JP2014160173A - 現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像装置内部からのトナー漏れ出しを防止する。
【解決手段】現像装置4aの輸送時や搬送時には、トナーシール部材132aを現像ローラ103の外周面と接触状態に保持する。さらに、印刷動作中には、トナーシール部材132aを現像ローラ103の外周面と非接触状態に保持する。また、印刷動作中に、現像ローラ103と供給ローラ105が接触することによって形成されるニップ付近から漏れ出したトナーは、供給ローラ105の下方に備えられたシート状のトナー漏れ防止シート115に捕獲する。万が一、ニップ付近から漏れ出したトナーが、トナー漏れ防止シート115に捕獲されないときには、現像ローラ103の直下、または、トナー漏れ防止シート115の他端部側に設けられたトナーの捕獲空間116に捕獲する。
【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置内部からのトナー漏れ出しを防止することができる現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として用いられる一成分現像方式の現像装置は、一般的に現像ローラにトナーを供給する供給ローラと現像ローラ上のトナーの量を規制および電荷を付与する規制部材から構成されている。
静電潜像が形成された感光体に現像装置からトナーを現像した際、感光体に移動せずに現像ローラに残留したトナーは、再度、現像装置の内部へと返送されてくる。その際、トナーの入口になる部分から現像装置内部にあるトナーが漏れ出す恐れがあるため、ペットフィルムや導電性樹脂シートのようなシート状のシール部材を設置し、さらにシートの裏側に現像ローラへシートを押し付けるためのスポンジ材などを配置した、例えば、特許文献1に開示された装置が知られている。
しかしながら、こうした従来の入口シールでは、輸送中や搬送中の現像装置からトナーが漏れ出すのを防止する為に、必要以上に現像ローラと入り口シールとの接触圧が高くなるように設計していた。
そのため、実際に印刷する際に、現像ローラと入口シールとの摩擦抵抗が大きくなり、現像ローラと入口シールとの摩擦熱が高くなる。そのため、プロセス速度が低速であるときは問題にならないが、プロセス速度が高速(例えば40ppm以上)になると、現像ローラが高速で回転するため、現像ローラと入口シールとの間に発生する摩擦熱によって、入口シール、もしくは現像ローラにトナーが固着するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、輸送時や搬送時、および印刷動作時を問わずに、トナー漏れ出しを防止することができる現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置は、輸送時や搬送時、および印刷動作時を問わずに、内部からのトナー漏れ出しを防止するものである。
すなわち、本発明の請求項1に係る現像装置は、一成分現像方式の現像装置の筐体の内部に備えられた、静電潜像が形成された像担持体に接触し、かつ、トナーを付着させて前記静電潜像を可視化させるために回転する現像ローラと、前記現像ローラに接触して回転し、トナーを前記現像ローラに供給するとともに、前記現像ローラに残ったトナーを回収する供給ローラと、一方の端部側が前記供給ローラの外周面の下方に接触するとともに、他方の端部側が、前記現像ローラ側に前記供給ローラの外周面との間に隙間を有するように位置して、前記供給ローラの上部に向かって前記供給ローラの外周面の方向に屈曲するように形成された、前記現像装置の筐体に固定されたシート状のトナー漏れ防止部材と、前記現像ローラの直下、または、前記トナー漏れ防止部材の前記他方の端部側の直下に設けられた、トナーを捕獲して蓄積する空間であるトナー蓄積部と、前記現像ローラの外周面の下方に設けられて、前記現像ローラの外周面と接触状態、または非接触状態になるように可動するトナーシール部材と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明の請求項1に係る現像装置によれば、現像装置を輸送時や搬送時に、トナーシール部材を現像ローラの外周面と接触状態に保持することができる。そのため、現像装置を輸送や搬送する際の振動や衝撃によってトナーが現像装置の外部に漏れ出すのを防止することができる。さらに、印刷動作中には、トナーシール部材を現像ローラの外周面と非接触状態に保持することができる。そのため、現像ローラとトナーシール部材の間の摩擦抵抗がないため、摩擦熱によるトナーの固着を防止することができる。また、印刷動作中に、現像ローラと供給ローラが接触することによって形成されるニップ付近から漏れ出したトナーは、供給ローラの下方に備えられたシート状のトナー漏れ防止部材の表面と供給ローラの外周面との間に形成された空間に捕獲されて、捕獲されたトナーは、供給ローラの回転に伴って現像剤供給室に戻される。万が一、ニップ付近から漏れ出したトナーが、トナー漏れ防止部材に捕獲されないときには、現像ローラの直下、または、トナー漏れ防止部材の他端部側の直下に設けられたトナー蓄積部に捕獲される。したがって、印刷動作中に、現像装置の外部へのトナーの漏れ出しを防止することができる。
本発明に係る現像装置、これを備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置によれば、輸送時や搬送時、および印刷動作時を問わずに、現像装置内部から外部へのトナー漏れ出しを防止することができる
本発明の実施例1に係る現像装置4aを備えた画像形成装置150の全体構成を説明する図である。 本発明の実施例1に係る現像装置4aを構成するプロセスカートリッジ1の構成を説明する図である。 本発明の実施例1に係る現像装置4aの詳細構成、および輸送時や搬送時の作用を説明する図である。 本発明の実施例1に係る現像装置4aの印刷動作時の作用を説明する図である。 本発明の実施例1に係るトナー漏れ防止シート115の作用を説明する図である。 (a)は本発明の実施例2に係るトナーシール部材132bの輸送時や搬送時の作用を説明する図である。(b)は本発明の実施例2に係るトナーシール部材132bの印刷動作時の作用を説明する図である。 (a)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材120cの輸送時や搬送時の作用を説明する図である。(b)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材120cの印刷動作時の作用を説明する図である。 (a)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材132dの構成と輸送時や搬送時の作用を説明する図である。(b)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材132dの構成と印刷動作時の作用を説明する図である。 (a)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材132eの構成と輸送時や搬送時の作用を説明する図である。(b)は本発明の実施例3に係るトナーシール部材132eの構成と印刷動作時の作用を説明する図である。
以下、本発明に係る現像装置の第1の実施形態である実施例1について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る現像装置4aを備えた画像形成装置150の一例を示す概略構成図である。まず、図1に基づいて、画像形成装置150の全体構成およびその動作について説明する。
(画像形成装置の構成、動作)図1は、プロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)を備えた画像形成装置150の断面図である。
各プロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)は、感光体ドラム2、帯電部材3、現像装置4a、および感光体クリーニング手段5を一体に結合した構成になっている。各プロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)は各々のストッパーを解除することによって、画像形成装置150から自在に着脱することができる。そのため、現像剤であるトナーがなくなったときには、新しいプロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)と交換できる構成になっている。
感光体ドラム2は、時計回りに回転する。帯電部材3は、感光体ドラム2の外周面に接触しており、感光体ドラム2の回転に従って回転する。
帯電部材3には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加されて、感光体ドラム2の外周面を帯電させる。
図1においては、帯電部材3にローラ状の部材を接触させて帯電させる接触帯電方式を用いているが、帯電部材3と感光体ドラム2が非接触の状態で帯電させる非接触帯電方式を用いてもよい。
露光手段6は感光体ドラム2に対して、画像情報に基づく露光を行い、感光体ドラム2の外周面に静電潜像を形成する。本実施例においては、露光手段6にレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、LEDアレイなどを用いる構成でもよい。
現像装置4aは一成分接触現像方式による現像処理を行い、感光体ドラム2上の静電潜像をトナー像として顕像化する。現像装置4aには図示しない高圧電源から所定の現像バイアスが供給される。
感光体クリーニング手段5は、感光体ドラム2の外周面の転写残トナーのクリーニングを行なう。
プロセスカートリッジユニット1は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色毎に、中間転写ベルト7の移動方向に沿って並列に4個配設されて、順に該中間転写ベルト7の上に可視像を形成する。
一次転写ローラ8と感光体ドラム2の間では図示しない高圧電源により一次転写バイアスが印加される。そして、感光体ドラム2の外周面の現像剤の画像を中間転写ベルト7の表面に転写する。中間転写ベルト7は、図示されていない駆動モータによって反時計回りに回転駆動されるようになっており、各色の可視像を表面に順次重ねて転写することでフルカラー画像を形成する。
形成されたフルカラー画像は、二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との間に所定の電圧を印加することにより、転写材である用紙10に転写される。そして、定着装置12によって、用紙10の上に転写された現像剤の画像が、熱と圧力により定着されて出力される。二次転写ローラ9で転写されずに中間転写ベルト7上に残留した現像剤は、転写ベルトクリーニング手段11によって回収される。
(プロセスカートリッジの構成、動作)次に、現像装置が備えられたプロセスカートリッジの構成と作用について、図2を参照して説明する。図2は、現像装置4aが備えられたプロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)の断面図である。
現像装置4aは、現像剤(トナー)を収容する現像剤収容室101と、現像剤収容室101の下方に設けられた現像剤供給室102とから構成されている。現像剤供給室102の下方には、静電潜像が形成された像担持体に接触し、トナーを付着させて静電潜像を可視化させるために回転する現像ローラ103と、現像ローラ103の外周面に接触する規制ブレード104(層規制部材)と、供給ローラ105が設けられる。現像ローラ103は感光体ドラム2に接触して配置され、図示しない高圧電源から所定の現像バイアスが印加される。現像剤供給室102内には現像剤攪拌部材106が設けられている。現像剤収容室101と現像剤供給室102との間には現像剤の供給口114が設けられており、現像剤収容室101から現像剤供給室102へ現像剤を供給するとともに、現像剤が現像剤供給室102へ過剰に供給されるのを防止している。現像剤収容室101内の中央部には、現像剤の凝集を防止するためのアジテータ125が回転自在に設けられ、図2内で反時計回りの方向に回転している。
供給ローラ105の外周面には空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、現像剤供給室102に運ばれてきた現像剤を効率よく付着させて取り込むと共に、現像ローラ103と接触する部分での圧力集中による現像剤劣化を防止している。発泡材料は10〜1014Ωの電気抵抗値に設定される。
供給ローラ105には、現像ローラ103の電位に対して現像剤の帯電極性と同極性にオフセット電圧を供給バイアスとして印加される。この供給バイアスは、現像ローラ103との接触部で予備帯電された現像剤を現像ローラ103に押し付ける方向に作用する。ただし、供給ローラ105に印加する電圧の極性はこれに限ったものではなく、現像剤の種類によっては現像ローラ103と同電位もしくは極性を反転させてもよい。
供給ローラ105は、図2内で反時計回りの方向に回転し、供給ローラ105の外周面に付着させた現像剤を現像ローラ103の外周面に塗布供給する。
現像ローラ103には、弾性ゴム層を被覆したローラが用いられ、さらに外周面には現像剤と逆の極性に帯電し易い材料からなる表面コート層が設けられる。弾性ゴム層は、感光体ドラム2との接触状態を均一に保つ為に、JIS−Aで65度以下の硬度に設定され、さらに現像バイアスを作用させるために10〜1010Ωの電気抵抗値に設定される。
さらに、弾性ゴム層の表面粗さはRaで0.2〜2.0μmに設定され、必要量の現像剤が外周面に保持される。
現像ローラ103は、図2内で反時計回りの方向に回転し、外周面に保持した現像剤を規制ブレード104(層規制部材)、および感光体ドラム2との対向位置へと搬送する。
規制ブレード104(層規制部材)は、SUA304CSPやSUS301CSP、またはリン青銅等の金属板バネ材料を用い、自由端側を現像ローラ103の外周面に10〜100N/mの押圧力で接触させている。そして、その押圧力下を通過した現像剤を薄層化すると共に摩擦帯電によって電荷を付与する。
さらに規制ブレード104(層規制部材)には、摩擦帯電を補助する為に、現像ローラ103に印加した電位に対して現像剤の帯電極性と同極性にオフセットさせた電圧が規制バイアスとして印加される。
感光体ドラム2は、図2内で時計回りの方向に回転しており、従って現像ローラ103外周面は感光体ドラム2との対向位置において感光体ドラム2の進行方向と同方向に回転する。
現像ローラ103上の薄層化された現像剤は、現像ローラ103の回転によって感光体ドラム2との対向位置へ搬送される。そして、現像ローラ103に印加された現像バイアスと感光体ドラム2上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体ドラム2の外周面に移動することによって現像される。
感光体ドラム2に移動せずに現像ローラ103に残った現像剤が、現像剤供給室102へ戻る部分には、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)が供給ローラ105に接触して設けられ、トナーが現像装置4aの外部に漏れ出さないように封止される。
次に、図3,図4を用いて、本発明の実施例1について説明する。図3,図4は、一成分現像方式を採用した現像装置4aの断面を示す図である。図3は、現像装置4aの輸送時や搬送時に、印刷動作が停止しているときの現像装置4aの断面図を示している。また、図4は、現像装置4aが印刷動作を行っているときの現像装置4aの断面図を示している。
(現像装置の構成)
図3において、現像ローラ103には、トナーを現像ローラ103に供給するとともに、現像ローラ103の外周面に付着した、現像に使われなかったトナーを回収する供給ローラ105が接触して設けられている。また、現像ローラ103には、トナーの付着量と荷電量を制御する規制ブレード104(層規制部材)が接触して設けられている。なお、図3では、現像ローラ103と供給ローラ105は接触して設けられているが、現像ローラ103からのトナー回収機能を省略して非接触の状態で供給ローラ105を設けることも可能である。
供給ローラ105には、図示されていない電源により、バイアスを印加されていてもよく、その極性は、目的により設定させる。(例えば、現像ローラに対して負極性に荷電したトナーをより多く搬送させたい場合は、供給ローラ105に現像ローラ103よりも負極側のバイアスを印加させる。)
規制ブレード104(層規制部材)にも、図示されていない電源により負極に帯電したトナーを現像ローラ103に搬送するように現像ローラ103よりも負極側のバイアスが印加されることもある。
供給ローラ105に供給されるトナーは、現像剤供給室102の内部に蓄えられている。現像剤供給室102の内部に蓄えられているトナーは、現像剤攪拌部材106の回転に伴って、現像剤供給室102の下部に移動し、供給ローラ105の外周面に付着することによって、供給ローラ105に供給される。
使用されるトナーは、粉砕法もしくは重合法によって製造される。そして、外添剤としてシリコンオイル含有シリカを添加するのが望ましい。これによって、プロセスカートリッジの長寿命化やクリーニング性の向上、転写効率の向上を図ることができる。
供給ローラ105には、その一方の端部側が、供給ローラ105の下方に位置する接触位置126において供給ローラ105に接するように、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)が備えられている。トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)は、PETシートやPTFE樹脂シートによってシート状に成形されている。そして、トナー漏れ防止シート115の他方の端部側は、現像ローラ103側に位置して、供給ローラ105の外周面との間に隙間128を有している。この隙間128は、供給ローラ105の上部に向かって、供給ローラ105の外周面の方向に屈曲するように形成されている。なお、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)は、供給ローラ105の回転に伴って移動しないように、トナー漏れ防止シート固定部129において現像装置4aの筐体130の内部に固定されている。
なお、供給ローラ105の外周面は柔軟性が高いため、供給ローラ105とトナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)を接触位置126において接触させても、両部材の間の摩擦は小さいため、供給ローラ105の劣化を防止することができる。
そして、現像ローラ103の直下、または、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)が供給ローラ105の外周面と接触している側の他方の端部側には、トナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)が形成されている。
現像ローラ103の外周面の下方には、トナーシール部材132aが設けられて、現像ローラ103と接触することによって、現像装置4aから外部へのトナー漏れ出しを防止する。
トナーシール部材132aは、可動台座117aと、バックアップモルト118と、離型シート119とから構成されている。
可動台座117aは、台座可動軸131によって現像装置の筐体130に支持されている。そして、可動台座117aの現像ローラ103側の面には、スポンジなどの弾性体で構成されたバックアップモルト118が貼り付けられている。さらに、バックアップモルト118の現像ローラ103側の面には、離型シート119が貼り付けられている。
可動台座117aは、台座可動軸131に接続された、現像装置4aの外部にある非図示の駆動機構から与えられた駆動力によって、可動台座117aの位置を変更することができる。このとき、少なくとも、離型シート119が現像ローラ103に接触する第1の位置と、離型シート119が現像ローラ103に接触しない第2の位置と、に変更することができるようになっている。
(輸送時や搬送時の作用)
図3を用いて、現像装置4aの輸送時や搬送時の作用について説明する。輸送時や搬送時には、印刷動作は停止しており、現像ローラ103と供給ローラ105は、ともに停止した状態で保持されている。
このとき、現像装置4aの外部から与えた駆動力によって、台座可動軸131を回転させて、可動台座117aにバックアップモルト118を介して貼り付けられた離型シート119を、現像ローラ103に接触させる。このとき、台座可動軸131の回転を停止することによって、離型シート119と現像ローラ103とを接触状態で保持することができる。
離型シート119は、スポンジで成形されたバックアップモルト118の弾性力によって現像ローラ103の外周面に押しつけられて、現像ローラ103への密着性が高められる。
可動台座117aを現像ローラ103に接触した状態に保持することによって、現像ローラ103と離型シート119との間には隙間がなくなり、これによって現像装置4aの内部と外部は隔離される。したがって、輸送時や搬送時の振動や衝撃によるトナーの漏れ出しを防止することができる。
なお、台座可動軸131を回転させる駆動力は、現像装置4aの外部から、操作者が任意のタイミングで与えられるように設計しておくことができる。そして、例えば、現像装置4aの組み立てラインにおいて、現像装置4aの組み立て完了時には、台座可動軸131を回転させて、離型シート119と現像ローラ103とを接触状態とし、輸送時のトナーの漏れ出しを防止した状態で製品を出荷することができる。
また、現像装置4aを使用した画像形成装置150を設置した後で、その設置場所を変更する場合には、台座可動軸131を回転させ、離型シート119と現像ローラ103とを接触状態とする。これによって、輸送時や搬送時のトナーの漏れ出しを防止した状態で、画像形成装置150の設置場所を変更することができる。
(印刷時の作用)
次に、図4を用いて、現像装置4aの印刷時の作用について説明する。印刷が開始したときに、図4に示すように、現像装置4aの外部から与えた駆動力によって、台座可動軸131を回転させる。すると、可動台座117aに貼り付けられた離型シート119が、現像ローラ103から離れる。このとき、台座可動軸131の回転を停止することによって、離型シート119を現像ローラ103と非接触状態で保持することができる。
現像剤攪拌部材106が回転方向R3の向きに回転することによって、現像剤供給室102の内部に蓄えられているトナーは、現像剤供給室102の下部に移動し、供給ローラ105の外周面に付着することによって、供給ローラ105に供給される。
そして、現像ローラ103が回転方向R2の向きに回転して、供給ローラ105が回転方向R1の向きに回転することによってトナーの搬送が行われる。(供給ローラ105については、回転方向が時計回りに設定されていても機能を満たすことができる。)
印刷動作が開始されると、トナーが現像装置4aの内部で循環するため、現像ローラ103もしくは供給ローラ105と、筐体130との間から、トナーが現像装置4aの外部に漏れ出す可能性がある。
このとき、現像ローラ103と供給ローラ105の接触部であるニップ付近から漏れ出したトナーTは、図5に示すように、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)と供給ローラ105の外周面の間に形成された隙間128に捕獲される。
隙間128に捕獲されたトナーTは、図5に示すように、供給ローラ105の回転に伴って矢印Mの方向に移動して、供給ローラ105とトナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)の接触位置126を通過して、現像剤供給室102に戻される。
そして、ニップ付近から漏れ出して、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)に捕獲されなかったトナーは、現像装置4aの外部に漏れ出すことなく、トナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に捕獲されて、そこに蓄積する。トナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に捕獲されたトナーは、そこに溜まり続ける。そのため、まずは、現像ローラ103と供給ローラ105へのトナーの付着量を調整することによって、漏れ出したトナーが、全て、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)で捕獲されるように設計するのが望ましい。また、仮にトナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に漏れ出すトナーがあったときにも、現像装置4aをその寿命まで使用した場合に、トナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に溜まったトナーがオーバーフローして漏れ出さないように設計するのが望ましい。
なお、台座可動軸131を回転させる駆動力は、印刷を開始して現像処理が開始される前に台座可動軸131に供給するように設計しておくことができる。これによって、離型シート119と現像ローラ103が接触状態になったまま印刷動作を開始して、現像ローラ103と離型シート119との間に無理な力が加わることによって、現像装置4aが損傷するのを防止することができる。
図6(a),(b)は、本発明の実施例2に係る現像装置4bの断面を示す図である。このうち、図6(a)は、現像装置4bの輸送時や搬送時に、印刷動作が停止しているときの現像装置4bの断面図を示している。また、図6(b)は、現像装置4bが印刷動作を行っているときの現像装置4bの断面図を示している。
(現像装置の構成)
図6(a)に示す現像装置4bは、実施例1で説明した現像装置4aのトナーシール部材132aの代わりに、トナーシール部材132bを備えた構成を有している。
トナーシール部材132bは、駆動シャフト120b(トナーシール部材移動部)と、可動台座117bと、バックアップモルト118と、離型シート119とから構成されている。
可動台座117bは、筐体130に設けられた空間に嵌め込まれて設置されており、その下端部が駆動シャフト120bによって支持されている。そして、可動台座117bの上端部には、スポンジなどの弾性体で構成されたバックアップモルト118が貼り付けられている。さらに、バックアップモルト118の現像ローラ103側の面には、伸縮性を有する離型シート119(シート)が貼り付けられている。この離型シート119は、その外縁部が、離型シート固定部133a,133bにおいて、筐体130に固定されている。
駆動シャフト120bは、現像ローラ103の回転軸と平行な回転軸である軸心120xを有して、その軸心120xに沿う一面のカット面120sが設けられて、断面がD字形状をなしている。なお、この軸心120xの位置は、カット面120sが形成されていない状態の駆動シャフト120bの中心位置と一致している。そして、駆動シャフト120bは、現像装置4bの外部にある非図示の駆動機構から与えられた駆動力によって、軸心120xの周りに回転する。
駆動シャフト120bが回転して、駆動シャフト120bに設けられたカット面120sが、図6(a)に示すように紙面下側に位置したときには、駆動シャフト120bの外周面のうち、非カット面である円弧で形成された面が可動台座117bを上方に押し上げる。そして、これに連動したバックアップモルト118が離型シート119を現像ローラ103に押し当てる。これによって、離型シート119を現像ローラ103に接触した状態(接触状態)にすることができる。
一方、図6(b)に示すように、駆動シャフト120bが回転して、駆動シャフト120bに設けられたカット面120sが、紙面上側に位置したときには、カット面120sと接触した可動台座117bの位置が、図6(a)の場合と比べて下方に下がる。すると、可動台座117bに貼り付けられたバックアップモルト118も下方に下がるため、離型シート119が現像ローラ103から離れる。これによって、離型シート119を現像ローラ103から離れた状態(非接触状態)にすることができる。
(輸送時や搬送時の作用)
図6(a)を用いて、現像装置4bの輸送時や搬送時の作用について説明する。輸送時や搬送時には、印刷動作は停止しており、現像ローラ103と供給ローラ105は、ともに停止した状態で保持されている。
このとき、現像装置4bの外部から与えた駆動力によって駆動シャフト120bを軸心120xの周りに回転させる。すると、駆動シャフト120bの非カット面が可動台座117bを紙面上方に押し上げるため、可動台座117bにバックアップモルト118を介して貼り付けられた離型シート119が、現像ローラ103に接触する。このとき、駆動シャフト120bの回転を停止することによって、駆動シャフト120bと現像ローラ103とを接触状態で保持することができる。
なお、離型シート119は、スポンジで成形されたバックアップモルト118の弾性力によって現像ローラ103の外周面に押しつけられて、現像ローラ103への密着性が高められる。
可動台座117bをこのような状態に保持することにより、現像ローラ103と離型シート119との間には隙間がなくなり、これによって現像装置4bの内部と外部が隔離されるため、輸送時や搬送時の振動や衝撃によるトナーの漏れ出しを防止することができる。
(印刷時の作用)
次に、図6(b)を用いて、現像装置4bの印刷時の作用について説明する。印刷が開始したときに、図6(b)に示すように、現像装置4bの外部から与えた駆動力によって駆動シャフト120bを軸心120xの周りに回転させる。すると、可動台座117bが駆動シャフト120bのカット面120sに接触することによって、可動台座117bが下方に下がるため、可動台座117bにバックアップモルト118を介して貼り付けられた離型シート119が、現像ローラ103から離れる。このとき、駆動シャフト120bの回転を停止することによって、駆動シャフト120bと現像ローラ103とを非接触状態で保持することができる。
このとき、ニップ付近から漏れ出したトナーは、実施例1で説明した通り、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)、またはトナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に捕獲されて、現像装置4bの外部への漏れ出しを防止することができる。
図7(a),(b)は、本発明の実施例3に係る現像装置4cの断面を示す図である。このうち、図7(a)は、現像装置4cの輸送時や搬送時に、印刷動作が停止しているときの現像装置4cの断面図を示している。また、図7(b)は、現像装置4cが印刷動作を行っているときの現像装置4cの断面図を示している。
(現像装置の構成)
図7(a)に示す現像装置4cは、実施例1で説明した現像装置4aのトナーシール部材132aの代わりに、駆動シャフト120c(シャフト状部材)をトナーシール部材として利用したものである。
すなわち、図7(a)の場合は、駆動シャフト120cが、現像装置4cの外部にある非図示の駆動機構から与えられた駆動力によって回転することによって、自ら現像ローラ103と接触状態、または非接触状態となる。
駆動シャフト120cは、現像ローラ103の回転軸と平行な回転軸である軸心120xを有して、その軸心120xに沿う一面のカット面120sが設けられて、断面がD字形状をなしている。なお、この軸心120xの位置は、カット面120sが形成されていない状態の駆動シャフト120bの中心位置と一致している。そして、駆動シャフト120cは、現像装置4cの外部にある非図示の駆動機構から与えられた駆動力によって、軸心120xの周りに回転する。
駆動シャフト120cが回転して、駆動シャフト120cに設けられたカット面120sが、図7(a)に示すように紙面下側に位置したときには、駆動シャフト120cの外周面のうち、非カット面である円弧で形成された面が現像ローラ103に接触する。これによって、駆動シャフト120cが現像ローラ103に接触した状態(接触状態)になる。
一方、図7(b)に示すように、駆動シャフト120cが回転して、駆動シャフト120cに設けられたカット面120sが、紙面上側に位置したときには、駆動シャフト120cのカット面120sが現像ローラ103から離れる。これによって、駆動シャフト120cと現像ローラ103は、離れた状態(非接触状態)になる。
(輸送時や搬送時の作用)
図7(a)を用いて、現像装置4cの輸送時や搬送時の作用について説明する。輸送時や搬送時には、印刷動作は停止しており、現像ローラ103と供給ローラ105は、ともに停止した状態で保持されている。
このとき、現像装置4cの外部から与えた駆動力によって駆動シャフト120cを軸心120xの周りに回転させる。すると、駆動シャフト120cの非カット面が現像ローラ103に接触する。このとき、駆動シャフト120cの回転を停止することによって、駆動シャフト120cと現像ローラ103とを接触状態で保持することができる。
駆動シャフト120cと現像ローラ103とを接触状態で保持することによって、現像装置4cの内部と外部は隔離されるため、輸送時や搬送時の振動や衝撃によるトナーの漏れ出しを防止することができる。
なお、工場の組み立てラインにおいて現像装置4cを組み立てたときに、駆動シャフト120c(トナーシール部材)の非カット面を現像ローラ103に接触させた状態で組み立てることができる。これにより、現像装置4cが出荷されるときには、駆動シャフト120c(トナーシール部材)と現像ローラ103とが、既に接触状態で保持されている。したがって、現像装置4cを組み立てた後で、改めて駆動シャフト120c(トナーシール部材)と現像ローラ103とを接触させる手間をかけることなく、輸送時のトナー漏れ出しを防止することができる。
(印刷時の作用)
次に、図7(b)を用いて、現像装置4cの印刷時の作用について説明する。印刷が開始されると現像ローラ103が回転し、駆動シャフト120cがそれに伴って回転する。すると、駆動シャフト120cのカット面120sが図7(b)の上方を向くことによって、駆動シャフト120cと現像ローラ103とが離れる。このとき、駆動シャフト120cが現像ローラ103から離れるため、駆動シャフト120cの回転が停止することによって、駆動シャフト120cと現像ローラ103とを非接触状態で保持することができる。
このように、図7(a),(b)の構成によると、印刷動作時に、現像装置4cの外部から駆動シャフト120c(トナーシール部材)に駆動力を与えることなく、トナーシール部材120cと現像ローラ103を接触状態から非接触状態に移行させることができる。
こうして、駆動シャフト120cと現像ローラ103とが非接触状態で保持されて、印刷動作が開始される。以後の動作は、実施例1で説明した現像装置4aの印刷時の作用と同様であるため、説明は省略する。
(トナーシール部材のその他の構成)
駆動シャフト120cをトナーシール部材として使用する構成は、図7(a),(b)以外にも考えられる。以下、図8(a),(b)、および図9(a),(b)を参照して、駆動シャフト120cをトナーシール部材として使用した別の構成例について説明する。
図8(a)は、駆動シャフト120cと、スポンジ123と、摺動シート124からなるトナーシール部材132dを適用した例である。
すなわち、トナーシール部材132dは、駆動シャフト120cと、駆動シャフト120cのカット面120sの上に貼り付けられた、弾性部材であるスポンジ123と、スポンジ123の上に貼り付けられた摺動シート124とから構成されている。
このような構成のトナーシール部材132dを用いることによって、印刷動作時に現像ローラ103の偏芯等が発生しても、現像ローラ103は駆動シャフト120cに接触せずに、図8(b)に示すように、摩擦の少ない摺動シート124と接触する。したがって、現像ローラ103の磨耗や、現像ローラ103と駆動シャフト120cの摩擦によって発生する摩擦熱によるトナー固着の発生を防止することが出来る。
図9(a)は、図8(a)の構成において、さらに、駆動シャフト120cのカット面120sの反対側に第2カット面120tを形成して、トナーシール部材132eを構成した例である。
輸送時や搬送時には、図9(a)に示すように、カット面120sにスポンジ123を介して貼り付けられた摺動シート124を現像ローラ103に接触させて、トナーシール部材132eと現像ローラ103が接触した状態とする。
印刷動作時には、図9(b)に示すように、第2カット面120tを現像ローラ103の側に向けて、トナーシール部材132eと現像ローラ103が非接触な状態とする。
このような構成のトナーシール部材132eを用いることによって、輸送時や搬送時の振動や衝撃によって現像ローラ103とトナーシール部材132eが強く接触するなどして現像ローラ103の表面の傷つきを防止することができる。
なお、図9(a),(b)の構成において、第2カット面120tにもスポンジ123と摺動シート124を貼り付けて、図8(b)に示したように、印刷動作時の現像ローラ103と駆動シャフト120cの接触による衝撃を緩和するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る現像装置4aによれば、現像装置4aを輸送する際、および、搬送する際に、トナーシール部材132aを現像ローラ103の外周面と接触状態に保持することができる。そのため、輸送時や搬送時の振動や衝撃によって、トナーが現像装置4aの外部に漏れ出すのを防止することができる。さらに、印刷動作中には、トナーシール部材132aを現像ローラ103の外周面と非接触状態に保持することができる。そのため、現像ローラ103とトナーシール部材132aの間の摩擦抵抗がないため、摩擦熱の発生による現像ローラ103へのトナーの固着を防止することができる。特に、高速印刷を行う際においても、トナーシール部材132aと現像ローラ103が接触しないため、摩擦熱によるトナーの固着を防止することができ、現像装置4aの長寿命化を図ることができる。
さらに、本発明の実施例1に係る現像装置4aによれば、印刷動作中に、現像ローラ103と供給ローラ105が接触したニップ付近から漏れ出したトナーは、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)と供給ローラ105の間の隙間128に捕獲される。そして、捕獲されたトナーは、供給ローラ105の回転に伴って現像剤供給室102に戻される。万が一、ニップ付近から漏れ出したトナーが、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)に捕獲されないときは、現像ローラ103の直下に設けられたトナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)に捕獲される。したがって、印刷動作中に、現像装置4aの外部へのトナーの漏れ出しを防止することができる。
また、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)は、画像形成装置150に対して着脱自在に設置される。そして、プロセスカートリッジユニット1は、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)と、トナーシール部材132aと、トナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)を備える。したがって、プロセスカートリッジユニット1を交換した場合にも、輸送時や搬送時、また、印刷時を問わずに、トナーの漏れ出しを防止することができる。
また、本発明の実施例1に係る現像装置4aは、トナーの外添剤としてシリコンオイル含有シリカを用いる。したがって、プロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)の長寿命化やクリーニング性の向上、転写効率の向上を図ることができる。
また、本発明の実施例1に係る画像形成装置150は、トナー漏れ防止シート115(トナー漏れ防止部材)とトナーシール部材132aとトナーの捕獲空間116(トナー蓄積部)を有するプロセスカートリッジユニット1(プロセスカートリッジ)を備える。したがって、画像形成装置150の輸送時や搬送時、また、印刷動作時を問わずに、画像形成装置150からのトナー漏れ出しを防止することができる。
また、本発明の実施例2に係る現像装置4bによれば、現像装置4bの外部から与えた駆動力によって、駆動シャフト120b(トナーシール部材移動部)が回転する。この回転によって、駆動シャフト120bに接するように配置された可動台座117bがバックアップモルト118を介して、その外縁部が現像装置4bの筐体130に固定された離型シート119(シート)を、その面直方向に押圧する。離型シート119(シート)の表面は、この押圧によって移動して、現像ローラ103の外周面と接触状態となる。したがって、現像装置4bの輸送時や搬送時に、現像装置4bの外部へのトナーの漏れ出しを防止することができる。
また、本発明の実施例3に係る現像装置4cによれば、トナーシール部材132d,132eは、現像ローラ103の回転軸と平行な回転軸を有するシャフト状部材で構成される。そして、トナーシール部材132d,132eは、少なくともその外周に一面以上のカット面120sを有する。現像装置4cの輸送時や搬送時には、現像装置4cの外部から与えた駆動力によってトナーシール部材132d,132eを回転させることによって、トナーシール部材132d,132eと現像ローラ103の外周面とを接触状態とする。さらに、印刷動作時には、現像装置4cの外部から駆動シャフト120c(トナーシール部材)に駆動力を与えることなく、現像ローラ103の回転に伴って、トナーシール部材132d,132eが現像ローラ103から離れる。そして、トナーシール部材132d,132eと現像ローラ103の外周面とが非接触状態となる。すなわち、印刷動作時に、トナーシール部材132d,132eを現像ローラ103から引き離して非接触状態とするための特別な駆動機構を用いる必要がないため、現像装置4cに設けるトナーシール部材120cの構造を簡単なものとすることができる。
また、本発明の実施例3に係る現像装置4cによれば、工場の組み立てラインにおいて、駆動シャフト120c(トナーシール部材)の非カット面と現像ローラ103とが接触状態になるように組み立てられる。したがって、現像装置4cが出荷されるときには、駆動シャフト120c(トナーシール部材)と現像ローラ103とが、既に接触状態で保持されている。これにより、現像装置4cを組み立てた後で、改めて駆動シャフト120c(トナーシール部材)と現像ローラ103とを接触させる手間をかけることなく、輸送時のトナー漏れ出しを防止することができる。
以上、本発明の実施例を、図面を用いて詳細に説明したが、この実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明はこの実施例の構成にのみ限定されるものではない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
4a 現像装置
102 現像剤供給室
103 現像ローラ
104 規制ブレード(層規制部材)
105 供給ローラ
106 現像剤攪拌部材
115 トナー漏れ防止部材(トナー漏れ防止シート)
116 トナーの捕獲空間(トナー蓄積部)
117a 可動台座
118 バックアップモルト
119 離型シート(シート)
126 接触位置
128 隙間
129 トナー漏れ防止シート固定部
131 台座可動軸
132a トナーシール部材
特開2002−214906号公報

Claims (7)

  1. 一成分現像方式の現像装置の筐体の内部に備えられた、
    静電潜像が形成された像担持体に接触し、かつ、トナーを付着させて前記静電潜像を可視化させるために回転する現像ローラと、
    前記現像ローラに接触して回転し、トナーを前記現像ローラに供給するとともに、前記現像ローラに残ったトナーを回収する供給ローラと、 一方の端部側が前記供給ローラの外周面の下方に接触するとともに、他方の端部側が、前記供給ローラの外周面との間に隙間を有するように位置して、前記供給ローラの上部に向かって前記供給ローラの外周面の方向に屈曲するように形成された、前記現像装置の筐体に固定されたシート状のトナー漏れ防止部材と、
    前記現像ローラの直下、または、前記トナー漏れ防止部材の前記他方の端部側の直下に設けられた、トナーを捕獲して蓄積する空間であるトナー蓄積部と、
    前記現像ローラの外周面の下方に設けられて、前記現像ローラの外周面と接触状態、または非接触状態になるように可動するトナーシール部材と、を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナーシール部材は、伸縮性を有するシートを備えて、
    外縁部が前記現像装置の筐体に固定された前記シートを、前記現像装置の外部から与えた駆動力によって前記シートをその面直方向に移動させて、前記シートの表面と前記現像ローラの外周面とを接触状態、または非接触状態とするトナーシール部材移動部を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナーシール部材は、少なくともその外周に一面以上のカット面を有して、前記現像ローラの回転軸と平行な回転軸を有するシャフト状部材で構成されて、
    前記現像装置の外部から与えた駆動力によって前記トナーシール部材を回転させることによって、前記トナーシール部材と前記現像ローラの外周面とを接触状態として、
    前記現像ローラの回転によって、前記トナーシール部材と前記現像ローラの外周面とを非接触状態とすることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記現像装置は、前記トナーシール部材と前記現像ローラとが接触状態となるように組み立てられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の現像装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のトナー漏れ防止部材と、トナー蓄積部と、トナーシール部材と、を有する現像装置を備えて、前記現像装置によって可視化された前記静電潜像を所定の用紙に転写し、定着して出力する画像形成装置に着脱自在に設置されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記トナーの外添剤としてシリコンオイル含有シリカを用いることを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 請求項5または請求項6に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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