JP2014156959A - 給湯システム、給湯方法及びプログラム - Google Patents

給湯システム、給湯方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014156959A
JP2014156959A JP2013027842A JP2013027842A JP2014156959A JP 2014156959 A JP2014156959 A JP 2014156959A JP 2013027842 A JP2013027842 A JP 2013027842A JP 2013027842 A JP2013027842 A JP 2013027842A JP 2014156959 A JP2014156959 A JP 2014156959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
user
stored
supply system
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013027842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5680124B2 (ja
Inventor
Shiro Suzuki
史郎 鈴木
Masaaki Yabe
正明 矢部
Satoshi Minesawa
聡司 峯澤
Yuki Ogawa
雄喜 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013027842A priority Critical patent/JP5680124B2/ja
Publication of JP2014156959A publication Critical patent/JP2014156959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5680124B2 publication Critical patent/JP5680124B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】温水の供給を十分に行う。
【解決手段】流量センサ34によって計測される温水の使用量を記憶する。次に、温水の使用量の推移に基づいて、給湯システム10の使用者それぞれの温水使用パターンを特定する。そして、使用者それぞれの温水使用パターンに基づいて、現在給湯システム10を利用している使用者と、給湯システム10の使用が済んだ使用者を特定する。このため、将来給湯システム10を使用する使用者を判断することができる。したがって、将来使用される温水の量をある程度に正確に推定することができる。その結果、貯湯タンク20に貯える温水の調整が可能となり、水道水を加熱するための光熱費を抑制しつつ温水の供給を十分に行うことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯システム、給湯方法及びプログラムに関する。
近年、CO排出量の削減、或いはエネルギー消費量の削減を目的とする取り組みが重要視されている。このような背景から、環境負荷が小さい貯湯式電気温水器が注目されている。貯湯式電気温水器は、深夜電力を利用して水道水を加熱することで得た温水を貯湯タンクに蓄えておく。そして、温水の使用時には、貯湯タンクに蓄えた温水を供給する。
一般家庭では、夕食時や入浴時には温水の使用量が増加する一方で、家族が就寝した後は温水の使用量がほぼ零になる。このように、温水の使用量の変化は、家族の生活パターンと密接に関連する。そこで、最近では、温水の使用量の履歴に基づいて貯湯タンクに貯える温水の量を調整することによって、温水の余剰分を削減するための技術が種々提案されている(例えば特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載された装置は、温水の使用量を計測し、温水の使用量の履歴に基づいて、貯湯タンクに貯える温水の量を決定する。また、特許文献2に記載された装置は、浴槽の水位を計測する。そして、水位の変化の履歴から、1日に何人の人が入浴するかを推定し、入浴する人の人数に応じた温水を貯湯タンクに貯える。
特開2005−241214号公報 特開2005−351497号公報
特許文献1及び2に記載された装置を用いると、温水の使用量に応じた量の温水を貯湯タンクに貯えることができる。このため、貯湯タンクに不必要に多くの温水が蓄えられることがなくなり、水道水の加熱に必要な光熱費を削減することができる。しかしながら、上記各々の装置では、来客などによって入浴する人の数がイレギュラーに増加すると、温水の供給が十分にできなくなることがある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、温水の供給を十分に行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、給湯システムは、水道水を加熱して温水を生成する加熱手段と、加熱手段によって生成された温水を貯える貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた温水を供給する供給手段と、供給手段によって供給される温水の流量を計測する計測手段と、計測手段の計測結果を時系列的に記憶する記憶手段と、現在の計測手段の計測結果と、記憶手段に記憶された計測結果とに基づいて、温水を使用する使用者を特定する使用者特定手段と、使用者特定手段の特定結果と、記憶手段に記憶された計測結果とに基づいて、供給手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、給湯システムの使用者を個別に特定し、当該特定された使用者による給湯システムの利用状況に応じて、貯湯タンクに貯える温水を調整することができる。したがって、温水の供給を十分に行うことが可能となる。
実施形態1に係る給湯システムのブロック図である。 時間と温水の使用量の関係を示すグラフである。 使用者Aが入浴したときに現れるグラフである。 使用者Bが入浴したときに現れるグラフである。 実施形態2に係る給湯システムのブロック図である。 制御ユニットのブロック図である。 制御ユニットの動作を説明するためのフローチャートである。 制御ユニットの動作を説明するためのフローチャートである。
《実施形態1》
以下、本発明の実施形態1を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る給湯システム10のブロック図である。給湯システム10は、例えば戸建て住宅などに配置され、当該住宅に温水を供給する。図1に示されるように、給湯システム10は、貯湯タンク20、流量制御ユニット31、記憶ユニット32、使用者特定ユニット33、流量センサ34、及び加熱ユニット35を有している。
貯湯タンク20は、温水を貯えるためのタンクである。この貯湯タンク20は、住宅の外部に配置されている。貯湯タンク20には、商用の水道管に接続された給水管21と、住宅に温水を分配するための配水管22が接続されている。
給水管21には、電磁弁21aが設けられている。この電磁弁21aは、流量制御ユニット31によって電圧が印加されると開となるノーマルクローズの電磁弁である。電磁弁21aが開になることによって、貯湯タンクへ水道水が供給される。また、電磁弁21aが閉になることによって、貯湯タンクへの水道水の供給が停止する。
加熱ユニット35は、温度センサ42を用いて、貯湯タンク20に貯えられた水道水の温度を計測する。そして、水道水の温度が、所定の閾値以下である場合に、貯湯タンク20の内部に配置されたヒータ43を駆動して、貯湯タンク20に貯えられた水道水を加熱する。加熱ユニット35は、水道水の温度が、所定の閾値を上回ると、ヒータ43の駆動を停止する。これにより、貯湯タンク20に貯えられた水道水が、一定の温度まで加熱され、温水が生成される。
流量センサ34は、例えば電磁式のセンサであり、貯湯タンク20から住宅の内部に引き込まれた配水管22に設けられている。流量センサ34は、配水管22を流れる温水の流量に応じた値の信号を記憶ユニット32及び使用者特定ユニット33に出力する。
記憶ユニット32は、ROM(Read Only Memory)、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。記憶ユニット32は、流量センサ34から出力される信号の値Fと、値Fを読み出したときの時刻tとを関連づけて、データD(F(t),t)として記憶する。これにより、記憶ユニット32には、時系列的に、データD(F(t1),t1)、D(F(t2),t2),…(F(tn)tn)が順次記憶される。
使用者特定ユニット33は、給湯システム10を利用する使用者の温水使用パターンと、現在使用されている温水の量の推移とを比較することにより、温水を使用している使用者を特定する。温水の使用者を特定するためには、使用者特定ユニット33が、温水使用パターンを保持している必要がある。そこで、まずは、温水使用パターンを特定するための要領について説明する。
《温水使用パターンの特定要領》
使用者特定ユニット33は、記憶ユニット32に、数日間に渡って順次記憶されたデータが記憶されている場合に、記憶ユニット32から、データD(F(t),t)を読み出す。そして、読み出しデータD(F(t),t)から、給湯システム10を使用する使用者それぞれの温水使用パターンを特定する。
具体的には、使用者特定ユニット33は、記憶ユニット32からデータD(F(t),t)を読み出し、これらのデータD(F(t),t)から、値F(t)の単位時間あたりの平均値を算出し、図2に示されるように、時間と使用量を示すグラフを作成する。図2では、単位時間あたりの温水の使用量が棒グラフによって示されている。
次に、使用者特定ユニット33は、図2に示される棒グラフに基づいて、使用者ごとに、温水の使用パターンを特定する。図2に示される棒グラフは、3人の使用者A、B、Cが入浴したときに現れるグラフである。使用者特定ユニット33は、棒グラフが現れる間隔に基づいて、関連するデータD(F(t),t)をグループ分けする。例えば、図2に示されるように、隣接する棒グラフとの間隔を閾値Thと比較する。そして、間隔が閾値Th以下であるもの同士をグループ化する。
例えば、隣接する棒グラフのうち、間隔が閾値Thよりも小さいW1である棒グラフは同一のグループに属し、間隔が閾値よりも大きいW2である棒グラフは異なるグループに属していると判断する。これにより、隣接する棒グラフに対して間隔が閾値Thよりも小さい棒グラフが1つのグループにグループ化される。図2の場合には、各棒グラフは、5つのグループG1〜G6のいずれかに属することになる。
次に、使用者特定ユニット33は、グループG1〜G6のうちから、使用者が入浴したときに現れる棒グラフからなるグループを特定する。図3は、例えば使用者Aが入浴したときに現れるグラフを示す図である。図3に示されるように、使用者が入浴する場合には、ある程度以上の温水が継続して使用されるため、比較的多くの量の温水が消費される。そこで、例えばグループG1〜G6毎に、棒グラフで示される温水の使用量を算出する。この棒グラフは、単位時間あたりの温水の使用量を示すものであるから、グループに属する棒グラフそれぞれによって示される値の和が、グループG1〜G6における温水の総使用量となる。
使用者特定ユニット33は、各グループG1〜G6について、温水の総使用量を算出すると、総使用量が基準量を超えるグループを抽出する。この基準量は、例えば一回あたりの入浴に必要と考えられる最低限度の温水の量である。ここでは、使用者特定ユニット33によって、グループG3が除外され、グループG4,G5,G6が、使用者の入浴時に現れるグループとして抽出される。
グループの抽出が完了すると、使用者特定ユニット33は、抽出したグループの中から、使用者の入浴時に現れるパターンを特定する。例えば、先に抽出されたグループG3,G4,G5,G6のうち、グループG3は、浴槽に温水を供給するときに現れるグループである。また、グループG4〜G6は、使用者が入浴したときに現れるグループである。図2に示されるように、入浴時には、一般に、温水が間欠的に使用される。そこで、使用者特定ユニット33は、抽出したグループの中から、温水の使用量に増減が生じているものを、使用者の入浴時に現れるグループとして特定する。ここでは、使用者特定ユニット33によって、グループG4,G5,G6が特定される。以後、使用者特定ユニット33は、グループG4,G5,G6を、使用者A,B,Cによる温水使用パターンとして記憶し、使用者の特定にこの温水使用パターンを用いる。
一般に、ある人が入浴すると、温水の使用量は毎回おなじように推移する。また、お湯の使用量の推移は、各人の週間や癖に依存して変化すると考えられる。例えば、図3に示されるグラフは、使用者Aが入浴したときに現れるグラフであり、図4に示されるグラフは、使用者Bが入浴したときに現れるグラフである。図3に示されるグラフと、図4に示されるグラフとを比較するとわかるように、両者には、連続して温水を使用する時間や、温水の使用量の瞬時値に相違が見られる。このように、上記温水使用パターンは、使用者相互間で不同なものであると考えることができる。したがって、上記温水使用パターンを用いることで、ある程度正確に入浴している使用者を特定することが可能となる。
また、使用者特定ユニット33は、グループG1〜G6毎に算出した温水の使用量Q1〜Q6を、記憶ユニット32に保存する。
《使用者の特定要領》
使用者特定ユニット33は、流量センサ34から出力される信号の値を時系列的に記憶する。この動作は、記憶ユニット32の記憶動作と同等のものである。このため、使用者特定ユニット33には、データD(F(t),t)が時系列的に順次記憶される。
使用者特定ユニット33は、データD(F(t),t)に基づいて、値F(t)の単位時間毎の平均値を算出し、図2に示されるように、単位時間あたりの使用量を示すグラフを作成する。これにより、図3と同様のグラフが作成される。次に、使用者特定ユニット33は、作成した最新のグラフと、温水使用パターンとして予め記憶したグループG4〜G6に含まれるグラフとを順番に比較して、相関値を算出する。この相関値は、温水使用パターンを構成するデータD(F(t),t)と、直近に作成したグラフを構成するデータD(F(t),t)とを用いた最小自乗法等によって算出することができる。
使用者特定ユニット33は、相関値が最も大きくなったときの温水使用パターンに対応する使用者を、現在入浴している使用者であると判断する。例えば、図3に示されるグラフが、温水使用パターンとして用いられているときに、相関値が最も大きくなったときには、使用者Aが入浴していると判断する。また、図4に示されるグラフが、温水使用パターンとして用いられているときに、相関値が最も大きくなったときには、使用者Bが入浴していると判断する。
使用者特定ユニット33は、1日ごとに、現在入浴中の使用者に関する情報(以下、入浴使用者情報という)と、入浴が終了した使用者に関する情報(以下、入浴済使用者情報という)を、流量制御ユニット31に送信する。例えば、使用者特定ユニット33は、現在入浴中の使用者が使用者Aであると判断した場合には、入浴中の使用者が使用者Aであることを送信する。また、使用者特定ユニット33は、現在入浴中の使用者Aの前に、入浴した使用者を特定していた場合には、当該使用者についての情報を流量制御ユニット31に送信する。例えば、使用者Aの前に、使用者Bが入浴したと判断している場合には、使用者Bが入浴済みであることを流量制御ユニット31に送信する。
流量制御ユニット31は、使用者特定ユニット33から出力された入浴使用者情報と、入浴済使用者情報から、貯湯タンク20に貯える温水の量を決定する。例えば、入浴使用者情報の内容が、「入浴中の使用者が使用者Aである」、というものであり、入浴済使用者情報が、「使用者Bは入浴済みである」、というものであった場合には、貯湯タンク20に貯える温水の量を、使用者Cが使用すると考えられる温水の使用量Q6と決定する。
また、入浴使用者情報の内容が、「入浴中の使用者が使用者Aである」、というものであり、入浴済使用者情報が、「入浴済みの使用者は無し」、というものであった場合には、貯湯タンク20に貯える温水の量を、使用者Bが使用すると考えられる温水の使用量Q5と、使用者Cが使用すると考えられる温水の使用量Q6の和に相当する量であると決定する。このように、流量制御ユニット31は、使用者特定ユニット33から出力された入浴使用者情報と、入浴済使用者情報から、貯湯タンク20に貯える温水の量QAを決定する。
流量制御ユニット31は、貯湯タンク20に貯える温水の量QAを決定すると、電磁弁21aを開き貯湯タンク20への給水を開始する。あわせて、流量制御ユニット31は、水位センサ41からの信号を用いて、貯湯タンク20に貯えられた温水の量を計測する。そして、貯湯タンク20に貯えられた温水の量が、先に決定した量QAになるか、貯湯タンク20が満水になったことを確認すると、電磁弁21aを閉状態にして、貯湯タンク20への水道水の供給を停止する。
以上説明したように、本実施形態では、図2を参照するとわかるように、流量センサ34によって計測される温水の使用量が記憶される。次に、温水の使用量の推移に基づいて、給湯システム10の使用者それぞれの温水使用パターンが特定される。そして、使用者それぞれの温水使用パターンに基づいて、現在給湯システム10を利用している使用者と、給湯システム10の使用が済んだ使用者が特定される。このため、将来給湯システム10を使用する使用者を判断することができる。したがって、将来使用される温水の量をある程度に正確に推定することができる。その結果、貯湯タンク20に貯える温水の調整が可能となり、水道水を加熱するための光熱費を抑制しつつ温水の供給を十分に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、例えば来客などがイレギュラーに入浴を行ったとしても、将来入浴を行う使用者を特定することができるので、温水の供給を十分に行うことができる。
《実施形態2》
次に、本発明の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施形態に係る給湯システム10では、図5に示されるように、記憶ユニット32、使用者特定ユニット33が、所定のプログラムを実行するコンピュータを有する制御ユニット30によって構成されている点で、実施形態2に係る給湯システム10と相違している。
図6は、制御ユニット30のブロック図である。図6に示されるように、制御ユニット30は、CPU(Central Processing Unit)30a、主記憶部30b、補助記憶部30c、インタフェース部30d、及び上記各部を接続するバス30eを有している。
主記憶部30bは、RAM(Random Access Memory)等を含んで構成され、CPU30aの作業領域として用いられる。
補助記憶部30cは、ROM(Read Only Memory)、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。この補助記憶部30cは、CPU30aが実行するプログラム、及びCPU30aの処理結果などを記憶する。この補助記憶部30cは、記憶ユニット32と同様に機能する。
インタフェース部30dは、制御ユニット30と、流量センサ34、及び水位センサ41とを接続する。これにより、CPU30aが、流量センサ34、及び水位センサ41を利用することが可能となる。
次に、制御ユニット30の動作について説明する。制御ユニット30の動作は、温水使用パターンを特定するための温水パターン特定動作と、現在の使用者を特定するための使用者特定動作に2つに分類される。
《温水使用パターン特定動作》
まず、図7を参照しつつ、温水使用パターン特定動作について説明する。図7は、温水使用パターン特定動作を行う際に実行される一連の処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、例えば給湯システム10が設置から数日間稼動し、補助記憶部30cに、データD(F(t),t)が蓄積された後に実行される。
最初のステップS101では、CPU30aは、補助記憶部30cからデータD(F(t),t)を読み出す。
次のステップS102では、CPU30aは、読み出したデータから、値F(t)の単位時間あたりの平均値を算出し、図2に示されるように、時間と使用量を示すグラフを作成する。
次のステップS103では、CPU30aは、図2に示されるグラフに基づいて、使用者ごとに、温水の使用パターンを特定する。図2に示されるグラフは、3人の使用者A、B、Cが入浴したときに現れるグラフである。使用者特定ユニット33は、棒グラフが現れる間隔に基づいて、関連するデータD(F(t),t)をグループ分けする。例えば、図2に示されるように、隣接する棒グラフとの間隔を閾値Thと比較する。そして、間隔が閾値Th以下であるものをグループ化する。
次のステップS104では、CPU30aは、グループ毎に温水の使用量を算出する。図3は、例えば使用者Aが入浴したときに現れる棒グラフを示す図である。図3に示されるように、この棒グラフは、単位時間あたりの温水の使用量を示すものであるから、グループに属する棒グラフそれぞれによって示される値の和が、グループG1〜G6における温水の総使用量となる。
次のステップS105では、CPU30aは、温水の総使用量が基準量を超えるグループを抽出する。この基準量は、例えば一回あたりの入浴に必要と考えられる最低限度の温水の量である。ここでは、使用者特定ユニット33によって、グループG3,G4,G5,G6が抽出される。
次のステップS106では、CPU30aは、抽出したグループの中から、使用者の入浴時に現れるパターンを特定する。図2に示されるように、入浴時には、一般に、温水が間欠的に使用される。そこで、CPU30aは、抽出したグループの中から、温水の使用量に増減が生じているものを、使用者の入浴時に現れるグループとして特定する。ここでは、使用者特定ユニット33によって、グループG3が除外され、グループG4,G5,G6が、使用者の入浴時に現れるグループとして特定される。
次のステップS107では、CPU30aは、グループG4,G5,G6を、使用者A,B,Cそれぞれによる温水使用パターンとして決定し記憶する。以降、使用者の特定には、この温水使用パターンが用いられる。CPU30aは、ステップS107の処理が終了すると、温水使用パターン特定動作を終了する。
《使用者特定動作》
次に、図8を参照しつつ、使用者特定動作について説明する。図8は、使用者特定動作を行う際に実行される一連の処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、温水使用パターンが決定された後に実行される。
最初のステップS201では、CPU30aは、最新のデータD(F(t),t)に基づいて、値F(t)の単位時間毎の平均値を算出し、図2に示されるように、単位時間あたりの使用量を示すグラフを作成する。これにより、図3と同様のグラフが作成される。
次のステップS202では、CPU30aは、作成したグラフと、温水使用パターンとして予め記憶したグループG4〜G6に含まれるグラフとを順番に比較して、相関値を算出する。この相関値は、温水使用パターンを構成するデータD(F(t),t)と、直近に作成したグラフを構成するデータD(F(t),t)とを用いた最小自乗法等によって算出することができる。
次のステップS203では、CPU30aは、相関値が最も大きくなったときの温水使用パターンに対応する使用者を、現在入浴している使用者であると判断する。
次のステップS204では、CPU30aは、使用者情報を送信する。例えば、使用者特定ユニット33は、現在入浴中の使用者が使用者Aであると判断した場合には、入浴中の使用者が使用者Aであることを送信する。また、使用者特定ユニット33は、現在入浴中の使用者Aの前に、入浴した使用者が存在する場合には、当該使用者についての情報を流量制御ユニット31に送信する。例えば、使用者Aの前に、使用者Bが入浴したと判断している場合には、使用者Bが入浴済みであることを流量制御ユニット31に送信する。
CPU30aは、ステップS204の処理が終了すると、温水使用パターン特定動作を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、図2を参照するとわかるように、流量センサ34によって計測される温水の使用量が記憶される。次に、温水の使用量の推移に基づいて、給湯システム10の使用者それぞれの温水使用パターンが特定される。そして、使用者それぞれの温水使用パターンに基づいて、現在給湯システム10を利用している使用者と、給湯システム10の使用が済んだ使用者が特定される。このため、将来給湯システム10を使用する使用者を判断することができる。したがって、将来使用される温水の量をある程度に正確に推定することができる。その結果、貯湯タンク20に貯える温水の調整が可能となり、水道水を加熱するための光熱費を抑制しつつ温水の供給を十分に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、例えば来客などがイレギュラーに入浴を行ったとしても、将来入浴を行う使用者を特定することができるので、温水の供給を十分に行うことができる。
本実施形態では、記憶ユニット32、使用者特定ユニット33が、コンピュータによって構成されている場合について説明した。これに限らず、記憶ユニット32、使用者特定ユニット33、及び流量制御ユニット31が、1つのコンピュータによって構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、流量センサ34が、温水の流量の瞬時値を示す信号を出力することとした。これ限らず、流量センサ34は、単位時間あたりの温水の流量を出力することとしてもよい。
上記実施形態では、給湯システム10の使用者が3人である場合について説明した。これに限らず、給湯システム10の使用者は4人以上であってもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の給湯システム、給湯方法及びプログラムは、温水の給湯に適している。
10 給湯システム、20 貯湯タンク、21 給水管、21a 電磁弁、22 配水管、30 制御ユニット、30a CPU、30b 主記憶部、30c 補助記憶部、30d インタフェース部、30e バス、31 流量制御ユニット、32 記憶ユニット、33 使用者特定ユニット、34 流量センサ、35 加熱ユニット、41 水位センサ、42 温度センサ、43 ヒータ。

Claims (6)

  1. 水道水を加熱して温水を生成する加熱手段と、
    前記加熱手段によって生成された温水を貯える貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯えられた温水を供給する供給手段と、
    前記供給手段によって供給される温水の流量を計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果を時系列的に記憶する記憶手段と、
    現在の前記計測手段の計測結果と、前記記憶手段に記憶された計測結果とに基づいて、温水を使用する使用者を特定する使用者特定手段と、
    前記使用者特定手段の特定結果と、前記記憶手段に記憶された前記計測結果とに基づいて、前記供給手段を制御する制御手段と、
    を備える給湯システム。
  2. 前記使用者特定手段は、
    1日に入浴する前記使用者を特定する請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記使用者特定手段は、
    1日に入浴する前記使用者の数を特定する請求項1又は2に記載の給湯システム。
  4. 前記計測手段は、
    単位時間あたりの前記温水の流量を計測する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給湯システム。
  5. 水道水を加熱して温水を生成する工程と、
    生成された温水を貯える工程と、
    貯えられた温水を供給する工程と、
    温水の流量を計測する工程と、
    温水の流量の計測結果を時系列的に記憶する工程と、
    現在の温水の流量と、記憶された温水の流量とに基づいて、温水を使用する使用者を特定する工程と、
    前記使用者の数と、前記計測結果とに基づいて、貯える温水の量を調整する工程と、
    を含む給湯方法。
  6. コンピュータに、
    温水の流量の計測結果を時系列的に記憶する手順、
    現在の温水の流量と、記憶された温水の流量とに基づいて、温水を使用する使用者を特定する手順、
    前記使用者の数と、前記計測結果とに基づいて、貯える温水の量を推定する手順、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013027842A 2013-02-15 2013-02-15 給湯システム、給湯方法及びプログラム Active JP5680124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013027842A JP5680124B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 給湯システム、給湯方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013027842A JP5680124B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 給湯システム、給湯方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014156959A true JP2014156959A (ja) 2014-08-28
JP5680124B2 JP5680124B2 (ja) 2015-03-04

Family

ID=51577935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013027842A Active JP5680124B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 給湯システム、給湯方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5680124B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105066456A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 广东美的暖通设备有限公司 水温检测装置、水箱和水温检测方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054607A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Gastar Corp 風呂釜の追い焚き制御装置
JP2006029632A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Tokyo Gas Co Ltd 風呂リモコン装置
JP2011220655A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp 沸上制御システム、沸上制御方法及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054607A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Gastar Corp 風呂釜の追い焚き制御装置
JP2006029632A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Tokyo Gas Co Ltd 風呂リモコン装置
JP2011220655A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp 沸上制御システム、沸上制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105066456A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 广东美的暖通设备有限公司 水温检测装置、水箱和水温检测方法
CN105066456B (zh) * 2015-08-07 2018-06-19 广东美的暖通设备有限公司 水温检测装置、水箱和水温检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5680124B2 (ja) 2015-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10451294B2 (en) Machine learning based smart water heater controller using wireless sensor networks
Macarulla et al. Implementation of predictive control in a commercial building energy management system using neural networks
US8867908B2 (en) Self-programming water heater
Lomet et al. Statistical modeling for real domestic hot water consumption forecasting
JP5121882B2 (ja) 沸上げ制御システム、沸上げ制御方法及びプログラム
Shaad et al. Parameter identification of thermal models for domestic electric water heaters in a direct load control program
CN106839468A (zh) 一种太阳能热水器水量调节方法及系统
JP5058289B2 (ja) 沸上制御システム、沸上制御方法及びプログラム
US10564660B2 (en) Water heater energy management controller
CN104819576A (zh) 热水器的出水温度控制方法和热水器系统
CN104422137A (zh) 热水器预约制热控制方法及系统
JP6086014B2 (ja) ヒートポンプ給湯器
JP6297917B2 (ja) 湯量管理システム及び湯量管理方法
DK3186686T3 (en) PROCEDURE FOR HEATING WATER IN AN ELECTRIC BOILER, SIMILAR DEVICE AND ELECTRICAL BOILER
JP5680124B2 (ja) 給湯システム、給湯方法及びプログラム
CN104101097A (zh) 开水器及其控制方法
Frye et al. Circulo: Saving energy with just-in-time hot water recirculation
CN113587448A (zh) 多能源供热水路多循环系统的循环水泵控制方法
CN105739308B (zh) 应用于温控电器的功率优化控制方法及系统
JP6292515B2 (ja) 需要予測装置、プログラム
WO2022270496A1 (en) Acquiring a user consumption pattern of domestic hot water and controlling domestic hot water production based thereon
JP5220082B2 (ja) 給湯機の制御装置、制御システム、制御プログラム、及び制御方法
JP2015185025A (ja) エネルギー供給システム
JP2005214450A (ja) 貯湯式給湯器の自動温度制御方法
JP4914141B2 (ja) コージェネレーションシステムの運転制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5680124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250