JP2014164362A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の受付手段は、用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を受け付け、生成手段は、用紙内の座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、前記受付手段によって受け付けられたフォーム定義識別情報を示す画像である情報画像を生成し、印刷手段は、前記生成手段によって生成された情報画像を文書情報に重ね合わせて、用紙に印刷し、対応付手段は、前記フォーム定義識別情報と前記フォーム定義を対応付ける。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明は、用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を受け付ける受付手段と、用紙内の座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、前記受付手段によって受け付けられたフォーム定義識別情報を示す画像である情報画像を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された情報画像を文書情報に重ね合わせて、用紙に印刷する印刷手段と、前記フォーム定義識別情報と前記フォーム定義を対応付ける対応付手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に1対1に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(1対1対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
紙面に電子ペンで筆記することにより、その筆記を電子化した筆記情報を取得する技術に関するものである。こうした技術では、まず、紙面に対し、紙面上の位置に固有な情報画像(符号パターン)を印刷しておく。これにより、電子ペンで紙面に筆記すると、電子ペンがペン先の位置にある情報画像を読み取って復号し、筆記位置を判別する。そして、判別された複数の筆記位置から筆記情報を生成する。
フォーム定義受付モジュール110は、対応付モジュール140と接続されている。フォーム定義受付モジュール110は、用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を受け付ける。「用紙内の欄に関する定義を示す情報」とは、用紙内の欄に記載された筆記を認識等するための情報であって、例えば、その欄がある位置、その欄に記載されるべき文字の範囲等がある。具体的には、図10に例示のフォーム定義テーブル1000の欄No.欄1020群を用いて後述する。
印刷モジュール130は、情報画像生成モジュール120と接続されている。印刷モジュール130は、情報画像生成モジュール120によって生成された情報画像を文書情報に重ね合わせて、用紙に印刷する。具体的には、図3に例示する電子ペン用紙310を出力する。
対応付モジュール140は、フォーム定義識別情報受付モジュール100、フォーム定義受付モジュール110、フォーム定義記憶モジュール150と接続されている。対応付モジュール140は、フォーム定義識別情報とフォーム定義を対応付け、その対応付け結果をフォーム定義記憶モジュール150に記憶させる。つまり、フォーム定義識別情報を用いてフォーム定義を抽出できるようにする。
フォーム定義記憶モジュール150は、対応付モジュール140と接続されている。フォーム定義記憶モジュール150は、対応付けられたフォーム定義識別情報とフォーム定義を記憶する。具体的には、図10に例示するフォーム定義テーブル1000を記憶する。
フォーム定義生成システム210、電子ペン用紙印刷システム220、筆記情報処理システム230がある。電子ペン用紙印刷システム220には印刷装置225が接続されており、筆記情報処理システム230には電子ペン235が接続されている。
フォーム定義生成システム210は、フォーム定義を生成するシステムであって、後述する図12に例示のモジュール構成を含んでおり、図13に例示のフローチャートによる処理を行う。
電子ペン用紙印刷システム220は、フォーム定義生成システム210によって生成されたフォーム定義等を用いた情報画像(以下、ドットコード画像ともいう)を重ね合わせた文書を、印刷装置225を用いて用紙に印刷するシステムであって、図1に例示のモジュール構成を含んでおり、又は、後述する図14に例示のモジュール構成を含んでおり、図15に例示のフローチャートによる処理を行う。
筆記情報処理システム230は、電子ペン用紙印刷システム220によって印刷された用紙に対して電子ペン235を用いて筆記が行われた場合に、その筆記情報を文書に重ね合わせるシステムであって、後述する図16に例示のモジュール構成を含んでおり、又は、図17に例示のモジュール構成を含んでおり、図18又は図19に例示のフローチャートによる処理を行う。
しかし、この方法は、電子ペン用紙を印刷するシステムと、筆記情報を処理するシステムの独立性が高い場合には使用できない。例えば、電子ペン用紙を印刷するシステムと筆記情報を処理するシステムが別のシステムであり、さらに通信ネットワークがなく、分離されているような場合がこれにあたる。通信ネットワークとして接続されている場合であっても、電子ペン用紙を印刷するシステムが、筆記情報を処理するシステムに情報を提供する機能をもつには、コストの高いサーバシステムを構築する必要があるような場合もあり、本実施の形態以外の情報処理システムを適用しにくい。
例えば、共有方法としては、以下のようなバリエーションがありうる。
(1)フォーム定義とフォーム定義識別情報との対応のコピーを電子ペン用紙印刷システム220外に取り出すことができる機能が用意されている。そして、フォーム定義とフォーム定義識別情報との対応を、筆記情報処理システム230に登録する機能が用意されている。例えば、フォーム定義とフォーム定義識別情報との対応のコピーを取り出してUSBメモリ等にコピーし、そのUSBメモリを介して筆記情報処理システム230に登録する。
(2)フォーム定義生成システム210と電子ペン用紙印刷システム220が単一のシステム中(例えば、フォーム定義生成システム210と電子ペン用紙印刷システム220が通信回線を介して接続されているシステム等)に共存しており、筆記情報処理システム230は独立している場合について、前者のフォーム定義生成システム210と電子ペン用紙印刷システム220によって構成されているシステムには、フォーム定義とフォーム定義識別情報との対応のコピーを同システム外に取り出すことができる機能が用意されており、後者の筆記情報処理システム230には、取り出したフォーム定義とフォーム定義識別情報との対応を登録する機能が用意されている。
例えば、紙IDは、32ビットの空間内の数値である。文字列表記の場合は、16進文字列により表記する。よって、紙IDの範囲は「00000000」から「FFFFFFFF」である。フォーム定義IDは、紙IDのビット数よりも少ないのが一般的である。また、紙IDとフォーム定義IDのビット数を合わせて32ビットとしてもよい。
概要を説明する。電子ペン用紙310上に電子ペン235で筆記する際、圧力センサがONになると、電子ペン用紙310上のドットコード画像を撮像し、デコードして、電子ペン用紙310の紙IDと電子ペン用紙310上の位置情報(X,Y座標値)、紙ID、フォーム定義IDを取り出し、メモリに格納する。そして、メモリに格納された情報は、通信回路を経由して筆記情報処理システム230に送信する。なお、圧力センサがONになった情報として筆圧ON情報、圧力センサがOFFになった情報として筆圧OFF情報をもメモリに格納してもよい。また、それぞれの情報が発生した時刻に関する情報(年、月、日、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を含ませるようにしてもよい。そして、デコードできなかったことを示す読取不可情報が含まれていてもよい。
そして、制御回路401には、電子ペン235による筆記動作をペンチップ409に加わる圧力によって検出する圧力センサ402が接続されている。また、用紙上に赤外光を照射する赤外LED403と、画像を入力する赤外CMOS404も接続されている。さらに、紙ID、フォーム定義ID及び位置情報等を記憶するための情報メモリ405と、外部装置と通信するための通信回路406と、ペンを駆動するためのバッテリ407と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ408も接続されている。
電子ペン235による筆記が行われると、ペンチップ409に接続された圧力センサ402が、筆記動作を検出する。これにより、赤外LED403が点灯し、赤外CMOS404がCMOSセンサによって用紙上の画像を撮像する。
なお、赤外LED403は、消費電力を抑制するために、CMOSセンサのシャッタタイミングに同期させてパルス点灯する。
また、赤外CMOS404は、撮像した画像を同時に転送できるグローバルシャッタ方式のCMOSセンサを使用する。そして、赤外領域に感度があるCMOSセンサを使用する。また、外乱の影響を低減するために、CMOSセンサ全面に可視光カットフィルタを配置している。CMOSセンサは、70fps〜100fps(frame per second)程度の周期で、画像を撮像する。なお、撮像素子はCMOSセンサに限定するものではなく、CCD等、他の撮像素子を使用してもよい。
以下、このときの制御回路401の動作について説明する。
図5は、電子ペン235(制御回路401)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS501では、画像処理部401aは、画像を入力する。
ステップS502では、画像に含まれるノイズを除去するための処理を行う。ここで、ノイズとしては、CMOS感度のばらつきや電子回路により発生するノイズ等がある。ノイズを除去するために如何なる処理を行うかは、電子ペン235の撮像系の特性に応じて決定すべきである。例えば、ぼかし処理やアンシャープマスキング等の先鋭化処理を適用することができる。
ステップS503では、画像処理部401aは、画像からドットパターン(ドット画像の位置)を検出する。例えば、2値化処理によりドットパターン部と背景部とを切り分け、2値化された個々の画像位置からドットパターンを検出することができる。2値化画像にノイズ成分が多数含まれる場合は、例えば、2値化画像の面積や形状によりドットパターンの判定を行うフィルタ処理を組み合わせる必要がある。
次いで、ステップS505では、データ処理部401bは、受け渡されたデジタルデータから、図7(a)に示した2つのドットの組み合わせからなるビットパターンを検出する。例えば、ビットパターンに対応するブロックの境界位置を2次元配列上で動かし、ブロック内に含まれるドットの数が2つになるような境界位置を検出することにより、ビットパターンを検出することができる。
このようにしてビットパターンが検出されると、ステップS506では、データ処理部401bは、ビットパターンの種類を参照することにより、同期符号を検出する。
そして、ステップS507では、同期符号からの位置関係に基づいて、識別符号及び位置符号を検出する。
その後、ステップS508では、データ処理部401bは、識別符号を復号して紙ID、フォーム定義IDを取得し、位置符号を復号して位置情報を取得する。識別符号については、RS復号処理を施すことで紙ID、フォーム定義IDを得る。一方、位置符号については、読み出した部分系列の位置を、画像生成時に使用したM系列と比較することで、位置情報を得る。
フォーム定義は、少なくともフォーム定義620(用紙内の欄に関する定義を示す情報)を含み、帳票イメージ610を加えてもよい。フォーム定義620は、筆記情報のうち、データ化する領域を示す情報であり、かつ、データ化する際の属性情報(データ化する際の形式、文字認識する際の使用文字の範囲や、使用辞書の指定)をもつ。フォーム定義620には、例えば、記入欄622、チェック欄群624(チェック欄626、チェック欄628を含む)等がある。フォーム定義620は、具体的には、例えば、フォーム定義テーブル1000によって定義されている。図10は、フォーム定義テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。フォーム定義テーブル1000は、フォーム定義ID欄1010と複数(電子ペン用紙310内にある欄の数)の欄No.欄1020によって構成されている。そして、欄No.欄1020には、欄No.欄1020の他に、X欄1021、Y欄1022、W欄1023、H欄1024、データ形式欄1025、使用文字範囲欄1026、使用辞書欄1027が含まれている。フォーム定義ID欄1010は、フォーム定義を本実施の形態で一意に識別する情報を記憶している。欄No.欄1020は、フォーム定義内の欄を一意に識別する情報を記憶している。X欄1021は、その欄(矩形)の例えば左上x座標を記憶している。Y欄1022は、その欄の例えば左上y座標を記憶している。W欄1023は、その欄の幅を記憶している。H欄1024は、その欄の高さを記憶している。データ形式欄1025は、その欄に記載される筆記のデータ形式(例えば、文字、チェックマーク等)を記憶している。使用文字範囲欄1026は、その欄に記載される筆記である文字の使用範囲(例えば、英字のみ、カタカナのみ等)を記憶している。使用辞書欄1027は、その欄に記載される筆記である文字を認識する際に利用する辞書(例えば、氏名辞書)を記憶している。なお、データ形式欄1025、使用文字範囲欄1026、使用辞書欄1027は、その欄に記入された筆記を認識する際に用いられる。
帳票イメージ610は、用紙に印刷される文書情報であり、欄の枠線、欄の名前、アンケート用紙の場合は質問事項等がある。なお、文書情報には情報画像は含まれない。
筆記情報格納用電子文書は、電子ペン235によって電子ペン用紙310に筆記された内容を、フォーム定義620(帳票イメージ610を含めてもよい)とともにまとめたデータである。以下から構成される。
(1)紙ID:その筆記情報格納用電子文書に対応付けられた電子ペン用紙に割り当てられている紙ID
(2)フォーム定義:その筆記情報格納用電子文書への筆記を処理するために使用するフォーム定義
そして、以下を含めてもよい。
(3)帳票イメージ:その筆記情報格納用電子文書に印刷されている帳票イメージ
具体的には、例えば、フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100によって構成されている。図11は、フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。対応付モジュール140が、フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100を生成する。フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100は、フォーム定義ID欄1110、帳票イメージID欄1120を有している。フォーム定義ID欄1110は、フォーム定義IDを記憶している。帳票イメージID欄1120は、フォームイメージ(例えば、図6に例示の帳票イメージ610)である帳票イメージを一意に識別する情報(帳票イメージID)を記憶している。
フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100は、帳票イメージIDからフォーム定義IDによって参照可能なフォーム定義テーブル1000(用紙内の欄に関する定義(フォーム定義)を示す情報)を対応付けているテーブルである。
図7は、本実施の形態で取り扱う情報画像(コードパターン画像)の例を示す説明図である。
まず、コードパターンを構成するビットパターンについて説明する。
図7(a)に、ビットパターンの配置の一例を示す。
ビットパターンとは、情報埋め込みの最小単位である。ここでは、図7(a)に示すように、9箇所の中から選択した2箇所にビットを配置する。図では、黒の四角が、ビットが配置された位置を示し、斜線の四角が、ビットが配置されていない位置を示している。9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは、36(=9C2)通りある。したがって、このような配置方法により、36通り(約5.2ビット)の情報を表現することができる。
ただし、紙IDとフォーム定義ID(以下、紙ID等ともいう)そして位置情報は、この36通りのうち32通り(5ビット)を使用して表現するものとする。
ところで、図7(a)に示した最小の四角は、600dpiにおける2ドット×2ドットの大きさを有している。600dpiにおける1ドットの大きさは0.0423mmなので、この最小の四角の一辺は、84.6μm(=0.0423mm×2)である。コードパターンを構成するドットは、大きくなればなるほど目に付きやすくなるため、できるだけ小さいほうが好ましい。ところが、あまり小さくすると、プリンタで印刷できなくなってしまう。そこで、ドットの大きさとして、50μmより大きく100μmより小さい前記の値を採用している。これにより、プリンタで印刷可能な最適な大きさのドットを形成することができる。つまり、84.6μm×84.6μmが、プリンタで安定的に形成可能な最小の大きさなのである。
なお、ドットをこのような大きさにすることで、1つのビットパターンの一辺は、約0.5(=0.0423×2×6)mmとなる。
また、このようなビットパターンから構成されるコードパターンについて説明する。
図7(b)に、コードパターンの配置の一例を示す。
ここで、図7(b)に示した最小の四角が、図7(a)に示したビットパターンに相当する。すなわち、紙ID等を符号化した識別符号は、16(=4×4)個のビットパターンを使用して埋め込まれる。また、X方向の位置情報を符号化したX位置符号と、Y方向の位置情報を符号化したY位置符号とは、それぞれ、4個のビットパターンを使用して埋め込まれる。さらに、左上角部に、コードパターンの位置と回転を検出するための同期符号が、1つのビットパターンを使用して埋め込まれる。
なお、1つのコードパターンの大きさは、ビットパターンの5個分の幅に等しいため、約2.5mmとなる。本実施の形態では、このように生成したコードパターンを画像化したコードパターン画像を、用紙全面に配置する。
まず、紙ID等の符号化について説明する。
紙ID等の符号化には、ブロック符号化方式のRS(リードソロモン)符号が使用される。図7で説明した通り、本実施の形態では、5ビットの情報を表現できるビットパターンを用いて情報を埋め込む。したがって、情報の誤りも5ビット単位で発生するため、ブロック符号化方式で符号化効率がよいRS符号を使用している。ただし、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用することもできる。
前述したように、本実施の形態では、5ビットの情報量をもつビットパターンを用いて情報を埋め込む。したがって、RS符号のブロック長を5ビットとする必要がある。そのため、紙ID等を5ビットずつに区切り、ブロック化する。図8では、紙ID等「0011101101001…」から、第1のブロック「00111」と、第2のブロック「01101」とが切り出されている。
そして、ブロック化された紙ID等に対し、RS符号化処理を行う。図8では、「blk1」、「blk2」、「blk3」、「blk4」、…というようにブロック化した後、RS符号化が行われる。
ところで、本実施の形態において、紙ID等は、16(=4×4)個のブロックに分けられる。そこで、RS符号における符号ブロック数を16とすることができる。
また、情報ブロック数は、誤りの発生状況に応じて設計することができる。例えば、情報ブロック数を8とすれば、RS(16,8)符号となる。この符号は、符号化された情報に4ブロック(=(16−8)÷2)の誤りが発生しても、それを補正することができる。また、誤りの位置を特定できれば、訂正能力をさらに向上することができる。なお、この場合、情報ブロックに格納される情報量は、40ビット(=5ビット×8ブロック)であるが、このうち32ビットを用いる。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、K段の線形シフトレジスタで発生できる最大周期の系列であり、2K−1の系列長をもつ。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質をもつ。そこで、この性質を利用することにより、位置情報を符号化することができる。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。すなわち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。
この場合、位置情報も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。図8では、M系列「11010011011010…」が、5ビットずつブロック化されている。
また、横方向に配置された「1」、「2」、「3」、「4」、…がX位置符号を、縦方向に配置された「1」、「2」、「3」、「4」、…がY位置符号を、それぞれ意味している。位置符号は、用紙の位置が異なれば異なる情報が配置されるので、座標位置に対応する数字で示しているのである。一方、斜線部分の四角が識別符号を意味している。識別符号は、用紙の位置が異なっても同じ情報が配置されるので、全て同じマークで示しているのである。
ところで、図からも分かる通り、2つの同期符号の間には、4個のビットパターンがある。したがって、20(=5×4)ビットのM系列の部分系列を配置することができる。20ビットの部分系列から13ビットの部分系列を取り出せば、その13ビットが全体(8191)の中のどの部分の部分系列なのかを特定することができる。このように、20ビットのうち13ビットを位置の特定に使用した場合、取り出した13ビットの誤りの検出又は訂正を、残りの7ビットを使用して行うことができる。すなわち、M系列を生成したときと同じ生成多項式を使用して、20ビットの整合性を確認することで、誤りの検出と訂正が可能となるのである。
その後、各ブロックにおけるビットパターンが、ドット画像を参照することにより画像化される。そして、図8の最右に示すようなドットで情報を表す出力画像が生成される。
図9は、各用紙に印刷された電子文書を管理するためのテーブルの例を示している。
図示するように、電子文書管理テーブル910は、識別情報欄912、フォーム定義ID欄914、印刷パラメータ欄916、筆記情報欄918を有している。
識別情報欄912内の識別情報は、紙IDである。
フォーム定義ID欄914内には、各用紙に印刷された電子文書が印刷時に使用したフォーム定義のフォーム定義IDが含まれる。
印刷パラメータ欄916内の印刷パラメータは、各用紙に電子文書を印刷した際に設定した印刷パラメータである。図では、印刷パラメータを、「ページ(P),余白(A,B,C,D)」という形式で示している。Pはページ番号であり、A、B、C、Dは、それぞれ、左側、右側、上側、下側の余白(単位はmm)である。なお、ここでは、印刷パラメータとしてページ及び余白を示したが、これに限られるものではない。この他にも、通常の印刷で用いられる種々の印刷パラメータを管理することが可能である。
筆記情報欄918には、各電子文書に重合された筆記情報が含まれる。筆記情報は電子ペン235による一筆ごとのデータとなっており、一筆の筆記情報は、(X座標、Y座標)の列になっている。
まず、1行目と2行目は、フォーム定義ID:0010011で示されるフォーム定義をもとに用紙が1部印刷されたことを示している。フォーム定義ID:0010011の文書は2ページからなっており、その際、左右上下の余白が1mmで印刷されている。そして、3行目と4行目は、フォーム定義ID:0010012で示されるフォーム定義をもとに用紙が1部印刷されたことを示している。フォーム定義ID:0010012の文書は2ページからなっており、その際、左右上下の余白が2mmで印刷されている。
ステップS1302では、フォーム定義識別情報生成モジュール1220が、フォーム定義と、フォーム定義に割り当てるフォーム定義IDの数を受け付ける。なお、このフォーム定義IDの数は、管理者等の操作者によるキーボード等の操作によって受け付けられるものであってもよいし、予め定められた個数を受け付けるようにしてもよい。また、操作者は、フォーム定義IDの個数を意識している必要はなく、フォーム定義識別情報生成モジュール1220がフォーム定義生成モジュール1210によって生成されたフォーム定義の個数を計数してもよい。
ステップS1304では、フォーム定義識別情報生成モジュール1220が、割り当てるに足るサイズのフォーム定義ID空間が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1306へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1398)。
ステップS1306では、フォーム定義生成モジュール1210が、フォーム定義を生成する。
ステップS1308では、フォーム定義生成モジュール1210とフォーム定義識別情報生成モジュール1220が、フォーム定義とフォーム定義IDを電子ペン用紙印刷システム220へ送信する。
電子ペン用紙印刷システム220は、印刷指示受付モジュール1410、印刷情報生成モジュール1420、フォーム定義管理モジュール1430、紙ID管理モジュール1440、フォーム定義登録モジュール1450を有しており、印刷装置225と接続されている。
印刷指示受付モジュール1410は、フォーム定義管理モジュール1430に管理されているフォーム定義のうち、電子ペン用紙として印刷するフォーム定義を指定し、印刷部数の指示を受け付ける。この指示は、操作者のキーボード等による操作によって行われてもよいし、予め定められた指示であってもよい。
具体的には、印刷情報生成モジュール1420は、印刷指示受付モジュール1410によって受け付けられた指示に基づいて、印刷情報を作成する。印刷情報は、印刷指示受付モジュール1410から指定されたフォーム定義に含まれるフォーム定義のイメージ情報に、同フォーム定義に割り当てられた紙ID群のうちで未使用なものから構成されたドットコード画像を重畳したものである。印刷情報の生成時に使用された紙IDの情報は、使用済みであることを示すフラグ等を付す。割り当てる紙IDは、使用された紙IDの情報の管理を容易にするため、昇順、又は、降順に割り当てていくのが望ましい。
印刷装置225は、印刷情報生成モジュール1420によって生成された画像を用紙に印刷する。
紙ID管理モジュール1440には、紙ID空間のうちのどの部分が印刷により消費されたかを管理している。
フォーム定義登録モジュール1450は、新たなフォーム定義を、フォーム定義管理モジュール1430に登録する。
ステップS1502では、印刷指示受付モジュール1410は、フォーム定義、フォーム定義ID及び印刷部数の指示を受け付ける。
ステップS1504では、印刷情報生成モジュール1420は、未使用の紙IDが紙ID空間の中に残っているか否かを判断し、残っている場合はステップS1506へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1598)。
ステップS1506では、印刷情報生成モジュール1420は、印刷部数分の処理が終了していないか否かを判断し、終了していない場合はステップS1508へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。
ステップS1508では、印刷情報生成モジュール1420は、イメージ情報に指定されたフォーム定義に割り当てられている紙ID群の中で未使用の紙IDを割り当て、座標、紙ID、フォーム定義IDから生成したドットコード画像を、イメージ情報に重畳して、印刷情報を作成する。
ステップS1510では、印刷情報生成モジュール1420は、印刷装置225に印刷情報を送付する。印刷装置225は、この印刷情報を用紙に印刷する。
ステップS1512では、フォーム定義登録モジュール1450は、紙IDの使用状況を登録する。つまり、ステップS1508で利用された紙IDを、今後使用できないようにフラグを立てる。
筆記情報受付モジュール1600、判断(A)モジュール1610、文書記憶モジュール1615、判断(B)モジュール1620、筆記情報記憶モジュール1622、定義情報記憶モジュール1624、定義情報取出モジュール1630、文書生成モジュール1640、重合モジュール1650、出力モジュール1660を有している。
文書記憶モジュール1615は、判断(A)モジュール1610、重合モジュール1650と接続されている。文書記憶モジュール1615は、用紙識別情報と電子文書の対応を記憶している。具体的には、図9に例示の電子文書管理テーブル910を記憶している。
そして、判断(B)モジュール1620は、定義情報記憶モジュール1624にフォーム定義識別情報とフォーム定義の新たな組み合わせが記憶された場合に、筆記情報記憶モジュール1622に記憶された筆記情報内のフォーム定義識別情報と対応付けられているフォーム定義を、定義情報記憶モジュール1624から取り出せるか否かを判断するようにしてもよい。例えば、既に生成されていたフォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100、フォーム定義テーブル1000が、定義情報記憶モジュール1624に記憶された場合、又はフォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100、フォーム定義テーブル1000が生成されて、定義情報記憶モジュール1624に記憶された場合に対応するものである。
そして、筆記情報記憶モジュール1622から取り出した筆記情報に対して、筆記情報受付モジュール1600が受け付けた筆記情報と同等に処理を行えばよい。
筆記情報記憶モジュール1622は、判断(B)モジュール1620と接続されている。筆記情報記憶モジュール1622は、判断(B)モジュール1620によって取り出せないと判断した場合の筆記情報を記憶する。
文書生成モジュール1640は、定義情報取出モジュール1630、重合モジュール1650と接続されている。文書生成モジュール1640は、定義情報取出モジュール1630によって取り出されたフォーム定義に基づいて、文書を生成する。フォーム定義620だけでなく、帳票イメージ610を用いて文書を生成してもよい。
重合モジュール1650は、文書生成モジュール1640、出力モジュール1660、文書記憶モジュール1615と接続されている。重合モジュール1650は、文書生成モジュール1640によって生成された文書に、筆記情報受付モジュール1600によって受け付けられた筆記情報内の筆記を重ね合わせたのち、文書記憶モジュール1615に登録する。ここでいう重合、あるいは、重ね合わせとは、具体的には、対象となる筆記を、電子文書管理テーブル910の該当する電子文書の筆記情報として追加することを指す。
筆記情報処理システム230は、筆記情報受付モジュール1710、筆記情報処理モジュール1720、電子文書管理モジュール1730、電子文書表示モジュール1740、電子文書生成モジュール1750、フォーム定義登録モジュール1760、フォーム定義管理モジュール1770を有している。筆記情報受付モジュール1710は、前述の筆記情報受付モジュール1600に該当する。筆記情報処理モジュール1720は、前述の判断(A)モジュール1610、判断(B)モジュール1620、重合モジュール1650に該当する。電子文書管理モジュール1730は、前述の文書記憶モジュール1615に該当する。電子文書表示モジュール1740は、前述の出力モジュール1660に該当する。電子文書生成モジュール1750は、前述の定義情報取出モジュール1630、文書生成モジュール1640に該当する。フォーム定義登録モジュール1760は、フォーム定義管理モジュール1770にフォーム定義IDとフォーム定義の対応を記憶させるものである。フォーム定義管理モジュール1770は、前述の定義情報記憶モジュール1624に該当する。
筆記情報処理システム230に取り込まれた筆記情報は、筆記がなされた電子ペン用紙に対応する電子文書にマージされ、電子文書管理モジュール1730に格納される。ここで、マージするとは、電子文書に筆記を書き込む(重ね合わせる)ことをいう。つまり、物理的な電子ペン用紙に行われた書き込みが、その電子ペン用紙に対応する電子文書にも行われるようにすることである。具体的には、筆記情報を、電子文書管理テーブル910の該電子文書に該当する部分(筆記情報欄918)に追加する。
他の機能としては、電子文書管理モジュール1730に格納されている電子文書を呼び出してその内容を表示したり、電子文書内の筆記情報を手書き文字認識してテキストデータに変換したり、といったことが可能である。
フォーム定義管理モジュール1770には、複数のフォーム定義が格納されている。
フォーム定義登録モジュール1760は、新たなフォーム定義を、フォーム定義管理モジュール1770に登録する。
筆記情報受付モジュール1710は、電子ペンから筆記情報を受け付ける。
筆記情報処理モジュール1720は、筆記情報受付モジュール1710が受け付けた筆記情報を格納すべき電子文書を、電子文書管理モジュール1730から呼び出し、筆記情報を電子文書にマージして、電子文書管理モジュール1730に再度格納する。該当する電子文書が電子文書管理モジュール1730に存在しない場合は、電子文書生成モジュール1750を呼び出して、筆記情報を格納するための電子文書の生成を試みる。
電子文書生成モジュール1750は、筆記情報を格納するための電子文書を生成する。
電子文書表示モジュール1740は、電子文書を電子文書管理モジュール1730から呼び出し、内容を表示する。
ステップS1802では、筆記情報受付モジュール1600は、未処理の筆記情報が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1804へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1899)。
ステップS1804では、筆記情報受付モジュール1600は、筆記情報を一つ取り出す。
ステップS1806では、判断(A)モジュール1610は、前記筆記情報に含まれる紙IDに対応する電子文書が文書記憶モジュール1615に登録済か否かを判断し、登録済である場合はステップS1808へ進み、それ以外の場合はステップS1810へ進む。
ステップS1808では、文書生成モジュール1640は、紙IDに対応する電子文書を文書記憶モジュール1615から取り出す。
ステップS1812では、定義情報取出モジュール1630は、定義情報記憶モジュール1624からステップS1810での判断対象となったフォーム定義IDに対応するフォーム定義を取り出し、文書生成モジュール1640は、該フォーム定義をもとに、筆記情報に含まれる紙IDをもつ電子文書を作成する。なお、フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100の帳票イメージID欄1120を用いて帳票イメージを用いて電子文書を作成してもよい。
ステップS1814では、判断(B)モジュール1620は、電子文書に割り当て不能な筆記情報として筆記情報記憶モジュール1622に蓄積する。フォーム定義が存在しない筆記情報は、割り当て不能な筆記情報として、筆記情報記憶モジュール1622に蓄積しておく。
ステップS1816では、重合モジュール1650は、筆記情報を、電子文書(ステップS1808で取り出した電子文書又はステップS1812で作成した電子文書)にマージし、文書記憶モジュール1615に登録する。
ステップS1904では、判断(A)モジュール1610は、割り当て不能な筆記情報が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1906へ進み、それ以外の場合はステップS1902へ戻る。
ステップS1906では、判断(A)モジュール1610は、割り当て不能な筆記情報を一つ取り出す。
ステップS1908では、判断(A)モジュール1610は、筆記情報の紙IDに対応する電子文書が文書記憶モジュール1615に登録済か否かを判断し、登録済である場合はステップS1910へ進み、それ以外の場合はステップS1912へ進む。
ステップS1912では、判断(B)モジュール1620は、筆記情報のフォーム定義IDに対応するフォーム定義が定義情報記憶モジュール1624に登録されているか否かを判断し、登録されている場合はステップS1914へ進み、それ以外の場合はステップS1916へ進む。
ステップS1914では、定義情報取出モジュール1630は、定義情報記憶モジュール1624からフォーム定義を取り出し、文書生成モジュール1640は、該フォーム定義をもとに、筆記情報に含まれる紙IDをもつ電子文書を作成する。なお、フォーム定義・帳票イメージ対応テーブル1100の帳票イメージID欄1120を用いて帳票イメージを用いて電子文書を作成してもよい。
ステップS1916では、判断(B)モジュール1620は、電子文書に割り当て不能な筆記情報として筆記情報記憶モジュール1622に蓄積する。フォーム定義が存在しない筆記情報は、割り当て不能な筆記情報として、筆記情報記憶モジュール1622に蓄積しておく。
ステップS1918では、重合モジュール1650は、筆記情報を、電子文書(ステップS1910で取り出した電子文書又はステップS1914で作成した電子文書)にマージし、文書記憶モジュール1615に登録する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…フォーム定義受付モジュール
120…情報画像生成モジュール
130…印刷モジュール
140…対応付モジュール
150…フォーム定義記憶モジュール
210…フォーム定義生成システム
220…電子ペン用紙印刷システム
225…印刷装置
230…筆記情報処理システム
235…電子ペン
1210…フォーム定義生成モジュール
1220…フォーム定義識別情報生成モジュール
1410…印刷指示受付モジュール
1420…印刷情報生成モジュール
1430…フォーム定義管理モジュール
1440…紙ID管理モジュール
1450…フォーム定義登録モジュール
1600…筆記情報受付モジュール
1610…判断(A)モジュール
1615…文書記憶モジュール
1620…判断(B)モジュール
1622…筆記情報記憶モジュール
1624…定義情報記憶モジュール
1630…定義情報取出モジュール
1640…文書生成モジュール
1650…重合モジュール
1660…出力モジュール
1710…筆記情報受付モジュール
1720…筆記情報処理モジュール
1730…電子文書管理モジュール
1740…電子文書表示モジュール
1750…電子文書生成モジュール
1760…フォーム定義登録モジュール
1770…フォーム定義管理モジュール
Claims (6)
- 用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を受け付ける受付手段と、
用紙内の座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、前記受付手段によって受け付けられたフォーム定義識別情報を示す画像である情報画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報画像を文書情報に重ね合わせて、用紙に印刷する印刷手段と、
前記フォーム定義識別情報と前記フォーム定義を対応付ける対応付手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 文書情報が印刷された用紙に対する筆記位置を示す座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、該用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を筆記情報として受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた筆記情報内の用紙識別情報に対応する文書を取り出せるか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって取り出せないと判断した場合は、フォーム定義識別情報とフォーム定義を対応付けて記憶している第1の記憶手段から、フォーム定義識別情報に対応するフォーム定義を取り出せるか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって取り出せると判断した場合は、前記第1の記憶手段から、前記フォーム定義を取り出す取出手段と、
前記取出手段によって取り出されたフォーム定義に基づいて、文書を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された文書に、前記受付手段によって受け付けられた筆記情報内の筆記を重ね合わせる重合手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2の判断手段によって取り出せないと判断した場合は、前記受付手段によって受け付けられた筆記情報を第2の記憶手段に記憶させるように制御する記憶制御手段
をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第2の判断手段は、前記第1の記憶手段にフォーム定義識別情報とフォーム定義の新たな組み合わせが記憶された場合に、前記第2の記憶手段に記憶された筆記情報内のフォーム定義識別情報と対応付けられているフォーム定義を、該第1の記憶手段から取り出せるか否かを判断する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を受け付ける受付手段と、
用紙内の座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、前記受付手段によって受け付けられたフォーム定義識別情報を示す画像である情報画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報画像を文書情報に重ね合わせて、用紙に印刷する印刷手段と、
前記フォーム定義識別情報と前記フォーム定義を対応付ける対応付手段
として機能させるための情報処理プログラム。 - コンピュータを、
文書情報が印刷された用紙に対する筆記位置を示す座標と、該用紙を識別する情報である用紙識別情報と、該用紙内の欄に関する定義であるフォーム定義を識別するフォーム定義識別情報を筆記情報として受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた筆記情報内の用紙識別情報に対応する文書を取り出せるか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって取り出せないと判断した場合は、フォーム定義識別情報とフォーム定義を対応付けて記憶している第1の記憶手段から、フォーム定義識別情報に対応するフォーム定義を取り出せるか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって取り出せると判断した場合は、前記第1の記憶手段から、前記フォーム定義を取り出す取出手段と、
前記取出手段によって取り出されたフォーム定義に基づいて、文書を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された文書に、前記受付手段によって受け付けられた筆記情報内の筆記を重ね合わせる重合手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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