JP2014155158A - アンテナ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が容易であり、適切な通信の実施ができるアンテナ及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明のアンテナ1は、電流が流されることで電波を送受信するように構成される積層体1Aを備え、前記積層体1Aは、長尺な導体からなる導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に設けられ、前記電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側1aから他端側1bに向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体からなる導体パターン14とを有しており、前記導体パターン14は、前記絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる導体層13であり、前記導体芯部11と前記導体パターン14とは、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部11から導体パターン14に向けて又はその逆に電流が流されるべく、接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、凹状をなす小型の凹部に設けられた小型のICチップ(特にパッシブ型RFIDタグ)との情報伝送及び給電を可能とするようなアンテナ及びその製造方法に関する。
近年、ICチップにおいては、小型化が進められており、このような小型のICチップとしては、アンテナを搭載するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる小型のICチップは、様々な産業への適用が広く検討されており、その具体例としては、金属製の狭小な小型凹部への適用(埋設又は載置等を含む取り付け)が検討されている。この場合、小型のICチップ(サイズが例えば0.5ミリメートル×0.5ミリメートル以下)は、小型の金属体凹部の底部に設けられて、リーダ/ライタとの間で無線通信(情報の書込み/読出しのための電波の送受信)がなされるように構成される。
ここで、リーダ/ライタ側のアンテナについては、小型のICチップ側のアンテナの開口面積と略同等なサイズである場合にアンテナ効率が良いとされており、また、小型凹部内の小型ICチップに当接又は近接させなければ、凹部壁面による反射等の影響を受けて小型ICチップとの無線通信を適切に行うことが難しく、情報の書込み/読出しに支障を来たしてしまう。そこで、リーダ/ライタ側においては、小型のICチップ側のアンテナに対応するような小型アンテナが求められていた。
一方、この種の小型アンテナとしては、例えば、平板状の接地板と、この接地板上に設けられ、円柱状の軟質磁性材料からなる第一コア材と、第一コア材の周囲に螺旋状に巻回されるワイヤとを備えるアンテナが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−027741号公報 特開2006−054655号公報
しかしながら、上記従来のアンテナは、接地板に第一コア材を取り付け、第一コア材の周囲にワイヤを巻いてなるという構成のために、小型凹部内に設けられる小型ICチップに当接又は近接させることができるような小型化が容易ではなく、小型化の点で課題があった。
更に、仮に小型化ができたとしても、アンテナ性能の劣化により電波の伝搬距離が短くなって通信可能な距離が短くなるため、小型ICチップとの無線通信を適切に行うことが難しいことが予想されるところ、適切な通信の実施という点でも課題があった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、小型化が容易であり、適切な通信の実施ができるアンテナ及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明のアンテナは、電流が流されることで電波を送受信するように構成される積層体を備え、前記積層体は、長尺な導体からなる導体芯部と、該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層と、該絶縁体層の径方向外側に設けられ、かつ、前記電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体からなる導体パターンとを有しており、前記導体パターンは、前記絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層であり、前記導体芯部と前記導体パターンとは、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部から導体パターンに向けて又はその逆に電流が流されるべく、接続されていることを特徴とする。
かかる構成からなるアンテナによれば、導体パターンを導体層として積層した積層体という簡易な積層構造体を採用しているため、小型化し易い。更に、かかるアンテナでは、導体芯部と導体パターンとが接続されているので、両者が接続されていない所謂開放型と比較して、磁界結合が支配的となるため、周囲物体によって電波の伝送効率が低下するといった影響を抑制しつつ、電波の伝搬距離、即ち通信可能な距離を長くすることができ、適切な通信を実施できる。
また、本発明のアンテナにおいては、前記積層体は、前記導体パターンの径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層と、該外側絶縁体層の径方向外側に積層され、前記導体パターンと同形状又は略同形状の所定形状をなす導体からなる外側導体パターンとを有し、前記外側導体パターンは、前記外側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層であるように構成することも可能である。
かかる構成からなるアンテナによれば、積層体は、内側の導体パターンと同形状又は略同形状の所定形状をなす導体からなる外側導体パターンを有しているので、内側の導体パターンと外側導体パターンとの電磁場の作用により送受信波を増幅して送受することができる。更に、かかるアンテナでは、外側導体パターンを導体層として積層した積層体という簡易な積層構造体を採用しているため、小型化し易い。
本発明のアンテナの製造方法は、長尺な導体からなる導体芯部と、該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層と、該絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層とで構成される積層体における導体層に対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、給電のための電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体パターンを設ける導体パターン形成工程と、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部から導体パターンに向けて又はその逆に電流が流されるべく、前記導体芯部と前記導体パターンとを接続する接続工程とを備えることを特徴とする。
かかる構成からなるアンテナの製造方法によれば、導体パターン形成工程において、レーザ蒸散法によって、積層体の導体層に導体パターンを容易に形成することができ、アンテナを小型化し易い。また、かかるアンテナの製造方法によれば、接続工程において、導体芯部と前記導体パターンとを接続することで、アンテナを短絡型として機能させることができる。かかる短絡型アンテナでは、両者が接続されていない所謂開放型と比較して、磁界結合が支配的となるため、周囲物体によって電波の伝送効率が低下するといった影響を抑制しつつ、電波の伝搬距離、即ち通信可能な距離を長くすることができ、適切な通信を実施できる。
また、本発明のアンテナの製造方法は、長尺な導体からなる導体芯部と、該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる内側絶縁体層と、該内側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる内側導体層と、該内側導体層の径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層と、該外側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる外側導体層とを有して構成される積層体における外側導体層に対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、電流が流れる方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす外側導体パターンを設ける外側導体パターン形成工程と、外側導体パターンをマスクとしたウェットエッチングによって、外側絶縁体層と内側導体層との一部を各々除去することで、内側導体層に対して、前記所定形状と同形又は略同形の内側導体パターンを設ける内側導体パターン形成工程と、前記内側導体パターンの軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きに給電のために流される電流の方向と整合するように、前記導体芯部から前記内側導体パターンに向けて又はその逆向きに電流が流されるべく、前記導体芯部と前記内側導体パターンとを接続する接続工程とを備えることを特徴とする。
かかる構成からなるアンテナの製造方法によれば、外側導体パターン形成工程において、レーザ蒸散法によって、積層体の外側導体層に外側導体パターンを容易に形成することができると共に、内側導体パターン形成工程において、外側導体パターンをマスクとしたウェットエッチングによって、内側導体層に内側導体パターンを容易に形成することができ、アンテナを小型化し易い。
また、本発明のアンテナの製造方法においては、前記導体パターン形成工程又は前記外側導体パターン形成工程において、前記レーザ蒸散法によるレーザ照射では、レーザを照射する照射手段又は積層体を導体芯部の軸周りに連続的に回転させながら、前記導体層又は前記外側導体層に対して、径方向側の表面における法線方向に沿ってレーザを照射するように構成することも可能である。
かかる構成からなるアンテナの製造方法によれば、レーザを照射する照射手段又は積層体を導体芯部の軸周りに連続的に回転させながら、導体層又は外側導体層の径方向側の表面に対して、レーザを垂直に照射することで、レーザ照射痕における幅のばらつきをなくして一定にして、導体パターン又は外側導体パターンを正確に形成することができるので、アンテナ性能の低下を抑制することができる。
本発明のアンテナによれば、積層体という簡易な積層構造体を採用しているため、小型化し易くできると共に、導体芯部と導体パターンとが接続されているので、両者が接続されていない所謂開放型と比較して、磁界結合が支配的となるため、周囲物体によって電波の伝送効率が低下するといった影響を抑制しつつ、電波の伝搬距離、即ち通信可能な距離を長くすることができ、適切な通信を実施できる。
また、本発明のアンテナの製造方法によれば、導体パターン形成工程において、レーザ蒸散法によって、積層体の導体層に導体パターンを容易に形成することができ、アンテナを小型化し易くできると共に、接続工程において、導体芯部と前記導体パターンとを接続することで、アンテナを短絡型として機能させることができる。
本発明の一実施形態であるアンテナを備えるリーダ/ライタの構成を示す概念図である。 (a)は、同アンテナの正面図であり、(b)は、A−A線の拡大断面図である。 従来技術のアンテナを備えるリーダ/ライタの概念図であり、(a)は、従来技術のアンテナが平面上のICチップに当接又は近接した状態を示す図であり、(b)は、従来技術のアンテナが小型凹部の底面上のICチップから凹部の溝高程度、離間した状態を示す図である。 本発明のアンテナを備えるリーダ/ライタの概念図であり、(a)は、本発明のアンテナが平面上のICチップに当接又は近接した状態を示す図であり、(b)は、本発明のアンテナが小型凹部の底面上のICチップに当接又は近接した状態を示す図である。 定在波比と定在波周波数との関係を示す図であり、(a)は、図3の(a)から得られたグラフ(縦軸が定在波比、横軸が定在波の周波数)を示し、(b)は、図3の(b)から得られたグラフを示す。 定在波比と定在波周波数との関係を示す図であり、(a)は、図4の(a)から得られたグラフを示し、(b)は、図4の(b)から得られたグラフを示す。 本発明の他実施形態であるアンテナにおける積層体の径方向断面図を示す。
以下、本発明に係るアンテナの一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。本実施形態のアンテナ1は、小型のヘリカルアンテナとして構成され、図1に示すように、電波を用いてICチップと無線通信するためのリーダ/ライタ10に設けられるものである。
ここで、リーダ/ライタ10は、ICチップに係る所定情報を含む情報信号及びICチップに電力を供給するための電力供給用信号を生成する本体部2と、該本体部2にマッチング回路3を介して接続されるアンテナ1とを備える(図1参照)。マッチング回路3は、インピーダンス整合を図るためのものであり、バンドパスフィルタとしても機能する。具体的には、マッチング回路は、LC回路であり、π型又はT型回路として構成することができる。
かかるリーダ/ライタ10側のアンテナ1は、図2に示すように、電流(アンテナ1への給電用電流)が流されることで電波を送受信するように構成される積層体1Aを備える。この積層体1Aは、長尺な導体からなる導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる導体層13とを有して構成される。
導体芯部11は、径方向の断面が略円形又は多角形状である線形体であって、直線又は曲線をなす導体の線形体として構成することができる。本実施形態の導体芯部11は、径方向の断面が略円形をなし、軸方向に沿って直線形状をなす導体である。
絶縁体層12は、径方向の断面が略円形又は多角形状である中空体であって、直線又は曲線をなす絶縁体の中空体として構成することができる。本実施形態の絶縁体層12は、径方向の断面が略環状をなして軸方向に沿って直線形状をなす中空体、即ち円筒状の絶縁体である。かかる絶縁体層12の径方向の中心における中心軸は、導体芯部11の径方向の中心における中心軸と一致しており、絶縁体層12は、導体芯部11と同心をなして、導体芯部11の径方向外側に積層される。
導体層13は、径方向の断面が略円形又は多角形状である中空体であって、直線又は曲線をなす導体の中空体として構成することができる。本実施形態の導体層13は、径方向の断面が略環状をなして軸方向に沿って直線形状をなす中空体、即ち円筒状の導体である。この導体層13は、例えば、ステンレス、Cu、Ni、Al、Ag、Au、Pdのうち、少なくとも1つで構成することができる。かかる導体層13の径方向の中心における中心軸は、導体芯部11及び絶縁体層12の径方向の中心における中心軸と一致しており、導体層13は、導体芯部11及び絶縁体層12と同心をなして、絶縁体層12の径方向外側に積層される。この導体層13には、導体パターン14が設けられている。
導体パターン14は、リーダ/ライタ10の本体部2から送られる給電用の電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側1aから他端側1bに向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体からなる。本実施形態の導体パターン14は、例えば、導体層13の軸方向の一端側1aにおいて螺旋形状の孔部が設けられることで形成される一又は複数巻きの螺旋形状(巻回形状)の導体であり、導体層13の一部として構成され得る(図2(a)参照)。この導体層13の軸方向の一端側1aに設けられる螺旋形状の孔部においては、径方向内側(下層)に位置する絶縁体層12が視認できるようになっている。尚、本実施形態の導体パターン14は、導体層13の軸方向一部であって、導体層13の軸方向の一端側1aにおいてのみ形成されているが、導体パターン14は、導体層13の軸方向全長に亘って、即ち軸方向の一端側1aから他端側1bに亘って形成されることも可能である。また、本実施形態の導体パターン14の形状は、導体層13に螺旋形状の孔部が設けられることで形成される螺旋形状であるが、これに限定されず、導体パターン14の形状は、例えば、導体層13に一又は複数の環状の孔部が設けられることで形成される一又は複数の環状(複数の環状は、互いに連結されてなる)、或いは、放射状に構成することも可能である。
かかる導体パターン14の一端側1aの端部14aは、導体芯部11の一端側1aの端部11aと接続されている。この接続部15は、導体パターン14と導体芯部11との一端側1aの端部同士14a,11aを溶接又は半田付けされてなる(図2(a)参照)。或いは、接続部15は、通電可能な導体部材を用いて前記端部同士14a,11aを間接的に接続する構成とすることも可能である。
以上の構成からなるアンテナ1は、マッチング回路3に接続されている(図1参照)。具体的には、導体芯部11の他端側1bの端部11bと導体層13の他端側1bの端部13bとがマッチング回路3に接続されている。そして、マッチング回路3は、本体部2とも接続されている。よって、本体部2から送られる情報信号と電力供給用信号とを含む給電用の電流は、マッチング回路3を介してアンテナ1に対して入出されるように構成されている。具体的には、電流は、導体芯部11の他端側1bの端部11bから一端側1aの端部11aに流れて、導体芯部11の一端側1aの端部11aから、この端部11aに接続された導体パターン14の一端側1aの端部14aに流れる。更に、電流は、導体パターン14の一端側1aの端部14aから他端側1bに向かって導体パターン14を通って導体層13の他端側1bの端部13bに流れて、マッチング回路3に戻る。つまり、電流がアンテナ1に対して入出するように、給電方向は、導体芯部11において軸方向の他端側1bから一端側1aに向かう方向をなし、導体層13(導体パターン14を含む)において軸方向の一端側1aから他端側1bに向かう方向をなしている。尚、本実施形態の電流を逆向きにすることも可能であり、この場合、電流は、導体層13の他端側1bの端部13bから導体パターン14の一端側1aの端部14aに流れ、この端部14aに接続された導体芯部11の一端側1aの端部11aを通って他端側1bの端部11bに流れる。
次に、本実施形態のアンテナ1の特性について、図3から図6を参照しつつ説明する。
図3(a)及び図4(a)に示すように、上面が平坦な金属体の上面21に小型のICチップ23(サイズが0.5〜10mm程度)を設けた状態と、図3(b)及び図4(b)に示すように、凹状をなす小型の金属体凹部(凹部の溝幅及び溝高が1〜10mm程度)の底面22に小型のICチップ23を設けた状態とを用いて、アンテナによる定在波の周波数の変化度合いについての実験を行った。尚、ICチップ23は、電源を内蔵せず、かつ、受信した電波を駆動源として送受信を行うパッシブタイプのRFIDタグである。このRFIDタグは、リーダ/ライタ10のアンテナ1との間で電波を送受信して無線通信するための送受信用アンテナを備える。
従来技術のアンテナ(上記凹部サイズに対して十分に小型化されていないアンテナ)100では、図3(a)に示すようにICチップ23に当接又は近接させた場合、図5(a)に示すようにアンテナ100の定在波の基本周波数は、921MHz程度であった。一方、図3(b)に示すようにアンテナ100をICチップ23から凹部の溝高程度、離間させた場合には、図5(b)に示すようにアンテナ100の定在波の基本周波数は、977MHz程度であった。よって、従来技術のアンテナ100では、図3(b)のように金属体凹部に設けられたICチップ23との無線通信において、図3(a)の状態における基本周波数と比較して周波数のズレが56MHz程度と大きく生じており、磁束が減少するように変化している。即ち、磁界結合が弱くなるため、アンテナ100からの電波の伝搬距離、即ち通信可能な距離が短くなっており、金属体凹部に設けられたICチップ23との無線通信に支障をきたし得る。例えば、リーダ/ライタ10からICチップ23を駆動する電力を得ることができない。また、ICチップ23の基本周波数によっては、通信不能や計測不能となる。
本実施形態のアンテナ1では、図4(a)に示すようにICチップ23に当接又は近接させた場合、図6(a)に示すようにアンテナ1の定在波の基本周波数は、921MHz程度であった。一方、図4(b)に示すようにアンテナ1を凹部内のICチップ23に当接又は近接させた場合には、図6(b)に示すようにアンテナ1の定在波の基本周波数は、929MHz程度であった。よって、本実施形態のアンテナ1では、図4(b)のように金属体凹部に設けられたICチップ23との無線通信において、図4(a)の状態における基本周波数と比較して周波数のズレが概ね生じておらず、磁束が概ね変化していない。そのため、本実施形態のアンテナ1では、小型の金属体凹部に設けられた小型ICチップ23と適切に無線通信することが可能である。
次に、本実施形態に係るアンテナ1の製造方向について説明する。本実施形態のアンテナ1は、例えばセミリジッドケーブルを加工して製造することができる。
具体的には、アンテナ1の製造では、導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に積層される導体層13とで構成される積層体1Aにおける導体層13に対して、レーザ蒸散法によりレーザ(又はレーザビーム)を照射することで、導体パターン14を設け(導体パターン形成工程)、導体芯部11と導体パターン14とを接続する(接続工程)。
導体パターン形成工程では、レーザ蒸散法を実行するためのレーザ装置(レーザを照射する照射手段)と、積層体1Aを軸周りに回動可能かつ軸方向に移動可能に保持する保持手段と、積層体1Aの円周方向の位置検出及び積層体1Aの回転角度を制御する回動手段(例えば、エンコーダを有するステッピングモータ)とが用いられる。レーザ装置は、レーザを照射するための光源と、レーザの径方向形状を変更するレンズ機構とを備える。光源は、例えば、YAGレーザ(波長が1064nmのパルスレーザ)光源を用いることができる。レンズ機構は、シリンドリカルレンズの組合せやスリットを用いることができ、例えば、レーザの径方向形状を円形状から矩形状に変換することが可能である。尚、かかるレーザ装置は、導体パターン14が滑らかにかつ連続的に形成されるように、導体パターン14の所定形状(例えば、螺旋形状)の角度(導体層13の径方向に沿う面に対する傾斜角度)に応じて、レーザの光軸を中心にしてレンズ機構を回転させる回転機構を有しても良い。
この導体パターン形成工程では、導体層13(詳細には、導電膜)が外周面に形成された絶縁体層12に対し、レーザを走査し、所望の位置だけを残して、導体層13を除去することで、所定形状(例えば、螺旋形状)のパターンである導体パターン14を形成する。具体的には、積層体1A(詳細には、絶縁体層12)を中心軸周りに連続的に(又は一定の回転速度で)回動させながらレーザを照射して、導体層13を連続的に除去し、所望のパターン位置に対してレーザを照射することなく残す(除去しない)ことで所定形状(本実施形態では、螺旋形状)のパターンを形成する。
より詳細には、保持手段によって、積層体1Aを回動可能に保持する。そして、回動手段によって、積層体1A(詳細には、絶縁体層12)の円周方向の位置と回転角度を制御することによりパターン(レーザを照射しない部分)の位置制御を行いながら、レーザ装置からのレーザが導体層13に対して、中心軸に垂直となるように径方向表面の法線方向に沿って照射される。パターンの位置制御では、レーザ照射範囲が螺旋形状となるように、軸方向の一方向に対して、レーザ径以下の送り量で制御しつつ、周方向(又は回転方向)に対して、所定の回転速度で1周(1回転)するように制御する。かかる制御を導体層13の一周又は複数周に亘って実行することで、導体層13の一端側1aに螺旋形状の導体パターン14が形成される。
尚、パターンの位置制御における回転速度、即ち回転の単位角度は、特に限定されないが、0.1度又はそれ以上や以下にも任意に制御することができる。但し、回転の単位角度を0.1度以上(例えば、0.25度など)にする場合には、回動手段が減速装置(ギアヘッド)を備えることが好ましい。
接続工程では、絶縁体層12の径方向中心側に位置する導体芯部11の一端側1aの端部11aと、導体パターン形成工程で形成された導体パターン14の一端側1aの端部14aとを溶接又は半田付けして接続する。尚、接続は、通電を妨げない方法であれば特に限定されない。このようにして製造したアンテナ1は、導体芯部11の他端側1bの端部11bと、導体層13の他端側1bの端部13bとをマッチング回路3に接続することで、リーダ/ライタ10の送受信アンテナとして機能する。
以上、本実施形態に係るアンテナ1によれば、電流が流されることで電波を送受信するように構成される積層体1Aを備え、前記積層体1Aは、長尺な導体からなる導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に設けられ、前記電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側1aから他端側1bに向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような螺旋形状をなす導体からなる導体パターン14とを有しており、前記導体パターン14は、前記絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる導体層13であり、前記導体芯部11と前記導体パターン14との一端側1aの端部同士11a,14aは、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部11から導体パターン14に向けて又はその逆に電流が流されるべく、接続されていることを特徴とする。
また、本実施形態のアンテナ1の製造方法は、長尺な導体からなる導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる導体層13とで構成される積層体1Aにおける導体層13に対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、給電のための電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側1aから他端側1bに向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような螺旋形状をなす導体パターン14を設ける導体パターン形成工程と、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部11から導体パターン14に向けて又はその逆に電流が流されるべく、前記導体芯部11と前記導体パターン14との一端側1aの端部同士11a,14aを接続する接続工程とを備えることを特徴とする。
かかる構成からなるアンテナ1及びその製造方法によれば、積層体1Aという簡易な積層構造体を採用しているため、レーザ蒸散法によって、積層体1Aの導体層13に導体パターン14を容易に形成することができ、アンテナ1を小型化し易くできる。また、導体芯部11と導体パターン14とが接続されてアンテナ1を短絡型として機能させることができる。かかるアンテナ1では、両者が接続されていない所謂開放型と比較して、磁界結合が支配的となるため、周囲物体によって電波の伝送効率が低下するといった影響を抑制しつつ、電波の伝搬距離、即ち通信可能な距離を長くすることができ、適切な通信を実施できる。更に、かかるアンテナ1では、導体芯部11と導体パターン14とが接続されているため、給電した際に、マッチング回路3において共振させるための消費電力が少なく、導体パターン14の螺旋形状の螺旋数(又は巻き数又はパターン数)を少なくすることができる。
また、本実施形態のアンテナ1の製造方法においては、前記導体パターン形成工程の前記レーザ蒸散法によるレーザ照射では、積層体1Aを軸周りに連続的に回転させながら、前記導体層13に対して、径方向側の表面における法線方向に沿ってレーザを照射するように構成される。
かかる構成からなるアンテナ1の製造方法によれば、積層体1Aを導体芯部11の軸周りに連続的に回転させながら、導体層13の径方向側の表面に対して、レーザを垂直に照射することで、パターン幅(又はレーザ照射痕による孔幅)のばらつきをなくして一定にして、導体パターンを正確に形成することができるので、アンテナ性能の低下を抑制することができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明の他実施形態のアンテナとして、図7に示すように、積層体1Bは、長尺な導体からなる導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる内側絶縁体層12と、該絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる内側導体層13と、前記導体層13の径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層12Aと、該外側絶縁体層12Aの径方向外側に積層される導体からなる外側導体層13Aとを備えて構成することが可能である。かかる積層体1Bは、例えば、内側絶縁体層12に金属薄膜である内側導体層13を形成し、その上に外側絶縁体層12Aを介して金属薄膜である外側導体層13Aを積層成膜してなる。尚、内側導体層13又は外側導体層13Aを成膜する方法は、例えば、無電解鍍金やスパッタ成膜など既知の成膜方法を用いることができる。また、内側絶縁体層12又は外側絶縁体層12Aは、内側導体層13又は外側導体層13Aとの接着性を考慮して、例えばテフロン、スチレン、ポリ塩化ビニルなど合成樹脂絶縁体で構成することが好ましいが、絶縁できる材料であれば特に限定はされない。
この積層体1Bにおいては、内側導体層13の一端側の端部に螺旋形状の内側導体パターン(給電のための電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状)が形成されており、内側導体パターンの一端側の端部と、導体芯部11の一端側の端部とは接続されている。更に、この内側導体パターンの径方向外側に対応している外側導体層13Aの一端側の端部にも、内側導体パターンと同形状又は略同形状の螺旋形状の外側導体パターンが形成されている。ここで、詳細には、外側導体パターンは、外側絶縁体層12Aを介して内側導体パターンの径方向外側に積層されているため、外側導体パターンの周方向に沿う長さ(パターン長)は、内側導体パターンの周方向に沿う長さよりも長くなっている。
よって、かかるアンテナでは、内側導体パターンと外側導体パターンとによって2つの異なるインダクタンスが形成されており、外側導体パターンは低い周波数に作用し、内側導体パターンは高い周波数に作用するため、2つを合成することによって広帯域のアンテナとして機能することができる。また、かかるアンテナによれば、積層体1Bは、内側導体パターンと同形状又は略同形状の所定形状をなす導体からなる外側導体パターンを有しているので、内側導体パターンと外側導体パターンとの電磁場の作用により送受信波を増幅して送受することができる。また、かかるアンテナでは、積層体1Bという簡易な積層構造体を採用しているため、小型化し易い。
このような他実施形態のアンテナの製造方法は、導体芯部11と、該導体芯部11の径方向外側に積層される絶縁体からなる内側絶縁体層12と、該内側絶縁体層12の径方向外側に積層される導体からなる内側導体層13と、該内側導体層13の径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層12Aと、該外側絶縁体層12Aの径方向外側に積層される導体からなる外側導体層13Aとを有して構成される積層体1Bにおける外側導体層13Aに対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、電流が流れる方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような螺旋形状をなす外側導体パターンを設ける外側導体パターン形成工程と、外側導体パターンをマスクとしたウェットエッチングによって、外側絶縁体層12Aと内側導体層13との一部を各々除去することで、内側導体層13に対して、前記螺旋形状と同形又は略同形の内側導体パターンを設ける内側導体パターン形成工程と、前記内側導体パターンの軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きに給電のために流される電流の方向と整合するように、前記導体芯部11から前記内側導体パターンに向けて又はその逆向きに電流が流されるべく、前記導体芯部11と前記内側導体パターンとの一端側の端部同士を接続する接続工程とを有する。また、前記外側導体パターン形成工程において、前記レーザ蒸散法によるレーザ照射では、積層体1Bを導体芯部11の軸周りに連続的に回転させながら、前記外側導体層13Aに対して、径方向側の表面における法線方向に沿ってレーザを照射する。
かかるアンテナの製造方法によれば、外側導体パターン形成工程において、レーザ蒸散法によって、積層体1Bの外側導体層13Aに外側導体パターンを容易に形成することができると共に、内側導体パターン形成工程において、外側導体パターンをマスクとしたウェットエッチングによって、内側導体層13に内側導体パターンを容易に形成することができ、アンテナを小型化し易い。また、かかるアンテナの製造方法によれば、接続工程において、導体芯部11と内側導体パターンとを接続することで、アンテナを短絡型として機能させることができる。
また、前記一実施形態及び他実施形態では、レーザ蒸散法によるレーザ照射では、積層体1A,1Bを軸周りに連続的に回転させる場合について説明したが、レーザが積層体1A,1Bに対して径方向側の表面における法線方向に沿って照射されるように、レーザ装置を回転させる構成とすることも可能である。
1…アンテナ、1A,1B…積層体、1a…一端側、1b…他端側、2…本体部、3…マッチング回路、10…リーダ/ライタ、11…導体芯部、12…絶縁体層(内側絶縁体層)、12A…外側絶縁体層、13…導体層(内側導体層)、13A…外側導体層、14…導体パターン、15…接続部、21…金属体の上面、22…金属体凹部の底面、23…チップ、100…従来技術のアンテナ

Claims (5)

  1. 電流が流されることで電波を送受信するように構成される積層体を備え、
    前記積層体は、
    長尺な導体からなる導体芯部と、
    該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層と、
    該絶縁体層の径方向外側に設けられ、かつ、前記電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体からなる導体パターンとを有しており、
    前記導体パターンは、前記絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層であり、
    前記導体芯部と前記導体パターンとは、給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部から導体パターンに向けて又はその逆に電流が流されるべく、接続されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記積層体は、前記導体パターンの径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層と、該外側絶縁体層の径方向外側に積層され、前記導体パターンと同形状又は略同形状の所定形状をなす導体からなる外側導体パターンとを有し、
    前記外側導体パターンは、前記外側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 長尺な導体からなる導体芯部と、該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる絶縁体層と、該絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる導体層とで構成される積層体における導体層に対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、給電のための電流が流れる方向である給電方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす導体パターンを設ける導体パターン形成工程と、
    給電方向が前記一方向と整合するように導体芯部から導体パターンに向けて又はその逆に電流が流されるべく、前記導体芯部と前記導体パターンとを接続する接続工程とを備えることを特徴とするアンテナの製造方法。
  4. 長尺な導体からなる導体芯部と、該導体芯部の径方向外側に積層される絶縁体からなる内側絶縁体層と、該内側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる内側導体層と、該内側導体層の径方向外側に積層される絶縁体からなる外側絶縁体層と、該外側絶縁体層の径方向外側に積層される導体からなる外側導体層とを有して構成される積層体における外側導体層に対して、レーザ蒸散法によりレーザを照射することで、電流が流れる方向が軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きの何れか一方向となるような所定形状をなす外側導体パターンを設ける外側導体パターン形成工程と、
    外側導体パターンをマスクとしたウェットエッチングによって、外側絶縁体層と内側導体層との一部を各々除去することで、内側導体層に対して、前記所定形状と同形又は略同形の内側導体パターンを設ける内側導体パターン形成工程と、
    前記内側導体パターンの軸方向の一端側から他端側に向けて又はその逆向きに給電のために流される電流の方向と整合するように、前記導体芯部から前記内側導体パターンに向けて又はその逆向きに電流が流されるべく、前記導体芯部と前記内側導体パターンとを接続する接続工程とを備えることを特徴とするアンテナの製造方法。
  5. 請求項3記載の導体パターン形成工程又は請求項4記載の外側導体パターン形成工程において、前記レーザ蒸散法によるレーザ照射では、レーザを照射する照射手段又は積層体を導体芯部の軸周りに連続的に回転させながら、請求項3記載の導体層又は請求項4記載の外側導体層に対して、径方向側の表面における法線方向に沿ってレーザを照射することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のアンテナの製造方法。
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