JP2014162734A - ペプチド含有ソフトカプセルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペプチド含有ソフトカプセルにおけるペプチドの生体内における溶解度および保存安定性を向上させることを目的とする。
【解決手段】ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相に分散したS/Oサスペンションを製造する工程と、前記S/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填する工程を含む、ペプチド含有ソフトカプセルの製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明はペプチド含有ソフトカプセルの製造方法に関する。さらに、本発明は前記の方法により得られるペプチド含有ソフトカプセルにも関する。
ペプチドは、生体において様々な薬理作用を示すことが知られており、医薬品、化粧品、食品などに幅広く利用されている。ペプチドを油と共に医薬品、化粧品、食品などに配合する場合、W/Oエマルションとしたり、または、固体ペプチドを親油性界面活性剤で被覆し、油中に分散させたS/Oサスペンションとして利用されることが知られている。
また、最近、水溶性固体物質が油相中に封入されているS/Oサスペンションが、皮膚からの吸収を高めたり、これをさらにO/Wエマルションとするなどして利用することができるという観点から注目されている。例えば、特許文献1には、生理活性ポリペプチド水溶液に、水混和性の有機溶媒および/または揮発性の塩類を添加後、凍結乾燥して得られる生理活性ポリペプチド粉体を、生体内分解性ポリマーの有機溶媒液に分散させた後、有機溶媒を除去することを特徴とする徐放性製剤の製造方法が記載されている。
また、水溶性固体物質のS/Oサスペンションの製造方法として、特許文献2には、W/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子として水溶性固体物質が油相中に分散したS/Oサスペンションを製造することを特徴とするS/Oサスペンションの製造方法が記載されている。
前記の水溶性固体物質のS/Oサスペンションは、S/Oサスペンションにさらに水相を加えて乳化してS/O/Wエマルションを得ること(特許文献2)や、S/Oサスペンションを噴霧冷却することによって、固体油に水溶性固体物質が封入されたS/O型マイクロカプセルを得るなどしてさらに利用できる(特許文献3)ことも知られている。
一方で、ペプチドを製剤に配合して利用する場合、ペプチドは、一般に、生体内での半減期が短いために、頻回投与が必要であり、さらに、その投与経路も注射に限定される場合があり、患者の肉体的負担が大きい。また、ペプチドの中には、構造上、低pHや高濃度条件下で自己凝集を起こすものもあり、製剤中における安定性に問題があるものもある。従って、製剤中における安定性の改善および経口投与可能な製剤が望まれている。
特開平11−322631号公報 特許第4349639号公報 特開2010−260005号公報
本発明の課題は、ペプチド含有ソフトカプセルにおけるペプチドの生体内における溶解度および保存安定性を向上させることを目的とする。
本発明は以下の発明を包含する。
(1)ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相に分散したS/Oサスペンションを製造する工程と、前記S/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填する工程を含む、ペプチド含有ソフトカプセルの製造方法。
(2)ペプチドがグルタチオン、リュープロレリンもしくはグルカゴンまたはその塩である、(1)に記載の製造方法。
(3)S/Oサスペンションの水分含有量が1重量%以下である、(1)または(2)に記載の方法。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の方法で得られたソフトカプセル。
(5)ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを水分含有量1重量%まで加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相中に分散したS/Oサスペンションを製造する工程を含む、ペプチド含有S/Oサスペンションの製造方法。
本発明の方法により提供されるペプチド含有ソフトカプセルは、ペプチドを生体内で速やかに溶解させることができ、また、高い保存安定性を有する。
図1はペプチド製剤1を投与したラットの血中グルタチオン濃度推移を示す図である。 図2(A)はペプチド製剤1を投与したラットの血中ALT(U/L)活性を示す図である。図2(B)はペプチド製剤1を投与したラットの血中AST(U/L)活性を示す図である。 図3はペプチド製剤3を投与したラットの血糖値推移を示す図である。
本発明は、ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相に分散したS/Oサスペンションを製造する工程と、前記S/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填する工程を含む、ペプチド含有ソフトカプセルの製造方法に関する。本発明の方法によると、ペプチドの経口吸収性および安定性に優れたペプチド含有ソフトカプセルを得ることができる。
本発明において、S/Oサスペンションとは、油相中に固体状のペプチドが均一に分散した懸濁状態をいう。従って、ペプチドおよび水を含む分散水相を油相中に分散した乳化状態であるW/Oエマルションとは異なる。また、本発明では、油相中にペプチドの分散粒子と分散水相が共存する状態、あるいは分散水相中にペプチドが析出している状態はS/Oサスペンションに含まれる。
本発明において、W/Oエマルションは、ペプチドおよび水を含む水相、油剤を含む油相および乳化剤を含む。
I.材料
1.ペプチド
本発明で用いられるペプチドは、好ましくは水溶性であって、常温(25℃)で固体のものであれば特に限定されずに用いることができる。本発明で用いられるペプチドは、2個以上のアミノ酸がペプチド結合により結合して生じる化合物であれば特に限定されず、例えば、2〜10個程度のアミノ酸由来のオリゴペプチドであってもよいし、10個以上のアミノ酸由来のポリペプチドであってもよい。また、ペプチドは、それ自身であっても、薬理学的に許容されるその塩であってもよい。ペプチドの薬理学的に許容され塩としては、例えば、酸塩(例、塩酸、炭酸塩、重炭酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩等)、塩基塩(例、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等)、金属錯体化合物(例、銅錯体、亜鉛錯体等)が挙げられる。
本発明で用いられるペプチドとして、例えば、分子量約200〜約40000、好ましくは約300〜約30000、さらに好ましくは約300〜約20000のペプチドを挙げることができる。ペプチドは、天然由来ペプチド、例えば、動物由来、植物由来もしくは微生物由来ペプチドまたは合成ペプチドのいずれでもよい。
ペプチドとしては、特に限定されずに、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)、インスリン、ソマトスタチン、成長ホルモン、成長ホルモン放出ホルモン(GH−RH)、プロラクチン、エリスロポエチン、副腎皮質ホルモン、メラノサイト刺激ホルモン、甲状腺ホルモン放出ホルモン(TRH)、甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン、バソプレシン、オキシトシン、カルシトニン、ガストリン、セクレチン、パンクレオザイミン、コレシストキニン、アンジオテンシン、ヒト胎盤ラクトーゲン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、エンケファリン、エンドルフィン、キョウトルフィン、タフトシン、サイモポイエチン、サイモシン、サイモチムリン、胸腺液性因子、血中胸腺因子、腫瘍壊死因子、コロニー誘導因子、モチリン、デイノルフィン、ボンベシン、ニューロテンシン、セルレイン、ブラジキニン、グルタチオン、イミダゾールジペプチド類(カルノシン、アンセリン、ホモアンセリン、バレニン、アスパルテームなど)、グルカゴン、GLP−1、GLP−2または他のGLPアナログ、グルカゴン様ペプチドの誘導体またはアゴニスト等のグルカゴン様ペプチド、心房性ナトリウム排泄増加因子、神経成長因子、細胞増殖因子、神経栄養因子、エンドセリン拮抗作用を有するペプチド類などやその誘導体、さらにはこれらのフラグメントまたはフラグメントの誘導体等が挙げられる。
LH−RH誘導体として、LH−RHアゴニストまたはLH−RHアンタゴニストが挙げられる。LH−RHアゴニストとしては、リュープロレリン、ゴナドレリン、ブセレリン、トリプトレリン、ゴセレリン、ナファレリン、ヒストレリン、デスロレリン、メテレリン、レシレリンが挙げられ、特に、リュープロレリンまたはその塩、特に酢酸塩が好ましい。
好ましくは、本発明に用いられるペプチドは、グルタチオン、リュープロレリンもしくはグルカゴンまたはその塩である。
2.油剤
本発明において、油剤は、ペプチドを含む水相を分散させる連続相である油相の成分である。本発明で用いられる油剤は、特に限定されるものではなく、医薬品あるいは食品として使用され、または将来使用されるものが含まれる。油剤としては、常温で、液体の油剤(脂肪油)および固体の油剤(脂肪)が挙げられる。
前記液体の油剤としては、例えば中鎖脂肪酸トリグリセリド、中鎖脂肪酸プロピレングリコール、ソルビタン中鎖脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸グリセリン、中鎖脂肪酸ポリグリセリド、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アボカド油、月見草油、タートル油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルチミン酸グリセリン、サラダ油、サフラワー油(ベニバナ油)、パーム油、ココナッツ油、ピーナッツ油、アーモンド油、ヘーゼルナッツ油、ウォルナッツ油、グレープシード油、スクワレン、スクワランなどが挙げられる。
また、前記固体の油剤としては、牛脂、硬化牛脂、ミンク油、卵黄油、豚脂、馬脂、羊脂、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム硬化油、モクロウ、モクロウ核油、硬化ヒマシ油などが挙げられる。
前記の油剤の中で、組成物のエマルション形成時の粒子径、安定性の観点から、中鎖脂肪酸トリグリセリドが好ましく用いられる。「中鎖脂肪酸トリグリセリド」とは、3分子の中鎖脂肪酸と1分子のグリセロールとがエステル結合したものである。「中鎖脂肪酸プロピレングリコール」とは、1もしくは2分子の中鎖脂肪酸と1分子のプロピレングリコールとがエステル結合したものである。「ソルビタン中鎖脂肪酸エステル」とは1分子以上の中鎖脂肪酸とソルビタンがエステル結合したものである。「中鎖脂肪酸グリセリン」とは1分子以上の中鎖脂肪酸と1分子のグリセリンとがエステル結合したものである。「中鎖脂肪酸ポリグリセリド」とは1分子以上の中鎖脂肪酸が1分子のポリグリセリンにエステル結合したものである。「中鎖脂肪酸」とは、一般に炭素数が8〜12程度の脂肪酸をいう。ここでいう「ポリグリセリン」とは重合数が2〜4程度のポリグリセリンである。
3.乳化剤
本発明において、乳化剤は、水相を連続相である油相に分散させるために用いる。本発明で用いることができる乳化剤は、W/Oエマルションを安定に保つことができるものであれば親水性乳化剤および親油性乳化剤のいずれであってもよいが、好ましくは、親油性乳化剤が用いられる。
本発明において好ましく用いられる親油性乳化剤としては、特に限定されず、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、レシチン、リゾレシチンなどを挙げることができる。特に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルが好ましい。さらに、これらは単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
II.ソフトカプセルの製造方法
本発明のペプチド含有ソフトカプセルの製造方法は、ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを製造する工程(工程1)、得られたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水して、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相中に分散したS/Oサスペンションを製造する工程(工程2)、および、得られたS/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填する工程(工程3)を含む。
1.工程1について
本発明のペプチド含有ソフトカプセルの製造方法の工程1において、ペプチドおよび水を含む水相、油剤を含む油相および乳化剤を混合することにより、水相を油相に乳化分散させたW/Oエマルションを製造する。
本発明において、水相は前記のペプチドおよび水を含む。水相におけるペプチドの溶解量は、ペプチドの種類に応じて適宜選択することができ、例えば、水相の重量に対して0.001〜30重量%である。
本発明において、W/Oエマルションや後述するS/Oサスペンションの安定性が損なわれない限り、W/Oエマルションは他の成分を含有することもできる。他の成分は、医薬品、食品、化粧品などの最終的な形態において許容される成分であれば特に限定されず、例えば、析出した固体粒子を強固にするためのキトサンやアルギン酸等の多糖類、固体粒子の結晶調整のためのシリカ微粒子等の結晶種、抗酸化剤、保存料、増粘剤、香料、着色剤、顔料、抗菌剤、安定剤などを挙げることができる。他の成分は、その性質により、前記の水相または油相のいずれかに添加することができる。
水相と油相の重量比は、特に限定されず、例えば、水相:油相=0.1:100〜70:30、好ましくは5:100〜50:50の範囲であり得る。乳化剤の含有量は、W/Oエマルションの安定化に適した濃度であれば特に限定されず、例えば、W/Oエマルションの全重量に対して0.1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%である。
W/Oエマルションの乳化方法は、安定なW/Oエマルションが調製できるものであれは特に限定されず、例えば、攪拌による方法、高圧ホモジナイザー、高速ホモミキサーを用いる方法など、一般的な乳化操作によりW/Oエマルションを調製することができる。例えば、ホモミキサーを用いる場合、特に限定されるものではないが、通常、600〜50000rpm、好ましくは2000〜24000rpmで、例えば、0.5〜60分間、好ましくは1〜30分間の条件で乳化する。
2.工程2について
次に、工程1で得られたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水してS/Oサスペンションを得る。本発明の方法により得られるペプチド含有S/Oサスペンションは、ペプチドの経口吸収性および安定性に優れており、このS/Oサスペンションから経口吸収性および安定性に優れるソフトカプセルを製造することができる。
本発明では、W/Oエマルションの脱水操作は、加熱脱水または真空脱水などの通常の方法で行うことができるが、水相粒子が合一、分離あるいは分裂しなければ特に限定されずに他の方法を用いることもできる。
加熱脱水する場合は、油剤の沸点や分解温度、乳化剤の曇点(乳化力がなくなる上限温度)、ペプチドの分解温度を考慮し、それらを越えない温度に加熱して脱水することができる。
真空脱水する場合は、水が沸騰しない真空度で脱気する。温度と真空度を調節しながら脱水できるエバポレーターのような市販の装置を使用することもできる。この場合の温度の上限は、通常95℃程度である。また、0℃以下の温度で油相が液体である場合は、凍結した水相を真空脱気することにより、昇華によって脱水することもできる。その場合の温度の下限は、特に限定されないが、通常−20℃程度である。
前記の脱水操作は、得られるS/Oサスペンションの水分含有量が、S/Oサスペンションの全重量に対して、好ましくは1重量%以下となるまで行う。S/Oサスペンションの水分含有量が1重量%以下であると、S/Oサスペンションの安定性が向上するためである。
本発明には、前記のペプチド含有S/Oサスペンションの製造方法およびこの方法により得られるS/Oサスペンションも含まれる。本発明には、特に、ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを水分含有量1重量%まで加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相中に分散したS/Oサスペンションを製造する工程を含む、ペプチド含有S/Oサスペンションの製造方法およびこの方法で得られたS/Oサスペンションも含まれる。
工程2で得られたS/Oサスペンション中には、W/Oエマルションの水相に溶解させた量のペプチドが微細粒子として分散している。本発明のS/Oサスペンションにおける動的光散乱法により測定されるペプチド分散粒子の平均粒子径は、特に限定されるものではなく、通常、10nm〜50μm程度、好ましくは20nm〜10μm程度である。
また、いったん得られたS/Oサスペンションに再度水相を加え、乳化すると、油相中に水相とペプチド分散粒子が共存した状態になり、これを脱水すると、再度加えた水相に溶解していたペプチドから新たなペプチド分散粒子が生成され、最初に存在していたペプチド分散粒子と合わせると、ペプチドの量が増加することになる。すなわち、S/Oサスペンションに水相を添加し、乳化し、脱水する工程を、例えば、2〜10回程度、繰り返すことにより、S/Oサスペンション中に分散するペプチドの量を所望の濃度まで増加させることができる。
3.工程3について
次に、得られたS/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填してペプチド含有ソフトカプセルを得る。本発明の方法により、経口吸収性および安定性の高いソフトカプセルを得ることができる。また、前記のように、S/Oサスペンションの水分含有量をS/Oサスペンションの全重量に対して好ましくは1重量%以下とすることにより、S/Oサスペンションをカプセルに充填した際に、カプセル皮膜の安定性を損なうことなく、カプセル皮膜の強度を保持することができる。
ソフトカプセル皮膜の成分は、特に限定されず、高分子成分、保湿剤などを挙げることができる。高分子成分としては、特に限定されず、例えば、ゼラチン、デンプン、カラギーナンなどが挙げられる。また、保湿剤としては、特に限定されず、例えば、グルコースなどの糖類、グリセリンなどのアルコール類、ソルビトールなどの糖アルコール類などが挙げられる。カプセル皮膜は、例えば防腐剤、着色剤、不透明化剤、香料、矯味剤なども適宜、含有することができる。
本発明のソフトカプセルは、その用途に応じて、本発明のS/Oサスペンションに加えて、食品、医薬品または化粧品に許容される成分を含むこともできる。本発明のS/Oサスペンションと一緒に添加される食品に許容される成分は、例えば、ビタミン類、ミネラル類、キレート剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、香料などであることができる。本発明のS/Oサスペンションと一緒に添加される医薬品に許容される成分は、例えば、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、矯味剤、矯臭剤、界面活性剤、香料、着色剤、抗酸化剤、隠蔽剤、静電気防止剤、流動化剤、湿潤剤、溶出補助剤などであることができる。本発明のS/Oサスペンションと一緒に添加される化粧品に許容される成分は、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、乳化剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤などであることができる。
ソフトカプセル中の各成分の配合割合は、特に制限されず、適宜設定可能である。
本発明のソフトカプセルの製造方法は、例えば、打ち抜き法、滴下法などの従来公知の方法を採用可能であり、特に制限されない。前者の場合、本発明のソフトカプセル剤は、例えば、金型内に2枚のソフトカプセル皮膜シートを挿入し、このシート間に、本発明のS/Oサスペンションを充填後、ヒートシールし、金型形状に打ち抜く、ロータリーダイ法により製造しても良い。
本発明のソフトカプセルは、医薬品以外の例えば、健康食品、特定栄養食品であっても良い。
本発明には、本発明の方法により得られるソフトカプセルも含まれる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
1.1 グルタチオン含有S/Oサスペンションの調製
ペプチドとしてグルタチオン(和光純薬工業製、GSH)、乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(阪本薬品工業製、CRS−75)(グリセリン平均重合度:6)、油剤として中鎖脂肪酸トリグリセリド(花王製、ココナード MT)を用いた。
まず、グルタチオン5.0gをイオン交換水35.0gに加え、40℃に加温し完全に溶解したことを確認した(水相)。一方、CRS−75 10.0gをココナードMT 50.0gに加え40℃に加温し、完全に溶解したことを確認した(油相)。油相をTK Homomixer(プライミクス製)で回転数3000rpmで5分撹拌後、徐々に水相を加え、全量投入した時点で回転数を9000rpmにして15分間乳化してGSH W/Oエマルションを得た。
得られたGSH W/Oエマルションをナス型フラスコに移し、圧力制御型エバポレーター(日本ビュッヒ製)を用いてエマルション中の内水相を留去した。エマルションの色相が乳濁状から半透明になった段階で、試料1(水分含有量6.2%)を採取した。エマルションをさらに脱水し、完全に内水相を留去することで最終的に乳濁状のグルタチオン含有S/Oサスペンション(水分含有量0.6%)(製剤1)が得られた。
GSH W/Oエマルション、試料1および製剤1をココナードMTで1重量%となるように希釈し、動的光散乱式粒度分布計(島津製作所製、ELS−Z)により平均粒子径を測定した結果を表1に示す。
Figure 2014162734
1.2 グルタチオン含有S/Oサスペンションの安定性
前記1.1で得られた試料1とグルタチオン含有S/Oサスペンション(製剤1)の水分含有量をカールフィッシャー法にて測定したところ、それぞれ6.2%、0.6%の水分含有量を示した。試料1と製剤1を35℃の恒温槽にて約3週間保存し、その後、HPLCにて製剤中のペプチドの純度を測定した。その結果、試料1では約7%の不純物の生成を認めたのに対し、製剤1では不純物の生成は約0.4%であった。試料1において認められた不純物はその多くが酸化型グルタチオンであり、水分含有量が高いために安定性が低下したものと考えられる。この結果から、低水分含有量のペプチド含有S/Oサスペンションは安定性に優れ、有用であることが示された。
1.3 グルタチオン含有S/Oサスペンションの経口吸収性
前記1.1で得られたグルタチオン含有S/Oサスペンション(製剤1)とグルタチオンをそれぞれココナード MTに懸濁し、7週齢の雄性 SD系ラットにグルタチオン量として50mg/kgになるよう経口投与した。尾静脈より経時的に採血し、DTNB法によって血中グルタチオン量を測定した結果を図1および表2に示す。図1はラットにおける製剤1およびグルタチオンの投与後の血中グルタチオン濃度推移を示す。図1中、□はグルタチオン(50mg/kg)を投与したラットの血中グルタチオン濃度推移を表し、○は製剤1(グルタチオン50mg/kg)を投与したラットの血中グルタチオン濃度推移を表す。また、各薬物動態学的パラメーターを表2に示す。図1および表2において、グルタチオン(50mg/kg)投与時には極めて限定的な血中移行を認めたが、製剤1を投与した際には著しい血中グルタチオン濃度上昇を示し、グルタチオンと比較して、最大血中濃度は約11倍、AUCは約25倍向上した。この結果から、本発明により得られるペプチド含有S/Oサスペンションは経口吸収性に優れることが示された。
Figure 2014162734
1.4 グルタチオン含有S/Oサスペンションの肝保護作用
四塩化炭素 0.7mLをコーンオイル 0.8mLに加え、7週齢のSD系ラットに経口投与した。12時間後に尾静脈より採血し、血中肝障害バイオマーカー(ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)およびAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)活性)を測定したところ、ALTおよびAST活性共に優位な上昇を認めた。ペプチド含有S/Oサスペンションの薬理効果を評価するために、四塩化炭素投与1時間前にグルタチオン(GSH)ならびにグルタチオン含有S/Oサスペンション(製剤1)を50mg/kgになるよう経口投与し、さらに3時間毎に投与をくり返した。四塩化炭素投与12時間後に血中バイオマーカーを測定した結果を図2Aおよび図2Bに示す。グルタチオン(GSH)と比較して製剤1では著しいバイオマーカーの低下を示した。この結果から、本発明の方法により得られるS/Oサスペンションの顕著な薬理効果向上が示された。
1.5 グルタチオン含有ソフトカプセルの調製
コハク化ゼラチン、グリセリン、酸化チタン、エチルパラベン、プロピルパラベンを水に溶解してカプセル被膜とし、カプセル充填機(三生医薬社製 10 号機)を用いて中空ソフトカプセルを得た。この中空ソフトカプセルにシリンジでグルタチオン含有S/Oサスペンションを300μL加え、加熱して融解させたコハク化ゼラチンにて封入し、グルタチオン含有ソフトカプセルを得た。35℃にて約3週間保管後にソフトカプセル内容物を取り出してHPLCにて分析したところ、特に顕著な分解物を認めなかった。
実施例2
ペプチドとしてリュープロレリン酢酸塩(ILS製)、乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(阪本薬品工業製、CRS−75)、油剤として中鎖脂肪酸トリグリセリド(花王製、ココナード MT)を用いた。
2.1 リュープロレリン酢酸塩含有S/Oサスペンションの調製
リュープロレリン酢酸塩0.4gをイオン交換水39.6gに加え、40℃に加温し完全に溶解したことを確認した(水相)。一方、CRS−75 10.0gをココナードMT 50.0gに加え40℃に加温し完全に溶解したことを確認した(油相)。油相をTK Homomixer(プライミクス製)で回転数3000rpmで5分撹拌後、徐々に水相を加え、全量投入した時点で回転数を9000rpmにして15分間乳化してリュープロレリン酢酸塩 W/Oエマルションを得た。
得られたリュープロレリン酢酸塩 W/Oエマルションをナス型フラスコに移し、圧力制御型エバポレーター(日本ビュッヒ製)を用いてエマルション中の内水相をS/Oサスペンションに対する水分含有量が0.1重量%になるまで留去した。この水分含有量まで内水相を留去した時点で、エマルションの色相が乳濁状から半透明になり、リュープロレリン酢酸塩含有S/Oサスペンションが得られた。
2.2 リュープロレリン酢酸塩含有ソフトカプセルの調製
グルタチオン含有S/Oサスペンションに代えてリュープロレリン酢酸塩含有S/Oサスペンションを用いる以外は実施例1.5と同様にした。35℃にて約3週間保管後にソフトカプセル内容物を取り出してHPLCにて分析したところ、特に顕著な分解物を認めなかった。
実施例3
ペプチドとしてグルカゴン(ILS製、Glucagon)、グルカゴンをイオン交換水に溶解させるために約35%の塩酸(和光純薬工業製(特級)、HCl)、乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(阪本薬品工業製、CRS−75)、油剤として中鎖脂肪酸トリグリセリド(花王製,ココナード MT)を用いた。
3.1 グルカゴン含有S/Oサスペンションの調製
イオン交換水39.5gにHClを0.4g加え、均一に攪拌した後、グルカゴン0.1gを加え、40℃に加温し完全に溶解したことを確認した(水相)。一方、CRS−75 5.0gをココナードMT 55.0gに加え40℃に加温し完全に溶解したことを確認した(油相)。油相をTK Homomixer(プライミクス製)で回転数3000rpmで5分撹拌後、徐々に水相を加え、全量投入した時点で回転数を9000rpmにして15分間乳化してグルカゴン W/Oエマルションを得た。
得られたグルカゴン W/Oエマルションをナス型フラスコに移し、圧力制御型エバポレーター(日本ビュッヒ製)を用いてエマルション中の内水相を留去した。S/Oサスペンションに対する水分含有量が0.1重量%となるまで内水相を留去した時点でエマルションの色相が乳濁状から半透明になり、グルカゴン含有S/Oサスペンションが得られた。
グルカゴン W/Oエマルションおよびグルカゴン含有S/Oサスペンション(製剤3)をココナードMTで1重量%となるように希釈し、動的光散乱式粒度分布計(島津製作所製、ELS−Z)により平均粒子径を測定した結果を表3に示す。
Figure 2014162734
3.2 グルカゴン含有S/Oサスペンションの安定性
グルカゴン含有S/Oサスペンション(製剤3)とグルカゴン水溶液(0.1N HCl中3mg/mL)を37℃の恒温槽に2日間保存し、その後、Congo Redを用いてフィブリル形成能を評価した。その結果、グルカゴン水溶液では約8μMのフィブリルを認めたのに対し、製剤3では特に検出されなかった。この結果は、本発明の方法によるグルカゴン含有S/Oサスペンションは、グルカゴンの高次構造変化を抑制可能であることを示し、本発明の方法により、安定性の高いペプチド含有S/Oサスペンションを提供可能であること示した。
3.3 グルカゴン含有S/Oサスペンションの経口吸収性
グルカゴン含有S/Oサスペンション(製剤3)とグルカゴンをそれぞれココナード MTに懸濁し、7−8週齢の雄性 SD系ラットにグルカゴン量として200μg/kgになるよう経口投与した。尾静脈より経時的に採血し、血糖値を測定した結果を図3に示す。図3中、□はグルカゴン(200μg/kg)を投与したラットの血糖値の推移を表し、○は製剤3(グルカゴン200μg/kg)を投与したラットの血糖値の推移を表す。グルカゴン(200μg/kg)投与時には殆ど血糖値の変動を認めなかったが、製剤3を投与した際には著しい血糖値の上昇を示した。すなわち、本発明の製造方法により得られたグルカゴン含有S/Oサスペンションはグルカゴンの経口吸収性が顕著に改善されたことが示された。
3.4 グルカゴン含有ソフトカプセルの調製
グルタチオン含有S/Oサスペンションに代えてグルカゴン含有S/Oサスペンションを用いる以外は実施例1.5と同様にした。35℃にて約3週間保管後にソフトカプセル内容物を取り出してHPLCにて分析したところ、特に顕著な分解物を認めなかった。

Claims (5)

  1. ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相に分散したS/Oサスペンションを製造する工程と、前記S/Oサスペンションをカプセル皮膜に充填する工程を含む、ペプチド含有ソフトカプセルの製造方法。
  2. ペプチドがグルタチオン、リュープロレリンもしくはグルカゴンまたはその塩である、請求項1に記載の製造方法。
  3. S/Oサスペンションの水分含有量が1重量%以下である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法で製造されたソフトカプセル。
  5. ペプチドおよび水を含む水相を油相に分散させたW/Oエマルションを水分含有量1重量%まで加熱脱水または真空脱水することにより、平均粒子径20nm〜10μmの粒子としてペプチドが油相中に分散したS/Oサスペンションを製造する工程を含む、ペプチド含有S/Oサスペンションの製造方法。
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