JP2014163239A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2014163239A
JP2014163239A JP2013032542A JP2013032542A JP2014163239A JP 2014163239 A JP2014163239 A JP 2014163239A JP 2013032542 A JP2013032542 A JP 2013032542A JP 2013032542 A JP2013032542 A JP 2013032542A JP 2014163239 A JP2014163239 A JP 2014163239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
passage
fuel cell
turbine
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013032542A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamamoto
孝祐 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013032542A priority Critical patent/JP2014163239A/ja
Publication of JP2014163239A publication Critical patent/JP2014163239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池の排気を利用して急減速後の再加速性能を改善する。
【解決手段】内燃機関1は、高圧段および低圧段ターボ過給機3H,3Lと、燃料電池4と、燃料電池の排気を排出するための排気路27であって、燃料電池と高圧段タービンの上流側の排気通路6とを接続する第1の排気路27Aと、燃料電池と高圧段タービンおよび低圧段タービンの間の排気通路とを接続する第2の排気路27Bとを含む排気路と、排気路を第1の排気路と第2の排気路との間で切り替える排気制御弁28と、エンジン本体2の運転状態が低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、燃料電池の排気が第1の排気路を流れるよう排気制御弁を第1の排気路側に切り替える制御ユニット100とを備える。燃料電池の排気を利用して再加速前に高圧段タービン3HTに与回転を与える。
【選択図】図6

Description

本発明は内燃機関に係り、特に、多段式ターボ過給システムと燃料電池とを備えた内燃機関に関する。
多段式ターボ過給システムを備えた内燃機関が公知である。特に、多段式ターボ過給システムとして、高圧段ターボ過給機と低圧段ターボ過給機という二つのターボ過給機を直列に接続してなる2ステージシーケンシャルターボシステムが公知である。
例えば特許文献1には、第1過給機と第1過給機より大型の第2過給機とを備えた過給機付き内燃機関において、現在運転状態が、第2過給機のみの過給効果を利用する領域の一部(特殊C領域)にあり且つ減速状態が検出されている場合に、第1過給機のタービンを迂回する通路に介装された排気制御弁の開度を中間に調整し、第1過給機のタービンが十分に回転している状態をもってC領域から、第1、第2過給機の両方の過給効果を利用する領域(B領域)に移行することが開示されている。
特開2010−216450号公報
一般的に多段式ターボ過給システムにおいては、低回転側の領域を高圧段ターボ過給機で受け持ち、高回転側の領域を低圧段ターボ過給機で受け持つようになっている。そして低圧段ターボ過給機の作動領域において、急減速が発生した場合に、急減速後の再加速時に加速遅れが生じるという問題がある。
すなわち、低圧段ターボ過給機の作動領域において急減速が発生し、エンジン本体の運転状態が低圧段ターボ過給機の作動領域から高圧段ターボ過給機の作動領域に移行することがある。しかし、低圧段ターボ過給機の作動領域においては高圧段ターボ過給機のタービンおよびコンプレッサが実質的に回転停止した状態にある。よって急減速後の再加速が発生した時に、高圧段ターボ過給機のタービンおよびコンプレッサの回転がなかなか立ち上がらず、これにより加速遅れが生じてしまう。
一方、多段式ターボ過給システムを備えた内燃機関に燃料電池を組み合わせることが考えられる。この場合、ターボ過給機のコンプレッサから吐出された空気を燃料電池に送り、燃料電池からの排気をターボ過給機のタービンに供給するよう構成することが有利である。こうすれば、燃料電池に空気を供給するモータコンプレッサ等の空気源を別途設けなくて済むと同時に、燃料電池からの排気をタービンの駆動に有効に利用でき、効率およびターボレスポンスを高められるからである。
このような内燃機関において、燃料電池からの排気を、前述したような急減速後の再加速性能の改善に利用できれば有利である。なお、特許文献1に記載の内燃機関は燃料電池を備えておらず、燃料電池の排気を有効利用することについては全く考慮していない。
そこで、本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、その一の目的は、多段式ターボ過給システムと燃料電池を備えた内燃機関において、燃料電池の排気を利用して急減速後の再加速性能を改善し得る内燃機関を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
エンジン本体に接続された吸気通路および排気通路と、
前記排気通路の上流側に設けられた高圧段タービンおよび前記吸気通路の下流側に設けられた高圧段コンプレッサを有する高圧段ターボ過給機と、
前記排気通路の下流側に設けられた低圧段タービンおよび前記吸気通路の上流側に設けられた低圧段コンプレッサを有する低圧段ターボ過給機と、
燃料電池と、
前記燃料電池の排気を排出するための排気路であって、前記燃料電池と前記高圧段タービンの上流側の前記排気通路とを接続する第1の排気路と、前記燃料電池と前記高圧段タービンおよび前記低圧段タービンの間の前記排気通路とを接続する第2の排気路とを含む排気路と、
前記排気路を前記第1の排気路と前記第2の排気路との間で切り替える排気制御弁と、
前記エンジン本体の運転状態が前記低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、前記燃料電池の排気が前記第1の排気路を流れるよう、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える制御ユニットと、
を備えることを特徴とする内燃機関が提供される。
この本発明の一の態様によれば、エンジン本体の運転状態が低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、燃料電池の排気が第1の排気路を流れるよう、排気制御弁が第1の排気路側に切り替えられる。すると、燃料電池の排気が第1の排気路を通じて高圧段タービンの上流側の排気通路に供給され、その後高圧段タービンに供給され、高圧段タービンを回転駆動する。
これにより、再加速前に、高圧段ターボ過給機に与回転もしくは助走回転を与えることができ、再加速時における再加速性能を改善することが可能となる。
ここで、「エンジン本体の運転状態が急減速状態である」とは、エンジン本体の回転加速度が負の所定値以下となっている状態をいう。
「排気制御弁を第1の排気路側に切り替える」状態には、燃料電池の排気が第1の排気路のみを流れ且つ第2の排気路を流れないよう、排気制御弁を第1の排気路側に完全に切り替える状態と、燃料電池の排気が第1の排気路と第2の排気路との両方を流れるよう、排気制御弁を第1の排気路側に部分的に切り替える状態、言い換えれば排気制御弁を中間切替状態に切り替える状態と、の両方が含まれる。いずれにしても、燃料電池の排気は第1の排気路を流れることとなる。
「タービン」とは、厳密には、タービンのタービンハウジング内に収容されるタービンホイールを意味する。従って「タービンの上流側の排気通路」といった場合、これには、タービンホイールの上流側もしくは入口側に位置するタービンハウジング内の通路部分が含まれる。「タービンの下流側の排気通路」についても同様である。
同様に、「コンプレッサ」とは、厳密には、コンプレッサのコンプレッサハウジング内に収容されるコンプレッサホイールを意味する。従って「コンプレッサの下流側の吸気通路」といった場合、これには、コンプレッサホイールの下流側もしくは出口側に位置するコンプレッサハウジング内の通路部分が含まれる。「コンプレッサの上流側の吸気通路」についても同様である。
「高圧段タービンおよび低圧段タービンの間の排気通路」といった場合、これは「高圧段タービンの下流側且つ低圧段タービンの上流側の排気通路」と同義である。従って、これには、高圧段タービンホイールの下流側もしくは出口側に位置する高圧段タービンハウジング内の通路部分と、低圧段タービンホイールの上流側もしくは入口側に位置する低圧段タービンハウジング内の通路部分とが含まれる。「低圧段コンプレッサおよび高圧段コンプレッサの間の吸気通路」も同様に解釈されることが理解されよう。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記エンジン本体の運転状態が前記低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、所定時間経過後の前記エンジン本体の運転状態を予測し、当該予測した運転状態が前記高圧段ターボ過給機の作動領域にあるとき、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える。
これによれば、エンジン本体の運転状態が高圧段ターボ過給機の作動領域に入ることがほぼ確実になった場合のみ、排気制御弁を切り替えることができ、制御を最適化することができる。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記燃料電池の排気が前記第1の排気路を流れ且つ前記第2の排気路を流れないよう、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える。
これによれば、燃料電池の排気の全量を高圧段ターボ過給機に供給することができるため、燃料電池の排気を高圧段タービンの回転駆動に最大限利用することができる。
本発明によれば、多段式ターボ過給システムと燃料電池を備えた内燃機関において、燃料電池の排気を利用して急減速後の再加速性能を改善し得る内燃機関を提供することができるという、優れた効果が発揮される。
本発明の実施形態の構成を示す概略図である。 作動マップを示す図である。 高圧段ターボ過給機の作動領域における空気、エンジン排気およびFC排気の流れを示す図である。 低圧段ターボ過給機の作動領域における空気、エンジン排気およびFC排気の流れを示す図である。 遷移領域における空気、エンジン排気およびFC排気の流れを示す図である。 作動点が低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるときの空気、エンジン排気およびFC排気の流れを示す図である。 本実施形態の好ましい制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すように、内燃機関(エンジン)1は、エンジン本体2と、複数(二つ)のターボ過給機すなわち低圧段ターボ過給機3Lおよび高圧段ターボ過給機3Hと、燃料電池4とを備える。エンジン1は、火花点火式内燃機関(ガソリンエンジン)および圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)のいずれの形式であってもよく、本実施形態では火花点火式内燃機関とされている。エンジン1は図示しない車両(自動車)に搭載されている。
以下、低圧段ターボ過給機を「LPターボ」、高圧段ターボ過給機を「HPターボ」ともいう。低圧段を「LP」、高圧段を「HP」、燃料電池を「FC」とも表記する。
エンジン本体2は、シリンダブロック、シリンダヘッド、クランクケース、オイルパン、ヘッドカバー、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフト、吸排気弁等の基本的なエンジン構成部品を含む。またエンジン本体2は複数、具体的には四つの気筒を含み、各気筒には燃料噴射用インジェクタ41と点火プラグ42とが設けられている。
エンジン本体2には吸気通路5および排気通路6が接続されている。そしてこれら吸気通路5および排気通路6を跨ぐように低圧段ターボ過給機3Lと高圧段ターボ過給機3Hが直列に設けられている。周知のように、エンジン本体2に対し高圧段ターボ過給機3Hは近い側に、低圧段ターボ過給機3Lは遠い側に設けられている。
低圧段ターボ過給機3Lおよび高圧段ターボ過給機3Hは多段式ターボ過給システム、特に2ステージシーケンシャルターボシステムを構成する。排気通路6において、その上流側には高圧段ターボ過給機3Hの高圧段タービン3HTが配設され、その下流側には低圧段ターボ過給機3Lの低圧段タービン3LTが配設されている。また、吸気通路5において、その上流側には低圧段ターボ過給機3Lの低圧段コンプレッサ3LCが配設され、その下流側には高圧段ターボ過給機3Hの高圧段コンプレッサ3LCが配設されている。
以下、低圧段タービンを「LPタービン」、高圧段タービンを「HPタービン」、低圧段コンプレッサを「LPコンプレッサ」、高圧段コンプレッサを「HPコンプレッサ」ともいう。また「上流側」および「下流側」とは、図中矢示するような吸気または排気の流れ方向における上流側および下流側をいう。
吸気通路5において、低圧段コンプレッサ3LCの上流側には、吸入空気量を検出するためのエアフローメータ7が設けられ、高圧段コンプレッサ3HCの下流側には、インタークーラ8と電子制御式スロットルバルブ9とが直列に設けられている。吸気通路5の上流端には図示しないエアクリーナが設けられる。
排気通路6において、低圧段タービン3LTの下流側には排気浄化触媒10が設けられている。図には一つの排気浄化触媒10しか示されていないが、排気浄化触媒10は複数設けられてもよい。本実施形態の場合、排気浄化触媒10は、酸素吸蔵能を有する三元触媒からなる。但し排気浄化触媒10の数や種類等は任意である。
また、低圧段タービン3LTを迂回もしくはバイパスすべく、LPタービンバイパス通路11が排気通路6に並設される。LPタービンバイパス通路11は、高圧段タービン3HTの下流側且つ低圧段タービン3LTの上流側の排気通路6から分岐され、低圧段タービン3LTの下流側且つ排気浄化触媒10の上流側の排気通路6に合流される。LPタービンバイパス通路11にはウェイストゲート弁12が設けられる。
排気通路6における高圧段タービン3HTの上流側もしくは入口部には可変ベーンあるいは可変ノズル(VN)13が設けられる。そして高圧段タービン3HTをバイパスすべく、HPタービンバイパス通路14が排気通路6に並設される。HPタービンバイパス通路14は、可変ノズル13の上流側の排気マニホールド18の位置で排気通路6から分岐され、高圧段タービン3HTの下流側且つLPタービンバイパス通路11の分岐位置の上流側の排気通路6に合流される。HPタービンバイパス通路14にはHPタービンバイパス弁19が設けられる。
なお、排気マニホールド18は排気通路6の最上流部をなすもので、エンジン本体2のシリンダヘッドに取り付けられ、各気筒からの排気ガスを合流させる。
高圧段コンプレッサ3HCをバイパスすべく、HPコンプレッサバイパス通路20が吸気通路5に並設される。HPコンプレッサバイパス通路20は、低圧段コンプレッサ3LCの下流側且つ高圧段コンプレッサ3HCの上流側の吸気通路5から分岐され、高圧段コンプレッサ3HCの下流側且つインタークーラ8の上流側の吸気通路5に合流される。HPコンプレッサバイパス通路20にはHPコンプレッサバイパス弁21が設けられる。
エンジン本体2からの排気ガス(エンジン排気という)の一部を吸気側に環流するためのEGR装置44が設けられる。EGR装置44は、EGR通路45、EGRクーラ46およびEGR弁47を備える。EGR通路45は、排気マニホールド18から、スロットルバルブ9と吸気マニホールド47の間の吸気通路5に延び、両者を連結する。EGRクーラ46およびEGR弁47はこの順番で上流側から順にEGR通路45に設けられる。
なお、吸気マニホールド47は、吸気通路5の最下流部を構成するもので、エンジン本体2のシリンダヘッドに取り付けられ、吸気を各気筒に分配して供給する。
エンジン本体2の各気筒のインジェクタ41に燃料を供給すべく、電動式の燃料ポンプ22が設けられる。燃料ポンプ22はデリバリパイプ23に燃料を送り、デリバリパイプ23内に蓄圧された燃料は各気筒のインジェクタ41から筒内に直接噴射される。このように本実施形態のエンジンは直噴式だが、噴射方式は特に限定されず、ポート噴射式であってもよい。
また、燃料電池4に燃料を供給すべく、電動式のFC燃料ポンプ15が設けられる。FC燃料ポンプ15と燃料電池4の間には、燃料電池4への燃料供給量を調節するためのFC燃料調量弁16が設けられる。このように本実施形態においては燃料ポンプがインジェクタ用と燃料電池用とで個別に設けられているが、共用とされてもよい。
その他、車両の各電気部品、電装品もしくは電気負荷に電力を供給するためのバッテリ17と、エンジン本体2の起動もしくは始動のためエンジン本体2をクランキングする電動モータすなわちスタータモータ48とが設けられる。バッテリ17の種類は任意であるが本実施形態では一般的な鉛蓄電池である。スタータモータ48は、エンジン本体2のクランクシャフトを適宜回転駆動する。
また、吸気通路5から空気を抽出して燃料電池4に供給すべく、給気路25が設けられる。給気路25は、高圧段コンプレッサ3HCの下流側の吸気通路5から分岐して燃料電池4に接続する第1の給気路25Aと、低圧段コンプレッサ3LCおよび高圧段コンプレッサ3HCの間の吸気通路5から分岐して燃料電池4に接続する第2の給気路25Bとを含む。
具体的には、給気路25には給気制御弁26が設けられる。そして、HPコンプレッサバイパス弁21の下流側のHPコンプレッサバイパス通路20から分岐して給気制御弁26に接続する第1空気通路31と、HPコンプレッサバイパス弁21の上流側のHPコンプレッサバイパス通路20から分岐して給気制御弁26に接続する第2空気通路32と、給気制御弁26および燃料電池4を互いに接続する第3空気通路33とが設けられる。HPコンプレッサバイパス通路20における第1空気通路31の分岐位置を符号P1で示し、HPコンプレッサバイパス通路20における第2空気通路32の分岐位置を符号P2で示す。
第1の給気路25Aは、HPコンプレッサバイパス通路20における下流端から分岐位置P1までの部分と、第1空気通路31と、第3空気通路33とによって形成される。
また第2の給気路25Bは、HPコンプレッサバイパス通路20における上流端から分岐位置P2までの部分と、第2空気通路32と、第3空気通路33とによって形成される。
本実施形態では、給気制御弁26の下流側もしくは燃料電池4側において、第1の給気路25Aと第2の給気路25Bとの下流側部分が第3空気通路33により共通に形成されている。但しこれらを別々に形成することも当然に可能である。
給気制御弁26は、燃料電池4に供給される空気(FC空気ともいう)の供給元を切り替えるための弁であり、言い換えれば給気路25を第1の給気路25Aと第2の給気路25Bとの間で切り替えるための弁である。本実施形態の場合、給気制御弁26は単一の三方弁で構成され、第1空気通路31と第2空気通路32の合流位置に設置されている。しかしながら、その種類や設置位置は任意である。例えば、第1の給気路25Aと第2の給気路25Bを完全に別々に形成した場合、これら給気路25A,25Bに個別に設けられた二方弁により給気制御弁を形成しても構わない。
次に、燃料電池4の排気(FC排気という)を排気通路6に供給もしくは排出すべく、排気路27が設けられる。排気路27は、燃料電池4から延びて高圧段タービン3HTの上流側の排気通路6に接続する第1の排気路27Aと、燃料電池4から延びて高圧段タービン3HTおよび低圧段タービン3LTの間の排気通路6に接続する第2の排気路27Bとを含む。
具体的には、排気路27には排気制御弁28が設けられる。そして、燃料電池4および排気制御弁28を互いに接続する第1排気通路34と、排気制御弁28から延びて排気マニホールド18に合流接続する第2排気通路35と、排気制御弁28から延び、HPタービンバイパス通路14の合流位置の下流側且つLPタービンバイパス通路11の分岐位置の上流側の排気通路6に合流接続する第3排気通路36とが設けられる。排気通路6における第3排気通路36の合流位置を符号Qで示す。
第1の排気路27Aは、第1排気通路34と第2排気通路35によって形成される。また第2の排気路27Bは、第1排気通路34と第3排気通路36によって形成される。
本実施形態では、排気制御弁28の上流側もしくは燃料電池4側において、第1の排気路27Aと第2の排気路27Bとの上流側部分が第1排気通路34により共通に形成されている。但しこれらを別々に形成することも当然に可能である。
排気制御弁28は、燃料電池4から排出されるFC排気の排出先を切り替えるための弁であり、言い換えれば排気路27を第1の排気路27Aと第2の排気路27Bとの間で切り替えるための弁である。本実施形態の場合、排気制御弁28は単一の三方弁で構成され、第2排気通路35と第3排気通路36の分岐位置に設置されている。しかしながら、その種類や設置位置は任意である。例えば、第1の排気路27Aと第2の排気路27Bを完全に別々に形成した場合、これら排気路27A,27Bに個別に設けられた二方弁により排気制御弁を形成しても構わない。
なお、本実施形態の場合、第1排気通路34は、燃料電池4の空気極(カソード)4Aおよび燃料極(アノード)4Bからの排気をそれぞれ合流させてから下流側に送るようになっている。
エンジン1および車両を制御するため、制御装置または制御ユニットとしての電子制御ユニット(ECU)100が設けられる。ECU100はCPU、ROMおよびRAMのような記憶装置、A/D変換器、入出力インタフェース等を含む。記憶装置には種々のプログラム、データ、マップ等が記憶されており、ECU100はこれらプログラム等を実行することにより種々の制御を実行する。
ECU100は、前述のエアフローメータ7のほか、クランク角センサ51、アクセル開度センサ52、ブレーキ油圧センサ53、車速センサ54、その他の各種センサ・スイッチ類から各種信号を入力する。またECU100は、前述のインジェクタ41、点火プラグ42、スロットルバルブ9、ウェイストゲート弁12、可変ノズル13、EGR弁47、スタータモータ48、燃料ポンプ22、HPタービンバイパス弁19、HPコンプレッサバイパス弁21、FC燃料ポンプ15、FC燃料調量弁16、給気制御弁26、排気制御弁28に対しそれぞれ制御信号を出力し、これらを制御する。
ECU100は、エアフローメータ7からの信号に基づき、単位時間当たりの吸入空気の量である吸入空気量すなわち吸気流量を検出する。そしてECU100は、アクセル開度センサ52により検出されたアクセル開度と、エアフローメータ7により検出された吸入空気量との少なくとも一つに基づき、エンジン本体2の負荷を検出する。
ECU100は、クランク角センサ51からのクランクパルス信号に基づき、クランク角自体を検出すると共にエンジン本体2の回転数を検出する。ここで「回転数」とは単位時間当たりの回転数のことをいい、回転速度と同義である。本実施形態では1分間当たりの回転数rpmのことをいう。
ここで燃料電池4について詳しく説明する。周知のように、燃料電池4は、空気と燃料(水素)の電気化学反応により発電する。本実施形態の燃料電池4は固体酸化物形もしくは固体電解質形(SOFC)であるが、他の種類の燃料電池、例えば固体高分子形(PEFC)、リン酸形(PAFC)、溶融炭酸塩形(MCFC)も使用可能である。
燃料電池4は、空気極4A、燃料極4B、およびこれら電極間に挟まれた電解質で構成されるセルを、セパレータを挟んで複数積層してなるセルスタックから主に構成されている。空気極4Aには、吸気通路5から送られてきた空気に含まれる酸素Oが実質的に供給される。燃料極4Bには、液体燃料(本実施形態ではガソリン)を改質して得られる水素Hが実質的に供給される。なお燃料極には一酸化炭素COが供給されてもよく、この場合反応後に二酸化炭素COが排出される。燃料電池4からの排ガスの主成分は水蒸気である。
他の種類の燃料電池と比較して、SOFCを使用するメリットは次の通りである。
(1)作動温度が450〜1000℃と比較的高く、エンジン排気温度にも近いため、高温のFC排気をタービンの駆動に利用できる。
(2)作動温度が高いため燃料を内部で改質可能であり、改質器が省略可能で、液体燃料を直接供給できる。
(3)発電効率が比較的高く(45〜65%)、コンパクトである。
本実施形態の場合、燃料電池4は、主電源としてのバッテリ17を充電するための発電装置、もしくは主電源を補助する補助電源として機能する。それ故、一般的なエンジンと異なり、本実施形態のエンジン1は、クランクシャフトによって機械的に駆動される発電機すなわちオルタネータを備えていない。このオルタネータの代わりに燃料電池4が設けられている。このように機械式発電機を省略することでエンジンのメカニカルロスを低減し、燃費を向上できる。もっとも、燃料電池4を機械式発電機と併用する実施形態や、燃料電池4を動力用等の他の用途に使用する実施形態も可能である。
次に、多段式ターボ過給システムについて説明する。高圧段ターボ過給機3Hは低圧段ターボ過給機3Lより小型、小径もしくは小容量とされ、主にエンジンの低回転域を高圧段ターボ過給機3Hで、高回転域を低圧段ターボ過給機3Lで受け持つようになっている。
エンジン回転数がアイドル回転数から上昇すると、まず小型の高圧段ターボ過給機3Hの回転が立ち上がり、高圧段ターボ過給機3Hによる過給が実行される。これにより低回転域でも高いエンジントルクを得ることができる。また高圧段ターボ過給機3Hは低圧段ターボ過給機3Lよりも過給レスポンスが良好であり、特にエミッションモード域や常用域においてターボラグを改善することができる。
なお、エミッションモード域とは、各国法規等で定められているエミッションモード(JC08等)に従って車両を運転させたときに使用されるエンジン運転領域をいう。また、常用域とは、一般的な車両の運転時に使用されるエンジン運転領域をいう。いずれもエンジンの低回転・低負荷から中回転・中負荷程度までの領域であり、主に高圧段ターボ過給機3Hが仕事をする領域である。
その後エンジン回転数がさらに上昇すると、相対的に大型の低圧段ターボ過給機3Lの回転が立ち上がり、低圧段ターボ過給機3Lによる過給が実行される。これにより高回転域において高いエンジン出力を発生させることができる。低圧段ターボ過給機3Lは大型であるため、高回転域における多量の排ガスを受け入れ可能である。
このような作動を実現するため、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21はECU100により概ね次のように制御される。エンジン回転数がアイドル回転数から上昇するとき、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21は始めに全閉に制御される。すると、エンジン排気がHPタービン3HTをバイパスすること無く、その全量がHPタービン3HTに供給される。これによりHPタービン3HTひいてはHPコンプレッサ3HCの回転が立ち上がり、HPターボ3Hによる過給が行われる。
このとき、HPタービン3HTを通過した排ガスはLPタービン3LTに供給されるが、このとき既に排ガスエネルギ(圧力エネルギおよび熱エネルギ)の多くが消費されてしまっているので、LPタービン3LTの駆動度合いは少ない。そしてLPコンプレッサ3LCの仕事量も必然的に少ない。LPコンプレッサ3LCにより若干圧力上昇した吸入空気をHPコンプレッサ3HCが本格的に過給することになる。
このHPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21が全閉とされる低回転領域は、実質的にHPターボ3Hのみによって過給が実行される領域である。この領域をHPターボ3Hの作動領域という。
その後エンジン回転数が上昇すると、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21が徐々に開かれていく。すると、HPタービン3HTをバイパスするエンジン排気の量が増加していき、HPタービン3HTの仕事量が減少すると同時にLPタービン3LTの仕事量が増加していく。これに伴い、HPコンプレッサ3HCの仕事量が減少すると同時にLPコンプレッサ3LCの仕事量が増加していく。つまり過給仕事は、HPターボ3HからLPターボ3Lへと徐々に移行していく。
このHPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21が中間開度とされる中回転領域は、HPターボ3HとLPターボ3Lの両者によって過給が実行される領域である。この領域を遷移領域という。遷移領域は比較的狭いエンジン回転数の幅の領域である。
その後、さらにエンジン回転数が上昇すると、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21が全開に制御される。すると、エンジン排気のほぼ全量がHPタービン3HTをバイパスし、LPタービン3LTに供給される。このときHPタービン3HTの入口圧と出口圧はほぼ等しいので、HPタービン3HTは実質的に仕事をしない。
これに伴い、LPコンプレッサ3LCが本格的に過給を開始する。LPコンプレッサ3LCから吐出された空気は、ほぼ全量、HPコンプレッサ3HCをバイパスしてエンジン本体側に導かれる。そしてこのとき、HPコンプレッサ3HCは実質的に仕事をしない。
このHPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21が全開とされる高回転領域は、実質的にLPターボ3Lのみによって過給が実行される領域である。この領域をLPターボ3Lの作動領域という。
なお、多段式でない通常のシングルターボと同様、LPターボ3Lの作動領域において過給圧が所定の上限圧力に達したときウェイストゲート弁12が開かれ、過給圧制限制御が実行される。このとき以外ウェイストゲート弁12は閉止されている。
またHPターボ3Hの作動領域において、エンジン運転状態に応じて可変ノズル13の開度が制御され、HPタービン3HTの入口圧が制御される。EGR実行の際に排気マニホールド18内の圧力を高めるため、可変ノズル13の開度が減少されることもある。
図2に上記の各領域を示す。図中、領域AがHPターボ3Hの作動領域、領域Bが遷移領域、領域CがLPターボ3Lの作動領域である。これら領域はエンジン本体2の回転数と負荷によって規定され、マップ形式でECU100に予め記憶されている。ECU100は、このマップに従って上述のようなHPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21の開度制御を行い、ひいてはHPターボ3HとLPターボ3Lの切替制御を行う。
図示するように、領域Aと領域Bとは所定の境界線L1で仕切られ、領域Cと領域Bとは所定の境界線L2で仕切られる。領域A,Cに比べ、領域Bは比較的狭い回転数の幅を有する。
領域Bは、領域Aと領域Cを、最大回転数の約半分の回転数領域で分断する。境界線L1,L2は、互いにほぼ平行であり、回転数の増大につれ負荷が急減するような特性を持つ。つまり回転数の増大につれ、負荷が高いほどより早いタイミングで領域Aから領域B、領域Cへと順次移行するようになっている。
ECU100は、検出した実際の回転数および負荷、すなわち実際の作動点をマップと比較し、各領域別に上記に述べた如く、HPタービンバイパス弁19とHPコンプレッサバイパス弁21を制御する。
さて、多段式ターボ過給システム(3L,3H)と燃料電池4を備える本実施形態のエンジン1は、燃料電池4の作動中、燃料電池4に供給される空気をHPコンプレッサ3HCもしくはLPコンプレッサ3LCの下流側の吸気通路5から抽出するよう構成されている。すなわち、HPコンプレッサ3HCもしくはLPコンプレッサ3LCを燃料電池4のための空気源としてエンジン本体2と共用し、これらコンプレッサで圧力上昇された吸気の一部を抽出して燃料電池4に供給している。よって、燃料電池に空気を供給するためのモータコンプレッサ等の空気源を別途設けずに済み、装置の複雑化やコスト増大を回避することができる。
また、本実施形態のエンジン1は、燃料電池4の作動中、燃料電池4から排出された排気をHPタービン3HTもしくはLPタービン3LTの上流側の排気通路6に供給するよう構成されている。これにより、FC排気をHPタービン3HTもしくはLPタービン3LTの駆動に有効利用することができる。
以下に、燃料電池4が作動中もしくは発電中であるときの給気制御弁26および排気制御弁28の制御について説明する。これら給気制御弁26および排気制御弁28も、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21と連動して、図2に示した作動マップに従って制御される。
検出した実際の回転数および負荷がHPターボ作動領域Aに属するとき、空気、エンジン排気およびFC排気の流れは図3に示す如くなる。このときECU100は、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21を全閉に制御する。するとエンジン排気がHPタービン3HTに供給され、HPタービン3HTを回転駆動し、HPコンプレッサ3HCが吸気を過給し、実質的にHPターボ3Hのみによって過給が実行されるようになる。
またこのときECU100は、給気制御弁26を第1の給気路25A側に完全に切り替える。すなわちECU100は、第3空気通路33が第1空気通路31のみに接続もしくは連通するように給気制御弁26を切り替える。すると、HPコンプレッサ3HCの下流側から空気が抽出され、この空気が第1空気通路31、給気制御弁26および第3空気通路33を順次通過して燃料電池4に供給される。
またこのときECU100は、排気制御弁28を第1の排気路27A側に完全に切り替える。すなわちECU100は、第1排気通路34が第2排気通路35のみに接続もしくは連通するように排気制御弁28を切り替える。すると、燃料電池4から排出されたFC排気は、第1排気通路34、排気制御弁28および第2排気通路35を順次通過して排気マニホールド18に供給もしくは排出される。この供給もしくは排出されたFC排気をHPタービン3HTの回転駆動に有効に利用することが可能である。
なお当然ながら、ECU100は、FC燃料ポンプ15を作動させ、FC燃料調量弁16を開弁する。以上により、燃料電池4には空気および燃料が供給され、燃料電池4は発電を実行する。以下、燃料供給の点については説明を省略する。
次に、検出した実際の回転数および負荷がLPターボ作動領域Cに属するとき、空気、エンジン排気およびFC排気の流れは図4に示す如くなる。このときECU100は、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21を全開に制御する。するとエンジン排気がHPタービンバイパス通路14を通過した後LPタービン3LTに供給され、LPタービン3LTを回転駆動する。そしてLPコンプレッサ3LCが吸気を過給し、当該吸気はHPコンプレッサバイパス通路20を通過した後、HPコンプレッサ3HCの下流側の吸気通路5に供給される。これにより実質的にLPターボ3Lのみによって過給が実行されるようになる。
またこのときECU100は、給気制御弁26を第2の給気路25B側に完全に切り替える。すなわちECU100は、第3空気通路33が第2空気通路32のみに接続もしくは連通するように給気制御弁26を切り替える。すると、LPコンプレッサ3LCの下流側且つHPコンプレッサ3HCの上流側から空気が抽出され、この空気がHPコンプレッサバイパス通路20の上流側部分、第2空気通路32、給気制御弁26および第3空気通路33を順次通過して燃料電池4に供給される。
またこのときECU100は、排気制御弁28を第2の排気路27B側に完全に切り替える。すなわちECU100は、第1排気通路34が第3排気通路36のみに接続もしくは連通するように排気制御弁28を切り替える。すると、燃料電池4から排出されたFC排気は、第1排気通路34、排気制御弁28および第3排気通路36を順次通過して、HPタービン3HTおよびLPタービン3LTの間の排気通路6に供給もしくは排出される。この供給もしくは排出されたFC排気をLPタービン3LTの回転駆動に有効に利用することが可能である。
次に、検出した実際の回転数および負荷が遷移領域Bに属するとき、空気、エンジン排気およびFC排気の流れは図5に示す如くなる。このときECU100は、HPタービンバイパス弁19およびHPコンプレッサバイパス弁21を、回転数および負荷の増大に応じて次第に開弁していく。つまりこれらは全開と全閉の間の中間開度にあるが、それら開度は次第に増加される。すると、HPタービン3HTに供給されるエンジン排気の量は次第に減少し、LPタービン3LTに供給されるエンジン排気の量は次第に増加する。これに伴い、HPコンプレッサ3HCから吐出される空気の量は次第に減少し、LPコンプレッサ3LCから吐出される空気の量は次第に増加する。こうして過給仕事は、HPターボ3HからLPターボ3Lへと徐々に移行していく。
またこのときECU100は、HPターボ3HからLPターボ3Lへの過給仕事の移行に合わせて、FC空気の供給元をHPターボ3H側からLPターボ側3Lへと移行し、且つFC排気の排出先をHPターボ3H側からLPターボ側3Lへと移行するよう、給気制御弁26を切り替える。
すなわちECU100は、回転数および負荷の増大に応じて、給気制御弁26を、第1の給気路25A側から第2の給気路25B側へと徐々に切り替える。言い換えれば、第1の給気路25Aの開度割合に対して第2の給気路25Bの開度割合が徐々に大きくなるよう、給気制御弁26を切り替える。これにより、HPコンプレッサ3HCから吐出される空気量の減少に合わせてHPコンプレッサ3HC下流側から抽出するFC空気量を減少し、且つLPコンプレッサ3LCから吐出される空気量の増加に合わせてLPコンプレッサ3LC下流側から抽出するFC空気量を増加し、両コンプレッサの作動態様に合わせたFC空気抽出を実行できる。
同様にECU100は、回転数および負荷の増大に応じて、排気制御弁28を、第1の排気路27A側から第2の排気路27B側へと徐々に切り替える。言い換えれば、第1の排気路27Aの開度割合に対して第2の排気路27Bの開度割合が徐々に大きくなるよう、排気制御弁28を切り替える。これにより、HPタービン3HTに供給されるエンジン排気の量の減少に合わせてHPタービン3HT上流側に排出するFC排気の量を減少し、且つLPタービン3LTに供給されるエンジン排気の量の増加に合わせてLPタービン3LT上流側に排出するFC排気の量を増加し、両タービンの作動態様に合わせたFC排気排出を実行できる。
なお、こうした給気制御弁26および排気制御弁28の切替状態を中間切替状態という。給気制御弁26の中間切替状態では、第1の給気路25Aと第2の給気路25Bの両方をFC空気が流れることが許容されるが、前者を流れるFC空気量に対する後者を流れるFC空気量の比率は、回転数および負荷の増大に応じて徐々に増加される。同様に、排気制御弁28の中間切替状態では、第1の排気路27Aと第2の排気路27Bの両方をFC排気が流れることが許容されるが、前者を流れるFC排気量に対する後者を流れるFC排気量の比率は、回転数および負荷の増大に応じて徐々に増加される。
さて、前述したように、一般的に多段式ターボ過給システムにおいては、低圧段ターボ過給機の作動領域において減速、特に急減速が発生した場合に、急減速後の再加速時に加速遅れが生じるという問題がある。
すなわち、低圧段ターボ過給機の作動領域において急減速が発生し、エンジン本体の運転状態が、低圧段ターボ過給機の作動領域から高圧段ターボ過給機の作動領域に移行することがある。しかし、低圧段ターボ過給機の作動領域においては高圧段ターボ過給機のタービンおよびコンプレッサが実質的に回転停止した状態にある。よって急減速後の再加速が発生した時に、高圧段ターボ過給機のタービンおよびコンプレッサの回転がなかなか立ち上がらず、これにより加速遅れが生じてしまう。
一方、本実施形態のように、多段式ターボ過給システムと燃料電池4を備えた内燃機関1においては、燃料電池4からの排気を利用して急減速後の再加速性能を改善することが可能である。以下、このことについて説明する。
まず上述の課題について図2を参照しつつ説明する。図2には、急減速時におけるエンジン本体2の運転状態の変化の一例を概略的に示す。X1は急減速開始時の作動点(回転数および負荷の組み合わせをいい、エンジン本体の運転状態と同義である)、X5は急減速終了と共に再加速が開始された時の作動点を示す。エンジン本体2の運転状態はX1からX5まで、図中矢印で示す如く変化している。
ここで急減速状態とは、エンジン本体2の回転加速度(具体的には回転数の微分値)が負の所定値以下となっている状態をいう。かかる急減速状態は、典型的には、車両のドライバーがアクセルペダルを解放し、且つブレーキペダルを大きく踏み込んだ場合に起こる。この場合、車両の加速度(具体的には車速の微分値)も負の所定値以下となる。また再加速状態は、車両のドライバーがブレーキペダルを解放し且つアクセルペダルを踏み込んだ場合に起こる。
なお、急減速にまで至らない緩減速の場合だと、ゆっくりと作動点X5に到達するため、作動点X5に到達した時点でHPターボ3Hの回転が十分立ち上がっていると予想される。本実施形態は、このような緩減速ではなく急減速の場合に、作動点X5に到達したのに未だHPターボ3Hの回転が十分立ち上がっていないという課題に向けられる。緩減速状態は、例えばドライバーがアクセルペダルをゆっくりと戻したり解放するだけの場合や、それに加えて軽くブレーキペダルを踏み込んだ場合に起こる。緩減速と急減速を切り分ける回転加速度の値が前述の負の所定値である。
実際の作動点を図2の作動マップと比較する上述の基本制御を行うだけだと、急減速中、実際の作動点が作動点X3のように遷移領域Bに入らなければ、HPタービン3HTにエンジン排気およびFC排気を供給できず、HPターボ3Hの作動(HPタービン3HTおよびHPコンプレッサ3HCの回転)を開始させることができない。
しかし、本実施形態においては、実際の作動点がLPターボ作動領域Cにあり、且つ急減速状態であれば、HPタービン3HTに少なくともFC排気を供給し、HPターボ3Hの作動を開始させる。すなわち、LPターボ作動領域Cにおいて急減速が発生した場合、その後にHPターボ作動領域Aに入り且つ再加速が発生するものとみなして、予めHPターボ3Hの作動を開始させる。この場合、急減速開始時の作動点X1の位置からHPタービン3HTへのFC排気供給が開始されることとなる。
こうすることで、再加速前に予めHPターボ3Hに与回転もしくは助走回転を与えることができ、再加速時におけるHPターボ3Hの回転立ち上がりを早め、再加速性能を改善することが可能である。
この場合の制御について、ECU100は、実際の作動点がLPターボ作動領域Cにあり且つ急減速状態であるとき、排気制御弁28を第1の排気路27A側に、完全にもしくは部分的に切り替える。完全に切り替えた場合、FC排気の全量がHPタービン3HTに供給されるため、最も好ましい。部分的に切り替えた場合、これは前述の中間切替状態を意味するが、それでもFC排気の一部がHPタービン3HTに供給されるため、依然好ましい。なお部分的に切り替えた場合にはFC排気の残部がLPタービン3LTに供給されるため、LPターボ3Lのターボバランスを維持するという点では好ましい。
実際の作動点がLPターボ作動領域Cにあり且つ急減速状態であるときの空気、エンジン排気およびFC排気の流れを図6に示す。図示例では、排気制御弁28が第1の排気路27A側に完全に切り替えられている。FC排気は、第1排気通路34、排気制御弁28および第2排気通路35を順次通過して排気マニホールド18に供給され、その後HPタービン3HTに供給されてHPタービン3HTを回転駆動する。HPタービンバイパス弁19は、HPターボ作動領域Aのときと同じように、全閉に制御される。FC排気がHPタービンバイパス通路14を流れることを阻止し、HPタービン3HTを迂回しないようにするためである。
かかる急減速状態のときには、通常アクセルペダルが解放されるので、燃料噴射用インジェクタ41からの燃料噴射を停止するフューエルカット制御が実行され、エンジン本体2からはエンジン排気として空気が排出される。この空気によってもHPタービン3HTを回転駆動できるが、エンジン本体2からの排気エネルギは空気の持つ運動エネルギだけであり、熱エネルギは実質的に存在しない。一方、FC排気は比較的高温であり、運動エネルギだけでなく熱エネルギをも有する。よってHPタービン3HTを回転駆動するのに好適であり、これを以てHPターボ3Hを効率的に作動させることができる。
空気側のHPコンプレッサバイパス弁21および給気制御弁26は、基本制御に従い、それぞれ全開および第2の給気路25B側に制御される。
一方、本実施形態のより好ましい態様において、ECU100は、実際の作動点がLPターボ作動領域Cにあり且つ急減速状態であるとき、現時点から所定時間tp経過後の作動点を予測し、予測した作動点がHPターボ作動領域Aにあるとき、排気制御弁28を第1の排気路27A側に切り替える。
図2に示すように、実際の作動点がX2の位置にある時に予測された作動点がX4である。この予測作動点X4は、最初にHPターボ作動領域Aに入った予測作動点である。よって、実際の作動点がX2の位置にある時に排気制御弁28が第1の排気路27A側に切り替えられ、HPタービン3HTへのFC排気供給が開始される。
この好ましい態様によれば、現時点から所定時間tp経過後の作動点を予測した上で排気制御弁28を切り替える。よって、実際の作動点がHPターボ作動領域Aに入ることがほぼ確実になった場合のみ、排気制御弁28を切り替えることができ、制御を最適化することが可能となる。
所定時間tpは、実機試験等に基づいて予め設定もしくは適合され、ECU100に予め記憶されている。後述する他の所定値についても同様である。所定時間tpは例えば数秒程度の値に設定される。
以下に本実施形態の好ましい制御の一例を図7を参照して説明する。図示する制御ルーチンはECU100により所定の演算周期τ毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、現時点における実際の作動点がLPターボ作動領域C内にあるか否かが判断される。LPターボ作動領域C内になければルーチンが終了され、LPターボ作動領域C内にあればステップS102に進む。
ステップS102では、現時点におけるエンジン本体2の運転状態が急減速状態であるか否かが判断される。この判断に際しては、現時点におけるエンジン回転数Neの微分値dNeが算出され、この回転数微分値dNeが負の所定値dNeth以下となっている場合には急減速状態と判断され、そうでない場合には急減速状態でないと判断される。エンジン回転数Neの微分値dNeは、エンジン回転数Neの今回値から前回値を差し引いた差を演算周期τで除して算出される。急減速状態でないと判断された場合にはルーチンが終了され、急減速状態であると判断された場合にはステップS103に進む。
ここで、回転数微分値dNeに加えもしくはこれに代わり、ブレーキ情報および車速情報の少なくとも一方に基づいて急減速判断を行ってもよい。例えば、ブレーキ油圧センサ53により検出されたブレーキ油圧が所定値以上のときに、ドライバーがブレーキペダルを大きく踏み込んだとみなして、急減速状態と判断してもよい。あるいは、車速センサ54により検出された車速の微分値が負の所定値以下のときに、急減速状態と判断してもよい。これら両条件が成立した場合に急減速状態と判断してもよい。
このほかにも、車両に設置された前後Gセンサ(図示せず)により前後加速度を検出し、この値に基づいて急減速を判断してもよい。いずれにしても、急減速判断の方法は公知方法を含め任意である。
ステップS103では、現時点から所定時間tp経過後の作動点が予測される。この予測に際しては、現時点のエンジン回転数Neに、現時点の微分値dNeと所定時間tpの積(dNe×tp)を加えることにより、所定時間tp経過後のエンジン回転数Nepが算出もしくは予測される。また、急減速時にはアクセルペダルが完全に解放されているとみなせるので、所定時間tp経過後のエンジン負荷KLpは、最小のエンジン負荷KLminと等しいとされる。これらエンジン回転数とエンジン負荷の組み合わせ(Nep,KLp)が所定時間tp経過後の作動点として予測される。
なお、この方法に加えもしくはこれに代わり、前述のブレーキ情報、車速情報、前後加速度情報の少なくとも一つに基づき、所定時間tp経過後の作動点を予測してもよい。予測方法は公知方法を含め任意である。
次に、ステップS104において、予測作動点(Nep,KLp)がHPターボ作動領域A内にあるか否かが判断される。HPターボ作動領域A内になければルーチンが終了され、HPターボ作動領域A内にあればステップS105に進む。
ステップS105では、FC排気がHPタービン3HTの上流側に供給されるよう、排気制御弁28が第1の排気路27A側に完全に切り替えられる。なお、これに代わって、前述したように、排気制御弁28が第1の排気路27A側に部分的に切り替えられてもよい。以上でルーチンが終了される。
このように排気制御弁28を切り替えることにより、実際の作動点が遷移領域Bに入るよりも前にHPタービン3HTへのFC排気供給を開始でき、再加速前により早いタイミングからHPターボ3Hに与回転もしくは助走回転を与えることができる。そして図2に示したような作動点X5の位置で再加速が開始された時のHPターボ3Hの初期回転数を、基本制御を行った場合に比べ、高めることができる。これにより、再加速が発生したときの再加速性能を改善することができる。
なお、実際の作動点がLPターボ作動領域C内にあり、急減速状態であり、且つ排気制御弁28が第1の排気路27A側に切り替えられたときの空気、エンジン排気およびFC排気の流れは図6に示した通りである。
各判断ステップS101,S102,S104がノーの場合には、図2の作動マップに従った上述の基本制御が実行される。特に、実際の作動点がHPターボ作動領域A内に入り、且つ再加速が開始された場合には、基本制御に従い、図3に示す如く、FC排気およびエンジン排気がHPタービン3HTに供給される。
以上、本発明の実施形態について詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。例えば内燃機関の用途や形式等は任意であり、自動車用以外であってもよい。
図7に示した制御例からステップS103,S104を省略した変形例も可能である。
本発明には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関(エンジン)
2 エンジン本体
3L 低圧段ターボ過給機(LPターボ)
3LT 低圧段タービン(LPタービン)
3LC 低圧段コンプレッサ(LPコンプレッサ)
3H 高圧段ターボ過給機(HPターボ)
3HT 高圧段タービン(HPタービン)
3HC 高圧段コンプレッサ(HPコンプレッサ)
4 燃料電池(FC)
4A 空気極
4B 燃料極
5 吸気通路
6 排気通路
7 エアフローメータ
17 バッテリ
25 給気路
25A 第1の給気路
25B 第2の給気路
26 給気制御弁
27 排気路
27A 第1の排気路
27B 第2の排気路
28 排気制御弁
31 第1空気通路
32 第2空気通路
33 第3空気通路
34 第1排気通路
35 第2排気通路
36 第3排気通路
51 クランク角センサ
52 アクセル開度センサ
53 ブレーキ油圧センサ
54 車速センサ
100 電子制御ユニット(ECU)

Claims (3)

  1. エンジン本体に接続された吸気通路および排気通路と、
    前記排気通路の上流側に設けられた高圧段タービンおよび前記吸気通路の下流側に設けられた高圧段コンプレッサを有する高圧段ターボ過給機と、
    前記排気通路の下流側に設けられた低圧段タービンおよび前記吸気通路の上流側に設けられた低圧段コンプレッサを有する低圧段ターボ過給機と、
    燃料電池と、
    前記燃料電池の排気を排出するための排気路であって、前記燃料電池と前記高圧段タービンの上流側の前記排気通路とを接続する第1の排気路と、前記燃料電池と前記高圧段タービンおよび前記低圧段タービンの間の前記排気通路とを接続する第2の排気路とを含む排気路と、
    前記排気路を前記第1の排気路と前記第2の排気路との間で切り替える排気制御弁と、
    前記エンジン本体の運転状態が前記低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、前記燃料電池の排気が前記第1の排気路を流れるよう、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える制御ユニットと、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記制御ユニットは、前記エンジン本体の運転状態が前記低圧段ターボ過給機の作動領域にあり且つ急減速状態であるとき、所定時間経過後の前記エンジン本体の運転状態を予測し、当該予測した運転状態が前記高圧段ターボ過給機の作動領域にあるとき、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記制御ユニットは、前記燃料電池の排気が前記第1の排気路を流れ且つ前記第2の排気路を流れないよう、前記排気制御弁を前記第1の排気路側に切り替える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
JP2013032542A 2013-02-21 2013-02-21 内燃機関 Pending JP2014163239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032542A JP2014163239A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032542A JP2014163239A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 内燃機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014163239A true JP2014163239A (ja) 2014-09-08

Family

ID=51614099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013032542A Pending JP2014163239A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014163239A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111937202A (zh) * 2018-04-09 2020-11-13 罗伯特·博世有限公司 燃料电池系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111937202A (zh) * 2018-04-09 2020-11-13 罗伯特·博世有限公司 燃料电池系统
JP2021517723A (ja) * 2018-04-09 2021-07-26 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 燃料電池システム
JP7122387B2 (ja) 2018-04-09 2022-08-19 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 燃料電池システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601362B2 (ja) 内燃機関
JP5768897B2 (ja) 内燃機関
JP5303049B1 (ja) 電動過給機を備えた内燃機関制御装置
JP2010144731A (ja) 排気ターボチャージャを備えた内燃機関
JP2007303330A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2014141934A (ja) 内燃機関
JP2014098348A (ja) 車両の制御装置
JP2011058401A (ja) 車両搭載用のターボ過給機付エンジンおよびその制御方法
JP5109994B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2013185506A (ja) 内燃機関
WO2013114170A1 (en) Internal combustion engine system
JP2014139425A (ja) 内燃機関
JP5552983B2 (ja) 電動ターボシステム
JP5504771B2 (ja) 車両搭載用のターボ過給機付エンジン
JP2014072144A (ja) 内燃機関
JP5831430B2 (ja) 内燃機関
JP2014163239A (ja) 内燃機関
JP2010236381A (ja) 内燃機関のegr装置
JP2014074354A (ja) 駆動システム
JP2014125898A (ja) 駆動システム
JP6763488B2 (ja) 車両用内燃機関の制御方法および制御装置
JP2006046297A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2017214893A (ja) 排気駆動発電機を備えたエンジン
JP6323497B2 (ja) ターボ過給機付エンジン
JP2017214891A (ja) ターボ過給機付エンジン