JP2014156260A - テープ挿入ガゼット袋及びその製法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テープ2を挿入したガゼット袋1において、本体フイルム3を円曲させてその端縁3aを他方の端縁3b上にオーバーラップさせて摘み片8を形成し、この摘み片8の端縁にVノッチ9、9aを形成して引き裂き開始部とする。テープ2は、指先で剥離できるシール強度に設定するか、エッジ部分に傷痕11を形成する。引き裂き開始部となるVノッチ9、9a部分を摘んで引き裂くことにより、摘み片8から切り裂きが進行し、テープ2の部分では本体フイルム3が剥離して切り裂きが一周し、ガゼット袋1は上下に二分割されて内容物の上半分が露出する。また、テープ2のエッジ2a部分に傷痕11を形成した場合、テープ2内に裂き目が進入し、テープ2が切断されてガゼット袋1は上下に完全に分離する。
【選択図】図1
Description
a.フラットな本体フイルムの両端縁を引き寄せて円筒状に形成すると共にこの引き寄せた本体フイルムの一方の端縁を他方の端縁上にオーバーラップさせて摘み片を形成する工程、
b.前記a.工程で円筒状に形成し、オーバーラップさせた部分の内側に位置する本体フイルムの端縁を内側から覆うようにしてテープを挿入すると共にこのテープのシール強度を指先の力で剥離できる程度のシール強度に設定してヒートシールを行うことにより、内側に位置するフイルムの端縁を外側に位置するフイルムの内面に繋ぎ合わせる工程、
c.前記b.工程で繋ぎ合わせることにより円筒状に形成された本体フイルムの両サイドに沿ってV字状の折り込みを行ってガゼット部を形成する工程、
d.前記c.工程でガゼット部を形成した本体フイルムにおいて、前記摘み片の端縁部に引き裂き手段を形成する工程、
e.前記d.工程で引き裂き手段を形成した円筒状の本体フイルムを横一文字にトップシールする工程、
f.前記e.工程でトップシールを行った本体フイルムにおいて、ボトムとなる位置を横一直線状にカットして一袋単位のガゼット袋に形成する工程、からなることを特徴とするものである。
a.フラットな本体フイルムの両端縁を引き寄せて円筒状に形成すると共にこの引き寄せた本体フイルムの一方の端縁を他方の端縁上にオーバーラップさせて摘み片を形成する工程、
b.前記a.工程で円筒状に形成し、オーバーラップさせた部分の内側に位置する本体フイルムの端縁を内側から覆うようにエッジ部分に易開封手段を形成したテープを挿入すると共にこのテープのシール強度を指先の力で剥離でき、かつ前記テープの易開封手段から引き裂き目をテープ内に進行させるだけのシール強度に設定してヒートシールを行うことにより、内側に位置するフイルムの端縁を外側に位置するフイルムの内面に繋ぎ合わせる工程、
c.前記b.工程で繋ぎ合わせることにより円筒状に形成された本体フイルムの両サイドに沿ってV字状の折り込みを行ってガゼット部を形成する工程、
d.前記c.工程でガゼット部を形成した本体フイルムにおいて、前記摘み片の端縁部に引き裂き手段を形成する工程、
e.前記d.工程で引き裂き手段を形成した円筒状の本体フイルムを横一文字にトップシールする工程、
f.前記e.工程でトップシールを行った本体フイルムを横一直線状にカットして一袋単位のガゼット袋に形成する工程、からなることを特徴とするものである。
本実施例において、請求項2に記載のガゼット袋を製袋する場合には、テープ2に形成する易開封手段の形成は省略される。
・本体フィルム材質構成 :PET12μm/DL/LDPE50μm
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
LDPE50μm :シーケーケー株式会社製LDPEフィルム
ーピールフィルム30μm
LLDPE30μm :フタムラ化学株式会社製LL−XMTNフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
イージーピールフィルム30μm:ジェイフィルム株式会社SMXPY−3000フ
ィルム
・本体フィルム3の材質構成 :PET12μm/DL/一軸延伸PE18μm/DL/
LDPE30μm
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
一軸延伸PE18μm :電気化学工業株式会社製カラリヤンYフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
LDPE30μm :シーケーケー株式会社製LDPEフィルム
ーピールフィルム30μm
LLDPE30μm :フタムラ化学株式会社製LL−XMTNフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
イージーピールフィルム30μm:ジェイフィルム株式会社SMXPY−3000フ
ィルム
・本体フィルム3の材質構成:PET12μm/DL/一軸延伸PE18μm/DL/
AL箔7μm/DL/LDPE30μm
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
一軸延伸PE18μm :電気化学工業株式会社製カラリヤンYフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
アルミ箔7μm :三菱アルミ株式会社製アルミ箔
DL接着剤 :東洋モートン株式会社製TM−550接着剤
LDPE30μm :シーケーケー株式会社製LDPEフィルム
ーピールフィルム30μm
LLDPE30μm :フタムラ化学株式会社製LL−XMTNフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
イージーピールフィルム30μm:ジェイフィルム株式会社SMXPY−3000フ
ィルム
ージーピールフィルム30μm
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
一軸延伸PE18μm :電気化学工業株式会社製カラリヤンYフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
イージーピールフィルム30μm:ジェイフィルム株式会社SMXPY−3000フ
ィルム
ジーピールフィルム30μm
LLDPE30μm :フタムラ化学株式会社製LL−XMTNフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社製TM−550接着剤
PET12μm :ユニチカ株式会社製PETフィルム
DL接着剤 :東洋モートン株式会社社製TM−550接着剤
イージーピールフィルム30μm:ジェイフィルム株式会社製SMX PY−
3000
・本体フィルム材3の質構成:例1 Kコートセロハン#300/DL/押出しLDPE #50
例2 Kコートセロハン#300/DL/AL#7/DL
/LDPE#50
b.次に、前記a.の第1工程で円筒状に形成し、オーバーラップさせて摘み片8を形成した内側に位置する本体フイルム3の端縁3bを覆うようにしてエッジ部分に易開封手段としての傷痕11を形成したテープ2を挿入し、内側に位置する端縁3bを端縁3a側の本体フイルム3の内面にヒートシールを行うことにより端縁3bを繋ぎ合わせる第2工程、
c.次に、前記b.の第2工程で繋ぎ合わせることにより円筒状に形成した本体フイルム3の両サイドに沿ってローラー14によりV字状の折り込みを行ってガゼット部4、4aを形成する第3工程、
d.次に、前記c.の第3工程でガゼット部4、4aを形成した本体フイルム3において、前記摘み片8の端縁部に引き裂き手段としてのVノッチ9、9aを形成する第4工程、
e.次に、前記d.の第4工程で引き裂き手段としてのVノッチ9、9aを形成した本体フイルム3を横一文字にトップシール5を行う第5工程、
f.次に、前記e.の第5工程でトップシール5を行った本体フイルム3を横一直線状にカットして一袋単位のガゼット袋1を形成する第6工程。
g.にてガゼット袋1を製袋する。
上記製袋において、実施例1のガゼット袋1を製袋する請求項8の製法の場合には、テープ2には傷痕11は形成されていない。但し、実施例2のガゼット袋1を製袋する請求項9の場合には、傷痕11が形成されている。
図15において、符号の13はセーラー、14はガゼット形成用のガイドロール、15はテープ2を捲き取ったロールである。
2 テープ
3 本体フィルム
3a、3b 端縁
4、3a ガゼット部分
5 トップシール
6 充填口
7 ボトムシール
8 摘み片
9、9a Vノッチ
10 一口ようかん
11 傷痕
12 ロール
13 セーラー
14 ガイドロール
15 ロール
Claims (9)
- 本体フイルムの両側端縁を引き寄せて一方の端縁の上に他方の端縁を重ね合わせて円筒状に形成し、この円筒状に形成した内側に位置するフイルムの前記端縁部分の内側を覆うようにしてテープを挿入し、このテープを本体フイルムの内面に沿ってヒートシールを行うと共にこの円筒状に形成した本体フイルムの両サイドを内側にV字状に折り込んでガゼット部を形成してなるテープ挿入ガゼット袋において、前記重ね合わせた際に外側に位置する本体フイルムの端縁側を前記ガゼット袋の幅方向に延長して摘み片を形成し、この摘み片の端縁部に引き裂き開始部を形成すると共に前記テープのヒートシール強度を指先で剥離することの出来る強度に設定してなること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 本体フイルムの両側端縁を引き寄せて一方の端縁の上に他方の端縁を重ね合わせて円筒状に形成し、この円筒状に形成した内側に位置するフイルムの前記端側部分の内側を覆うようにしてテープを挿入し、このテープを本体フイルムの内面に沿ってヒートシールを行うと共にこの円筒状に形成した本体フイルムの両サイドを内側にV字状に折り込んでガゼット部を形成してなるテープ挿入ガゼット袋において、前記重ね合わせた際に外側に位置する本体フイルムの端縁側を前記ガゼット袋の幅方向に延長して摘み片を形成し、この摘み片の端縁部に引き裂き開始部を形成すると共に前記テープのエッジ部分に易開封手段を形成し、かつ前記テープのヒートシール強度を引き裂き時に前記テープに形成した易開封手段内に引き裂き目が進入できるヒートシール強度であって、本体フイルムとテープのヒートシール強度を指先で剥離できるヒートシール強度に設定してなること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 前記請求項1又は2に記載のガゼット袋において、本体フイルムには水平方向に向けて延伸加工が施されていること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 前記請求項1又は2に記載のガゼット袋において、摘み片の端縁部の位置をガゼット袋の幅方向の中途又はガゼット部のコーナー部又はこのコーナー部より僅かに突出した位置となるように設定してなること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 前記請求項1又は2に記載の本体フイルムであって、前記摘み片の端縁側にはその全体又はその一部に沿って易開封手段が形成されていること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 前記請求項2に記載のテープには、前記摘み片側の端縁の全体又はその一部に沿って易開封手段が形成されていること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- 前記請求項1又は2に記載の摘み片に形成した引き裂き手段は、Vノッチ又はIノッチ又は傷痕からなること、を特徴とするテープ挿入ガゼット袋。
- a.フラットな本体フイルムの両端縁を引き寄せて円筒状に形成すると共にこの引き寄せた本体フイルムの一方の端縁を他方の端縁上にオーバーラップさせて摘み片を形成する工程、
b.前記a.工程で円筒状に形成し、オーバーラップさせた部分の内側に位置する本体フイルムの端縁を内側から覆うようにしてテープを挿入すると共にこのテープのシール強度を指先の力で剥離できる程度のシール強度に設定してヒートシールを行うことにより、内側に位置するフイルムの端縁を外側に位置するフイルムの内面に繋ぎ合わせる工程、
c.前記b.工程で繋ぎ合わせることにより円筒状に形成された本体フイルムの両サイドに沿ってV字状の折り込みを行ってガゼット部を形成する工程、
d.前記c.工程でガゼット部を形成した本体フイルムにおいて、前記摘み片の端縁部に引き裂き手段を形成する工程、
e.前記d.工程で引き裂き手段を形成した円筒状の本体フイルムを横一文字にトップシールする工程、
f.前記e.工程でトップシールを行った本体フイルムにおいて、ボトムとなる位置を横一直線状にカットして一袋単位のガゼット袋に形成する工程、
g.からなるテープ挿入ガゼット袋の製法。 - a.フラットな本体フイルムの両端縁を引き寄せて円筒状に形成すると共にこの引き寄せた本体フイルムの一方の端縁を他方の端縁上にオーバーラップさせて摘み片を形成する工程、
b.前記a.工程で円筒状に形成し、オーバーラップさせた部分の内側に位置する本体フイルムの端縁を内側から覆うようにエッジ部分に易開封手段を形成したテープを挿入すると共にこのテープのシール強度を指先の力で剥離でき、かつ前記テープの易開封手段から引き裂き目をテープ内に進行させるだけのシール強度に設定してヒートシールを行うことにより、内側に位置するフイルムの端縁を外側に位置するフイルムの内面に繋ぎ合わせる工程、
c.前記b.工程で繋ぎ合わせることにより円筒状に形成された本体フイルムの両サイドに沿ってV字状の折り込みを行ってガゼット部を形成する工程、
d.前記c.工程でガゼット部を形成した本体フイルムにおいて、前記摘み片の端縁部に引き裂き手段を形成する工程、
e.前記d.工程で引き裂き手段を形成した円筒状の本体フイルムを横一文字にトップシールする工程、
f.前記e.工程でトップシールを行った本体フイルムを横一直線状にカットして一袋単位のガゼット袋に形成する工程、
g.からなるテープ挿入ガゼット袋の製法。
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