JP2014156182A - ゴムクローラの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加硫後にゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊内にゴム材よりも熱伝導性に優れる部材を高い精度で配設すること。
【解決手段】無端状のゴムクローラ10の内周から突出すると共に金属部材32が埋設されるゴム突起14となる未加硫の突起ゴム塊114を金属部材32が埋設される位置で複数に分割した分割ゴム塊115を形成する分割ゴム塊形成工程と、分割ゴム塊115の分割面115Aに形成された金属部材32の嵌め込み用凹部116に金属部材32を嵌め込みながら、複数の分割ゴム塊115の分割面115Aを接合して突起ゴム塊114を組み立てる突起ゴム塊組立工程と、突起ゴム塊114を加硫してゴム突起14を形成する加硫工程と、をゴムクローラの製造方法が有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴムクローラの製造方法に関するものである。
ゴムクローラの中には、機体側の駆動輪の外周面とゴムクローラの内周面とを接触させ、両者間に働く摩擦力によって駆動輪からの駆動力をゴムクローラに伝達する摩擦駆動型のゴムクローラがある。このタイプのゴムクローラは、内周面に、駆動輪、遊動輪、及び転輪などの車輪をガイドするためのゴム突起が一定間隔で設けられている。
このゴム突起は、車輪との接触による摩耗の抑制及び車輪の脱輪防止の観点から、クローラ周方向の突起長さ、クローラ幅方向の突起幅、クローラの内周面からの突出高さがそれぞれ増大する傾向にある。ゴム突起のサイズが増大していくと、ゴムクローラを加硫する際の加硫の最遅点(モールドから受ける積算熱量が最も小さい点)がゴム突起の深部となる。ゴムクローラに所定のゴム物性を発揮させるためには、加硫最遅点が所定の加硫度に達するまで加硫を継続する必要があるが、ゴムのオーバーキュアを避けるためには、低温で加硫する必要があり、結果として、加硫時間が長くなる。
このため、特許文献1に開示のゴムクローラでは、ゴム突起の内部に金属粉や金属繊維を混入した配合層を配設することでゴム突起の熱伝導率を上げて加硫時間の短縮を図っている。
特開2004-330830号公報
特許文献1に開示のゴムクローラでは、未加硫の突起ゴム塊を製造するために、未加硫のゴム材と金属粉または金属繊維を混ぜ合わせて未加硫の配合ゴムを形成し、その後、配合ゴムを他の未加硫のゴム材で覆って、未加硫の突起ゴム塊を形成していると考えられるが、詳細については開示されていない。
ここで、突起ゴム塊が、例えば、ゴム突起と同一形状の凹部が形成されたモールドの該凹部内に未加硫のゴム材を押し込み、その後で、未加硫のゴム材の中央部に配合ゴムを押し込んで形成される場合、配合ゴムが突起ゴム塊内の所望位置よりもずれた位置に配置される、すなわち、配合ゴムが突起ゴム塊内で偏って配置されることがある。このように、配合ゴムが偏った場合には、突起ゴム塊の加硫の進行度合いにムラが生じる虞がある。このため、ゴムのオーバーキュアなどを避ける観点から加硫温度を一定値以下に抑えて加硫することとなり、加硫時間の短縮に改善の余地を残している。
本発明は、加硫後にゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊内にゴム材よりも熱伝導性に優れる部材を高い精度で配設することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のゴムクローラの製造方法は、無端状のゴムクローラの内周から突出すると共に金属部材が埋設されるゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊を前記金属部材が埋設される位置で複数に分割した分割ゴム塊を形成する分割ゴム塊形成工程と、前記分割ゴム塊の分割面に形成された前記金属部材の嵌め込み用凹部に前記金属部材を嵌め込みながら、複数の前記分割ゴム塊の分割面を接合して前記突起ゴム塊を組み立てる突起ゴム塊組立工程と、前記突起ゴム塊を加硫して前記ゴム突起を形成する加硫工程と、を有している。
本発明の請求項2に記載のゴムクローラの製造方法は、請求項1に記載のゴムクローラの製造方法において、互いに隣り合う前記分割ゴム塊の分割面のつなぎ目が、前記ゴム突起の前記ゴムクローラ幅方向の壁面を除いた壁面に位置するように前記分割ゴム塊を形成する。
本発明の請求項3に記載のゴムクローラの製造方法は、請求項1または請求項2に記載のゴムクローラの製造方法において、互いに隣り合う前記分割ゴム塊の分割面に互いに嵌り合う凹凸部を形成する。
本発明の請求項4に記載のゴムクローラの製造方法は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴムクローラの製造方法において、前記分割ゴム塊の分割面にジエン系重合体を用いた接合剤を塗布する。
本発明の請求項5に記載のゴムクローラの製造方法は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴムクローラの製造方法において、前記ゴム突起の頂面から前記金属部材の一部が突出するように前記分割ゴム塊の前記嵌め込み用凹部を形成し、組み立て後の前記突起ゴム塊から突出する前記金属部材の一部を加硫型に形成された位置決め用凹部に差し込んで前記突起ゴム塊を加硫する。
以上説明したように、本発明のゴムクローラの製造方法は、加硫後にゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊内にゴム材よりも熱伝導性に優れる部材を高い精度で配設することができる。
第1実施形態のゴムクローラの製造方法で製造されるゴムクローラを駆動輪及び遊動輪に巻き掛けた状態をクローラ幅方向から見た側面図である。 第1実施形態のゴムクローラの製造方法で製造されるゴムクローラのゴム突起を拡大した斜視図である。 第1実施形態のゴムクローラの製造方法の突起ゴム塊組立工程を説明するための斜視図である。 (A)第1実施形態のゴムクローラの製造方法の加硫工程を説明するための説明図である。(B)突起ゴム塊がモールド内に配設された状態を説明するための説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るゴムクローラの製造方法によって製造されるゴムクローラについて説明する。
第1実施形態のゴムクローラの製造方法で製造される無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラである。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結される駆動輪100とクローラ車(例えば、大型農業用機械や舗装機など)に回転自在に取付けられる遊動輪102に巻き掛けられて用いられる。また、ゴムクローラ10の内周を、駆動輪100と遊動輪102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104が転動するようになっている。なお、本実施形態の駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104は、クローラ車側に連結される軸部と、この軸部の両端部側に設けられた円盤状の輪部とで構成されている。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2の矢印S方向)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2の矢印W方向)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を内周側または外周側から見た場合に直交する。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状となったゴムクローラ10の内周側(図2の矢印IN方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図2の矢印OUT方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図2の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向を示している。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、ゴム材を無端帯状に形成したゴムベルト12を有している。ゴムベルト12の内周には、クローラ内周側に突出するゴム突起14がクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されている。このゴム突起14は、ゴムベルト12のクローラ幅方向の中央に配置され、ゴムベルト12上を転動する車輪(駆動輪100、遊動輪102、転輪104)のクローラ幅方向への移動を該車輪と当接して制限するようになっている。具体的には、ゴム突起14のクローラ幅方向の幅方向壁面14Bに、車輪の側面が当接するようになっている。また、ゴム突起14は、ゴムベルト12と同じゴム材、または、ゴムベルト12よりも硬いゴム材で形成されている。また、本実施形態では、ゴム突起14の突出高さは、ゴムベルト12の厚みよりも大きい値とされている。なお、ゴム突起14の突出高さ及びゴムベルト12の厚みはともにクローラ内外方向に沿って計測した値である。
また、ゴムベルト12の外周には、地面と接地するラグ18が複数形成されている。さらに、ゴムベルト12には、クローラ周方向に沿って延びる無端帯状のベルト層(図示省略)が埋設されている。
図2に示すように、ゴム突起14には、熱伝導性に優れる材料として金属材料(例えば、鉄、アルミニウムなど)を略円柱状に形成した金属部材32が埋設されている。この金属部材32は、ゴム突起14の頂面14A側から根元側へ延びている。このように、金属部材32をクローラ内外方向に埋設する(延ばす)ことで、ゴム突起14のクローラ周方向及びクローラ幅方向の剛性(例えば、曲げ剛性)を高めることができる。また、本実施形態の金属部材32は、一端部32Aが頂面14Aから突出し、他端部32Bがゴム突起14の突出高さの半分よりも低い位置に配置されている。なお、金属部材32の一端部32Aの頂面14Aからの突出量は、15mm以下に設定することが好ましい。
また、金属部材32の他端部32Bには、ゴム突起14からの抜け出しを抑制するための抜け抑制部(所謂アンカー部)としての張出部34が形成されている。本実施形態の張出部34は、略球状とされている。
次に、本実施形態のゴムクローラ10を製造する製造方法について説明する。
ゴムクローラ10の製造には、まず、ゴムクローラ10を構成する各ゴムクローラ構成部材を製造する。なお、ここでいうゴムクローラ構成部材とは、加硫後にゴムベルト12のクローラ内周側となる未加硫のゴムシート112、同じくゴムベルト12のクローラ外周側となる未加硫のゴムシート113、加硫後にラグ18となる未加硫のラグゴム塊118、加硫後にゴム突起14となる未加硫の突起ゴム塊114、加硫後にベルト層となる未加硫のベルトプライ120などを指している(図4(A)参照)。以下では、突起ゴム塊114の製造工程について詳細に説明する。
(分割ゴム塊形成工程)
まず、図3に示すように、突起ゴム塊114を構成する複数の分割ゴム塊115を製造する。具体的には、分割ゴム塊115は、突起ゴム塊114を金属部材32が埋設される位置で複数に分割(本実施形態ではクローラ幅方向に2分割)したものである。なお、本実施形態の2つの分割ゴム塊115はともに同一形状となっている。
両分割ゴム塊115の分割面115Aには、金属部材32が嵌め込まれる該金属部材32の半分の形状に略一致する嵌め込み用凹部116が形成されている。具体的には、嵌め込み用凹部116の形状は、金属部材32を軸方向に沿って半分に切断したものの片側半分の形状とされている。
また、本実施形態では、ゴム突起14の頂面14Aから金属部材32の一端部32Aが突出するように分割ゴム塊115の嵌め込み用凹部116を形成している。この金属部材32の一端部32Aは、後述するように、上モールド50の位置決め用凹部51Bに差し込める程度にゴム突起14の頂面14Aから突出していることが好ましい。例えば、上記一端部32Aの頂面14Aからの突出量は、15mm以下に設定することが好ましい。
また、互いに隣り合う分割ゴム塊115の分割面115Aのつなぎ目(図4では、二点鎖線)Lが、ゴム突起14の幅方向壁面14Bを除いた壁面に位置するように、分割ゴム塊115を形成している。
なお、ここでいう「ゴム突起14の幅方向壁面14Bを除いた壁面」とは、ゴム突起14のゴムクローラ周方向の周方向壁面14C、ゴム突起14の頂面14A(頂となる壁面)、及びゴム突起14の底面14D(底となる壁面)を指している。また、底面14Dは、ゴム突起14とゴムベルト12の境界にあたる。
分割ゴム塊115は、該分割ゴム塊115と同一形状の凹部(図示省略)が形成された分割ゴム塊成型用型(図示省略)に未加硫のゴム材を充填し、分割ゴム塊成型用型を閉めて上記凹部内の未加硫のゴム材をプレスすることで製造される。
なお、分割ゴム塊115は、分割ゴム塊成型用型の凹部に押出機(図示省略)から未加硫のゴム材を高圧で注入して製造してもよい。
なお、本実施形態では、分割ゴム塊115の分割面115Aは、嵌め込み用凹部116を除いて平坦状に形成されている。
(突起ゴム塊組立工程)
次に、図3に示すように、分割ゴム塊115の分割面115Aの嵌め込み用凹部116に金属部材32を嵌め込みながら複数(本実施形態では2つ)の分割ゴム塊115の分割面115Aを接合して突起ゴム塊114を組み立てる。このようにして突起ゴム塊114が製造される。
ここで、分割ゴム塊115の分割面115Aにジエン系重合体を用いた接合剤を塗布して複数の分割ゴム塊115の分割面115Aを接合してもよい。このように分割面115Aに上記接合剤を塗布した場合、加硫時の熱に反応してジエン系重合体を用いた接合剤の接合力が高まり、互いに隣り合う分割ゴム塊115同士が強固に接合される。
なお、互いに隣り合う分割ゴム塊115の分割面115A同士を接合する接合剤としては、ジエン系重合体を用いる以外のその他一般的なゴム接合剤を用いてもよい。
また、図3に示す矢印W方向はクローラ幅方向を指し、矢印S方向はクローラ周方向(言い換えるとクローラ長手方向)を指している。なお、突起ゴム塊114の頂面、幅方向壁面、周方向壁面、底面は、突起ゴム塊114の加硫後にゴム突起14の頂面14A、幅方向壁面14B、周方向壁面14C、底面14Dとなる。
(加硫工程)
次に、上記ゴムクローラ構成部材製造工程において製造した各ゴムクローラ構成部材を加硫型の一例としてのモールド48で加硫する(図4(A)参照)。
まず、モールド48について説明する。モールド48は、上モールド50と下モールド52とで構成されている。上モールド50の合わせ面には、ゴムクローラ10の内周側を成型するための凹部50Aが形成されている。この凹部50Aには、ゴム突起14を成型するためのゴム突起14と略同一形状のゴム突起用凹部51が形成されている。このゴム突起用凹部51の底面51Aには、金属部材32の一端部32Aが差し込まれる位置決め用凹部51Bが形成されている。一方、下モールド52の合わせ面には、ゴムクローラ10の外周側を成型するための凹部52Aが形成されている。この凹部52Aには、ラグ18を成型するためのラグ18と略同一形状のラグ用凹部53が形成されている。
次にモールド48を用いた加硫手順について説明する。
図4(A)に示すように、まず、未加硫のラグゴム塊118を下モールド52のラグ用凹部53に配設し(嵌め込み)、その上に、未加硫のゴムシート113、未加硫のベルトプライ120、未加硫のゴムシート112の順で各部材を配設する(積層)する。
次に、図4(A)、図4(B)に示すように、未加硫の突起ゴム塊114を位置決め用凹部51B内に配設し(嵌め込み)つつ、金属部材32の一端部32Aを上モールド50の位置決め用凹部51Bに差し込み、上モールド50と下モールド52を閉じる。
そして、上モールド50と下モールド52でゴムクローラ構成部材に所定の圧力を加えた状態で、所定の温度で所定時間加硫する。
加硫が完了した後は、上モールド50と下モールド52を開いて、ゴムクローラ構成部材を加硫して成型された有端状のゴムクローラを取り出す。そして、有端状のゴムクローラの長手方向両端部同士を重ね合わせ、この重ね合わせ部分を連結接合する。これにより、無端状のゴムクローラ10が製造される。
なお、本実施形態では、下モールド52に対してゴムクローラ構成部材を順次積層する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、上モールド50と下モールド52を上下逆さにして、上モールド50にゴムクローラ構成部材を順次積層する構成としてもよい。
次に、本実施形態のゴムクローラの製造方法の作用効果について説明する。
上記ゴムクローラの製造方法では、分割ゴム塊形成工程において、分割面115Aに金属部材32が嵌め込まれる嵌め込み用凹部116が形成された複数の分割ゴム塊115が形成される。次に、突起ゴム塊組立工程において、分割ゴム塊115の嵌め込み用凹部116に金属部材32を嵌め込みながら、複数の分割ゴム塊115の分割面115Aが接合されて突起ゴム塊114が組み立てられる。そして、加硫工程において突起ゴム塊114が加硫されて、ゴムクローラ10の内周から突出すると共に金属部材32が埋設されたゴム突起14が形成される。
ここで、分割ゴム塊115の嵌め込み用凹部116に金属部材32を嵌め込みながら、複数の分割ゴム塊115の分割面115Aを接合して突起ゴム塊114が組み立てられることから、加硫後にゴム突起14となる未加硫の突起ゴム塊114内にゴム材よりも熱伝導性に優れる金属部材32を高い精度で配設することができる。
このように、金属部材32を突起ゴム塊114内の所望位置に配設することができるため、加硫時に突起ゴム塊114に略均等に熱を伝えることが可能となり、突起ゴム塊114の加硫温度を上昇させて加硫の進行速度を早めることができる。すなわち、ゴムクローラ構成部材全体の加硫の進行速度を早めることができる。これにより、加硫時間を短縮できるようになる。結果、ゴムクローラ製造時の電気使用量などが減少し、ゴムクローラ10の製造コストを低くすることができる。
また、上記ゴムクローラの製造方法では、図2、図3に示すように、互いに隣り合う分割ゴム塊115の分割面115Aのつなぎ目Lをゴム突起14の幅方向壁面14Bを除いた壁面(周方向壁面14C、頂面14A、及び、底面14D)に位置するように分割ゴム塊115を形成している、言い換えると、上記つなぎ目Lをゴム突起14の幅方向壁面14Bの壁面に形成しないように、分割ゴム塊115を形成している。
この構成により、旋回時などに、駆動輪100や遊動輪102がゴム突起14の幅方向壁面14Bに当接しても、駆動輪100や遊動輪102が上記分割面115Aのつなぎ目Lに直に当接することがないため、上記分割面115Aのつなぎ目Lに起因する不具合(例えば、分割面115Aに沿った亀裂など)の発生を抑制することができる。
また、分割ゴム塊115の分割面115Aにジエン系重合体を用いた接合剤を塗布していることから、加硫時に互いに隣り合う分割ゴム塊115の分割面115A同士が強固に接合され、加硫後のゴム突起14において互いに隣り合う分割ゴム塊115のつなぎ目Lに起因する不具合の発生を効果的に抑制することができる。
また、金属部材32の一端部32Aを上モールド50の位置決め用凹部51Bに差し込み、突起ゴム塊114を加硫することで、加硫の際に、金属部材32を介して上モールド50の熱を突起ゴム塊114の深部(深い部分)に伝達することができる。これにより、突起ゴム塊114の加硫の進行速度を早めることができるため、効果的に加硫時間を短縮できる。
特に、本実施形態のゴムクローラ10のように大型農業機械や舗装機用のものは、ゴム突起14のサイズが大きい(例えば、ゴム突起14の突出高さがゴムベルト12の厚みよりも大きい値になる)ため、加硫時間が長くなる傾向にあるが、上記のように金属部材32を突起ゴム塊114内に配設しておくことで、加硫時間を短縮することができる。
また、金属部材32の一端部32Aを、上モールド50の位置決め用凹部51Bに差し込むことから、金属部材32を上モールド50に容易に位置決めでき、さらに、加硫時のゴム流れによる金属部材32の位置ずれを防止することができる。
第1実施形態のゴムクローラの製造方法では、図3に示すように、突起ゴム塊114の頂面から金属部材32の一端部32Aを突出させる構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、突起ゴム塊114の頂面から金属部材32の一端部32Aを突出させない構成としてもよい。
第1実施形態のゴムクローラの製造方法では、図3に示すように、分割ゴム塊115の分割面115Aに嵌め込み用凹部116のみを形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、分割ゴム塊115の分割面115Aに更に凹凸部を形成してもよい。例えば、一方の分割ゴム塊115の分割面115Aに凸部を形成し、他方の分割ゴム塊115の分割面115Aに前記凸部が嵌る凹部を形成してもよい。この場合には、一方の分割ゴム塊115の凸部を他方の分割ゴム塊115の凹部に嵌め込むことで、簡易かつ精度よく突起ゴム塊114を組み立てることができる。また、突起ゴム塊114の分割面115Aに沿った変位が前記凸部及び前記凹部により抑制される。これにより、突起ゴム塊114の搬送中などに、分割面115A同士を合わせた分割ゴム塊115に位置ずれなどが生じるのを抑制することができる。また、加硫後のゴム突起14においても、分割面115A(つなぎ目L)に沿った変位が抑制されるため、つなぎ目Lに起因する不具合の発生をさらに抑制することができる。
また、2つの分割ゴム塊115が同一形状となるように分割面115Aに凸部と凹部の両方を形成してもよい。このように構成した場合には、突起ゴム塊114を構成する部材の種類を減らすことができるため、製造コストを減らすことができる。
第1実施形態のゴムクローラの製造方法では、図3に示すように、2つの分割ゴム塊115で突起ゴム塊114を構成しているが、本発明はこの構成に限定されず、3つ以上の分割ゴム塊で突起ゴム塊114を構成してもよい。この場合には、各々の分割ゴム塊の分割面にそれぞれ金属部材を配設することが好ましい。このように構成することで、各分割ゴム塊を略均等に加硫することができるため、突起ゴム塊114の加硫の進行速度を早めることができる。また、加硫後のゴム突起14には、複数本の金属部材が埋設されることから、ゴム突起14のクローラ周方向及びクローラ幅方向の剛性が向上し、ゴム突起14まわりの不具合の発生を抑制することができる。
また、第1実施形態のゴムクローラの製造方法では、図3に示すように、突起ゴム塊114をクローラ幅方向に2分割しているが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、突起ゴム塊114をクローラ内外方向に複数に分割してもよい。この場合には、突起ゴム塊114の底面にのみ分割面115Aのつなぎ目Lが形成されるように分割ゴム塊115を形成することが好ましい。このように構成することで、車輪がゴム突起14の上記つなぎ目Lに直接当接するのを確実に防止することができる。これにより、ゴム突起14の上記つなぎ目Lに起因する亀裂などの発生を効果的抑制することができる。
前述の実施形態では、金属部材32の他端部32Bに略球状の張出部34を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、金属部材32の他端部は、ゴム突起からの抜けを抑制できれば、どのような形状としてもよい。一方、金属部材にゴム突起からの抜け抑制部を設けずに、該金属部材を一端から他端まで同径の円柱体としてもよい。
なお、本実施形態では、突起ゴム塊内にゴム材よりも熱伝導性に優れる金属部材を配設する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、金属部材の代わりに、ゴム材よりも熱伝導性に優れる材料で形成された部材を配設してもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10・・ゴムクローラ、 14・・ゴム突起、 14A・・頂面、 14B・・幅方向壁面、 14C・・周方向壁面、 14D・・底面、 32・・金属部材、 32A・・先端部(金属部材の一部)、 48・・モールド(加硫型)、 51B・・位置決め用凹部、 114・・突起ゴム塊、 115・・分割ゴム塊、 115A・・分割面、 116・・嵌め込み用凹部、 L・・つなぎ目、 S・・ゴムクローラ周方向、 W・・ゴムクローラ幅方向、 IN・・ゴムクローラ内周側、 OUT・・ゴムクローラ外周側。
本発明の請求項1に記載のゴムクローラの製造方法は、無端状のゴムクローラの内周から突出すると共に金属部材が埋設されるゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊を前記金属部材が埋設される位置で複数に分割した分割ゴム塊を形成する分割ゴム塊形成工程と、前記分割ゴム塊の分割面に形成された前記金属部材の嵌め込み用凹部に前記金属部材を嵌め込みながら、複数の前記分割ゴム塊の分割面を接合して前記突起ゴム塊を組み立てる突起ゴム塊組立工程と、前記突起ゴム塊組立工程で組み立てた未加硫の前記突起ゴム塊を加硫型内に配設すると共に他のゴムクローラ構成部材を前記加硫型内に配設した後、前記突起ゴム塊及び前記他のゴムクローラ構成部材を加硫して前記ゴム突起を形成する加硫工程と、を有している。
本発明の請求項2に記載のゴムクローラの製造方法は、請求項1に記載のゴムクローラの製造方法において、互いに隣り合う前記分割ゴム塊の分割面のつなぎ目が、前記ゴム突起のゴムクローラ幅方向の壁面を除いた壁面に位置するように前記分割ゴム塊を形成する。
次にモールド48を用いた加硫手順について説明する。
図4(A)に示すように、まず、未加硫のラグゴム塊118を下モールド52のラグ用凹部53に配設し(嵌め込み)、その上に、未加硫のゴムシート113、未加硫のベルトプライ120、未加硫のゴムシート112の順で各部材を配設する(積層)する。
次に、図4(A)、図4(B)に示すように、未加硫の突起ゴム塊114をゴム突起用凹部51内に配設し(嵌め込み)つつ、金属部材32の一端部32Aを上モールド50の位置決め用凹部51Bに差し込み、上モールド50と下モールド52を閉じる。
そして、上モールド50と下モールド52でゴムクローラ構成部材に所定の圧力を加えた状態で、所定の温度で所定時間加硫する。

Claims (5)

  1. 無端状のゴムクローラの内周から突出すると共に金属部材が埋設されるゴム突起となる未加硫の突起ゴム塊を前記金属部材が埋設される位置で複数に分割した分割ゴム塊を形成する分割ゴム塊形成工程と、
    前記分割ゴム塊の分割面に形成された前記金属部材の嵌め込み用凹部に前記金属部材を嵌め込みながら、複数の前記分割ゴム塊の分割面を接合して前記突起ゴム塊を組み立てる突起ゴム塊組立工程と、
    前記突起ゴム塊を加硫して前記ゴム突起を形成する加硫工程と、
    を有するゴムクローラの製造方法。
  2. 互いに隣り合う前記分割ゴム塊の分割面のつなぎ目が、前記ゴム突起の前記ゴムクローラ幅方向の壁面を除いた壁面に位置するように前記分割ゴム塊を形成する、請求項1に記載のゴムクローラの製造方法。
  3. 互いに隣り合う前記分割ゴム塊の分割面に互いに嵌り合う凹凸部を形成する、請求項1または請求項2に記載のゴムクローラの製造方法。
  4. 前記分割ゴム塊の分割面にジエン系重合体を用いた接合剤を塗布する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴムクローラの製造方法。
  5. 前記ゴム突起の頂面から前記金属部材の一部が突出するように前記分割ゴム塊の前記嵌め込み用凹部を形成し、
    組み立て後の前記突起ゴム塊から突出する前記金属部材の一部を加硫型に形成された位置決め用凹部に差し込んで前記突起ゴム塊を加硫する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴムクローラの製造方法。
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