JP2014157251A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体周辺に存在するトナーの沈殿や凝集を起こすことなく、像担持体表面を長手方向に均一に、且つ、効率良く加熱して画像流れの発生を効果的に抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、現像装置と、クリーニング装置と、発熱体と、を備える。発熱体は、像担持体の長手方向全域に対向する基板と、基板上に実装される複数の抵抗チップとを有し、発熱体により加熱された像担持体の表面温度分布が均一となるように、抵抗チップの抵抗値若しくは配置間隔の少なくとも一方を基板の長手方向において変化させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムに付着したイオン生成物が大気中の水分を取り込むことで発生する画像流れを抑制する方法に関するものである。
近年、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の像担持体として、アモルファスシリコン(a−Si)感光体ドラムが広く用いられている。a−Si感光体ドラムは、高硬度で優れた耐久性を有しており、長期間使用後も感光体としての特性がほとんど劣化せず高画質が保持できる。そのため、ランニングコストも低く取り扱いも容易であるとともに、環境に対する安全性も高い優れた像担持体である。
このようなa−Si感光体ドラムを用いた画像形成装置においては、その特性から画像流れが発生しやすいことが知られている。帯電装置を用いて感光体ドラム表面の帯電を行うと、感光体ドラム表面に窒素酸化物(NOx)が付着する。これにより、感光体ドラム表面に形成された静電潜像のエッジ部で画像流れを生じることがある。
このような画像流れの発生を抑制する方法は、従来種々提案されており、例えば、感光体ドラム内部に発熱体(ヒーター)を設けて、機内の温湿度センサーで検知した温度、湿度により発熱体を加熱し、感光体ドラム表面に付着している水分を蒸発させて、画像流れの発生を防止する方法が知られている。
しかし、感光体ドラムの内部にヒーターを配置する方法では、ヒーターと電源との接続には摺動電極を用いる必要がある。そのため、ヒーターと電源とを接続する摺動部が存在することで、感光体ドラムの総回転時間が長くなってくると、摺動部で接点不良を起こすという問題があった。
そこで、特許文献1には、基板の一方面に取り付けられた発光素子を発光させて感光体ドラムに光を照射することにより感光体ドラムを除電する除電部を備え、基板の他方面に感光体ドラムを加熱する発熱体を設けた画像形成装置が開示されている。
特開2007−264167号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、除電部に近接して配置されるクリーニング部に発熱体が近接しているため、クリーニング部の内部に溜まった廃トナーの沈殿や凝集が発生するおそれがあった。また、一方面に発光素子が取り付けられた基板の他方面に発熱体を配置する構成のため、発熱体から放出される熱が基板を介して発光素子に伝達され、発光素子の発光効率が低下する可能性がある。その結果、感光体ドラムの除電性能が低下してしまい、画像メモリ等の不具合が生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、像担持体周辺に存在するトナーの沈殿や凝集を起こすことなく、像担持体表面を長手方向に均一に、且つ、効率良く加熱して画像流れの発生を効果的に抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、像担持体と、現像装置と、クリーニング装置と、発熱体と、を備えた画像形成装置である。像担持体は、表面に感光層が形成される。現像装置は、像担持体にトナーを含む現像剤を供給することにより像担持体上に形成される静電潜像にトナーを付着させて像担持体上にトナー像を形成する。クリーニング装置は、像担持体の回転方向に対し現像手段の下流側、且つ帯電装置の上流側に配置され、像担持体表面の残留トナーを除去する。発熱体は、像担持体の長手方向全域に対向する基板と、該基板上に実装される複数の抵抗チップとを有し、像担持体を加熱する。そして、発熱体により加熱された像担持体の表面温度分布が均一となるように、抵抗チップの抵抗値若しくは配置間隔の少なくとも一方を基板の長手方向において変化させている。
本発明の第1の構成によれば、像担持体を加熱する発熱体を、像担持体の長手方向全域に対向する基板と、基板上に実装される複数の抵抗チップとで構成するとともに、発熱体により加熱された像担持体の表面温度分布が均一となるように、抵抗チップの抵抗値若しくは配置間隔の少なくとも一方を基板の長手方向において変化させることにより、像担持体周辺に空気の流れがある場合や、基板を保持するために基板に抵抗チップを実装できない領域がある場合であっても、像担持体の長手方向における温度上昇のムラを解消して画像流れを効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図 図1における画像形成部9の部分拡大図 図2における感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部周辺の断面拡大図 第1実施形態の画像形成装置100に用いられる発熱体53の構成を示す平面図 発熱体53の他の配置例を示す、感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部周辺の断面拡大図 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100に用いられる発熱体53の構造を示す平面図 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100に用いられる発熱体53の構造を示す平面図 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9の部分拡大図 第4実施形態の画像形成装置100に用いられる発熱体53及び搬送板金70を図8の右方向から見た図 第4実施形態の画像形成装置100に用いられる他の構成の発熱体53及び搬送板金70を図8の右方向から見た図 基板53aの長手方向に沿って10Ωの抵抗チップ53bを均等に28個配置した、比較例1、2に用いる発熱体53の平面図 試験例1における、感光体ドラム14の長手方向における表面温度の測定結果を示すグラフ 試験例2における、感光体ドラム14の長手方向における表面温度の測定結果を示すグラフ 基板53aの領域R2を除く長手方向に沿って11Ωの抵抗チップ53bを均等に24個配置した、比較例3に用いる発熱体53の平面図 試験例3における、感光体ドラム14の長手方向における表面温度の測定結果を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図であり、右側を画像形成装置100の前方側として図示している。図1に示すように、画像形成装置100(ここではモノクロプリンター)は、装置本体1の下部に積載された用紙を収容する給紙カセット2が備えられている。この給紙カセット2の上方には、装置本体1の前方から後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて装置本体1の上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されており、この用紙搬送路4に沿って上流側から順に、ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、レジストローラー対8、画像形成部9、定着装置10及び排出ローラー対11が配置されている。更に、画像形成装置100内には、上記の各ローラー、画像形成部9、定着装置10等の動作を制御する制御部(CPU)30が配置されている。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に設けられた回動支点12aによって、給紙カセット2に対して回動自在に支持された用紙積載板12が備えられており、用紙積載板12上に積載された用紙(記録媒体)がピックアップローラー5に押圧されるようになっている。また、給紙カセット2の前方側には、フィードローラー6に圧接するようにリタードローラー13が配設されており、ピックアップローラー5によって複数枚の用紙が同時に給装された場合には、これらフィードローラー6とリタードローラー13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるよう構成されている。
そして、フィードローラー6とリタードローラー13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラー7によって搬送方向を装置後方へと変えられてレジストローラー対8へと搬送され、レジストローラー対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において時計回り方向に回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム14と、この感光体ドラム14の周囲に配置される帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向するように配置される転写ローラー18及び感光体ドラム14の上方に配置される露光装置(LSU)19から構成されている。現像装置16の上方には、現像装置16へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
本実施形態では、感光体ドラム14はアモルファスシリコン(a−Si)感光体であり、アルミニウム等の導電性基板(筒体)上に、感光層としてa−Si系の光導電層を形成し、その上面にa−Si系のSiC、SiN、SiO、SiON、SiCNなどの無機絶縁体または無機半導体から成る表面保護層が積層されている。
パーソナルコンピューター等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置15によって感光体ドラム14の表面を一様に帯電させる。次いで、露光装置(LSU)19からのレーザービームにより感光体ドラム14上に入力された画像データに基づく静電潜像が形成される。さらに、現像装置16により静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、転写ローラー18により感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部(転写位置)に供給された用紙へと転写される。
トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて定着装置10に向けて搬送される。この定着装置10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、定着装置10に備えられた加熱ローラー22、及びこの加熱ローラー22に圧接される加圧ローラー23によって加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像が定着される。そして、画像形成部9及び定着装置10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラー対11によって排紙部3に排出される。
転写後に感光体ドラム14表面の残留トナーはクリーニング装置17により除去され、感光体ドラム14表面の残留電荷は除電装置25(図2参照)により除電される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は、図1における画像形成部9周辺の部分拡大図であり、図3は、図2における感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部周辺の拡大図である。帯電装置15は、帯電ハウジング15a内に、感光体ドラム14に接触してドラム表面に帯電バイアスを印加する帯電ローラー41と、帯電ローラー41をクリーニングするための帯電ローラークリーニングブラシ43とを有している。帯電ローラー41は導電性ゴムで形成されており、感光体ドラム14に当接するよう配置されている
そして、感光体ドラム14が図2の時計回り方向に回転すると、感光体ドラム14の表面に接触する帯電ローラー41が図2の反時計回り方向に従動回転する。このとき、帯電ローラー41に所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム14の表面が一様に帯電されることとなる。また、帯電ローラー41の回転に伴い、帯電ローラー41に接触する帯電クリーニングローラー43が図2の時計回り方向に従動回転して帯電ローラー41の表面に付着した異物を除去する。
現像装置16は、現像ローラー16aによって感光体ドラム14上に形成された静電潜像にトナーを供給する。現像装置16へのトナーの供給はトナーコンテナ20(図1参照)から中間ホッパー(図示せず)を介して行われる。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置16内に収容されている。
クリーニング装置17は、摺擦ローラー45、クリーニングブレード47、及びトナー回収ローラー50を有している。摺擦ローラー45は、感光体ドラム14に所定の圧力で圧接されており、ドラムクリーニングモーター(図示せず)により感光体ドラム14との当接面において同一方向に回転駆動されることで、感光体ドラム14表面の残留トナーを除去するとともに残留トナーを用いて感光体ドラム14表面の感光層を摺擦して研磨する。また、現像装置16から供給されるトナーは研磨材を含むトナー(研磨トナー)である。この研磨トナーは、感光体ドラム14上の静電潜像に付着してトナー像を形成するだけでなく、転写ローラー18で転写されなかった残留トナーを利用して感光体ドラム14の表面を研磨するために用いられる。
摺擦ローラー45の線速は感光体ドラム14の線速よりも速く(ここでは1.2倍)制御されている。摺擦ローラー45としては、例えば金属シャフトの周囲にローラー体としてEPDMゴム製でアスカーC硬度が55°の発泡体層を形成した構造が挙げられる。
ローラー体の材質としてはEPDMゴムに限定されず、他の材質のゴムや発泡ゴム体であっても良く、アスカーC硬度が10〜90°の範囲のものが好適に使用される。なお、アスカーCとは、日本ゴム協会標準規格に規定されたデュロメータ(スプリング式硬度計)の一つで、硬さを測定するための測定器のことである。アスカーC硬度とは、上記の測定器で測定された硬度を指し、数値が大きいほど硬い材料であることを示す。
感光体ドラム14表面の、摺擦ローラー45との当接面よりも回転方向下流側には、クリーニングブレード47が感光体ドラム14に当接した状態で固定されている。クリーニングブレード47としては、例えばJIS硬度が78°のポリウレタンゴム製のブレードが用いられ、その当接点において感光体接線方向に対し所定の角度で取り付けられている。クリーニングブレード47の材質及び硬度、寸法、感光体ドラム14への食い込み量及び圧接力等は、感光体ドラム1aの仕様に応じて適宜設定される。なお、JIS硬度とは、日本工業規格(JIS;Japanese Industrial Standards )で規定された硬度を指す。
トナー回収ローラー50は、摺擦ローラー45の表面に接触しながら摺擦ローラー45と逆回転することにより、摺擦ローラー45に付着したトナー等を回収する。トナー回収ローラー50により回収されたトナー等はスクレーパー(図示せず)によってトナー回収ローラー50の表面から掻き落とされる。クリーニングブレード47によって感光体ドラム14表面から除去された残留トナー、及びトナー回収ローラー50の表面から掻き落とされた廃トナーは、回収スパイラル(図示せず)によりクリーニング装置17の外部に排出される。
転写ローラー18は、感光体ドラム14表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路4を搬送されてくる用紙Pに転写する。転写ローラー18には、トナーと逆極性の転写バイアスを印加するための転写バイアス電源及びバイアス制御回路(いずれも図示せず)が接続されている。
また、用紙搬送路4の転写ローラー18側の搬送面を構成する搬送路樹脂部材51には、感光体ドラム14を加熱するための発熱体53が配置されている。図2において、感光体ドラム14の回転軸中心O1と、感光体ドラム14及び転写ローラー18の接点O2とを通る直線をL1としたとき、発熱体53は、直線L1を挟んで現像装置16と反対側(図2の左側)に配置されている。
このように、感光体ドラム14を加熱する発熱体53を感光体ドラム14の外部に配置することにより、発熱体53と電源との接続に摺動電極を用いる必要がなく、接点不良が発生するおそれがなくなる。また、直線L1を挟んで現像装置16と反対側に配置された発熱体53から発生する熱が、現像装置16に伝わり難くなり、現像装置16内のトナーの沈殿や凝集を防止することができる。
さらに、本実施形態では、用紙搬送路4の転写ローラー18側の搬送面である搬送路樹脂部材51に形成された凹部51a内に発熱体53が収納されている。このように配置することで、発熱体53が用紙搬送路4を搬送されてくる用紙Pの搬送の妨げとならない。また、発熱体53をクリーニング装置17から遠ざけることができ、クリーニング装置17内の廃トナーの沈殿や凝集を防止することができる。
また、図1に示したような水平搬送方式の画像形成装置100においては、常に感光体ドラム14の鉛直方向下側に発熱体53が配置されることになり、発熱体53の通電時に発熱体53周辺の温められた空気が対流により上昇し、感光体ドラム14に到達するので用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14側に発熱体53を配置した場合よりも感光体ドラム14を効率的に昇温させることができる。
また、発熱体53は、基板53aの抵抗チップ53b(図4参照)の実装されていない面(図3の左側面)を凹部51aの内壁面に対向させるとともに、抵抗チップ53bの実装面(図3の右側面)が感光体ドラム14側となるように配置されている。さらに、抵抗チップ53bの実装面と凹部51aの内壁面(仕切壁51b)との間には所定の隙間が設けられている。
これにより、抵抗チップ53bと凹部51aの内壁面との間に基板53aが介在するため、凹部51aの内壁面の温度上昇が抑制される。また、抵抗チップ53bの実装面側に空間が形成されるため、抵抗チップ53bの発熱により暖められた空気が感光体ドラム14側(図3の上方)へ向かいやすくなる。抵抗チップ53bの実装面と凹部51aの内壁面との間隔は、基板53aの厚み(ここでは1.6mm)以上とすることが好ましい。
なお、用紙搬送方向(図2の右から左方向)に対し転写ローラー18の下流側には、分離針54が配置されている。分離針54は、高圧電源(図示せず)に接続されており、用紙搬送路4を搬送されてくる用紙Pを電気的に引き付けることで、用紙Pを感光体ドラム14から分離する。分離針54は発熱体53が配置される凹部51a内の上流側端縁に固定されている。分離針54と発熱体53との間には仕切壁51bが設けられており、分離針54から発熱体53への放電による発熱体35の破損を防止している。
図4は、本実施形態で使用される発熱体53の構造を示す平面図である。発熱体53は、感光体ドラム14の軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に長い基板53a上に抵抗チップ53bを複数配置したものである。なお、図4において各抵抗チップ53bの数字は抵抗値(Ω)を示している。抵抗チップ53bの温度は合成樹脂の耐熱温度近くまで上昇することがあるので、基板53aを形成する素材はガラスエポキシ樹脂等の熱伝導性の低い部材(例えば、三菱ガス化学社製 CCL-EL190T等)を使用することが望ましい。なお、熱伝導率が搬送路樹脂部材51以下の材料で基板53aを形成すると、抵抗チップ53bの熱が基板53aを介して搬送路樹脂部材51に伝導し難くなり、搬送路樹脂部材51の温度上昇を抑制することができる。このような搬送路樹脂部材51の材質としては、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS;東レ社製、A310MX04、熱伝導率0.57W/(m・k))が挙げられ、基板53aの材質としては、紙フェノール樹脂(住友ベークライト社製、PLC-2147AQ、熱伝導率0.25W/(m・k))が挙げられる。
感光体ドラム14の画像流れを防止するためには、感光体ドラム14の表面近傍の相対湿度を60%以下に抑えることが必要であることが実験から得られている。外気温度が10〜40℃で相対湿度が80%の場合、感光体ドラム14表面近傍の相対湿度を60%に抑えるには、感光体ドラム14の表面温度を、雰囲気温度に対して6℃上昇させる必要がある。6℃以上の温度上昇に必要な発熱体53の出力は1〜3W程度である。
また、発熱体53にはON/OFFが可能なスイッチ55が設けられた電源回路60が接続されている。スイッチ55は、画像形成時や画像形成装置100のウォームアップ時等、定着装置10の加熱ローラー22(図1参照)の加熱(通電)が行われる場合には、発熱体53への通電をOFFにし、加熱ローラー22の加熱(通電)が行われない場合には、発熱体53への通電をONにする。このように制御することで、加熱ローラー22の発熱と、発熱体53の発熱が同時に起こらないようにして、画像形成装置100内部の過度な昇温を防ぐとともに、消費電力を削減することができる。
本実施形態の画像形成装置100では、画像形成装置100内部の定着装置10、露光装置19等の発熱部材を冷却するために、画像形成装置100の対向する側面(図1の紙面と垂直な方向の二側面)に、それぞれ外部の空気を取り込む吸気ファン(図示せず)が設けられている。そのため、抵抗チップ53bが基板53aの長手方向に均等に配置された発熱体53を用いて感光体ドラム14表面を加熱する場合、吸気ファンに近い感光体ドラム14の両端部における温度が中央部に比べて低くなり、感光体ドラム14の両端部近傍において画像流れが発生し易くなる傾向がある。
また、感光体ドラム14の両端部における温度が十分に高くなるように抵抗チップ53bの抵抗値を設定すると、感光体ドラム14の中央部において温度が高くなり過ぎてしまい、現像装置16やクリーニング装置17内のトナーが熱により沈澱、凝集を起こし、現像装置16やクリーニング装置17の駆動がロックされてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、発熱体53として基板53aの長手方向中央部に10Ωの抵抗チップ53bを22個配置し、基板53aの長手方向両端部に11Ωの抵抗チップ53bを2個ずつ配置することにより、計26個の抵抗チップ53bを配置している。そして電源回路60により、発熱体53に24Vの直流電圧を供給して使用している。
抵抗チップ53bからの発熱量は消費電力Wに比例する。抵抗値Rの抵抗チップ53bに電圧Eを供給したときに電流Iが流れるとすると、W=EIで表される。オームの法則よりE=IRであるから、W=I2Rとなり、抵抗チップ53bからの発熱量は抵抗値Rに比例することがわかる。
即ち、基板53aの長手方向両端部に配置された11Ωの抵抗チップ53bは、長手方向中央部に配置された10Ωの抵抗チップ53bに比べて発熱量が多くなる。これにより、吸気ファンによる空気流に曝されて温度が低くなる感光体ドラム14の長手方向両端部をより効果的に加熱することができ、感光体ドラム14の長手方向における温度上昇のムラを解消して画像流れを抑制することができる。
なお、図4に示す発熱体53は、基板53a上に抵抗チップ53bの配置されていない領域R1が設けられている。この領域R1は、11Ωの抵抗チップ53bを配置することによる発熱体53の総消費電力の上昇を抑制するために、10Ωの抵抗チップ53bの個数を削減したことで生じた領域である。領域R1では、基板53a上の他の部分に比べて発熱量が低下するが、空気流による温度低下の影響を受けにくい感光体ドラム14の長手方向中央部付近に対向する抵抗チップ53bを削減しているため、後述するように感光体ドラム14の表面温度に大きな影響を与えることはない。
図4に示したような抵抗チップ53bの配置は、画像形成装置100の対向する側面に吸気ファンが設けられた構成に限らず、画像形成装置100の対向する側面の一方に吸気ファンが設けられ、他方に空気流を排出する開口が形成された構成においても同様に適用することができる。
また、基板53aの長手方向に配置される抵抗チップ53bの抵抗値を変化させる代わりに、基板53aの長手方向における各抵抗チップ53bの配置間隔を異ならせることにより抵抗チップ53bの配置に祖密を設けても良い。本実施形態では、基板53aの長手方向両端部における抵抗チップ53bの配置間隔を中央部に比べて狭くすることで、感光体ドラム14の長手方向両端部をより効果的に加熱することができる。
また、搬送路樹脂部材51を形成する樹脂材料は、相対温度指数(以下、RTIという)が、発熱体53の表面温度よりも大きいものが望ましい。RTIとは、アメリカのUL安全規格:746Bの長期的特性評価で規定された、長期間の高温環境暴露下での機械的特性(引張強さ、引張衝撃)と電気的特性(絶縁破壊強さ)の劣化の指標である。例えば、ある樹脂のRTIが110であれば、110℃の環境下に10万時間放置された樹脂の機械的特性、電気的特性が初期の50%になるということになる。従って、発熱体53の表面温度を、搬送路樹脂部材51のRTIよりも低く抑えるように設計すれば、搬送路樹脂部材51の機械的性能、及び電気的性能を画像形成装置100の機械寿命まで保持することが可能となる。
搬送路樹脂部材51の材質としては、前述したポリフェニレンサルファイド樹脂の他、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE、旭化成ケミカルズ社製 ザイロンSZ800)等が用いられる。
また、画像形成装置100の電源投入時は、発熱体53には通電されていない状態であり、電源投入と同時に発熱体53の通電をONにしても、出力が小さく、ドラムの表面温度が6℃上昇するまでには3〜4時間を要する。そのため、画像形成装置100内部の相対湿度は60%以上になっており、電源投入直後に画像形成を行うと画像流れが発生する可能性がある。従って、これを防止するために、電源投入直後にはドラムリフレッシュを実施するような制御を入れておくことが望ましい。
ドラムリフレッシュの具体的な方法としては、現像装置16内の現像ローラー16a上のトナーを感光体ドラム14側に吐出する。そして、吐出されたトナーを介在させた状態で感光体ドラム14と摺擦ローラー45とを所定時間回転させることにより、感光体ドラム14表面の感光層を摺擦して研磨する。
図5は、発熱体53の他の配置例を示す図である。図5においては、用紙搬送方向に対し凹部51aの下流側(図5の左側)の内壁面を傾斜面とし、基板53aに垂直な直線L2が感光体ドラム14の回転軸中心O1を通るように発熱体53を傾斜面に沿って配置している。
この構成によれば、感光体ドラム14は、発熱体53によって暖められた空気の対流による加熱に加えて、抵抗チップ53bからの輻射熱によって直接加熱される。従って、図2に示した配置に比べて、感光体ドラム14をより効率良く加熱することができる。また、発熱体53と分離針54との間隔が広くなるため、分離針54から発熱体53への放電も抑制される。
図6は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100に用いられる発熱体53の構造を示す平面図である。本実施形態の画像形成装置100では、画像形成装置100内部の発熱部材を冷却するために、画像形成装置100の対向する側面の一方(図1の紙面奥側の側面)に、外部の空気を取り込む吸気ファン(図示せず)が設けられている。そのため、抵抗チップ53bが基板53aの長手方向に均等に配置された発熱体53を用いて感光体ドラム14表面を加熱する場合、吸気ファンに近い感光体ドラム14の一端部における温度が中央部及び他端部に比べて低くなり、感光体ドラム14の一端部近傍において画像流れが発生し易くなる傾向がある。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、発熱体53として基板53aの長手方向一端部(図6の右端部)に11Ωの抵抗チップ53bを2個配置し、基板53aの長手方向中央部から他端部に10Ωの抵抗チップ53bを25個配置している。そして電源回路60により、発熱体53に24Vの直流電圧を供給して使用している。
即ち、基板53aの長手方向一端部に配置された11Ωの抵抗チップ53bは、長手方向中央部から他端部に配置された10Ωの抵抗チップ53bに比べて発熱量が多くなる。これにより、吸気ファンによる空気流に曝されて温度が低くなる感光体ドラム14の長手方向一端部(図1の紙面奥側の端部)をより効果的に加熱することができ、感光体ドラム14の長手方向における温度上昇のムラを解消して画像流れを抑制することができる。
なお、図6に示す発熱体53においても、図4と同様に、11Ωの抵抗チップ53bを配置することによる発熱体53の総消費電力の上昇を抑制するために、基板53a上の感光体ドラム14の長手方向中央部付近に対向する位置に、抵抗チップ53bの配置されていない領域R1が設けられている。
図7は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100に用いられる発熱体53の構造を示す平面図である。本実施形態の画像形成装置100では、搬送路樹脂部材51の凹部51a内で発熱体53を保持する保持部材(図示せず)が、基板53aの長手方向中央部の領域R2に取り付けられる。そのため、基板53aの領域R2には抵抗チップ53bを実装することができず、領域R2に対向する感光体ドラム14の中央部における温度が両端部に比べて低くなり、感光体ドラム14の中央部において画像流れが発生し易くなる傾向がある。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、発熱体53として基板53aの長手方向中央部(図7における領域R2の外側に隣接する箇所)に13Ωの抵抗チップ53bを2個ずつ配置し、13Ωの抵抗チップ53bの外側に12Ωの抵抗チップ53bを4個ずつ配置し、さらに12Ωの抵抗チップ53bの外側に11Ωの抵抗チップ53bを6個ずつ配置している。そして電源回路60により、発熱体53に24Vの直流電圧を供給して使用している。
即ち、基板53aの長手方向両端部から中央部に向かって配置された抵抗チップ53bの抵抗値が徐々に高くなっており、長手方向両端部から中央部に近づくにつれて抵抗チップ53bからの発熱量が多くなる。これにより、抵抗チップ53bが配置できない発熱体53の領域R2に対向する感光体ドラム14の長手方向中央部近傍をより効果的に加熱することができ、感光体ドラム14の長手方向における温度上昇のムラを解消して画像流れを抑制することができる。
図8は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9周辺の部分拡大図であり、図9は、第4実施形態の画像形成装置100に用いられる発熱体53及び搬送板金70を図6の右方向から見た図である。図8に示すように、本実施形態においては、発熱体53が配置された凹部51aの用紙搬送方向下流側(図8の左側)の内壁面から搬送路樹脂部材51に沿って搬送方向下流側に延在する搬送板金70が配置されている。また、搬送路樹脂部材51には、搬送板金70の表面よりも突出するリブ71が設けられている。
図9に示すように、搬送板金70の上面には搬送方向に沿って延在する開口穴70aが形成されており、搬送路樹脂部材51の上面に一体形成された複数(ここでは6つ)のリブ71が開口穴70aを介して用紙搬送路4内に突出している。また、搬送板金70の凹部51aの内壁面に沿って屈曲した部分には、発熱体53を構成する基板53aの、抵抗チップ53bの実装されていない面が固定されている。他の部分の構成は図2に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、搬送路樹脂部材51の上面に搬送板金70を配置することにより、転写ローラー18に印加された転写バイアスによって帯電した用紙Pが、搬送板金70に電気的に引き付けられる。これにより、用紙Pは搬送路樹脂部材51の上面に吸着され、搬送路樹脂部材51に沿って円滑に搬送される。また、搬送路樹脂部材51の上面に搬送板金70の表面よりも突出するリブ71を設けることにより、用紙Pが搬送板金70に直接接触せず、転写電流が搬送板金70に流れ込むおそれもない。
さらに、搬送板金70として搬送路樹脂部材51よりも熱伝導率の高い材料を用い、搬送板金70に発熱体53の基板53aを固定している。本実施形態では、搬送板金70の材料として熱伝導率が50.0W/(m・k)の亜鉛メッキ鋼板(SECC、住友金属工業社製)を用いており、搬送路樹脂部材51の材質としてザイロンSZ800(熱伝導率0.16〜0.20W/(m・k))、基板53aの材質としてCCL-EL190T(熱伝導率0.45W/(m・k))を用いている。
これにより、搬送板金70が放熱板(ヒートシンク)の役割を果たし、抵抗チップ53bから基板53aに伝達された熱が搬送板金70から効率良く放熱される。従って、基板53aの熱による劣化や破損を抑制することができる。
また、図8に示すように、リブ71は凹部51aの上方にも延在しており、発熱体53と感光体ドラム14との間にリブ71が介在する構成となっている。そのため、感光体ドラム14表面のリブ71に対向する部分では、発熱体53からの放熱に加えて発熱体53によって加熱されたリブ71からも感光体ドラム14への放熱が行われ、他の部分に比べて表面温度が高くなる傾向にある。
そこで、本実施形態では、図9に示すように、発熱体53として基板53aの長手方向の6箇所(リブ71に対向する部分)に9Ωの抵抗チップ53bを2個ずつ計12個配置し、他の部分に10Ωの抵抗チップ53bを20個配置している。これにより、感光体ドラム14表面のリブ71に対向する部分の加熱を抑制することができ、感光体ドラム14の長手方向における温度上昇のムラを解消して画像流れを抑制することができる。
或いは、図10に示すように、発熱体53としてリブ71に対向する部分の抵抗チップ53bを削減したものを使用しても良い。このように、抵抗チップ53bの配置間隔を変更することによっても感光体ドラム14の長手方向における温度上昇のムラを解消することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、抵抗チップ53bの抵抗値、若しくは配置間隔の少なくとも一方を基板53aの長手方向において変化させた構成について説明したが、抵抗チップ53bの抵抗値、及び配置間隔の両方を基板53aの長手方向において変化させることもできる。
また、図2に示したような帯電ローラー41を用いた接触帯電方式の帯電装置15に代えて、コロナワイヤーとグリッドとを備えたコロナ帯電方式の帯電装置を用いることもできる。また、一成分現像式の現像装置16に代えて、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を用いる二成分現像式の現像装置とすることもできる。
さらに、本発明の画像形成装置としては、図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、カラープリンター、ファクシミリ等の他の画像形成装置であっても良い。以下、試験例により本発明の効果について更に具体的に説明する。
[試験例1]
感光体ドラム14の両端部に対向する側面(フロント側及びリア側)に吸気ファンが設けられた画像形成装置100において、図4に示したように、基板53aの長手方向中央部に10Ωの抵抗チップ53bを22個配置し、基板53aの長手方向両端部に11Ωの抵抗チップ53bを2個ずつ配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(実施例1)と、図11に示すように、基板53aの長手方向に沿って10Ωの抵抗チップ53bを均等に28個配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(比較例1)とで、感光体ドラム14の長手方向における表面温度を測定した。
試験条件としては、気温25℃の室内に画像形成装置100を設置し、感光体ドラム14の表面温度の目標値を31℃に設定して、発熱体53に24Vの直流電圧を印加した。感光体ドラム14の表面温度は、画像形成装置100のフロント側からリア側(図4の発熱体53では左側から右側)に向かって感光体ドラム14を5等分した位置A〜Eにおいて測定した。結果を図12に示す。
図12から明らかなように、長手方向両端部に抵抗値の高い(11Ω)抵抗チップ53bを配置した発熱体53を用いた実施例1(□のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度はA〜Eの全ての測定箇所で31℃となっており、感光体ドラム14は発熱体53により長手方向に均一に加熱されていることが確認された。一方、抵抗チップ53bの抵抗値が全て同じ(10Ω)である発熱体53を用いた比較例1(◇のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度は長手方向両端部に近づくにつれて目標値である31℃から低下した。
また、実施例1において発熱体53に流れる電流値は0.0909(A)であり、比較例1において発熱体53に流れる電流値は0.0857(A)であった。従って、実施例1の発熱体53の消費電力W=I2R=(0.0909)2×{(10×22)+(11×4)}=(0.0909)2×264≒2.181(W)、比較例1の発熱体53の消費電力W=I2R=(0.0857)2×(10×28)≒2.056(W)となり、消費電力にほとんど差はなかった。
[試験例2]
感光体ドラム14の一端部に対向する側面(リア側)に吸気ファンが設けられた画像形成装置100において、図6に示したように、基板53aの長手方向一端部(リア側)に11Ωの抵抗チップ53bを2個配置し、基板53aの長手方向中央部から他端部(フロント側)に10Ωの抵抗チップ53bを25個配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(実施例2)と、図11に示すように、基板53aの長手方向に沿って10Ωの抵抗チップ53bを均等に28個配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(比較例2)とで、感光体ドラム14の長手方向における表面温度を測定した。試験条件及び感光体ドラム14の表面温度の測定箇所は試験例1と同様とした。結果を図13に示す。
図13から明らかなように、長手方向一端部(リア側)に抵抗値の高い(11Ω)抵抗チップ53bを配置した発熱体53を用いた実施例2(□のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度はA〜Eの全ての測定箇所で31℃となっており、感光体ドラム14は発熱体53により長手方向に均一に加熱されていることが確認された。一方、抵抗チップ53bの抵抗値が全て同じ(10Ω)である発熱体53を用いた比較例2(◇のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度は長手方向一端部(リア側)に近づくにつれて目標値である31℃から低下した。
また、実施例2において発熱体53に流れる電流値は0.0882(A)であり、実施例2の発熱体53の消費電力W=I2R=(0.0882)2×{(10×25)+(11×2)}=(0.0882)2×272≒2.116(W)となり、比較例2の発熱体53の消費電力(2.056W)とほとんど差はなかった。
[試験例3]
発熱体53を保持する保持部材が、基板53aの長手方向中央部の領域R2に取り付けられる画像形成装置100において、図7に示したように、基板53aの領域R2の外側に隣接する箇所に13Ωの抵抗チップ53bを2個ずつ配置し、13Ωの抵抗チップ53bの外側に12Ωの抵抗チップ53bを4個ずつ配置し、さらに12Ωの抵抗チップ53bの外側に11Ωの抵抗チップ53bを6個ずつ配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(実施例3)と、図14に示すように、基板53aの領域R2を除く長手方向に沿って11Ωの抵抗チップ53bを均等に24個配置した発熱体53を用いて感光体ドラム14を加熱した場合(比較例3)とで、感光体ドラム14の長手方向における表面温度を測定した。試験条件及び感光体ドラム14の表面温度の測定箇所は試験例1と同様とした。結果を図15に示す。
図15から明らかなように、長手方向両端部(11Ω)から中央部(13Ω)に向かって抵抗値が徐々に高くなるように抵抗チップ53bを配置した発熱体53を用いた実施例3(□のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度はA〜Eの全ての測定箇所で31℃となっており、感光体ドラム14は発熱体53により長手方向に均一に加熱されていることが確認された。一方、抵抗チップ53bの抵抗値が全て同じ(11Ω)である発熱体53を用いた比較例3(◇のデータ系列)では、感光体ドラム14の表面温度は長手方向両端部から中央部に近づくにつれて目標値である31℃から低下した。
また、実施例3において発熱体53に流れる電流値は0.0857(A)であり、比較例3において発熱体53に流れる電流値は0.0909(A)であった。従って、実施例3の発熱体53の消費電力W=I2R=(0.0857)2×{(11×12)+(12×8)+(13×4)}=(0.0857)2×280≒2.056(W)、比較例3の発熱体53の消費電力W=I2R=(0.0909)2×(11×24)≒2.181(W)となり、消費電力にほとんど差はなかった。
上記の試験結果より、感光体ドラム14の長手方向における温度分布が均一となるように発熱体53に配置する抵抗チップ53bの抵抗値を調整することで、感光体ドラム14の長手方向における温度ムラが解消され、画像流れを効果的に抑制できることが確認された。なお、ここでは記載しないが、基板53aに実装される抵抗チップ53bの配置間隔を変更することによっても、感光体ドラム14の長手方向における温度分布を均一にできることが確認されている。
本発明は、感光体ドラム等の像担持体と、像担持体を帯電させる帯電装置を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、像担持体周辺に存在するトナーの沈殿や凝集を起こすことなく、像担持体表面を長手方向に均一に、且つ、効率良く加熱して画像流れの発生を効果的に抑制できる画像形成装置となる。
4 用紙搬送路(記録媒体搬送路)
9 画像形成部
10 定着装置
14 感光体ドラム(像担持体)
15 帯電装置
16 現像装置
16a 現像ローラー(現像剤担持体)
17 クリーニング装置
18 転写ローラー(転写手段)
22 加熱ローラー(加熱部材)
23 加圧ローラー
41 帯電ローラー
43 帯電ローラークリーニングブラシ
45 摺擦ローラー(研磨部材)
47 クリーニングブレード
51 搬送路樹脂部材
51a 凹部
53 発熱体
53a 基板
53b 抵抗チップ
54 分離針
55 スイッチ
60 電源回路
70 搬送板金
71 リブ
100 画像形成装置

Claims (11)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    該像担持体にトナーを含む現像剤を供給することにより前記像担持体上に形成される静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、前記像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニング装置と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記像担持体の長手方向全域に対向する基板と、該基板上に実装される複数の抵抗チップとを有し、前記像担持体を加熱する発熱体が設けられており、
    前記発熱体により加熱された前記像担持体の表面温度分布が均一となるように、前記抵抗チップの抵抗値若しくは配置間隔の少なくとも一方を前記基板の長手方向において変化させたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、前記現像装置により前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段と前記像担持体との間に設けられ、記録媒体を搬送する記録媒体搬送路と、を備え、
    前記発熱体は、前記像担持体の軸中心と、前記像担持体及び前記転写手段の接点と、を通る直線を挟んで前記現像装置と反対側に配置され、且つ、前記記録媒体搬送路の前記転写手段側の搬送面を構成する樹脂部材の凹部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基板の前記抵抗チップが実装されていない面を前記凹部の内面に対向させるとともに、前記抵抗チップの実装面が前記像担持体側となるように配置したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記発熱体は、前記基板に垂直な直線が前記像担持体の軸中心を通るように配置されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記基板は、熱伝導率が前記樹脂部材以下の材料で形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記樹脂部材の相対温度指数が前記発熱体の発熱時における表面温度よりも高いことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記凹部の内壁面から前記樹脂部材の上面に沿って記録媒体の搬送方向下流側に延在する搬送板金が配置されており、前記基板の前記抵抗チップが実装されていない面が前記搬送板金に固定されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送板金の熱伝導率は、前記基板及び前記樹脂部材の熱伝導率よりも高いことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記樹脂部材の上面には、前記搬送板金の表面よりも突出するリブが設けられていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 通電により加熱される加熱部材と、該加熱部材に所定の圧力で圧接される加圧部材とのニップ部に記録媒体を挿通させて前記転写手段により記録媒体上に転写されたトナー像の定着処理を行う定着装置を備え、
    前記加熱部材への通電が行われる場合には前記発熱体への通電をOFFにし、前記加熱部材への通電が行われない場合には、前記発熱体への通電をONにすることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記クリーニング装置は、前記像担持体表面に所定の圧力で圧接されるとともに前記像担持体表面を研磨する研磨部材を備えており、
    画像形成装置本体の電源投入直後に、前記現像装置から前記像担持体側へ現像剤を供給するとともに、前記研磨部材を用いて前記像担持体表面を研磨するリフレッシュ動作を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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