JP2014160415A - 閲覧装置、閲覧システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作履歴抽出部230は、UI装置180によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する。関心度合い算出部240は、操作履歴抽出部230によって抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する。
【選択図】図2
Description
特許文献2は、パネル上への押圧があったことを検出する入力検出手段と、前記入力検出手段による検出結果に基づいて、前記パネル上の押圧位置を検出する押圧位置検出手段と、前記押圧位置検出手段による検出結果に基づいて、前記パネル上の押圧面積を算出する押圧面積算出手段と、前記押圧面積算出手段による算出結果に基づいて、前記パネル上の押圧面積が所定値以上あるいは所定値より大きい場合に、前記パネルを払拭状態として、前記パネルへの入力を無効とする入力制御手段とを備えたことを特徴とするタッチパネル装置を開示する。
特許文献3は、複数のアイテムを表示する表示部と、タッチ入力を検出する入力部と、前記入力部の検出したタッチ入力に基づいて、前記入力部の前記複数のアイテムのうちいずれかに対する操作であって前記複数のアイテムのうちいずれかを選択する第1の操作と、前記入力部の前記複数のアイテムに対応する位置とは無関係な複数の位置のうちいずれかの位置に対する操作であって前記複数のアイテムのいずれをも選択しない第2の操作と、を判定する入力情報判定部と、前記複数のアイテムのそれぞれに対して前記第1の操作を行った頻度をカウント記録する第1の記録部と、前記入力部の複数の位置のそれぞれに対して前記第2の操作を行った頻度をカウント記録する第2の記録部と、前記入力部の複数の位置のうち前記第2の操作を行った頻度の高い位置に、前記複数のアイテムのうち前記第1の操作を行った頻度の高いアイテムを表示させる表示構成制御部とを備える情報機器を開示する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る閲覧装置2のハードウェア構成を示す図である。
図1に示すように、閲覧装置2は、CPU等の演算部162及びメモリ等の記憶部164などを含む制御装置160と、ネットワークを介して通信を行う通信装置170と、記録装置172と、USBメモリ又はSDメモリカード等の記録媒体174と、ユーザインターフェース装置(UI装置)180とから構成される。
つまり、閲覧装置2は、情報処理および他の処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している、情報処理装置である。
また、以下の各図において、実質的に同じ構成部分および処理には同じ番号が付される。
UI装置180は、GUI(Graphical User Interface)、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置あるいはCRT(Cathode Ray Tube)表示装置等の表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含む。なお、以降の実施形態においては、UI装置180は、表示装置と入力装置とが組み合わされたタッチパネルを例として説明する。
また、以下に示す他の実施形態における各装置も、図1に示すハードウェア構成を有しており、したがって、情報処理および他の処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している、情報処理装置である。
なお、以下の各実施形態において、使用者の閲覧の対象となるものは文書であるとしたが、使用者の閲覧の対象となるものは、文書に限定されず、文書、画像、音声、映像、各種情報等を包含するコンテンツであってもよい(他の実施形態においても同様)。
ここで、コンテンツとは、使用者の閲覧の対象となる各種情報であって、スキャン等及び電子的に生成される等の何らかの電子的な処理によって、電子化(デジタル化)され得るもの、及び既に電子化されたものをいう。
コンテンツは、例えば、文字及び(静止)画像で構成される文書、画像、音声、及び、動画像を含む映像等を含む。
また、文書は、紙媒体に印刷等されたもの、及び、電子化されている文書ファイル(文書データ)等を含む。音声は、テープに録音されたもの、及び、電子化されている音声ファイル等を含む。映像は、ビデオテープに録画されたもの、及び、電子化されている映像ファイル等を含む。
また、コンテンツを電子化して得られたデータ、又は既に電子化されているコンテンツを示すデータを、コンテンツデータと称することがある。
図3は、図2に示した閲覧装置プログラム20で処理される各種情報を例示する図である。
閲覧装置プログラム20は、たとえば、記録媒体174(図1)又は通信装置170を介して閲覧装置2に供給され、記憶部164にロードされ、閲覧装置2にインストールされたOS(図示せず)上で、閲覧装置2のハードウェア資源を具体的に利用して実行される(他の実施形態においても同様)。
図2に示すように、閲覧装置プログラム20は、文書データ取得部202と、文書表示処理部210と、操作受付部212と、履歴抽出部220と、履歴情報記憶部222と、関心度合い算出指示部226と、文書構成要素判定部228と、操作履歴抽出部230と、関心度合い算出部240と、関心度合い表示部244とから構成される。
また、操作履歴抽出部230は、表示非変化操作履歴抽出部232と、表示変化操作履歴抽出部234とから構成される。
具体的には、例えば、文書データ取得部202は、記録媒体174に記憶された文書データを取得し、又は、ネットワークを介してサーバ(図示せず)からダウンロードすることによって文書データを取得し、又は、読取装置(図示せず)が紙媒体に形成された文書を読み取ることによって得られた文書データを取得する。
操作受付部212は、使用者がUI装置180に対して行った操作を示す情報(操作情報)を受け付けて、文書表示処理部210に対して出力する(操作情報については後述する)。
このとき、操作受付部212は、操作情報を、その操作に対応する文書の位置と対応付ける。
具体的には、使用者が、指又はタッチペンをタッチパネル等のUI装置180に接触させて操作を行った場合、操作受付部212は、その接触された位置が、UI装置180に表示されている文書のどの位置に対応するかを判断する。
具体的には、使用者が、文書データが表示された画面をスクロールするような操作をした場合、文書表示処理部210は、表示される文書の位置を変更する。
また、使用者が、文書が表示された画面を拡大(又は縮小)するような操作をした場合、文書表示処理部210は、表示される文書を拡大(又は縮小)させるように表示をさせる。
一方、操作受付部212が、後述する表示非変化操作を受け付けた場合、文書表示処理部210は、UI装置180における文書表示を変化させない(つまり、画面上で文書を移動させたり、拡大縮小させたりしない)。
図3(A)は、履歴情報を例示する図である。
履歴情報は、時刻と、操作している使用者の使用者識別情報(又は閲覧装置2の識別情報)と、その時刻に閲覧されている文書の文書識別情報と、その時刻にUI装置180に表示されている文書の位置を示す文書位置情報と、その時刻に使用者がUI装置180に対して行った操作を示す操作情報と、その操作がなされた位置を示す操作位置情報とを含む。
なお、文書がページごとに区切られている場合、文書位置情報は、表示されているページのページ番号を含んでもよい。
操作位置情報は、例えば、タッチパネルに文書が表示された状態において、指又はタッチペン等が接触した位置に対応する文書上の座標を含む。
なお、文書がページごとに区切られている場合、文書位置情報及び操作位置情報は、表示されているページのページ番号を含んでもよい。
操作情報は、UI装置180に表示された文書の表示を変化させない表示非変化操作と、UI装置180に表示された文書の表示を変化させる表示変化操作とに分類される。
表示変化操作は、例えば文書中の第1章から第2章に移動するための操作及び文書のある領域を拡大させるための操作等、UI装置180に表示されている文書の領域が別の領域に変化するように表示させるための操作である。
この表示変化操作は、主に、使用者が意図的に行う操作である。
例えば、表示変化操作は、スクロール操作と、回転操作と、拡大縮小操作とを含む。
回転操作は、表示されている文書を回転させるための操作であって、例えば、2本の指を接触させ、一方の指を移動させずに当該一方の指を中心として他方の指を回転させることによって表示を回転させるような操作である。
拡大縮小操作は、表示されている文書の領域を拡大又は縮小させるための操作であって、例えば、2本の指を閉じた状態でタッチパネルに接触させ、接触させたまま2本の指を広げることによって表示領域を拡大させるような操作(例えばピンチアウト)、及び、2本の指を開いた状態でタッチパネルに接触させ、接触させたまま2本の指を狭めることによって表示領域を縮小させるような操作(例えばピンチイン)である。
表示非変化操作がなされた場合、文書表示処理部210は、UI装置180の画面表示を変化させることはないが、履歴情報には蓄積される。
なお、表示非変化操作がなされた場合、文書表示処理部210は、当該操作がなされた位置に強調表示を追加するように、UI装置180を制御してもよい。この場合、強調表示が追加されるのみであって、表示されている文書の領域自体は変化しない。
さらにこの場合、文書表示処理部210は、この強調表示を数秒で消えるようにUI装置180を制御してもよい。
なぞり操作は、文書を閲覧する際に注目対象を目視し易くするように、表示されている文字等の近傍に指又はタッチペン等を接触させて読み進める方向に移動させる操作である。
文書表示処理部210は、なぞり操作がなされた場合、なぞられた位置に沿って例えば線状の強調表示を追加するように、UI装置180を制御してもよい。
なお、なぞり操作はスクロール操作と区別できるようになっており、例えば、指又はタッチペン等を予め定められた時間動かさずに接触させた後で移動させた場合、又は、指又はタッチペン等を予め定められた速度よりも遅く移動させた場合は、なぞり操作と認識される。
指又はタッチペン等でタッチパネルに接触し、接触したまま移動させないで、予め定められた時間以内(例えば1秒以内)にタッチパネルから離した場合、タップ操作と認識される。
文書表示処理部210は、タップ操作がなされた場合、タップされた位置を中心として例えば円状の強調表示を追加するように、UI装置180を制御してもよい。
指又はタッチペン等でタッチパネルに接触し、接触したまま移動させないで、予め定められた時間(例えば1秒)より長くにタッチパネルから離した場合、タップ操作と認識される。
文書表示処理部210は、長押し操作がなされた場合、長押しされた位置を中心として例えば円状の強調表示を追加するように、UI装置180を制御してもよい。
関心度合い算出指示部226は、算出指示を受け付けると、操作履歴抽出部230及び関心度合い算出部240に対し、後述する処理を行うように指示する。
「関心度合い」とは、使用者が文書を閲覧するときに、どの程度のめりこんだか、どの程度関心を持って閲覧したか、どの程度集中して閲覧したかを示す定量的な指標である。
言い換えれば、関心度合いは、文書に対する使用者の関心の度合い、又は、文書に対する使用者の集中度を示す指標であって、関心度合いが高い程、使用者は、閲覧対象に対する関心が高く、その閲覧対象に集中していることを示す。
一般に、紙に印刷された文書を集中して閲覧する場合、人は、文字をなぞる又はタップする等、無意識に注目対象に接触する傾向がある。
したがって、閲覧装置2を使用して使用者が文書を閲覧する場合も、使用者が文書の表示状態を変化させようとする意図はなく、表示非変化操作を行いながら文書を閲覧しているときは、使用者の閲覧対象に対する関心度合いが高い。
例えば、関心度合いの対象として文書Aが指定され、使用者の指定がない場合、算出指示は、文書Aに対する各使用者(文書Aを閲覧したことがある使用者)の関心度合いを算出する旨の指示を示す。
また、例えば、関心度合いの対象として使用者Aが指定され、文書の指定がない場合、算出指示は、使用者Aの各文書(使用者Aが閲覧したことがある文書)に対する関心度合いを算出する旨の指示を示す。
また、例えば、関心度合いの対象として文書A及び使用者Aが指定された場合、算出指示は、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の指示を示す。
また、例えば、使用者及び文書の指定がされなかった場合、算出指示は、全ての文書に対する全ての使用者の関心度合いを算出する旨の指示を示す。
ここで、文書構成要素とは、文書を構成するオブジェクトであって、例えば、第1章,第2章といった文書の区切り、及び、1ページ,2ページといったページの区切り等を含み、文書中の画像、写真等も含む。
文書Aを構成する各文書構成要素に対する使用者Aの関心度合いを算出することが選択された場合に、例えば、文書構成要素として第1章が指定されたとき、算出指示は、文書Aの第1章に対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の指示を示す。一方、文書構成要素の指定がないとき、算出指示は、文書Aの各章(第1章,第2章・・・)に対する使用者Aの関心度合いをそれぞれ算出する旨の指示を示す。
文書構成要素に対する使用者の関心度合いを算出する旨の指示があった場合、関心度合い算出指示部226は、文書構成要素判定部228に対して算出指示を出力する。
まず、関心度合い算出指示部226は、図4(A)に例示する操作画面をUI装置180に表示させる。
使用者が、「指定なし」ボタンを押下(タッチ)して「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、全ての文書に対する全ての使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
このとき、使用者が「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、使用者Aが閲覧したことがある全ての文書に対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
なお、図4(B)に例示する操作画面において、使用者は、複数のボタン(例えば「使用者A」ボタン及び「使用者B」ボタン)を押下することも可能であり、複数のボタンが押下された場合、関心度合い算出指示部226は、対応するそれぞれの使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
このとき、使用者が「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、文書Aに対する各使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
なお、図4(C)に例示する操作画面において、使用者は、複数のボタン(例えば「文書A」ボタン及び「文書B」ボタン)を押下することも可能であり、複数のボタンが押下された場合、関心度合い算出指示部226は、対応するそれぞれの文書に対する使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
このとき、使用者が「文書A」ボタンを押下して「決定」ボタンを押下し、図4(A)の操作画面において使用者が「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
このとき、使用者が「いいえ」ボタンを押下して「決定」ボタンを押下し、図4(A)の操作画面において使用者が「実行」ボタンを押下すると、上述したように、関心度合い算出指示部226は、文書Aに対する使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
一方、図5(A)の操作画面において、使用者が「はい」ボタンを押下して「決定」ボタンを押下すると、図5(B)に例示する操作画面が表示される。
このとき、使用者が「いいえ」ボタンを押下して「決定」ボタンを押下し、図4(A)の操作画面において使用者が「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、文書Aの各章(第1章,第2章等)に対する使用者の関心度合いをそれぞれ算出する旨の算出指示を受け付ける。
使用者がその操作画面を使用して文書構成要素(例えば「第1章」)を指定して、図4(A)の操作画面において使用者が「実行」ボタンを押下すると、関心度合い算出指示部226は、文書Aの第1章に対する使用者の関心度合いを算出する旨の算出指示を受け付ける。
なお、図4及び図5において、対象等を指定する場合にボタンを押下するとしたが、文字入力させることによって対象を指定する(例えば「使用者A」と入力する)ようにしてもよい。
具体的には、文書構成要素判定部228は、文書データを解析して、その文書に含まれる文書構成要素と、文書構成要素の開始位置及び終了位置とを判定する。
例えば、文書データにページを示す情報が含まれる場合は、文書データにそのページを示す範囲が示されている。
そして、文字列「第2章」が検索された場合、文書構成要素判定部228は、その文字列の直前の文字列で、文書構成要素「第1章」が終了すると判定する。
また、例えば、その文書データに、文字列ではなくまとまった画素が存在する場合、文書構成要素判定部228は、その画素のまとまりを画像と判定し、その左上に対応する座標を開始位置と判定し、右下に対応する座標を開始位置と判定する。画像の左上及び右下を判定することにより、矩形の画像の範囲が特定される。
さらに、文書構成要素判定部228は、生成した文書構成要素情報を、関心度合い算出部240に対して出力する。
文書構成要素情報は、文書識別情報と、文書構成要素を識別する文書構成要素識別情報と、その文書構成要素の範囲(位置)を示す文書構成要素範囲情報とを含む。
文書がページに分かれている場合、文書構成要素範囲情報は、ページ番号を含んでもよい。
例えば、文書構成要素が第1章,第2章といった文書の区切りである場合、文書構成要素「第1章」の文書構成要素範囲情報は、第1章の開始位置座標と終了位置座標とを含む。
また、例えば、文書構成要素が画像である場合、文書構成要素「画像A」の文書構成要素範囲情報は、画像Aの左上の座標と右下の座標とを含む。
操作履歴抽出部230の表示変化操作履歴抽出部234は、算出指示に基づいて、表示変化操作が行われた履歴情報を履歴情報記憶部222から抽出して操作履歴(表示変化操作履歴)を生成し、関心度合い算出部240に対して出力する。
例えば、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の指定があった場合、表示非変化操作履歴抽出部232は、履歴情報記憶部222から、使用者Aの識別情報及び文書Aの識別情報と、表示非変化操作を示す操作情報とを含む履歴情報を抽出して、表示非変化操作履歴を生成する。
このとき、表示変化操作履歴抽出部234は、履歴情報記憶部222から、使用者Aの識別情報及び文書Aの識別情報と、表示変化操作を示す操作情報とを含む履歴情報を抽出して、表示変化操作履歴を生成する。
このとき、表示変化操作履歴抽出部234は、履歴情報記憶部222から、使用者Aの識別情報と、表示変化操作を示す操作情報とを含む履歴情報を抽出して、表示変化操作履歴を生成する。
操作履歴は、操作情報と、操作位置情報と、対応する操作の継続時間と、文書識別情報と、文書位置情報と、使用者識別情報とを含む。
操作履歴が表示非変化操作履歴である場合、操作情報は図3(B)に例示した表示非変化操作(例えばなぞり操作)を示し、操作履歴が表示変化操作履歴である場合、操作情報は図3(B)に例示した表示変化操作(例えばスクロール操作)を示す。
また、継続時間は、操作の開始時刻と終了時刻とを含み、継続時間は、終了時刻から開始時刻を引いた時間である。
なお、操作の開始時刻は、指又はタッチペン等がタッチパネルに接触した時刻であり、操作の終了時刻は、指又はタッチペン等がタッチパネルから離れた時刻である(但し、長押し操作の場合は、長押し操作と認識された時刻を終了時刻としてもよい)。
例えば、算出指示が文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する旨の指示である場合、関心度合い算出部240は、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
一方、例えば、算出指示が使用者Aの関心度合い(文書の指定なし)を算出する旨の指示である場合、関心度合い算出部240は、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出し、文書Bに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
一方、例えば、算出指示が文書Aに対する各使用者の関心度合い(使用者の指定なし)を算出する旨の指示である場合、関心度合い算出部240は、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出し、文書Aに対する使用者Bの関心度合いを算出する。
(1)[関心度合い]=C1+C2×[表示非変化操作の出現度合い],
[表示非変化操作の出現度合い]=C3×[表示非変化操作の発生回数]+C4×[表示非変化操作の継続時間の合計]
ここで、C1〜C4は定数であり、C1,C3,C4は0であってもよい。
そして、関心度合い算出部240は、算出した表示非変化操作の発生回数及び表示非変化操作の継続時間の合計を用いて式(1)を計算し、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
例えば、使用者Aが文書A及び文書Bを閲覧したことがある場合、関心度合い算出部240は、使用者Aが文書Aを閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出する。
そして、関心度合い算出部240は、算出した表示非変化操作の発生回数及び表示非変化操作の継続時間の合計を用いて式(1)を計算し、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
同様に、関心度合い算出部240は、使用者Aが文書Bを閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出して式(1)を計算し、文書Bに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
例えば、使用者A及び使用者Bが文書Aを閲覧したことがある場合、関心度合い算出部240は、使用者Aが文書Aを閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出する。
そして、関心度合い算出部240は、算出した表示非変化操作の発生回数及び表示非変化操作の継続時間の合計を用いて式(1)を計算し、文書Aに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
同様に、関心度合い算出部240は、使用者Bが文書Aを閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出して式(1)を計算し、文書Aに対する使用者Bの関心度合いを算出する。
さらに、関心度合い算出部240は、使用者Aの文書Aについての表示非変化操作履歴から、文書構成要素「第1章」の範囲に含まれる操作位置情報を含む表示非変化操作履歴を抽出する。
例えば、使用者Aが「第1章」中のある位置で「なぞり操作」を行った場合、その操作に対応する表示非変化操作履歴が抽出される。
そして、関心度合い算出部240は、使用者Aが文書Aの文書構成要素「第1章」を閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出して式(1)を計算し、文書Aの第1章に対する使用者Aの関心度合いを算出する。
例えば、使用者Aが「第1ページ」中のある位置で「タップ操作」を行った場合、その操作に対応する表示非変化操作履歴が抽出される。
そして、関心度合い算出部240は、使用者Aが文書Aの文書構成要素「第1ページ」を閲覧したときの、表示非変化操作の発生回数、及び、表示非変化操作の継続時間の合計を算出して式(1)を計算し、文書Aの第1ページに対する使用者Aの関心度合いを算出する。
(2)[関心度合い]=C1+C2×[表示非変化操作の出現度合い]/[文書量]
ここで、文書量とは、例えば、文書データ量、文書の面積又は文書中の文字数等、関心度合いの算出対象となる文書のボリュームを示す値である。
(3)[関心度合い]=C1+C2×[表示非変化操作の出現度合い]+C5×[表示変化操作の出現度合い]
[表示変化操作の出現度合い]=C6×[表示変化操作の発生回数]+C7×[表示変化操作の継続時間の合計]
ここで、C5〜C7は定数であって、それぞれ0であってもよい。
また、C2>C5である。つまり、表示非変化操作の出現度合いの寄与度の方が、表示変化操作の出現度合いの寄与度よりも、大きくなるようになっている。
(4)[関心度合い]=C1+C8×[表示非変化操作の出現度合い]^2+C9×[表示変化操作の出現度合い]
ここで、C8,C9は定数であって、C9は0であってもよい。
また、[表示非変化操作の出現度合い]>1である。つまり、表示非変化操作の出現度合いの寄与度の方が、表示変化操作の出現度合いの寄与度よりも、大きくなるようになっている。
図6は、関心度合い表示部244によってUI装置180に表示される関心度合いを例示する図である。
図6(A)は、使用者Aが指定され文書が指定されなかった場合の関心度合いを例示する。
図6(A)に例示するように、使用者Aの文書Aに対する関心度合いが100と表示され、使用者Aの文書Bに対する関心度合いが50と表示され、使用者Aの文書Cに対する関心度合いが20と表示されている。
これにより、使用者Aは文書Aに最も関心を持っていることが、明らかとなる。
図6(B)に例示するように、使用者Aの文書Aに対する関心度合いが100と表示され、使用者Bの文書Aに対する関心度合いが50と表示され、使用者Cの文書Aに対する関心度合いが20と表示されている。
これにより、文書Aに最も関心を持っているのは使用者Aであることが、明らかとなる。
図6(C)に例示するように、使用者Aの文書Aの第1章に対する関心度合いが100と表示され、第2章に対する関心度合いが50と表示され、第3章に対する関心度合いが20と表示されている。
これにより、使用者Aは文書Aの第1章に最も関心を持っていることが、明らかとなる。
次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る閲覧システム3を示す図である。
図7に示すように、閲覧システム3は、閲覧装置2A−1〜2A−3、及び、閲覧履歴管理装置4が、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク100を介して接続されて構成されている。
なお、以下、閲覧装置2A−1〜2A−3など、複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示すときには、単に、閲覧装置2Aなどと略記することがある。
また、本実施形態においては、閲覧装置2Aは、3つとしたが、2つ以下であっても4つ以上であってもよい。
閲覧履歴管理装置4は、閲覧履歴から、関心度合いを算出する。
閲覧装置2A及び閲覧履歴管理装置4は、上述したように、図1に示したハードウェア構成を有している。
図8に示すように、閲覧装置プログラム20Aは、文書データ取得部202と、文書表示処理部210と、操作受付部212と、履歴抽出部220と、履歴情報送信部250とから構成される。
履歴情報送信部250は、履歴抽出部220によって抽出された履歴情報を、閲覧履歴管理装置4に対して送信する。
図9に示すように、閲覧履歴管理装置プログラム40は、履歴情報受信部402と、履歴情報記憶部222と、関心度合い算出指示部226と、文書構成要素判定部228と、操作履歴抽出部230と、関心度合い算出部240と、関心度合い表示部244とから構成される。
履歴情報受信部402は、閲覧装置2Aから履歴情報を受信して、履歴情報記憶部222に記憶する。
また、図8及び図9に示した各構成要素は、それぞれ、閲覧装置プログラム20A又は閲覧履歴管理装置プログラム40のどちらにあってもよい。
さらに、図8及び図9に示した各構成要素は、それぞれ、閲覧装置2A又は閲覧履歴管理装置4とは別個の装置に設けられるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、文書構成要素判定部228が文書構成要素情報を生成するとしたが、履歴情報に文書構成要素情報が含まれていてもよい。
上述した実施形態においては、関心度合い算出指示部226によって指示された場合に関心度合いを算出するようにしたが、履歴情報が新たに抽出されるごとに、関心度合いを算出するようにしてもよい。
このとき、使用者の文書全般に対する関心度合いが算出され、例えば、文書の種類を問わず、その使用者の読書に関する関心度合いが算出される。
この場合、マウスでポインタを文字に沿って移動させる操作又はドラッグする操作を「表示非変化操作」としてもよい。
このとき、操作位置情報は、スクリーンに表示された文書におけるポインタの位置に対応する。
20・・・閲覧装置プログラム,
202・・・文書データ取得部,
210・・・文書表示処理部,
212・・・操作受付部,
220・・・履歴抽出部,
222・・・履歴情報記憶部,
226・・・関心度合い算出指示部,
228・・・文書構成要素判定部,
230・・・操作履歴抽出部,
232・・・表示非変化操作履歴抽出部,
234・・・表示変化操作履歴抽出部,
240・・・関心度合い算出部,
244・・・関心度合い表示部,
3・・・閲覧システム,
2A・・・閲覧装置,
20A・・・閲覧装置プログラム,
250・・・履歴情報送信部,
4・・・閲覧履歴管理装置,
40・・・閲覧履歴管理装置プログラム,
402・・・履歴情報受信部,
Claims (10)
- コンテンツを表示する表示手段と、
使用者の操作を受け付ける操作受付手段と、
前記表示手段によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する履歴抽出手段と、
前記履歴抽出手段によって抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する算出手段と
を有する閲覧装置。 - 前記算出手段は、コンテンツの表示を変化させない操作の発生回数及び当該操作の継続時間の少なくとも一方に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する
請求項1に記載の閲覧装置。 - 前記履歴抽出手段は、コンテンツの表示を変化させない操作と当該操作に関連するコンテンツ上の位置とを対応づけて操作履歴を抽出する
請求項1又は2に記載の閲覧装置。 - 前記算出手段は、コンテンツの表示を変化させない操作に関連するコンテンツ上の位置に対応する文書構成要素に対する関心度合いを算出する
請求項3に記載の閲覧装置。 - 前記履歴抽出手段は、前記表示手段によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する第1の操作履歴とコンテンツの表示を変化させる操作に関する第2の操作履歴とを抽出し、
前記算出手段は、第1の操作履歴と第2の操作履歴とに基づいて使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する
請求項1乃至4いずれかに記載の閲覧装置。 - 前記操作受付手段がコンテンツの表示を変化させない操作を受け付けた場合に、前記表示手段は、当該操作に対応する位置に当該操作に対応する表示を追加する
請求項1乃至5いずれかに記載の閲覧装置。 - コンテンツを表示する表示手段と、
使用者の操作を受け付ける操作受付手段と、
前記表示手段によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する履歴抽出手段と、
前記履歴抽出手段によって抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する算出手段と
を有する閲覧システム。 - 使用者にコンテンツを閲覧させる閲覧装置と、
使用者のコンテンツの閲覧履歴を管理する管理装置と
を有し、
前記閲覧装置は、
コンテンツを表示する表示手段と、
使用者の操作を受け付ける操作受付手段と
を有し、
前記管理装置は、
前記表示手段によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する履歴抽出手段と、
前記履歴抽出手段によって抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する算出手段と
を有する
閲覧システム。 - 表示装置によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する履歴抽出手段と、
前記履歴抽出手段によって抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する算出手段と
を有する情報処理装置。 - 表示装置によるコンテンツの表示を変化させない操作に関する操作履歴を抽出する履歴抽出ステップと、
前記履歴抽出ステップにおいて抽出された操作履歴に基づいて、使用者のコンテンツに対する関心度合いを算出する算出ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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