JP2014197256A - 編集装置、編集方法、及びプログラム - Google Patents

編集装置、編集方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の端末装置を用いて同一の表示情報を編集する場合にも、各編集者がどのカーソルが自分の端末装置を示すかを特定する。【解決手段】編集装置20は、複数の端末装置30−1〜30−Nからの編集を受け付ける場合に、端末装置30−1〜30−Nに特有のカーソル画像を、当該端末装置30−1〜30−Nに関連付けて選択した表示要素に重畳して表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、表示情報の編集を行う編集装置、編集方法、及びプログラムに関する。
Webページや文書ファイルなど、表示装置に表示させるための表示情報を、複数人でリアルタイムに編集する技術が、非特許文献1に開示されている。非特許文献1に開示された技術は、文章編集を複数人で行う場合に、各編集者のキャレット(編集対象の文章のうち、文字を挿入する位置に表示されるカーソル)を、色分けしてそれぞれ表示するものである。
"無料で5GB利用できる「Googleドライブ」を実際に使ってみるとこんな感じ"、[online]、GIGAZINE、[2013年3月20日検索]、インターネット〈URL: http://gigazine.net/news/20120426−google−drive/〉
他方、非特許文献1に開示された技術において、図形描画の編集を複数人で行う場合、自分のマウスカーソルはディスプレイに表示されるものの、他の編集者のマウスカーソルは表示されず、他の編集者の操作結果のみが画像上に反映される。
非特許文献1に記載されている技術は、各編集者がそれぞれディスプレイ付きの端末装置を所有しており、各編集者が自分の端末装置のディスプレイのみを見て操作することを前提としている。そのため、各端末装置のディスプレイには、その編集者のカーソルを表示するだけで、自分が何を操作対象としているかを把握することができる。
しかしながら、複数人が1つのディスプレイを見ながら共同で編集を行う場合、ひとつのカーソルのみを表示させるだけでは、他の編集者が操作することができないという問題がある。また、単純に複数のカーソルを表示した場合、各編集者が、どのカーソルが自分の端末装置に関連付けられているかを判断できないという問題がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する編集装置、編集方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択する選択部と、前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更する変更部と、前記表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部と、前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力し、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力し、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力する表示制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明においては、前記表示制御部は、前記選択部が異なる端末装置について同一の表示要素を選択した場合、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて前記端末装置に特有のカーソル画像を輪番で表示させる指示を前記表示装置に出力することが好ましい。
また、本発明においては、前記端末装置に特有のカーソル画像を識別するための情報を、当該端末装置のディスプレイに表示させる識別情報表示制御部を備えることが好ましい。
また、本発明は、編集装置を用いた表示情報の編集方法であって、前記編集装置の表示情報生成部が、前記表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成するステップと、前記編集装置の表示制御部が、前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力するステップと、前記編集装置の選択部が、複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択するステップと、前記表示制御部が、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力するステップと、前記編集装置の変更部が、前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更するステップと、前記表示制御部が、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択する選択部、前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更する変更部、前記表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部、前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力し、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力し、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力する表示制御部として機能させるためのプログラムである。
本実施形態によれば、編集装置は、複数の端末装置からの編集を受け付ける場合に、各端末装置に特有のカーソル画像を、当該端末装置に関連付けて選択した表示要素に重畳して表示させる。これにより、編集者が複数存在する場合にも、各編集者がどのカーソルが自分の端末装置を示すかを特定することができる。
本発明の一実施形態に係る編集システムの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る編集システムの構成を示す概略ブロック図である。 端末装置の表示部がタッチパネルに表示させる画面の一例である。 本発明の一実施形態に係る端末装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る編集装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る編集システムの構成を示す概略図である。
編集システムは、HTML文書やPDF(Portable Document Format)文書などの表示情報を、複数の編集者が同時に編集することを可能とするシステムである。なお、本実施形態では、編集システムがHTML文書を編集する場合について説明する。編集システムは、表示装置10、編集装置20、編集者が有する端末装置30−1〜30−N(以下、端末装置30−1〜30−Nを総称して端末装置30という)を備える。表示装置10、編集装置20、及び端末装置30は、それぞれネットワークを介して接続される。
表示装置10は、ディスプレイを有し、当該ディスプレイに編集装置20が記憶するHTML文書を表示する装置である。表示装置10としては、たとえばPC(Personal Computer)のモニタやTV(Television)などを用いることができる。
編集装置20は、HTML文書を記憶し、端末装置30から受信する情報に基づいて当該HTML文書を編集する装置である。編集装置20としては、たとえばPCやセットトップボックスなどを用いることができる。
端末装置30は、タッチパネルを有し、当該タッチパネルに対してなされたジェスチャ入力により編集装置20にHTML文書の編集のための情報を送信する装置である。なお、タッチパネルとは、ディスプレイと当該ディスプレイの表面に設けられたタッチパッドとを備えるユーザインタフェースである。
端末装置30としては、たとえばスマートフォンやタブレット端末などを用いることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る編集システムの構成を示す概略ブロック図である。
表示装置10は、通信部11、ブラウザ部12、表示部13を備える。
通信部11は、編集装置20と通信を行い、HTML文書、カーソル画像の表示指示及び当該HTML文書の変更指示を受信する。
ブラウザ部12は、通信部11が受信したHTML文書を読み取り、ディスプレイに表示させるための画面情報を生成する。また、ブラウザ部12は、当該HTML文書に埋め込まれたスクリプトに基づいて、Websocketなど編集装置20との接続経路を確立し、当該接続経路を介して、通信部11が受信したカーソル画像の表示指示及びHTML文書の変更指示を読み取り、画面情報を書き換える。
表示部13は、ブラウザ部12が生成した画面情報をディスプレイに表示させる。
編集装置20は、表示要素記憶部21、表示情報生成部22、通信部23、選択部24、変更部25、表示制御部26、識別情報表示制御部27を備える。
表示要素記憶部21は、HTML文書の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する。ここで、レイアウトに関する項目とは、たとえば表示要素のX座標、Y座標、幅、高さ、回転角度などが挙げられる。具体的には、表示要素記憶部21は、表示要素と、当該表示要素を参照するHTML文書と、当該HTML文書の各表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値が格納されるCSSファイルとを記憶する。
表示情報生成部22は、表示要素記憶部21が記憶する情報と、変更部25による変更結果とに基づいてHTML文書及びCSSファイルを生成し、生成したHTML文書及びCSSファイルを表示要素記憶部21に記録する。例えば、表示情報生成部22は、CSSファイルにおいて、絶対配置(position:absolute)を指定し、各表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値(top、left、width、height、transform:rotateなど)を、変更部25による変更結果に基づいて書き換える。なお、上述したように、当該HTML文書にはWebsocketなど表示装置10と編集装置20との接続経路を確立するためのスクリプトが埋め込まれる。
通信部23は、端末装置30と通信を行い、端末装置30から操作情報を受信する。また、通信部23は、表示装置10へ表示要素記憶部21が記憶するHTML文書、カーソル画像の表示指示及び当該HTML文書の変更指示を送信する。
選択部24は、通信部11が端末装置30から受信した操作情報に基づいて、編集要素記憶部から端末装置30ごとに表示要素を選択する。
変更部25は、通信部11が端末装置30から受信した操作情報に基づいて、選択部24が選択した表示要素のレイアウトに関する項目の値を変更する。
表示制御部26は、表示装置10からのリクエストに応じて、表示情報生成部22が生成したHTML文書を、通信部23を介して表示装置10に送信する。また、表示制御部26は、選択部24による表示要素の選択があるたびに、端末装置30ごとに特有のカーソル画像の表示指示を、通信部23を介して表示装置10に送信する。また、表示制御部26は、変更部25による表示要素のレイアウトに関する項目の値の変更があるたびに、HTML文書の変更指示を、通信部23を介して表示装置10に送信する。
識別情報表示制御部27は、端末装置30に、当該端末装置30に特有のカーソル画像を識別するためのカーソル識別情報を出力する。本実施形態では、端末装置30に特有のカーソル画像として、端末装置30ごとに異なる色を配色したカーソル画像を用いるため、識別情報表示制御部27は、カーソル識別情報として端末装置30に特有の色を示す情報を出力する。
端末装置30は、操作判定部31、データ記憶部32(候補記憶部)、表示要素入出力部33(表示要素登録部)、通信部34、表示部35を備える。
操作判定部31は、タッチパネルに対してなされたジェスチャ入力に基づいて、操作の種類を判定し、当該操作の種類を示す操作情報を生成する。ジェスチャ入力の種類としては、たとえばシングルタップ入力、ダブルタップ入力、ホールド入力、フリック入力、スワイプ入力、2本指スワイプ入力、ピンチイン入力、ピンチアウト入力などが挙げられる。
シングルタップ入力とは、タッチパネルをタッチしてからリリースするまでの時間がホールド判定時間(例えば、1秒)より短く、かつタッチ座標とリリース座標が略同一である操作をいう。ダブルタップ入力とは、連続する2回のシングルタップ入力の間の時間がダブルタップ判定時間(例えば、1秒)以内となる操作をいう。ホールド入力とは、タッチパネルをタッチし、ホールド判定時間以上、同じタッチ座標に指をとどめる操作をいう。フリック入力とは、タッチ座標とリリース座標が異なり、かつリリース座標に指がとどまった時間がフリック判定閾値(例えば、100ミリ秒)より短い操作をいう。スワイプ入力とは、タッチ座標とリリース座標が異なり、かつリリース座標に指がとどまった時間がフリック判定閾値より長い操作をいう。2本指スワイプ入力とは、2本の指で略同時に同一方向へスワイプ入力を行う操作をいう。ピンチイン入力とは、タッチパネルの2点をタッチし、当該2点を接近させる操作をいう。ピンチアウト入力とは、タッチパネルの2点をタッチし、当該2点を離間させる操作をいう。
なお、本実施形態では、シングルタップ入力に対する操作の種類として、タップを検出した座標に表示されたボタンに応じた操作が割り当てられる。また、ダブルタップ入力に対する操作の種類として、選択する表示要素を変更する操作が割り当てられる。また、ホールド入力に対する操作の種類として、ホールド入力中の端末装置30の傾きに応じて表示要素を回転させる操作が割り当てられる。また、フリック入力・スワイプ入力に対する操作の種類として、フリックの速さまたはスワイプの長さに応じて、表示要素を移動させる操作が割り当てられる。また、ピンチイン入力に対する操作の種類として、表示要素を縮小させる操作が割り当てられる。また、ピンチアウト入力に対する操作の種類として、表示要素を拡大させる操作が割り当てられる。また、2本指スワイプ入力に対する操作の種類として、表示要素がWebページである場合に、当該Webページをスクロールする操作が割り当てられる。
データ記憶部32は、端末装置30の操作により編集者が収集したデータ(例えば、画像や映像など)を記憶する。データ記憶部32が記憶するデータは、表示要素の候補となる情報であり、またアプリケーションソフトウェアによって参照することができる。
表示要素入出力部33は、データ記憶部32が記憶するデータを通信部34を介して編集装置20に出力する。また、表示要素入出力部33は、編集装置20から通信部34を介して表示要素を取得し、当該表示要素をデータ記憶部32に記録する。
通信部34は、操作判定部31が判定した操作指示及び表示要素入出力部33が特定した表示要素の候補を編集装置20に送信する。また、通信部34は、編集装置20からカーソル識別情報及び表示要素を受信する。
表示部35は、通信部34を介して編集装置20から受信したカーソル識別情報に従って、自端末に割り当てられたカーソルの色をタッチパネルに表示させる。
ここで、表示部35がタッチパネルに表示させる画面の例を示す。
図3は、表示部35がタッチパネルに表示させる画面の一例である。
表示部35は、Get Dataボタン、Delete Dataボタン、Webボタン、Cameraボタン、Galleryボタン、Paintボタン、及びカーソル色表示領域を、タッチパネルに表示させる。
Get Dataボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作が表示要素のダウンロード操作を示すと判定する。
Delete Dataボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作が表示要素の削除操作を示すと判定する。
Webボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作がWebページの追加操作を示すと判定し、表示部35は、タッチパネルにWebページのURIの入力画面を表示させ、入力されたURIを表示要素として編集装置20に送信する。なお、Webページの追加操作は、これに限られない。例えば、Webボタンがタップされたときにブラウザアプリケーションを起動し、当該ブラウザアプリケーションを用いてURIを編集装置20に送信しても良い。具体的には、編集者は、ブラウザアプリケーションを用いてWebページのブラウジングを行い、表示要素として追加したいWebページが表示されたときに、所定の操作(例えばボタンのタップ)を行う。これにより、操作判定部31は、当該操作を受け付けたときにブラウザアプリケーションが表示していたWebページのURIを特定し、通信部34は、当該URIを編集装置20に送信する。また、Webボタンがタップされたときに、端末装置30が選択している表示要素がWebページであった場合、通信部34は、当該表示要素が参照するURIを変更する指示を編集装置20に送信しても良い。
Cameraボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作が撮像画像の追加操作を示すと判定し、表示部35は、タッチパネルにカメラアプリケーションを表示させ、当該カメラアプリケーションによって撮像された画像を表示要素として編集装置20に送信する。
Galleryボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作が画像の追加操作を示すと判定し、表示部35は、データ記憶部32が記憶するデータをタッチパネルに表示させ、当該データ記憶部32が記憶する画像のうち選択されたデータを表示要素として編集装置20に送信する。
Paintボタンに対してタップ操作がなされると、操作判定部31は、当該操作が手描き画像の追加操作を示すと判定し、表示部35は、ペイントアプリケーションをタッチパネルに表示させ、当該ペイントアプリケーションが生成した画像を表示要素として編集装置20に送信する領域である。
カーソル色表示領域は、通信部34が受信したカーソル識別情報が示す色を表示する。
次に、本実施形態に係る編集システムの動作について説明する。まず、本実施形態に係る端末装置30の動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る端末装置30の動作を示すフローチャートである。
端末装置30が、HTML文書の編集を開始すると、まず通信部34は、編集装置20にアクセスする(ステップS101)。編集装置20は、端末装置30からのアクセスを受け付けると、当該端末装置30に特有の色を割り当て、当該色を示すカーソル識別情報を送信する。端末装置30の通信部34は、編集装置20からカーソル識別情報を受信すると(ステップS102)、表示部35は、当該カーソル識別情報が示す色を、タッチパネルのカーソル色表示領域に表示させる(ステップS103)。
次に、操作判定部31は、タッチパネルに対するジェスチャ入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。操作判定部31は、ジェスチャ入力がないと判定した場合(ステップS104:NO)、ジェスチャ入力を検出するまでステップS104の判定を繰り返す。
他方、操作判定部31は、タッチパネルに対するジェスチャ入力を受け付けたと判定した場合(ステップS104:YES)、当該ジェスチャ入力の種類を特定し、当該種類に応じた操作情報を生成する(ステップS105)。次に、通信部34は、操作判定部31が生成した操作情報を編集装置20に送信する(ステップS106)。
ここで、表示要素入出力部33は、操作判定部31が生成した操作情報が、表示要素のダウンロードを示すか否かを判定する(ステップS107)。操作情報がダウンロードを示す場合(ステップS107:YES)、表示要素入出力部33は、編集装置20からの表示要素の受信を待機する。表示要素入出力部33は、通信部34を介して編集装置20から表示要素を受信すると、当該表示要素をデータ記憶部32に記録する(ステップS108)。
他方、操作情報がダウンロード以外の操作を示す場合(ステップS107:NO)、または編集装置20から表示要素を受信して表示要素をデータ記憶部32に記録すると、端末装置30は、編集者の操作や割り込み処理により処理の終了要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS109)。端末装置30は、処理の終了要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS109:NO)、ステップS104に戻り、ジェスチャ入力の受け付けを継続する。他方、端末装置30は、処理の終了要求を受け付けたと判定した場合(ステップS109:YES)、本処理を終了する。
次に、本実施形態に係る編集装置20の動作について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る編集装置20の動作を示すフローチャートである。
まず、編集装置20の通信部23は、表示装置10と接続し、HTML文書のリクエストを受信する(ステップS201)。次に、表示制御部26は、表示要素記憶部21からHTML文書及び当該HTML文書が参照するデータを読み出し、通信部23を介して表示装置10に送信する(ステップS202)。
また、通信部23は、端末装置30からアクセスを受け付け、端末装置30と接続を確立する(ステップS203)。次に、識別情報表示制御部27は、端末装置30に特有の色を決定し、当該色を示すカーソル識別情報を、通信部23を介して端末装置30に送信する(ステップS204)。また、選択部24は、当該端末装置30について1つの表示要素を選択し、表示制御部26は、選択部24が選択した表示要素に、識別情報表示制御部27が決定した色のカーソルを重畳して表示させるカーソル表示指示を、表示装置10に送信する(ステップS205)。
次に、通信部23は、端末装置30から操作情報を受信したか否かを判定する(ステップS206)。通信部23は、操作情報の受信がないと判定した場合(ステップS206:NO)、操作情報を受信するまでステップS206の判定を繰り返す。
他方、通信部23は、操作情報を受信したと判定した場合(ステップS206:YES)、当該操作情報が示す操作内容を特定する(ステップS207)。
通信部23は、操作内容が表示要素のアップロードを示すと判定した場合(ステップS207:アップロード)、当該操作情報とともに通信部23が受信したデータを、表示要素として表示要素記憶部21に記録する(ステップS208)。
また、通信部23は、操作内容が表示要素のダウンロードを示すと判定した場合(ステップS207:ダウンロード)、選択部24が選択している表示要素を表示要素記憶部21から取得し、端末装置30に送信する(ステップS209)。
また、通信部23が、操作内容が表示要素の選択を示すと判定した場合(ステップS207:選択)、選択部24は、表示要素記憶部21を参照し、ステップS205で選択した表示要素の次の表示要素を特定する。ここで、次の表示要素とは、たとえばHTML文書において現在選択している表示要素を参照するタグの次のタグが示す表示要素が挙げられる。また、このとき選択部24は、異なる端末装置30について同一の表示要素を選択しても良い。
そして、選択部24は、特定した表示要素を選択し(ステップS210)、表示制御部26は、ステップS205で表示させたカーソルを、選択部24が選択した表示要素に移動させる表示指示を、表示装置10に送信する(ステップS211)。これにより、表示装置10において新たに選択された表示要素にカーソルを合わせることができる。このとき、ステップS210において選択部24が異なる端末装置30について同一の表示要素を選択した場合、表示制御部26は、当該表示要素に重畳させてそれぞれの端末装置30に特有のカーソル画像を輪番で(例えば、1秒ごとに)表示させる指示を表示装置10に送信する。
また、通信部23が、操作内容が表示要素のレイアウトに関する項目の値の変更を示すと判定した場合(ステップS207:変更)、変更部25は、当該操作情報から、変更する項目と変更する量とを特定する(ステップS212)。次に、表示制御部26は、選択部24が選択した表示要素について、変更部25が特定した項目の値を、特定した量だけ変更させる変更指示を、通信部23を介して表示装置10に送信する(ステップS213)。これにより、表示装置10において、レイアウトに関する項目の値を変更したHTML文書を表示することができる。そして、表示情報生成部22は、選択部24が選択した表示要素について、変更部25が特定した項目の値を、特定した量だけ変更させたHTML文書及びCSSファイルを生成し、表示要素記憶部21に上書きして記録する(ステップS214)。このとき、通信部23が受信した操作情報が表示要素の削除を示す場合、表示情報生成部22は、HTML文書及びCSSファイルを記録するとともに、選択部24が選択している表示要素を表示要素記憶部21から削除する。
ステップS208、ステップS209、ステップS211、またはステップS214の処理を終了すると、編集装置20は、編集者の操作や割り込み処理により処理の終了要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS215)。編集装置20は、処理の終了要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS215:NO)、ステップS206に戻り、操作情報の受信を継続する。他方、編集装置20は、処理の終了要求を受け付けたと判定した場合(ステップS215:YES)、本処理を終了する。
次に、本実施形態に係る表示装置10の動作について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る表示装置10の動作を示すフローチャートである。
まず、表示装置10の通信部11は、編集者からURLの入力を受け付け、編集装置20に対してHTML文書のリクエストを送信する(ステップS301)。次に、通信部11は、編集装置20からHTML文書及び当該HTML文書が参照するデータを受信する(ステップS302)。次に、ブラウザ部12は、当該HTML文書及びCSSファイルを解析して画面情報を生成し、表示部13は、当該画面情報をディスプレイに表示させる。このとき、当該HTML文書には、上述したようにWebsocketなど編集装置20との接続経路を確立するためのスクリプトが埋め込まれているため、ブラウザ部12は、当該スクリプトに基づいて編集装置20との接続経路を確立する。
次に、通信部11は、編集装置20から接続経路を介してカーソルの表示指示または表示要素の変更指示を受信したか否かを判定する(ステップS303)。通信部11は、表示指示または変更指示の受信がない場合(ステップS303:NO)、ステップS303の判定を繰り返し実行する。他方、通信部11が、表示指示または変更指示を受信した場合(ステップS303:YES)、ブラウザ部12は、受信した指示に従ってHTML文書を更新し、当該HTML文書を解析して画面情報を生成する(ステップS304)。そして、表示部13は当該画面情報をディスプレイに表示させる。これにより、選択する表示要素が変更された場合、表示要素のレイアウトが変更された場合、新たな端末装置30が編集に加わった場合などに、ディスプレイに表示される画面情報を更新することができる。
次に表示装置10は、編集者の操作や割り込み処理により処理の終了要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS305)。表示装置10は、処理の終了要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS305:NO)、ステップS303に戻り、表示指示または変更指示の受信を継続する。他方、表示装置10は、処理の終了要求を受け付けたと判定した場合(ステップS305:YES)、本処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、編集装置20は、端末装置30のタッチパネルに対してなされたジェスチャ入力に基づいて表示要素のレイアウトに関する項目の値を変更し、表示要素のレイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、表示装置10に当該変更を示す情報を出力する。これにより、視覚的なメニューやボタンを不要としつつ、編集内容の適用後の表示情報を見ながら表示情報の編集をすることができる。
また、本実施形態によれば、編集装置20は、端末装置30のタッチパネルに対してなされたジェスチャ入力の種類に応じて、レイアウトに関する項目のうち、いずれの項目の値を変更するかを決定する。これにより、編集者はタッチパネルの画面を確認することなく、表示要素のレイアウトに関する項目の値を変更することができる。
また、本実施形態によれば、編集装置20は、複数の端末装置30からの編集を受け付ける場合に、端末装置30に特有のカーソル画像を、当該端末装置30に関連付けて選択した表示要素に重畳して表示させる。これにより、編集者が複数存在する場合にも、各編集者がどのカーソルが自分の端末装置30を示すかを特定することができる。
また、本実施形態によれば、編集装置20は、異なる端末装置30について同一の表示要素を選択した場合、当該表示要素に重畳させて端末装置30に特有のカーソル画像を輪番で表示させる。これにより、複数の端末装置30が同一の表示要素を編集する場合にも、各編集者がどのカーソルが自分の端末装置30を示すかを特定することができる。
また、本実施形態によれば、編集装置20は、端末装置30に特有のカーソル画像を識別するための情報を、端末装置30のタッチパネルに表示させる。これにより、各編集者がどのカーソルが自分の端末装置30を示すかを特定することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、カーソル識別情報としてカーソル画像の色を用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、編集装置20が、端末装置30に記録されているSNS(Social Networking Service)のログイン情報を取得できる場合、当該SNSから編集者のアイコンを取得して、当該アイコンをカーソル画像に用いても良い。この場合、編集者はあらかじめ自身のアイコンを知っているため、タッチパネルの表示によらずに、自分が操作するカーソルを特定することができる。そのため、SNSから取得したアイコンなどをカーソル画像として用いる場合、編集装置20はカーソル識別情報を端末装置30に送らなくても良い。
また、本実施形態では、端末装置30がタッチパネルを備える場合について説明したが、これに限られず、端末装置30は、タッチパッドを備え、ディスプレイを備えないものであっても良い。また、端末装置30は、図3に示すタッチパネルに表示されたボタンに代えて、物理的なボタンを備えていても良い。
また、本実施形態のように、ジェスチャ入力によって操作内容を決定せずに、表示装置のディスプレイに編集コマンドを示すボタンを表示させ、当該ボタンの押下によって操作内容を決定する場合、端末装置30としてマウスなどのポインティングデバイスを用いても良い。
また、本実施形態では、シングルタップ入力にボタンに応じた操作を割り当て、ダブルタップ入力に表示要素を変更する操作を割り当て、ホールド入力に表示要素を回転させる操作を割り当て、フリック入力・スワイプ入力に、表示要素を移動させる操作を割り当て、ピンチイン入力・ピンチアウト入力に拡大・縮小操作を割り当て、2本指スワイプ入力にWebページのスクロール操作を割り当てる場合について説明したが、これに限られず、他のジェスチャ入力と操作内容との組み合わせを用いても良い。
また、本実施形態では、表示情報としてHTML文書を用いる場合について説明したが、これに限られず、PDFファイルやその他の表示情報を用いても良い。
また、本実施形態では、表示装置10と編集装置20を別個に備える場合について説明したが、これに限られず、一体の装置としてこれらを備えていても良い。
なお、上述の表示装置10、編集装置20、及び端末装置30は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10…表示装置 11…通信部 12…ブラウザ部 13…表示部 20…編集装置 21…表示要素記憶部 22…表示情報生成部 23…通信部 24…選択部 25…変更部 26…表示制御部 27…識別情報表示制御部 30…端末装置 31…操作判定部 32…データ記憶部 33…表示要素入出力部 34…通信部 35…表示部

Claims (5)

  1. 複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択する選択部と、
    前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更する変更部と、
    前記表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部と、
    前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力し、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力し、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力する表示制御部と
    を備えることを特徴とする編集装置。
  2. 前記表示制御部は、前記選択部が異なる端末装置について同一の表示要素を選択した場合、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて前記端末装置に特有のカーソル画像を輪番で表示させる指示を前記表示装置に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
  3. 前記端末装置に特有のカーソル画像を識別するための情報を、当該端末装置のディスプレイに表示させる識別情報表示制御部
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の編集装置。
  4. 編集装置を用いた表示情報の編集方法であって、
    前記編集装置の表示情報生成部が、前記表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成するステップと、
    前記編集装置の表示制御部が、前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力するステップと、
    前記編集装置の選択部が、複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択するステップと、
    前記表示制御部が、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力するステップと、
    前記編集装置の変更部が、前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更するステップと、
    前記表示制御部が、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力するステップと
    を有することを特徴とする編集方法。
  5. コンピュータを、
    複数の端末装置からの入力に基づいて、表示情報の構成要素である表示要素と当該表示要素のレイアウトに関する複数の項目の値とを関連付けて記憶する表示要素記憶部から、前記端末装置ごとに表示要素を選択する選択部、
    前記選択部が表示要素を選択した後に、前記端末装置からの入力に基づいて、前記選択部が選択した表示要素に関連付けられた前記レイアウトに関する項目の値を変更する変更部、
    前記表示要素記憶部が記憶する表示要素に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部、
    前記表示情報生成部が生成した表示情報を表示装置に出力し、前記選択部が選択した表示要素に重畳させて当該表示要素を選択した端末装置に特有のカーソル画像を表示させる指示を前記表示装置に出力し、前記変更部によって前記レイアウトに関する項目の値が変更されるたびに、前記表示装置に当該変更を示す情報を出力する表示制御部
    として機能させるためのプログラム。
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