JP2014156191A - 車両用灯具点灯回路 - Google Patents

車両用灯具点灯回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2014156191A
JP2014156191A JP2013028099A JP2013028099A JP2014156191A JP 2014156191 A JP2014156191 A JP 2014156191A JP 2013028099 A JP2013028099 A JP 2013028099A JP 2013028099 A JP2013028099 A JP 2013028099A JP 2014156191 A JP2014156191 A JP 2014156191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
lighting circuit
lamp lighting
light source
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013028099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Wakamori
猛幸 若森
Hiroaki Iwashita
浩昭 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2013028099A priority Critical patent/JP2014156191A/ja
Publication of JP2014156191A publication Critical patent/JP2014156191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】 半導体型光源の点灯時又は消灯時の幻惑等を抑制できる車両用灯具点灯回路を提供する。
【解決手段】本発明の車両用灯具点灯回路1は、車両の灯具に用いられる半導体型光源LD1,LD2,LD3と、電位が段階的に変化する電源を生成して半導体型光源に供給することで半導体型光源が発光する光量を調整する調光手段2を有する。調光手段2は、半導体光源の点灯時、ゼロ電位から所定電位まで段階的に電位を上昇させることで、半導体光源の発光をゼロ光量から所定光量に段階的に上昇させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、LED等の半導体型光源を点灯する車両用灯具点灯回路に関する。
自動車等の車両は、夜間における前方の視認性を上げるために車体前面左右にヘッドランプを備えている。このようなヘッドランプは、従来、主にハロゲンランプが使用されていたが、近年、当該技術の進歩により、LED(light emitting diode;発光ダイオード)やEL(electro luminescence:エレクトロルミネセンス)等の半導体型光源によるヘッドランプが開発・製造され使用されている。
ここで、LEDを用いた一般的な車両用灯具点灯回路が図8に示されている。図8において、車両用灯具点灯回路10は、電源電位Vccに接続されるダイオードD1と、抵抗Rと、LEDLD1〜LD3を有している(例えば特許文献1参照)。
特開2011−143802号公報。
しかしながら、車両用灯具点灯回路10は、図9のグラフに示すように、LEDLD1〜LD3に定格電圧13.5Vが印加されている場合は、設定電流450mAが流れるが、定格電圧13.5Vを超える電圧、例えば16VがLEDLD1〜LD3に印加された場合は、最大定格電流である700mAを超える電流が流れることになり、LEDは破損してしまう場合がある。
また、LED等の半導体型光源は、特に点灯時は直ちに光量が最大に達するため、ヘッドランプ等に用いる場合、人間がヘッドランプ等を目視した状態で点灯すると幻惑されたり、非常に眩しく感じたりする等の不具合がある。
本発明は、半導体型光源の点灯時又は消灯時の急激な電位変化を抑制できる車両用灯具点灯回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両の灯具に用いられる半導体型光源と、電位が段階的に変化する電源を生成して、前記半導体型光源に供給することで前記半導体型光源の発光光量を調整する調光手段と、を具備することを特徴とする車両用灯具点灯回路である。
上記発明において、前記調光手段は、前記半導体型光源の点灯時、ゼロ電位から所定電位まで段階的に電位を上昇させることで、前記半導体型光源の発光をゼロ光量から所定光量に段階的に上昇させる。
上記発明において、前記調光手段は、前記半導体型光源の消灯時、所定電位からゼロ電位まで段階的に電位を下降させることで、前記半導体型光源の発光を所定光量からゼロ光量へと段階的に下降させる。
上記発明において、前記調光手段は、PWM信号発生回路である。
本発明は、前記調光手段から供給される電源の電位が所定電位を超えると、前記調光手段から接地電位へのバイパス経路を形成することにより、前記調光手段から前記半導体型光源へと流れる電流の電流量を抑制する抑制手段をさらに有する。
本発明は、前記半導体型光源と接地電位との間に設けられ、前記調光手段から供給される電源の電位が所定電位を超えると、前記半導体型光源から接地電位へと流れる電流を遮断する遮断手段をさらに有する。
本発明によれば、半導体型光源の点灯時又は消灯時の急激な電位変化を抑制できる車両用灯具点灯回路を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用灯具点灯回路の構成の一例を示す回路図。 同じく車両用灯具点灯回路に含むPWM信号発生回路の構成を示す回路図。 同じくPWM信号発生回路の出力信号の一例を示すグラフ。 同じく車両用灯具点灯回路の動作の一例を示すグラフ。 本発明の他の一実施形態に係る車両用灯具点灯回路の構成を示す回路図。 同じく車両用灯具点灯回路の動作の一例を示すグラフ。 同じく車両用灯具点灯回路の動作の一例を示すグラフ。 一般的な車両用灯具点灯回路の構成を示す回路図。 一般的な車両用灯具点灯回路の電圧−電流特性の一例を示すグラフ。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具点灯回路の構成を示す回路図、図2は、同じく車両用灯具点灯回路に含むPWM信号発生回路の構成を示す回路図である。車両用灯具点灯回路1は、遮断手段であるFETQ2等の回路と、その後段である破線で囲まれた電流バイパス回路11と、直列したLEDLD1〜LD3を有している。
すなわち、車両用灯具点灯回路1は、図1において、電源電位Vccにアノードが接続されるダイオードD1と、ダイオードD1のカソードと接地電位との間に設けられたコンデンサCと、図2で後述されるPWM信号発生回路2からPWM信号が一端に供給される抵抗R1と、ダイオードD1のカソードが一端に抵抗R1の他端がその他端に接続された抵抗R2と、抵抗R1および抵抗R2の他端がその一端に接続された抵抗R3と、ダイオードD1のカソードにカソードが接続される降伏電圧(一例として降伏電圧約20V)をもつツェナーダイオードZD1と、ツェナーダイオードZD1のアノードに一端が接続される抵抗R4と、抵抗R3の他端および抵抗R4の他端が一端に接続され接地電位GNDに他端が接続される抵抗R5と、ダイオードD1のカソードが一端に接続された抵抗R6と、抵抗R6の他端に接続されるコレクタと接地電位GNDに接続されるエミッタと抵抗R3の他端および抵抗R4の他端および抵抗R5の一端に接続されたベースをもつトランジスタQ1と、トランジスタQ1のコレクタおよび抵抗R6の他端に接続されるゲートと接地電位およびトランジスタQ1のエミッタが一端に接続される電流路をもつ遮断手段であるFETQ2を有している。
さらに、車両用灯具点灯回路1は、図1に示すように、破線で囲まれた電流バイパス回路11において、ダイオードD1のカソードにカソードが接続されるツェナーダイオードZD2(降伏電圧:13.5V〜16V)と、ダイオードD1のカソードに一端がそれぞれ接続される三つの並列された抵抗R9,抵抗R10,抵抗R11と、ツェナーダイオードZD2のアノードに一端が接続される抵抗R8と、ツェナーダイオードZD2のアノードに一端が接続され他端にFETQ2の電流路の他端に接続される抵抗R7と、抵抗R9,抵抗R10,抵抗R11のそれぞれの他端に一端がそれぞれ接続される二つの並列された抵抗R12,抵抗R13と、抵抗R8の他端に接続されるベースと抵抗R12,抵抗R13の他端にそれぞれ接続されるコレクタと接地電位に接続されるエミッタをもつトランジスタQ3と、抵抗R9,抵抗R10,抵抗R11のそれぞれの他端にアノードが接続されFETQ2の電流路の他端にカソードが接続される直列したLEDLD1〜LD3を有している。
次に、車両用灯具点灯回路1にパルス電圧を供給するPWM信号発生回路2を、図2の回路図を用いて説明する。PWM信号発生回路2は、接地電位にマイナス端子が接続される基準電源V2と、基準電源V2のプラス端子が一端に接続される抵抗R21と、抵抗R21の他端に一端が接続され他端に接地電位が接続される抵抗R22と、抵抗R21の他端および抵抗R22の一端に接続されるゲートをもち電流路の一端からパルス電圧Vsigが出力され他端が接地電位に接続されるFETQ4を有している。
このような車両用灯具点灯回路1によれば、以下に詳述する3つの保護機能を有するものである。1つ目の保護機能は、PWM信号発生回路2により車両用灯具点灯回路1の電源としてPWM信号を用いることにより、LED点灯時において印加電圧を0%から100%に徐々に増加させることで、LEDを過電圧(過電流)から保護する機能である。2つ目の保護機能は、ツェナーダイオードZD2の降伏電圧(13.5V〜16V)を超える異常電圧を検出すると、トランジスタQ3をオンすることでLEDのアノード・カソード間のバイパス経路を形成して、この異常電圧を解消してLEDを保護するものである。3つ目の保護機能は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧(例えば約20V)を超える異常電圧を検出すると、FETQ2をオフすることでLEDと接地電位との間の電流路を遮断することで、LEDを保護するものである。
1つ目の保護機能として、PWM信号発生回路2の保護機能を以下に説明する。PWM信号発生回路2は、一例として、図3に示されるようなパルス電圧Vsigを生成して図1の抵抗R1の一端に供給する。図3の下段はPWM信号のデューティ比の一例を示しており、図3の上段はデューティ比を変化させたPWM信号によりパルス電圧Vsigが0%から徐々に100%に変化していくことを示している。このパルス電圧Vsigは、一例として、LEDを点灯させる際に供給されるもので、デューティ比を所定時間(例えば1秒間)に渡って0%から100%に徐々に増加させるものである。これにより、例えば、LED点灯時においてオルタネータの起動時の瞬間的な異常により定格電圧(13.5V)を超える過電圧を誤って瞬間的に印加してしまった場合でも、PWM信号はLED点灯時の最初のタイミングにおいて100%になっていないため、過電圧を回避することができ、そのため過電流がLEDに流れてLEDを破壊してしまうようなことがない。
さらに、PWM信号発生回路2によれば、LEDの消灯時においても、デューティ比を所定時間(例えば1秒間)に渡って今度は100%から0%へと徐々に減少させるものである。これにより、同様に、LED消灯時における各機器の瞬間的な異常によって定格電圧(13.5V)を超える過電圧を誤って瞬間的に印加してしまった場合でも、PWM信号はLED消灯時の最初のタイミングにおいて0%になっておらず、100%から徐々に0%に減少していくため、同様に過電圧を回避することができ、そのため過電流がLEDに流れてLEDを破壊してしまうようなことがない。
また、PWM信号発生回路2によれば、このようにPWM信号をLEDの点灯時および消灯時に用いることにより、過電圧に基づく過電流からLEDを保護するだけではなく、LEDからの発光を目視するドライバーや歩行者に対しても、光量の急激な変化によって幻惑させたり違和感を与えたりするような不具合を回避させるものである。すなわち、半導体型光源であるLEDやELは、電源を印加すると直ちに100%の発光を行うため、人間の眼に対して瞳孔が閉じる前にLEDやELの発光を眩しく感じる場合がある。PWM信号の大きさをLED点灯時および消灯時に徐々に変化させることで、ドライバーや歩行者に対しても、光量の急激な変化によって幻惑させたり違和感を与えたりするような不具合を回避することができる。
次に、2つ目の保護機能である、ツェナーダイオードZD2の降伏電圧(13.5V〜16V)を超える異常電圧に対して、トランジスタQ3によるバイパス経路で保護する場合を以下に説明する。車両用灯具点灯回路1においては、ツェナーダイオードZD2の降伏電圧は、13.5〜16V程度であり、これを超える電圧、例えば16VがツェナーダイオードZD2に印加した場合は、トランジスタQ3のベースに電圧が印加され、トランジスタQ3の電流路に電流バイパス経路を形成して電流が流れることになる。この結果、トランジスタQ3のコレクタ電流が飽和するまでの電圧領域では、図4に示すように、LED電流をなだらかに減少させ、コレクタ電流が飽和したタイミングでLED電流が抵抗の特性を持って上昇していくことになる。
従って、LEDLD1〜LD3には、最大定格電流である700mAを超える電流が流れるのではなく、図4に示されるように、せいぜい設定電流450mAをわずかに超える電流I1が流れることになる。このように、この車両用灯具点灯回路1においては、定格電圧13.5Vを超える電圧(例えば16V)が印加されても、LEDは破損を免れることができる。
次に、3つ目の保護機能である、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧(例えば約20V)を超える異常電圧に対して、FETQ2をオフしてLEDと接地電位との間の電流路を遮断することで、LEDを保護する場合を以下に説明する。すなわち、入力電圧が、ZD1の降伏電圧(一例として降伏電圧約20V)と抵抗R6の電圧とトランジスタQ1のベースエミッタ間の電圧とで決まる過電圧検出閾値(この場合は18V付近)を超えると、トランジスタQ1がオンすることで、図4のグラフに示されるようにFETQ2をオフさせる。これにより、LEDLD1〜LD3のカソードと接地電位との電流路は、FETQ2により遮断されることになり、図4で示されるように、上記した過電圧検出閾値(この場合は18V付近)を超える値の電圧が印加されても、LEDは破損を免れて保護されることになる。
次に、図5乃至図7を用いて、本発明の一実施形態に係る他の車両用灯具点灯回路3を詳細に説明する。車両用灯具点灯回路3においても、上述した3つとほぼ等価な3つの保護機能、(1)車両用灯具点灯回路3の電源としてPWM信号発生回路2で生成されるPWM信号を用いることにより、LED点灯時において印加電圧を0%から100%に徐々に増加させることで、LEDを過電圧(過電流)から保護する機能、(2)ツェナーダイオードZD12の降伏電圧(13.5V〜16V)を超える異常電圧を検出すると、トランジスタQ12をオンすることで電源電位Vccと接地電位間のバイパス経路を形成して、この異常電圧を解消してLEDを保護する機能、(3)ツェナーダイオードZD11の降伏電圧(例えば約20V)を超える異常電圧を検出すると、トランジスタQ11をオンすることでFETQ13をオフしてLEDと電源電位との間の電流路を遮断する機能により、LEDを保護する。
図5において、車両用灯具点灯回路3は、PWM信号発生回路2(図2)により電源が供給され、OVS(over voltage shutdown:過電圧シャットダウン)部12と、抵抗リミット部13を有している。すなわち、車両用灯具点灯回路3は、電源電位Vccにアノードが接続されるダイオードD1と、ダイオードD1のカソードにカソードが接続される降伏電圧(一例として約18V)をもつツェナーダイオードZD11と、ツェナーダイオードZD11のアノードに一端が接続される抵抗R32と、ツェナーダイオードZD11のカソードに一端が接続される抵抗R31と、抵抗R31の他端およびPWMラインVsigに一端が接続されツェナーダイオードZD11のアノードに他端が接続される抵抗R32と、ダイオードD1のカソードに一端が接続される抵抗R35と、ツェナーダイオードZD11のアノードに一端が接続される抵抗R34と、抵抗R34の他端に接続されるベースと抵抗R35の他端に接続されるコレクタと接地電位GNDに接続されるエミッタをもつトランジスタQ11を有している。
さらに、車両用灯具点灯回路3は、抵抗R35の一端にその一端が接続される抵抗R36と、抵抗R36の他端にカソードが接続され接地電位にアノードが接続されるツェナーダイオードZD12(一例として降伏電圧13.5V〜16V)と、ツェナーダイオードZD12のカソードに一端が接続される抵抗R37と、接地電位に一端が接続される抵抗R38と、抵抗R35の他端に接続されるコレクタと抵抗R38の他端に接続されるエミッタをもつトランジスタQ12と、ダイオードD1のカソードにカソード側が接続される直列接続されたLEDLD1〜LD3を有している。さらに、車両用灯具点灯回路3は、トランジスタQ12のベースに一端が接続される抵抗R39と、抵抗R39の他端に接続されるゲートとLEDLD3のアノードに一端が接続される電流路をもつFETQ13と、抵抗R39の他端およびトランジスタQ12のベースに一端が接続され他端が接地電位に接続される抵抗R40を有している。
このような構成をもつ車両用灯具点灯回路3は、図1に示す車両用灯具点灯回路1と同様に、ツェナーダイオードZD12の降伏電圧(13.5V〜16V)を基準に、トランジスタQ12をオンして電源電位と接地電位間のバイパス経路を形成することで、LEDに過電流が流れることを抑制する。また、ツェナーダイオードZD11の降伏電圧(一例として約18V等)を基準にトランジスタQ11をオンすることでFETQ13をオフし、これによりLEDに流れる電流をシャットダウンすることで、一例として約18V以上の過電圧からLEDを保護する。このような保護機能と共に、PWM信号発生回路2から供給されたPWM信号により、LEDLD1〜LD3の点灯時や消灯時の電位変化を抑制することで、過電流の発生を防止することができる。さらに、発光する光量の急激な変化を抑制することにより、人間がヘッドランプ等を目視した状態で点灯すると幻惑されたり、非常に眩しく感じたりする等の不具合を解消することができる。
すなわち、車両用灯具点灯回路3は、PWM信号発生回路2から供給されたPWM信号により、LEDの点灯時、ゼロ電位から所定電位まで電位を段階的に上昇させることで、LEDの発光をゼロ光量から所定光量に段階的に上昇させることができる。同様に、車両用灯具点灯回路3は、PWM信号発生回路5から供給されたPWM信号により、LEDの消灯時、所定電位からゼロ電位まで電位を段階的に下降させることで、LEDの発光を所定光量からゼロ光量へと段階的に下降させることができる。これにより、LEDの点灯時や消灯時の過電流の発生を防止すると共に、急激な発光光量の変化を抑制することで、眩しくないヘッドランプ等を可能とするものである。
次に、抵抗リミット部13における電流制限による保護機能について図面を用いて詳細に説明する。ツェナーダイオードZD12の降伏電圧(13.5V〜16V)に基づく電流リミット設定電圧までは、通常の抵抗制御回路で動作し、電圧が上がり設定電流まで電流が上昇すると、トランジスタQ12とFETQ13でバランスをとってLEDに流れる電流を制限することができる。
すなわち、電源が投入されると、抵抗R35を通じてFETQ13がオンする。これによりLEDラインに電流が流れ、抵抗R39,R40により制限された電流が流れる(通常の抵抗制御回路)。このとき、トランジスタQ12のエミッタには、ツェナーダイオードZD12で作られた定電圧を抵抗R37、抵抗R38で分圧した値が現れる。トランジスタQ12のベースには、LED電流により抵抗R40の電圧が印加され、上記したトランジスタQ12のエミッタ電圧との差が大きくなることでトランジスタQ12がオンし始める。トランジスタQ12がオンすると、FETQ13のゲート電圧が下がるのでドレイン電流が絞られる。すなわち、「電流を絞る」→「Vbe下がる」→「トランジスタQ12絞る」→「FETQ13オン」→「Vbe上昇」→「トランジスタQ12オン」→「電流を絞る」…の一連の制御が行われることで、LEDに流れる電流の制御が行われる。従って、図6のグラフによれば、LEDに流れる電流は、「A:制御なしの場合」は、電源電圧が16Vを超えると、最大定格電流である700mAを超える電流が流れることになるが、「B:制御を行った場合」では、特に「制御変化ポイント」から「過電圧シャットダウン」の間において抑制され、LEDを過電流から保護することができる。
次に、OVS部12における過電圧シャットダウンによる保護機能について図面を用いて詳細に説明する。ツェナーダイオードZD11に印加する電源電圧がツェナーダイオードZD11の降伏電圧(一例として約18V)以上になると、ツェナーダイオードZD11がオンしトランジスタQ11がオンする。これにより、FETQ13のゲートがロウに落ちるため、FETQ13の電流路は閉鎖され、LEDLD1〜LD3には電流が流れなくなり、LEDLD1〜LD3は消灯することになる。これにより、車両用灯具点灯回路3は、例えば、約18V以上の過電圧に対して、図6のグラフにおける「過電圧シャットダウン」のポイントにおいて、LEDを過電流から保護することができる。なお、OVS作動電圧は、
Dvf+Vzd+Q11Vbe
により算出することができる。ここで、Dvfは、ダイオードD1の順方向降下電圧、Vzdは、ツェナーダイオードZD11の降伏電圧、Q11Vbeは、トランジスタQ11のベースエミッタ間電圧を示している。
なお、車両用灯具点灯回路3は、ツェナーダイオードZD12の温度特性がプラス、トランジスタQ12のVbeの温度特性がマイナスであるため、温度特性が打ち消しあうことから、温度変化によるリミットポイントの変化を抑制することができる。
また、図7のグラフを用いて、車両用灯具点灯回路3におけるLEDを含めた消費電力を「C:制御なしの場合」と「D:制御を行った場合」で比較してみる。図7のグラフにおいて、「C:制御なしの場合」では、特に電源電圧約14V以降において消費電力は上昇していくが、「D:制御を行った場合」では、LEDに流れる電流を抑制することで、消費電力を低減できることが分かる。
以上記載した様々な実施形態は複数同時に実施することが可能であり、これらの記載により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
1…車両用灯具点灯回路、2…PWM信号発生回路、D1…ダイオード、R1…抵抗、Q1,Q3…トランジスタ、Q2…FET、ZD1,ZD2…ツェナーダイオード、LD1,LD2,LD3…発光ダイオード。

Claims (6)

  1. 車両の灯具に用いられる半導体型光源と、
    電位が段階的に変化する電源を生成して、前記半導体型光源に供給することで前記半導体型光源の発光光量を調整する調光手段と、
    を具備することを特徴とする車両用灯具点灯回路。
  2. 前記調光手段は、前記半導体型光源の点灯時、ゼロ電位から所定電位まで段階的に電位を上昇させることで、前記半導体型光源の発光をゼロ光量から所定光量に段階的に上昇させることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具点灯回路。
  3. 前記調光手段は、前記半導体型光源の消灯時、所定電位からゼロ電位まで段階的に電位を下降させることで、前記半導体型光源の発光を所定光量からゼロ光量へと段階的に下降させることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具点灯回路。
  4. 前記調光手段は、PWM信号発生回路を含むことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具点灯回路。
  5. 前記調光手段から供給される電源の電位が所定電位を超えると、前記調光手段から接地電位へのバイパス経路を形成することにより、前記調光手段から前記半導体型光源へと流れる電流の電流量を抑制する抑制手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具点灯回路。
  6. 前記半導体型光源と接地電位との間に設けられ、前記調光手段から供給される電源の電位が所定電位を超えると、前記半導体型光源から接地電位へと流れる電流を遮断する遮断手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具点灯回路。
JP2013028099A 2013-02-15 2013-02-15 車両用灯具点灯回路 Pending JP2014156191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028099A JP2014156191A (ja) 2013-02-15 2013-02-15 車両用灯具点灯回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028099A JP2014156191A (ja) 2013-02-15 2013-02-15 車両用灯具点灯回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014156191A true JP2014156191A (ja) 2014-08-28

Family

ID=51577386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028099A Pending JP2014156191A (ja) 2013-02-15 2013-02-15 車両用灯具点灯回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014156191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016064682A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯システムの制御方法
JP2022524318A (ja) * 2019-03-12 2022-05-02 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 光源駆動装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003237460A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Honda Motor Co Ltd 発光回路及び点灯装置
JP2004235498A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Anden 発光ダイオードの制御装置
JP2005231451A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2006103477A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の点灯制御回路
JP2007045252A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置
JP2007168696A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Ichikoh Ind Ltd 車両灯具用過電圧保護回路およびこれを備える車両用灯具点灯回路
JP2007258185A (ja) * 2007-05-17 2007-10-04 Denso Corp 放電灯装置
JP2009262850A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Ichikoh Ind Ltd 負荷駆動回路
JP2012071712A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Rohm Co Ltd Led駆動装置
JP2012204809A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 過電圧保護回路

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003237460A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Honda Motor Co Ltd 発光回路及び点灯装置
JP2004235498A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Anden 発光ダイオードの制御装置
JP2005231451A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2006103477A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の点灯制御回路
JP2007045252A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置
JP2007168696A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Ichikoh Ind Ltd 車両灯具用過電圧保護回路およびこれを備える車両用灯具点灯回路
JP2007258185A (ja) * 2007-05-17 2007-10-04 Denso Corp 放電灯装置
JP2009262850A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Ichikoh Ind Ltd 負荷駆動回路
JP2012071712A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Rohm Co Ltd Led駆動装置
JP2012204809A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 過電圧保護回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016064682A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯システムの制御方法
JP2022524318A (ja) * 2019-03-12 2022-05-02 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 光源駆動装置
JP7476221B2 (ja) 2019-03-12 2024-04-30 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 光源駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9980339B2 (en) Illumination device
JP2010016350A (ja) トランジスタスイッチモジュール及びこれを利用した発光ダイオード駆動回路
CN104679089B (zh) 用于集成led驱动芯片的梯级过温补偿保护系统及电路
JP2009525617A (ja) 温度制御式ledアレイ
JP4788929B2 (ja) 負荷駆動回路
US9609716B2 (en) Undervoltage protection circuit for LED lamp
JP2007038723A (ja) 車両用灯具の点灯制御装置
US20180279434A1 (en) Lighting circuit and vehicular lamp
US10688917B2 (en) Lighting control apparatus for vehicular lamp, vehicular lamp system
CA2844942A1 (en) Vehicle lighting outage detection circuit
CN105432143A (zh) 照明装置和包括所述照明装置的汽车车灯
US9999109B2 (en) LED lighting assembly
US9345075B2 (en) Vehicular headlamp
JP2014156191A (ja) 車両用灯具点灯回路
KR101771986B1 (ko) 엘이디 조명등 잔불 방지장치
JP6331252B2 (ja) 車両用灯具点灯回路
JP7066472B2 (ja) 発光素子駆動装置
JP4601558B2 (ja) 車両用発光装置
JP2000278859A (ja) Led点灯回路の過電圧保護回路
JP7131054B2 (ja) 車両用灯具
KR101342057B1 (ko) 차량용 발광 다이오드 구동 모듈 보호 회로
JP6191149B2 (ja) 車両灯具のled点灯回路
JP2015022879A (ja) 点灯装置
JP2007142139A (ja) Ledの駆動制御装置
CN112566313A (zh) 延时启动电路及灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403