JP2014155860A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、滅菌装置、滅菌方法に関する。特に、所定の時間濃縮された滅菌剤を用いた滅菌処理と、所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いた滅菌処理とを切り替える滅菌装置と滅菌方法に関する。
本発明の目的は、所定の時間濃縮された滅菌剤を用いた滅菌処理と、所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いた滅菌処理とを、滅菌プロセスを変えることなく、切り替えることができる仕組みを提供することである。
本発明は、対象物を滅菌する滅菌装置であって、滅菌剤を供給する供給装置と、前記供給装置により供給された前記滅菌剤を濃縮する濃縮室と、前記濃縮室内の前記滅菌剤を入れて溜める滅菌剤溜まり部と、前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤を用いて前記対象物を滅菌する滅菌室と、前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤が気化されて前記滅菌室に拡散するために前記滅菌剤溜まり部と前記滅菌室との間に設けられた弁と、前記滅菌室を真空引きするための真空機器と、を備え、前記滅菌装置が、前記濃縮室で所定の時間濃縮された滅菌剤を用いて滅菌処理を行う濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧される前に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから前記所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室が前記所定の気圧まで減圧されるまで前記濃縮室が当該滅菌剤を濃縮し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室内が前記所定の気圧まで減圧された後に、前記濃縮室内の濃縮された滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開け、一方、前記滅菌装置が、前記濃縮室で前記所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いて滅菌処理を行う非濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧された後に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に供給された当該滅菌剤を前記所定の時間、前記濃縮室が濃縮することなく、前記濃縮室内の滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開けることを特徴とする。
また、本発明は、滅菌剤を供給する供給装置と、前記供給装置により供給された前記滅菌剤を濃縮する濃縮室と、前記濃縮室内の前記滅菌剤を入れて溜める滅菌剤溜まり部と、前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤を用いて対象物を滅菌する滅菌室と、前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤が気化されて前記滅菌室に拡散するために前記滅菌剤溜まり部と前記滅菌室との間に設けられた弁と、前記滅菌室を真空引きするための真空機器と、を備える、前記対象物を滅菌する滅菌装置における滅菌方法であって、前記滅菌装置が、前記濃縮室で所定の時間濃縮された滅菌剤を用いて滅菌処理を行う濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧される前に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから前記所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室が前記所定の気圧まで減圧されるまで前記濃縮室が当該滅菌剤を濃縮し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室内が前記所定の気圧まで減圧された後に、前記濃縮室内の濃縮された滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開け、一方、前記滅菌装置が、前記濃縮室で前記所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いて滅菌処理を行う非濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧された後に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に供給された当該滅菌剤を前記所定の時間、前記濃縮室が濃縮することなく、前記濃縮室内の滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開けることを特徴とする。
本願発明により、所定の時間濃縮された滅菌剤を用いた滅菌処理と、所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いた滅菌処理とを、滅菌プロセスを変えることなく、切り替えることができる。
ステップS706では、濃縮炉208は、図10に示すように、濃縮炉208の下部にヒータが設けられており、このヒータの熱により、滅菌剤が加熱される。滅菌剤が過酸化水素水溶液の場合、このヒータの熱により、水が気化される。そして、気化した水は、気送加圧ポンプ209から導管を通して送り込まれる空気により、排気用HEPAフィルタ221に導通している導管に押し出され、濃縮炉208内から排気される。これにより、滅菌剤(過酸化水素水溶液)が濃縮される。
図7で説明した通り、ステップS710で、濃縮炉208内の滅菌剤は、計量管214内に入る。
この計量管214は、図10に示すように、直管部1001と枝管部1002とから構成されている。
直管部1001は、直線の管状の部分である。直管部1001の管は、重力方向に配置されている。
また、枝管部1002は、直管部1001の中間部又は上部から、枝状に延びた管状の部分である。
直管部1001は、直管部の軸心と、枝管部1002の軸心とが垂直になる様に据え付けられる。
図7で説明した通り、ステップS710で、濃縮炉208内の滅菌剤は、計量管214内に入る。
この計量管214は、図10に示すように、直管部1001と枝管部1002とから構成されている。
直管部1001は、直線の管状の部分である。直管部1001の管は、重力方向に配置されている。
また、枝管部1002は、直管部1001の中間部又は上部から、枝状に延びた管状の部分である。
直管部1001は、直管部の軸心と、枝管部1002の軸心とが垂直になる様に据え付けられる。
このような構成にしているため、濃縮炉208から入ってきた滅菌剤は、計量管214内の直管部1001に溜まるように構成されている。直管部1001に滅菌剤が溜まる部分を滅菌剤溜まり部1003と言う。
そして、ステップS714で弁(V2)を開けることで、滅菌剤溜まり部1003に溜まっていた滅菌剤が、気化炉216に吸い込まれて、気化する。図10に示すように、気化炉216の上部から液体の滅菌剤が気化炉216に入ることで、滅菌剤が気化しやすい。
Claims (4)
- 対象物を滅菌する滅菌装置であって、
滅菌剤を供給する供給装置と、
前記供給装置により供給された前記滅菌剤を濃縮する濃縮室と、
前記濃縮室内の前記滅菌剤を入れて溜める滅菌剤溜まり部と、
前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤を用いて前記対象物を滅菌する滅菌室と、
前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤が気化されて前記滅菌室に拡散するために前記滅菌剤溜まり部と前記滅菌室との間に設けられた弁と、
前記滅菌室を真空引きするための真空機器と、
を備え、
前記滅菌装置が、前記濃縮室で所定の時間濃縮された滅菌剤を用いて滅菌処理を行う濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧される前に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから前記所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室が前記所定の気圧まで減圧されるまで前記濃縮室が当該滅菌剤を濃縮し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室内が前記所定の気圧まで減圧された後に、前記濃縮室内の濃縮された滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開け、一方、前記滅菌装置が、前記濃縮室で前記所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いて滅菌処理を行う非濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧された後に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に供給された当該滅菌剤を前記所定の時間、前記濃縮室が濃縮することなく、前記濃縮室内の滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開けることを特徴とする滅菌装置。 - 前記真空機器により真空引きされることで前記滅菌剤溜まり部に溜められた前記滅菌剤を気化する気化室を更に備え、
前記滅菌剤溜まり部と前記滅菌室との間に設けられた前記弁は、前記気化室と前記滅菌室との間に設けられた第1弁と、前記滅菌剤溜まり部と前記気化室との間に設けられた第2弁とから構成されており、
前記滅菌装置が、前記滅菌剤溜まり部と前記気化室との間に設けられた前記第2弁を開けて、前記滅菌剤溜まり部と、前記真空機器により真空引きされた前記気化室であって前記滅菌室と導通していない状態での前記気化室とを導通させることで、前記滅菌剤溜まり部に溜められた滅菌剤が前記気化室に吸い込まれて当該滅菌剤を気化させて、前記気化室と前記滅菌室との間に設けられた前記第1弁を開けて、前記気化室と前記真空機器により真空引きされた前記滅菌室とを導通させることで、前記気化室で気化された当該滅菌剤を前記滅菌室に拡散させることを特徴とする請求項1に記載の滅菌装置。 - 前記濃縮モード、及び前記非濃縮モードのうち、いずれかの選択をユーザにより受け付ける表示部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の滅菌装置。
- 滅菌剤を供給する供給装置と、
前記供給装置により供給された前記滅菌剤を濃縮する濃縮室と、
前記濃縮室内の前記滅菌剤を入れて溜める滅菌剤溜まり部と、
前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤を用いて対象物を滅菌する滅菌室と、
前記滅菌剤溜まり部に溜められた当該滅菌剤が気化されて前記滅菌室に拡散するために前記滅菌剤溜まり部と前記滅菌室との間に設けられた弁と、
前記滅菌室を真空引きするための真空機器と、を備える、前記対象物を滅菌する滅菌装置における滅菌方法であって、
前記滅菌装置が、前記濃縮室で所定の時間濃縮された滅菌剤を用いて滅菌処理を行う濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧される前に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから前記所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室が前記所定の気圧まで減圧されるまで前記濃縮室が当該滅菌剤を濃縮し、前記濃縮室に当該滅菌剤が供給されてから所定の時間が経過し、かつ、前記真空機器により前記滅菌室内が前記所定の気圧まで減圧された後に、前記濃縮室内の濃縮された滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開け、一方、前記滅菌装置が、前記濃縮室で前記所定の時間濃縮されていない滅菌剤を用いて滅菌処理を行う非濃縮モードの選択を受け付けた場合には、前記真空機器により前記滅菌室内が所定の気圧まで減圧された後に前記供給装置が前記濃縮室に前記滅菌剤を供給し、前記濃縮室に供給された当該滅菌剤を前記所定の時間、前記濃縮室が濃縮することなく、前記濃縮室内の滅菌剤を前記滅菌剤溜まり部に入れ、当該滅菌剤を気化して前記滅菌室に拡散させるべく前記弁を開けることを特徴とする滅菌方法。
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JP2014060743A JP5846235B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 滅菌装置、滅菌方法 |
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