JP2014159200A - 鉄道車両用の空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの室内ユニットと1つの室外ユニットとを備える鉄道車両用の空気調和機において、2つの室内ユニットに用いる部品を共通化し、部品点数を減らすことを目的とする。
【解決手段】筺体内部に複数の部品が設置された2つの室内ユニットと、2つの室内ユニットの間に配置された室外ユニットとを備え、一方の室内ユニットに設置された各部品と他方の室内ユニットに設置された各部品とは、室外ユニットの中心点を基準として点対称に配置された。
【選択図】図11

Description

この発明は、2つの室内ユニットと1つの室外ユニットとを備える鉄道車両用の空気調和機に関する。
鉄道車両用の空気調和機は、室外ユニットと2つの室内ユニットとを有しており、鉄道車両の屋根上に搭載されることが多い。室外ユニットと2つの室内ユニットとは、車両の進行方向(レール方向)に対し直交方向(枕木方向)に並べて設置され、2つの室内ユニットの間に室外ユニットが配置される。
室外ユニットや室内ユニットには、空調性能を確保するための空気調和機器(以下、空調機器)が設置される。室外ユニットには、室外ユニット筺体部上に室外用送風機、室外熱交換器である凝縮器、圧縮機、配管、配線及び冷凍サイクル機器等の空調機器が配置される。また、室内ユニットには、室内ユニット筺体部上に室内用送風機、室内熱交換器である蒸発器、風量を調節する空調ダンパ等の風路制御機器及び電気を熱源とするヒータ等の空調機器が配設される。
室外ユニット筺体部及び室内ユニット筺体部は、金属板金で構成された箱状構造であり、2つの室内ユニット筐体部の内部はそれぞれ異なる個別構造、あるいは、室内ユニット筐体部が室外ユニット筐体部の中心線に対して線対称構造になっている(特許文献1参照)。
特開2001−80509号公報
2つの室内ユニットが個別構造、あるいは、室内ユニット筐体部が室外ユニット筐体部の中心線に対して線対称構造になっているため、2つの室内ユニット筐体部では、共用部品を使用できず、部品点数が多くなり、コスト高になってしまう。
この発明は、2つの室内ユニット筺体部に用いる部品を共通化し、部品点数を減らすことを目的とする。
この発明に係る鉄道車両用の空気調和機は、
筺体内部に複数の部品が設置された2つの室内ユニットと、
前記2つの室内ユニットの間に配置された室外ユニットと
を備え、
一方の室内ユニットに設置された各部品と他方の室内ユニットに設置された各部品とは、ある点を基準として点対称に配置された
ことを特徴とする。
この発明に係る鉄道車両用の空気調和機は、2つの室内ユニットの仕切部材がある点を基準として点対称に配置されているため、2つの室内ユニット筺体部に用いる仕切部材等を共通化でき、部品点数を減らすことができる。
鉄道の車両50の側面図。 空気調和機1の平面図。 2つの室内ユニット筐体部6a,6bと室外ユニット筐体部10との構造を示す斜視図。 2つ室内ユニット筐体部6a,6bと室外ユニット筐体部10との線対称構造を説明するための簡略平面図。 室外送風機11の取付け構造を示す側面図。 空気調和機1の室外カバー16と室内カバー17の平面図。 実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の斜視図。 実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の室外カバー16及び室内カバー17a,17bを外した状態を示す平面図。 実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の側面図。 実施の形態1に係る室外ユニット9と室内ユニット5a,5bの筐体梁構造を示す斜視図。 実施の形態1に係る室外ユニット9と室内ユニット5a,5bの平面図。 実施の形態1に係る室外ユニット筐体部10と2つ室内ユニット筐体部6a,6bの点対称構造を説明するための簡略平面図。 実施の形態1に係る室外送風機11の取付構造を示す斜視図。 実施の形態1に係る室外送風機11の取付構造を示す斜視図。 実施の形態1に係る室外送風機11の取付構造を示す斜視図。 実施の形態1に係る室外カバー16及び室内カバー17a,17bの背面図。 実施の形態1に係る室外カバー16に設けた吸込み孔16aとヨロイ窓状に開けた排出孔16bの要部斜視図。
実施の形態1.
図1から図6に基づき、一般的な鉄道車両用の空気調和機1の構成について説明する。
図1は、鉄道の車両50の側面図(車両50の進行方向から見た図)である。
空気調和機1は、車両50の屋根51上に搭載される。
冷房運転時には空気調和機1で冷却され生成された冷風1aが、空気調和機1に取り付けた送風ダクト2a,2bを通って、車内52に均一に送風される。車内52を循環した循環空気1bは車両50と空気調和機1との間に取り付けたリターンダクト3a,3bから空気調和機1に設けられたリターン口4a,4b(図2参照)を通って空気調和機1内部に吸い込まれ、再び冷却される。
図2は、空気調和機1の平面図(車両50の屋根51上から見た図)である。図3は、2つの室内ユニット筐体部6a,6bと室外ユニット筐体部10との構造を示す斜視図である。なお、図3では、室外送風機11を取り外した状態を示している。
図2に示すように、空気調和機1は、車両50の進行方向Aに対して直交方向に、室外ユニット9と、2つの室内ユニット5a,5bが並列に設置され、2つの室内ユニット5a,5bの間に室外ユニット9が配置される。
図3に示すように、室外ユニット筐体部10及び室内ユニット筐体部6a,6bは、厚い強靭な金属箱状板金で形成されており、その上に空調性能を確保するための重い空調機器が搭載されている。
具体的には、室内ユニット筐体部6a,6b上には、室内送風機7a,7bと蒸発器8a,8bとの空調機器が設置され、室外ユニット筐体部10上には、室外送風機11と凝縮器12a,12bと圧縮機13との空調機器が設置されている。室外ユニット筐体部10には、中央部に室外送風機11が配置され、室外送風機11を挟んで車両50の進行方向の両側に凝縮器12a,12bが配置され、室外送風機11の空きスペースに圧縮機13が設置されている。室内ユニット筐体部6a,6bには、中心部に室内送風機7a,7b及び蒸発器8a,8bが配置されている。なお、室内送風機7a,7bは、室外ユニット9の中心線Bに対し線対称に配置され、蒸発器8a,8bも、室外ユニット9の中心線Bに対し線対称に配置されている。
図4は、2つ室内ユニット筐体部6a,6bと室外ユニット筐体部10との線対称構造を説明するための簡略平面図である。
室内ユニット筐体部6a内部には、空調機器を取り付けるための、切り欠き部53bが形成されたL字取付け板金53aと、切り欠き部54bが形成された逆L字取付け板金54aと、切り欠き部55bが形成された仕切り55aとが配置されており、それぞれが室内ユニット筐体部6aに締結されている。切り欠き部53b,54b,55bは、配管や配線などを通すためのものであり、必要不可欠である。また、室内ユニット筐体部6aには、車両50側のダクト位置で決まる位置が決定される新鮮空気口14aが設けられる。
室内ユニット筐体部6b内部には、空調機器を取り付けるための切り欠き部56bが形成されたL字取付け板金56aと、切り欠き部57bが形成された逆L字取付け板金57aと、切り欠き部58bが形成された仕切り58aとが配置されており、それぞれが室内ユニット筐体部6bに締結されている。切り欠き部56b,57b,58bは、配管や配線などを通すためのものであり、必要不可欠である。また、室内ユニット筐体部6aには、車両50側のダクト位置で決まる位置が決定される新鮮空気口14bが設けられる。
上述した通り、室内送風機7a,7bや蒸発器8a,8bの空調機器が室外ユニット9の中心線Bに対して線対称に配置されている。そのため、空調機器を取り付けるためのL字取付け板金53aとL字取付け板金56a、逆L字取付け板金54aと逆L字取付け板金57a、仕切り55aと仕切り58aも中心線Bに対して線対称に配置されている。また、新鮮空気口14a,14bも中心線Bに対して線対称の位置に配置されている。つまり、室内ユニット筐体部6a,6bは線対称の筐体構造になっている。
ここで、L字取付け板金53aに形成された切り欠き部53bとL字取付け板金56aに形成された切り欠き部56b、逆L字取付け板金54aに形成された切り欠き部54bと逆L字取付け板金57aに形成された切り欠き部57b、仕切り55aに形成された切り欠き部55bと仕切り58aに形成された切り欠き部58bも、中心線Bに対して線対称に配置されている。そのため、L字取付け板金53a、逆L字取付け板金54a、仕切り55aを反転させても、切り欠きの位置が変わってしまうため、L字取付け板金56a、逆L字取付け板金57a、仕切り58aとすることはできない。つまり、L字取付け板金53a,56a、逆L字取付け板金54a,57a、仕切り55a,58aを共用部品とすることはできない。
図5は、室外送風機11の取付け構造を示す側面図である。
室外ユニット筐体部10の底板15に室外送風機11が取り付けられている。室外送風機11が室外カバー16に設けた吸込み孔16aから外気をC方向に吸い込み、凝縮器12a,12bを介してD方向に空気が流れ、室外カバー16に設けた排出孔16bを通して外部に排出される。
室外送風機11が底板15に取り付けられているため、車両50の振動や揺れが室外送風機11に直接伝わってしまう。
図6は、空気調和機1の室外カバー16と室内カバー17a,17bの平面図である。
室外カバー16には外気を吸い込むための吸込み孔16aが開いており、室外送風機11により外気が吸い込まれ空気調和機1内に吸入される。そして、凝縮器12a,12b(図5参照)を介して熱交換がされた後、室外カバー16に設けた排出孔16bから空気が排出される。なお、図5では、室外ユニット筐体部10の側面に排出孔16bが設けられていたが、図6に示すように室外カバー16に排出孔16bが設けられていることもある。室外カバー16には冷風が通るため、結露防止の断熱材や水密パッキンが取り付けられている。
図7から図17に基づき、実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の構成について説明する。
なお、以下の説明では、上述した一般的な鉄道車両用の空気調和機1と対応する構成要素については同じ符号を付し、構成が同一の場合には説明を省略する。
図7は、実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の斜視図である。
鉄道車両用の空気調和機1は、車両50の進行方向Eに、室外ユニット9と、2つの室内ユニット5a,5bとが並列に設置され、2つの室内ユニット5a,5bの間に室外ユニット9が配置される。
室外ユニット9の室外ユニット筐体部10と2つの室内ユニット5a,5bの室内ユニット筐体部6a,6bとは、隣り合う面同士が溶接等で締結されている。室外ユニット筐体部10や室内ユニット筐体部6a,6bの中には空調機器等が収納され、室外カバー16や室内カバー17a,17bにより外部侵入物から保護されている。
図8は、実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の室外カバー16及び室内カバー17a,17bを外した状態を示す平面図である。図9は、実施の形態1に係る鉄道車両用の空気調和機1の側面図である。
冷房運転時の動作について説明する。
冷房運転時には、まず室外ユニット9内に設置された圧縮機13によりガス冷媒が圧縮され高温高圧のガス冷媒になる。高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器である凝縮器12a,12bに入り、室外送風機11より室外カバー16の吸込み孔16a(図7参照)から吸い込まれた外気によって冷却され、液冷媒になる。ここで、凝縮器12a,12bを通り抜けた外気は室外カバー16の排出孔16b(図7参照)から外気へ放出される。
液冷媒は、図示されていない配管を通り、図示されていない膨張弁の微小なノズル孔から室内熱交換器である蒸発器8a,8b内へ噴射されることにより、減圧され気化される。気化した冷媒は蒸発器8a,8b周りの熱を奪い、蒸発器8a,8bが冷却される。ここで、蒸発器8a,8bを介して、室内送風機7a,7bにより吸い込まれた空気が冷却され、車内52へ送られる。
冷房運転時の空気の流れについて説明する。
図9に示すように車内52の循環空気1bはリターンダンパ18a,18bが開口した際に、室内送風機7a,7bによりリターン口4a,4bから吸入される。吸入された循環空気1bは、リターンフィルタ19a,19bを通り、冷風ダクト20a,20bを介してF方向に室内ユニット5a,5b内部へ送り込まれる。そして、循環空気1bは、蒸発器8a,8bにて熱交換されて冷却され、送風ダクト2a,2bから車内52へ冷風として送られる。
また、図8に示すように新鮮空気1cを吸入する場合には、フレッシュダンパ21a,21bが開口し、新鮮空気口23a,23bから室内送風機7a,7bによりG方向に新鮮空気1cが吸入される。吸入された新鮮空気1cは、フレッシュフィルタ22a,22bを介し、塵埃が取り除かれた状態で冷風ダクト20a,20bに入り込み、室内ユニット5a,5b内に送り込まれる。そして、新鮮空気1cは、循環空気1bと同じように、蒸発器8a,8bで熱交換されて冷却され、送風ダクト2a,2bから車内52へ冷風として送られる。
なお、新鮮空気1cの風路内には図示していない煙検知器が装着され、煙が検知された場合、フレッシュダンパ21a,21bが閉じる構造になっている。
また、ここでは、冷房運転時の説明をしたが、暖房運転時には、ヒータ24a,24bが動作し、室内送風機7a,7bにより車内52へ暖気が送られる。
図10は、実施の形態1に係る室外ユニット9と室内ユニット5a,5bの筐体梁構造を示す斜視図である。
室内ユニット筐体部6aと室外ユニット筐体部10と室内ユニット筐体部6bとは、それぞれ板金等でできた箱であり、隣り合う面同士が溶接等で締結され一体化され、直方体形状の構造体となっている。そして、車両50の進行方向Gに沿って、直方体形状の構造体の外側に、長手梁25a、25b(棒状部材)が設けられるとともに、車両50の進行方向Gに対して直交方向に短手梁26a、26b、26c、26d(棒状部材)が設けられている。この短手梁26a、26b、26c、26dは、室外カバー16及び室内カバー17a,17bの取付部を兼ねている。また、短手梁26b、26cの間に2本の吊り梁27a、27bが設けられている。なお、短手梁26b、26cは、コ字状やL字状に曲げられており、室外ユニット筐体部10や室内ユニット筐体部6a,6bの内面と締結されていてもよい。
図11は、実施の形態1に係る室外ユニット9と室内ユニット5a,5bの平面図である。
室内ユニット筐体部6aに設けられた新鮮空気口23a(外気取込口)と、室内ユニット筐体部6bに設けられた新鮮空気口23b(外気取込口)とは、室外ユニット9の中心点を基準として、点対称に配置されている。
これに伴い、室内ユニット筐体部6a,6bには、冷風ダクト20a,20bに繋がる仕切り板28a,28b、仕切り板29a,29b、フレッシュフィルタ取付板32a,32b等の室内ユニット筐体部6a,6b内の筐体板金が、室外ユニット9の中心点を基準として、点対称に配置されている。
これに合わせて、室内ユニット筐体部6a,6bに設置される他の部品も、室外ユニット9の中心点を基準として、点対称に配置される。
図12は、実施の形態1に係る室外ユニット筐体部10と2つ室内ユニット筐体部6a,6bの点対称構造を説明するための簡略平面図である。図12は、図4に示す線対称構造との対比説明のための図である。
上述した筐体板金は、L字取付け板金53a,56a、逆L字取付け板金54a,57a、仕切り55a,58aのような形状の場合がある。この場合、図4に示す線対称構造の場合には、L字取付け板金53a,56a、逆L字取付け板金54a,57a、仕切り55a,58aを共通部品とすることはできない。しかし、図12に示す点対称構造とした場合、室内ユニット5aの内部を、室外ユニット9の中心点に対し、180度回転させると、室内ユニット5bの内部の配置に一致する。すなわち、点対称に配置することによって、L字取付け板金53a,56a、逆L字取付け板金54a,57a、仕切り55a,58aを共用化することができる。
なお、室外ユニット筐体部10内に設けられる部品も、室外ユニット9の中心点を基準として、点対称に配置されてもよい。例えば、室外ユニット筐体部10内に凝縮器12a,12bを取り付けるために設けられる取付板30aと取付板30b、取付板31aと取付板31bが、室外ユニット9の中心点を基準として、点対称に配置されてもよい。これにより、室外ユニット筐体部10内に設けられる部品も共通化することができる。
図13から図15は、実施の形態1に係る室外送風機11の取付構造を示す斜視図である。図13は、室外送風機11を取り付けていない状態を示し、図14は、ベルマウス40のみ取り付けた状態を示し、図15は、室外送風機11を取り付けた状態を示す。
室外送風機11は、吊り梁状の神輿梁構造33により、室外ユニット筐体部10に取り付けられる。
図13に示すように、神輿梁構造33は、4本の梁材34a,34b,34c,34dで締結された連結梁34と、4本の梁材35a,35b,35c,35d(梁材35bについては図14参照)で締結された連結梁35とが、5本の連結梁36a,36b,36c,36d,36eで連結されて骨格が構成される。さらに、梁材34aと梁材35aとをコ字状に形成された連結梁37a,37bで連結させ、梁材34a,35aと連結梁37aとの間と、連結梁37aと連結梁37bとの間と、連結梁37bと梁材34a,35aとの間とを、補強梁38a,38b,38cで連結させて構成される。連結梁37aと連結梁37bとの間に、室外送風機11を取り付けるための取付プレート39が取り付けられる。
ここで、連結梁37a,37bは、梁材34a,35aよりも、下側(梁材34a,35a側)に凹んだコ字状に形成されている。
図14に示すように、室外送風機11のラッパ状のベルマウス40及びケージング41が、コ字状に形成された連結梁37a,37b及び梁材34a,35aにネジ止め等により取り付けられる。そして、図15に示すように、取り付けられたベルマウス40に、室外送風機11が取り付けられる。
つまり、2本の梁材34aと梁材35aとの間に、連結梁37a,37bを台座として室外送風機11が取り付けられ、梁材34a,35aを担ぎ棒に見立てれば、神輿のような構造をした神輿梁構造33によって室外送風機11は取り付けられる。
神輿梁構造33は、図10等に示すように、梁材34a,35aが車両50の進行方向(図10のG方向)と平行になるように、室外ユニット筐体部10内に設置され、梁材34a,35aが室外ユニット筐体部10の底面に締結されるとともに、梁材34a,35aが吊り梁27a、27bに締結されて固定される。
この際、コ字状に形成された連結梁37a,37bは、室外ユニット筐体部10の底面との間に空間が空いている。したがって、室外送風機11は、室外ユニット筐体部10内に、宙吊り状態で取り付けられる。
図16は、実施の形態1に係る室外カバー16及び室内カバー17a,17bの背面図である。
室内カバー17a,17bは、室内ユニット5a,5bを保護するために、室内ユニット筐体部6a,6bの開口を覆うように取り付けられる。また、室外カバー16は、室外ユニット9を保護するために、室外ユニット筐体部10の開口を覆うように取り付けられる。
なお、室内カバー17a,17bには、外気との結露防止として断熱材42a,42bが取り付けられる。室内カバー17a,17bには、断熱材42a,42bを取り付けるための取付け案内を兼ねたカバー補強梁43a,43bと室内ユニット5a,5bの外部と密着して水が入らないようにする水密パッキン44a,44bが取り付けられている。カバー補強梁43a,43bには、L字状のカバー補強梁ガイド部43c,43dが付いており、パッキン44a,44bを貼りやすくするためのガイドにもなっている。このカバー補強梁43a,43b等も点対称に配置されており、部品を共通化することができる。
室内カバー17aは、室内ユニット筐体部6aの面の端部(図16の左側の面の端部)に設置される短手梁26aと、室内ユニット筐体部6aと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26bとに、突起17cを引っ掛けて取り付けられる。室内カバー17bも、同様に、室内ユニット筐体部6bの面の端部(図16の右側の面の端部)に設置される短手梁26dと、室内ユニット筐体部6bと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26cとに、突起17dを引っ掛けて取り付けられる。また、室外カバー16は、室内ユニット筐体部6aと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26bと、室内ユニット筐体部6bと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26cとに、突起16cを引っ掛けて取り付けられる。
室内ユニット筐体部6aと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26bには、突起17cと突起16cとを取り付ける必要がある。そのため、突起17cと突起16cとは、互い違いに突出している。同様に、室内ユニット筐体部6bと室外ユニット筐体部10との締結された面の端部に設置される短手梁26cには、突起17dと突起16cとを取り付ける必要がある。そのため、突起17dと突起16cとは、互い違いに突出している。
これにより、車両50の進行方向の室外ユニット9及び室内ユニット5a,5bの長手方向の長さを短くすることができる。
図17は、実施の形態1に係る室外カバー16に設けた吸込み孔16aとヨロイ窓状に開けた排出孔16bの要部斜視図である。
室外カバー16と排出孔16bを形成するパネル45とは別部材になっており、容易に取り外しができる。この排出孔16bは外部に空気を排出し易くするためのものであり、板金を角度約30度から角度約60度に切り起し、ヨロイ状にしたものである。
以上のように、実施の形態1に係る列車車両用の空気調和機1は、室内ユニット5a,5bの各部品が、室外ユニット9の中心点を基準として、点対象に配置されている。そのため、室内ユニット5aの部品と室内ユニット5bの部品とを共通化することができる。
また、室外ユニット9の一部の部品も、室外ユニット9の中心点を基準として、点対象に配置されている。この一部の部品を共通化することができる。
また、実施の形態1に係る列車車両用の空気調和機1は、室外ユニット筐体部10と室内ユニット筐体部6a,6bとの箱を締結した上で、周囲に棒状部材が取り付けられている。室外ユニット筐体部10や室内ユニット筐体部6a,6bは、数十キロ以上の重量となる空調機器を支えるため、高い強度が必要であるが、棒状部材によって強度を高く保てるため、箱を構成する板金を薄肉化でき、軽量化とともに低コスト化することができる。軽量化によって、車両50の省エネルギー化も実現できる。
また、実施の形態1に係る列車車両用の空気調和機1は、室外送風機11を神輿状の吊り構造によって取り付ける。そのため、車両50の走行運転時の振動や衝撃に対して取付け構造に影響が少なく損傷しにくくなる。
また、実施の形態1に係る列車車両用の空気調和機1は、室外カバー16と排出孔16bを形成するパネル45とを別部材としている。そのため、パネル45だけを取り外して内部の汚れを洗浄することが可能であり、メンテナンス性が高い。
なお、上記説明における棒状部材や仕切部材や梁材は、金属製であってもよいし、航空機等で使用している高剛性樹脂材や樹脂積層材であってもよい。
1 空気調和機、1a 冷風、1b 循環空気、1c 新鮮空気、2a,2b 送風ダクト、3a,3b リターンダクト、4a,4b リターン口、5a,5b 室内ユニット、6a,6b 室内ユニット筐体部、7a,7b 室内送風機、8a,8b 蒸発器、9 室外ユニット、10 室外ユニット筐体部、11 室外送風機、12a,12b 凝縮器、13 圧縮機、14a,14b 新鮮空気口、15 底板、16 室外カバー、16a 吸込み孔、16b 排出孔、16c 突起、17a,17b 室内カバー、17c,17d 突起、18a,18b リターンダンパ、19a,19b リターンフィルタ、20a,20b 冷風ダクト、21a,21b フレッシュダンパ、22a,22b フレッシュフィルタ、23a,23b 新鮮空気口、24a,24b ヒータ、25a,25b 長手梁、26a,26b,26c,26d 短手梁、27a,27b 吊り梁、28a,28b,29a,29b 仕切り板、30a,30b,31a,31b 取付板、32a,32b フレッシュフィルタ取付板、33 神輿梁構造、34,35,36a,36b,36c,36d,36e,37a,37b 連結梁、38a,38b,38c 補強梁、39 取付プレート、40 ベルマウス、41 ケージング、42a,42b 断熱材、43a,43b カバー補強梁、43c,43d カバー補強梁ガイド部、44a,44b パッキン、45 パネル、50 車両、51 屋根、52 車内、53a,56a L字取付け板金、53b,56b 切り欠き部、54a,57a 逆L字取付け板金、54b,57b 切り欠き部、55a,58a 仕切り、55b,58b 切り欠き部。

Claims (8)

  1. 筺体内部に複数の部品が設置された2つの室内ユニットと、
    前記2つの室内ユニットの間に配置された室外ユニットと
    を備え、
    一方の室内ユニットに設置された各部品と他方の室内ユニットに設置された各部品とは、ある点を基準として点対称に配置された
    ことを特徴とする鉄道車両用の空気調和機。
  2. 前記2つの室内ユニットには、外気を取り込むための外気取込口が設けられ、
    一方の室内ユニットの外気取込口と他方の室内ユニットの外気取込口とは、前記点を基準として点対称となる位置に設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用の空気調和機。
  3. 前記点は、前記室外ユニットの中心点である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用の空気調和機。
  4. 前記2つの室内ユニットと前記室外ユニットとは、それぞれ直方体の箱で構成され、前記2つの室内ユニットの箱の間に前記室外ユニットの箱が配置されて隣り合う面同士が締結され、前記2つの室内ユニットと前記室外ユニットとの周囲に棒状部材が取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の鉄道車両用の空気調和機。
  5. 前記室外ユニットは、直方体の箱で構成され、
    前記室外ユニットには、前記室外ユニットを構成する箱の対向する2つの面を繋ぐ2本の梁が取り付けられ、室外送風機が前記室外ユニットを構成する箱の底面と間を空けて前記2本の梁の間に前記2本の梁に取り付けて設けられた
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の鉄道車両用の空気調和機。
  6. 前記2つの室内ユニットと前記室外ユニットとを構成する各箱は、締結された場合に同一側になる面が開口しており、
    前記各箱には、その箱の開口を覆うカバーが隣り合う箱の締結された面の端部に突起が固定されて取り付けられ、隣り合う箱の開口を覆うカバーは、前記突起が互い違いに突出した
    ことを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用の空気調和機。
  7. 前記2つの室内ユニットと前記室外ユニットとは、車両の進行方向に並べられた
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の鉄道車両用の空気調和機。
  8. 前記棒状部材は、金属又は樹脂材で形成された
    ことを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用の空気調和機。
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