素子の駆動時の素子温度とを示す図である。(b)は、実施例2の発光素子の領域A,Bの温度分布をシミュレーションした図と、実施例2の発光素子から熱伝導層および放熱部材を除去した発光素子における領域A,Bの温度分布をシミュレーションした図である。(c)は、図(b)の領域A,Bに対応する場所を示す図である。 実施例3の発光素子の断面図であり、透光性基板と直交する方向の断面図である。 実施例3の発光素子の平面図であり、透光性基板の基板面側からの平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図2を参照して、本実施形態の発光素子10について説明する。図2は発光素子10の透光性基板の基板面と直交する断面図である。
この発光素子10は、透光性基板11、有機機能層12、第一電極13、第二電極14、封止部材15、熱伝導層16、配線17を備える。
この発光素子10は、例えばディスプレイ、照明装置、又は光通信装置等の光源として用いることができる。
透光性基板11は、有機機能層12、第一電極13、第二電極14で構成される発光部を支持する基板である。
この透光性基板11は、たとえば、ガラスあるいは樹脂で構成される光透過性の基板である。透光性基板11の熱伝導率は、特に限定されないが、たとえば、25℃において、0.1〜1W/mKである。
第一電極13は、本実施形態では、陽極である。この第一電極13は、透光性基板11の一方の基板面に設けられている。本実施形態では、第一電極13は透明電極であり、透明電極を構成する材料としては、ITO、ZnO、IZO、SnOなどの金属酸化物から1以上を選択することができる。
有機機能層12は、第一電極13と、第二電極14との間に設けられ、これらの電極に挟まれている。
有機機能層12は、たとえば、第一電極13側から、図示しない正孔注入、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、及び電子注入層をこの順に積層したものである。なお、正孔注入層及び正孔輸送層の代わりに、これら2つの層の機能を有する一つの層を設けてもよい。同様に、電子輸送層及び電子注入層の代わりに、これら2つの層の機能を有する一つの層を設けてもよい。なお、有機機能層12はこれらに限定されるものではなく、上記以外にも他の機能を有した層を含む場合がある。
本実施形態では、図2の紙面直交方向が第一電極13の長手方向となっているが、有機機能層12は、第一電極13の短辺方向の両端部を被覆している。
第二電極14は、有機機能層12の第一電極13側の面とは反対側の面を被覆している。
本実施形態では、第二電極14は、陰極であり、たとえば、Al膜またはAg膜等の金属膜で構成されている。
配線17は、透光性基板11の一方の基板面に設けられており、第二電極14に直接接続されている。透光性基板11の基板面側から平面視した際に、配線17は、後述する封止部材15の内側から外側に跨るように配置されおり、封止部材15よりも外側の部分が電源の陰極用の給電端子(図示略)に接続されている。配線17としては、たとえば、ITO、ZnO、IZO、SnOなどの金属酸化物のなかから1以上を選択することができる。なかでも、製造効率を向上させる観点から、配線17は、第一電極13と同じ材料で構成されていることが好ましい。
封止部材15は、透光性基板11の一方の基板面側に配置され、有機機能層12、第一電極13、第二電極14で構成される発光部を封止するものである。封止部材15は、発光部を被覆するとともに、発光部を取り囲んでいる。
この封止部材15は、透光性基板11の一方の面と対向する封止基板部151と、この封止基板部151の外周縁に沿って設けられ、透光性基板11側に突出した枠部152と、この枠部152を透光性基板11に接着する接着剤153とを備える。より具体的には、接着剤153は、枠部152と、透光性基板11上の熱伝導層16や配線17とを直接接合している。
封止基板部151は、板状の部材であり、透光性基板11側の面に吸湿剤18が貼り付けられている。
このような封止部材15と、透光性基板11とで囲まれた空間内には、たとえば、窒素ガス等の非酸化性のガスが充填されている。
次に、熱伝導層16について説明する。
熱伝導層16は、その一部が透光性基板11と、有機機能層12との間に設けられた層であり、本実施形態では、透光性基板11の一方の基板面に直接設けられている。
透光性基板11の一方の基板面側からの平面視において、熱伝導層16の外周縁は、封止部材15の外周縁よりも外側に位置している。透光性基板11の一方の基板面側の平面視において、熱伝導層16は、封止部材15と重なりあう部分161と、封止部材15の外側に位置する部分162とを備える。そして、封止部材15と重なり合う部分161と、封止部材15の外側に位置する部分162とが一体的に形成されており、連続した層となっている。
封止部材15と重なり合う部分161において、熱伝導層16の一部は、第一電極13と、透光性基板11との間に配置され、第一電極13に直接接触している。
そして、第一電極13、有機機能層12および第二電極14の3つが重なりあった領域と、透光性基板11との間に熱伝導層16の部分161の一部が位置している。換言すると、有機機能層12のうち、発光領域の直下に熱伝導層16の一部が位置しているといえる。なお、本実施形態では、第一電極13、有機機能層12および第二電極14の3つが重なりあった領域全体の直下に部分161の一部が位置している。
また、熱伝導層16の部分161の他の一部は、第一電極13の短辺方向の端部から外側にはみ出した有機機能層12の一部と、直接接触している。
また、熱伝導層16の部分161には、第二電極14が直接接触している。第二電極14は、有機機能層12上から、熱伝導層16のうち、有機機能層12の直下の領域よりも外側に位置する部分に向けて延在している。そして、熱伝導層16の部分161のうち、有機機能層12および第一電極13と重ならない部分であり、有機機能層12の直下の領域よりも外側に位置する部分と、第二電極14とが直接接触している。図2のCで示す部分が、熱伝導層16と第二電極14との接点である。
ここで、前述したように、有機機能層12は、第一電極13の短辺方向の端部を被覆している。換言すると、熱伝導層16と第二電極14との接点に位置する第一電極13の端部が有機機能層12で被覆されているといえる。これにより、第一電極13と第二電極14とが直接接触してしまうことが防止されている。
なお、熱伝導層16の部分161は、配線17と透光性基板11との間にも位置しており、配線17にも直接接触している。
以上のような熱伝導層16は、透光性であり、かつ、熱伝導率が透光性基板11よりも高い。熱伝導層16の熱伝導率は、透光性基板11の熱伝導率の100倍以上であることが好ましく、たとえば、25℃で150W/m・K以上であることが好ましい。なお、熱伝導層16の熱伝導率の上限値は限定されないが、たとえば、25℃で2500W/m・Kである。そして、熱伝導層16は、絶縁体あるいは抵抗値が25℃で1MΩ・cm以上である半導体で構成されることが好ましい。たとえば、熱伝導層16の材料としては、SiC、AlN、GaN、ダイヤモンドのなかから1種以上を選択することができる。そして、このような熱伝導層16は透光性を確保するために、厚さが100nm以下であることが好ましい。熱伝導層16の下限値は特に限定されないが、熱伝導層16の膜質および伝熱性の観点から、20nmであることが好ましい。
以上のような発光素子10においては、矢印Y1に示すように、有機機能層12の発光層で発光した光は、第一電極13、熱伝導層16、透光性基板11を介して、出射されることとなる。本実施形態において、発光素子10はいわゆるボトムエミッション型の発光素子である。
また、発光素子10の発光時、有機機能層12で発生した熱は、第一電極13を介して熱伝導層16側に伝達される。そして、熱伝導層16の熱は、封止部材15と重なり合う部分161から、封止部材15の外側に位置する部分162に伝達される。これにより、部分162から放熱されることとなる(矢印Y2参照)。
次に、発光素子10の製造方法について説明する。
透光性基板11を用意し、この透光性基板11の一方の基板面上に熱伝導層16を形成する。熱伝導層16の形成方法としては、蒸着法あるいはスパッタリング法を使用できる。
その後、熱伝導層16上に、蒸着法あるいはスパッタリング法で第一電極13、配線17を設ける。第一電極13と配線17とが同じ材料で構成されている場合には、第一電極13、配線17を同時に形成してもよい。その後、有機機能層12を形成し、さらに、第二電極14を形成する。次に、接着剤153を介して、枠部152および封止基板部151を透光性基板11の一方の基板面上に配置する。
以上の本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
有機機能層12と、透光性基板11との間に、透光性基板11よりも熱伝導率の高い熱伝導層16を設けているので、有機機能層12で発生した熱を、熱伝導層16を介して逃がすことができる。これにより、発光素子10の放熱性を高めることができる。
また、熱伝導層16を透光性としているので、有機機能層12からの光を、熱伝導層16、透光性基板11を介して発光素子10の外部に取り出すことができる。これにより、発光素子10をいわゆるボトムエミッション型とすることができ、ボトムエミッション型の発光素子10とした場合であっても、発光素子10の放熱性を向上させることができる。
(実施例1)
図3を参照して、実施例1について説明する。
実施例1の発光素子20は、透光性基板21の形状が、前記実施形態の透光性基板11と異なっている。他の点は、前記実施形態の発光素子10と同じである。
透光性基板21の一方の基板面側からの平面視において、透光性基板21の封止部材15よりも外側に位置する部分に、凹凸構造211が形成されている。より具体的には、封止部材15を取り囲むように凹凸構造211が形成されている。この凹凸構造211は、たとえば、平均表面粗さRaが4μm以上であることが好ましい。透光性基板21の一方の基板面をエッチングあるいはサンドブラストすることで凹凸構造211を形成することができる。
熱伝導層16のうち、封止部材15の外側に位置する部分162には、凹凸構造211の凹凸に倣った凹凸が形成されている。
さらに、前記実施形態で前述したように、本実施例においても、第一電極13のうち、有機機能層12および第二電極14と重なりあった領域と、透光性基板21との間に熱伝導層16の一部が位置している。
さらに、前記実施形態で前述したように、本実施例においても、熱伝導層16のうち、有機機能層12および第一電極13と重ならない部分であり、有機機能層12の直下の領域よりも外側に位置する部分と、第二電極14とが接触している。図3のCで示す部分が第二電極14と熱伝導層16との接点である。
このような本実施例によれば、前記実施形態と同様の効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
本実施形態においては、熱伝導層16は、封止部材15と重なり合う部分161と封止部材15の外側に位置する部分162とを有しており、有機機能層12で発生した熱を、熱伝導層16の封止部材15と重なり合う部分161から、封止部材15の外側に位置する部分162へ伝達させて放熱させることができる。そして、封止部材15の外側に位置する部分162には、凹凸構造が形成されており、部分162の放熱面積が大きくなっている。これにより、発光素子20の放熱効率を高めることができる。
さらに、第一電極13のうち、有機機能層12および第二電極14と重なりあった領域と、透光性基板21との間に熱伝導層16の一部が位置している。これにより、有機機能層12の発光領域、つまり、有機機能層12のうち最も発熱する部分の直下に熱伝導層16の一部が位置することとなるので、有機機能層12からの熱を効率的に熱伝導層16に伝達させることができる。
さらには、熱伝導層16のうち、有機機能層12および第一電極13と重ならない部分に、第二電極14が直接接触している。そのため、有機機能層12から第二電極14側に伝わった熱を熱伝導層16に伝えることができる。発光素子20においては、有機機能層12から有機機能層12上に位置する第二電極14側に熱を逃がすことができ、かつ、有機機能層12から有機機能層12直下に位置する熱伝導層16側にも熱を逃がすことができる。すなわち、有機機能層12の表裏面側から熱を逃がすことが可能となり、発光素子20の放熱効率が高まる。
(実施例2)
図4を参照して、実施例2について説明する。図4(a)は、発光素子30の透光性基板11の基板面と直交する断面図であり、図4(b)は、図4(a)の点線の丸で囲んだ部分の拡大図である。
発光素子30は放熱部材39を備えている。他の点は、実施形態と同様である。
放熱部材39は、熱伝導層16のうち、封止部材15よりも外側に位置する部分162に設けられおり、部分162に図示しない熱伝導性の接着剤を介して接している。
放熱部材39は、封止部材15を取り囲むようにリング状に形成されている。放熱部材39の表面には、図3(b)に示すように、凹凸構造391が形成されている。
放熱部材39としては、放熱性の高い部材で構成されていれよく、たとえば、Au、Al、Cu、Ni、Cr、Ti、Mo等から選択される1以上の金属材料で構成されていることが好ましい。
放熱部材39は、金属板をプレス加工により形成することができる。また、放熱部材39として、表面が粗い金属膜を形成してもよい。
このような放熱部材39を設けることで、熱伝導層16のうち、封止部材15よりも外側に位置する部分162に伝達された熱を、放熱部材39を介して効率よく放熱させることができる。
ここで、図5(a)に、発光素子30の平均温度と、発光素子10の平均温度とを比較したものを示す。図5(a)の「放熱部材あり」が、発光素子30に該当し、図5の「放熱部材なし」が発光素子10に該当する。熱伝導層16としては、厚み50nmのSiC層を使用した。また、放熱部材39は、表面粗さ約7μmであり、アルミで構成されるものを使用した。放熱部材39を設けることで、駆動中の発光素子の温度が低下することがわかる。
また、図5(b)、(c)を参照して、発光素子30の熱分布のシミュレーション結果と、発光素子30から放熱部材39および熱伝導層16をなくした発光素子の熱分布のシミュレーション結果とを比較する。図5(b)の右側が、発光素子30に該当し、左側が発光素子30から放熱部材39および熱伝導層16をなくした発光素子に該当する。また、図5(b)の領域A、Bは、図5(c)に示した領域A、Bに該当する。
発光素子30の熱伝導層16としては、厚み50nmのSiC層を使用した。また、放熱部材39は、表面粗さ約7μmであり、アルミで構成されるものを使用した。
図5(b)に示すように、熱伝導層16を設けることで、素子の温度が低下することがわかる。
(実施例3)
図6、7を参照して、本実施例について説明する。図6は、発光素子40の透光性基板21の基板面と直交する方向の断面図であり、図7のVI-VI方向の断面図である。図7は発光素子40の透光性基板21の基板面側からの平面図である。図7においては、見易さを考慮し、熱伝導層16、第一電極13、配線17にハッチングを入れている。
本実施例の発光素子40は、複数の発光部を備える。他の点は、実施例1の発光素子20と同様である。
以下に詳細に説明する。
透光性基板21に設けられた熱伝導層16上には、複数の第一電極13がストライプ状に配置されている。各第一電極13間は離間している。
第一電極13の長手方向と直交する方向が長手方向となるように、第二電極14が配置されている。本実施例では、複数の第二電極14がストライプ状に平行に配置されており、各第二電極14は、複数の第一電極13を跨るように配置されている。
各第一電極13上には有機機能層12が配置されている。具体的には、本実施例では、第一電極13と第二電極14とで挟まれた部分が複数形成されるが、この部分に、有機機能層12が配置されている。そして、前記実施例1と同様に、熱伝導層16の一部は、第一電極13の有機機能層12および第二電極14と重なり合った部分と、透光性基板21との間に位置している。
また、有機機能層12は、第一電極13の短辺方向の端部を被覆している。実施例1と同様、これにより、第一電極13と第二電極14とが接触してしまうことが防止される。
また、図7に示すように、透光性基板21の基板面側からの平面視において、有機機能層12の長手方向の端部は、第二電極14の短辺方向の端部よりも外方に突出している。これにより、第一電極13と第二電極14とが接触してしまうことが防止される。
発光素子40においては、有機機能層12と、第一電極13の一部と、第二電極14の一部とで、発光部が構成され、この発光部が複数設けられている。
実施例1と同様、熱伝導層16は、有機機能層12および第一電極13と重ならない部分を有している。そして、第二電極14も、平面視において有機機能層12および前記第一電極13と重ならない部分を有しており、この部分と、熱伝導層16のうち、有機機能層12および第一電極13と重ならない部分とが接触している。図6,7のCの部分が第二電極14と熱伝導層16との接触箇所である。本実施例においては、一つの第二電極14と熱伝導層16との接触箇所が複数設けられている。
このような発光素子40は、実施例2と同様の効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
発光素子40においては、各第二電極14と熱伝導層16との接触箇所が複数設けられているので、有機機能層12から第二電極14に伝達された熱を効率よく熱伝導層16に伝達させることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、実施例3においては、透光性基板21に凹凸構造が形成されていたが、これに限らず、凹凸構造はなくてもよい。また、実施例3において、透光性基板21に凹凸構造を形成せずに、実施例2と同様の放熱部材を設けてもよい。
10 発光素子
11 透光性基板
12 有機機能層
13 第一電極
14 第二電極
15 封止部材
16 熱伝導層
20 発光素子
21 透光性基板
30 発光素子
39 放熱部材
40 発光素子
161 部分
162 部分
211 凹凸構造

Claims (7)

  1. 透光性基板と、
    前記透光性基板の一方の面側に設けられた、発光層を含む有機機能層と、
    前記有機機能層の前記透光性基板側に配置された第一電極と、
    前記有機機能層の前記透光性基板側と反対側に配置された第二電極と、
    前記透光性基板よりも熱伝導率が高い透光性の熱伝導層とを備え、
    前記熱伝導層の少なくとも一部が、前記透光性基板と前記有機機能層との間に位置している発光素子。
  2. 請求項1に記載の発光素子において、
    前記有機機能層からの光が、前記第一電極、前記透光性基板および前記熱伝導層を介して出射される発光素子。
  3. 請求項1または2に記載の発光素子において、
    前記熱伝導層の前記一部は、前記第一電極のうち、前記有機機能層および前記第二電極と重なり合った部分と、前記透光性基板との間に位置する発光素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子において、
    前記透光性基板の一方の面側に配置され、前記第一電極、前記有機機能層および前記第二電極で構成される発光部を被覆するとともに、前記発光部を包囲する封止部材を備え、
    前記透光性基板の一方の面側からの平面視において、前記熱伝導層は、前記封止部材と重なり合う領域と、前記封止部材と重なり合わない領域とを有する発光素子。
  5. 請求項4に記載の発光素子において、
    前記熱伝導層のうち、前記封止部材と重なり合わない領域に凹凸が形成されている発光素子。
  6. 請求項4に記載の発光素子において、
    前記熱伝導層のうち、前記封止部材と重なり合わない領域に、放熱部材が設置されている発光素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光素子において、
    前記熱伝導層は、前記有機機能層と重ならない第一の領域を有し、
    前記第二電極の一部は、前記熱伝導層の前記第一の領域に接している発光素子。
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