JP2014164639A - 監視システムの配置方法および監視システム - Google Patents

監視システムの配置方法および監視システム Download PDF

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伸哉 田窪
Naoyuki Kato
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Abstract

【課題】複数のブロックに区切られた所定エリアのうち監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる監視システムの配置方法および監視システムを提供する。
【解決手段】電波を送信する送信機10と、送信機10から送信された電波を受信し、受信した電波を用いて算出した空間特徴量に基づいて所定エリアにおける人間の動作を監視する受信機11とを備える監視システム100の配置方法であって、所定エリアは複数のブロックに区切られ、複数のブロックには、送信機10および受信機11を異なるブロックに配置した場合に送信機10から送信される電波の直接波が受信機11に到達しないブロックが含まれ、送信機10および受信機11の少なくとも一方を、複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置するステップを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視システムの配置方法および監視システムに関し、特に、空間特徴量を用いて人間の動作を監視する監視システムの配置方法および当該監視システムに関する。
室内等の所定エリアにおいて、人間の動作を検知する侵入検知装置が開発されている。侵入検知方法の一例として、たとえば、「UWB−IRによる屋内侵入者検知に関する検討」寺阪圭司 他、電子情報通信学会論文誌B、第J90-B巻、第1号、pp.97-100、2007年1月1日(非特許文献1)には、UWB−IR(Ultra WideBand-Impulse Radio)による伝搬遅延プロファイルすなわち電力遅延プロファイルを用いる方法が開示されている。
しかしながら、非特許文献1に記載の方法では、広帯域の信号を用いることから他の無線サービスとの干渉が問題となり、また、受信信号の電力を用いることから屋内におけるマルチパスフェージングの影響を受け、検出精度が劣化する場合がある。
このような問題点を解決するための技術として、たとえば、特開2008−216152号公報(特許文献1)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、イベント検出装置は、各アレイアンテナの受信信号に基づいて固有ベクトルすなわち到来角分布を計算し、当該固有ベクトルと、比較基準となる平時の固有ベクトルとの内積値を計算する。そして、イベント検出装置は、この内積値と所定の閾値との比較結果に基づいて、イベントの発生すなわち侵入者の検知を行なう。
「UWB−IRによる屋内侵入者検知に関する検討」寺阪圭司 他、電子情報通信学会論文誌B、第J90-B巻、第1号、pp.97-100、2007年1月1日
特開2008−216152号公報
ところで、特許文献1に記載のイベント検出装置では、送信機および受信機間で電波を送受信することから、たとえば赤外線を用いる構成と比べて送信機および受信機の配置には自由度がある。しかしながら、このイベント検出装置は、到来角情報だけを用いて侵入者の検知を行なうことから、送信機および受信機を適切な場所に配置することが困難な場合がある。
すなわち、不適切な配置場所を選択してしまうと、監視すべきエリアであるにもかかわらず、当該エリアに侵入した侵入者を正確に検知することができないという事態を招く虞がある。また、比較的熟練した作業者がその都度配置を決めることも可能であるが、運用コスト面から考えて実用的な方法とは言えない。
特に、所定エリアが例えば家の中であり、壁等により複数のブロックに区切られている場合、侵入者を正確に検知することができないエリアが発生する確率が高くなるため、送信機および受信機を適切な場所に配置することが一層求められる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数のブロックに区切られた所定エリアにおける人間の動作を監視する監視システムにおいて、監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる監視システムの配置方法および監視システムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる監視システムの配置方法は、所定エリアに配置され、電波を送信する送信機と、上記所定エリアに配置され、上記送信機から送信された上記電波を受信し、受信した上記電波を用いて上記所定エリアにおける空間特徴量を算出し、算出した上記空間特徴量に基づいて上記所定エリアにおける人間の動作を監視する受信機とを備える監視システムの配置方法であって、上記所定エリアは、複数のブロックに区切られ、上記複数のブロックには、上記送信機および上記受信機を異なるブロックに配置した場合に、上記送信機から送信される上記電波の直接波が上記受信機に到達しないブロックが含まれ、上記送信機および上記受信機の少なくとも一方を、上記複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置するステップを含む。
ここで、監視ブロックとは、所定エリアに含まれる複数のブロックのうちの1つまたは2つのブロックなど、一部のブロックである。このようにして監視システムを配置することにより、送信機からの電波をより確実に監視ブロック経由で受信機に到達させることができるため、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち特に監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる。
(2)好ましくは、上記送信機および上記受信機の少なくとも一方を上記監視ブロックに配置するステップにおいて、上記送信機および上記受信機の双方を上記監視ブロックに配置する。
このようにして監視システムを配置することにより、送信機から送信された電波が受信機により受信される確率を高めることができ、監視ブロックにおける人間の動作の監視をより正確に行うことができる。
(3)好ましくは、上記送信機および上記受信機の少なくとも一方を上記監視ブロックに配置するステップにおいて、上記受信機を上記監視ブロックに配置し、上記送信機を前記監視ブロック以外のブロックに配置する。
このようにして監視システムを配置することにより、送信機から送信された電波が受信機に受信されるまでに当該電波が経由する領域を広く確保することができるため、監視ブロックに限らず他のブロックにおいても人間の動作を監視することができる。
(4)好ましくは、(1)から(3)のいずれか1つに記載の監視システムの配置方法により配置される上記送信機および上記受信機を備える。
このような構成により、送信機からの電波をより確実に監視ブロック経由で受信機に到達させることができるため、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち特に監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる。
(5)好ましくは、上記受信機は、上記空間特徴量に基づいて、人間が上記監視ブロックに存在するか、または、上記監視ブロック以外のブロックに存在するか、を判断する。
このような構成により、監視ブロックにおける状況を的確に把握して、当該状況に応じた適切な対応をとることができる。
(6)好ましくは、上記受信機は、上記空間特徴量が閾値未満である場合に、上記監視ブロックに人間が存在すると判断する。
このような構成により、複雑な演算処理を用いることなく、監視ブロックに人間が存在するか否かの判断を容易に行うことができる。
(7)好ましくは、上記受信機は、上記空間特徴量が上記閾値未満である状態が所定時間以上継続しているか否かを判断し、上記空間特徴量が上記閾値未満である状態が上記所定時間以上継続していると判断した場合、上記監視ブロックにおいて異常が発生したことを通知する。
このような構成により、監視ブロックに人間が長時間存在しているか否かを判断することができるため、たとえばお風呂場またはトイレの中で人間が倒れているなど、監視ブロックにおいて発生した異常を検知して通知することができる。
(8)好ましくは、上記受信機は、上記所定エリアにおける人間の動作の発生を検知する。
このような構成により、たとえば所定エリアへ侵入した人間の検知を良好に行い、効果的な防犯対策を講じることができる。また、受信機が、人間が監視ブロックに存在するか、または、監視ブロック以外のブロックに存在するか、を判断する構成である場合、所定エリア内に侵入した侵入者が玄関などの監視ブロックに存在するか否かを把握して当該侵入者との鉢合わせを避けることができるなど、一層効果的な防犯対策を講じることができる。
(9)好ましくは、上記受信機は、上記所定エリアにおける人間の動作が無いかまたは少ないことを検知する。
このような構成により、所定エリアにおける人間の見守りを良好に行なうことができる。
本発明によれば、複数のブロックに区切られた所定エリアにおける人間の動作を監視する監視システムにおいて、監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる。
本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムの送信機および受信機の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムにおける受信機の空間特徴量算出部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムが侵入検知動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムにおける受信機の侵入検知演算部が学習動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムによる学習動作において算出される空間特徴量の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムにおける受信機の侵入検知演算部による侵入検知動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 実験者の移動経路および各ブロックにおける滞在時間を指定するシナリオの一例を示す図である。 図9に示す侵入検知動作における判断の精度を検証するための実験結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
[構成および基本動作]
(a)侵入検知システムの構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム(監視システム)100は、動体検知センサとして機能する。侵入検知システム100として、電波を送信する送信機10と、送信機10から送信された電波を受信する受信機11とが、警戒エリアとしたい所定エリア、たとえば家の中などに配置される。
図1には、ブロック1からブロック8までの8つのブロックに区切られた所定エリアが示されており、各ブロックは壁またはドアなどにより隔たれている。この所定エリアは、送信機10および受信機11を異なるブロックに配置した場合に、送信機10から送信される電波の直接波が受信機11に到達しないブロックが含まれるNLOS(Non Line Of Sight)環境である。
送信機10は、たとえばブロック3に配置されている。送信機10は、例えば無指向性アンテナを有する無線LANアクセスポイントであり、IEEE802.11規格の無線LAN方式に従って受信機11へ電波を送信する。この電波は、例えば2.457GHz帯の無線信号である。
受信機11は、所定エリアの複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置されている。ここで、監視ブロックとは、所定エリアに含まれる複数のブロックのうちの1つまたは2つのブロックなど、一部のブロックであり、たとえば玄関など侵入者が存在する可能性の高いブロックを監視ブロックとしてユーザが任意に設定することができる。本発明の実施の形態1では、ブロック1が監視ブロックである。
受信機11は、アレイ式電波センサであり、複数のアンテナ素子を備え、電波伝搬の変化を利用して動体の検知機能を実現する。受信機11は、2.457GHz帯の無線LAN方式に従う電波を送信機10から受信して、受信した当該電波についての反射および回折等の波動伝搬の性質に基づいて、所定エリア内の状態を監視する。
具体的には、ブロック3に配置された送信機10から送信された電波は、壁またはドアなどによって反射、透過もしくは回折を繰り返し、ブロック1に配置された受信機11に受信される。なお、送信機10から送信された電波は、反射などを行うことなく直接受信機11に受信されても良い。
そして、受信機11は、複数のアンテナ素子において受信された電波に基づいて、所定エリアの状態を示す空間特徴量を算出し、算出した当該空間特徴量に基づいて、当該所定エリアにおける人間の動作を監視する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムの送信機および受信機の構成を示す図である。
(b)送信機の構成
図2を参照して、送信機10は、Wi−Fi通信部21と、アンテナ22とを含む。Wi−Fi通信部21は、インタフェース部31と、RAM(Random Access Memory)32と、ROM(Read Only Memory)33と、BB/MAC処理部34と、トランシーバ35と、コネクタ36とを有する。
インタフェース部31は、送信機10が他の機器と接続される際の接続部である。RAM32およびROM33は、各種情報を記憶する。
BB/MAC処理部34およびトランシーバ35は、例えば、アンテナ22において受信された2.457GHz帯の無線信号からベースバンド帯のデジタル信号への変換を行なう。トランシーバ35によって変換された無線信号は、コネクタ36を介してアンテナ22へ出力される。
(c)受信機の構成
受信機11は、アレイ受信部41と、侵入検知演算部42とを含む。アレイ受信部41は、送信機10から送信された電波を受信する。アレイ受信部41は、アレイアンテナ部51と、受信部52と、分岐回路53と、発振器54とを有する。
アレイアンテナ部51は、たとえば4本のアンテナ素子を有する。受信部52は、アレイアンテナ部51における各アンテナ素子に対応して、バンドパスフィルタ(BPF)61、ローノイズアンプ62、直交復調器63およびA/Dコンバータ(ADC)64の組を4つ有する。
アレイ受信部41の受信部52において、バンドパスフィルタ61は、アレイアンテナ部51における対応のアンテナ素子において受信された無線信号の周波数成分のうち、所定の周波数帯域外の成分を減衰させる。
ローノイズアンプ62は、バンドパスフィルタ61を通過した無線信号を増幅して出力する。
発振器54はローカル信号を生成し、分岐回路53へ出力する。分岐回路53は、発振器54から受けたローカル信号である無線信号を、受信部52の直交復調器63へ出力する。
直交復調器63は、ローノイズアンプ62から受けた無線信号と分岐回路53を介して発振器54から受けたローカル信号とを乗算することにより、ローノイズアンプ62から受けた信号をたとえば直交復調してベースバンド帯のI信号およびQ信号に変換し、A/Dコンバータ64へ出力する。
A/Dコンバータ64は、直交復調器63から受けたI信号およびQ信号をそれぞれnビット(nは2以上の自然数)のデジタル信号に変換し、侵入検知演算部42へ出力する。
侵入検知演算部42は、空間特徴量算出部65と、検知部66と、警報部67とを含む。
空間特徴量算出部65は、受信部52のA/Dコンバータ64からデジタル信号を受けて、当該デジタル信号に対応する電波のレベルおよび到着タイミングを算出する。そして、空間特徴量算出部65は、算出結果に基づいて、人間の動作を検知すべき所定エリアについて、当該所定エリアの状態を示す空間特徴量を算出する。
具体的には、空間特徴量算出部65は、たとえば特許文献1に記載の構成と同様に、到来角分布を用いて空間特徴量を抽出する。より詳細には、空間特徴量算出部65は、アレイアンテナ部51における受信信号ベクトルから固有ベクトルを算出し、固有ベクトルに基づく空間特徴量P(t)を算出する。
また、空間特徴量算出部65は、固有ベクトルに基づく空間特徴量P(t)だけでなく、固有値に基づく空間特徴量Q(t)を算出することも可能である。すなわち、空間特徴量算出部65は、アレイアンテナ部51における受信信号ベクトルから固有値および固有ベクトルを算出し、固有値に基づく空間特徴量Q(t)と、固有ベクトルに基づく空間特徴量P(t)との双方を算出することができる。
空間特徴量Q(t)は、受信信号の強度の変化を示す。また、空間特徴量P(t)は、比較基準となる初期ベクトルからの電波伝搬環境の変化を示す。
検知部66は、空間特徴量算出部65によって算出された空間特徴量P(t),Q(t)に基づいて、所定エリアにおける人間の動作を監視する。具体的には、検知部66は、空間特徴量P(t),Q(t)に基づいて、所定エリアにおける人間の動作の発生を検知する。
より詳細には、空間特徴量P(t),Q(t)が「1」に近いほど、観測時tにおける所定エリアの状態は、所定エリアに侵入者が存在していない通常時の状態に近い。このため、検知部66は、空間特徴量P(t),Q(t)が、所定の閾値Th1たとえば「0.99」未満である場合、所定エリアに人間が侵入したと判断する。
なお、検知部66は、人間の動作の監視において、必ずしも空間特徴量P(t)と空間特徴量Q(t)との双方を用いる必要はなく、空間特徴量P(t)および空間特徴量Q(t)のうち一方を用いて人間の動作の監視を行っても良い。
警報部67は、所定エリアに人間が侵入したことを知らせるため、たとえば警備会社に警報信号を送信する。
(d)空間特徴量算出部の詳細
ここで、空間特徴量算出部65による空間特徴量P(t),Q(t)が算出されるまでの過程について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムにおける受信機の空間特徴量算出部の構成を示す図である。
図3を参照して、空間特徴量算出部65は、相関行列演算部71と、固有値・固有ベクトル演算部72と、分散演算部73とを有する。
まず、相関行列演算部71は、受信部52のA/Dコンバータ64からアレイアンテナ部51により受信された受信信号のデジタル信号を受ける。このアレイアンテナ部51により時刻tに受信された受信信号は、受信信号ベクトルX(t)で表される。この受信信号ベクトルX(t)は、以下の式(A1)のように表される。
Figure 2014164639
そして、相関行列演算部71は、受信信号ベクトルX(t)に基づいて相関行列RXXを算出する。この相関行列RXXは、以下の式(A2)のように表される。
Figure 2014164639
そして、固有値・固有ベクトル演算部72は、相関行列演算部71により算出された相関行列RXXに基づいて固有値および固有ベクトルを算出する。ここで、式(A2)に表す相関行列RXXにおいて熱雑音が存在しない場合を考えると、以下のような式(A3)が得られる。
Figure 2014164639
また、アレイアンテナ部51の各アンテナ素子により受信された信号の位相は異なるため、方向を表す行列Aの各ベクトルは一次独立である。このため、L個の波が時刻tに到来する場合、以下の式(A4)が得られる。
Figure 2014164639
また、到来波が互いに無相関であれば、以下の式(A5)が得られる。
Figure 2014164639
そして、式(A4)および式(A5)より、以下の式(A6)が得られる。
Figure 2014164639
なお、以下の式(A7)が成り立つ。
Figure 2014164639
このため、ASAがエルミート行列であることが明らかである。ここで、エルミート行列は、固有値が全て実数であり、異なる固有値に対応する固有ベクトルが全て直交する、という性質を持つ。
また、零でない任意のベクトルXを用いてASAをエルミート形式で表すと、以下の式(A8)が成り立つ。
Figure 2014164639
式(A8)より、ASA≧0の関係を満たすため、ASAは、固有値が全て零以上となる準正定値行列であり、固有値は全て正の値であることが分かる。従って、アンテナ素子数をMとし、熱雑音が存在しない場合の固有値をμ(i=1,…,M)とすると、上述のようにエルミート行列は固有値が全て実数であるという性質、および、式(A8)に基づいて以下の式(A9)とおくことができる。
Figure 2014164639
そして、これらの固有値に対応する固有ベクトルをv(i=1,…,M)で表すと、熱雑音が存在する場合における相関行列は、以下の式(A10)のように変形することができる。
Figure 2014164639
式(A9)より、相関行列は、熱雑音が存在しない場合の相関行列の固有値に熱雑音電力が加えられたものに等しいことが分かる。そこで、熱雑音が存在する場合における固有値をλ(i=1,…,M)で表すと、熱雑音が存在する場合における相関行列の固有値は、式(A9)および式(A10)に基づいて以下の式(A11)のように表すことができる。
Figure 2014164639
式(A11)より、相関行列の固有値を求め、熱雑音電力σ2より大きい固有値の数から到来波数Lを推定することが可能である。また、熱雑音電力σ2に等しい固有値に対応する固有ベクトルに着目すると、以下のような式(A12)が得られる。
Figure 2014164639
ここで、式(A4)、式(A5)および式(A6)のとおり、A、SおよびASAのランクがそれぞれLであることから、以下の式(A13)が得られる。
Figure 2014164639
ここで、Aは方向行列Aの複素共役転置行列であり、その成分は到来波数Lだけ存在する。すなわち、式(A13)は、到来波の方向を表すベクトルと、熱雑音電力に等しい固有値に対応する固有ベクトルとが直交していることを意味する。
また、上述の通り、相関行列Rxxの固有ベクトルは全て直交するという性質に基づくと、以下の式(A14)が成り立つ。
Figure 2014164639
そして、式(A13)および式(A14)より、以下の式(A15)を得ることができる。
Figure 2014164639
以上より、信号部分空間を張る固有ベクトルは、到来方向を表しているといえ、電波伝搬環境によって一意に決まる。
そして、分散演算部73は、固有値・固有ベクトル演算部72により算出された固有値λおよび固有ベクトルVのそれぞれに基づいて、空間特徴量P(t)および空間特徴量Q(t)を算出する。
空間特徴量P(t)は、初期ベクトルすなわち侵入者無しのときの固有ベクトルをvoとし、観測時tにおける固有ベクトルをv(t)とすると、以下の式(A16)で表される。
Figure 2014164639
また、空間特徴量Q(t)は、侵入者無しのときの固有値をλoとし、観測時tにおける固有値をλ(t)とすると、以下の式(A17)で表される。
Figure 2014164639
[動作]
次に、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100が侵入検知を行なう際の動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システムが侵入検知動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
侵入検知システム100における送信機10および受信機11は、フローチャートの各ステップを含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
図4を参照して、まず、送信機10および受信機11が準備される(ステップS11)。そして、送信機10が、ブロック3に配置される(ステップS12)。そして、受信機11が、ブロック1に配置される(ステップS13)。なお、ステップS12とステップS13との順番は逆であってもよい。また、これらステップS12およびステップS13に示す動作は、本発明の実施の形態1に係る監視システム100の配置方法の手順に相当する。
次に、送信機10が、所定エリア内において電波の送信を行う(ステップS14)。そして、受信機11が、アレイアンテナ部51により、送信機10から送信された電波を受信する(ステップS15)。
次に、アレイアンテナ部51は、受信した電波を受信部52へ出力する。そして、受信部52のBPF61へ出力された電波は、受信部52において、ローノイズアンプ62および直交復調器63を介してA/Dコンバータ64へ出力される。そして、A/Dコンバータ64は、直交復調器63から受けたアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号を侵入検知演算部42へ出力する(ステップS16)。
次に、侵入検知演算部42の空間特徴量算出部65が、A/Dコンバータ64から出力されたデジタル信号に基づいて固有値および固有ベクトルを算出する。そして、空間特徴量算出部65が、算出した固有値および固有ベクトルに基づいて空間特徴量を算出し、算出した空間特徴量を検知部66へ出力する(ステップS17)。
次に、検知部66が、空間特徴量算出部65から出力された空間特徴量に基づいて、侵入者が存在するか否かの判断を行う。たとえば、検知部66は、空間特徴量算出部65から出力された空間特徴量P(t)および空間特徴量Q(t)の平均値が閾値Th1未満である場合、所定エリアに侵入者が存在すると判断する(ステップS18)。
そして、検知部66が、所定エリアに侵入者が存在すると判断した場合(ステップS18において「Yes」)、侵入検知の検知結果を警報部67へ出力する。そして、警報部67が、侵入者の存在を知らせる信号を警備会社等へ送信する(ステップS19)。
一方、検知部66が、所定エリアに侵入者が存在しないと判断した場合(ステップS18において「No」)、侵入検知の動作を終了する。なお、侵入検知システム100が侵入検知をすべき期間、侵入検知システム100の送信機10および受信機11は、上述したステップS14からステップS19までの動作を再度繰り返す。
なお、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100では、受信機11の検知部66は、所定エリアにおける人間の動作の発生として、所定エリアへの人間の侵入を検知する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、検知部66は、所定エリアにおける人間の動作の発生として、所定エリアに存在する人間の行動開始を検知する構成であってもよい。この場合も、検知部66は、空間特徴量P(t),Q(t)の変動により、所定エリアに存在する人間の行動開始を検知することができる。
ところで、特許文献1に記載のイベント検出装置では、送信機および受信機間で電波を送受信することから、たとえば赤外線を用いる構成と比べて送信機および受信機の配置には自由度がある。しかしながら、このイベント検出装置は、到来角情報だけを用いて侵入者の検知を行なうことから、送信機および受信機を適切な場所に配置することが困難な場合がある。
すなわち、不適切な配置場所を選択してしまうと、監視すべきエリアであるにもかかわらず、当該エリアに侵入した侵入者を正確に検知することができないという事態を招く虞がある。また、比較的熟練した作業者がその都度配置を決めることも可能であるが、運用コスト面から考えて実用的な方法とは言えない。
特に、所定エリアが例えば家の中であり、壁等により複数のブロックに区切られている場合、侵入者を正確に検知することができないエリアが発生する確率が高くなるため、送信機および受信機を適切な場所に配置することが一層求められる。
これに対して、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100では、送信機10および受信機11の少なくとも一方が、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置される。
このような構成により、送信機10からの電波をより確実に監視ブロック経由で受信機11に到達させることができるため、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち特に監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100では、受信機11が監視ブロックに配置され、送信機10が監視ブロック以外のブロックに配置される。
このような構成により、送信機10から送信された電波が受信機11に受信されるまでに当該電波が経由する領域を広く確保することができるため、監視ブロックに限らず他のブロックにおいても人間の動作を監視することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100では、受信機11は、所定エリアにおける人間の動作の発生を検知する。
このような構成により、たとえば所定エリアへ侵入した人間の検知を良好に行い、効果的な防犯対策を講じることができる。また、受信機11が、人間が監視ブロックに存在するか、または、監視ブロック以外のブロックに存在するか、を判断する構成である場合、所定エリア内に侵入した侵入者が玄関などの監視ブロックに存在するか否かを把握して当該侵入者との鉢合わせを避けることができるなど、一層効果的な防犯対策を講じることができる。
(実施の形態1の変形例1)
なお、上述した本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100では、送信機10がブロック3に配置され、受信機11がブロック1に配置されている。しかしながら、このような形態に限定されない。
図5は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。
図5に示すように、たとえば、本発明の実施の形態1の変形例1に係る侵入検知システム100では、送信機10および受信機11が、いずれも監視ブロックであるブロック1に配置される。
上記のように、本発明の実施の形態1の変形例1に係る侵入検知システムでは、送信機10および受信機11の双方が、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置される。
このような構成により、送信機10から送信された電波が受信機11により受信される確率を高めることができ、監視ブロックにおける人間の動作の監視をより正確に行うことができる。
(実施の形態1の変形例2)
また、送信機10および受信機11は、少なくとも一方が監視ブロックに配置されていればよく、上述した本発明の実施の形態1、または、本発明の実施の形態1の変形例1で示した配置の他に、以下のような配置が行われてもよい。
図6は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る侵入検知システムの使用イメージを示す図である。
図6に示すように、たとえば、本発明の実施の形態1の変形例2に係る侵入検知システム100では、送信機10が監視ブロックであるブロック1に配置され、受信機11がブロック3に配置される。
上記のように、本発明の実施の形態1の変形例2に係る侵入検知システム100では、送信機10が監視ブロックに配置され、受信機11が監視ブロック以外のブロックに配置されることにより、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100と同様に、送信機10からの電波をより確実に監視ブロック経由で受信機11に到達させることができるため、所定エリアに含まれる複数のブロックのうち特に監視すべきブロックにおける人間の動作を正確に監視することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム(監視システム)100では、監視ブロックに配置された受信機11が、所定エリアに侵入した人間を検知するだけでなく、所定エリアに侵入した人間が監視ブロックに存在するか否かを判断する。
[構成]
本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、たとえば、図1に示す本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100と同様に、送信機10は、ブロック3に配置され、受信機11は、監視ブロックであるブロック1に配置されている。
送信機10は、図2に示す本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100の送信機10と同様の構成である。また、受信機11は、侵入検知演算部42の動作を除いては、図2および図3に示す本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100の受信機11と同様の構成である。
以下、侵入検知演算部42の動作について、[学習動作]と、[侵入検知動作]とに分けて説明する。
[学習動作]
侵入検知システム100は、侵入検知動作の事前処理として、学習動作を行う。この学習動作では、たとえば実験者がブロック1からブロック8まで順番に移動し、受信機11の侵入検知演算部42は、ブロック1からブロック8までの各ブロックに人間が存在する場合における空間特徴量を予め取得することにより学習を行う。
図7は、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムにおける受信機の侵入検知演算部が学習動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
図7を参照して、まず、侵入検知演算部42における空間特徴量算出部65の相関行列演算部71は、受信部52のA/Dコンバータ64からアレイアンテナ部51により受信された受信信号のデジタル信号を受ける(ステップS21)。
次に、相関行列演算部71は、A/Dコンバータ64から受けたデジタル信号に基づいて、相関行列RXXを算出する(ステップS22)。
また、相関行列演算部71は、A/Dコンバータ64から受けた受信信号ベクトルX(t)に基づいて、たとえば空間平均法を用いた相関行列を算出する(ステップ23)。
具体的には、まず、相関行列演算部71は、M素子リニアアレイからK素子サブアレイを、1つずつ素子をずらしながらN(=M−K+1)個取り出す。M素子リニアアレイの入力ベクトルは、以下の式(B1)で表わされる。
Figure 2014164639
また、第nサブアレイ(K素子)の入力ベクトルは、以下の式(B2)で表わされる。
Figure 2014164639
したがって、第nサブアレイの相関行列、すなわち第n部分相関行列は、以下の式(B3)で表わされる。
Figure 2014164639
そして、n個の各部分相関行列の平均を求めることにより、相関行列演算部71は、以下の式(B4)で表わされる相関行列を得ることができる。
Figure 2014164639
そして、固有値・固有ベクトル演算部72は、ステップS22において相関行列演算部71により算出された相関行列に基づいて固有値および固有ベクトルを算出する(ステップ24)。
また、固有値・固有ベクトル演算部72は、ステップS23において相関行列演算部71により算出された相関行列に基づいて固有値および固有ベクトルを算出する(ステップ25)。
なお、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、
K=3
M=4
N=M−K+1=2
としている。このとき、式(B4)で表わされる相関行列のランクはKとなり、フルランクまで回復する。このため、固有値・固有ベクトル演算部72は、式(B4)で表される相関行列から固有値および固有ベクトルを算出することにより、到来波が無関係である場合と同様に、空間特徴量を算出することができる。
なお、ステップS24およびステップS25において固有値・固有ベクトル演算部72により算出された固有値λおよび固有ベクトルVは、以下の式(B5)に示すとおりである。
Figure 2014164639
次に、分散演算部73は、ステップS24において固有値・固有ベクトル演算部72により算出された固有値および固有ベクトルに基づいて、空間特徴量を算出する(ステップS26)。
また、分散演算部73は、ステップS25において固有値・固有ベクトル演算部72により算出された固有値および固有ベクトルに基づいて、空間特徴量を算出する(ステップS27)。なお、上述のとおり、実験者はブロック1からブロック8まで順番に移動するため、分散演算部73は、ブロック1からブロック8までの各ブロックに人間が存在する場合における空間特徴量を算出する。
ここで、分散演算部73により算出される空間特徴量の具体例について説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムによる学習動作において算出される空間特徴量の一例を示す図である。
本発明の実施の形態2における学習動作では、実験者は、ブロック1に所定時間滞在後、ブロック2に移動して所定時間滞在し、さらにブロック3へ移動して所定時間滞在する、という動きをブロック8まで行った。なお、このときのサンプリング周波数は200kHzであり、スナップショット数は2000である。
図8を参照して、ブロック1に実験者が存在している期間では、算出された空間特徴量はおよそ「0.75」であった。また、ブロック2に実験者が存在している期間では、空間特徴量はおよそ「0.98」であった。また、送信機10が配置されているブロック3に実験者が存在している期間では、空間特徴量はおよそ「0.95」であった。
また、ブロック4、ブロック5、ブロック6またはブロック7に実験者が存在している期間では、空間特徴量はおよそ「0.99」であった。また、ブロック8に実験者が存在している期間では、空間特徴量はおよそ「0.98」であった。
再び図7を参照して、次に、検知部66は、ステップS26およびステップS27において算出された空間特徴量を分散演算部73から受ける。そして、検知部66は、分散演算部73から受けた空間特徴量に基づいて、ブロック2からブロック8のいずれかに人間が存在する場合の空間特徴量、および、ブロック1に人間が存在する場合の空間特徴量を抽出する。
そして、検知部66は、抽出した空間特徴量に基づいて、所定エリアに侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th1、および、所定エリアのうちブロック1に侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th2を設定する。なお、閾値Th1は、閾値Th2よりも大きい(Th1>閾値Th2)。
本発明の実施の形態2における学習動作では、上述のとおり、ブロック1に実験者が存在する場合の空間特徴量はおよそ「0.75」であった。また、ブロック2からブロック8のいずれかに実験者が存在する場合の空間特徴量はおよそ「0.99」以下であった。
このため、検知部66は、たとえば、所定エリア内に侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th1を「0.99」と設定し、所定エリアのうちブロック1に侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th2を「0.80」と設定する(ステップS28)。
[侵入検知動作]
図9は、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システムにおける受信機の侵入検知演算部による侵入検知動作を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
図9に示すステップS31からステップS37は、図4に示すステップS11からステップS17と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
次に、検知部66が、空間特徴量算出部65から出力された空間特徴量に基づいて、所定エリアに侵入者が存在するか否かの判断を行う(ステップS38)。
上述のとおり、検知部66は、学習動作において所定エリア内に侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th1を設定している。このため、検知部66は、ステップS37において空間特徴量算出部65により算出された空間特徴量が閾値Th1未満であるか否かを判断することにより、所定エリア内に侵入者が存在するか否かを判断することができる。
そして、検知部66は、ステップS37において算出された空間特徴量が、たとえば「0.99」未満である場合には、所定エリア内に侵入者が存在すると判断して(ステップS38において「Yes」)、侵入者が監視ブロックであるブロック1に存在するか否かの判断を行う。
上述のとおり、検知部66は、学習動作においてブロック1に侵入者が存在するか否かを判断するための閾値Th2を設定している。このため、検知部66は、ステップS37において空間特徴量算出部65により算出された空間特徴量が閾値Th2未満であるか否かを判断することにより、ブロック1に侵入者が存在するか否かを判断することができる。
そして、検知部66は、ステップS37において算出された空間特徴量が、たとえば「0.80」未満である場合にはブロック1に侵入者が存在すると判断し、空間特徴量が「0.80」以上である場合にはブロック1以外のブロックに侵入者が存在すると判断する(ステップS39)。
そして、検知部66は、侵入検知の検知結果、すなわちブロック1に侵入者が存在することを示す信号、または、ブロック1以外のブロックに侵入者が存在することを示す信号を警報部67へ出力する。そして、警報部67は、侵入者の存在を知らせる信号、および、侵入者がブロック1に存在するか否かを知らせる信号を警備会社等へ送信する(ステップS40)。
一方、検知部66は、ステップS37において算出された空間特徴量が、たとえば「0.99」以上である場合には、所定エリア内に侵入者が存在しないと判断して(ステップS38において「No」)、侵入検知の動作を終了する。なお、侵入検知システム100が侵入検知をすべき期間、侵入検知システム100の送信機10および受信機11は、上述したステップS34からステップS40までの動作を再度繰り返す。
なお、検知部66は、たとえばサポートベクタマシン(Support Vector Machine)を学習手法として用いることができる。すなわち、検知部66は、学習動作において空間特徴量算出部65により算出された複数の空間特徴量を受けて、ブロック1に侵入者が存在する場合の空間特徴量と、ブロック1以外のブロックに侵入者が存在する場合の空間特徴量と、所定エリア内に侵入者が存在しない場合の空間特徴量とを識別する閾値をサポートベクタマシンの手法により算出しておくことができる。
そして、検知部66は、侵入検知動作において空間特徴量算出部65から受けた空間特徴量について、学習動作において算出した閾値を用いて識別することにより、侵入者の検知および侵入者がブロック1に存在するか否かの判断を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、受信機11の検知部66は、所定エリアにおける人間の動作の発生として、所定エリアへの人間の侵入を検知する構成であるとしたが、これに限定するものではない。本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100における受信機15の検知部66は、上述した本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100の受信機11の検知部66と同様に、所定エリアにおける人間の動作の発生として、所定エリアに存在する人間の行動開始を検知する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、送信機10および受信機11は、少なくとも一方が監視ブロックに配置されていればよい。すなわち、送信機10および受信機11の双方が監視ブロックに配置されていてもよい。また、送信機10が監視ブロックに配置され、受信機11が監視ブロック以外のブロックに配置されていてもよい。
[侵入検知動作における判断の精度を検証するための実験]
ここで、上述した侵入検知動作における判断の精度について検証する。この検証のための実験では、実験者は、各ブロックの移動経路および各ブロックにおける滞在時間を予め指定した複数のシナリオに従って所定エリア内を移動した。
図10は、実験者の移動経路および各ブロックにおける滞在時間を指定するシナリオの一例を示す図である。
図10を参照して、実験者は、たとえばシナリオ1に従って行動することにより、時刻0secから時刻20secの期間はブロック1に滞在し、時刻20secから時刻24secの期間は廊下に滞在し、時刻24secから時刻44secの期間はブロック8に滞在し、時刻44secから時刻48secの期間は廊下に滞在し、時刻48secから時刻68secの期間はブロック1に滞在した。また、実験者は、シナリオ1だけでなく、シナリオ2からシナリオ6に従って行動した。
実験期間中、送信機10は電波の送信を行い、受信機11は送信機10から送信された電波の受信を行った。そして、受信機11は、上述した侵入検知動作を例えば毎秒繰り返し行い、ブロック1に実験者が存在するか否かの判断を行った。
そして、実験者は、この侵入検知動作における判断の精度についての検証として、実験者がブロック1に存在する期間に行われた侵入検知動作における判断の回数のうち、ブロック1に実験者が存在すると判断された回数の割合p1を求めた。
また、実験者は、実験者がブロック1に存在しない期間に行われた侵入検知動作における判断の回数のうち、ブロック1に実験者が存在しないと判断された回数の割合p2を求めた。なお、ここでは、ブロック1に実験者が存在しないと判断された回数とは、ブロック1以外のブロックに実験者が存在すると判断された回数、および、いずれのブロックにも実験者が存在しないと判断された回数の双方を含む。
図11は、図9に示す侵入検知動作における判断の精度を検証するための実験結果の一例を示す図である。
図11を参照して、実験者がブロック1に存在する期間に行われた侵入検知動作の回数のうち、ブロック1に実験者が存在すると判断された回数の割合p1は「74.5%」であり、ブロック1に実験者が存在しないと判断された回数の割合(=100−p1)は「25.5%」であった。
また、実験者がブロック1に存在しない期間に行われた判断の回数のうち、ブロック1に実験者が存在しないと判断された回数の割合p2は「83.1%」であり、ブロック1に実験者が存在すると判断された回数の割合(=100−p2)は「16.9%」であった。
すなわち、実験者がブロック1に存在する場合、侵入検知動作における判断の正解率は「74.5%」であり、実験者がブロック1に存在しない場合、侵入検知動作における判断の正解率は「83.1%」であり、いずれも高い正解率であった。
上記のように、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、受信機11は、空間特徴量に基づいて、人間が監視ブロックに存在するか、または、監視ブロック以外のブロックに存在するか、を判断する。
このような構成により、監視ブロックにおける状況を的確に把握して、当該状況に応じた適切な対応をとることができる。
また、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、受信機11は、空間特徴量が閾値未満である場合に、監視ブロックに人間が存在すると判断する。
このような構成により、複雑な演算処理を用いることなく、監視ブロックに人間が存在するか否かの判断を容易に行うことができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、上述した実施の形態1および実施の形態2に係る監視システムと比べて使用目的を変更した監視システムに関する。
本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100および本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100では、受信機11の検知部66が、空間特徴量算出部65によって算出された空間特徴量に基づいて、所定エリアにおける人間の動作の監視として、所定エリアにおける人間の動作の発生、たとえば所定エリアへの人間の侵入または所定エリアに存在する人間の行動開始、を検知する。
これに対して、本発明の実施の形態3に係る見守りシステム(監視システム)100では、所定エリアにおける人間の動作を監視する監視処理として、所定エリアにおける人間、具体的には見守り対象者の無動作または少動作を検知する見守り処理を行う。
より詳細には、見守りシステム100の送信機10は、図1に示す本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100と同様に、所定エリアに含まれる複数のブロックのうちのいずれかのブロック、たとえばブロック3に配置される。また、見守りシステム100の受信機11は、図1に示す本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100と同様に、監視ブロックであるブロック1に配置される。
なお、この所定エリアは、通常時には1または複数の人間が動作を行っている領域である。また、所定エリアが家の中などである場合、たとえばお風呂場など、見守り対象者を見守るべき場所を監視ブロックとしてユーザが任意に設定することができる。
受信機11の検知部66は、空間特徴量算出部65によって算出された空間特徴量に基づいて、所定エリアにおける人間の動作が無いかまたは少ないことを検知する。具体的には、検知部66は、所定エリアにおいて、心臓発作などの異常が発生したことにより所定時間以上動いていない人間がいるか否かを監視する。
見守りシステム100における受信機11の空間特徴量算出部65は、本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100における空間特徴量算出部65と同様に、たとえば初期ベクトルvnoと、観測時tにおける固有ベクトルvob(t)とを用いて、観測時tにおける空間特徴量P(t)を算出する。
ここで、見守りシステム100において比較基準として用いられる初期ベクトルvnoは、たとえば所定エリアに人間が存在していないときの固有ベクトルである。
したがって、空間特徴量P(t)が「1」より小さい値であるほど、観測時tにおける所定エリアの状態は、1または複数の人間が動いている通常時の状態に近い。
このため、検知部66は、空間特徴量P(t)が、たとえば閾値Th1以上である状態が、所定時間以上継続する場合、所定エリアにおいて人間の動作が無いかまたは少ないと判断する。
具体的には、閾値Th1が「0.99」であると仮定すると、検知部66は、空間特徴量P(t)が「0.99」未満である場合、所定エリアにおいて人間の動作の有る通常状態であると判断する。一方、検知部66は、空間特徴量P(t)が「0.99」以上である状態が所定時間以上継続する場合、所定エリアにおいて人間の動作が無いかまたは少ない異常状態であると判断する。
また、検知部66は、監視ブロックに人間が長時間存在しているか否かを判断することができる。
すなわち、図8に示すように、受信機11が監視ブロックであるブロック1に配置されている場合、このブロック1に人間が存在している場合の空間特徴量はおよそ「0.75」である。このため、閾値Th2をたとえば「0.80」と設定すると、検知部66は、空間特徴量P(t)が閾値Th2未満である状態が所定時間以上継続するか否かを判断することにより、監視ブロックに人間が所定時間以上存在しているか否かを判断することができる。
ここで、監視ブロックが、たとえばお風呂場またはトイレであり、この監視ブロックに長時間人間が存在している場合、当該人間がお風呂場またはトイレの中で倒れているなどの異常が発生している可能性がある。
このため、検知部66は、空間特徴量が閾値Th2未満である状態が所定時間以上継続していると判断した場合、監視ブロックにおいて異常が発生したことを示す信号を警報部67へ出力し、警報部67は、当該信号を警備会社等へ送信することにより、異常の発生を通知することができる。
その他の構成および動作は上述した本発明の実施の形態1に係る侵入検知システム100または本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム100と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
以上のように、本発明の実施の形態3に係る見守りシステム100では、受信機11は、所定エリアにおける人間の動作が無いかまたは少ないことを検知する。
このような構成により、監視ブロックを経由した電波を用いて人間の動作の監視を行うことができるため、複数のブロックに区切られた所定エリアにおける人間の動作を監視する見守りシステム100において、監視すべきブロックにおける人間の見守りを良好に行なうことができる。
また、本発明の実施の形態3に係る見守りシステム100では、受信機11は、空間特徴量が閾値Th2未満である状態が所定時間以上継続しているか否かを判断し、空間特徴量が閾値Th2未満である状態が所定時間以上継続していると判断した場合、監視ブロックにおいて異常が発生したことを通知する。
このような構成により、監視ブロックに人間が長時間存在しているか否かを判断することができるため、たとえばお風呂場またはトイレの中で人間が倒れているなど、監視ブロックにおいて発生した異常を検知して通知することができる。
また、本発明の実施の形態3に係る見守りシステム100では、人間の動作の有無または多少という二値的な判定を行なう構成であるとしたが、これに限定するものではなく、たとえば、人間の無動作または少動作の可能性のレベルを示す指標を出力する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態1、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム、および、本発明の実施の形態3に係る見守りシステムでは、空間特徴量として固有値および固有ベクトルを用いる構成であるとしたが、これに限定するものではない。本発明の実施の形態1、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム、および、本発明の実施の形態3に係る見守りシステムでは、固有値または固有ベクトルに限らず、非特許文献1に記載されているような遅延プロファイル等、他の空間特徴量を用いる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態1、本発明の実施の形態2に係る侵入検知システム、および、本発明の実施の形態3に係る見守りシステムでは、受信機は、アレイ式電波センサであるとしたが、他の種類の電波センサであってもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 送信機
11 受信機
21 Wi−Fi通信部
22 アンテナ
31 インタフェース部
32 RAM
33 ROM
34 BB/MAC処理部
35 トランシーバ
36 コネクタ
41 アレイ受信部
42 侵入検知演算部
51 アレイアンテナ部
52 受信部
53 分岐回路
54 発振器
61 バンドパスフィルタ(BPF)
62 ローノイズアンプ
63 直交復調器
64 A/Dコンバータ(ADC)
65 空間特徴量算出部
66 検知部
67 警報部
71 相関行列演算部
72 固有値・固有ベクトル演算部
73 分散演算部
100 侵入検知システム、見守りシステム(監視システム)

Claims (9)

  1. 所定エリアに配置され、電波を送信する送信機と、
    前記所定エリアに配置され、前記送信機から送信された前記電波を受信し、受信した前記電波を用いて前記所定エリアにおける空間特徴量を算出し、算出した前記空間特徴量に基づいて前記所定エリアにおける人間の動作を監視する受信機とを備える監視システムの配置方法であって、
    前記所定エリアは、複数のブロックに区切られ、
    前記複数のブロックには、前記送信機および前記受信機を異なるブロックに配置した場合に、前記送信機から送信される前記電波の直接波が前記受信機に到達しないブロックが含まれ、
    前記送信機および前記受信機の少なくとも一方を、前記複数のブロックのうち監視すべきブロックである監視ブロックに配置するステップを含む、監視システムの配置方法。
  2. 前記送信機および前記受信機の少なくとも一方を前記監視ブロックに配置するステップにおいて、前記送信機および前記受信機の双方を前記監視ブロックに配置する、請求項1に記載の監視システムの配置方法。
  3. 前記送信機および前記受信機の少なくとも一方を前記監視ブロックに配置するステップにおいて、前記受信機を前記監視ブロックに配置し、前記送信機を前記監視ブロック以外のブロックに配置する、請求項1に記載の監視システムの配置方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の監視システムの配置方法により配置される前記送信機および前記受信機を備える、監視システム。
  5. 前記受信機は、前記空間特徴量に基づいて、人間が前記監視ブロックに存在するか、または、前記監視ブロック以外のブロックに存在するか、を判断する、請求項4に記載の監視システム。
  6. 前記受信機は、前記空間特徴量が閾値未満である場合に、前記監視ブロックに人間が存在すると判断する、請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記受信機は、前記空間特徴量が前記閾値未満である状態が所定時間以上継続しているか否かを判断し、前記空間特徴量が前記閾値未満である状態が前記所定時間以上継続していると判断した場合、前記監視ブロックにおいて異常が発生したことを通知する、請求項6に記載の監視システム。
  8. 前記受信機は、前記所定エリアにおける人間の動作の発生を検知する、請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の監視システム。
  9. 前記受信機は、前記所定エリアにおける人間の動作が無いかまたは少ないことを検知する、請求項4に記載の監視システム。
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